「富津市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
富津市で不登校や行きしぶりのお子さんがいる保護者の方に向けて、通級費用が無料と市が書いている教育支援センター「さわやか教室」や青堀小学校の校内教育支援センターと、富津市から通える民間の学び場3か所を、公式の情報をもとにまとめました。
この記事でわかること
- 富津市から通える民間の学び場3か所(YUME School・オリコス・Cherish Home)の費用・開所日・対象
- 市の教育支援センター「さわやか教室」の場所・時間・費用・申込方法
- 青堀小学校の校内教育支援センターと、教育センターの相談窓口
- 通うのが難しいときのオンラインという選択肢と、見学で聞くこと
この記事は、富津市・千葉県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。富津市内に、公式の情報で内容を確認できる民間のフリースクールは見つかりませんでした。そのため、この記事は「5選」ではなく、確認できた3か所と公的な受け皿をそのまま並べています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。
富津市の今の状況を、数字と場所で確かめる
富津市は房総半島の東京湾側にあり、市の公式サイトによると都心から40〜60kmの位置にあります。2026年9月1日現在の常住人口は37,917人(男19,245人・女18,672人)、世帯数は17,452世帯で、前月から71人減っています。面積は205.40平方キロメートルで、海岸線は約40kmです。昭和46年(1971年)4月25日に3つの町が合併して富津町になり、同年9月1日に市制を施行しました。
鉄道はJR内房線で、市内に青堀駅から浜金谷駅までの6駅があります。路線バスはすべて日東交通が運行しています。
富津市の不登校は、市の令和7年度の点検・評価報告書で、不登校率が小学校3.4%(前年度2.8%)、中学校10.4%(前年度8.9%)、全体5.9%(前年度5.0%)とされています。人数は、公式の資料では確認できませんでした。民間のフリースクールは、市内に公式サイトのあるものが見つからず、木更津市や市原市の施設が中心になります。
千葉県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は14,599人(小学校6,121人・中学校8,478人)で、前年度の14,300人から増えています(千葉市を含む県の公表値)。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、富津市ならではの事情です。
01
市内の民間は、公式サイトのない1か所だけ
富津市内で確認できた民間の居場所は、公式サイトのないCherish Home(情報サイトの掲載のみ)でした。公式の情報で内容を確認できる民間のフリースクールは、木更津市のYUME Schoolなど市外にあります。
02
縦に長い市で、バスと内房線が頼り
市の公式ページによると、富津市は東西約23.8km・南北約24.4kmの広い市です。路線バスは日東交通が運行し、赤字路線を市が補助して維持しています。木更津や君津の方面へは、バスやJR内房線で出る形になります。
03
不登校の割合が上がっている
市の点検・評価報告書では、不登校率は令和6年度の5.0%から令和7年度は5.9%に上がっています。市は教育支援センターの相談員や、学校の自立支援指導員を増やして対応しています。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
富津市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)
富津市内に、公式の情報で確認できる民間のフリースクールは見つからなかったため、木更津市のYUME School、市原市のオリコス、そして公式サイトのない市内のCherish Homeの計3か所を並べました。費用は公式サイトに書かれた金額だけを載せ、金額の記載がないものは「記載なし」と書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| YUME School 木更津校 (木更津市大和) | 小・中・高校生 | 公式に明記なし(時間割の例は10:00〜16:00) | 月20,000円(週1回)〜45,000円(週5回) | JR木更津駅東口 徒歩5分 |
| フリースクール オリコス (市原市高滝) | 5歳から | 月〜金 8:00〜17:00 | 入会金22,000円/月会費33,000円(税込) | 公式に記載なし |
| Cherish Home (富津市花香谷) | 小1〜中3(情報サイト掲載) | 対面 9:00〜15:00/オンライン 17:30〜19:00(情報サイト掲載) | 確認できず | 確認できず |
いちばん通いやすいのは、木更津駅の近くにあるYUME School(小・中・高校生、週1回から)です。オリコスは平日の朝8時から開く毎日型ですが市原市の高滝にあり、市内のCherish Homeは公式の情報が少ない学び場です。
YUME Schoolの最寄りはJR木更津駅の東口(徒歩5分)です。市のバス「富津線」は木更津駅西口と富津公園を結んでいますが、東口とは反対側になります。JR内房線で青堀・大貫方面から木更津駅に出る時間は、公式の資料では確認できませんでした。オリコスは駅から歩ける場所ではなく、公式にも最寄り駅の記載がありません。車での移動時間を、見学の前に確かめてください。

3か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、3か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. フリースクール YUME School 木更津校(木更津市大和)|木更津駅から徒歩5分、週1回から選べる
