- 東大和市内の施設は0件(東京都の令和7年度の助成対象施設の一覧に掲載されている数)
- 令和6年度の一覧には1件ありましたが、令和7年度の一覧から外れ、その施設の公式サイトも1年以上更新が止まっています
- 市独自の利用料補助はありません。使えるのは東京都の月2万円の助成金で、施設の所在地は問われません
- そのかわり東大和市は校内サポートルームの配置校名を公表しています。市立小学校10校は全校、中学校は5校中4校でカバーされています
- 市の不登校は令和5年度で小学生97人・中学生220人(市の計画書より)
この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。10番目に自社の教室を挙げていますので、自社の紹介を含む記事であることを先にお伝えします。ほかの9か所と同じ項目・同じ粒度で書き、公式サイトに書かれていないことは「記載なし」とそのまま書いています。
市内はゼロです。だから沿線で探します
最初に、いちばん大事な事実を書きます。東京都が公開している「フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」の令和7年度版に、東大和市の施設は1件も載っていません。令和6年度版には1件(フリースクールトライアップ)がありましたが、令和7年度版からは外れています。
⚠️ そのトライアップについても書いておきます。放課後等デイサービスを運営する株式会社パワーサポートが、東大和市立野のトライきっず立野に併設していた施設です。ただし法人サイトのお知らせは2025年5月、専用ブログは2025年1月で更新が止まっており、法人の事業所一覧にもフリースクールが載っていません。都の令和7年度一覧からも外れています。現在も運営しているかどうかは公式サイトでは確認できませんでした。検討する場合は必ず電話(042-566-1500)で確かめてください。
⚠️ もうひとつ注意があります。検索すると「東大和市のフリースクール12校」といった記事が並びますが、中身を見るとオンライン家庭教師や、まったく別の市の施設が混ざっています。この記事では、施設自身の公式サイトで確認できた事実だけを書きます。
では、どこに通うのか。答えは多摩モノレールと西武線です。東大和市は上北台・桜街道・玉川上水と多摩モノレールが走り、西武拝島線と西武多摩湖線も通っています。多摩モノレールで立川まで出れば10か所、西武線で小平に2か所、東村山に1か所。青梅線に乗り継げば昭島に1か所あります。
費用の話をします。東大和市には市独自のフリースクール利用料補助がありません。市の公式サイトにも、東京都の不登校ポータルの東大和市ページにも記載はありません。使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業助成金(月2万円上限)だけです。
ただし、市外に通う家庭にとってこれは不利になりません。東京都のよくある質問には「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記されています。立川でも小平でも東村山でも、子どもが都内に住んでいれば月2万円の対象です。市内がゼロであることは、お金の面ではハンデになりません。かかるのは交通費です。
なお、東大和市の不登校は令和5年度で小学生97人・中学生220人(市の子ども・若者未来プラン案より)。市内に施設がなくても、困っている家庭は少なくありません。

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。
東大和市から通えるフリースクール10選(比較一覧)
多摩モノレール・西武線・青梅線で通える10か所です。費用は公式サイトに書かれている金額をそのまま載せ、書かれていないものは「非公開」としています。
| スクール名 | エリア(最寄り駅) | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1. 学研WILL学園 中等部 立川キャンパス | 立川市(立川駅 徒歩5分) | 中1〜中3 | 通所・訪問・オンライン | 非公開 |
| 2. 飛鳥未来中等部・初等部 立川教室 | 立川市(立川駅 徒歩5分) | 小4〜中3 | 通所(週5・週3・週2) | 非公開 |
| 3. 不登校の子どもたちの居場所「いまごこち」 | 立川市栄町(東大和市駅からバス便あり) | 記載なし | 通所・居場所型/週3日 | 月15,000〜25,000円 |
| 4. RE:VISION フリースクール | 立川市(錦町ほか4か所) | 小学生以上 | 通所・eスポーツ | 入会金22,000円+月50,000〜65,000円 |
