- 日の出町内の民間施設は0件(東京都の助成対象施設の一覧)
- 町の適応支援グループ「レッツ」は原則 火・金の午後13時30分から15時40分の週2回。対象は町内在住の小学校高学年・中学生です
- しかも「原則として町教育相談室に来室されている方に限る」。まず教育相談室(042-597-1161)に電話するところから始まります
- あきる野市のころりん村フリースクールは、通園エリアに「日の出」が含まれています
- 町独自の利用料補助はありません。使えるのは東京都の月2万円の助成金です
この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。10番目に自社の教室を挙げていますので、自社の紹介を含む記事であることを先にお伝えします。ほかの9か所と同じ項目・同じ粒度で書き、公式サイトに書かれていないことは「記載なし」とそのまま書いています。
町内はゼロ。町の教室は火・金の午後だけです
最初に事実を並べます。東京都が公開している「フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」に、日の出町の施設は載っていません。西多摩では羽村市・瑞穂町も同じく0件です。人口1万7千人台の町ですから、これ自体は不思議なことではありません。
そのうえで、町の公的な選択肢について正直に書きます。日の出町の適応支援グループ「レッツ」は、令和8年度の案内で原則として火曜と金曜の午後、13時30分から15時40分に開かれています。週2回、1回2時間10分です。
そして対象は「町内在住の小学校高学年・中学生」。⚠️ 小学校低学年と中学年は対象外です。さらに「原則として町教育相談室に来室されている方に限る」とあり、教育相談を受けていることが前提になります。
これは日の出町を責める話ではありません。町の規模を考えれば当然の体制です。ただ「平日の日中をまるごと過ごせる場所」を探している家庭にとって、町内には選択肢がないというのは事実なので、最初にはっきり書いておきます。町外を前提に動くほうが、時間を無駄にしません。
では、どこに通うのか。日の出町からはJR五日市線のあきる野方面と、バスで拝島・福生方面が現実的です。あきる野市には3か所、青梅市に2か所、福生市に1か所、昭島市に1か所、八王子市に9か所あります。
とくに大きいのが送迎です。あきる野市のころりん村フリースクールは送迎バスを走らせていて、通園エリアにあきる野・青梅・福生・羽村・日の出・昭島・立川が挙げられています。「日の出」が入っています。駅から離れた住宅地が多い日の出町にとって、これは大きな選択肢です。
費用の話をします。日の出町には町独自のフリースクール利用料補助がありません。町の「教育費の補助」に載っているのは私立幼稚園等の教育充実費の一部補助と満3歳児クラスの預かり保育料補助の2件だけで、フリースクール関連はありません。施設の運営者向けの補助も確認できませんでした。使えるのは東京都フリースクール等利用者支援事業助成金(月2万円上限)だけです。

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。
日の出町から通えるフリースクール10選(比較一覧)
五日市線・青梅線・八高線で通える10か所です。費用は公式サイトに書かれている金額をそのまま載せ、書かれていないものは「非公開」または「確認できず」としています。
| スクール名 | エリア(最寄り駅) | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1. ころりん村フリースクール | あきる野市(管生1250)/通園エリアに「日の出」 | 小中学生 | 通所・幼児園が母体 | 非公開 |
| 2. みんなの居場所「エノコログサ」 | あきる野市(東秋留駅 徒歩10分) | 記載なし | 居場所型+学習/訪問型あり | 月20,000円 |
| 3. あきる野モンテッソーリスクール | あきる野市(秋川駅 徒歩7分) | 小学生のみ | 全日制モンテッソーリ | 非公開 |
| 4. RainbowRoom(レインボールーム) | 青梅市(新町・小作駅圏) | 小・中・高 | 居場所型+学習支援/実質週5日 | 年会費12,000円+月18,000円 |
| 5. 風の時代学校 インディアンハウス | 青梅市(柚木町・山側) | 記載なし | 居場所型・自然のなか/週4日 | 非公開 |
