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昭島市から通えるフリースクール10選|市内1か所と立川・国立・国分寺まで【2026年版】

2026 10/16
学びの選択肢 フリースクール 東京都
2026年9月16日2026年10月16日
昭島市から通えるフリースクール10選のアイキャッチ画像
昭島市でフリースクールを探すと、市内の候補は1か所です。しかもその1か所は中学生が対象で、小学5年生以下は受け入れていません。つまり小学生の家庭は、最初から市外を前提に考える必要があります。さいわい昭島から立川までは青梅線で2駅。立川市には10か所あります。この記事では、市内1か所と立川・国立・国分寺の9か所を、対象学年と費用と出席扱いの書きぶりまで並べます。
この記事でわかること
  • 昭島市内の施設は1か所(東京都の助成対象施設の一覧に掲載されている数)。市内では唯一です
  • その1か所は対象が中学生で、小学6年生は要相談、小学5年生以下は対象外です
  • 小学生の家庭は、立川・国立・国分寺まで含めて探すことが前提になります。昭島から立川は青梅線で2駅です
  • 市独自の利用料補助はありません。使えるのは東京都の月2万円の助成金で、施設の所在地は問われません
  • 教育支援室は小学生「たまがわ教室」・中学生「もくせい教室」に分かれ、アキシマエンシス内にあります
編集部より

この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。10番目に自社の教室を挙げていますので、自社の紹介を含む記事であることを先にお伝えします。ほかの9か所と同じ項目・同じ粒度で書き、公式サイトに書かれていないことは「記載なし」とそのまま書いています。

目次

市内は1か所。しかも小学生は原則対象外です

東京都が公開している「フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」で、昭島市に載っているのは1か所だけです。フリースクールグレス(昭島市玉川町・東中神駅から徒歩1分)で、公式サイト自身も「昭島市で唯一の東京都フリースクール等支援事業対象施設」と書いています。

問題はその先です。グレスの対象は「中学生 ※小学六年生はご相談ください」。つまり小学5年生以下は受け入れていません。昭島市の小学生の家庭にとっては、市内の選択肢が事実上ゼロということになります。ここを知らずに市内だけを探し続けると、時間を失います。

ですから、最初から市外を前提に考えてください。昭島駅から立川駅までは青梅線で2駅、東中神駅からも2駅です。立川市には東京都の助成対象施設が10か所あり、多摩地域で最多です。国立市に4か所、国分寺市に2か所。青梅線と中央線で30分以内の範囲に、20か所近くが集まっています。

費用の話をします。昭島市には市独自のフリースクール利用料補助がありません。市の公式サイトにも、東京都の不登校ポータルの昭島市ページにも記載はありません。使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業助成金(月2万円上限)だけです。

ただし、これは市外に通う家庭にとって不利にはなりません。東京都のよくある質問には「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記されています。立川でも国立でも国分寺でも、子どもが都内に住んでいれば月2万円の対象です。市内に1か所しかないことは、お金の面ではハンデになりません。かかるのは交通費です。

なお昭島市の教育支援室には、令和6年度に小学生18名・中学生20名が通室しています。学校に行きづらい子が市内に一定数いることは、市の公式資料からも分かります。

ノートと本が並んだ机の上
NIJINアカデミーの学び

「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

NIJINアカデミーを見てみる

昭島市から通えるフリースクール10選(比較一覧)

