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東村山市から通えるフリースクール10選|市内1か所と田無・花小金井・所沢まで【2026年版】

2026 10/16
学びの選択肢 フリースクール 東京都
2026年9月16日2026年10月16日
東村山市から通えるフリースクール10選のアイキャッチ画像
東村山市でフリースクールを探すと、市内の候補は1か所です。ただしその1か所は、通う日数を4段階から選べて、費用を全部公開しています。そして東村山は西武新宿線・池袋線・国分寺線が集まる市で、田無・花小金井・所沢まで乗り換えなしで出られます。埼玉県の施設に通っても東京都の助成金は使えます。この記事では市内1か所と沿線の9か所を、同じ形で並べます。
この記事でわかること
  • 東村山市内の施設は1か所(東京都の助成対象施設の一覧に掲載されている数)。通う日数を4段階から選べ、費用を全部公開しています
  • 東京都の助成金は「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」。埼玉県の所沢市・新座市の施設でも対象です
  • 市独自の利用料補助はありません。市のページに紹介されているのは東京都の助成事業です
  • 健全育成学習室「希望学級」は、保護者が直接、相談と見学を申し込めます(学校を通さなくてよい)
  • 東村山市は校内適応支援員を全7中学校と小学校11校に配置し、「別室登校も可能な校内体制」と明記しています
編集部より

この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。10番目に自社の教室を挙げていますので、自社の紹介を含む記事であることを先にお伝えします。ほかの9か所と同じ項目・同じ粒度で書き、公式サイトに書かれていないことは「記載なし」とそのまま書いています。

目次

市内は1か所。ただし通う日数を4段階から選べます

東京都が公開している「フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」で、東村山市に載っているのは1か所だけです。東村山おしゃらフリースクール(東村山市久米川町4-43-9)。西武新宿線の久米川駅の徒歩圏にあります。

ただ、この1か所は情報の出し方が誠実です。費用を全部公開していて、通う日数を4段階から選べます。月4日以下が20,000円、月6日以内が27,500円、月9日以内が39,600円、月FREEが52,800円。体調に波がある子にとって、月の途中で通えなくなっても負担が跳ね上がらない設計になっています。日本財団の「子ども第三の居場所」にも採択されています。

そのうえで、市外も見てください。東村山は西武新宿線・西武池袋線・西武国分寺線・西武多摩湖線が集まる市です。久米川駅から西武新宿線で田無・花小金井、東村山駅から西武線で所沢はひと駅、国分寺線で小川、秋津から武蔵野線で新座。乗り換えなし、あるいは1回で、かなりの範囲に届きます。

費用の話をします。東村山市には市独自のフリースクール利用料補助がありません。市の「不登校への取組」のページで紹介されているのは、東京都の助成事業です。使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業助成金(月2万円上限)だけです。

ここで、東村山市民にとって大きい事実をひとつ。東京都のよくある質問には「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記されています。所沢市や新座市など埼玉県の施設に通っても、東村山市に住んでいれば月2万円の対象です。東村山は所沢と隣り合っているので、この一文は候補の数を大きく変えます。

なお東村山市は、不登校児童生徒数の経年データを公表している数少ない市です。市のこども計画の資料によると、令和5年度は小学校134人(出現率1.94%)、中学校308人(出現率8.68%)。令和元年度の小90人・中187人から、5年で中学生が1.6倍に増えています。中学生では11人に1人です。珍しいことではありません。

ノートと本が並んだ机の上
NIJINアカデミーの学び

「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

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東村山市から通えるフリースクール10選(比較一覧)

