「浦安市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
浦安市で不登校や行きしぶりのお子さんがいる保護者の方に向けて、市の「いちょう学級」や学びの多様化学校(分教室)と、浦安市から通える民間のフリースクール5か所を、公式の情報をもとにまとめました。
この記事でわかること
- 浦安市から通えるフリースクール5か所の費用・開所日・最寄駅
- 市の教育支援センター「いちょう学級」(猫実・入船)と教育相談
- 学びの多様化学校(浦安中学校の分教室「UMI」)の対象と入級の流れ
- 通うのが難しいときのオンラインという選択肢と、見学で聞くこと
この記事は、浦安市・千葉県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年9月時点)。
浦安市の今の状況を、数字と場所で確かめる
まず、浦安市という市の形を公式の資料で確かめておきます。市の公式サイトによると、浦安市の人口は2026年7月末現在172,029人、世帯数は88,686世帯です。浦安市は東京湾の最奥部にあり、1981年4月1日に市制を施行しました。埋め立てによって、市域は4.43平方キロから18.79平方キロに広がっています。
鉄道は、1969年に東京メトロ東西線、1988年にJR京葉線が開通しました。西は江戸川をはさんで東京都江戸川区、北は市川市に接しています。市立の学校は、令和8年5月1日現在で小学校17校(児童7,780名)・中学校9校(生徒3,186名、分教室の21名を含む)です。
市の「不登校支援基本方針」には、「本市の不登校児童数は、10年前に比べて、約8.1倍、不登校生徒数は、約1.4倍となり、どちらも増加傾向にある。」と書かれています。出現率は全国より低いものの増えていて、人数そのものは公式資料では確認できませんでした。
千葉県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は14,599人(小学校6,121人・中学校8,478人)で、前年度の14,300人から増えています(千葉市を含む県の公表値)。浦安市でも、学校の外の学び場を探す家庭は増えています。「うちだけかもしれない」と思わなくて大丈夫です。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、浦安市ならではの事情です。
01
市内の民間施設は駅前に集まる
公式に料金まで確認できた市内のフリースクールは浦安駅近くの伸栄が中心で、ほかは東西線で行ける江戸川区西葛西の施設です。
02
不登校の子が10年で大きく増えた
市の方針では、不登校の児童数は10年前の約8.1倍、生徒数は約1.4倍。相談の窓口を早めに知っておくことが大切です。
03
公的な受け皿が多く、違いが分かりにくい
いちょう学級、学びの多様化学校(分教室)「UMI」、校内の教育支援室と、市の受け皿が複数あります。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
浦安市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
浦安市内の3か所と、東京都江戸川区西葛西の2か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは報道やフリースクール情報サイトの金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| フリースクール伸栄 (浦安市北栄) | 不登校の小・中学生 | 月〜金から自由選択 10:30〜15:00 | 入会金なし/月29,700円〜52,800円(税込) | 東西線 浦安駅 徒歩7分 |
| 暁塾「朝塾(フリースクール)」 (浦安市北栄) | 学校には行けないが勉強したい人 | 月・水・金 10:00〜15:00の間(原則2時間程度) | 「暁塾の月謝に準じる」(金額は確認できず) | 浦安駅 徒歩30秒 |
| トライ式中等部 新浦安キャンパス (浦安市入船) | 中学1〜3年生 | 9:00〜16:00(日祝除く) | 公式に掲載なし | 新浦安駅 徒歩約3分 |
| フリースクールPA.Lab (東京都江戸川区西葛西) | 小1〜中3 | 月〜金 9:30〜14:00(曜日ごとに内容が違う) | 入会金30,000円/月20,000円(月3回)〜65,000円 | 西葛西駅 徒歩10分 |
| MAPLAZA(マップラザ) (東京都江戸川区西葛西) | 小学生〜高校生 | 公式で確認できず | 月25,000円(週1回)〜 | 公式で確認できず(西葛西5丁目) |