一般社団法人YUMEが運営するフリースクールで、木更津市大和1丁目8-6 モリビル2Fにあります。JR木更津駅東口から徒歩5分で、対象は小・中・高校生です。
- 時間:開校の曜日・時間は公式に明記がなく、時間割の例は10:00〜16:00です
- 費用(公式・税表記なし):「週1回コース 月額20,000円」から「週5回コース 月額45,000円」。「システム利用料等がかかることもございます」。入会金の明記はありません
- 電話:0438-97-7996(平日9:00〜18:00)
出席扱いについて「在籍の小中学校の学校長の判断のもと、フリースクールへの出席が在籍の学校の出席日数としてカウント」されると公式に書いているのが特徴です。君津駅からJR内房線で木更津駅に出て通う形になります。
2. フリースクール オリコス(市原市高滝)|朝8時から開く、元教員のフリースクール
元教員の方が代表をつとめるフリースクールで、市原市高滝895-18にあります。対象は不登校の子どもたちで、公式サイトには「5歳から」と書かれています。千葉県のサポートガイド(令和8年度版)の民間団体一覧にも載っています。
- 開所(公式):月〜金 8:00〜17:00(祝日、土日、お盆、年末年始は休み)
- 費用(公式・税込):入会金22,000円、月会費33,000円。校外学習などの費用と保険料は別
- 電話:0436-26-4097
朝8時から夕方5時まで、平日毎日開いているので、保護者が働いている家庭でも使いやすい時間帯です。最寄駅の記載がないので、車での送迎を前提に考えてください。出席扱いは公式ページに記載がありませんでした。
3. Cherish Home(富津市花香谷)|対面とオンラインがある、富津市の学び場
富津市花香谷487にある学び場です。公式のウェブサイトは見つからず、以下はフリースクール情報サイト「ツナグバ」の掲載内容です。
- 対象(情報サイト掲載):小1〜中3
- 時間(情報サイト掲載):対面 9:00〜15:00、オンライン 17:30〜19:00
- 費用・電話:確認できませんでした。連絡先はInstagram(cherishhome2024)です
君津市のとなりの富津市にあり、対面とオンラインの両方があると紹介されています。公式の情報が少ないので、料金・曜日・出席扱いは必ず直接確かめてください。
富津市から通う場合の費用相場と、補助の有無
3か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| YUME School 木更津校 | 記載なし | 週1回 20,000円〜週5回 45,000円 | 公式(税表記なし) |
| フリースクール オリコス | 22,000円 | 33,000円(校外学習などの費用と保険料は別) | 公式(税込) |
| Cherish Home | 確認できず | 確認できず(Instagramで問い合わせ) | — |
3か所の費用は、YUME Schoolが週1回月20,000円〜週5回月45,000円、オリコスが入会金22,000円・月会費33,000円(税込)で、Cherish Homeは確認できませんでした。市の教育支援センター「さわやか教室」は、通級にかかる費用は無料と市の公式ページに書かれています(交通費・昼食費・行事等の実費は保護者負担)。
補助については、富津市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。千葉県には、フリースクールを運営する団体向けの「フリースクール活動支援事業」(補助率2分の1、1団体あたり上限100万円)がありますが、保護者への利用料の補助は県の公式ページでは確認できませんでした。県内では千葉市(「学びのサポートクーポン」年額60,000円、令和8年10月開始)、松戸市(月額利用料の3分の1・月上限1万円)、印西市(月額上限20,000円)が保護者向けの補助を公式に案内していますが、どれもその市に住む子が対象で、富津市は含まれていません。
費用をおさえる方法としては、①さわやか教室を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、富津市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。富津市は市内に民間の施設が見つからないぶん、市の教室が身近な選択肢になります。木更津市や君津市の学び場は、木更津市から通えるフリースクールや君津市から通えるフリースクールでも紹介しています。
富津市教育支援センター「さわやか教室」(通う場所)
市の公式ページでは、「さわやか教室」が富津市の教育支援センターとして紹介されています。自主的な学習の促進、集団生活への適応、表現活動を行い、体育学習、校外学習、調理実習などの年間行事もあります。
- 場所:市の報告書では中央公民館内。県のサポートガイド(令和8年度版)には富津市小久保3014と載っています
- 開室(市):火曜日から金曜日の9:00〜16:00
- 電話(市):0439-80-1346
- 対象:市内の小・中学生。市の紹介ページには「学校への復帰を目指す児童生徒」と書かれています
- 費用(市):「通級にかかる費用は無料です。ただし、通級に要する交通費、昼食費、行事等の実費については、保護者負担となります」
申込の流れは、見学のあとに、在籍校または教育委員会を通じて面接を行う形で、年度の途中からの入級もできると書かれています。ただし、市の紹介ページの更新は2021年9月と古いので、最新の運営は電話で確かめてください。令和7年度の報告書によると、さわやか教室の相談員は1名増えて6名になりました。
青堀小学校の校内教育支援センター
市の令和7年度の報告書には、不登校の児童が増えるなかで、市内でもっとも児童数の多い青堀小学校に校内教育支援センターを継続して開設し、自立支援指導員2名を置いて、昨年度より配置の日数と時間を増やしたと書かれています。自立支援指導員は市全体で6名に増え、小学校2校・中学校3校に配置されています。利用できるのは、その学校に通う子が中心になるので、在籍校に聞いてください。
教育センターの相談と、県の窓口