市内1か所と、西武線・武蔵野線で通える9か所です。費用は公式サイトに書かれている金額をそのまま載せ、書かれていないものは「非公開」としています。

スクール名 エリア(最寄り駅) 対象 形態 費用の目安
1. 東村山おしゃらフリースクール 市内(久米川町4-43-9) 小1〜中3(低学年は要相談) 通所・居場所型/週3日 入会金38,500円+月20,000〜52,800円
2. フリースクール【Luana】 西東京市(田無駅 徒歩3分) 小学生のみ 通所・イエナプラン 入学金10万円+月6〜8万円
3. すごしば HONEYCOME 小平市(花小金井) 小1〜小6 通所・複合施設 非公開
4. 医療連携型フリースクール オーレスコーレ 小平市小川町 小1または小4〜中3 通所・医療連携 非公開
5. 所沢SecretBase「きみの居場所」 埼玉県所沢市(新所沢圏) 小中高大学生 居場所型+学習支援 フリースペースは無料
6. 新座自然塾 埼玉県新座市(新座駅圏) 小中学生と青年 通所・週5日 非公開
7. オニバスの種 東久留米市(前沢2-1-41) 記載なし 居場所型・週3日 1回1,000円+入会金10,000円
8. NPO法人 石神井・小さなおうち 練馬区石神井台 小・中学生 居場所型・平日 月20,000円
9. のびーくフリースクール 練馬区(大泉学園駅 徒歩10分) 小中学生・中高生 通所・週5日 入会金11万円+月44,000〜77,000円
10. NIJINアカデミー 練馬石神井公園校 練馬区(大泉学園・石神井公園の中間) 小学生・中学生 リアル週1+オンライン 月46,943円(入学金33,000円)

10か所を1か所ずつ紹介します

1. 東村山おしゃらフリースクール|通う日数を4段階から選べる。費用を全部公開している

運営法人:記載なし/東京都東村山市久米川町4-43-9

東村山市久米川町4丁目。西武新宿線の久米川駅の徒歩圏です(公式サイトに最寄り駅と徒歩分数の記載はありません)。市内で唯一の施設です。

対象は小学1年生から中学3年生。ただし小学1年生から3年生は「面談の上、利用回数や過ごし方などを相談して決定」とあります。低学年は要相談、という書き方です。

開所は火・木・金の10時から15時(月・水は休み。月曜はイベント開校の場合あり)。15時以降は放課後タイムとしてクラブ活動や学習タイムがあります。

費用は細かく公開されています。入会金38,500円(税込・初回のみ)。月額は、月4日以下が20,000円、月6日以内が27,500円、月9日以内が39,600円、月FREEが52,800円。教材費(希望制)が月2,750円、給食費が1食660円、保険と課外活動費は実費です。通う日数で4段階に分かれているので、体調に波がある場合に合わせやすいのが利点です。日本財団の「子ども第三の居場所」に採択されています。

出席扱いについては「認定の条件は各学校(各校長)により定められるため、学校とフリースクール、保護者が連携して、出席認定条件のすり合わせを行います」と書かれています。認定を断定せず、三者で調整する形です。居住地や在籍校の所在地による制限は書かれていません。

2. フリースクール【Luana】|イエナプラン教育。ただし小学生のみで中学生は対象外

運営法人:記載なし/東京都西東京市田無町2-10-6 グレイスランド201

久米川駅から西武新宿線で田無駅まで、乗り換えなしです。北口から徒歩3分。

⚠️ 対象は小学1年生から6年生のみです。中学生は受け入れていません。ここを最初に確認してください。

イエナプラン教育をモデルにした異年齢構成で、宿題・テスト・成績表がありません。ヨガ、農業体験、52の美徳カードなどを取り入れ、月1回の保護者交流会があります。開所は金曜を除く週4日、午前2コマ(各60分)と午後1コマ(90分)で9時30分から始まります。

費用は入学金10万円、週2日コースが月6万円、週4日コースが小学校低学年で月7万5千円・高学年で月8万円(いずれも税込)。入学金は東京都の助成の対象外なので、初年度の負担は大きくなります。

⚠️ 出席扱いについては「フリースクールに登校すると、今はほとんどの学校で在籍している公立の学校では出席扱い」と書かれていますが、学校の判断による、という但し書きはありません。実際の判断は在籍校の校長が行いますので、鵜呑みにせず学校に確認してください。

3. すごしば HONEYCOME|花小金井駅エリア。平日10時から18時

運営:株式会社すごしばハニカム/東京都小平市花小金井4-33-7 カトレアハイツ1F

久米川駅から西武新宿線で花小金井駅まで、乗り換えなしです。小平市花小金井4丁目は駅の周辺です。

子どもの居場所とシェアキッチン、シェアサロンを合わせた複合施設で、そのなかにフリースクールがあります。開所は月曜から金曜の10時から18時(土日祝は休み)。クッキングや英語クラスなどのプログラムがあります。

⚠️ 対象は小学1年生から6年生です。中学生の記載がありません。年少の区分(1歳半から)もあるため、小さい子と同じ空間になる可能性があります。中学生の利用を考えている場合は、まず電話で確認してください。

