不登校でも英検は受験できます。英検の受験規約では、各級の受験資格について年齢・職業・学歴などを問いません。学校に通えていることを条件として示していないため、在籍校経由でなくても申し込める個人申込が選択肢になります。ただし英検(従来型)の個人申込は本会場で受ける方式です。本人にとって移動や会場の負担が大きい場合は、受験時期や申込方法を急いで決めず、希望受験地や配慮の必要性を先に確認しましょう。
この記事では、学校・塾を通じた申込と個人申込の違い、2026年度第3回の日程・検定料、受験上の配慮の確認手順を、日本英語検定協会の公式情報に基づいて解説します。日程や条件は変わるため、申込前にリンク先の最新案内をご確認ください。
不登校でも英検は受験でき、学校外からの個人申込も選べます
学校に通えていなくても、英検の個人申込を利用して受験できます。英検の受験規約は各級の受験について年齢・職業・学歴などを問わないと定めています。不登校を受験資格の制限として挙げておらず、学校や塾から申し込む必要もありません。ただし受験規約には、11歳未満の受験では保護者が案内や注意事項を確認し、受験可能か判断する旨の規定があります。一方、申込方法で会場や費用が変わるので、「受験資格があるか」と「本人が当日会場へ行けるか」を分けて考えます。
| 申込の方法 | どんな場合に検討するか | 会場の基本 | 最初に確認すること |
|---|---|---|---|
| 学校・塾で団体申込 | 在籍校や通っている塾が英検を実施し、受験者を受け入れている | 準会場または本会場。団体によって異なる | 校内の申込対象、試験日、会場、費用、欠席時の扱いを担当者に確認 |
| 一般受験者受け入れ団体 | 所属する学校・塾で実施しない、または近隣の本会場がないとき | 受け入れ団体の準会場 | 申込可能な級、募集の有無、日程、本人が使えるかを団体へ確認 |
| 英検協会へ個人申込 | 学校・塾を通さず本人名義で申し込みたい | 本会場のみ | 希望受験地は選ぶが、会場は協会が決定。受験票で場所を確認 |
学校・塾に申し込む場合、団体の受付方法により受験日や費用が異なります。近隣の団体が一般受験者を受け入れているかは、年度・回によって変わります。個人申込の場合は協会の案内に沿って受験者本人または保護者が手続きをし、検定料を支払います。どの方法も、在籍校での出席記録とは別の手続きです。
にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJINアカデミーも同社の事業です。NIJINアカデミーは英検の受験会場ではなく、この記事では英検対策を提供すると案内するものでもありません。学校外の学び方を探している家庭向けに、対象・学び方・費用を公式情報で確認できる候補の一つとして、他の選択肢と区別して掲載します。
- 申込先
- 公益財団法人 日本英語検定協会の個人申込案内(2026年10月25日確認)
- 対象
- 各級の受験規約では年齢・職業・学歴を問わないと案内(受験規約, 2026年10月25日確認)
- 会場
- 個人申込は本会場。希望受験地を申告し、具体的な会場は協会が決定(個人申込の会場案内, 2026年10月25日確認)
- 会場通知
- 一次・二次の受験票で通知。会場の指定・通知後の変更は原則できない旨を案内(試験会場, 2026年10月25日確認)
- 2026年度検定料
- 受験級により4,000円〜12,400円(税込)。詳細は公式料金表で確認(2026年10月25日確認)
試験日そのものが大きな負担になりそうなときは、申し込む前に本人の希望を聞き、次の回にする、級を見直す、会場までの経路を事前に確認するといった調整も検討できます。合格を急ぐことよりも、本人が「受けてみてもよい」と思える条件を整えることが先です。
英検の個人申込は、希望受験地を選び本会場で受験します
英検協会の説明では、個人申込で選べるのは希望受験地で、試験会場そのものは指定できません。申込時に受験地を選択し、協会が具体的な会場を決定します。一次試験は受験票、二次試験は二次受験票で知らせます。会場事情によって、別の受験地になる場合も案内されています。
「家から近い場所を選べる」とは限らないため、申込前に希望受験地の候補と移動手段を確認しましょう。受験票が届いたら住所と集合時間を確認し、保護者が同行する場合は最寄り駅から会場までの経路、待ち合わせ場所、帰宅手段を本人と一緒に整理します。会場が確定する前に、特定の建物や最寄り駅を前提に予定を決めないようにしてください。
| 不安の種類 | 事前に確認すること | 相談・準備の例 |
|---|---|---|
| 会場まで行けるか | 希望する受験地を選べるか、会場通知の時期 | 受験地を選ぶ前に保護者が公式案内を読む。通知後に交通経路を確認 |
| 人の多さ・待ち時間 | 集合時間、会場の案内、試験当日の注意 | 受験票と当日案内に記載された範囲を確認。必要なら協会の問い合わせ先へ質問 |