- 教育センターの教育相談(市):いじめや不登校などについて、小・中学生と保護者の電話・来所相談を月〜金の9:00〜16:00に受け付けています(0439-80-1346)
- はまかぜ教育相談(市):専門医による相談で、発達や障がいの心配、不登校などの複雑な状況に対応するとされています。申込は教育センターか学校です
- 千葉県教育委員会 不登校児童生徒支援室:0120-23-1008
市の相談件数は、令和7年度の報告書で、スクールカウンセラーが延べ1,757件、教育センターへの電話・来所相談が15件と書かれています。迷ったときは、まず在籍校か教育センターに電話してみてください。市の窓口はフリースクールが近くにないときの考え方と合わせて使うこともできます。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「市内に通える民間の場が少ない」「木更津や市原まで通うのは負担が大きい」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 富津市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 市内に場所がある | △ 市内はCherish Homeのみ (情報サイト) | ○ 中央公民館内の さわやか教室 | ○ 自宅が そのまま教室 |
| 送迎・移動がいらない | × バス・電車・ 車で市外へ | × 市内だが 通う必要あり | ○ 移動なし |
| 費用が事前にわかる | △ 施設ごとに 違う | ○ 通級は無料と 市が明記 | ○ 公式に 金額を公開 |
| 出席扱いの説明が公式にある | △ YUMEは 公式に説明あり | △ 在籍校を 通じて手続き | ○ 出席認定の 実績を公表 |
| 同じ部屋で人と会える | ○ スタッフ・ 仲間と対面 | ○ 先生・ 仲間と対面 | × 画面越し |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと千葉県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。
オンラインが向いているとき
富津市は縦に長く、木更津や市原の施設に通うには、バスやJR内房線、家族の送迎が必要です。所要時間は公式の資料では確認できませんでした。「まず生活のリズムを戻したい」「長い移動がまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天気や体調の波に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。富津市の場合は、市の「さわやか教室」が火〜金に開いているので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは市の教室へ」という組み合わせも考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、千葉県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|富津市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、千葉県内では東金市(NIJINアカデミー千葉東金校・毎週土曜)と佐倉市(千葉佐倉校・毎週木曜)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額は、メタバースだけなら月25,443円(税込)で、YUME Schoolの週1回(月20,000円)と週5回(月45,000円)の間の金額で、交通費はかからない一方、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、さわやか教室や近くの学び場と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
東京湾に面して南北に長い富津市では、住んでいる場所によって、学び場までの距離が大きく違います。42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、移動時間ゼロで毎日いろいろな人とつながれます。ほかの3か所とは違う役割を持つ選択肢です。
木更津まで出られない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。富津市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【富津市ならでは】住んでいる地区からの通い方。青堀・大貫・上総湊・天羽方面などから、木更津や市原の施設まで片道どのくらいかかるか、バスや電車の本数と送迎の要否を具体的に確かめる
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。富津市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。さわやか教室との併用を考えている場合は、在籍校にも同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
富津市にフリースクールはありますか。
富津市内に、公式の情報で内容を確認できる民間のフリースクールは見つかりませんでした。富津市花香谷のCherish Homeは、公式サイトがなく、情報サイトとInstagramの記載だけです。公式の情報で確認できる民間の場は、木更津市のYUME Schoolなど市外にあります。
さわやか教室はどこにありますか。
市の報告書では中央公民館内とされています。県のサポートガイド(令和8年度版)には富津市小久保3014と載っています。開室は火曜日から金曜日の9:00〜16:00、電話は0439-80-1346です。
さわやか教室の費用はかかりますか。
市の公式ページに「通級にかかる費用は無料です。ただし、通級に要する交通費、昼食費、行事等の実費については、保護者負担となります」と書かれています。
さわやか教室の申し込み方法は?