⚠️ 費用の記載がありません。出席扱いについても記載がありません。

4. 医療連携型フリースクール オーレスコーレ|クリニックと連携。頭痛や腹痛など身体症状がある子を想定

運営:株式会社アレハ/東京都小平市小川町1丁目1070-22

東村山駅から西武国分寺線で小川駅方面へ。連携先のクリニック本院はJR武蔵野線の新小平駅から徒歩2分です。

この記事のなかで唯一の「医療連携型」です。カラムンの森こどもクリニックと連携し、医師・作業療法士・看護師が関わります。対象として挙げているのは「不安が強い、感覚の過敏性がある、身体症状(頭痛・腹痛など)がある等、医療的サポートを必要とするお子様」。起立性調節障害や感覚の過敏さで動けない朝が続いている場合、まずここを候補に入れる価値があります。

開所は平日の9時から15時30分です。

⚠️ 対象学年がサイト間で食い違っています。専用サイトは「小学1年生〜中学3年生まで」、クリニック側のページは「小学4年生から中学3年生」。必ず電話で確認してください。費用も記載がありません。

出席扱いについては「保護者の承諾の元、在籍校と連携。出席が在籍校への出席として認められる場合には、保護者様から報告書を在籍校へ提出」という書き方です。

5. 所沢SecretBase「きみの居場所」|埼玉県所沢市。フリースペースは完全無料

運営:NPO法人子ども地域ネットワーク所沢/埼玉県所沢市緑町1-17-19-202

東村山駅から西武線で所沢駅までひと駅。緑町1丁目は西武新宿線の新所沢駅の徒歩圏です。東村山からいちばん近い「無料で使える居場所」です。

⚠️ 埼玉県の施設ですが、東京都の助成金は使えます。東京都のよくある質問には「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記されていて、条件は子どもが都内在住であることです。県境で候補を切らないでください。

対象は小中高大学生。「地域のリビング」というフリースペースは完全無料で、放課後から夜まで(中学生は19時30分まで、高校生以上は20時まで)開いています。学習支援のコース(FYLは火・木の10時から16時、DYLは17時から21時20分)は月額制です。

多世代交流を重視し、学生の主体的なプロジェクトの支援や、イタリアの高校との国際交流もしています。

⚠️ 学習支援コースの月額は非公開です。最寄り駅と徒歩分数の記載もありません(緑町1丁目は西武新宿線の新所沢駅の徒歩圏です)。出席扱いについては記載がありません。

6. 新座自然塾|埼玉県新座市。家庭的な環境で、まず心を休める

運営法人:記載なし/埼玉県新座市新座2-9-5

東村山から秋津駅へ出て、新秋津駅からJR武蔵野線で新座駅まで。新座2丁目は新座駅のエリアです。

対象は「小中学生と10代〜30代の青年」。開所は月曜から金曜の10時から15時の週5日(土日祝は休み)です。

掲げているのは「傷ついた心を休め」ながら個別に指導する、という方針で、家庭的な小規模の環境と異年齢の交流が特徴です。学習を急がず、まず生活を立て直す段階の子に向いています。

⚠️ 費用の記載がありません。最寄り駅と徒歩分数の記載もありません(JR武蔵野線の新座駅エリアです)。出席扱いについても記載がありません。埼玉県の施設ですが、都内在住であれば東京都の助成金の対象になり得ます。

7. オニバスの種|1回1,000円。お昼ご飯を一緒に作って食べる

運営:特定非営利活動法人オニバスの種/東京都東久留米市前沢2-1-41(コムーネハウス)

東村山駅から所沢駅へ出て、西武池袋線で東久留米駅まで。前沢2丁目のコムーネハウスです(最寄り駅と徒歩分数の記載はありません)。

いちばん目を引くのは費用です。利用料は「毎回1,000円」。このほかに正会員の入会金10,000円と年会費5,000円がかかります。この記事のなかで、月額が最も軽い選択肢です。

開所は月・水・金の週3日、10時から14時。「お昼ご飯を一緒に作って食べることが活動の柱」で、「いつ来ても、いつ帰ってもいい」と書かれています。学習中心の場ではありません。

⚠️ 対象学年の記載がありません。また最寄り駅と徒歩分数も公式サイトに書かれていないため、行き方は問い合わせが必要です。出席扱いについても、東京都の助成金についても記載がありません。