伸栄は入会金なしで通う日数を選べ、暁塾は短い時間の勉強中心、トライ式中等部は中学生専用、PA.Labは課外活動やイベントの日があり、MAPLAZAは週1回から通えます。どれが合うかは、お子さんが「週に何日、何をしに」なら出られそうかで決まります。
浦安市は東京メトロ東西線(浦安駅)とJR京葉線(新浦安駅・舞浜駅)が通っていて、伸栄と暁塾は浦安駅、トライ式中等部は新浦安駅から歩いて行けます。西葛西のPA.LabとMAPLAZAは、浦安駅から東西線で東京方面に向かった先にあります。

5か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. フリースクール伸栄(浦安市北栄)|入会金なし、通う日数で料金を選べる
浦安市北栄3-33-10 ビッグウッドビル1・2Fにある、NPO法人アミー教育フォーラムが運営するフリースクールです。東京メトロ東西線の浦安駅から徒歩7分で、対象は「不登校の小・中学生」です。
- 開所(公式):「月・火・水・木・金 から自由選択(祝祭日を除く)」10:30〜15:00
- 費用(公式・税込):入会金なし。週1〜2日 29,700円、週3日 41,800円、週4〜5日 52,800円
- 電話:047-352-6158
通う日数に合わせて料金を選べて、入会金がないので、週1日から様子を見る始め方ができます。出席扱いについては「学校の校長先生が認めれば、利用した日が学校の出席日数として扱われます」と公式に書かれています。
2. 21世紀寺子屋 暁塾「朝塾(フリースクール)」(浦安市北栄)|浦安駅すぐ、勉強中心の朝の時間
浦安市北栄1-13-11 NO.21ニイクラビル4Fにある学習塾が、学校に行けない子のために開いている朝の時間帯の枠です。公式サイトでは浦安駅から徒歩30秒で、対象は「学校には行けないが勉強したい人」とされています。
- 開講(公式):月・水・金曜日の「午前10時~15時の間(原則2時間程度)」
- 費用(公式):「原則として、暁塾の月謝に準じる」。具体的な金額は公式で確認できませんでした
- 電話:047-711-2400
勉強を中心に、短い時間から始めたい子に向いた形です。フリースクールというより学習塾の一部なので、居場所としての活動や出席扱いの記載は確認できませんでした。見学のときに、在籍校への報告ができるかを聞いてください。
3. トライ式高等学院 中等部 新浦安キャンパス(浦安市入船)|中学生専用、新浦安駅前
浦安市入船1-5-2 プライムタワー新浦安7Fにある、トライ式高等学院の中等部のキャンパスです。JR京葉線の新浦安駅から徒歩約3分で、対象は中学1〜3年生です。
- 開校(公式):9:00〜16:00(日祝除く)
- 費用:中等部の料金は公式に掲載がなく、確認できませんでした
- 電話:0120-919-439
中学生だけを対象にしていて、新浦安駅前で通いやすいのが特徴です。料金と出席扱いの実績は公式ページで確認できなかったので、資料請求や面談で確かめてください。
4. フリースクールPA.Lab(東京都江戸川区西葛西)|月3回から選べる、東西線沿いの学び場
東京都江戸川区西葛西2-4-23 デュオコート西葛西B1階にあるフリースクールです。東京メトロ東西線の西葛西駅から徒歩10分で、浦安駅からは東西線1本で行けます。
- 開所(公式):月・火・木は「レギュラーDay」、水は「課外活動Day」、金は「イベントDay」。9:30〜14:00、日・祝は定休
- 費用(公式・税表記なし):入会金30,000円。月3回20,000円、週1回30,000円、週2回45,000円、週3回55,000円、週4回以上65,000円
- 電話:03-5878-1201
「出席認定の実績があるICT教材『すらら』を使用」と公式に書いていて、課外活動やイベントの日もあるのが特徴です。月3回のプランがあるので、少ない回数から試せます。
5. MAPLAZA(マップラザ)(東京都江戸川区西葛西)|週1回から、小学生〜高校生
東京都江戸川区西葛西5-5-7 STYビルにある学び場で、小学生から高校生までが対象です(小中学生コースあり)。
- 費用(公式):「月額25,000円(週1回)〜」(税表記なし)
- 開所日時・最寄駅:公式ページでは確認できませんでした
- 電話:03-6808-9677
出席扱いについては、「一定の条件を満たせば在籍する小・中学校の『出席扱い』になる制度」があることを公式で案内しています。週1回から始められるので、ほかの場所と組み合わせる使い方も考えられます。開所日と時間は問い合わせで確かめてください。
浦安市から通う場合の費用相場と、補助の有無
5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| フリースクール伸栄 | なし(公式) | 週1〜2日 29,700円/週3日 41,800円/週4〜5日 52,800円 | 公式(税込) |