| 6. フリースクールかかし | 福生市(丁目は確認できず) | 確認できず | 通所・居場所型 | 確認できず |
| 7. フリースクールグレス | 昭島市(東中神駅 徒歩1分) | 中学生(小6は要相談) | 通所・居場所型+学習 | 入学金11,000円+月33,000円 |
| 8. NPO法人 Big Forest | 八王子市(高尾駅 徒歩3分) | 小1〜中3 | 通所/火・木・土 | 入会金無料+月20,000〜33,000円 |
| 9. フリースクール学び舎みどりの木 | 八王子市高尾(高尾山口駅 徒歩7分) | 記載なし | 通所・発達支援の会が母体 | 非公開 |
| 10. NIJINアカデミー 南大沢校 | 八王子市南大沢(南大沢駅すぐ) | 小学生・中学生 | リアル週1+オンライン | 月51,260円(入学金33,000円) |
10か所を1か所ずつ紹介します
1. ころりん村フリースクール「おかえりころりん」|送迎バスが2系統。あきる野・青梅と、福生・羽村を回る
運営:ころりん村幼児園(公式サイトに法人名の明記なし)/東京都あきる野市管生1250
あきる野市管生1250。送迎バスの通園エリアに「日の出」が挙げられています。日の出町から通うことを考えるとき、まずここに電話して送迎の範囲を確認するのが早道です。
この記事でいちばん大きい特徴は、送迎バスがあることです。巡回コースが「あきる野・青梅」と「福生・羽村」の2系統あり、通園エリアとしてあきる野・青梅・福生・羽村・日の出・昭島・立川が挙げられています。西多摩は電車の本数が少なく、駅から遠い住宅地も多い地域です。送迎があるかどうかは、通い続けられるかどうかを大きく左右します。
幼児園が母体なので、未就学児から小中学生まで連続した受け皿になっているのも特徴です。公式サイトには「小中フリースクール」「小学生預かり」の記載があります。
⚠️ フリースクール専用サイトの本文が取得できず、対象学年の詳細・開所日時・費用は確認できませんでした。送迎の範囲も含めて、電話での確認が必要です。出席扱いについても記載がありません。
2. みんなの居場所「エノコログサ」|訪問型(アウトリーチ)に対応している
運営法人:記載なし(あきる野市の地域子ども育成リーダー提案事業の協力団体)/東京都あきる野市野辺1100-4
日の出町から武蔵引田駅か秋川駅方面へ出て、JR五日市線で東秋留駅まで。そこから徒歩10分です。
不登校支援は火曜と木曜の週2日、10時から。サロン全体は原則9時から17時で開いています(時間外は応相談)。曜日で中身が分かれていて、火曜は地域のボランティアとの交流(農作物の栽培・野外炊飯・お菓子作り・手芸・マインドフルネス)、木曜は自主学習・訪問型学習・進路学習という組み立てです。
いちばんの強みは訪問型(アウトリーチ)に対応していることです。家から出るのが難しい段階で、まず来てもらうという使い方ができます。この記事のなかで訪問に触れているのはここだけです。
費用は定期的な学習支援を希望する場合で月20,000円。入会金や回数券の記載はありません。レンタルスペースとしての利用は1日2,000円からです。⚠️ 対象学年の記載はなく、出席扱いについても記載がありません。
3. あきる野モンテッソーリスクール|全日制のモンテッソーリ。ただし小学生のみ
運営法人:記載なし/東京都あきる野市秋川3-5-15
JR五日市線の秋川駅から徒歩7分。日の出町からはいちばん近い市街地です。
⚠️ 対象は小学生(6歳から12歳)のみです。中学生は受け入れていません。ここを最初に確認してください。
「日本でも数少ない小学生のための全日制モンテッソーリスクール」と掲げていて、AMI(国際モンテッソーリ協会)の資格を持つ教師が指導します。宇宙教育(コズミック教育)が軸で、給食の調理に生徒が参加する食育もあります。公式に「一般の学校が合わない方や、不登校の支援を主たる目的として活動している通所型施設」と明記しているので、フリースクールとして検討できます。
⚠️ 開所日時と費用は公式サイトに記載がありません。出席扱いについても記載がありません。教育方針がはっきりしている分、合うかどうかは見学で判断してください。
4. RainbowRoom(レインボールーム)|小中高すべてを受け入れ、料金を全部公開している
運営:公式サイトに法人格の明記なし/東京都青梅市新町1-4-17 アニバーサリー101
拝島駅へ出て、JR青梅線で小作駅まで。青梅市新町1丁目は小作駅の圏内です。