市内1か所と、青梅線・中央線で通える9か所です。費用は公式サイトに書かれている金額をそのまま載せ、書かれていないものは「非公開」としています。

スクール名 エリア(最寄り駅) 対象 形態 費用の目安
1. フリースクールグレス 市内(東中神駅 徒歩1分) 中学生(小6は要相談) 通所・居場所型+学習 入学金11,000円+月33,000円
2. 飛鳥未来中等部・初等部 立川教室 立川市(立川駅 徒歩5分) 小4〜中3 通所(週5・週3・週2) 非公開
3. 学研WILL学園 中等部 立川キャンパス 立川市(立川駅 徒歩5分) 中1〜中3 通所・訪問・オンライン 非公開
4. RE:VISION フリースクール 立川市(錦町ほか4か所) 小学生以上 通所・eスポーツ 入会金22,000円+月50,000〜65,000円
5. 星槎ジュニアスクール PAL立川 立川市(錦町6-9-5) 小・中学生 通所 非公開
6. いまごこち 立川市(栄町・立川駅からバス10分) 記載なし 通所・居場所型 月15,000〜25,000円
7. 個別指導塾にらいかない 立川市(羽衣町3-15-18) 小1〜高3 個別指導塾 入塾費15,000円+50分7,700円
8. 谷保のネオおばあちゃん家 国立市(谷保駅圏) 小1〜中3 通所・居場所型 入会金5,000円+月23,000円
9. 遊べる駄菓子屋くにきたべーす 国分寺市(国立駅 徒歩5分) 主に小4〜5年 居場所型・午後のみ 無料
10. NIJINアカデミー 南大沢校 八王子市南大沢(南大沢駅すぐ) 小学生・中学生 リアル週1+オンライン 月51,260円(入学金33,000円)

10か所を1か所ずつ紹介します

1. フリースクールグレス|昭島市内で唯一。ただし小学生は原則対象外

運営:合同会社GRES/東京都昭島市玉川町1-1-12 エルビル3階A号室

JR青梅線の東中神駅から徒歩1分。昭島駅からは青梅線で1駅です。市内で唯一の施設で、駅からの近さもこの記事のなかで最短です。

⚠️ 対象は中学生です。公式サイトには「中学生 ※小学六年生はご相談ください」とあり、小学5年生以下は受け入れていません。ここは最初に確かめておくべき点です。

開所は火曜・木曜が10時から15時、水曜が9時45分から12時10分の週3日。費用は入学金11,000円、授業料が月33,000円です。市内の施設で費用を公開しているのはここだけです。

「居場所型 × 学習型」を掲げ、個別学習とメンタル面・生活面の支援を組み合わせています。併設の「GRES高等学院」の体験授業にも参加できるので、高校段階まで見通せます。

出席扱いについては、公式サイトにもブログにも記載がありません。在籍校に相談したうえで確認してください。

2. 飛鳥未来中等部・初等部 立川教室|小学4年生から。通い方を週5日・週3日・週2日から選べる

運営:学校法人三幸学園/東京都立川市曙町2-19-12

昭島駅から青梅線で立川駅まで2駅。北口から徒歩5分、多摩モノレールの立川北駅からは徒歩4分です。小学4年生から受け入れているので、昭島の小学生にとって現実的な最初の候補になります。

対象は小学4年生から中学3年生。小学1年生から3年生は対象外です。通い方はスタンダード(月〜金の週5日)、3DAY(週3日)、2DAY(週2日)、ネットコース(月・水・金 10時から12時)の4つ。この記事のなかでは通い方の選択肢がいちばん細かい施設です。

姉妹校に通信制高校や専門学校があり、職業体験や進路支援につなげやすいのが特徴です。公式サイトには「出席認定対応可能」「助成金対応」という表示があります。ただし条件や実績の数字までは書かれていません。

⚠️ 費用は公式サイトに記載がありません。資料請求か問い合わせが必要です。

3. 学研WILL学園 中等部 立川キャンパス|出席認定97.5%という数字を出している

運営:学研グループ/東京都立川市柴崎町3-10-20 渡辺ビル4F

昭島駅から青梅線で立川駅まで2駅。南口から徒歩5分、多摩モノレールの立川南駅からは徒歩3分です。

平日は9時から21時、土曜は11時から19時。コースは、週5日通い放題の総合コース、週3日の選択コース、週5日ログインし放題のメタバースコースの3つです。訪問在宅指導とオンラインに対応しているので、外に出るのが難しい段階からでも始められます。無学年制で、農園体験や修学旅行などの体験活動もあります。通信制高校のサポート校を併設しています。

出席扱いについては「公立校の97.5%に出席認定をしてもらっており」と数字を出し、毎月在籍中学校へ報告書を提出していると説明しています。そのうえで「出席認定の最終判断は在籍校の校長先生判断となります」とも明記しています。東京都内158校の出席認定校の一覧も掲載しています。

