- 市の一覧に載る南区の施設は2か所。今回は料金まで確認できたフリースクール そら(藤野・火金の週2回)を紹介
- ほかの4か所は豊平区(平岸・月寒)と中央区(大通・札幌駅前)。区外へは地下鉄などで北へ
- 公式サイトで確認できた月額は月13,200円〜52,000円(そらは4回8,000円のチケット制)
- 札幌市の補助は施設に対するもので、保護者向けの利用料補助は確認できませんでした
- 区内の教育支援センター真駒内(まこまる3階)は通所無料(交通費などは自己負担)。申込は在籍校を通す
この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。記事の最後に自社のオンラインスクールを選択肢のひとつとして挙げていますが、5か所の紹介には広告費を受け取っていません。施設の情報は2026年9月22日に札幌市の資料と各施設の公式サイトで確認したもので、料金や曜日は変わることがあります。通う前に、必ず各施設に確かめてください。
南区の現状|区内に2か所。広い区なので距離に差が出る
全国の小中学校の不登校は、令和6年度に小学校137,704人・中学校216,266人(計353,970人)でした(文部科学省の調査)。札幌市・南区の人数は、今回調べた範囲の公表資料では確認できませんでした。
札幌市は、市のアンケートに協力し掲載に賛同した施設を「フリースクール等民間施設一覧」(2026年9月7日更新)として公開しています。全26施設のうち、区ごとの数は中央区8・北区5・東区3・清田区3・豊平区2・南区2・白石区1・西区1・手稲区1・厚別区0です。市のページにあるとおり、この一覧は市内のすべてのフリースクールを網羅したものではありません。
南区の2か所は、フリースクール そら(藤野)と、NPO法人みなぱの不登校の子のための居場所 あれとぽ(南37条西10丁目)です。あれとぽは、運営法人が放課後等デイサービス・児童発達支援もあわせて運営していて、居場所の開所日や料金も公式サイトで確認できなかったため、今回は紹介していません。公的な窓口では、市の教育支援センター真駒内が区内(真駒内幸町2丁目・まこまる3階)にあります。
広い区ならではのつまずく3つ
区内の選択肢が限られ、区外へは地下鉄などで北へ向かうことになります。
01
移動の距離
南区は市内で最も広い区です。区外の施設へは、南北線で平岸・大通・札幌駅方面へ出ることになります。
02
区内は週2回
料金まで確認できた区内のそらは、火・金の週2回・1日3名まで。空きがあるかを先に確かめる必要があります。
03
補助がない
札幌市の補助は施設に対するもので、保護者に利用料を補助する制度は市のページで確認できませんでした。
1と2は「区内の週2回+ほかの日をどうするか」、3は1年の総額で考えると整理できます。まずは5か所を並べてみます。
南区から通えるフリースクール5選(比較一覧)
区内のそらに加えて、地下鉄やバスで行ける豊平区(平岸・月寒)と中央区(大通・札幌駅前)から4か所を選びました。いずれも札幌市の「フリースクール等民間施設一覧」に載っていて、公式サイトで料金を確認できた施設です。
| スクール名 | エリア・最寄り | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| フリースクール そら | 南区藤野 公式サイトに記載なし(野外活動は真駒内駅集合) | 募集は小1〜小4 | 火・金の週2回、1日3名まで | 入会金10,000円/4回8,000円 |
| 札幌サドベリースクール | 豊平区平岸6条17丁目 公式サイトに記載なし | 年長〜18歳 | デモクラティックスクール | 入学金65,000円〜85,000円/1年目 月30,000円 |
| 北海道自由が丘学園 月寒スクール | 豊平区月寒東1条15丁目 公式サイトに記載なし | 小・中学生 | 週2日〜週5日のコース | 入学金50,000円/月17,000円〜33,000円 |
| すみか中等部 | 中央区南2条西1丁目 地下鉄「大通」駅35番出口 徒歩30秒 | 小5〜中3 | 週1回から(月・木/火・金コース) | 月13,200円〜(週1回) |
| 飛鳥未来中等部・初等部 札幌駅前教室 | 中央区北5条西5丁目 JR札幌・地下鉄さっぽろ 徒歩4分 | 小4〜中3 | 週2日〜週5日+ネット | 入学金50,000円/月30,000円〜52,000円 |