| 暁塾「朝塾」 | 記載なし | 「原則として、暁塾の月謝に準じる」 | 公式 |
| トライ式中等部 新浦安 | 記載なし | 公式に掲載なし(問い合わせで確認) | — |
| PA.Lab | 30,000円 | 月3回 20,000円/週1回 30,000円/週2回 45,000円/週3回 55,000円/週4回以上 65,000円 | 公式(税表記なし) |
| MAPLAZA | 記載なし | 25,000円(週1回)〜 | 公式(税表記なし) |
伸栄は入会金がなく、週1〜2日なら月29,700円から始められます。PA.Labも月3回20,000円のプランがあります。暁塾とトライ式中等部は料金が公式に載っていないので、問い合わせが必要です。
補助については、浦安市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。千葉県には、フリースクールを運営する団体向けの「フリースクール活動支援事業」(補助率2分の1、1団体あたり上限100万円)がありますが、保護者への利用料の補助は県の公式ページでは確認できませんでした。県内では千葉市(「学びのサポートクーポン」年額60,000円、令和8年10月開始)、松戸市(月額利用料の3分の1・月上限1万円)、印西市(月額上限20,000円)が保護者向けの補助を公式に案内していますが、どれもその市に住む子が対象で、浦安市は含まれていません。
費用をおさえる方法としては、①市のいちょう学級を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、浦安市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市の受け皿も知っておくと選択肢が広がります。浦安市は、公的な選択肢が比較的多い市です。
いちょう学級(教育支援センター・教育相談)
浦安市の教育支援センターは「いちょう学級」で、「『教育相談』『学習支援』『訪問相談』の3つの部門」で支援しています。スタッフは「公認心理師や臨床心理士をはじめとする専門スタッフ」です。
- いちょう学級猫実:浦安市猫実2-1-1、電話047-351-1151
- いちょう学級入船:浦安市入船5-45-1(まちづくり活動プラザ1F)、電話047-711-2336
- 学習支援の時間:「月曜日から金曜日午前10時から午後3時(水曜日は午後2時まで)」。教育相談と訪問相談は午前10時〜午後5時
- 申し込み:「電話でご予約ください」。まず保護者が来所して、専門スタッフが話を聞く流れです
最寄駅の記載はなく、猫実はおさんぽバス舞浜線「境川しおかぜ歩道橋」など、入船はおさんぽバスじゅんかい線「入船北団地」が案内されています。令和6年度の利用は、猫実が小学生19人・中学生33人、入船が小学生24人・中学生22人でした(市の不登校支援基本方針)。費用と出席扱いの記載は確認できませんでした。
学びの多様化学校(浦安中学校分教室「UMI」)
浦安市には、令和7年4月に開校した学びの多様化学校(浦安中学校の分教室、分教室名「UMI」)があります。所在地は浦安市猫実1-12-38 集合事務所4階で、各学年「10人程度の少人数」です。対象は、市内在住で、おおむね1年以内に不登校(30日以上)か不登校傾向にある市立中学校の生徒で、説明会→三者面談→体験入室→申請書→運営委員会→教育委員会の承認、という流れで入級します。令和8年5月1日時点の在籍は21名です。
学校の中の居場所と、千葉県の窓口
市の不登校支援基本方針には、「校内教育支援室や学習支援室、相談室の活用」や「オンラインを活用した学習支援や面談の実施」が書かれています(設置している学校の数は確認できませんでした)。千葉県教育委員会は、オンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」も案内しています。夜間や休日は、県の子どもと親のサポートセンター(0120-415-446、24時間)に相談できます。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「いちょう学級は平日の昼間だけ」「分教室は中学生が対象」「そもそも外に出るのがまだ難しい」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 浦安市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 市内に場所がある | × 浦安駅・新浦安駅 の近く | × いちょう学級 (猫実・入船) | × 自宅から |
| 送迎・移動がいらない | × 電車・徒歩で 通う | × バスなどで 移動が必要 | × 移動なし |