| 5. 星槎ジュニアスクール PAL立川 | 立川市(錦町6-9-5) | 小・中学生 | 通所 | 非公開 |
| 6. 東京賢治シュタイナー学校 | 立川市(柴崎町6-20-37) | 1年生〜12年生 | シュタイナー学校(転校が前提) | 入学金25万円+月56,000円〜 |
| 7. 医療連携型フリースクール オーレスコーレ | 小平市小川町 | 小1または小4〜中3 | 通所・医療連携 | 非公開 |
| 8. すごしば HONEYCOME | 小平市(花小金井) | 小1〜小6 | 通所・複合施設 | 非公開 |
| 9. 東村山おしゃらフリースクール | 東村山市(久米川町4-43-9) | 小1〜中3(低学年は要相談) | 通所・居場所型/週3日 | 入会金38,500円+月20,000〜52,800円 |
| 10. NIJINアカデミー 南大沢校 | 八王子市南大沢(南大沢駅すぐ) | 小学生・中学生 | リアル週1+オンライン | 月51,260円(入学金33,000円) |
10か所を1か所ずつ紹介します
1. 学研WILL学園 中等部 立川キャンパス|出席認定97.5%という数字を出している
運営:学研グループ/東京都立川市柴崎町3-10-20 渡辺ビル4F
上北台駅から多摩モノレールで立川南駅まで。そこから徒歩3分、JR立川駅の南口からは徒歩5分です。多摩モノレールで乗り換えなしに行けるのが大きいです。
平日は9時から21時、土曜は11時から19時。コースは、週5日通い放題の総合コース、週3日の選択コース、週5日ログインし放題のメタバースコースの3つです。訪問在宅指導とオンラインに対応しているので、外に出るのが難しい段階からでも始められます。無学年制で、農園体験や修学旅行などの体験活動もあります。通信制高校のサポート校を併設しています。
出席扱いについては「公立校の97.5%に出席認定をしてもらっており」と数字を出し、毎月在籍中学校へ報告書を提出していると説明しています。そのうえで「出席認定の最終判断は在籍校の校長先生判断となります」とも明記しています。東京都内158校の出席認定校の一覧も掲載しています。
⚠️ 対象学年の記述がサイト内で食い違っています。中等部の課程のページは「新中学1年生〜3年生が対象です」ですが、立川キャンパスのページには「小学6年生から高校3年生」とあります。小学生の利用を考えている場合は必ず電話で確かめてください。費用も非公開です。
2. 飛鳥未来中等部・初等部 立川教室|小学4年生から。通い方を週5日・週3日・週2日から選べる
運営:学校法人三幸学園/東京都立川市曙町2-19-12
上北台駅から多摩モノレールで立川北駅まで、そこから徒歩4分。JR立川駅の北口からは徒歩5分です。小学4年生から受け入れているので、東大和の小学生にとって現実的な候補になります。
対象は小学4年生から中学3年生。小学1年生から3年生は対象外です。通い方はスタンダード(月〜金の週5日)、3DAY(週3日)、2DAY(週2日)、ネットコース(月・水・金 10時から12時)の4つ。この記事のなかでは通い方の選択肢がいちばん細かい施設です。
姉妹校に通信制高校や専門学校があり、職業体験や進路支援につなげやすいのが特徴です。公式サイトには「出席認定対応可能」「助成金対応」という表示があります。ただし条件や実績の数字までは書かれていません。
⚠️ 費用は公式サイトに記載がありません。資料請求か問い合わせが必要です。
3. 不登校の子どもたちの居場所「いまごこち」|不登校を経験した当事者スタッフが運営している
運営:NPO法人ゆとりある/東京都立川市栄町5-13-2
東大和市駅からのバス便が公式サイトに明記されています。立川駅北口からバス約10分の「東栄会」下車という案内のほか、国立駅・東大和市駅・玉川上水駅からのバス便も挙げられています。
開所は月・水・金の週3日、10時から16時。費用は会員登録制で、全開設日に通える通常プランが月25,000円、月4回プランが月15,000円です。この記事のなかでは費用が安いほうに入ります。
特徴は2つあります。ひとつは不登校を経験した人を中心にした当事者スタッフが運営していること。もうひとつは、禁止事項をほとんど設けない「認めて伸ばす」という方針です。学習中心の場ではありません。
⚠️ 最寄り駅からバスになります。立川駅北口からバスで約10分、「東栄会」下車。国立駅・東大和市駅・玉川上水駅からもバス便があります。東大和市駅からのバス便があるのは、この記事のなかでここだけです。対象学年の記載はありません。独立した公式サイトは確認できず、運営法人のnoteの記事が情報源です。
4. RE:VISION フリースクール|eスポーツが軸。費用を全部公開している