市の公式ページでは、見学のあとに、在籍校または教育委員会を通じて面接を行う流れで、年度の途中からの入級もできるとされています。紹介ページの更新が2021年9月と古いので、電話(0439-80-1346)で最新の方法を確かめてください。
校内教育支援センターはありますか。
市の令和7年度の報告書によると、青堀小学校に校内教育支援センターが継続して開設されていて、自立支援指導員が2名配置されています。ほかの学校の状況は、公式の資料では確認できませんでした。
富津市にフリースクールの利用料の補助はありますか。
市の公式サイトでは見つかりませんでした(2026年10月時点)。千葉県の補助は施設を運営する団体向けのもので、保護者向けの補助は千葉市・松戸市・印西市など一部の市が独自に行っています。
不登校の相談はどこにすればいいですか。
教育センターの教育相談(0439-80-1346、月〜金 9:00〜16:00)で受けています。専門医による「はまかぜ教育相談」もあり、申込は教育センターか学校です。県には千葉県教育委員会の不登校児童生徒支援室(0120-23-1008)があります。
富津市から通いやすいフリースクールは?
JR内房線で木更津駅に出れば、東口から徒歩5分のYUME School 木更津校があります。週1回(月20,000円)から選べて、出席扱いについても公式に説明があります。ただし、富津市内の駅から木更津駅までの時間は、公式の資料では確認できませんでした。
Cherish Homeはどんな場所ですか。
富津市花香谷にある学び場で、情報サイトには、対象が小1〜中3、時間が対面 9:00〜15:00・オンライン 17:30〜19:00と載っています。公式サイトはなく、料金と電話番号は確認できませんでした。連絡先はInstagram(cherishhome2024)です。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
富津市には、通級費用が無料と市が書いている「さわやか教室」と、青堀小学校の校内教育支援センター、教育センターの相談があります。市内に公式の情報で確認できる民間のフリースクールは見つかりませんでしたが、木更津・市原の施設に通うことができます。
- まず相談したいとき:教育センターの教育相談(0439-80-1346、月〜金 9:00〜16:00)
- 市の教室を使いたいとき:さわやか教室(火〜金 9:00〜16:00、通級費用は無料)
- 電車で通える場所を探すとき:YUME School 木更津校(木更津駅東口 徒歩5分)
- 毎日通える場所を探すとき:フリースクール オリコス(市原市・月〜金 8:00〜17:00)
- 移動がまだ難しいとき:自宅から「登校」できるオンラインのフリースクール
富津市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、民間を使う場合の費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 富津市「教育支援センター(さわやか教室)」
- 富津市「教育相談」
- 富津市 令和7年度 教育委員会の点検・評価報告書
- 富津市「路線バス」
- 富津市「人口・世帯数」
- 富津市「市の概要」
- 富津市「JR内房線」
- 千葉県版 児童生徒・保護者のサポートガイド(令和8年度版)
- ツナグバ「Cherish Home」(情報サイト)
- フリースクール YUME School 木更津校
- フリースクール オリコス 公式サイト
- 千葉県教育委員会「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果
- 千葉県「フリースクール活動支援事業」
- 千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例
- 千葉県教育委員会「不登校対策」(サポートガイド・エデュオプちば・放課後メタバースちば)
- 千葉県「よくある質問:フリースクールについて」
- 千葉市「千葉市学びのサポートクーポン」
- 松戸市「フリースクール等利用料の補助」
- 印西市「印西市フリースクール等利用児童生徒支援補助金」
- 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年10月6日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年10月6日 / 最終更新:2026年10月6日