| 当日の体調変化 | 申込後の欠席・検定料・次回受験の条件 | 自己判断で返金を見込まず、申込前に規約とFAQで確認 |
| 二次試験の緊張 | 級ごとの試験内容、二次日程、年齢区分 | 公式の試験内容やバーチャル二次試験を見て、当日の流れを把握 |
試験当日の本人確認や持ち物は、級・試験回・申込方式で異なる場合があります。受験票と当日の注意事項を読み、特に写真付き身分証明書の要否など、最新の協会案内を確認してください。この記事では、変更されることがある身分証の細目を一律のルールとして記載していません。
申込前に「受験する級・日程・本人の負担」を一緒に確かめます
受験を検討するときは、まず本人が興味を持っているか、英語に触れることが負担になりすぎないかを確かめます。学校へ行けていない期間があるからといって、必ず学習が止まっているわけでも、決まった級を受けるべきということでもありません。今の学習内容を見て、過去問題の一部や各級の目安を本人と確認する方法があります。
- 本人が受験したいと思っているか、保護者の希望と分けて聞いた
- 学校申込・受け入れ団体・個人申込のどれが利用可能か調べた
- 級・日程・会場までの移動を本人の負担に合わせて検討した
- 受験料、支払締切、二次試験日、必要な持ち物を公式情報で確認した
- 困難が予測される場合、配慮の申請条件・期限を申込前に確認した
級を選ぶ際は、英検協会の各級の目安と各級の試験内容を参考にします。受験回数や合否を目標として強く押しつけず、本人が問題を見てみる、リスニングだけに触れる、次の回に受けるなど複数の段階を置くと、判断を急がずに済みます。結果にかかわらず、受験した経験を学校の出席扱いや進学上の評価につなげられると断定することはできません。
2026年度第3回の申込期間・試験日・検定料
2026年10月25日時点で、英検協会は2026年度第3回の個人申込を10月30日から12月14日までと案内しています。インターネット申込のカード支払いは12月14日まで、コンビニ申込およびコンビニ・郵便局ATM(Pay-easy)支払いは12月11日までです。申込方法によって支払締切が異なるため、決済方法も含めて確認してください。
| 確認項目 | 2026年度第3回・個人申込の案内 | 家庭で見るポイント |
|---|---|---|
| 申込期間 | 2026年10月30日(金)〜12月14日(月) | 申込開始後、最新ページで対象級と受付状況を確認 |
| 支払締切 | カード:12月14日(月)/コンビニ・郵便局ATM(Pay-easy):12月11日(金) | 支払い方法を選ぶ前に締切を確認 |
| 一次試験 | 2027年1月24日(日)・本会場 | 試験会場は協会決定、受験票で確認 |
| 二次試験 | 2027年2月28日(日)または3月7日(日)・本会場 | 級・年齢等で日程区分があるため受験票と公式案内で確認 |
2026年度の本会場個人申込の検定料は、1級12,400円、準1級10,400円、2級9,000円、準2級プラス8,600円、準2級8,400円、3級6,800円、4級4,600円、5級4,000円(税込)です。英検の料金は受験級によって異なります。また一度申込を完了した後は、規約上、理由を問わず検定料を返金できない旨が案内されています。受験できるか不安が残る場合は、申込前に公式規約とFAQを確認してください。
受験上の配慮は、不登校そのものではなく必要な配慮内容を確認します
試験会場で障がい等に関する配慮が必要な受験者向けに、英検協会は要項と申請フォームを案内しています。申請できる配慮の内容や審査は協会の基準に基づきます。不登校であること、外出が難しいことだけで希望する配慮が認められるとは限りません。利用を考える場合は、受験者の困りごとと必要な配慮を具体的に整理し、申請期間内に公式窓口へ相談します。
2026年度第3回の配慮申請期間は、個人申込が2026年10月23日から12月4日まで、団体申込が12月7日までと案内されています。通常の個人申込より締切が早いので、配慮が必要かもしれない場合は申込受付開始を待たず、要項と申請方法を確認してください。二次試験だけで配慮が必要な場合も、配慮申請期間内の申請が必要と記載されています。次の回では期限が変わるため、毎回の公式案内を見直します。
- 申請対象
- 障がい等があり、公式要項に基づく受験上の配慮を希望する方(受験上の配慮案内, 2026年10月25日確認)
- 申請方法
- 要項を確認し、申請フォームから手続き(個人申込の要項・フォーム, 2026年10月25日確認)
- 2026年度第3回・個人申込期限
- 2026年12月4日(金)まで(団体申込とは期限が異なります。公式案内、2026年10月25日確認)
