この記事を読む前に(運営上の関係の開示)
「にじいろ」は、株式会社NIJINが提供する教育情報サイトです。この記事で取り上げる「ともだちじゃぱん」も、同じ株式会社NIJINが運営するオンライン日本語スクールです。つまりこの記事は、運営元が同じ事業を紹介する内容です。
そのため、事実として書くのは「ともだちじゃぱん公式サイトで確認できた内容」と、文部科学省・国際交流基金の公表資料で確認できた数字に限りました。公式サイトに書かれていない事項は、推測せず「確認できなかった」と明記しています。他のスクールや補習校との優劣を決める記事ではなく、ご家庭が判断する材料を並べる記事です。確認日は2026年10月28日です。
この記事の要点
- ともだちじゃぱんは、海外で育つ子ども向けのオンライン日本語スクール。2026年12月のパイロット開校予定(公式サイト)
- 年長から高校3年生が対象。年齢ではなく会話レベルで、8人制のクラスに分かれる
- 学ぶ場は日本の学校のような校舎ではなく、パソコンやタブレットで入るオンラインとメタバース校舎
- 開校前は「専任サポート体験プラン」が月額16,500円(税込)で、このプランから始めると入会金は0円
- 日本語がゼロでも、ひらがなが読めなくても相談できる。現地の補習校との併用も歓迎とされている
- 反対に、JLPTなど級の取得を最優先する家庭や、点数と順位で厳しく評価してほしい家庭は、別の選択肢が合う可能性があると公式が書いている
ともだちじゃぱんとは?海外で育つ子が「日本語でともだちになる」ためのオンライン日本語スクール
ともだちじゃぱんは、株式会社NIJIN(代表取締役:星野達郎氏)が運営する、海外で育つ子どものためのオンライン日本語スクールです。公式サイトのAboutページでは、日本の同世代の子どもたちと毎日話しながら日本語を続けること、と説明されています。トップページでは「オンライン日本語補習校」という言い方も使われており、現地の補習校の代わり、あるいは補習校と並べて使う場として位置づけられています。
特徴を一言でまとめるなら、日本語を「教科」として教えるより、日本語を使って友達と話す経験を学びの中心に置いている点です。公式サイトは、文法を教え込むのではなく会話そのものを教材にすること、テストや点数ではなく「日本に居場所ができること」「日本の友達ができること」「日本が好きになること」を重視することを掲げています。成長の指標として「ともだち、何人できた?」という問いが使われているのも、この考え方の表れです。
海外で子どもに日本語を続けさせたいと考える保護者の悩みは、おおむね次のように分かれます。日本語の読み書きが学年相当に追いつかない、家庭では親としか日本語を話さないので語彙が広がらない、現地校が忙しくて土曜の補習校に通う余力がない、近くに補習校がない、といったものです。ここから先は、ともだちじゃぱんがそれらにどう向き合う設計になっているのかを、公式情報にそって順に見ていきます。
2026年10月28日時点で確認できる基本情報
| 項目 | 公式サイトで確認できた内容 |
|---|---|
| 運営 | 株式会社NIJIN(代表取締役:星野達郎氏) |
| 開校時期 | 2026年12月にパイロット開校を予定(学費ページには「内容・料金は変更になる場合があります」との注記あり) |
| 対象 | 年長から高校3年生が中心。小学生から中学生が多い。年齢より会話レベルを重視 |
| クラス | 8人制の少人数オンライン。入学前に会話レベルを確認し、近いレベルでクラスを組む |
| 受講量 | 月約100コマから選べる。通い放題で定額 |
| 必要な環境 | インターネットに接続できるパソコンまたはタブレット(カメラとマイクがあると対話や交流がスムーズ) |
| 参加できる地域 | 時差が合えば世界のどこからでも。時刻は各国のタイムゾーンに合わせる |
| 送迎 | なし(オンライン) |
ここで大切なのは、「開校予定」であって、すでに通常運営している学校ではないという点です。公式の入学案内ページも、現在は準備期間で、十分な人数が集まった段階で開始するという趣旨を伝えています。この記事も、その前提で読んでください。次の章では、現在どんな状態なのかを整理します。
開校前の今、何ができる?パイロット開校・事前登録・専任サポート体験プランの位置づけ
公式サイトの記載をまとめると、現時点では「事前登録」と「無料体験・ご相談」、そして開校前限定の「専任サポート体験プラン」の3つが入口になっています。まだ通常のクラス運営が始まっていない時期なので、ここを誤解しないことが、後悔しない選び方の第一歩です。