※費用は公式サイトに載っている月額と入学金(入会金)です。税込・税別は施設によって異なり、教材費・行事費・交通費は別にかかることがあります。

5か所を1か所ずつ紹介します
1. フリースクール そら(南区藤野)|1日3名まで、自然の中で過ごす少人数の居場所
南区内(藤野)。南区藤野で、火曜と金曜の10時45分〜14時30分に開いている少人数のフリースクールです。1日3名までで、川遊びや公園、火おこし・薪割り・芋ほりなどの自然体験を中心に、野外活動は月1〜2回。料金は月謝ではなく4回ごとのチケット制です。入会の条件として、本人が通いたいと言っていること、保護者の送迎か公共交通機関で来られることが挙げられています。
| 所在地 | 札幌市南区藤野6条6丁目7-11(札幌市の一覧) |
|---|---|
| 行き方 | 最寄り駅からの道順は公式サイトで確認できませんでした。野外活動の日は真駒内駅集合・解散(公式サイト) |
| 対象 | 公式サイトに「只今小1~小4までの1名募集中」と掲載 |
| 費用 | 入会金10,000円、年会費15,000円(保険・暖房代込み)、単発チケット4回8,000円(有効期限2か月)。ひとり親は6,000円。初回3回は体験・見学無料(公式サイト・2026年度) |
| 問い合わせ | 080-7887-7090(札幌市の一覧) |
2. 札幌サドベリースクール(豊平区平岸6条17丁目)|子ども自身が過ごし方を決めるデモクラティックスクール
南区からは北どなりの豊平区(平岸)へ。アメリカ・ボストン発祥の「サドベリー・バレー・スクール」の考え方をもとにした、子ども自身が一日の過ごし方を決めるスクールです。校舎は一軒家で、受け入れ人数に制限があります。現在不登校の中学生を対象に、高校入学までを支える枠(入学金なし・月4万円・人数制限あり)も設けています。料金表には「2018年9月改定」と書かれているので、今の金額は見学のときに確かめてください。
| 所在地 | 札幌市豊平区平岸6条17丁目1-93 |
|---|---|
| 行き方 | 最寄り駅からの道順は公式サイトで確認できませんでした |
| 対象 | 年長にあたる年〜18歳 |
| 費用 | 入学金65,000円(小1〜小3)・80,000円(小4〜小6)・85,000円(中学生)、利用料は1年目 月30,000円(最初の6か月分180,000円はまとめて納入)、2年目から月20,000円+毎年4月に施設利用料10,000円。給食費1食350円、暖房費(10〜3月)月1,200円など(公式サイトの料金表。「2018年9月改定」と表示) |
| 問い合わせ | 011-824-5410 |
3. 北海道自由が丘学園 月寒スクール(豊平区月寒東1条15丁目)|週2日から選べる、小中学生の学び場
南区からは豊平区の月寒へ。NPO法人北海道自由が丘学園・ともに人間教育をすすめる会が運営する、小学生と中学生のためのフリースクールです。通う日数は週2日から全日(週5日)まで4つのコースから選べ、日数に応じて月額が変わります。札幌市の「フリースクール等民間施設一覧」にも載っています。
| 所在地 | 札幌市豊平区月寒東1条15丁目5-11 |
|---|---|
| 行き方 | 最寄り駅からの道順は公式サイトで確認できませんでした |
| 対象 | 小学生・中学生 |
| 費用 | 入学金50,000円、月額 週2日17,000円/週3日26,000円/週4日30,000円/全日(週5日)33,000円。全日コースは教材費・施設費が各月1,000円、ほかにNPO会費 年3,000円、行事費・食事代は行事ごと(公式の「費用・コース」) |
| 問い合わせ | 011-858-1711 |
4. すみか中等部(中央区南2条西1丁目)|大通駅すぐ、週1回から通える
南区からは地下鉄南北線で大通へ。株式会社すみかが運営し、2026年4月に開校したばかりのフリースクールです(すみか高等学院を併設)。対応時間は10時〜15時で、月・木コースと火・金コースがあり、週1回から通えます。公式サイトには「学校に戻すこと」を目的にしていないと書かれています。週2回以上の料金は公式サイトに載っていないので、問い合わせで確かめてください。
| 所在地 | 札幌市中央区南2条西1丁目5 丸大ビル5階 |
|---|---|