8. NPO法人 石神井・小さなおうち|月20,000円。決まった活動がない居場所

運営:特定非営利活動法人 石神井・小さなおうち/東京都練馬区石神井台2-26-26

東村山駅から所沢駅へ出て、西武池袋線で石神井公園駅まで。石神井台2丁目は駅から少し離れた住宅地です。

開所は平日の8時30分から13時30分。費用は月20,000円で、入会金の記載はありません。「東京都の助成金で最大20,000円/月が支給される可能性がある」と明記しているので、条件が合えば自己負担がほぼ無くなる計算になります。この記事のなかでは費用の軽さが際立ちます。

「決められた活動はありません。季節やその日来ている子どもたち次第で過ごし方が変わります」という居場所型です。食事はスタッフが作り、月2回の体操教室と月1回の誕生日会が利用料に含まれます。練馬区教育委員会の連携団体一覧にも掲載されています。

⚠️ 最寄り駅と徒歩分数の記載がありません。公式サイト自身が「道が入り組んでいて複雑ですのでGoogleマップの活用をオススメします」と書いているので、初回は必ず地図で確認を。出席扱いについては記載がありません。

9. のびーくフリースクール|週5日開いている。ただし費用はこの一覧で最も高い

運営:合同会社のびーく/東京都練馬区東大泉4-13-3 シャインハイツ大泉学園2階

東村山駅から所沢駅へ出て、西武池袋線で大泉学園駅まで。そこから徒歩10分です。

開所は月曜から金曜の週5日。小中学生は9時45分から17時、中高生クラスは火・金の15時から17時です。平日に毎日行ける場所がほしい場合、この一覧では数少ない選択肢になります。

費用はこの記事のなかで最も高額です。入会金110,000円、年会費がグループ26,400円・個別13,200円。月額はベーシックが77,000円、週3回が55,000円、週2回が44,000円、中高生クラスが55,000円、個別が1時間30,800円。体験は2回まで11,000円です。東京都の助成は月2万円が上限なので、ベーシックだと月5万円以上が自己負担として残ります。ここは先に計算しておいてください。

「自分たちでプログラムをつくる」という自主性重視の居場所型で、個別サポートプランを作ります。代表は発達障害のある子の学習指導の経験があり、練馬区教育委員会の連携団体一覧にも掲載されています。

出席扱いについては「在籍校への『出席証明書』の提出で、出席扱いとなります」と書いたうえで、在籍校の判断による旨も添えています。

10. NIJINアカデミー 練馬石神井公園校|週1日のリアル教室と、残りの平日のオンライン

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)/西武池袋線の大泉学園駅と石神井公園駅の中間、R SPACEを拠点に開校

東村山駅から所沢駅へ出て、西武池袋線で大泉学園駅・石神井公園駅まで。乗り換えは1回です。教室ページが通学圏として案内しているのは練馬区・杉並区・中野区・豊島区・西東京市・東久留米市・新座市で、東村山市は明記されていません。乗り換えが1回入ることは正直に書いておきます。

この教室の組み立ては、ほかの9か所と少し違います。週1日はリアル教室に通い、ほかの平日はメタバース校舎に通うハイブリッド型です。リアルに通えるのが週1日でも、残りの平日の学びが途切れないようにしてあります。運営しているのは現職の児童館館長で、「遊びは最高の教科書」を合言葉に、地域のコミュニティと連携しながら子どもの主体性と非認知能力を育てることを掲げています。

NIJINアカデミー練馬石神井公園校の外観
  • 開校場所:西武池袋線 大泉学園駅と石神井公園駅の中間(R SPACE)
  • 対象:小学生・中学生
  • 費用:ハイブリッド通学 月46,943円(税込)。内訳はメタバース授業料23,760円(年払いは19,800円)+メタバース利用料1,683円+リアル教室授業料16,500円+石神井公園校授業料5,000円。初月のみ入学金33,000円
  • 通学圏として案内している地域:練馬区・杉並区・中野区・豊島区・西東京市・東久留米市・新座市

⚠️ 番地までの所在地、開所曜日と時間、定員、電話番号は教室ページに記載がありません。自社の教室ですが、公開されていない情報は公開されていないとそのまま書きます。見学を申し込むときに確認してください。

出席扱いについては、希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値)。ただしこれは実績であって、必ず認定されるという意味ではありません。判断するのは在籍校の校長です。

