「茂原市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
茂原市で不登校や行きしぶりのお子さんがいる保護者の方に向けて、市の教育支援センター「フレンドルーム茂原」と、茂原市から通える民間のフリースクール5か所を、公式の情報をもとにまとめました。
この記事でわかること
- 茂原市から通えるフリースクール5か所の費用・開所日・対象
- 市の教育支援センター「フレンドルーム茂原」(豊田教室・五郷教室)
- 市が公表している不登校の人数(令和5年度は小98人・中134人)
- 通うのが難しいときのオンラインという選択肢と、見学で聞くこと
この記事は、茂原市・千葉県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。
茂原市の今の状況を、数字と場所で確かめる
まず、茂原市という市の形を公式の資料で確かめておきます。市の公式サイトによると、茂原市の人口は2026年10月1日現在84,485人、世帯数は42,531世帯です。面積は99.92平方キロメートルで、市のガイドブックでは「JR東京駅から特急利用で約60分」、茂原七夕まつりのまちとして紹介されています。
市立の学校は再編が進んでいて、令和8年4月には南中学校と早野中学校が統合しました。
茂原市は、総合教育会議(令和7年3月)の資料で不登校の人数を公表しています。令和5年度は小学校98人(約2.8%)、中学校134人(約7.1%)で、令和元年度の小学校54人・中学校90人から増えています。資料では、小学校の割合は全国(約2.2%)より高く、中学校は全国(約7.8%)より低いとされています。
千葉県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は14,599人(小学校6,121人・中学校8,478人)で、前年度の14,300人から増えています(千葉市を含む県の公表値)。茂原市でも、令和元年度から令和5年度のあいだに、小学生の不登校は2倍近くになっています。「うちだけかもしれない」と思わなくて大丈夫です。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、茂原市ならではの事情です。
01
情報が公開されていない施設が多い
県のサポートガイドには茂原市の民間団体が4つ載っていますが、料金や時間を公式に確認できたのは一部だけです。
02
新規の募集を止めている施設がある
ガイドに載っているStudyBaseは、公式サイトでフリースクールの新規募集を停止していると案内しています。
03
市の教室は週3日
フレンドルーム茂原は火・木・金の9時〜15時。毎日通える場所ではありません。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
茂原市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
茂原市内の3か所と、一宮町・市原市の各1か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは報道やフリースクール情報サイトの金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| フリースクール One and only (茂原市本納) | 小学生〜 | 月〜金 9:00〜17:00 | 1回2,000円(食事代込)/月額上限36,000円 | 公式に記載なし |
| 学び舎 そのわ (茂原市) | 確認できず | 確認できず | 確認できず | 確認できず(番地の記載なし) |
| 成美学園 茂原校 (茂原市町保) | 中学生(グループのフリースクール案内) | 公式で確認できず | 公式に掲載なし | JR茂原駅東口 徒歩9分 |
| SOTOBOコミュニティスクール (長生郡一宮町田町) | 小1〜小6 | 公式で確認できず | 入会費50,000円/月額65,000円(スポットは1日4,000円) | 上総一ノ宮駅 徒歩約10分 |
| フリースクール オリコス (市原市高滝) | 5歳から | 月〜金 8:00〜17:00 | 入会金22,000円/月会費33,000円(税込) | 公式に記載なし |
市内では、One and onlyが平日毎日・1回2,000円で使え、学び舎そのわと成美学園 茂原校は内容を問い合わせる必要があります。一宮町のSOTOBOコミュニティスクールは小学生向けのオルタナティブスクール、市原市のオリコスは朝8時から開く毎日型です。
成美学園 茂原校はJR茂原駅東口から徒歩9分、SOTOBOコミュニティスクールはJR外房線の上総一ノ宮駅から徒歩約10分です。本納のOne and onlyと市原市高滝のオリコスは、最寄駅の記載が公式にないので、行き方を問い合わせてください。

5か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. フリースクール One and only(茂原市本納)|食事代込みで1回2,000円、平日毎日
合同会社KY Flightsが運営する「ファミリーケアハウス One and only」のフリースクールで、茂原市本納2346-3にあります。千葉県のサポートガイド(令和8年度版)の民間団体一覧に「フリースクール One and only」として載っています。
- 開所(公式):月〜金 9:00〜17:00(土日祝は休み)
- 費用(公式):「2,000 円 / 1回」(食事代込みの一律料金)。預かり・スクール利用は月額上限36,000円。税の表記と入会金の記載はありません
- 電話:070-8319-9321
1回ごとの料金に上限があるので、通う日数が少ないうちは費用をおさえられ、毎日通っても月36,000円までです。最寄駅と出席扱いは公式で確認できませんでした(県のサポートガイドは、出席扱いとされた子がいる団体の一覧です)。
2. 学び舎 そのわ(茂原市)|県のガイドに載る、茂原市内の学び場
千葉県のサポートガイド(令和8年度版)の民間団体一覧に、茂原市の施設として載っている学び場です。ガイドに書かれているのは市名と電話番号、Instagramのアカウントだけで、番地は載っていません。
- 連絡先(県のガイド掲載):090-8774-4906、Instagram(manabiya_sonowa)
