「八街市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
八街市で不登校や行きしぶりのお子さんがいる保護者の方に向けて、市の教育支援センター「ナチュラル」と、八街市から通える民間のフリースクール5か所を、公式の情報をもとにまとめました。
この記事でわかること
- 八街市から通えるフリースクール5か所の費用・開所日・対象
- 市の教育支援センター「ナチュラル」と3つの相談窓口
- 中高生世代が使える市内の居場所「ナッツアップ?」
- 通うのが難しいときのオンラインという選択肢と、見学で聞くこと
この記事は、八街市・千葉県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。
八街市の今の状況を、数字と場所で確かめる
まず、八街市という市の形を公式の資料で確かめておきます。市の公式サイトによると、八街市の人口は2026年9月1日現在65,633人、世帯数は33,690世帯です。「千葉県北部のほぼ中央に位置し、東京から50km圏内」にあり、面積は74.94平方キロメートル。「市の中央部は市街地を形成し、周囲には平坦な畑作地帯が広がって」いて、にんじん、さといも、落花生、すいかなどの産地です。
鉄道はJR総武本線が通っていて、市役所は八街駅の北口から徒歩3分です。市立の学校は小学校8校(ほかに分校1)・中学校4校です。
八街市の不登校の人数は、市の公式サイトでは確認できませんでした。
千葉県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は14,599人(小学校6,121人・中学校8,478人)で、前年度の14,300人から増えています(千葉市を含む県の公表値)。数字が公表されていなくても、同じように悩んでいる家庭は市内にもきっといます。「うちだけかもしれない」と思わなくて大丈夫です。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、八街市ならではの事情です。
01
小学生が通える市内の民間施設が少ない
八街駅近くの「ナッツアップ?」は中高生世代が対象です。小学生の場合は、ジャックと豆の木か、市外の施設が候補になります。
02
料金や時間が公開されていない施設がある
市内のジャックと豆の木は、公式サイトにフリースクールの料金や時間が書かれていません。
03
市の補助が確認できない
八街市のフリースクール利用料の補助は、市の公式サイトでは確認できませんでした。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
八街市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
八街市内の2か所と、四街道市・酒々井町・成田市の各1か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは報道やフリースクール情報サイトの金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| ナッツアップ? デイタイム (八街市八街ほ) | 八街市在住・在学・在勤の中高生世代 | 月・水・木 10:30〜14:30 | 公式に「無料」 | 八街駅南口 徒歩5分 |
| オルタナティブスクール ジャックと豆の木 (八街市八街ほ) | 小1〜中3(情報サイト掲載) | 月〜金 9:00〜16:00(情報サイト掲載) | 公式で確認できず | 八街駅 徒歩12分 |
| Little Baobabs (四街道市千代田) | 小1〜18歳 | 月・火・木・金 10:00〜15:00 | 入会金10,000円/月謝30,000円 | JR四街道駅・物井駅(徒歩分の記載なし) |
| BEAR BEE SHIP フリースクール (酒々井町中央台) | 小・中・高校生 | 火・金 10:00〜14:00 | 1回880円 | JR酒々井駅西口 徒歩4分 |
| ワイズアカデミー 成田キャンパス (成田市花崎町) | 中学生 | 平日 10:00〜15:00 | 入会金22,000円/月27,500円 | 成田駅から徒歩0分(公式) |
市内の「ナッツアップ?」は中高生世代が費用をかけずに使える居場所、ジャックと豆の木は県のサポートガイドに載る学び場です。四街道市のLittle Baobabsは小1から18歳まで、酒々井町のBEAR BEE SHIPは1回ごとの料金、成田市のワイズアカデミーは中学生向けです。
市内の2か所は、JR八街駅から歩いて行けます(ナッツアップ?は南口から徒歩5分、ジャックと豆の木は徒歩12分)。四街道市のLittle Baobabsは、同じJR総武本線の四街道駅・物井駅が最寄りです。酒々井町と成田市の施設へは、乗り換えや車での送迎が必要です。

5か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. 八街市中高生のための居場所「ナッツアップ?」デイタイム(八街市八街ほ)|中高生世代が対象、公式に「無料」
一般社団法人子どものみらい開墾社が運営する、中高生世代のための居場所です。八街市八街ほ240-32の2階にあり、公式サイトでは「八街駅南口から徒歩5分です」と案内されています。昼の時間帯の「デイタイム(フリースクール)」と、放課後の「アフタースクール」があります。
- 対象(公式):「八街市在住在学在勤の中高生世代」
- 開所(公式):毎週月・水・木。デイタイム 10:30〜14:30、アフタースクール 15:00〜20:00
- 費用(公式):「デイタイム(フリースクール)・アフタースクールともに 無料 です。」
- 申し込み:デイタイムは問い合わせフォームから見学・面談(60分程度)。アフタースクールは予約不要
- 電話:043-312-9821
八街市の中高生世代なら、費用をかけずに昼間の居場所として使えます。小学生は対象外です。出席扱いの記載は公式にありませんでした。