運営:eスポーツ施設 RE:VISION 立川(運営法人名は公式サイトに記載なし)/東京都立川市錦町3-6-6 ほか市内4か所
上北台駅から多摩モノレールで立川南駅へ。錦町3丁目を中心に市内4か所で、立川駅の南口側です。最寄り駅と徒歩分数は公式サイトに記載がありません。
対象は「小学生以上の不登校又は不登校に近い状態の児童及び生徒」。小学生も受け入れています。開所は月曜から金曜の9時から17時、土曜は13時から17時です。
ゲーミングPC、配信室、トレーニング設備がそろっていて、eスポーツを中心にした活動をします。ゲームが好きな子にとっては、好きなものがそのまま入口になります。
費用は全部公開されています。入会金22,000円。体験プランが週1回11,000円・週2回22,000円・週3回33,000円、基本プランが月50,000円、RE:VISIONプランが月65,000円です。出席扱いについては記載がありません。
5. 星槎ジュニアスクール PAL立川|在籍校との連携を前面に出している。通学定期の発行にも触れている
運営:学校法人国際学園・学校法人星槎(NPO法人星槎教育研究所の協力と監修)/東京都立川市錦町6-9-5
立川駅へ出てさらに南武線で西国立駅方面へ。錦町6丁目は立川駅から少し離れた位置です。
対象は「小・中学生」。専門の職員が個別に対応し、在籍校との定期的な連携を行うと明記しています。同じ系列の星槎国際高校の60種以上のゼミ授業に参加でき、高校進学の支援まで見通せるのが特徴です。
出席扱いについては「在籍校の学校長の判断により、フリースクールに登校した日数を、正式な登校日数に振り替えたり」される場合がある、という書き方です。通学定期が発行される場合があるという記載もあります。これは交通費を考えるうえで見落とせない情報です。
⚠️ 開所日時と費用は公式サイトに記載がありません。最寄り駅の案内もないため、行き方も含めて問い合わせが必要です。
6. 東京賢治シュタイナー学校|フリースクールではなく、小中高一貫のシュタイナー学校
運営:東京賢治の学校(NPO法人)/東京都立川市柴崎町6-20-37
上北台駅から多摩モノレールで柴崎体育館駅まで乗り換えなし、そこから徒歩7分。この記事のなかで、多摩モノレール1本で最も行きやすい場所です。
⚠️ ここはフリースクールではありません。1年生から12年生までの小中高一貫のシュタイナー学校で、在籍校を残したまま通う場所ではなく、その学校に移るという選択になります。学校教育法上の学校ではないため、義務教育段階では地元の公立校に学籍を置いたままになるのが一般的ですが、この扱いは学校と教育委員会の判断になります。必ず在籍校に確認してください。
費用は入学金が小中学部25万円・高等部30万円。月額の授業料は在校生が1人の家庭で56,000円からで、家族構成によって変わります。このほかに施設拡充費が12,000円、NPOの正会員年会費が12,000円かかります。出席扱いについては記載がありません(そもそも転校する形が前提です)。
7. 医療連携型フリースクール オーレスコーレ|クリニックと連携。頭痛や腹痛など身体症状がある子を想定
運営:株式会社アレハ/東京都小平市小川町1丁目1070-22
玉川上水駅から西武拝島線で小川駅方面へ。連携先のクリニック本院はJR武蔵野線の新小平駅から徒歩2分です。
この記事のなかで唯一の「医療連携型」です。カラムンの森こどもクリニックと連携し、医師・作業療法士・看護師が関わります。対象として挙げているのは「不安が強い、感覚の過敏性がある、身体症状(頭痛・腹痛など)がある等、医療的サポートを必要とするお子様」。起立性調節障害や感覚の過敏さで動けない朝が続いている場合、まずここを候補に入れる価値があります。開所は平日の9時から15時30分です。
⚠️ 対象学年がサイト間で食い違っています。専用サイトは「小学1年生〜中学3年生まで」、クリニック側のページは「小学4年生から中学3年生」。必ず電話で確認してください。費用も記載がありません。
出席扱いについては「保護者の承諾の元、在籍校と連携。出席が在籍校への出席として認められる場合には、保護者様から報告書を在籍校へ提出」という書き方です。
8. すごしば HONEYCOME|花小金井駅エリア。平日10時から18時
運営:株式会社すごしばハニカム/東京都小平市花小金井4-33-7 カトレアハイツ1F
東大和市駅から西武拝島線で小平駅へ出て、西武新宿線で花小金井駅まで。乗り換えは1回です。
子どもの居場所とシェアキッチン、シェアサロンを合わせた複合施設で、そのなかにフリースクールがあります。開所は月曜から金曜の10時から18時(土日祝は休み)。クッキングや英語クラスなどのプログラムがあります。