- 対象・開所日時・費用:公式のウェブサイトが見つからず、確認できませんでした
県のサポートガイドは「出席扱いとされた子がいる民間団体」を載せた一覧なので、茂原市内で通える場所の候補になります。くわしい内容は公開されていないため、電話かInstagramで、対象の学年・曜日・料金を確かめてください。
3. 成美学園 茂原校(茂原市町保)|県のガイドに載る、駅近くの学び場(中学生向けは要問い合わせ)
茂原市町保37-3 成美学園ビルにある、株式会社成美学園の校舎です。JR茂原駅東口から徒歩9分で、千葉県のサポートガイド(令和8年度版)の民間団体一覧に載っています。校舎のページに書かれているのは通信制高校と連携した高等部の内容で、小中学生向けの案内はありません。
- 中学生向けの案内:成美学園グループの「フリースクール」のページに、中学生を対象にした少人数制の個別授業と、午後のコース活動(音楽・イラスト・ダンス・調理など)の案内があり、資料請求の希望校舎に茂原校が含まれています
- 費用・時間:公式ページに記載がなく、確認できませんでした。茂原校で中学生向けのコースを実施しているかも、明記はありませんでした
- 電話:0475-22-8819(平日8:30〜17:30)
県のサポートガイドは「出席扱いとされた子がいる民間団体」を載せた一覧で、茂原校はそこに入っています。ただし、中学生が今通えるか、料金がいくらかは公式で確認できなかったので、最初に電話で聞いてください。小学生向けの案内は見つかりませんでした。
4. SOTOBOコミュニティスクール(一宮町田町)|小学生向けのオルタナティブスクール
一般社団法人うみかぜが運営する「千葉・外房のオルタナティブスクール」で、長生郡一宮町田町の旧一宮保育所を使っています。JR外房線の上総一ノ宮駅から徒歩約10分で、対象は小学1年生から6年生です。
- 学費(公式・税表記なし):入会費50,000円(週5日)、月額会費65,000円。「年間費用の目安:約80〜85万円(入会費、月額会費含む)※諸費用別途」
- スポット利用(公式):入会費20,000円、1日4,000円
- 開校の曜日・時間:公式サイトでは確認できませんでした
- 電話:090-2721-8073(平日9:00〜17:00)
「在籍校の出席として認められるよう」在籍校への定期的な学習状況の報告などを行う、と公式に書いているのが特徴です。毎日通う形だと費用は年間80万円台になるので、スポット利用から試す方法もあります。対象は小学生だけです。
5. フリースクール オリコス(市原市高滝)|朝8時から開く、元教員のフリースクール
元教員の方が代表をつとめるフリースクールで、市原市高滝895-18にあります。対象は不登校の子どもたちで、公式サイトには「5歳から」と書かれています。千葉県のサポートガイド(令和8年度版)の民間団体一覧にも載っています。
- 開所(公式):月〜金 8:00〜17:00(祝日、土日、お盆、年末年始は休み)
- 費用(公式・税込):入会金22,000円、月会費33,000円。校外学習などの費用と保険料は別
- 電話:0436-26-4097
朝8時から夕方5時まで、平日毎日開いているので、保護者が働いている家庭でも使いやすい時間帯です。最寄駅の記載がないので、車での送迎を前提に考えてください。出席扱いは公式ページに記載がありませんでした。
茂原市から通う場合の費用相場と、補助の有無
5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| One and only | 記載なし | 1回2,000円(食事代込)。月額上限36,000円 | 公式(税表記なし) |
| 学び舎 そのわ | 確認できず | 確認できず(Instagramで問い合わせ) | — |
| 成美学園 茂原校 | 記載なし | 公式に掲載なし(問い合わせで確認) | — |
| SOTOBOコミュニティスクール | 50,000円(週5日)/20,000円(スポット利用) | 65,000円(スポット利用は1日4,000円) | 公式(税表記なし) |
| フリースクール オリコス | 22,000円 | 33,000円(校外学習などの費用と保険料は別) | 公式(税込) |
One and onlyは1回2,000円(食事代込み)で、月の上限は36,000円です。オリコスは月33,000円(税込)、SOTOBOコミュニティスクールは月65,000円で、スポット利用なら1日4,000円です。学び舎そのわと成美学園 茂原校の料金は、問い合わせが必要です。
補助については、茂原市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。千葉県には、フリースクールを運営する団体向けの「フリースクール活動支援事業」(補助率2分の1、1団体あたり上限100万円)がありますが、保護者への利用料の補助は県の公式ページでは確認できませんでした。県内では千葉市(「学びのサポートクーポン」年額60,000円、令和8年10月開始)、松戸市(月額利用料の3分の1・月上限1万円)、印西市(月額上限20,000円)が保護者向けの補助を公式に案内していますが、どれもその市に住む子が対象で、茂原市は含まれていません。
費用をおさえる方法としては、①市の「フレンドルーム茂原」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、茂原市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市と県の窓口も知っておくと選択肢が広がります。
教育支援センター「フレンドルーム茂原」(豊田教室・五郷教室)
茂原市の教育支援センターは「フレンドルーム茂原」で、2つの教室があります。対象は、学校に行けない小・中学生です。
- 豊田教室:豊田福祉センター内(茂原市長尾148番地)。電話0475-26-3746
- 五郷教室:五郷福祉センター内(茂原市綱島656番地)。電話0475-26-3747
- 開室:「火曜日・木曜日・金曜日の午前9時~午後3時まで」(長期休業・祝日・福祉センターの行事の日は休み)
- 申し込み:「学校(在籍校)に申込書があります。まずは学校の先生にご相談ください。」見学もできます
- 費用:「教材費は、無料です(交通費、昼食代、行事等の実費については、保護者の負担となります)。」