| 情報が公開されている | × 料金を載せて いない施設も | × 時間・申込方法 を公開 | × 時間割・料金を公開 |
| 費用が事前にわかる | × 施設ごとに 違う | × 公式に 記載なし | × 公式に金額を公開 |
| 同じ部屋で人と会える | × スタッフ・ 仲間と対面 | × 専門スタッフ・ 仲間と対面 | × 画面越し |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと千葉県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。
オンラインが向いているとき
浦安市は駅の近くに施設が集まっていますが、朝の電車は混み合う時間帯もあり、人の多い場所に出ること自体が負担になる時期もあります。「まず生活のリズムを戻したい」「人の多い電車にはまだ乗れない」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天気や体調の波に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。浦安市の場合は、市のいちょう学級が猫実と入船の2か所にあるので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かはいちょう学級へ」という組み合わせも考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、千葉県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|浦安市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、千葉県内では我孫子市(NIJINアカデミー我孫子校・JR我孫子駅 徒歩8分・毎週火曜)と佐倉市(千葉佐倉校・毎週木曜)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額は、メタバースだけなら月25,443円(税込)で、伸栄の週1〜2日(月29,700円)より低い一方、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、いちょう学級や市内の学び場と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
東京湾の最奥部で市域を広げてきた浦安市には、いちょう学級や学びの多様化学校(分教室)など、公的な受け皿がいくつもあります。それでも「家から出る」こと自体が難しい時期には、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、移動時間ゼロで毎日いろいろな人とつながれます。ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。
混んだ電車に乗れない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。浦安市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【浦安市ならでは】市の受け皿との使い分け。いちょう学級や学びの多様化学校(分教室)「UMI」と比べて、民間の施設に通う理由を整理し、併用できるかを確かめる
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。浦安市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市のいちょう学級との併用を考えている場合は、在籍校にも同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
浦安市にフリースクールはありますか。
あります。浦安駅から徒歩7分のフリースクール伸栄(NPO法人アミー教育フォーラム)は、入会金なしで、週1〜2日から通えます。ほかに、学習塾の暁塾が不登校の子向けの「朝塾」を開いていて、新浦安駅前にはトライ式高等学院の中等部もあります。
いちょう学級とはどんな場所ですか。
浦安市の教育支援センターで、「教育相談」「学習支援」「訪問相談」の3つの部門があります。猫実(047-351-1151)と入船(047-711-2336)の2か所で、学習支援は月〜金の10:00〜15:00(水曜は14:00まで)です。電話で予約して、まず保護者が来所します。
浦安市に学びの多様化学校(不登校特例校)はありますか。