⚠️ 対象は小学1年生から6年生です。中学生の記載がありません。年少の区分(1歳半から)もあるため、小さい子と同じ空間になる可能性があります。中学生の利用を考えている場合は、まず電話で確認してください。
⚠️ 費用の記載がありません。出席扱いについても記載がありません。
9. 東村山おしゃらフリースクール|通う日数を4段階から選べる。費用を全部公開している
運営法人:記載なし/東京都東村山市久米川町4-43-9
東大和市駅から西武拝島線で小平駅へ出て、西武新宿線で久米川駅まで。乗り換えは1回です。
対象は小学1年生から中学3年生。ただし小学1年生から3年生は「面談の上、利用回数や過ごし方などを相談して決定」とあります。開所は火・木・金の10時から15時(月・水は休み)。15時以降は放課後タイムとしてクラブ活動や学習タイムがあります。
費用は細かく公開されています。入会金38,500円(税込・初回のみ)。月額は、月4日以下が20,000円、月6日以内が27,500円、月9日以内が39,600円、月FREEが52,800円。教材費(希望制)が月2,750円、給食費が1食660円、保険と課外活動費は実費です。通う日数で4段階に分かれているので、体調に波がある場合に合わせやすいのが利点です。日本財団の「子ども第三の居場所」に採択されています。
出席扱いについては「認定の条件は各学校(各校長)により定められるため、学校とフリースクール、保護者が連携して、出席認定条件のすり合わせを行います」と書かれています。認定を断定せず、三者で調整する形です。
10. NIJINアカデミー 南大沢校|週1日のリアル教室と、残りの平日のオンライン
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)/東京都八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F/042-682-2528
上北台駅から多摩モノレールで立川南駅へ、JR南武線で分倍河原、京王線で調布、相模原線で南大沢まで。1時間前後かかります。教室ページが通学圏として案内しているのは八王子市・多摩市・町田市・相模原市で、東大和市は明記されていません。通うには遠い、というのが正直なところです。それでも挙げているのは、次に書くオンラインとの組み合わせがあるからです。
この教室の組み立ては、ほかの9か所と少し違います。週1日はリアル教室に通い、ほかの平日はメタバース校舎に通うハイブリッド型です。リアルに通えるのが週1日でも、残りの平日の学びが途切れないようにしてあります。運営しているのは八王子市を拠点に40年ほど学習塾を続けてきた教育企業で、プログラミング教育を軸に、Scratch、Python、HTMLとCSSとJavaScript、Unityへと段階的に進みます。脱出ゲームづくりのようなプロジェクト型の活動を、子どもたち自身が企画して進めていきます。

- 開校場所:八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F
- 開校日:毎週木曜日 9:30〜14:30
- 対象:小学生・中学生
- 定員:8名
- 費用:ハイブリッド通学 月51,260円(税込)。内訳はメタバース授業料23,760円(年払いは19,800円)+施設使用料1,683円+リアル教室16,500円+南大沢校授業料11,000円。初月のみ入学金33,000円
- 連絡先:042-682-2528
出席扱いについては、希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値)。ただしこれは実績であって、必ず認定されるという意味ではありません。判断するのは在籍校の校長です。
なお、リアル教室に週1日通うのが難しい場合は、メタバース校舎だけを使うこともできます。その場合は月25,443円(初月のみ入学金33,000円)で、南大沢まで行く必要はありません。

東大和市のフリースクールの費用相場と、使える補助制度
まず相場です。この10か所のうち、月額を公式サイトで公開しているのは5か所。立川の主要3施設(学研WILL学園・飛鳥未来・星槎PAL)と小平の2施設はいずれも非公開です。東大和市の家庭が最初に候補にする場所ほど、費用が分からないという状態なので、電話で総額を聞くところから始まります。公開値の幅は月15,000円から65,000円までです。
東大和市の家庭でとくに気をつけたいのが交通費です。市内に施設がない以上、全員が市外に通うことになります。東京都の助成金が対象にするのは月額利用料だけで、交通費・入会金・施設維持費・教材費は対象外です。多摩モノレールの定期代は毎月の固定費として乗ってきます。月謝ではなく、1年間にいくら払うことになるのかを、定期代まで入れて聞いてください。