なお、リアル教室に週1日通うのが難しい場合は、メタバース校舎だけを使うこともできます。その場合は月25,443円(初月のみ入学金33,000円)です。

電卓とノートで費用を計算する

東村山市のフリースクールの費用相場と、使える補助制度

まず相場です。この10か所のうち、月額を公式サイトで公開しているのは5か所。市内のおしゃらは、入会金38,500円と4段階の月額(20,000円/27,500円/39,600円/52,800円)をすべて公開しています。近隣を含めると、無料(所沢SecretBaseのフリースペース)から月77,000円+入会金110,000円(のびーくのベーシック)まで開いています。

ここで必ず計算してほしいのが助成のあとに残る自己負担です。東京都の助成は月2万円が上限です。おしゃらの「月4日以下 20,000円」なら条件が合えば自己負担はほぼゼロ。「月FREE 52,800円」だと月32,800円が残ります。入会金38,500円は助成の対象外なので、初年度はここが別に乗ります。

全国の数字と比べます。文部科学省が民間の団体・施設に対して行った調査では、入会金が1施設あたり平均で約53,000円、月額会費が約33,000円でした。調査は平成27年(2015年)のもので、11年前の数値です。おしゃらの入会金と月額は、この平均より下から上までをまたいでいます。

月謝以外にかかるものも確かめてください。おしゃらの場合、教材費(希望制)が月2,750円、給食費が1食660円、保険と課外活動費は実費です。東京都の助成金が対象にするのは月額利用料だけで、入会金・教材費・施設維持費は対象外です。月謝ではなく、1年間にいくら払うことになるのかを聞いてください。

そのうえで、補助制度がどうなっているかを表にします。

自治体 制度 だれが対象か 上限
東京都 フリースクール等利用者支援事業助成金 都内在住の不登校の小中学生の保護者(区市町村立への在籍は不要。施設の所在地は問わない) 月20,000円(利用料のみ)
東村山市 市独自の利用料補助は確認できず(市のページで紹介されているのは東京都の助成事業) — —
西東京市・小平市・清瀬市・東久留米市など近隣 市独自の利用料助成は確認できず — —
埼玉県所沢市・新座市の施設に通う場合 東京都の助成金がそのまま使えます(施設の所在地は要件ではないため) 都内在住の保護者 月20,000円
港区・品川区・北区・荒川区・足立区・葛飾区など 都の助成への上乗せ その区に住んでいる保護者(多摩地域の市民は対象外) 区により月20,000円程度
東京都(別事業) フリースクール等支援事業 施設の運営者。保護者は申請できません 人件費等の補助

東村山市民にいちばん効く事実を書いておきます。東京都のよくある質問には、Q「都外のフリースクール等に通っていますが、対象となりますか。」→ A「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません。」とあります。所沢市や新座市の施設に通っても、東村山市に住んでいれば月2万円の助成が出ます。東村山駅から所沢駅はひと駅です。県境で候補を切らないでください。

あわせて、Q「都外の学校に通っている場合は、対象となりますか。」→ A「都内在住であれば、対象となります。」ともあります。市立学校に在籍している必要はありません。

申請先は市ではなく東京都で、令和8年度の受付は令和8年5月27日から令和9年2月12日まで。年度内であれば令和8年4月分までさかのぼって申請できます(前年度分はさかのぼれません)。なお名前のよく似た「フリースクール等支援事業」は施設向けの補助金で、保護者は申請できません。保護者向けは「フリースクール等利用者支援事業助成金」です。

補助対象施設の一覧については注意が必要です。東京都が公開しているのは令和6年度版で、しかも「掲載に同意した施設」のリストです。この一覧に載っていないから対象外、ということにはなりません。施設側に「フリースクール等確認書」の記入をお願いすることになるので、見学のときに「都の助成金の確認書は書いてもらえますか」と聞いておくと確実です。

その前に。無料かもしれない公的な窓口も確認してください

東村山市には、民間より先に確かめておきたい公的な選択肢が2つあります。しかもこの2つは、多摩のほかの市と比べて使いやすい作りになっています。

ひとつめが健全育成学習室「希望学級」です。東村山市恩多町4-17-1、東村山市立大岱小学校のなかにあります。042-392-1423、開室は月曜から金曜の9時15分から15時。対象は「小・中学校の児童・生徒で、学校での生活になじめない、または登校できない子ども」です。

