「1円を稼ぐ」小中学生の起業スクール、マルシェ出店で学ぶこと|鎌倉「イチエンプロジェクト」が9/23までモニター募集

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結論:「好きなことで1円を稼ぐ」を、小学生5人が3か月・マルシェ3回でやりきった

鎌倉発の小中学生向け起業スクール「イチエンプロジェクト」が、第2弾のモニターを9月23日(水)まで募集しています。第1弾(2026年5〜7月)では小学生5人が3か月でマルシェに3回出店。9月30日からは「つくる」「かせぐ」の2コース制になります。

この記事は、9月16日に運営会社が出したプレスリリースをもとに、プログラムの中身と第1弾で子どもたちが何をしたかを整理し、「マルシェ出店で子どもは何を学ぶのか」を考えます。鎌倉に通えない家庭にも、家庭でできることのヒントがあります。

イチエンプロジェクトとは

「自分の好きなことで1円を稼ぐ」をコンセプトにした、小学3年生〜中学3年生向けの起業・経営を学ぶ習い事です。運営は2026年1月に鎌倉で設立された株式会社ネバーランド(こども法人ネバーランド)。会場は鎌倉駅前の生涯学習センターきらら鎌倉です。

名称の「イチエン」には、通貨の「一円」と、ご縁の「一縁」のふたつの意味が込められているとのことです。「稼ぐ」を目的にしているのではなく、「自分の好きなことが誰かに届く」経験を1円という形にする、という設計です。

項目内容
対象小学3年生〜中学3年生
会場生涯学習センターきらら鎌倉(鎌倉駅 徒歩1分)
募集締切2026年9月23日(水)23:59
申込説明会または個別相談会に参加後、入会フォームから

第1弾で小学生5人がやったこと

第1弾モニター(2026年5〜7月)には小学生5人が参加し、3か月でマルシェに3回出店しました。

日付出店内容
5月31日レモネード・カルピスの販売
7月1日あじさいドリンクの販売
7月26日かき氷、手づくりしおりのチーム出展

運営の森山晴介代表は、第1弾の最大の成果を「大人が先回りせずに、子どもが自分でやりきった」ことだとしています。何を売るか、いくらにするか、当日どう声をかけるか。大人が答えを用意せず、子どもが決めて、売れたり売れなかったりする結果を自分で引き受ける。ここがこのプログラムの中心です。

売上額は公表されていません。それ自体がひとつのメッセージで、第2弾の方針として「評価するのは稼いだ額ではなく、自分で決めた目標に対してどうだったか」と明言されています。

第2弾(9月30日〜):「つくる」と「かせぐ」の2コース

第2弾では、子どもの適性に応じて入口をふたつに分けています。

つくるコースかせぐコース
日程毎週水曜 16:00〜18:30(9月30日開始)毎週金曜 17:00〜19:30(10月2日開始)
定員6名10名
料金モニター価格 月15,000円(通常22,000円)。受講費・教材費・施設費・保険・プロジェクト予算を含む

出典:株式会社ネバーランド プレスリリース(2026年9月16日、PR TIMES)。料金・定員は変更される可能性があります。

「つくる」は商品づくりから、「かせぐ」は売り方や値付けから入るコースと読めます。手を動かすのが好きな子と、人と話すのが好きな子で入口を変えるのは、子どもの「得意」から入るという意味で理にかなった設計です。

このほか、9月19日(土)・20日(日)には鎌倉の御成祭会場でシルバーウィークの特別イベント(各日5名、参加費3,000円)も予定されています。

マルシェ出店で、子どもは何を学ぶのか

「子どもがお店を出す」体験は、鎌倉のこのプログラムに限らず、キッズフリマや「こどものまち」、学校のバザーなど、全国に入口があります。共通して起きる学びを整理すると、次の3つです。

1. 値段を「自分で決める」

レモネードを100円にするか150円にするか。原価がいくらで、いくつ売れば黒字か。この計算は、算数の文章題ではなく「自分のお金」の話になった瞬間に、子どもの頭の中で動き始めます。

2. 売れなかった理由を「自分で考える」

マルシェの学びの大半は、売れなかったときに起きます。場所が悪かったのか、暑すぎたのか、声が小さかったのか。大人が先回りしないプログラムでは、この振り返りが本人の言葉で出てきます。

3. 知らない人に「自分から話す」

お店に立つと、知らない大人に自分から声をかけることになります。学校では、こういう場面はほとんどありません。人前で話すのが苦手な子ほど、「売る」という目的があると話せることがあります。

この3つが、いわゆる「金融教育」の中身です。家庭でどう用意するかは、次の記事で詳しく整理しています。

子どもの販売体験・マルシェ出店が金融教育になる理由(値付け・売上・プレゼン)家庭で再現できる「売る」経験の設計と、出店できる場の探し方。 子どもが「お店を出してみたい」と言ったら|キッズフリマ・こどものまち・起業体験の入り口全国で出店できる場と、未成年の契約・古物・食品の決まり。

鎌倉に通えない家庭にできること

イチエンプロジェクトは鎌倉の対面プログラムで、通える家庭は限られます。ただ、第1弾の中身を見ると、特別な設備は使っていません。レモネードを作って、値段を決めて、外で売る。地域のマルシェやキッズフリマ、学校や学童のバザーで、同じことができます。大切なのは「大人が先回りしない」という一点です。

「好き」をプロジェクトにする放課後の居場所

NIJIN放課後プロジェクトスクール

NIJIN放課後プロジェクトスクールでオンラインの校舎に集まり、全国の仲間とプロジェクトを進める子どもたちの様子
オンラインの校舎に集まって、全国の仲間とプロジェクトを進める放課後

「好きなことで1円を稼ぐ」を、鎌倉に通わなくてもオンラインで経験できる場があります。

小中高生が対象で、オンラインのメタバース校舎は平日毎日使えます。週1回のクラス会議を軸に、企業や自治体と組んだプロジェクトに取り組み、作ったものを人に見せる・売る・発表するところまで進めます。全国のリアル校舎との併用もできます。

無料体験は日時を選んでWebから予約できます。「好きなこと」を家庭の外に持ち出す入口のひとつとして見てみてください。

NIJIN放課後プロジェクトスクールの無料体験を見る
※ NIJIN放課後プロジェクトスクールは、当メディア「にじいろ」を運営する株式会社NIJINが運営しています。

よくある質問

Q. 小学3年生から参加できますか?
A. 対象は小学3年生〜中学3年生です。申込は説明会または個別相談会への参加後になります。
Q. 「稼いだお金」は子どものものになりますか?
A. プレスリリースには売上の扱いに関する記載はありません。説明会で確認してください。運営は「評価するのは稼いだ額ではない」と明言しています。
Q. 子どもが物を売るのに、法律上の決まりはありますか?
A. 未成年の契約には保護者の同意が必要で、食品を売る場合は別途ルールがあります。詳しくは子どもが「お店を出してみたい」と言ったらを参照してください。

まとめ|「1円を稼ぐ」の中身は、決めて・売って・振り返ること

イチエンプロジェクトの第1弾では、小学生5人が3か月でマルシェに3回出店し、「大人が先回りせずに自分でやりきった」ことが成果とされました。第2弾は9月23日まで募集、9月30日から「つくる」「かせぐ」の2コース制です。鎌倉に通えなくても、値段を自分で決め、売れなかった理由を自分で考え、知らない人に自分から話す——この3つは、地域のマルシェや家庭で再現できます。

執筆:佐藤仁美

参考・出典

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