「鎌ケ谷市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
鎌ケ谷市で不登校や行きしぶりのお子さんがいる保護者の方に向けて、市の適応指導教室「ふれあい談話室」と、鎌ケ谷市から通える民間のフリースクール5か所を、公式の情報をもとにまとめました。
この記事でわかること
- 鎌ケ谷市から通えるフリースクール5か所の費用・開所日・最寄駅
- 市の適応指導教室「ふれあい談話室」と入級の流れ
- 全小学校にいる「ひだまり先生」(校内教育支援センター)と相談の窓口
- 通うのが難しいときのオンラインという選択肢と、見学で聞くこと
この記事は、鎌ケ谷市・千葉県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年9月時点)。
鎌ケ谷市の今の状況を、数字と場所で確かめる
まず、鎌ケ谷市という市の形を公式の資料で確かめておきます。市の公式サイトによると、鎌ケ谷市の人口は2026年9月1日現在110,116人、世帯数は54,417世帯です。千葉県の北西部にある面積21.08平方キロの市で、都心から25km圏にあり、1971年9月1日に市制を施行しました。梨の産地としても紹介されています。
新鎌ケ谷駅には「『成田スカイアクセス線』『東武野田線(東武アーバンパークライン)』『京成松戸線』『北総線』の4つの路線が乗り入れ」ていて、市のページでは都心(日本橋・浅草など)まで直通で約30分とされています。市立の学校は、令和8年5月1日現在で小学校9校(児童4,653名)・中学校5校(生徒2,536名)です。
鎌ケ谷市の不登校の人数は、公式資料では確認できませんでした。第3期教育振興基本計画には「不登校の子どもたちへの支援の拡充」が施策として挙げられています。
千葉県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は14,599人(小学校6,121人・中学校8,478人)で、前年度の14,300人から増えています(千葉市を含む県の公表値)。数字が公表されていなくても、同じように悩んでいる家庭は市内にもきっといます。「うちだけかもしれない」と思わなくて大丈夫です。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、鎌ケ谷市ならではの事情です。
01
市内の民間施設がとても少ない
千葉県のサポートガイドの民間施設一覧で、鎌ケ谷市内の施設として載っているのは1か所です。多くの場合、船橋や柏の施設まで通うことになります。
02
市の教室は午後の早い時間まで
ふれあい談話室の子どもの活動時間は午後2時30分ごろまでで、小学生は保護者の送迎が必要です。
03
補助がなく、費用は家庭の負担
鎌ケ谷市のフリースクール利用料の補助は、市の公式サイトでは確認できませんでした。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
鎌ケ谷市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
鎌ケ谷市内の1か所と、船橋市の3か所、柏市の1か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは報道やフリースクール情報サイトの金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| シーカーふなばし (船橋市本町) | 小3〜中学生 | 平日 10:00〜16:00 | 入会金30,000円/月35,000円(税込) | 京成船橋駅 徒歩5分・JR船橋駅 徒歩7分 |
| 早稲田自由スクール 柏校 (柏市柏) | 小4〜中3 | 月〜金(デイリーコース) | 入会金49,500円/月39,600円(税込・デイリー) | 柏駅東口 徒歩7分 |
| 船橋フリースクール ハロー!ステーション (船橋市北本町) | 小1〜中3(情報サイト掲載) | 週5日(平日9:30〜12:30:情報サイト掲載) | 入学金22,000円/月謝22,000円+月会費1,320円(情報サイト掲載・税込) | 新船橋駅 徒歩2分 |
| ヨリドコロmani mani (鎌ケ谷市東道野辺) | 不登校の子ども(報道) | 水・金の午前(報道) | 1回1,000円〜(報道) | 馬込沢駅 徒歩9分(報道) |
| HSC対応リベラルスクール (船橋市海神) | 小1〜中学生 | 水 10:00〜15:00/金 13:00〜17:00 | 水曜 1日3,500円/金曜 1日3,000円 | 東海神駅・JR船橋駅の近く(徒歩分の記載なし) |