無料で、登録に約30秒。学校案内パンフレットと「続け方ガイド」をダウンロードできると案内されています。必須項目は名前とメールアドレスで、住んでいる国・地域、子どもの年齢、興味のあることは任意です。
実際に子どもを担当する予定の先生と、オンラインで直接話す時間です。保護者だけでも参加でき、子どもが人見知りでも問題ないとされています。その場で決める必要はなく、合わなければそう伝えて終わりにできます。
開校前の特別プランで、先生が1人、専任で子どもを担当します。月額16,500円(税込)。8人制クラスとは形式が異なり、費用も開校後の学費とは別と説明されています。
公式サイトの資料請求ページには、体験会は2026年11月に受付を開始する予定で、登録者には一般公開より先に案内が届く、とあります。この記事の確認日は10月28日なので、受付開始は来月です。日程は変わる可能性があるため、最新の状況は公式サイトで確認してください。
もう一つ、公式が明記している重要な点があります。専任サポート体験プランは「今の金額がそのまま続くお約束ではない」とされ、募集状況によっては受付を終えることもあるという趣旨も書かれています。開校前の条件は、開校後の条件と同じではありません。「体験プランの金額=将来の学費」と受け取らないよう注意が必要です。
1期生の入会金について
登録して入学した場合に、入会金が0円になるという「1期生」向けの案内があります。期限は2027年3月31日の申込までで、定員に達し次第締め切られるとされています。定員の人数は、公式サイトの本文では確認できませんでした。
背景にある2つの数字:日本の学校で日本語指導が必要な子と、海外の日本語学習者
ともだちじゃぱんのAboutページは、2つの統計を土台に置いています。1つは日本国内で日本語指導が必要な児童生徒数、もう1つは海外の日本語学習者数です。サイトはこの両者をつなぐことで、互いの課題を解決できると考えています。数字の出典を、公式の一次資料にあたって確認しました。
| 指標 | 数字 | 出典・補足 |
|---|---|---|
| 日本語指導が必要な児童生徒(公立学校) | 84,759人(令和7年度・過去最高) | 文部科学省の令和7年度調査(調査時点:令和7年5月1日)。前回の令和5年度は69,123人で、15,636人増(約22.6%増) |
| うち外国籍 | 73,313人 | 同上。前回は57,718人 |
| うち日本国籍 | 11,446人 | 同上。前回は11,405人 |
| 海外の日本語学習者数 | 4,000,750人(2024年度・初めて400万人超) | 国際交流基金の2024年度海外日本語教育機関調査。2021年度は3,794,714人で、5.4%増。143の国・地域、19,344機関、教師80,898人 |
文部科学省の数字は公立学校の在籍者で、日本の学校に通いながら日本語に困っている子を表しています。国際交流基金の数字は、海外の教育機関で日本語を学んでいる人の総数で、子どもだけの数字ではありません。この2つを並べて「だから需要がある」と読むのは簡単ですが、ともだちじゃぱんの狙いを正しく理解するには、もう少し丁寧な整理が必要です。
ともだちじゃぱんが描いているのは、海外で日本語を学ぶ子どもと、日本で暮らす日本の子どもが、同じ画面の中で毎日顔を合わせる構図です。公式サイトによると、友達役として迎えるのは姉妹校NIJINアカデミーの在校生です。日本の子にとっても、海外の子と交流する経験が生まれる、という発想になっています。
なお、サイトは国内の外国ルーツの子について「無償化を目指す」としていますが、学費ページでは確定した内容ではないとされています。現時点で確定した制度として受け取らないようにしてください。
読み解きのポイント(編集部の整理)
- 統計は「市場の大きさ」を示すもので、ともだちじゃぱんの教育効果を示すものではありません
- 効果や満足度に関する公式の数値は、2026年10月28日時点の公式サイトでは確認できませんでした(開校前のため)
- 判断材料は、教育方針・先生・時間帯・費用・体験での手応え、の5つに絞ると整理しやすくなります

学びのしくみ:8人制・会話レベル別クラス・月約100コマ・通い放題
ともだちじゃぱんの学びを支える柱は、少人数(8人制)、会話レベルでのクラス分け、そして通い放題の定額制の3つです。順に見ていきます。
8人制の少人数クラス
公式サイトは、先生が同席する8人の少人数クラスで、対話やプロジェクト型の学習を中心に進めると説明しています。人数を絞る狙いは、先生が一人ひとりの「できた」に気づけることだと、先生紹介ページに書かれています。オンライン授業では、人数が多いと発言の機会がなくなりがちです。8人という設計は、毎回しゃべる機会を確保するためのものと読めます。