ひとつ、費用の面で覚えておきたいことがあります。星槎ジュニアスクールPAL立川は「通学定期が発行される場合がある」と公式サイトに書いています。市外に通うことが前提の東大和市の家庭にとって、これは実額に効いてくる情報です。
全国の数字と比べます。文部科学省が民間の団体・施設に対して行った調査では、入会金が1施設あたり平均で約53,000円、月額会費が約33,000円でした。調査は平成27年(2015年)のもので、11年前の数値です。いま通う施設の見積もりとしてそのまま使わないでください。
そのうえで、補助制度がどうなっているかを表にします。
| 自治体 | 制度 | だれが対象か | 上限 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | フリースクール等利用者支援事業助成金 | 都内在住の不登校の小中学生の保護者(区市町村立への在籍は不要。施設の所在地は問わない) | 月20,000円(利用料のみ) |
| 東大和市 | 市独自の利用料補助は確認できず | — | — |
| 立川市・小平市・東村山市・武蔵村山市など近隣 | 市独自の利用料助成は確認できず | — | — |
| 港区・品川区・北区・荒川区・足立区・葛飾区など | 都の助成への上乗せ | その区に住んでいる保護者(多摩地域の市民は対象外) | 区により月20,000円程度 |
| 東京都(別事業) | フリースクール等支援事業 | 施設の運営者。保護者は申請できません | 人件費等の補助 |
東大和市民にいちばん効く事実を書いておきます。東京都のよくある質問には「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記されています。市内がゼロでも、立川・小平・東村山・昭島、さらに都外の施設に通っても、東大和市に住んでいれば月2万円の対象です。
あわせて、「都外の学校に通っている場合は、対象となりますか。」→「都内在住であれば、対象となります。」ともあります。市立学校に在籍している必要はありません。
申請先は市ではなく東京都で、令和8年度の受付は令和8年5月27日から令和9年2月12日まで。年度内であれば令和8年4月分までさかのぼって申請できます(前年度分はさかのぼれません)。なお名前のよく似た「フリースクール等支援事業」は施設向けの補助金で、保護者は申請できません。保護者向けは「フリースクール等利用者支援事業助成金」です。
補助対象施設の一覧については注意が必要です。東京都が公開しているのは令和6年度版で、しかも「掲載に同意した施設」のリストです。この一覧に載っていないから対象外、ということにはなりません。施設側に「フリースクール等確認書」の記入をお願いすることになるので、見学のときに「都の助成金の確認書は書いてもらえますか」と聞いておくと確実です。
その前に。無料かもしれない公的な窓口も確認してください
市内に民間の施設がない東大和市では、公的な選択肢の確認がふつうの市より重要になります。しかも東大和市は、この分野の情報公開が多摩のなかでかなり進んでいます。
ひとつめが教育支援センター「サポートルーム」です。東大和市奈良橋3-530、第一中学校のなかにあります。042-561-6134、開所は月曜から金曜の9時から16時。指導員、学習指導員、スクールカウンセラーが配置されています。
⚠️ 対象は東大和市立の小・中学校に在籍している子で、①不登校および不登校傾向にある、②さわやか教育相談室で継続的支援を受けている、③教育長が適当と認める、のいずれかに当てはまることが条件です。入室までの手順も細かく決まっていて、在籍校との相談 → さわやか教育相談室での相談 → 見学依頼 → 5日間程度の体験入室 → 「入室願」を在籍校に提出という流れです。完全に学校経由なので、まず担任か管理職に相談することになります。利用料が無料かどうかは公式ページに記載がなく、確認できませんでした。
ふたつめが校内サポートルームです。ここが東大和市のいちばん優れている点で、配置校名が公表されています。
常設校は4校(第二小学校、第五小学校、第八小学校、第三中学校)、巡回校(週2日程度)は10校(第一小学校、第三小学校、第四小学校、第六小学校、第七小学校、第九小学校、第十小学校、第二中学校、第四中学校、第五中学校)。東大和市の市立校は小学校10校・中学校5校なので、小学校は全10校がカバーされ、中学校は5校中4校ということになります(第一中学校にはサポートルーム本体があります)。
対象は「登校しぶりや不登校、サポートルームから切り替えをする児童・生徒」。AI型教材やオンライン授業を使い、個々の生活リズムに合わせて時間を選べると書かれています。支援体制も校内サポートルーム指導員、スクールカウンセラー、養護教諭、担任、巡回相談員、スクールソーシャルワーカー、さわやか教育相談員と具体的です。
