「小平市でフリースクールを探しているけど、どこがいいのか分からない」「助成金は使えるの?」不登校のお子さんの居場所を探す保護者の方から、こうした声をよく耳にします。
全国の不登校児童生徒数は353,970人(小学校137,704人、中学校216,266人)で過去最多を更新し、12年連続で増加しています(参考:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」)。
本記事では、小平市で不登校のお子さんの居場所やフリースクールを探している方に向けて、タイプの異なる3つの民間フリースクールと、公的な支援・助成金制度をご紹介します。
記載内容は各施設の公式サイト・東京都公式情報等をもとに調査したものです(2026年8月時点)。料金や受け入れ状況は変更されることがあるため、利用を検討する際は必ず各施設に直接ご確認ください。
【タイプ別】小平市のおすすめフリースクール3選
1. オーレスコーレ|医療連携型
小児科クリニック「カラムンの森こどもクリニック」が母体の医療連携型フリースクールです。医師・作業療法士・看護師が在籍し、月1回の診察も受けられます。心と体のつながりを大切にしながら、学習支援や体験活動、社会活動を行っています。
- 所在地:小平市小川町1丁目1070-22
- 対象学年:小学1年生〜中学生
- 向いている子:心身の不安が強く、医療的なサポートも受けながら通いたい子
2. すごしば HONEYCOMB|多世代交流型
小平市花小金井にある、「キッズベース+シェアキッチン+シェアサロン」を併設したフリースクールです。学校に行くことが難しい子どもが、地域の多世代・多様な人々との交流を通じて社会とつながる場所を提供しています。
- 所在地:小平市花小金井4丁目33-7 カトレアハイツ1F
- 営業時間:月〜金 10:00〜18:00
- 問い合わせ:050-3578-2323
- 向いている子:多世代の人との交流を通じて少しずつ社会との接点を広げたい子
3. グラブリバティスクール|中学生専門・学習サポート型
小平市学園西町にある、中学生専門の通学型フリースクールです。小学校教諭第一種免許を持つ職員が学習の遅れを丁寧にサポートしつつ、「ただそこにいるだけでいい」サードプレイスとしての時間も大切にしています。在籍校での出席扱いの実績があり、希望者は個別学習塾「グラブリバティアカデミー」も利用できます。
- 所在地:小平市学園西町
- 対象:中学生
- 向いている子:出席扱いの実績を重視しつつ、学習の遅れも取り戻したい中学生
なお、掲載順は支援内容の優劣を示すものではありません。2027年4月には学習支援に特化した「educoラーニング」の開校も予定されています。記載内容は各施設の公式サイト等をもとに調査した情報のため、利用を検討する際は必ず各施設へ直接ご確認ください。
公的な教育支援センター「あゆみ教室」

小平市教育委員会は、学校に行きたくても行けずに悩んでいる小平市立小・中学校在籍の子どもを対象に、教育支援室「あゆみ教室」を設置しています。
- 所在地:小平市小川東町4-2-1 小平元気村おがわ東3階
- 対象:小平市立小・中学校に在籍する小学1年生〜中学3年生
- 開室時間:月〜金 9:30〜15:00(祝日・長期休業日を除く)
- 問い合わせ:042-343-9271
助成金|東京都フリースクール等利用者支援事業
東京都は、フリースクール等に通うお子さんの保護者を対象に、都内在住者向けの利用料助成制度「フリースクール等利用者支援事業」を実施しています。
- 助成額:月額最大2万円
- 対象:都内在住でフリースクール等に通学する児童・生徒の保護者(審査あり)
- 申請方法:各区市町村の窓口、または対象施設を通じて確認
グラブリバティスクールなど、この助成金の対象施設であることを明示している施設もあります。利用を検討する際は、対象施設かどうかを事前に確認しておくと安心です。
相談窓口
- 教育相談室:042-343-9411
- 子ども家庭支援センター:042-348-2100
- ティーンズ相談室「ユッカ」(中学1年〜19歳対象):042-313-2391
まとめ|小平市で子どもに合う居場所を探そう

小平市には、医療連携型・多世代交流型・学習サポート型と、特色の異なるフリースクールがそろっています。無料で利用できる「あゆみ教室」や、月額最大2万円の東京都の助成金制度もあり、経済的な負担を抑えながら選択肢を検討できます。
まずは在籍校のスクールカウンセラーやあゆみ教室に相談しつつ、気になるフリースクールの見学・体験から始めてみることをおすすめします。