この記事のなかで、対象がいちばん広い施設です。小学生・中学生・高校生のすべてを受け入れています。開いている日も多く、通常支援が月・木・金(小学生は10時から13時、中高生は12時から15時)、フリーデーが毎週火曜の11時から14時、学習支援が毎週水曜。土日祝には特別イベントもあり、実質的に週5日の受け皿です。
費用は細かく公開されています。小学生=年会費12,000円、基本の月額18,000円、都度利用は通常支援4,000円・フリーデー3,000円・学習支援1,000円。中学生=基本の月額18,000円、都度は通常支援3,000円・フリーデー2,000円・学習支援1,000円。高校生=基本の月額5,000円。都度利用が1,000円から選べるので、少しずつ試せるのが利点です。
スモールステップの個別・少人数支援に加えて、保護者向けの茶話会・勉強会・LINE相談があります。同じ場所に通信制サポート校「秋川高等学院 青梅分校」が入っていて、中学卒業後の進路まで相談できます。出席扱いについては料金・案内ページに記載がありません。
5. 風の時代学校 インディアンハウス|山あいの大きな家。週4日、自然のなかで過ごす
運営:NPO法人 風の時代学校/東京都青梅市柚木町2-546-1
拝島駅から青梅線で青梅駅よりさらに西へ。柚木町2丁目は宮ノ平・日向和田方面の山側です。
開所は月・火・木・金の10時から14時30分の週4日。「自由にのびのび遊べる大きな家」「川のせせらぎ、山の呼び声」と書かれているとおり、自然環境のなかで過ごす居場所型で、学習中心の場ではありません。
⚠️ 対象学年の記載がありません。「学校に行かない・行けない子どもたち」とだけ書かれていて、小学生だけなのか中学生も受け入れているのかが公式サイトでは判別できません。費用も非公開です。
⚠️ 最寄り駅と徒歩分数の記載もありません。柚木町2丁目は青梅線の宮ノ平駅から日向和田駅にかけての山側で、送迎が前提だと考えておくほうが安全です。出席扱いについては「在籍の小学校との連携を通じて、お子様とご家族の支援を行います」という書き方で、断定も実績の提示もしていません。
6. フリースクールかかし|福生市内で唯一。ただし公式サイトの中身が読み取れませんでした
運営:特定非営利活動法人ヒューマンケア/東京都福生市(丁目までの住所は確認できませんでした)
東京都福生市(丁目までの所在地と最寄り駅は確認できませんでした)。日の出町からはバスで福生方面に出る形になります。
先に、この記事で書けることと書けないことをはっきりさせます。確かなのは、東京都が公開している令和7年度の助成対象施設の一覧に「フリースクールかかし(福生市)」が載っていることです。つまり東京都の月2万円の助成が実際に使われている施設だということになります。2025年2月に開設された、比較的新しい場所です。
掲げているのは「学校に馴染めない子どもたちが安心して通える居場所」。開校1周年の活動紹介説明会も開かれています。
⚠️ ここから先は確認できませんでした。公式サイト(kakashi-fussa.org)はページが表示される仕組みの都合で本文を読み取れず、丁目までの所在地、対象学年、開所曜日と時間、費用、出席扱いの扱いは、いずれも確認できていません。推測で書くことはしません。市内で唯一の施設なので、まずここに電話して、対象学年と開所日と1年間の総額を聞いてみてください。
7. フリースクールグレス|東中神駅から徒歩1分。ただし小学生は原則対象外
運営:合同会社GRES/東京都昭島市玉川町1-1-12 エルビル3階A号室
拝島駅へ出て、JR青梅線で立川方面へ。東中神駅を降りて徒歩1分です。
⚠️ 対象は中学生です。公式サイトには「中学生 ※小学六年生はご相談ください」とあり、小学5年生以下は受け入れていません。ここは最初に確かめておくべき点です。
開所は火曜・木曜が10時から15時、水曜が9時45分から12時10分の週3日。費用は入学金11,000円、授業料が月33,000円です。「居場所型 × 学習型」を掲げ、個別学習とメンタル面・生活面の支援を組み合わせています。併設の「GRES高等学院」の体験授業にも参加できるので、高校段階まで見通せます。
出席扱いについては、公式サイトにもブログにも記載がありません。在籍校に相談したうえで確認してください。
8. NPO法人 Big Forest|高尾駅から徒歩3分。入会金無料で、単発5,500円から試せる
運営:NPO法人 Big Forest/東京都八王子市高尾町1596-2