シーカーふなばしは学校法人の運営で平日通い放題、早稲田自由スクールは午後から毎日、ハロー!ステーションは午前中の短い時間、mani maniとリベラルスクールは1回ごとに使える形です。どれが合うかは、お子さんが「週に何日、何時から」なら出られそうかで決まります。
新鎌ケ谷駅からは、東武アーバンパークラインを南へ行けば馬込沢(mani mani)・新船橋(ハロー!ステーション)・船橋(シーカーふなばし)に、北へ行けば柏(早稲田自由スクール)に出られます。リベラルスクールは船橋駅や東海神駅の近くです。

5か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. シーカーふなばし(船橋市本町)|学校法人が運営、平日通い放題の定額制
学校法人中山学園が運営するフリースクールで、船橋市本町3-5-31 将泰庵ビル4階にあります。京成船橋駅から徒歩5分、JR船橋駅から徒歩7分で、対象は小学3年生から中学生です。
- 開所(公式):平日 10:00〜16:00
- 費用(公式・「すべて税込価格です」):入会金30,000円、月謝35,000円(「平日通い放題」「施設費・運営費等込み」)、保険料800円(年額)
- 電話:047-406-3011
学校法人が運営していて、月謝が定額で平日通い放題なのが特徴です。出席扱いは「出席認定は在籍校の判断となります」と公式に書かれています。
2. 早稲田自由スクール 柏校(柏市柏)|出席扱いを公式に明記、午後から通える
柏市柏4-5-10 サンプラザビル6階にある、早稲田学園グループのフリースクールです。JR常磐線・東武アーバンパークラインの柏駅東口から徒歩7分で、対象は小学4年生から中学3年生です。
- 開所(公式):月〜金。時間は公式サイトでは「デイリーコース:12:30~」、学費のPDFでは11:30〜16:00と書かれていて、資料によって違います
- 費用(公式・税込):デイリーコースは入会金49,500円・月額39,600円。週2日のスモールステップは入会金33,000円(月額は確認できませんでした)。「学習教材費、施設設備費、保険、諸経費は月謝に含まれます」
- 電話:04-7168-0061
出席扱いについて「原則として、在籍校の校長先生のご判断により、出席扱いと認めていただきます」と公式に書いているのが特徴です。午後からの登校なので、朝がつらい子でも通いやすい時間帯です。
3. 船橋フリースクール ハロー!ステーション(船橋市北本町)|新船橋駅から徒歩2分、週5日
船橋市北本町1-19-50 イオンタウン2階にあるフリースクールです。東武アーバンパークラインの新船橋駅から徒歩2分で、公式サイトでは「週5日」開いていると案内しています。
- 対象・時間:公式では確認できませんでした。フリースクール情報サイト「ツナグバ」には、小1〜中3、平日9:30〜12:30と載っています
- 費用:公式では確認できませんでした。「ツナグバ」には、入学金22,000円、月会費1,320円、月謝22,000円(いずれも税込)と載っています
- 電話:047-406-5786
新鎌ケ谷駅から東武アーバンパークライン1本で行けて、駅から徒歩2分と、鎌ケ谷市から通いやすい場所です。料金と対象は公式サイトでは確認できず、情報サイトの掲載内容なので、必ず問い合わせで今の金額を確かめてください。出席扱いの記載も確認できませんでした。
4. ヨリドコロmani mani(鎌ケ谷市東道野辺)|鎌ケ谷市内、1回ごとに使える居場所
鎌ケ谷市東道野辺7-17-1にある居場所で、千葉県の「千葉県版児童生徒・保護者のサポートガイド」(令和8年度版)の民間施設一覧に、鎌ケ谷市内の施設として載っています。公式サイトは確認できなかったので、以下は報道(船橋経済新聞、2024年8月6日)の内容です。
- 最寄駅(報道):東武アーバンパークラインの馬込沢駅から徒歩9分
- 不登校の子ども向けの時間(報道):水曜・金曜の午前、「1回1,000円~」
- 電話(県のガイド掲載):080-3001-3501
鎌ケ谷市内にあって、1回ごとに使えるので、「まず家の外に出る場所」として試しやすい形です。報道の時点の情報なので、今の曜日・料金・対象は電話で確かめてください。出席扱いの記載は確認できませんでした。
5. HSC対応リベラルスクール(船橋市海神)|週2日、1日単位で使える少人数の場
船橋市海神2-9-24で開かれている、HSC(ひといちばい敏感な子)への対応を掲げる学び場です。対象は小学1年生から中学生で、千葉県のサポートガイドの民間施設一覧にも載っています。
- 開所(公式):水曜 10:00〜15:00、金曜 13:00〜17:00
- 費用(公式・税表記なし):水曜 3,500円/日、金曜 3,000円/日
- 電話(県のガイド掲載):090-4427-1213