在籍校に籍を置いたまま、小平市内からもオンラインで通えます。元小学校教員の代表が立ち上げた、メタバース(仮想空間)の教室に全国から生徒が集まるオンライン完結型のスクールです。9教科・領域に対応した自由進度学習に加え、PBL(プロジェクト型学習)やキャリア教育も充実。平日毎日、顔出し・声出し不要のメタバース体験説明会を実施しています。
本記事は2026年8月時点で公開されている情報をもとに作成しています。対象学年・助成内容・活動内容は変更される場合があるため、利用検討時は必ず各施設または小平市・東京都の公式窓口で最新情報をご確認ください。
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つらい気持ちを今すぐ話したいとき(全国共通・24時間)
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310
お子さんからでも、保護者の方からでも相談できます。お住まいの地域の教育相談センターにつながります。
動画で見る|不登校・引きこもり・発達障害など学校に合わないすべての子どもが輝く教育機関
学校以外にも、その子に合う学びの場があります
「ALL HAPPY」を掲げる小中一貫のオルタナティブスクール。不登校・発達特性のある子どもたちが全国から通っています。在籍校と連携した97%の出席認定率を公表しています。
NIJINアカデミー
「ALL HAPPY」を掲げる小中一貫のオルタナティブスクール。累計1,000名以上が入学し、在籍校と連携した97%の出席認定率を公表しています。
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学校以外の学びの場は、この10年で制度が大きく変わりました。いまは「学校復帰だけがゴールではない」というのが国の公式な立場です。選択肢の全体像と、それぞれが制度上どう扱われるかを押さえておくと、進路の話が現実的になります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」 | 全国84校。旧・不登校特例校の全リスト |
| 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」 | 高校に通わずに大学受験資格を得る制度 |
| 文部科学省「就学援助」 | 学用品費・給食費などの経済的支援 |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
小平市で使える公的な支援と相談窓口
民間の教室やスクールを探す前に、小平市で公的に使える支援を知っておくと、費用も選択肢の幅も変わります。市区町村の教育委員会が運営する教育支援センター(適応指導教室)は利用料が原則無料で、通った日は在籍校の出席扱いにできます。
東京都の小中学校の不登校児童生徒数は33,831人(令和6年度・文部科学省調査)。在籍者に占める割合は約3.57%で、全国平均は約3.86%です。ひとりで抱えている家庭が、それだけ多くあるということでもあります。
小平市の公式窓口
文部科学省が公開している小平市の公式窓口です。まずここから確認してください。
東京都全体の相談窓口
| 窓口 | リンク |
|---|---|
| 東京都教育委員会 不登校・中途退学対策 | 公式ページを見る |
| 東京都教育委員会 生活指導ポータル | 公式ページを見る |
| 東京都教育相談センター | 公式ページを見る |
| TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ | 公式ページを見る |
| 24時間子供SOSダイヤル(全国共通・無料) | 0120-0-78310 |
東京都内48市区町村の窓口をまとめた一覧は、東京都の教育支援センター(適応指導教室)一覧にあります。掲載しているリンクはすべて実際にアクセスして到達を確認済みです。
小平市で相談を始めるときの進め方
どこに何を聞けばいいか分からないまま電話すると、たらい回しになりがちです。順番を決めておくと、1本の電話で話が進みます。
相談の順番
① 在籍校か、市区町村の教育相談窓口に連絡する
担任・スクールカウンセラーに伝えるか、小平市の教育委員会(教育相談室)に保護者から直接電話します。多くの自治体が保護者からの直接相談を受け付けています。
② 「今すぐ通えますか」「対象は何年生からですか」を最初に聞く
教育支援センターは定員があり、小4以上を対象とする自治体が多いです。ここを最初に確認すると、次の手を早く打てます。