配慮が必要な子どもを支えることと、英検を受けることは別々に考えられます。受験の負担が現時点で大きければ、申込みを見送る選択もあります。本人の体調や希望を優先し、受験先の窓口と在籍校への相談を混同しないようにしましょう。
受験を急がず、普段の学びと本人が選ぶ目標を整える
英検は、英語に触れるきっかけや本人の目標になることがありますが、受験しなければ学びが進まないわけではありません。受験申込の前に、本人が何を楽しめそうか、どの環境なら続けやすいか、家族の負担はどうかを相談してみましょう。試験対策だけでなく、安心して学習に取り組める場を探す場合は、運営元や対象年齢、費用、参加方法を個別に確認します。
NIJINアカデミーが家庭に合うとは限りません。対面での学びや地域の試験会場に近い支援を重視する家庭には、地元の教育相談や通学先の方が合うことがあります。オンライン中心の学びや日々の居場所も検討したい家庭は、体験等で本人が参加できそうかを確かめてください。英検を受験できること、合格すること、出席扱いになることを保証するものではありません。
学校外の学びの選択肢全体を整理したい方は、不登校の支援機関や学び場の違いも参考にできます。子どもが見学に抵抗を示す場合は、保護者だけの相談から始める方法、家庭での負担や気持ちの共有先を探す場合は、不登校の親の会に参加する前の確認事項もご覧ください。
よくある質問
受験できます。英検の受験規約は各級の受験について年齢・職業・学歴などを問いません。不登校であることを受験資格の制限としては挙げていません。申込方法、受験地、必要書類は年度ごとの公式案内で確認してください。
はい。学校・塾を通さず、英検協会の個人申込を利用できます。インターネット申込とコンビニ申込が案内されています。個人申込の会場は本会場で、検定料は受験者が協会へ支払います。
英検(従来型)の個人申込は本会場での受験です。自宅受験として案内されていません。英検S-CBTもテストセンターで受ける方式です。移動や会場の負担が大きい場合は、日程や受験地を決める前に公式案内を確認しましょう。
申込時に希望する受験地は選べますが、個別の試験会場を指定することはできません。協会が会場を決定し、一次試験は受験票、二次試験は二次受験票で通知します。会場の事情で別の受験地になる場合もあります。
学校・塾が実施し、本人が利用できるなら団体申込を相談できます。所属先で受験できず、近くに一般受験者を受け入れる団体もない場合は、個人申込が候補です。申込方法によって会場、日程、費用が異なるため、会場への移動も含めて比べてください。
2026年度第3回の個人申込は2026年10月30日から12月14日までです。コンビニ支払と郵便局ATM(Pay-easy)は12月11日が締切です。一次試験は2027年1月24日、本会場の二次試験は年齢等で2月28日または3月7日に分かれます。申込前に最新日程を再確認してください。
2026年度の本会場個人申込の検定料は、受験級によって異なります。1級12,400円、準1級10,400円、2級9,000円、準2級プラス8,600円、準2級8,400円、3級6,800円、4級4,600円、5級4,000円です。改定される場合があるため、申込時に公式料金表を確認してください。
英検協会は障がい等がある受験者向けに、要項に基づく受験上の配慮を案内しています。利用できる配慮と対象は公式の要項・審査で決まります。不登校や外出しづらさだけで配慮が認められるとは限らないため、必要な配慮内容を整理し、申請期限前に協会へ確認してください。
不登校という状態だけを配慮の対象とするとは、英検協会の案内に記載されていません。受験上の配慮は、協会が示す要項に基づいて申請・確認されます。困りごとがある場合は、申請可能な内容かどうかを公式窓口へ早めに相談してください。
不登校かどうかだけで級を決める必要はありません。本人が今取り組める英語の内容、試験形式、当日の負担を見て、英検協会の「各級の目安」や過去問題を本人と確認します。受験を急がず、まず問題を一部見る、次回にするなども選べます。
確認した公式情報
- 英検「実用英語技能検定 受験規約」(2026年10月25日確認)
- 英検「個人でのお申し込みについて」(2026年10月25日確認)
- 英検「試験日程・受験案内」(2026年10月25日確認)
- 英検「2026年度 試験日程(個人申込)」(2026年10月25日確認)
- 英検「試験日程・会場・検定料(個人申込)」(2026年10月25日確認)
- 英検「受験上の配慮について」(2026年10月25日確認)
- 英検「個人申込の受験者向けFAQ」(2026年10月25日確認)
- 英検「各級の目安」(2026年10月25日確認)
- NIJINアカデミー公式サイト(2026年10月25日確認)
- NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年10月25日確認)
記事内容の確認日:2026年10月25日