⚠️ 対象学年の記述がサイト内で食い違っています。中等部の課程のページは「新中学1年生〜3年生が対象です」ですが、立川キャンパスのページには「小学6年生から高校3年生」とあります。小学生の利用を考えている場合は必ず電話で確かめてください。費用も非公開です。

4. RE:VISION フリースクール|eスポーツが軸。費用を全部公開している

運営:eスポーツ施設 RE:VISION 立川(運営法人名は公式サイトに記載なし)/東京都立川市錦町3-6-6 ほか市内4か所

昭島駅から立川駅まで2駅。錦町3丁目を中心に市内4か所で、立川駅の南口側です。最寄り駅と徒歩分数は公式サイトに記載がありません。

対象は「小学生以上の不登校又は不登校に近い状態の児童及び生徒」。小学生も受け入れています。開所は月曜から金曜の9時から17時、土曜は13時から17時です。

ゲーミングPC、配信室、トレーニング設備がそろっていて、eスポーツを中心にした活動をします。ゲームが好きな子にとっては、好きなものがそのまま入口になります。

費用は全部公開されています。入会金22,000円。体験プランが週1回11,000円・週2回22,000円・週3回33,000円、基本プランが月50,000円、RE:VISIONプランが月65,000円です。

出席扱いについては記載がありません。

5. 星槎ジュニアスクール PAL立川|在籍校との連携を前面に出している。通学定期の発行にも触れている

運営:学校法人国際学園・学校法人星槎(NPO法人星槎教育研究所の協力と監修)/東京都立川市錦町6-9-5

昭島駅から立川駅へ出て、さらに南武線で西国立駅方面へ。錦町6丁目は立川駅から少し離れた位置です。

対象は「小・中学生」。専門の職員が個別に対応し、在籍校との定期的な連携を行うと明記しています。同じ系列の星槎国際高校の60種以上のゼミ授業に参加でき、高校進学の支援まで見通せるのが特徴です。

出席扱いについては「在籍校の学校長の判断により、フリースクールに登校した日数を、正式な登校日数に振り替えたり」される場合がある、という書き方です。通学定期が発行される場合があるという記載もあります。これは交通費を考えるうえで見落とせない情報です。

⚠️ 開所日時と費用は公式サイトに記載がありません。最寄り駅の案内もないため、行き方も含めて問い合わせが必要です。

6. 不登校の子どもたちの居場所「いまごこち」|不登校を経験した当事者スタッフが運営している

運営:NPO法人ゆとりある/東京都立川市栄町5-13-2

昭島駅から立川駅まで2駅、北口からバスで約10分、「東栄会」で降ります。電車とバスの乗り継ぎになるので、片道の時間を先に測ってください。

開所は月・水・金の週3日、10時から16時。費用は会員登録制で、全開設日に通える通常プランが月25,000円、月4回プランが月15,000円です。この記事のなかでは費用が安いほうに入ります。

特徴は2つあります。ひとつは不登校を経験した人を中心にした当事者スタッフが運営していること。もうひとつは、禁止事項をほとんど設けない「認めて伸ばす」という方針です。学習中心の場ではありません。

⚠️ 最寄り駅からバスになります。立川駅北口からバスで約10分、「東栄会」下車。国立駅・東大和市駅・玉川上水駅からもバス便があります。徒歩圏ではないので、送迎や定期代を先に計算してください。対象学年の記載はありません。

⚠️ 独立した公式サイトは確認できず、運営法人自身のnoteの記事が情報源です。

7. 個別指導塾にらいかない|フリースクールではなく個別指導塾。1対1で発達障害に対応

運営:合同会社ゆいまーる/東京都立川市羽衣町3-15-18

昭島駅から立川駅へ出て南武線で西国立駅へ。羽衣町3丁目は西国立駅側です。最寄り駅と徒歩分数の記載はありません。

⚠️ ここはフリースクールではなく、個別指導塾です。「週何日通える居場所」という形ではなく、指導料が50分単位で決まります。日中の居場所としてではなく、学習の立て直しのために使う場所だと考えてください。

対象は小学1年生から高校3年生。1対1の完全個別で、発達障害・学習障害・グレーゾーンへの対応をうたい、公認心理師と管理栄養士が在籍しています。不登校の支援を続けていくと明記しています。