2. オルタナティブスクール ジャックと豆の木(八街市八街ほ)|八街駅から歩ける、県のガイド掲載の学び場
八街市八街ほ835-25(大平商店2階)にあるオルタナティブスクールで、学習塾「慶桜学院」のサイトの中で案内されています。対象は「さまざまな理由で学校に通うことが難しいお子様」で、千葉県のサポートガイドの民間団体一覧にも載っています。
- アクセス:JR八街駅から徒歩12分(学習塾としての公式の記載)
- 対象・時間:公式では確認できませんでした。フリースクール情報サイト「ツナグバ」には、小1〜中3、月〜金 9:00〜16:00と載っています
- 費用:フリースクールの料金は公式で確認できませんでした(サイトにある入塾費は学習塾のものです)
- 電話:043-497-3769
県のサポートガイドは「出席扱いとされた子がいる民間団体」を載せた一覧なので、出席扱いの実績がある施設と考えられます。ただし公式サイトに料金や時間が書かれていないので、必ず問い合わせで確かめてください。
3. 探究学習型フリースクール Little Baobabs(四街道市千代田)|小1から18歳まで、探究学習が中心
株式会社LSPが運営する探究学習型のフリースクールで、四街道市千代田一丁目40-12にあります。最寄駅はJR四街道駅と物井駅で、対象は小学1年生から18歳までです。
- 開所(公式):月・火・木・金 10:00〜15:00
- 費用(公式・税表記なし):入会金10,000円、月謝30,000円(2か月目から)。初月は「通った回数×3,000円」。無料体験は2回まで
- 送迎:公式では「四街道市・千葉市若葉区とその周辺」。八街市が含まれるかは確認できませんでした
- 電話:043-216-5894
初月は通った回数だけの料金なので、合うかどうかを確かめてから月謝に切り替えられます。出席扱いは公式サイトには記載がなく、千葉市が公開している施設情報に、在籍校と連携して「出席扱い」への対応を支援すると書かれています。
4. BEAR BEE SHIP フリースクール(酒々井町中央台)|1回880円、出席扱いの実績を公式に明記
株式会社BEAR BEEが運営するフリースクールで、印旛郡酒々井町中央台2-19-19にあります。JR酒々井駅西口から徒歩4分で、対象は不登校の子や学校生活に不安を感じている小・中・高校生、定員は15名程度です。
- 開所・費用(公式):「火曜日・金曜日10:00〜14:00 利用料:1回880円」(税表記なし)
- 入会金など:公式サイトには「入会金(全コース共通)11,000円」「年会費 11,000円」の記載がありますが、フリースクールにも適用されるかは確認できませんでした
- 電話:043-497-2926(平日10:00〜19:30)
「出席扱いや定期テスト実施の依頼について相談します。(出席扱いの実績もあります。)」と公式に書いているのが特徴です。1回ごとの料金なので、週1日から試せます。
5. ワイズアカデミー 成田キャンパス(成田市花崎町)|成田駅前、中学生のためのフリースクール
成田市花崎町828-11 スカイタウン成田3Fにある、株式会社ワイズアカデミーが運営する「中学生のためのフリースクール」です。公式サイトでは「成田駅から徒歩0分」と案内されています。
- 開所(公式):「平日の午前 10 時~午後 3 時であれば、何時に来て何時に帰っても大丈夫です。毎日来ても、週1回でも自分のペースで通うことができます。」
- 費用(公式・税表記なし):入会金22,000円(初年度のみ)、月額27,500円(年間330,000円)。千葉市が公開している施設情報には別に「教材費・体験活動費 年額11,000円」とあるので、総額は問い合わせで確認を
- 電話:0120-247-641
出席扱いについて、公式サイトに「中学校に挨拶をし、毎月の出席報告と活動報告も行っています。(出席とカウントするかは中学校の判断となります。)」と書いているのが特徴です。対象は中学生で、小学生は使えません。
八街市から通う場合の費用相場と、補助の有無
5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| ナッツアップ? デイタイム | なし | 公式に「無料」 | 公式 |
| ジャックと豆の木 | 確認できず | 公式で確認できず(問い合わせで確認) | — |
| Little Baobabs | 10,000円 | 30,000円(2か月目から。初月は通った回数×3,000円) | 公式(税表記なし) |
| BEAR BEE SHIP | フリースクールに適用されるかは確認できず | 1回880円 | 公式(税表記なし) |
| ワイズアカデミー | 22,000円(初年度のみ) | 27,500円(年間330,000円) | 公式(税表記なし) |
「ナッツアップ?」は公式に「無料」、BEAR BEE SHIPは1回880円と、少ない負担で使える場所があります。Little Baobabsは月謝30,000円、ワイズアカデミーは月27,500円です。ジャックと豆の木の料金は問い合わせが必要です。
補助については、八街市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。千葉県には、フリースクールを運営する団体向けの「フリースクール活動支援事業」(補助率2分の1、1団体あたり上限100万円)がありますが、保護者への利用料の補助は県の公式ページでは確認できませんでした。県内では千葉市(「学びのサポートクーポン」年額60,000円、令和8年10月開始)、松戸市(月額利用料の3分の1・月上限1万円)、印西市(月額上限20,000円)が保護者向けの補助を公式に案内していますが、どれもその市に住む子が対象で、八街市は含まれていません。