⚠️ ただしそこに登校した日を出席として扱うかどうかは明記されていません。府中市のように「短時間でも出席として扱う」と書いている市もあるなかで、東大和市はそこまでは書いていません。在籍校に確認してください。
相談の入口はさわやか教育相談室(042-562-7911/月曜から金曜の10時から17時)です。このほかスクールソーシャルワーカー(042-516-8091/月曜から金曜の9時から17時)、子ども家庭センター(042-565-3651/月曜から金曜の8時30分から17時)があります。スクールカウンセラーは各小中学校に配置されています。
なお、東大和市に学びの多様化学校(不登校特例校)はありません。都内の公立は八王子・調布・町田・府中・世田谷・大田・港のみで、いずれも当該自治体の市立校・区立校に在籍していることが条件のため、東大和市民は通えません。居住地の条件がないのは、東京シューレ葛飾中学校・東京シューレ江戸川小学校・東京みらい中学校(足立区)といった私立の学びの多様化学校です。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで10か所を見てきて、どれも今の子どもには難しそうだと感じた方もいると思います。
東大和市の場合、理由ははっきりしています。10か所すべてが市外だからです。片道20分から1時間の移動が毎回発生し、乗り換えが入る行き先もあります。行き先が遠いほど、体調の波がそのまま欠席に直結します。週3日通えるはずだった場所が、実際には月に数回しか行けない、ということが起きます。
そのときに検討したいのが、家から参加できるオンラインです。まず、通所とオンラインで何がどう違うのかを並べます。
| 観点 | オンライン(例:NIJINアカデミー) | 通所フリースクール |
|---|---|---|
| 通いやすさ | 自宅から参加でき、近所の目が気にならない | 市内はゼロ。全員が市外に出ます。多摩モノレールで立川へは乗り換えなしですが、小平・東村山方面は乗り換えが入ります |
| 費用 | 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない | 公開されている範囲で月15,000〜65,000円。ここに多摩モノレールや西武線の定期代が毎月加わります |
| 人とのつながり | 少人数の学級制で、カメラをオフにしたままの参加もできる | 同じ場所に集まって、同じものを見ながら過ごせる強みがあります |
| 出席扱い | 希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値。必ず認定されるという意味ではありません) | 10か所で数字を示しているのは学研WILL学園の1か所だけ。東大和市も独自のガイドラインを公開していません |
| 始めるまでの早さ | 転校の手続きは要りません | 見学・面談・空き待ちがあります |
| 向いている時期 | 外に出ること自体が難しい段階 | 外に出ることに慣らしていく段階 |
オンラインが向いているのは、こういうときです
- 家から出ること自体に、まだ大きな負担がある
- 近所の人や同級生に会うことが不安で、通所そのものが壁になっている
- 受け入れている施設が見つからない学年である
- 体調に波があり、行ける日と行けない日の差が大きい
東大和市では、まず校内サポートルーム、次にオンライン、その先に市外の通所という順で考えるほうが現実的です。市立小学校は全10校にサポートルームがあります。
オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと
ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。
- ①録画を見るだけなのか、人と会う時間があるのか。動画配信型と、担任と学級がある型では別物です
- ②在籍校への報告をしてもらえるか。出席扱いの前提は、学校と日常的に連絡が取れていることです
- ③東京都の助成金の確認書を書いてもらえるか。書いてもらえないと月2万円が使えません
- ④入会金と月額のほかに、施設使用料や教材費がかかるか。助成の対象は月額利用料だけです
③と④は特に見落とされます。月額だけを比べて決めてしまうと、あとから年間で数万円の差が出ます。
⚠️ NIJINアカデミーは当サイトの運営会社が運営しています。上の4つは、自社を選んでもらうためではなく、どのオンラインスクールを見るときにも同じように確かめてほしい項目として挙げています。