| 行き方 | 地下鉄「大通」駅35番出口から徒歩30秒(公式サイト) |
| 対象 | 小学5年生〜中学3年生 |
| 費用 | 週1回コース 月13,200円〜(通う回数に応じたコースあり・詳細は相談)。入学金の記載はなし。1日の無料体験あり(公式サイト) |
| 問い合わせ | 070-6450-3922(公式サイト。札幌市の一覧の番号は070-1466-9232) |
5. 飛鳥未来中等部・初等部 札幌駅前教室(中央区北5条西5丁目)|札幌駅から歩ける、週2日から選べる学校型
南区からは地下鉄南北線で札幌駅方面へ。学校法人三幸学園が運営するフリースクールで、定員は40名程度です。週2日・週3日・週5日の通学コースと、中学生向けのネットコースがあります。札幌駅のそばにあるので、地下鉄やJRで中心部に出られるなら通いやすい場所です。そのぶん、今回の5か所では月額が最も高めです。
| 所在地 | 札幌市中央区北5条西5丁目7 sapporo55 3階 |
|---|---|
| 行き方 | JR「札幌」駅・地下鉄東豊線「さっぽろ」駅から徒歩4分(公式サイト) |
| 対象 | 小学4年生〜中学3年生(ネットコースは中学生) |
| 費用 | 入学金50,000円、月の授業料(施設設備費・教材費を含む)2DAY 30,000円/3DAY 38,000円/スタンダード(週5日)52,000円/ネット15,000円(公式の「学費・入学案内」) |
| 問い合わせ | 011-208-6805 |
南区から通う場合の費用相場と、補助の有無
5か所の月額は、通う日数やコースによって月13,200円〜52,000円です(すみか中等部の週1回13,200円〜、飛鳥未来の週5日52,000円)。区内のそらは月謝ではなく4回8,000円のチケット制(有効期限2か月)で、ほかに入会金10,000円・年会費15,000円がかかります。入学金・入会金は10,000円(そら)〜85,000円(札幌サドベリースクール・中学生)。
補助について:札幌市には「札幌市フリースクール等民間施設事業費補助金」がありますが、これは施設の設置者に対する補助です(年間の補助限度額は児童生徒数により1,600千円〜3,200千円)。保護者に利用料を補助する制度は、札幌市のページでは確認できませんでした。北海道の保護者向けの補助も、今回の調査では見つかりませんでした。

公的な窓口|区内の教育支援センター真駒内
札幌市の教育支援センターは、市立小中学校の不登校の子が通える公的な場所です。市のページによると、センターは大通西・宮の沢・新琴似・白石・月寒・真駒内の6か所、時間は9時〜15時15分(通所生の活動は9時30分〜14時30分)で、土日・祝日と学校の長期休業期間は休みです。
- 費用:案内のPDFに「通所は無料」とあり、交通費と施設外学習費は自己負担です
- 出席の扱い:同じPDFに「通所した日は欠席・遅刻・早退になりません」と書かれています
- 申込:保護者から直接ではなく、在籍校に相談し、学校を通して手続きします。見学(施設見学と説明で30分程度)→体験(4回が基本)→正式な通所、の順です。相談先は札幌市教育センター 教育相談室(011-671-3210)
南区には教育支援センター真駒内(札幌市南区真駒内幸町2丁目2-2 まこまる3階)があります。区内のそら(火・金)と、ほかの日のセンター真駒内を組み合わせられるかどうかも、在籍校に相談してみてください。
家から出るのが難しいときは、市の教育支援センターのオンラインコースもあります。月〜金曜に、アバターで参加するメタバースや学習アプリを使い、月1〜2回は対面の体験プログラムもあります。申込は在籍校を通し、端末は学校から受け取る流れです。費用はPDFに記載がなく、確認できませんでした。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
南区は面積が広く、区外の施設に毎日通うと移動の負担が大きくなります。区内のそらは週2回なので、ほかの日の過ごし方も含めて、通所・公的な窓口・オンラインを並べて考えてみてください。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 札幌市の 教育支援センター | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 南区内に 場所がある | △ そら(火・金) 1日3名まで | ○ センター 真駒内 | ○ 自宅から |