年齢ではなく会話レベルで分ける
対象は年長(5歳ごろ)から高校3年生までですが、クラスは年齢ではなく会話レベルで編成されます。入学前に会話レベルを確認し、近いレベルの生徒同士でクラスを組むとされています。公式のFAQは、レベルが合っているのでついていけなくなったり退屈したりしにくく、小さな成功体験から進められる、と説明しています。
ただし、レベルをどのように確認するのかという具体的な方法(面談なのか、テストなのか、所要時間など)は、入学案内ページには記載がありません。ここは無料体験・ご相談で必ず確かめたい点です。
月約100コマから選べて、通い放題
時間割は月約100コマから選ぶ形で、料金は通い放題の定額とされています。「コマ数を決めて回数券のように買う」のではなく、通える範囲で通う設計です。毎日通う使い方も、平日の放課後や週末だけの使い方もできると公式は述べています。ただし、コマごとの詳しい時間割、学年や科目の一覧、日本の学年との対応は、公式サイト上では公開されておらず、学校案内で案内されると書かれています。
| 確認できた事項 | 確認できなかった事項(学校案内・体験で確認) |
|---|---|
| 8人制、会話レベル別、月約100コマ、通い放題 | コマごとの時間割、科目の一覧、日本の学年との対応 |
| 会話だけでなく、読み書きや国語も学年相当を目指す方針 | 学年相当に到達したかを測る方法(評価の方法)、使う教材 |
| 入学前に会話レベルを確認する | 確認の具体的な方法と所要時間 |
読み書きについて補足します。トップページには「会話だけでなく、読み書きや国語も学年相当を目指す」とあります。会話中心でも、読み書きを切り捨てているわけではないという意思表示です。一方で、評価の方法や教材は公開されていません。「どの程度、どんな形で」読み書きを扱うのかは、体験で先生に質問するのが確実です。
1日と1週間の流れ:朝の会、ライブ授業、放課後のメタバース、探究、週末
公式サイトのカリキュラムページには、1日と1週間の流れが紹介されています。時刻は各国のタイムゾーンに合わせて設定されるとされているので、以下は「順番」の説明と受け取ってください。
ともだちじゃぱんの1日・1週間の流れ(公式サイトのカリキュラムページより)
今日の気持ちを日本語で一言。顔を合わせて一日を始める
対話中心。読み書きや話す・聞くを、仲間との対話の中で学ぶ
メタバース校舎で部活・サークル・同好会に参加
マンガ、動画、工作、研究などを自分たちで立ち上げ、日本語で形にする
季節の行事やオンライン遠足。家族も参加できる
朝の会:感情を日本語にする一言
朝の会は、今日の気持ちを日本語で一言話す時間です。難しい文章を作らなくても、「ねむい」「たのしみ」といった一言から始められます。日本語に自信がない子にとって、毎日同じ形式で話せる場は、発話のハードルを下げる仕組みになりえます。
ライブ授業と探究プロジェクト
ライブ授業は対話中心で進みます。探究プロジェクトでは、マンガ、動画、工作、研究など、子どもが自分たちで立ち上げたテーマに取り組みます。日本語は「覚える対象」ではなく、「自分の考えをつくり、仲間と形にするための道具」とされています(学びのしくみページ)。公式サイトはこの設計を、心理的安全性・対話・自己決定を軸にしたものと説明しています。
放課後のメタバース校舎
授業のあとも、メタバース上の校舎で部活・サークル・同好会に参加できます。公式サイトは、この校舎は在校生だけの閉じた空間で、知らない人からのDMはないとしており、保護者も子どもの様子を確認できると書いています。部活・サークルは学費ページではオプション扱いで、金額は資料で案内されるとされています。
週末の行事とオンライン遠足
週末には、季節の行事やオンライン遠足があり、家族も参加できます。保護者向けサポートは、やさしい日本語と英語で提供されると学費ページにあります。保護者側が日本語に自信のない国際結婚家庭などでも、参加しやすいようにという配慮と読めます。
カリキュラムページの紹介文には、このほか「対話タイム」「給食タイム」にも触れる記述があります。日本の学校生活のリズムを、オンラインの中に再現しようとしていると読み取れますが、給食タイムの実際の進め方までは確認できませんでした。
時差と通い方:3つの時間帯、「メインの学校」と「補習校との併用」
海外のご家庭にとって、最大の壁は時差です。日本の平日の昼間は、ヨーロッパでは早朝や夜、アメリカでは前日の夜になります。公式サイトは、居住地の時差に合わせた時間帯で受講できるとし、複数の時間帯を用意していると説明しています。カリキュラムページの紹介文では、時間帯のパターンは「平日日中」「平日夕方」「土日」の3つと書かれています。