費用をおさえる方法としては、①市の教育支援センター「ナチュラル」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、八街市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市と県の窓口も知っておくと選択肢が広がります。
教育支援センター「ナチュラル」(通う場所)
八街市の教育支援センターは「ナチュラル」です。八街市教育センターのサイトには、「学校に籍を置いたままで通う教室です。教室での生活を通して、学校に登校できるように支援します。」と書かれています。
- 場所:八街市八街ほ208-260
- 開室(県のサポートガイド・令和8年度版):月〜金 10:00〜15:00(木曜は12:00まで)
- 対象(県の資料):「小・中学生の不登校児」
- 内容(県の資料):学校教育相談員・カウンセラー・指導主事が、一人一人の状態に応じた適応指導を実施。屋外学習・調理実習・体験学習なども不定期に実施
- 電話:043-443-8040
費用・申込の方法・出席扱い・最寄駅は、公式資料では確認できませんでした。教育センターのサイトにパンフレットと「通所にあたっての約束とお願い」が載っているので、あわせて見てください。
教育相談と、千葉県の窓口
市の「心を支える相談窓口」のページには、次の窓口が載っています。
- 学校教育相談(043-310-5017):毎週月・水・金曜(祝日を除く)9:00〜15:00
- 家庭教育相談(043-443-1464):毎週火〜木曜(祝日を除く)9:00〜16:00
- 家庭児童相談(043-443-1693):毎週月〜金曜(祝日を除く)9:00〜17:00
校内教育支援センターと市独自のオンライン支援は、公式資料では確認できませんでした。
千葉県教育委員会は、フリースクール等に通う子なども対象にしたオンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や、令和7年11月に開設した「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」を案内しています。フリースクールについての問い合わせ先は、県の不登校児童生徒支援室(0120-23-1008)です。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「小学生が通える場所が少ない」「市外まで毎日通うのは負担が大きい」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 八街市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 市内に場所がある | × 八街駅の近くに 2か所 | × ナチュラル (八街ほ) | × 自宅から |
| 送迎・移動がいらない | × 徒歩・電車・ 車で通う | × 市内だが 移動は必要 | × 移動なし |
| 情報が公開されている | × 料金を載せて いない施設も | × 費用・申込方法は 記載なし | × 時間割・料金を公開 |
| 費用が事前にわかる | × 施設ごとに 違う | × 公式に 記載なし | × 公式に金額を公開 |
| 同じ部屋で人と会える | × スタッフ・ 仲間と対面 | × 先生・ 仲間と対面 | × 画面越し |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと千葉県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。
オンラインが向いているとき
八街市は市街地のまわりに畑作地帯が広がっていて、住んでいる場所によっては駅や学び場まで距離があります。「まず生活のリズムを戻したい」「駅まで出るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天気や体調の波に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。八街市の場合は、市の教育支援センター「ナチュラル」があるので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは市の教室へ」という組み合わせも考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、千葉県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|八街市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、千葉県内では佐倉市(NIJINアカデミー千葉佐倉校・毎週木曜)と我孫子市(我孫子校・毎週火曜)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額は、メタバースだけなら月25,443円(税込)で、Little Baobabs(月謝30,000円)より低い一方、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、ナチュラルや市内の居場所と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
落花生やすいかの畑が広がる八街市では、小学生が毎日通える学び場はまだ多くありません。42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、移動時間ゼロで毎日いろいろな人とつながれます。ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。
駅まで行けない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。八街市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【八街市ならでは】対象の年齢と、料金の公開状況。中高生世代だけが対象の場所があるので、わが子の学年で通えるかを最初に確かめる。料金が公式に載っていない施設は、総額を紙でもらう