週2日・1日単位の料金なので、通う日を少しずつ増やしていく使い方ができます。出席扱いの記載は確認できませんでした。個人の方が運営しているので、見学のときに活動の内容とスタッフの体制を聞いてください。
鎌ケ谷市から通う場合の費用相場と、補助の有無
5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| シーカーふなばし | 30,000円 | 35,000円(平日通い放題・施設費・運営費等込み)+保険料800円/年 | 公式(税込) |
| 早稲田自由スクール 柏校 | 49,500円(デイリー)/33,000円(週2日のスモールステップ) | 39,600円(デイリーコース) | 公式の学費PDF(税込) |
| ハロー!ステーション | 22,000円(情報サイト掲載) | 月謝22,000円+月会費1,320円(情報サイト掲載) | 「ツナグバ」(税込) |
| ヨリドコロmani mani | 記載なし | 1回1,000円〜(報道) | 船橋経済新聞(2024年8月) |
| HSC対応リベラルスクール | 記載なし | 水曜 3,500円/日・金曜 3,000円/日 | 公式(税表記なし) |
mani maniは1回1,000円〜(報道)、リベラルスクールは1日3,000〜3,500円と、1回ごとに払う形から始められます。毎日通う形なら、シーカーふなばしの月35,000円(平日通い放題)や早稲田自由スクールの月39,600円が目安です。
補助については、鎌ケ谷市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。千葉県には、フリースクールを運営する団体向けの「フリースクール活動支援事業」(補助率2分の1、1団体あたり上限100万円)がありますが、保護者への利用料の補助は県の公式ページでは確認できませんでした。県内では千葉市(「学びのサポートクーポン」年額60,000円、令和8年10月開始)、松戸市(月額利用料の3分の1・月上限1万円)、印西市(月額上限20,000円)が保護者向けの補助を公式に案内していますが、どれもその市に住む子が対象で、鎌ケ谷市は含まれていません。
費用をおさえる方法としては、①市の「ふれあい談話室」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、鎌ケ谷市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市と県の窓口も知っておくと選択肢が広がります。
市適応指導教室「ふれあい談話室」(通う場所)
鎌ケ谷市の適応指導教室は「ふれあい談話室」で、対象は「市内小中学校に在籍している児童・生徒」です。
- 場所:鎌ケ谷市富岡2丁目6番1号 鎌ケ谷市生涯学習推進センター(まなびぃプラザ)2階
- アクセス(市の案内):初富駅から徒歩8分、東武アーバンパークラインの鎌ケ谷駅から徒歩10分
- 開室:「毎週月曜日から金曜日」「午前9時から午後4時(子供たちの活動時間は午後2時30分頃まで)」(別の資料には午前9時〜午後2時40分とあります)
- 電話:047-445-4953
午前は教科の学習、午後は軽スポーツや市内散策、図書館や郷土資料館での調べ学習、調理実習などをしています。小学生は保護者の送迎が必要です。入級は、保護者が「入級希望届」を出し、見学のあと1週間程度の体験入級を経て正式に決まります。費用と出席扱いの記載は確認できませんでした。
学校の中の居場所「ひだまり先生」
市は令和7年4月から、校内教育支援センターを設け、支援員の「ひだまり先生」を週に2日か3日、全小学校に配置しています。市長への意見への回答では、長期欠席・不登校の子が「学校内で安心できる居場所や学習の機会を提供する」ためと説明されています。利用したいときは、在籍校に連絡します。
教育相談と、千葉県の窓口
長期欠席や不登校の相談は、教育支援センター(047-445-2700)と学校教育課 指導室(047-445-1518)で受けていて、どちらも月〜金の9:00〜16:00です。千葉県の東葛飾教育相談室(047-364-1200)も鎌ケ谷市を担当しています。県教育委員会は、オンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」も案内しています。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「市内に民間の施設が少ない」「毎日船橋や柏まで通うのは負担が大きい」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 鎌ケ谷市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 市内に場所がある | × 市内は mani maniなど | × まなびぃプラザ (初富駅 徒歩8分) | × 自宅から |