費用は公開されています。アセスメントパック20,000円、入塾費15,000円、教室運営費が月2,000円、指導料が50分7,700円。営業は13時から20時(受付は10時から)です。

出席扱いについては記載がありません。

8. 谷保のネオおばあちゃん家|社会福祉士が常駐している。小学1年生から

運営:非営利型一般社団法人ネオおば/東京都国立市富士見台1-47-3

昭島駅から立川駅へ出て、南武線で谷保駅まで。富士見台1丁目は谷保駅側です。最寄り駅と徒歩分数は公式サイトに記載がありません。

対象は小学1年生から中学3年生。低学年から受け入れているところは多くないので、その点で貴重です。開所は水・木・金の週3日、10時から14時です。

いちばんの特徴は社会福祉士(ソーシャルワーカー)が常駐して相談に応じることです。子どもの居場所であると同時に、家庭の相談先にもなります。駄菓子屋とフリースペースを併設し、科学教室・茶道・演奏会などの多世代交流もあります。

費用は入会金5,000円、月額の授業料20,000円、月額の管理費3,000円。「都内小中学生は東京都フリースクール等利用者助成金で最大2万円/月」と明記しています。

出席扱いについては「学校の出席扱いのご相談にも応じています」という書き方です。認定を断定はしていません。

9. 遊べる駄菓子屋くにきたべーす|利用は無料。ただし主に小学4〜5年生

運営法人:記載なし/東京都国分寺市光町1-39-9

昭島駅から立川駅へ出て、中央線で国立駅まで。北口から徒歩5分です。住所は国分寺市ですが、行き方は国立駅からになります。

⚠️ 国分寺市にありますが、最寄りは国立駅です。JR国立駅の北口から徒歩5分。国分寺駅からは中央線で国立駅まで行って歩くことになります。住所と最寄り駅が違うので、地図で確かめてから向かってください。

いちばん大きいのは「利用に料金はかかりません」と明記されていることです。この記事のなかで無料と書いてあるのはここだけです。開所は火曜から土曜の13時から18時(「きまぐれに不定休」と書かれています)。午後だけなので、平日の日中をまるごと過ごす場所ではありません。

⚠️ 対象は「主に小学4-5年生」。中学生の受け入れについては明記がありません。駄菓子屋を併設した居場所で、子どもが学びたいことを自分で学ぶ「ベースクール」、清掃活動、プランター農園などをしています。学習中心の場ではありません。

出席扱いについては記載がありません。

10. NIJINアカデミー 南大沢校|週1日のリアル教室と、残りの平日のオンライン

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)/東京都八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F/042-682-2528

昭島駅から立川駅へ出て、南武線で分倍河原、京王線で調布、相模原線で南大沢まで。1時間前後かかります。教室ページが通学圏として案内しているのは八王子市・多摩市・町田市・相模原市で、昭島市は明記されていません。通うには遠い、というのが正直なところです。それでも挙げているのは、次に書くオンラインとの組み合わせがあるからです。

この教室の組み立ては、ほかの9か所と少し違います。週1日はリアル教室に通い、ほかの平日はメタバース校舎に通うハイブリッド型です。リアルに通えるのが週1日でも、残りの平日の学びが途切れないようにしてあります。運営しているのは八王子市を拠点に40年ほど学習塾を続けてきた教育企業で、プログラミング教育を軸に、Scratch、Python、HTMLとCSSとJavaScript、Unityへと段階的に進みます。脱出ゲームづくりのようなプロジェクト型の活動を、子どもたち自身が企画して進めていきます。

NIJINアカデミー南大沢校の教室。子どもたちが企画した脱出ゲームづくりのホワイトボード
  • 開校場所:八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F
  • 開校日:毎週木曜日 9:30〜14:30
  • 対象:小学生・中学生
  • 定員:8名
  • 費用:ハイブリッド通学 月51,260円(税込)。内訳はメタバース授業料23,760円(年払いは19,800円)+施設使用料1,683円+リアル教室16,500円+南大沢校授業料11,000円。初月のみ入学金33,000円
  • 連絡先:042-682-2528

出席扱いについては、希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値)。ただしこれは実績であって、必ず認定されるという意味ではありません。判断するのは在籍校の校長です。