市のページには「通級した日数を在籍校へ連絡します。」と書かれています。このページは2018年の更新なので、今の曜日や時間は学校か学校教育課で確かめてください。最寄駅の記載はありませんでした。
学校の中の居場所と、千葉県の窓口
市の総合教育会議の資料には、「校内教育支援センターの設置と活用の促進(個に応じた学習課題の提供、配信される授業動画の視聴等)」が挙げられています(設置している学校の数は確認できませんでした)。県の相談窓口としては、茂原市八千代にある東上総教育相談室(0475-23-4460、月〜金 9:00〜17:00)があります。
千葉県教育委員会は、フリースクール等に通う子なども対象にしたオンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や、令和7年11月に開設した「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」を案内しています。フリースクールについての問い合わせ先は、県の不登校児童生徒支援室(0120-23-1008)です。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「情報が少なくて選びにくい」「毎日通うのはまだ難しい」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 茂原市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 市内に場所がある | × 市内に 3か所 | × 豊田教室と 五郷教室 | × 自宅から |
| 送迎・移動がいらない | × 電車・車で 通う | × 市内だが 移動は必要 | × 移動なし |
| 毎日通える | × 平日毎日 開く施設あり | × 火・木・金の 週3日 | × 毎日 朝の会から |
| 費用が事前にわかる | × 料金非公開の 施設もある | × 教材費は 「無料」と記載 | × 公式に金額を公開 |
| 同じ部屋で人と会える | × スタッフ・ 仲間と対面 | × 先生・ 仲間と対面 | × 画面越し |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと千葉県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。
オンラインが向いているとき
茂原市には市内に学び場がありますが、情報が公開されていない施設も多く、見学に行くこと自体が負担になる時期もあります。「まず生活のリズムを戻したい」「外に出るのがまだ難しい」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天気や体調の波に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。茂原市の場合は、市の教育支援センター「フレンドルーム茂原」が火・木・金に開いているので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは市の教室へ」という組み合わせも考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、千葉県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|茂原市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、千葉県内では東金市(NIJINアカデミー千葉東金校・毎週土曜)と佐倉市(千葉佐倉校・毎週木曜)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額は、メタバースだけなら月25,443円(税込)で、オリコス(月33,000円)やOne and onlyの月額上限(36,000円)より低い一方、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、フレンドルーム茂原や市内の学び場と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
七夕まつりで知られる茂原市では、不登校の子が増えるなかで、学校の外の学び場も少しずつ増えています。それでも「家から出る」こと自体が難しい時期はあります。42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、移動時間ゼロで毎日いろいろな人とつながれます。ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。
外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。茂原市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【茂原市ならでは】今も受け入れているか、料金はいくらか。公式に情報が少ない施設や、新規の募集を止めている施設があるので、最初の電話で「今、何年生が通えるか」「月にいくらか」を確かめる
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。茂原市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市のフレンドルーム茂原との併用を考えている場合は、申込書がある在籍校にも同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
茂原市にフリースクールはありますか。
あります。千葉県のサポートガイド(令和8年度版)の民間団体一覧には、茂原市の団体として成美学園 茂原校、学び舎 そのわ、フリースクール One and only、StudyBaseが載っています。このうちStudyBaseは、公式サイトで「現在、新規での生徒募集を停止しております」と案内しています。
フレンドルーム茂原はどこにありますか。
豊田教室(豊田福祉センター内、茂原市長尾148、0475-26-3746)と、五郷教室(五郷福祉センター内、茂原市綱島656、0475-26-3747)の2か所です。火・木・金の午前9時〜午後3時に開いています。
フレンドルーム茂原の費用や申し込み方法は?