⚠️ ここが大きな違いです。入室の手順が「①希望学級での相談・見学 → ②入級願を提出 → ③体験入級からスタート」となっていて、保護者が直接、希望学級に相談と見学を申し込めます。多摩の市の多くは「まず在籍校に相談してください」という形なので、学校に切り出しづらい状態でも動けるのは実務的にかなり大きい点です。

⚠️ 利用料が無料かどうかとオンライン対応の有無は、公式ページに記載がなく確認できませんでした。042-392-1423に確認してください。

ふたつめが校内適応支援員です。東村山市は全7中学校と、小学校11校(化成小、回田小、大岱小、秋津小、八坂小、萩山小、久米川小、東萩山小、青葉小、北山小、野火止小)に配置し、「別室登校も可能な校内体制を整えています」と明記しています。配置校名まで公表している市はほとんどありません。あわせて訪問支援員を全小学校に配置し、家庭訪問や登校後の学習支援も行っています。スクールカウンセラーは全小・中学校に週1回です。

⚠️ ただし小学校は全校ではありません(11校)。また、別室に登校した日を出席として扱うかどうかは明記されていません。在籍校がこの11校に入っているか、そして出席の扱いがどうなるかは、直接確かめてください。

相談の入口は子ども相談室(東村山市本町1-2-3/042-391-0278/月曜から金曜の9時から17時)です。0歳から18歳までの子どもと保護者が対象で、対面でも電話でも相談できます。家庭訪問もするスクールソーシャルワーカー(子ども・教育支援課/042-393-5111 内線3810)もあります。

なお、東村山市に学びの多様化学校(不登校特例校)はありません。北多摩北部(東村山・東久留米・清瀬・西東京)には公立の設置が1校もありません。都内の公立は八王子・調布・町田・府中・世田谷・大田・港のみで、いずれも当該自治体の市立校・区立校に在籍していることが条件です。居住地の条件がないのは、東京シューレ葛飾中学校・東京シューレ江戸川小学校・東京みらい中学校(足立区)といった私立の学びの多様化学校です。

自宅のテーブルで学ぶ子ども

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで10か所を見てきて、どれも今の子どもには難しそうだと感じた方もいると思います。

東村山の場合、引っかかりやすいのは学年と乗り換えです。田無のLuanaは小学生のみ、花小金井のすごしばHONEYCOMEは小学6年生まで、小川町のオーレスコーレは小1からか小4からかがサイト間で食い違っています。そして練馬方面はどこも乗り換えが1回入ります。条件を並べていくと、残る候補が急に減ります。

そのときに検討したいのが、家から参加できるオンラインです。まず、通所とオンラインで何がどう違うのかを並べます。

観点 オンライン(例:NIJINアカデミー) 通所フリースクール
通いやすさ 自宅から参加でき、近所の目が気にならない 市内は久米川町の1か所。田無・花小金井・所沢は乗り換えなしですが、練馬方面は所沢で1回乗り換えます
費用 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない 無料から月77,000円まで開きがあります。ここに定期代が毎月加わります
人とのつながり 少人数の学級制で、カメラをオフにしたままの参加もできる 同じ場所に集まって、同じものを見ながら過ごせる強みがあります
出席扱い 希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値。必ず認定されるという意味ではありません) 市内のおしゃらは「学校とフリースクール、保護者が連携して、出席認定条件のすり合わせを行います」という個別調整型。東村山市は独自のガイドラインを公開しておらず、在籍校の校長判断になります
始めるまでの早さ 転校の手続きは要りません 見学・面談・空き待ちがあります
向いている時期 外に出ること自体が難しい段階 外に出ることに慣らしていく段階

オンラインが向いているのは、こういうときです

こんなときは、まずオンラインから
  • 家から出ること自体に、まだ大きな負担がある
  • 近所の人や同級生に会うことが不安で、通所そのものが壁になっている
  • 受け入れている施設が見つからない学年である
  • 体調に波があり、行ける日と行けない日の差が大きい

東村山市の場合、おしゃらの「月4日以下 20,000円」とオンラインを組み合わせるという考え方もできます。週1回だけ市内に通い、残りの平日は家から参加する。どちらか一方に決めなければならない、というものではありません。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。

  • ①録画を見るだけなのか、人と会う時間があるのか。動画配信型と、担任と学級がある型では別物です
  • ②在籍校への報告をしてもらえるか。出席扱いの前提は、学校と日常的に連絡が取れていることです
  • ③東京都の助成金の確認書を書いてもらえるか。書いてもらえないと月2万円が使えません
  • ④入会金と月額のほかに、施設使用料や教材費がかかるか。助成の対象は月額利用料だけです