見学で聞いておきたいこと
見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞いても意味がありません。書いていないことを聞いてください。東大和市の場合、次の7つです。
- 1年間の総額はいくらですか。入会金・月額・教材費・保険料・年会費・施設維持費をすべて足した金額を聞く
- 東京都の助成金の「フリースクール等確認書」を書いてもらえますか。書いてもらえるかどうかで、年間24万円の差が出ます
- 週に何日、何時から何時まで開いていますか。この記事の10か所のうち3か所は、開所日時が公式サイトに載っていません
- うちの子の学年は受け入れていますか。すごしばHONEYCOMEは小学6年生まで、飛鳥未来は小学4年生から、オーレスコーレは小1からか小4からかがサイト間で食い違っています
- 在籍校への出席の報告は、どういう形でしていますか。「出席扱いになりますか」ではなく「報告の形」を聞くほうが、実態が分かります
- いま何人が在籍していて、空きはありますか。定員が数名という小さな施設もあります
- 休んだ月の扱いはどうなりますか。体調に波がある場合、月額制か回数制かで負担が変わります

よくある質問
まとめ
東大和市には、東京都の助成対象になっているフリースクールが1か所もありません。令和6年度にあった1件も、令和7年度の一覧からは外れています。ここは正面から書いておきます。
ですから、最初から沿線で考えてください。多摩モノレールで立川へ出れば10か所、西武線で小平に2か所・東村山に1か所。東京都の助成金は施設の所在地を問わないので、市外に通っても月2万円の条件は変わりません。ただし交通費は助成の対象外なので、定期代まで含めて総額を計算してください。星槎PAL立川は「通学定期が発行される場合がある」と書いています。
そして民間より先に、学校のなかを確かめてください。東大和市は校内サポートルームの配置校名を公表しており、市立小学校は全10校、中学校は5校中4校がカバーされています。AI型教材とオンライン授業が使え、生活リズムに合わせて時間を選べます。多摩のなかでは情報公開が進んでいる市です。
教育支援センター「サポートルーム」は第一中学校のなかにあり、入室は完全に学校経由です。まずはさわやか教育相談室(042-562-7911)に相談するところから始められます。
通所そのものが難しい段階であれば、家から参加できるオンラインという選択肢があります。その場合も、在籍校への報告と、東京都の助成金の確認書を書いてもらえるかどうかは、必ず先に確かめてください。

内容を確かめるための一次資料
- 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 事業概要」(ページ)
- 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 よくあるご質問」(ページ)
- 東京都生活文化局「令和6年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(PDF)
- 東京都「東京都フリースクール等支援事業(施設向け)事業概要」(ページ)
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日(ページ)
- 文部科学省「別記1 不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(ページ)
- 文部科学省「学びの多様化学校の設置者等一覧」(ページ)
- 文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」平成27年8月(ページ)
- 港区「フリースクール等利用料助成」(ページ)
- 東大和市「教育支援センター(サポートルーム)」(ページ)
- 東大和市「校内サポートルーム」(ページ)
- 東大和市「教育相談」(ページ)
- 東大和市「東大和市子ども・若者未来プラン(案)」(PDF)
- 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 東大和市」(ページ)
- 学研WILL学園 立川キャンパス(ページ)
- 飛鳥未来中等部・初等部 立川教室(ページ)
- NPO法人ゆとりある「いまごこち」(ページ)
- RE:VISION フリースクール(ページ)
- 星槎ジュニアスクールPAL立川(ページ)
- 東京賢治シュタイナー学校(ページ)
- 医療連携型フリースクール オーレスコーレ(ページ)
- すごしば HONEYCOME(ページ)
- 東村山おしゃらフリースクール(ページ)
- NIJINアカデミー 南大沢校(ページ)