申込書は在籍校にあるので、まず学校の先生に相談します。市のページには「教材費は、無料です(交通費、昼食代、行事等の実費については、保護者の負担となります)。」と書かれています。
茂原市の不登校の人数はどのくらいですか。
市の総合教育会議の資料では、令和5年度は小学校98人(約2.8%)、中学校134人(約7.1%)です。令和元年度は小学校54人、中学校90人でした。
茂原市にフリースクールの利用料の補助はありますか。
市の公式サイトでは確認できませんでした(2026年10月時点)。千葉県の補助は施設を運営する団体向けのもので、保護者向けの補助は千葉市・松戸市・印西市など一部の市が独自に行っています。
学校の中に居場所はありますか。
市の資料には「校内教育支援センターの設置と活用の促進」が挙げられていて、個に応じた学習課題や、配信される授業動画の視聴などに使うとされています。どの学校にあるかは、在籍校に聞いてください。
不登校の相談はどこにすればいいですか。
まずは在籍校か、市の教育委員会 学校教育課に相談してください。県の東上総教育相談室(茂原市八千代、0475-23-4460、月〜金 9:00〜17:00)でも相談を受けています。
千葉県のオンラインの支援はありますか。
千葉県教育委員会は、フリースクール等に通う子なども対象にしたオンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や、令和7年11月に開設した「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」を案内しています。使い方は在籍校や県の案内で確認してください。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
茂原市には、市の教育支援センター「フレンドルーム茂原」が豊田と五郷の2か所にあり、市内には県のサポートガイドに載る民間の学び場もあります。情報が公開されていない施設が多いので、最初の問い合わせで対象と料金を確かめることが大切です。
- まず相談したいとき:在籍校、県の東上総教育相談室(0475-23-4460)
- 市の教室を使いたいとき:フレンドルーム茂原(豊田 0475-26-3746/五郷 0475-26-3747)
- 1回ごとの料金で試したいとき:One and only(1回2,000円・食事代込み)
- 小学生で毎日通える場所を探すとき:SOTOBOコミュニティスクール、オリコス
- 移動がまだ難しいとき:自宅から「登校」できるオンラインのフリースクール
茂原市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 茂原市「フレンドルーム茂原」
- 茂原市総合教育会議 資料「不登校児童生徒の支援体制の再構築について」(令和7年3月25日)
- 茂原市「南中学校と早野中学校の統合」
- 茂原市ガイドブック「プロフィール」
- 茂原市 公式サイト(人口・世帯数)
- 千葉県版児童生徒・保護者のサポートガイド(令和8年度版)
- 成美学園グループ「フリースクール」
- StudyBase「フリースクール」
- NIJINアカデミー千葉東金校
- ファミリーケアハウス One and only 公式サイト
- 学び舎 そのわ(Instagram)
- 成美学園 茂原校
- SOTOBOコミュニティスクール 公式サイト
- フリースクール オリコス 公式サイト
- 千葉県教育委員会「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果
- 千葉県「フリースクール活動支援事業」
- 千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例
- 千葉県教育委員会「不登校対策」(サポートガイド・エデュオプちば・放課後メタバースちば)
- 千葉県「よくある質問:フリースクールについて」
- 千葉市「千葉市学びのサポートクーポン」
- 松戸市「フリースクール等利用料の補助」
- 印西市「印西市フリースクール等利用児童生徒支援補助金」
- 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年10月3日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年10月3日 / 最終更新:2026年10月3日