拝島駅へ出てJR八高線で八王子駅、中央線で高尾駅まで。北口から徒歩3分です。土曜に開いているので、平日に動きにくい家庭にも合います。
対象は小学1年生から中学3年生(高校生は要問い合わせ)。開所は初等部が火・木・土、中等部が火・木の10時から15時30分。土曜に開いているのは、この記事のなかでここだけです。無料の学習スペース「Forest Wing」も毎週火曜の15時45分から17時に開いています。
曜日ごとにテーマが決まっているのが分かりやすいところで、火曜は好きなことを好きなだけする日、木曜は探究活動の日、土曜は体験活動の日です。
費用は入会金が無料。ベーシックプランが月33,000円(税込)、ライトプランが月20,000円(税込)、単発プランが1回5,500円(税込)です。入会金がかからず、単発で試せるのは、遠方から検討する家庭にとって大きいです。出席扱いについては記載がありません。
9. フリースクール学び舎みどりの木|発達支援の会が母体。高尾山口駅から徒歩7分
運営:NPO発達支援の会未来/東京都八王子市高尾(丁目の記載なし)
高尾駅からさらに京王線で高尾山口駅まで、そこから徒歩7分です。
開所は月曜から金曜(時間の記載はありません)。発達支援の会が母体なので、発達障害への対応が期待できます。異年齢のつながり、自発的な学びと遊び、「待つ姿勢」を掲げ、農業体験や自然学習による「生きた学び」を取り入れています。「幼児から中学生までが関われる」という記述があります。
⚠️ 対象学年・費用・出席扱いのいずれも公式サイトに記載がありません。丁目までの住所も書かれていません。問い合わせが前提だと考えてください。
10. NIJINアカデミー 南大沢校|週1日のリアル教室と、残りの平日のオンライン
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)/東京都八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F/042-682-2528
拝島・八高線で八王子へ出て、京王線で北野、相模原線で南大沢まで。1時間以上かかります。教室ページが通学圏として案内しているのは八王子市・多摩市・町田市・相模原市で、日の出町は明記されていません。通うには遠い、というのが正直なところです。それでも挙げているのは、次に書くオンラインとの組み合わせがあるからです。
この教室の組み立ては、ほかの9か所と少し違います。週1日はリアル教室に通い、ほかの平日はメタバース校舎に通うハイブリッド型です。リアルに通えるのが週1日でも、残りの平日の学びが途切れないようにしてあります。運営しているのは八王子市を拠点に40年ほど学習塾を続けてきた教育企業で、プログラミング教育を軸に、Scratch、Python、HTMLとCSSとJavaScript、Unityへと段階的に進みます。

- 開校場所:八王子市南大沢2-27 フレスコビル2F
- 開校日:毎週木曜日 9:30〜14:30
- 対象:小学生・中学生
- 定員:8名
- 費用:ハイブリッド通学 月51,260円(税込)。内訳はメタバース授業料23,760円(年払いは19,800円)+施設使用料1,683円+リアル教室16,500円+南大沢校授業料11,000円。初月のみ入学金33,000円
- 連絡先:042-682-2528
出席扱いについては、希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値)。ただしこれは実績であって、必ず認定されるという意味ではありません。判断するのは在籍校の校長です。
なお、リアル教室に週1日通うのが難しい場合は、メタバース校舎だけを使うこともできます。その場合は月25,443円(初月のみ入学金33,000円)で、南大沢まで行く必要はありません。

日の出町のフリースクールの費用相場と、使える補助制度
まず相場です。この10か所のうち、月額を公式サイトで公開しているのは4か所。公開値の幅は月18,000円から33,000円までで、西多摩と八王子は都心部よりも金額が抑えめです。八王子のBig Forestは入会金が無料です。
日の出町の家庭が計算に入れたいのが交通費と移動時間です。町内に鉄道の駅が少なく、五日市線の武蔵引田・秋川方面やバスでの移動が前提になります。東京都の助成金が対象にするのは月額利用料だけで、交通費・入会金・施設維持費・教材費は対象外です。