| 送迎・移動がいらない | × 東武線で 船橋・柏へ | × 小学生は 保護者の送迎 | × 移動なし |
| 情報が公開されている | × 料金を載せて いない施設も | × 時間・入級の 流れを公開 | × 時間割・料金を公開 |
| 費用が事前にわかる | × 施設ごとに 違う | × 公式に 記載なし | × 公式に金額を公開 |
| 同じ部屋で人と会える | × スタッフ・ 仲間と対面 | × 先生・ 仲間と対面 | × 画面越し |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと千葉県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。
オンラインが向いているとき
鎌ケ谷市から民間の施設に通うには、多くの場合、東武アーバンパークラインで船橋や柏まで出ることになります。「まず生活のリズムを戻したい」「電車に乗るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天気や体調の波に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。鎌ケ谷市の場合は、市の適応指導教室「ふれあい談話室」があり、全小学校には「ひだまり先生」もいるので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは市の教室や学校の中の居場所へ」という組み合わせも考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、千葉県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|鎌ケ谷市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、千葉県内では我孫子市(NIJINアカデミー我孫子校・JR我孫子駅 徒歩8分・毎週火曜)と佐倉市(千葉佐倉校・毎週木曜)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額は、メタバースだけなら月25,443円(税込)で、シーカーふなばし(月35,000円)より低い一方、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、ふれあい談話室や近くの学び場と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
4つの路線が乗り入れる新鎌ケ谷駅がある鎌ケ谷市ですが、市内のフリースクールはまだ多くありません。42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、移動時間ゼロで毎日いろいろな人とつながれます。ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。
船橋まで出られない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。鎌ケ谷市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【鎌ケ谷市ならでは】ふれあい談話室・ひだまり先生との併用。市の教室や学校の中の居場所に通いながら民間の施設も使えるか、在籍校への報告はどうするかを確かめる
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。鎌ケ谷市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市のふれあい談話室との併用を考えている場合は、在籍校にも同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
鎌ケ谷市にフリースクールはありますか。
千葉県の「サポートガイド」(令和8年度版)の民間施設一覧では、鎌ケ谷市内の施設として「ヨリドコロmani mani」(東道野辺)が載っています。ほかに、一般社団法人アイルゴーの「みんなの居場所Mi-coco」(鎌ケ谷駅から徒歩約3分)がオルタナティブスクールを開いていますが、開所は不定期で、対象は未就学児から小学生です。毎日通える場所を探す場合は、船橋市や柏市の施設が候補になります。
ふれあい談話室はどこにありますか。