③と④は特に見落とされます。月額だけを比べて決めてしまうと、あとから年間で数万円の差が出ます。

⚠️ NIJINアカデミーは当サイトの運営会社が運営しています。上の4つは、自社を選んでもらうためではなく、どのオンラインスクールを見るときにも同じように確かめてほしい項目として挙げています。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞いても意味がありません。書いていないことを聞いてください。東村山市の場合、次の7つです。

見学のときの質問リスト
  • 1年間の総額はいくらですか。入会金・月額・教材費・保険料・年会費・施設維持費をすべて足した金額を聞く
  • 東京都の助成金の「フリースクール等確認書」を書いてもらえますか。書いてもらえるかどうかで、年間24万円の差が出ます
  • 週に何日、何時から何時まで開いていますか。この記事の10か所のうち、すごしばHONEYCOMEとオーレスコーレは開所曜日の詳細が公式サイトに載っていません
  • うちの子の学年は受け入れていますか。ここは要注意です。Luanaは小学生のみ、すごしばHONEYCOMEは小学6年生まで、おしゃらは小1〜3が要相談、オーレスコーレは小1からか小4からかがサイト間で食い違っています
  • 在籍校への出席の報告は、どういう形でしていますか。「出席扱いになりますか」ではなく「報告の形」を聞くほうが、実態が分かります
  • いま何人が在籍していて、空きはありますか。定員が数名という小さな施設もあります
  • 休んだ月の扱いはどうなりますか。体調に波がある場合、月額制か回数制かで負担が変わります
テーブルで向かい合って話す親子

よくある質問

東村山市に、フリースクール利用料の補助制度はありますか。
東村山市独自の補助は確認できませんでした。市の「不登校への取組」ページで紹介されているのは、東京都のフリースクール等に通う不登校状態の児童・生徒に対する利用料の助成事業です。東京都の不登校ポータルの東村山市ページにも市独自の記載はありません。東村山市民が使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業助成金(月額上限20,000円)です。
埼玉県(所沢市・新座市)のフリースクールに通っても、東京都の助成金は使えますか。
使えます。東京都のよくある質問には「都外のフリースクール等に通っていますが、対象となりますか。」という問いがあり、答えは「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」です。条件は子どもが都内に住んでいることなので、東村山市に住んでいれば所沢市や新座市の施設でも対象になり得ます。東村山駅から所沢駅はひと駅です。
東村山市内にフリースクールは何か所ありますか。
東京都の助成対象施設の一覧に載っているのは1か所です。東村山おしゃらフリースクール(久米川町4-43-9)で、対象は小学1年生から中学3年生(小1〜3は面談のうえ相談)。火・木・金の10時から15時に開き、入会金38,500円、月額は通う日数に応じて20,000円・27,500円・39,600円・52,800円の4段階です。
東村山おしゃらフリースクールに通うと、出席扱いになりますか。
断定はされていません。公式サイトには「認定の条件は各学校(各校長)により定められるため、学校とフリースクール、保護者が連携して、出席認定条件のすり合わせを行います」と書かれています。居住地や在籍校の所在地による制限は書かれていません。実際の判断は在籍校の校長が行いますので、まず担任や管理職に相談してください。
フリースクールに通うと、いつから出席扱いになりますか。
日付が自動的に決まる制度ではありません。文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、保護者と学校の間に十分な連携・協力関係が保たれていることなどを前提に、校長が指導要録上の出席扱いとすることができる、と定めています。判断するのは在籍校の校長で、設置者である教育委員会と連携して決めます。東村山市は民間施設利用時の出席扱いについて独自のガイドラインや様式を公開していないため、在籍校との個別の相談になります。
健全育成学習室「希望学級」とフリースクールは何が違いますか。
希望学級は東村山市教育委員会が運営する公的な施設で、東村山市立大岱小学校のなか(恩多町4-17-1)にあります。042-392-1423、月曜から金曜の9時15分から15時。入室は「希望学級での相談・見学 → 入級願の提出 → 体験入級」という流れで、保護者が直接申し込めます。民間のフリースクールは運営主体も方針も費用も施設ごとに違います。なお希望学級の利用料が無料かどうかは公式ページに記載がなく、確認が必要です。
学校のなかに、教室以外の居場所はありますか。
あります。東村山市は校内適応支援員を全7中学校と小学校11校(化成小、回田小、大岱小、秋津小、八坂小、萩山小、久米川小、東萩山小、青葉小、北山小、野火止小)に配置し、「別室登校も可能な校内体制を整えています」と明記しています。訪問支援員は全小学校に配置されています。ただし小学校は全校ではなく、別室に登校した日を出席として扱うかどうかも明記されていません。在籍校に確認してください。
小学生でも通えますか。
施設によって大きく違います。市内のおしゃらは小学1年生から受け入れていますが、小学1〜3年生は面談のうえ利用回数や過ごし方を相談して決める形です。田無のLuanaは小学生のみ(中学生は対象外)、花小金井のすごしばHONEYCOMEは小学6年生まで。練馬区の石神井・小さなおうちは小・中学生が対象です。オーレスコーレは専用サイトが「小学1年生から」、クリニック側のページが「小学4年生から」と食い違っているため、電話での確認が必要です。
東村山市の不登校の子どもは何人くらいいますか。
東村山市のこども計画の資料によると、令和5年度は小学校134人(出現率1.94%)、中学校308人(出現率8.68%)です。令和元年度は小学校90人・中学校187人でしたので、5年で中学生が1.6倍に増えています。中学生では11人に1人にあたります。東村山市は、多摩地域のなかでは珍しく経年のデータを公表している市です。