なお、リアル教室に週1日通うのが難しい場合は、メタバース校舎だけを使うこともできます。その場合は月25,443円(初月のみ入学金33,000円)で、南大沢まで行く必要はありません。

電卓とノートで費用を計算する

昭島市のフリースクールの費用相場と、使える補助制度

まず相場です。この10か所のうち、月額を公式サイトで公開しているのは5か所。昭島市内の1か所(グレス)は入学金11,000円・月額33,000円をきちんと公開していますが、立川の主要3施設(学研WILL学園・飛鳥未来・星槎PAL)は非公開です。市外まで含めた公開値の幅は、無料から月65,000円までです。

全国の数字と比べます。文部科学省が民間の団体・施設に対して行った調査では、入会金が1施設あたり平均で約53,000円、月額会費が約33,000円でした。調査は平成27年(2015年)のもので、11年前の数値です。いま通う施設の見積もりとしてそのまま使わないでください。グレスの月33,000円は、この平均とほぼ同じ水準です。

昭島市の家庭でとくに気をつけたいのが交通費です。市内に1か所しかない以上、多くの家庭が市外に通うことになります。東京都の助成金が対象にするのは月額利用料だけで、交通費・入会金・施設維持費・教材費は対象外です。青梅線と中央線の定期代は毎月の固定費として乗ってきます。月謝ではなく、1年間にいくら払うことになるのかを、定期代まで入れて聞いてください。

そのうえで、補助制度がどうなっているかを表にします。

自治体 制度 だれが対象か 上限
東京都 フリースクール等利用者支援事業助成金 都内在住の不登校の小中学生の保護者(区市町村立への在籍は不要。施設の所在地は問わない) 月20,000円(利用料のみ)
昭島市 市独自の利用料補助は確認できず — —
立川市・国立市・国分寺市など近隣 市独自の利用料助成は確認できず — —
港区・品川区・北区・荒川区・足立区・葛飾区など 都の助成への上乗せ その区に住んでいる保護者(多摩地域の市民は対象外) 区により月20,000円程度
東京都(別事業) フリースクール等支援事業 施設の運営者。保護者は申請できません 人件費等の補助

取り違えやすい点を書いておきます。グレスの公式サイトには「東京都フリースクール等支援事業対象施設」という表記がありますが、保護者が申請するのは「フリースクール等利用者支援事業助成金」のほうです。名前がよく似た2つの事業があり、「支援事業」は施設(運営者)向けの補助金で保護者は申請できません。申請サイトの名前を確かめてください。

昭島市民にとっていちばん大きいのは、東京都のよくある質問にある「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」という一文です。立川でも国立でも国分寺でも、さらに都外でも、子どもが都内に住んでいれば月2万円の対象になります。市内に1か所しかないことは、助成の面ではハンデになりません。

申請先は市ではなく東京都で、令和8年度の受付は令和8年5月27日から令和9年2月12日まで。年度内であれば令和8年4月分までさかのぼって申請できます(前年度分はさかのぼれません)。

補助対象施設の一覧については注意が必要です。東京都が公開しているのは令和6年度版で、しかも「掲載に同意した施設」のリストです。この一覧に載っていないから対象外、ということにはなりません。施設側に「フリースクール等確認書」の記入をお願いすることになるので、見学のときに「都の助成金の確認書は書いてもらえますか」と聞いておくと確実です。

その前に。無料かもしれない公的な窓口も確認してください

昭島市には、民間より先に確かめておきたい公的な選択肢があります。

ひとつめが教育支援室です。以前は「適応指導教室」と呼ばれていたもので、小学生向けの「たまがわ教室」と中学生向けの「もくせい教室」に分かれています。場所は昭島市つつじが丘3-3-15のアキシマエンシス校舎棟2階。問い合わせは同じ建物の1階、総合相談事務室です。電話は042-519-2290、開室は月曜から金曜の9時から16時(祝日を除く)。

令和6年度には小学生18名・中学生20名が通室しています。市内で学校に行きづらい子が集まる場所として、実際に機能しているということです。入室を希望する場合は、まず在籍校に相談し、そのあと見学と体験入室という流れになります。

⚠️ 利用料が無料かどうかと、オンラインに対応しているかどうかは、公式ページに記載がなく確認できませんでした。教育支援室は無料であることが多いのですが、この記事では断定しません。042-519-2290に確認してください。