| 費用 | △ 月13,200円〜 52,000円 | ○ 通所は無料 (交通費は別) | △ 施設による |
| 小学校低学年 から | ○ そら・サドベリー は小学生から | △ 市立小中が 対象 | △ 施設による |
| 対面で人と 直接会える | ○ | ○ | × 画面越しが 中心 |
| 申込の窓口 | ○ 保護者が 直接 | △ 在籍校を 通す | ○ 保護者が 直接 |
○=対応 △=一部・条件あり ×=非対応 / ※札幌市の公式ページと各施設の公式サイトをもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。
オンラインが向いているとき
朝の体調に波があって決まった時間に家を出にくいとき、人の多い場所がまだしんどいとき、区外への移動が負担なときは、自宅から参加できるオンラインのスクールを候補に入れてもよいと思います。札幌市の教育支援センターにもオンラインコースがあるので、まず在籍校に相談して公的なものから試す順番でも遅くありません。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席扱いの実績:出席扱いを決めるのは在籍校の校長です。学校と施設の間でどんな報告をしているかを聞いておきます
- 先生と直接話す時間:画面越しでも、決まった大人と1対1で話せる時間があるかを確かめます
- 生活リズムの作り方:朝の会など、一日の区切りになる時間があるかを見ておきます
- 対面の機会:オンラインでは人と直接会う機会が少なくなります。札幌市の教育支援センターや近くの居場所と組み合わせられるかも考えておきます
見学で聞いておきたいこと
南区から通う場合も、冬の移動を考えて、朝の時間帯に一度実際に行ってみるのがおすすめです。見学では次の5つを聞いておくと、比べやすくなります。
- 対象学年と、同じ年ごろの子がいるか:受け入れる学年が施設によって大きく違います
- 通う日数と、月額の総額:入学金・教材費・暖房費・行事費まで含めて、1年でいくらになるかを聞きます
- 在籍校への報告:出席扱いの相談に使える報告書を出してもらえるか
- 冬の通い方:雪の時期に休みや時間の変更があるか、送迎の相談ができるか
- 体験の回数と費用:何回まで体験できるか、体験に費用がかかるか

よくある質問
まとめ
南区で札幌市の一覧に載る施設は2か所で、料金まで公式で確認できたのは藤野のフリースクール そら(火・金の週2回、1日3名まで)でした。ほかの候補は豊平区の平岸・月寒と、中央区の大通・札幌駅前にあり、費用は月13,200円〜52,000円です。保護者向けの利用料補助は札幌市のページで確認できませんでした。
区内には無料で通える教育支援センター真駒内もあります。区内の居場所とセンターを組み合わせる形も含めて、在籍校に相談してみてください。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 札幌市「フリースクール等民間施設一覧」(2026年9月7日更新)(リンク)
- 札幌市「フリースクール支援」(札幌市フリースクール等民間施設事業費補助金・2026年7月9日更新)(リンク)
- 札幌市「教育支援センター」(2026年9月7日更新)(リンク)
- 札幌市「教育支援センターのご案内」(PDF)(リンク)
- 札幌市「教育支援センター オンラインコース」(PDF)(リンク)
- 北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」(2026年9月16日更新)(リンク)
- 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(リンク)
- フリースクール そら(公式サイト)(リンク)
- 札幌サドベリースクール「入学案内」(リンク)
- 北海道自由が丘学園「入学案内・費用」(リンク)
- すみか中等部(公式サイト)(リンク)
- 飛鳥未来中等部・初等部 札幌駅前教室(公式サイト)(リンク)
- 飛鳥未来中等部・初等部「学費・入学案内」(リンク)
※施設の情報は2026年9月22日に各公式サイトと札幌市のページで確認しました。料金や曜日は変わることがあります。