そのうえで、回数を選べる施設と、送迎がある施設が日の出町の家庭には向いています。ころりん村フリースクールは通園エリアに「日の出」が入っており、青梅のRainbowRoomは都度利用が1回1,000円から、八王子のBig Forestは単発5,500円から試せます。最初から週5日を前提にせず、行ける回数で始められるほうが、遠距離では現実的です。
全国の数字と比べます。文部科学省が民間の団体・施設に対して行った調査では、入会金が1施設あたり平均で約53,000円、月額会費が約33,000円でした。調査は平成27年(2015年)のもので、11年前の数値です。
そのうえで、補助制度がどうなっているかを表にします。
| 自治体 | 制度 | だれが対象か | 上限 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | フリースクール等利用者支援事業助成金 | 都内在住の不登校の小中学生の保護者(区市町村立への在籍は不要。施設の所在地は問わない) | 月20,000円(利用料のみ) |
| 日の出町 | 町独自の利用料補助は確認できず(施設運営者向けの補助も確認できず) | — | — |
| あきる野市・福生市・羽村市・瑞穂町 | 市町独自の利用料助成は確認できず | — | — |
| 青梅市 | フリースクール等民間施設事業費補助金(施設借上料・上限50万円) | 施設の運営者。保護者は申請できません | 50万円 |
| 港区・品川区・北区・荒川区・足立区・葛飾区など | 都の助成への上乗せ | その区に住んでいる保護者(多摩地域の市民は対象外) | 区により月20,000円程度 |
| 東京都(別事業) | フリースクール等支援事業 | 施設の運営者。保護者は申請できません | 人件費等の補助 |
表に青梅市を入れたのには理由があります。西多摩で「フリースクールの補助金がある自治体」を検索すると青梅市が出てきますが、青梅市の制度は施設の家賃を補助するもの(上限50万円・対象経費は施設借上料のみ)で、保護者が利用料の補助を受けられる制度ではありません。しかも青梅市立学校に在籍する不登校児童生徒が利用している施設が対象です。
日の出町民が使えるのは都の月2万円だけです。ただし東京都のよくある質問には「フリースクール等の所在地は、助成の要件ではありません」と明記されているので、施設があきる野市でも青梅市でも八王子市でも、さらに都外でも、子どもが都内に住んでいれば対象になります。町内がゼロであることは、助成の面ではハンデになりません。
あわせて、「都外の学校に通っている場合は、対象となりますか。」→「都内在住であれば、対象となります。」ともあります。町立学校に在籍している必要はありません。
申請先は町ではなく東京都で、令和8年度の受付は令和8年5月27日から令和9年2月12日まで。年度内であれば令和8年4月分までさかのぼって申請できます(前年度分はさかのぼれません)。なお名前のよく似た「フリースクール等支援事業」は施設向けの補助金です。保護者向けは「フリースクール等利用者支援事業助成金」なので、申請サイトの名前を確かめてください。
補助対象施設の一覧については注意が必要です。東京都が公開しているのは令和6年度版で、しかも「掲載に同意した施設」のリストです。この一覧に載っていないから対象外、ということにはなりません。施設側に「フリースクール等確認書」の記入をお願いすることになるので、見学のときに「都の助成金の確認書は書いてもらえますか」と聞いておくと確実です。
その前に。無料かもしれない公的な窓口も確認してください
日の出町の公的な選択肢は2つです。規模は大きくありませんが、入口ははっきりしています。
ひとつめが適応支援グループ「レッツ」です。所在地は日の出町平井2780の教育センター内(町図書館2階)の多目的会議室・教育相談室など。電話は042-597-1161(教育相談室の直通)。
⚠️ 条件を正確に書きます。令和8年度の案内では、開所は原則として火曜と金曜の午後、13時30分から15時40分。対象は「町内在住の小学校高学年・中学生」で、小学校低学年と中学年は対象外です。さらに「原則として町教育相談室に来室されている方に限る」とあり、教育相談を受けていることが前提になります。利用料とオンライン対応についての記載はありませんでした。
つまりレッツに行きたい場合も、入口は教育相談室ということです。