ふたつめが校内別室指導です。市の点検評価報告書には「校内別室指導や教育支援室が不登校児童・生徒にとって安心できる居場所となり」とあり、市議会でも「各学校において、オンライン授業や校内別室指導など、対象の児童・生徒のニーズに応じたきめ細かな対応を図っております」と答弁されています。

⚠️ ただし統一された名称も、全校に設置されているかどうかも、そこに登校した日を出席として扱うかどうかも、市の公式サイトには書かれていません。参考になるのは東京都教育庁の事例集で、昭島市立のある中学校について「学習の機会を保障するための支援室を設置している。現在は11人の生徒が登録し、4人の支援員が交代で学習支援をしながら」「原則オンラインでの学習を各自取り組んでいる」と紹介されています。ただしこれは1つの学校の事例であって、市の全校施策ではありません。在籍校に直接聞いてください。

相談の入口は教育相談室(教育・発達総合相談)です。アキシマエンシス校舎棟1階の総合相談事務室、042-519-2290、月曜から金曜の9時から17時。電子申請が24時間受け付けられているので、電話をかけるのがつらい状態でも申し込めます。ここは昭島市の窓口の使いやすいところです。

なお、昭島市に学びの多様化学校(不登校特例校)はありません。いちばん近いのは隣の八王子市の高尾山学園ですが、転入学の要件が「八王子市内に住所を有し、八王子市立小・中学校等に在籍している」ことなので、昭島市民は通えません。都内で居住地の条件がないのは、東京シューレ葛飾中学校・東京シューレ江戸川小学校・東京みらい中学校(足立区)といった私立の学びの多様化学校です。

自宅のテーブルで学ぶ子ども

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで10か所を見てきて、どれも今の子どもには難しそうだと感じた方もいると思います。

昭島市の場合、それには明確な理由があります。市内の1か所は小学5年生以下を受け入れておらず、残りの9か所はすべて市外だからです。片道20分から1時間の移動が毎回発生します。行き先が遠いほど、体調の波がそのまま欠席に直結します。週3日通えるはずだった場所が、実際には月に数回しか行けない、ということが起きます。

そのときに検討したいのが、家から参加できるオンラインです。まず、通所とオンラインで何がどう違うのかを並べます。

観点 オンライン(例:NIJINアカデミー) 通所フリースクール
通いやすさ 自宅から参加でき、近所の目が気にならない 市内は東中神駅前の1か所のみ。立川へは青梅線で2駅ですが、駅からの徒歩やバスが加わります
費用 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない 公開されている範囲で無料〜月65,000円。ここに青梅線・中央線の定期代が毎月加わります
人とのつながり 少人数の学級制で、カメラをオフにしたままの参加もできる 同じ場所に集まって、同じものを見ながら過ごせる強みがあります
出席扱い 希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値。必ず認定されるという意味ではありません) 市内のグレスは出席扱いについて記載がありません。10か所で数字を示しているのは学研WILL学園の1か所だけ。昭島市も独自のガイドラインを公開していません
始めるまでの早さ 転校の手続きは要りません 見学・面談・空き待ちがあります
向いている時期 外に出ること自体が難しい段階 外に出ることに慣らしていく段階

オンラインが向いているのは、こういうときです

こんなときは、まずオンラインから
  • 家から出ること自体に、まだ大きな負担がある
  • 近所の人や同級生に会うことが不安で、通所そのものが壁になっている
  • 受け入れている施設が見つからない学年である
  • 体調に波があり、行ける日と行けない日の差が大きい

昭島市では3つ目が特に重くのしかかります。市内の唯一の施設が小学5年生以下を受け入れていないため、小学生の家庭は最初から市外か、オンラインかの二択になります。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。

  • ①録画を見るだけなのか、人と会う時間があるのか。動画配信型と、担任と学級がある型では別物です
  • ②在籍校への報告をしてもらえるか。出席扱いの前提は、学校と日常的に連絡が取れていることです
  • ③東京都の助成金の確認書を書いてもらえるか。書いてもらえないと月2万円が使えません
  • ④入会金と月額のほかに、施設使用料や教材費がかかるか。助成の対象は月額利用料だけです