あります。令和7年4月に、浦安中学校の分教室として学びの多様化学校(分教室名「UMI」)が開校しました。各学年「10人程度の少人数」で、対象は市内在住で、おおむね1年以内に不登校(30日以上)か不登校傾向にある市立中学校の生徒です。文部科学省の一覧では、千葉県内の学びの多様化学校は浦安市と習志野市の2校です。
浦安市にフリースクールの利用料の補助はありますか。
市のサイト内で「フリースクール」を検索しましたが、利用料や交通費の補助は確認できませんでした(2026年9月時点)。千葉県の補助は施設を運営する団体向けのもので、保護者向けの補助は千葉市・松戸市・印西市など一部の市が独自に行っています。
浦安市の不登校は増えていますか。
市の不登校支援基本方針では、不登校児童数は10年前に比べて約8.1倍、不登校生徒数は約1.4倍とされています。出現率は全国より低いものの増加傾向で、中学生は令和2年度から5年度で約1.6倍と書かれています。人数そのものは確認できませんでした。
不登校の相談はどこにすればいいですか。
いちょう学級の教育相談部門(猫実 047-351-1151/入船 047-711-2336、平日10:00〜17:00)で、登校しぶりや不登校の相談を受けています。夜間や休日は、千葉県の子どもと親のサポートセンター(0120-415-446、24時間)も使えます。
東京都のフリースクールにも通えますか。
PA.LabやMAPLAZAのように、東西線で行ける江戸川区西葛西の施設もあります。出席扱いを判断するのは在籍校の校長なので、都内の施設に通う場合も、まず在籍校に相談してください。PA.Labは「出席認定の実績があるICT教材『すらら』を使用」と公式に書いています。
千葉県のオンラインの支援はありますか。
千葉県教育委員会は、フリースクール等に通う子なども対象にしたオンライン授業配信「エデュオプちば」(小学4〜6年生と中学生)や、令和7年11月に開設した「放課後メタバースちば~こさぽんの家~」を案内しています。使い方は在籍校や県の案内で確認してください。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
浦安市には、市のいちょう学級(猫実・入船)と学びの多様化学校(分教室)「UMI」があり、浦安駅や新浦安駅の近くには民間の学び場もあります。東西線を使えば、西葛西の施設にも通えます。
- まず相談したいとき:いちょう学級(猫実 047-351-1151/入船 047-711-2336)
- 中学生で少人数の学校を探すとき:学びの多様化学校(分教室)「UMI」
- 入会金なしで始めたいとき:フリースクール伸栄(週1〜2日 月29,700円)
- 少ない回数から試したいとき:PA.Lab(月3回 20,000円)
- 移動がまだ難しいとき:自宅から「登校」できるオンラインのフリースクール
浦安市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 浦安市「いちょう学級(不登校支援・教育相談)」
- 浦安市「不登校支援基本方針」(PDF)
- 浦安市 不登校支援基本方針の改定資料(PDF)
- 浦安市「学びの多様化学校(浦安中学校分教室)」
- 浦安市「人口と世帯」
- 浦安市「市の概要」
- 浦安市 市立小・中学校の児童生徒数(令和8年5月1日)
- 千葉県版児童生徒・保護者のサポートガイド(令和8年度版)
- 文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)について」
- フリースクール伸栄「ご利用方法・料金」
- フリースクールPA.Lab「料金」
- NIJINアカデミー千葉佐倉校
- フリースクール伸栄 公式サイト
- 21世紀寺子屋 暁塾 公式サイト
- トライ式高等学院 新浦安キャンパス
- フリースクールPA.Lab 公式サイト
- MAPLAZA 公式ページ
- 千葉県教育委員会「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果
- 千葉県「フリースクール活動支援事業」
- 千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例
- 千葉県教育委員会「不登校対策」(サポートガイド・エデュオプちば・放課後メタバースちば)
- 千葉県「よくある質問:フリースクールについて」
- 千葉市「千葉市学びのサポートクーポン」
- 松戸市「フリースクール等利用料の補助」
- 印西市「印西市フリースクール等利用児童生徒支援補助金」
- 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年9月29日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年9月29日 / 最終更新:2026年9月29日