ふたつめが、その教育相談室です。教育センター内(町図書館2階)、042-597-1161(直通)、月曜から金曜の9時から12時と13時から17時(祝日・年末年始を除く)。予約制で、保護者だけでの相談も、子ども同伴での相談もできます。対応するのは公認心理師・臨床心理士の心理相談員です。対象は小学校就学前から中学生までの子どもに関する相談。⚠️ 費用についての記載はありませんでした。
日の出町では、まずこの1本の電話から始まります。レッツを使うにも、町外の施設を探すにも、ここが起点になります。
このほかこども家庭センター(042-597-6177/月曜から金曜の9時から17時)があり、対面・電話・訪問に対応しています。
⚠️ 校内の別室支援については、町の公式サイトにも東京都のポータルにも記載がなく、設置状況を確認できませんでした。在籍校に直接聞いてください。
なお、日の出町に学びの多様化学校もチャレンジクラスもありません。隣の福生市に令和8年4月開校の福生市立牛浜もくせい中学校、あきる野市にチャレンジクラス「るのR」がありますが、どちらもその市に在住し、その市立中学校に在籍している生徒が対象で、町外からは通えません。都内の公立の学びの多様化学校も同じ条件です。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで10か所を見てきて、どれも今の子どもには難しそうだと感じた方もいると思います。
日の出町の場合、理由ははっきりしています。町内に民間の施設がなく、町の教室は火・金の午後だけで、しかも小学校高学年から。10か所すべてが町外です。片道30分から1時間の移動が毎回発生します。行き先が遠いほど、体調の波がそのまま欠席に直結します。
そのときに検討したいのが、家から参加できるオンラインです。まず、通所とオンラインで何がどう違うのかを並べます。
| 観点 | オンライン(例:NIJINアカデミー) | 通所フリースクール |
|---|---|---|
| 通いやすさ | 自宅から参加でき、近所の目が気にならない | 町内はゼロ。あきる野へは五日市線、青梅・昭島へは拝島からの乗り継ぎになります |
| 費用 | 月25,443円(初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない | 公開されている範囲で月18,000〜33,000円。ここに定期代とバス代が加わります |
| 人とのつながり | 少人数の学級制で、カメラをオフにしたままの参加もできる | 同じ場所に集まって、同じものを見ながら過ごせる強みがあります |
| 出席扱い | 希望した方の97%が認定されています(2026年4月時点の実績値。必ず認定されるという意味ではありません) | 10か所すべてで、出席扱いを断定している施設はありません。日の出町も独自のガイドラインを公開していません |
| 始めるまでの早さ | 転校の手続きは要りません | 見学・面談・空き待ちがあります |
| 向いている時期 | 外に出ること自体が難しい段階 | 外に出ることに慣らしていく段階 |
オンラインが向いているのは、こういうときです
- 家から出ること自体に、まだ大きな負担がある
- 近所の人や同級生に会うことが不安で、通所そのものが壁になっている
- 受け入れている施設が見つからない学年である
- 体調に波があり、行ける日と行けない日の差が大きい
日の出町では、小学校低学年・中学年のあいだは町の教室が使えません。その時期をどう過ごすかを考えるとき、家から参加できるオンラインは現実的な選択肢になります。あわせて、あきる野のエノコログサは訪問型に対応しているので、家から出るのが難しい段階でも相談できます。
オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと
ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。
- ①録画を見るだけなのか、人と会う時間があるのか。動画配信型と、担任と学級がある型では別物です
- ②在籍校への報告をしてもらえるか。出席扱いの前提は、学校と日常的に連絡が取れていることです
- ③東京都の助成金の確認書を書いてもらえるか。書いてもらえないと月2万円が使えません
- ④入会金と月額のほかに、施設使用料や教材費がかかるか。助成の対象は月額利用料だけです
③と④は特に見落とされます。月額だけを比べて決めてしまうと、あとから年間で数万円の差が出ます。
⚠️ NIJINアカデミーは当サイトの運営会社が運営しています。上の4つは、自社を選んでもらうためではなく、どのオンラインスクールを見るときにも同じように確かめてほしい項目として挙げています。