③と④は特に見落とされます。月額だけを比べて決めてしまうと、あとから年間で数万円の差が出ます。

⚠️ NIJINアカデミーは当サイトの運営会社が運営しています。上の4つは、自社を選んでもらうためではなく、どのオンラインスクールを見るときにも同じように確かめてほしい項目として挙げています。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞いても意味がありません。書いていないことを聞いてください。昭島市の場合、次の7つです。

見学のときの質問リスト
  • 1年間の総額はいくらですか。入会金・月額・教材費・保険料・年会費・施設維持費をすべて足した金額を聞く
  • 東京都の助成金の「フリースクール等確認書」を書いてもらえますか。書いてもらえるかどうかで、年間24万円の差が出ます
  • 週に何日、何時から何時まで開いていますか。この記事の10か所のうち3か所は、開所日時が公式サイトに載っていません
  • うちの子の学年は受け入れていますか。昭島市ではここが最重要です。市内のグレスは中学生が対象で、小学6年生は要相談、小学5年生以下は対象外です
  • 在籍校への出席の報告は、どういう形でしていますか。「出席扱いになりますか」ではなく「報告の形」を聞くほうが、実態が分かります
  • いま何人が在籍していて、空きはありますか。定員が数名という小さな施設もあります
  • 休んだ月の扱いはどうなりますか。体調に波がある場合、月額制か回数制かで負担が変わります
テーブルで向かい合って話す親子

よくある質問

昭島市に、フリースクール利用料の補助制度はありますか。
昭島市独自の補助は確認できませんでした。市の公式サイトにも、東京都の不登校ポータルの昭島市ページにも記載はありません。昭島市民が使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業助成金(月額上限20,000円)です。申請先は市ではなく東京都で、令和8年度の受付は令和8年5月27日から令和9年2月12日までです。
昭島市内にフリースクールは何か所ありますか。
東京都の助成対象施設の一覧に載っているのは1か所です。フリースクールグレス(昭島市玉川町・東中神駅から徒歩1分)で、入学金11,000円・月額33,000円と費用を公開しています。ただし対象は「中学生 ※小学六年生はご相談ください」と書かれており、小学5年生以下は受け入れていません。
市外のフリースクールに通っても、東京都の助成金は使えますか。
使えます。東京都のよくある質問には「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記されています。条件は子どもが都内に住んでいることで、施設が立川市でも国立市でも国分寺市でも、さらに都外でも対象になり得ます。ただし交通費は助成の対象外なので、定期代は自己負担になります。
小学生が通える場所は昭島市内にありますか。
東京都の助成対象施設の一覧にある市内1か所(グレス)は、小学5年生以下を受け入れていません。小学6年生は要相談です。したがって小学生の家庭は、立川・国立・国分寺まで含めて探すか、オンラインを検討することになります。立川市の飛鳥未来中等部・初等部は小学4年生から、個別指導塾にらいかないと国立市の谷保のネオおばあちゃん家は小学1年生から受け入れています。
フリースクールに通うと、いつから出席扱いになりますか。
日付が自動的に決まる制度ではありません。文部科学省の通知(令和元年10月25日)では、保護者と学校の間に十分な連携・協力関係が保たれていることなどを前提に、校長が指導要録上の出席扱いとすることができる、と定めています。判断するのは在籍校の校長で、設置者である教育委員会と連携して決めます。昭島市は民間施設利用時の出席扱いについて独自のガイドラインや様式を公開していないため、在籍校との個別の相談になります。
教育支援室(たまがわ教室・もくせい教室)とフリースクールは何が違いますか。
教育支援室は昭島市教育委員会が運営する公的な施設で、小学生は「たまがわ教室」、中学生は「もくせい教室」に分かれています。場所はアキシマエンシス校舎棟2階、042-519-2290、月曜から金曜の9時から16時。令和6年度には小学生18名・中学生20名が通室しました。民間のフリースクールは運営主体も方針も費用も施設ごとに違い、出席扱いの扱いも施設ごとに異なります。なお教育支援室の利用料が無料かどうかは公式ページに記載がなく、確認が必要です。
学校のなかに、教室以外の居場所はありますか。
市の点検評価報告書と市議会の答弁に「校内別室指導」という記載があります。ただし名称も、全校に設置されているかどうかも、そこに登校した日を出席として扱うかどうかも、市の公式サイトには書かれていません。東京都教育庁の事例集には昭島市立のある中学校の支援室(11人が登録・支援員4人・原則オンライン学習)が紹介されていますが、これは1校の事例であって市の全校施策ではありません。在籍校に直接確認してください。
発達障害のある子でも通えますか。
この記事のなかで発達障害への対応を正面から掲げているのは、立川市の個別指導塾にらいかない(発達障害・学習障害・グレーゾーンへの対応、公認心理師と管理栄養士が在籍)と星槎ジュニアスクールPAL立川(専門職員による個別対応)です。ただし書きぶりだけでは分かりません。見学のときに、感覚の過敏さや切り替えの難しさについて、これまでどう対応してきたかを具体的に聞いてください。
昭島市に、学びの多様化学校はありますか。
ありません。いちばん近いのは隣の八王子市の高尾山学園ですが、転入学の要件が「八王子市内に住所を有し、八王子市立小・中学校等に在籍している」ことなので、昭島市民は通えません。府中市の「かがやき」や調布市の「はしうち教室」も当該市立中学校の在籍が条件です。居住地の条件がないのは、東京シューレ葛飾中学校・東京シューレ江戸川小学校・東京みらい中学校(足立区)といった私立の学びの多様化学校です。