③ 見学・体験から始める
保護者だけの見学から始めても構いません。部屋の雰囲気と、指導員との相性を見てください。
④ 出席扱いの扱いを学校と確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
費用の負担を軽くする制度
- 教育支援センターは利用料が原則無料(教材費・昼食・交通費は自己負担の場合あり)
- 就学援助(学用品費・給食費などの補助)は、小平市の教育委員会が窓口です
- フリースクール利用料の補助制度を設けている自治体も増えています。小平市に制度があるか、教育委員会に直接お問い合わせください
家庭でいまできること
制度や相談先が分かっても、明日からどう過ごすかは別の話です。うまくいかない日があって当たり前という前提で、いま無理なくできそうなものだけを選んでください。全部やろうとしないことが、いちばん大事なコツです。
いま家庭で確かめておきたいこと
睡眠のリズムが崩れていないか(起きる時間より、寝る時間を先に整えるほうがうまくいきます)
食事が極端に減っていないか。体重の変化はないか
頭痛・腹痛・立ちくらみなど、体の訴えが続いていないか(続く場合は受診を検討してください)
「学校の話」以外で笑える時間が、1日に少しでもあるか
保護者自身が眠れているか。抱え込んでいないか
学校との連絡窓口が、担任1人に集中していないか
声のかけ方で迷ったときは
「なんで行けないの」と理由を問うと、子ども自身も説明できないことが多く、答えられない自分を責めてしまいます。理由を聞くより、いまの状態を言葉にして返すほうが伝わります。「しんどそうだね」「今日はゆっくりでいいよ」——それだけで十分な日があります。
逆に、避けたほうがよい言葉もあります。「みんな行ってるよ」「そんなことでどうするの」「甘えてるだけでしょ」。どれも本人がすでに自分に言っている言葉なので、外から重ねると逃げ場がなくなります。
相談先の選び方|どこに何を聞けるか
相談先はひとつではありません。それぞれ役割が違うので、聞きたい内容で選ぶと早く進みます。
| 相談先 | 聞けること | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 在籍校(担任・スクールカウンセラー) | 出席の扱い、校内の別室、学習の進め方 | 無料 | まず学校での配慮を相談したいとき |
| 教育支援センター(市区町村) | 学校外の公的な居場所、通所と出席扱い | 原則無料 | 学校の外に一歩を踏み出したいとき |
| フリースクール(民間) | 体験活動中心の居場所、少人数の学び | 月1〜5万円程度 | 興味や「やってみたい」から入りたいとき |
| オンライン | 自宅から参加できる学び、出席扱いの実務 | スクールにより異なる | 外に出るのが難しい/近くに選択肢がないとき |
| 医療機関(小児科・児童精神科) | 体の不調の背景、診断と治療 | 保険診療 | 睡眠・食事・体の症状が続くとき |
| 24時間子供SOSダイヤル | 子ども本人・保護者どちらの相談も | 無料・24時間 | いますぐ誰かに聞いてほしいとき(0120-0-78310) |
どこから始めればいいか迷ったら
小平市に関するよくある質問
Q. 小平市の教育支援センターは無料ですか?
A. 利用料は原則無料です。市区町村の教育委員会が運営する公的機関のためです。ただし教材費・体験活動の材料費・昼食・交通費は自己負担になることがあります。給食がない施設が多く、弁当持参が一般的です。
Q. 小平市で通える場所がない場合はどうすればいいですか?
A. ①在籍校の校内別室(保健室登校を含む)を確認する、②訪問型支援があるか窓口で聞く、③自宅でのICT学習を出席扱いにする道(別記2)を学校と相談する、④オンラインを検討する——の順で当たるのが現実的です。東京都の状況によっては、通える範囲に施設がないこともあります。
Q. 学校を休ませてもいいのでしょうか?
A. 教育機会確保法の第13条は、「個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ」と条文で明記しています。休むことは制度の外側にある逸脱ではなく、法律が想定している状態です。文部科学省の通知も「『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく」と述べています。
参考にした公的資料
本記事は公開資料と教育現場での実践をもとにした情報提供であり、診断・治療の代わりになるものではありません。(にじいろの編集方針・監修について)