見学で聞いておきたいこと
見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞いても意味がありません。書いていないことを聞いてください。日の出町の場合、次の7つです。
- 1年間の総額はいくらですか。入会金・月額・教材費・保険料・年会費・施設維持費をすべて足した金額を聞く
- 東京都の助成金の「フリースクール等確認書」を書いてもらえますか。書いてもらえるかどうかで、年間24万円の差が出ます
- 週に何日、何時から何時まで開いていますか。この記事の10か所のうち3か所は、開所日時が公式サイトで確認できませんでした
- うちの子の学年は受け入れていますか。あきる野モンテッソーリスクールは小学生のみ、昭島のグレスは中学生のみです。町の「レッツ」も小学校高学年からなので、低学年の場合は町外かオンラインになります
- 在籍校への出席の報告は、どういう形でしていますか。「出席扱いになりますか」ではなく「報告の形」を聞くほうが、実態が分かります
- いま何人が在籍していて、空きはありますか。定員が数名という小さな施設もあります
- 送迎はありますか。交通手段はどうなりますか。日の出町ではここが決め手になります。ころりん村フリースクールは送迎バスの通園エリアに「日の出」が挙げられています

よくある質問
まとめ
日の出町には、東京都の助成対象になっている民間のフリースクールが1か所もありません。そして町の適応支援グループ「レッツ」は火曜と金曜の午後だけ、対象は小学校高学年からです。平日の日中をまるごと過ごせる場所を探している家庭は、最初から町外を前提に考えたほうが時間を無駄にしません。
町外で現実的なのは、まずあきる野市です。ころりん村フリースクールは送迎バスの通園エリアに「日の出」が挙げられており、エノコログサは訪問型に対応しています。駅から離れた住宅地が多い日の出町にとって、送迎と訪問は大きな判断材料です。
公共交通で通うなら、秋川駅から徒歩7分のあきる野モンテッソーリスクール(小学生のみ)、東秋留駅から徒歩10分のエノコログサ、昭島の東中神駅から徒歩1分のフリースクールグレス(中学生)が、駅から近い選択肢です。
町独自の補助はありません。青梅市の補助金は施設の家賃向けで、保護者は使えません。使えるのは東京都の月額20,000円だけですが、施設の所在地は問われないので、あきる野・青梅・八王子まで広げても条件は変わりません。
そして日の出町では、すべての入口が教育相談室(042-597-1161)です。レッツを使うにも、まずここに電話することになります。保護者だけでの相談もできます。通所そのものが難しい段階であれば、家から参加できるオンラインという選択肢もあります。

内容を確かめるための一次資料
- 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 事業概要」(ページ)
- 東京都「東京都フリースクール等利用者支援事業助成金 よくあるご質問」(ページ)
- 東京都生活文化局「令和6年度 東京都フリースクール等利用者支援事業(助成金)児童生徒通所施設一覧」(PDF)
- 東京都「東京都フリースクール等支援事業(施設向け)事業概要」(ページ)
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日(ページ)
- 文部科学省「別記1 不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(ページ)
- 文部科学省「学びの多様化学校の設置者等一覧」(ページ)
- 文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」平成27年8月(ページ)
- 日の出町「教育相談室・適応支援グループ(レッツ)」(ページ)
- 日の出町「教育費の補助」(ページ)
- 日の出町「こども家庭センター」(ページ)
- 東京都「TOKYO多様な学びの場・居場所ナビ 日の出町」(ページ)
- 青梅市「フリースクール等民間施設事業費補助金(施設向け)」(ページ)
- あきる野市「チャレンジクラス」(ページ)
- 福生市「福生市立牛浜もくせい中学校」(ページ)
- ころりん村フリースクール(ページ)
- みんなの居場所「エノコログサ」(ページ)
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