まとめ

昭島市でフリースクールが探しにくいのは、探し方のせいではありません。東京都の助成対象施設の一覧に載っている昭島市の施設は1か所で、しかもその1か所は中学生が対象です。小学5年生以下の家庭にとっては、市内の候補が事実上ありません。

ですから、最初から立川・国立・国分寺を含めて考えてください。昭島から立川は青梅線で2駅、立川市には10か所あります。東京都の助成金は施設の所在地を問わないので、市外に通っても月2万円の条件は変わりません。ただし交通費は助成の対象外なので、定期代まで含めて総額を計算してください。

公的な選択肢としては、小学生向けの「たまがわ教室」と中学生向けの「もくせい教室」があります。アキシマエンシス校舎棟にあり、令和6年度には合わせて38名が通いました。教育相談は電子申請で24時間受け付けていますので、電話がつらいときはそちらから。

市内の唯一の施設であるグレスは、費用を公開している数少ない施設です(入学金11,000円・月33,000円)。中学生であれば、東中神駅から徒歩1分という近さは大きな利点です。

通所そのものが難しい段階であれば、家から参加できるオンラインという選択肢があります。その場合も、在籍校への報告と、東京都の助成金の確認書を書いてもらえるかどうかは、必ず先に確かめてください。

窓辺で本を読む子ども

内容を確かめるための一次資料

  1. 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 事業概要」(ページ)
  2. 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 よくあるご質問」(ページ)
  3. 東京都生活文化局「令和6年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(PDF)
  4. 東京都「東京都フリースクール等支援事業(施設向け)事業概要」(ページ)
  5. 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日(ページ)
  6. 文部科学省「別記1 不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(ページ)
  7. 文部科学省「学びの多様化学校の設置者等一覧」(ページ)
  8. 文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」平成27年8月(ページ)
  9. 港区「フリースクール等利用料助成」(ページ)
  10. 昭島市「教育支援室」(ページ)
  11. 昭島市「教育相談」(ページ)
  12. 昭島市教育委員会「令和6年度 点検評価報告書」(PDF)
  13. 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 昭島市」(ページ)
  14. 八王子市立高尾山学園「転入学について」(ページ)
  15. フリースクールグレス(ページ)
  16. 飛鳥未来中等部・初等部 立川教室(ページ)
  17. 学研WILL学園 立川キャンパス(ページ)
  18. RE:VISION フリースクール(ページ)
  19. 星槎ジュニアスクールPAL立川(ページ)
  20. 個別指導塾にらいかない(ページ)
  21. 谷保のネオおばあちゃん家(ページ)
  22. 遊べる駄菓子屋くにきたべーす(ページ)
  23. NIJINアカデミー 南大沢校(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

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文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月16日 / 最終更新:2026年9月16日
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