鎌ケ谷市生涯学習推進センター(まなびぃプラザ)2階(富岡2-6-1)で、初富駅から徒歩8分、鎌ケ谷駅から徒歩10分です。月〜金に開いていて、子どもの活動時間は午後2時30分ごろまでです。電話は047-445-4953です。
ふれあい談話室にはどうやって入りますか。
保護者が「入級希望届」を出し、見学のあと1週間程度の体験入級を経て正式に入級します。申し込みは「随時行っています」とされていて、入級届は各学校に用意されています。
学校の中に居場所はありますか。
あります。市は令和7年4月から校内教育支援センターを設け、支援員の「ひだまり先生」を週に2日か3日、全小学校に配置しています。利用したいときは在籍校に相談してください。
鎌ケ谷市にフリースクールの利用料の補助はありますか。
市の公式サイトでは確認できませんでした(2026年9月時点)。千葉県の補助は施設を運営する団体向けのもので、保護者向けの補助は千葉市・松戸市・印西市など一部の市が独自に行っています。
不登校の相談はどこにすればいいですか。
教育支援センター(047-445-2700)と学校教育課 指導室(047-445-1518)で、どちらも月〜金の9:00〜16:00です。千葉県の東葛飾教育相談室(047-364-1200)も鎌ケ谷市を担当しています。
鎌ケ谷市から通いやすいフリースクールは?
新鎌ケ谷駅から東武アーバンパークライン1本で行ける場所なら、新船橋駅から徒歩2分のハロー!ステーション、船橋のシーカーふなばし(京成船橋駅から徒歩5分)、柏の早稲田自由スクール(柏駅東口から徒歩7分)があります。
千葉県のオンラインの支援はありますか。
千葉県教育委員会は、フリースクール等に通う子なども対象にしたオンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や、令和7年11月に開設した「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」を案内しています。使い方は在籍校や県の案内で確認してください。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
鎌ケ谷市には、市の適応指導教室「ふれあい談話室」と、全小学校の「ひだまり先生」があります。民間の施設は市内に少ないものの、東武アーバンパークラインを使えば船橋や柏の施設に通えます。
- まず相談したいとき:教育支援センター(047-445-2700)
- 市の教室を使いたいとき:ふれあい談話室(047-445-4953)
- 学校の中で過ごしたいとき:校内教育支援センターの「ひだまり先生」(在籍校に相談)
- 毎日通える場所を探すとき:シーカーふなばし(平日通い放題 月35,000円)
- 移動がまだ難しいとき:自宅から「登校」できるオンラインのフリースクール
鎌ケ谷市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 鎌ケ谷市「教育支援センター」
- 鎌ケ谷市「ふれあい談話室」案内(PDF)
- 鎌ケ谷市「教育に関する相談」
- 鎌ケ谷市「市長への意見と回答(校内支援センター)」
- 鎌ケ谷市「住民基本台帳人口」
- 鎌ケ谷市「位置と概要」
- 鎌ケ谷市 児童生徒数・学級数(令和8年5月1日)
- 千葉県版児童生徒・保護者のサポートガイド(令和8年度版)
- ツナグバ「船橋フリースクール ハロー!ステーション」
- 早稲田自由スクール 学費(PDF)
- NIJINアカデミー千葉佐倉校
- シーカーふなばし 公式サイト
- 早稲田自由スクール 公式サイト
- 船橋フリースクール ハロー!ステーション 公式サイト
- 船橋経済新聞「ヨリドコロmani mani」紹介記事(2024年8月6日)
- HSC対応リベラルスクール 公式ページ
- 千葉県教育委員会「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果
- 千葉県「フリースクール活動支援事業」
- 千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例
- 千葉県教育委員会「不登校対策」(サポートガイド・エデュオプちば・放課後メタバースちば)
- 千葉県「よくある質問:フリースクールについて」
- 千葉市「千葉市学びのサポートクーポン」
- 松戸市「フリースクール等利用料の補助」
- 印西市「印西市フリースクール等利用児童生徒支援補助金」
- 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年9月29日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年9月29日 / 最終更新:2026年9月29日