まとめ

東村山市内で東京都の助成対象になっているフリースクールは1か所です。ただし東村山おしゃらフリースクールは、費用を全部公開し、通う日数を4段階から選べます。体調に波がある段階でも負担が跳ね上がらない設計なので、まず見学してみる価値があります。

合わなければ、沿線で探してください。久米川駅から西武新宿線で田無・花小金井は乗り換えなし。東村山駅から所沢はひと駅。秋津から武蔵野線で新座。練馬方面も所沢で1回乗り換えれば届きます。

そして県境を気にする必要はありません。東京都の助成金は「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記していて、所沢市や新座市の施設に通っても、東村山市に住んでいれば月2万円が出ます。所沢SecretBaseの「地域のリビング」は完全無料です。

市独自の補助はありません。そのかわり東村山市の公的支援は使いやすい作りです。希望学級は保護者が直接、相談と見学を申し込めます(学校を通さなくてよい)。校内適応支援員は全中学校と小学校11校に配置され、配置校名まで公表されています。民間を探す前に、この2つを確かめてください。

通所そのものが難しい段階であれば、家から参加できるオンラインという選択肢があります。その場合も、在籍校への報告と、東京都の助成金の確認書を書いてもらえるかどうかは、必ず先に確かめてください。

窓辺で本を読む子ども

内容を確かめるための一次資料

  1. 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 事業概要」(ページ)
  2. 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 よくあるご質問」(ページ)
  3. 東京都生活文化局「令和6年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(PDF)
  4. 東京都「東京都フリースクール等支援事業(施設向け)事業概要」(ページ)
  5. 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日(ページ)
  6. 文部科学省「別記1 不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(ページ)
  7. 文部科学省「学びの多様化学校の設置者等一覧」(ページ)
  8. 文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」平成27年8月(ページ)
  9. 港区「フリースクール等利用料助成」(ページ)
  10. 東村山市「不登校への取組」(ページ)
  11. 東村山市「健全育成学習室(希望学級)」(ページ)
  12. 東村山市「学校を休みがちなお子さんへのサポート」(PDF)
  13. 東村山市「東村山市こども計画(案)」令和6年12月(PDF)
  14. 東村山市「子ども相談室」(ページ)
  15. 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 東村山市」(ページ)
  16. 東村山おしゃらフリースクール(ページ)
  17. フリースクール【Luana】(ページ)
  18. すごしば HONEYCOME(ページ)
  19. 医療連携型フリースクール オーレスコーレ(ページ)
  20. NPO法人子ども地域ネットワーク所沢「所沢SecretBase」(ページ)
  21. 新座自然塾(ページ)
  22. NPO法人オニバスの種(ページ)
  23. NPO法人 石神井・小さなおうち(ページ)
  24. のびーくフリースクール(ページ)
  25. NIJINアカデミー 練馬石神井公園校(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

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文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月16日 / 最終更新:2026年9月16日
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