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。八街市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の教育支援センター「ナチュラル」との併用を考えている場合は、在籍校にも同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
八街市にフリースクールはありますか。
あります。千葉県のサポートガイド(令和8年度版)には、八街市の民間団体として「オルタナティブスクール ジャックと豆の木」が載っています。ほかに、中高生世代のための居場所「ナッツアップ?」が、昼の時間帯にデイタイム(フリースクール)を開いています。
八街市の教育支援センターはどこにありますか。
教育支援センター「ナチュラル」が八街市八街ほ208-260にあります。県のサポートガイドでは、開室は月〜金の10:00〜15:00(木曜は12:00まで)で、対象は小・中学生です。電話は043-443-8040です。
「ナッツアップ?」はだれが使えますか。
公式サイトでは、対象は「八街市在住在学在勤の中高生世代」です。毎週月・水・木に開いていて、デイタイムは10:30〜14:30、費用は公式に「無料」とされています。小学生は対象外です。
八街市にフリースクールの利用料の補助はありますか。
市の公式サイトでは確認できませんでした(2026年10月時点)。千葉県の補助は施設を運営する団体向けのもので、保護者向けの補助は千葉市・松戸市・印西市など一部の市が独自に行っています。
不登校の相談はどこにすればいいですか。
学校教育相談(043-310-5017、月・水・金の9:00〜15:00)で受けています。家庭のことは家庭教育相談(043-443-1464、火〜木の9:00〜16:00)にも相談できます。
小学生が通える場所はありますか。
四街道市のLittle Baobabsは小学1年生から18歳まで、酒々井町のBEAR BEE SHIPは小・中・高校生が対象です。市内のジャックと豆の木は、情報サイトでは小1〜中3と載っていますが、公式では確認できなかったので問い合わせてください。
出席扱いについて公式に書いている施設は?
BEAR BEE SHIPは「出席扱いの実績もあります」、ワイズアカデミーは中学校に毎月の出席報告と活動報告をしていて「出席とカウントするかは中学校の判断となります」と書いています。最終的に判断するのは在籍校の校長です。
千葉県のオンラインの支援はありますか。
千葉県教育委員会は、フリースクール等に通う子なども対象にしたオンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や、令和7年11月に開設した「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」を案内しています。使い方は在籍校や県の案内で確認してください。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
八街市には、市の教育支援センター「ナチュラル」と、八街駅の近くに中高生世代の居場所「ナッツアップ?」、県のサポートガイドに載るジャックと豆の木があります。JR総武本線を使えば、四街道の施設にも通えます。
- まず相談したいとき:学校教育相談(043-310-5017)
- 市の教室を使いたいとき:教育支援センター「ナチュラル」(043-443-8040)
- 中高生で費用をかけずに居場所を探すとき:ナッツアップ? デイタイム
- 小学生から通える場所を探すとき:Little Baobabs、BEAR BEE SHIP
- 移動がまだ難しいとき:自宅から「登校」できるオンラインのフリースクール
八街市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 八街市「教育支援センター(ナチュラル)」
- 八街市教育センター(ナチュラルの案内)
- 八街市「心を支える相談窓口」
- 千葉県「市町村の居場所・教育支援センター」資料
- 千葉県版児童生徒・保護者のサポートガイド(令和8年度版)
- 八街市「市の概要」
- 八街市「市立小・中学校」
- 八街市 公式サイト(人口・世帯数)
- ツナグバ「オルタナティブスクール ジャックと豆の木」
- 千葉市公開「Little Baobabs」施設情報
- ワイズアカデミー「費用」
- NIJINアカデミー千葉佐倉校
- ナッツアップ? 公式サイト
- 慶桜学院/オルタナティブスクール ジャックと豆の木
- 探究学習型フリースクール Little Baobabs 公式サイト
- BEAR BEE 公式サイト
- ワイズアカデミー 成田キャンパス 公式サイト
- 千葉県教育委員会「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果
- 千葉県「フリースクール活動支援事業」
- 千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例
- 千葉県教育委員会「不登校対策」(サポートガイド・エデュオプちば・放課後メタバースちば)
- 千葉県「よくある質問:フリースクールについて」
- 千葉市「千葉市学びのサポートクーポン」
- 松戸市「フリースクール等利用料の補助」
- 印西市「印西市フリースクール等利用児童生徒支援補助金」
- 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年10月3日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年10月3日 / 最終更新:2026年10月3日