| 使い方 | 公式サイトの説明 | 向いていそうな状況(編集部の整理) |
|---|---|---|
| メインの学校として | 日本語学習と居場所の中心。朝の会から放課後まで毎日つながる | 現地に日本語を学べる場がない、または現地校に通いにくい事情がある場合など |
| 補習校の代わりとして | 現地校を続けながら、放課後や週末だけ参加。送迎なしで土曜を取り戻せる | 近くに補習校がない、土曜の通学が負担になっている場合など |
| 補習校との併用 | 併用を歓迎。どの組み合わせが合うかは家庭ごとに一緒に考える | 補習校の仲間関係を保ちつつ、会話の量を増やしたい場合など |
中段の「向いていそうな状況」は、公式の記述ではなく、公式の説明から読み取れる範囲での編集部の整理です。実際に自分の家庭の時間帯に合うクラスがあるかは、国や地域によって違うため、無料体験・ご相談で具体的な時間を確認する必要があります。
また、転勤や帰国があっても友達や学びを持ち運べる、という点も公式サイトが強調しています。オンラインなので、住む国が変わってもクラスのつながりを保ちやすい、という考え方です。ただし、新しい居住地の時差で参加できる時間帯があるかどうかは別問題なので、引っ越しの予定がある場合は事前に時間帯を確認しておくと安心です。
必要な機材と環境
必要なのは、インターネットに接続できるパソコンかタブレットです。特別な教材や高価な機材は不要とされています。カメラとマイクがあると、対話や交流がスムーズになるとも書かれています。メタバース校舎を使うため、スマートフォンだけで足りるかどうかは公式サイトに記載がなく、確認できませんでした。

先生と安心の仕組み:採用率約2%、研修、母語で支える先生、閉じたメタバース
オンラインで子どもを預けるとき、保護者がまず知りたいのは「誰が見てくれるのか」と「安全か」の2点です。公式サイトの記載を整理します。
先生について
担任は、日本の現役教員水準の先生が務めると説明されています。講師採用の合格率は約2%とされ、人柄・対話力・子どもへのまなざしを時間をかけて見極めるとのことです。採用後は、株式会社NIJINが運営する教員向けの「授業てらす」で研修を重ね、「教える技術」より「対話する力」を磨くとしています。なお、この約2%という数字は公式サイトの自己申告であり、第三者が検証した数字ではありません。
先生紹介ページには、校長の星野達郎氏のほか、にけ先生、しょーた先生、ひい先生、ひかるん先生、まゆ先生が掲載されています。公式ページで確認できた資格・経歴は次のとおりです。
| 先生 | 公式ページで確認できた経歴・資格など |
|---|---|
| 星野達郎 校長 | 株式会社NIJIN代表取締役。オンラインスクール「NIJINアカデミー」を創設。JICA海外協力隊としてグアテマラで2年間活動し、スペイン語を習得(トップページでは小学校教員7年とも紹介) |
| にけ先生 | 登録日本語教員、中学校国語教師4年、中学・高等学校国語の免許 |
| ひい先生 | 420時間日本語教師養成講座修了 |
| まゆ先生 | TESOL |
| しょーた先生・ひかるん先生 | 資格・経歴の記載は、先生紹介ページでは確認できなかった |
先生紹介ページは、一部の本文が途中で切れて表示されていました。先生の人数や顔ぶれは、今後増える予定ともあり、最新の状況は公式サイトで確認してください。無料体験・ご相談は、この先生たちの中から選んで予約する形になっています。
日本語ゼロの子は、母語で支える先生が付く
公式サイトは、日本語がゼロの子には、その子の母語で支えられる先生が付くとしています。学費ページでは、日本語ゼロの子向けの「初心者専任サポート」はオプションで、金額は資料で案内されるとあります。どの言語の先生がいるのかという一覧は、公式サイトでは確認できませんでした。お子さんの母語が英語以外の場合は、特に体験で確認が必要です。
メタバース校舎の安全面
メタバース校舎は在校生だけの閉じた空間で、知らない人からのDMはなく、保護者も様子を確認できるとされています。ここで確認できるのは「そう説明されている」までで、保護者がどのような画面で何を確認できるのか、使用するプラットフォーム名や年齢別の設定などは、公式サイトでは見つかりませんでした。気になる場合は体験で質問してください。
先生選びのコツ(編集部の整理)
- 体験は、実際に子どもを担当予定の先生が直接出る形式なので、先生との相性を見る機会になります
- 保護者だけで参加して、子どもの状況を伝えたうえで反応を見ることもできます
- 1人の先生だけで決めず、複数の先生と話してもよいかを確認しておくと安心です
費用と奨学金:専任サポート体験プラン16,500円、入会金0円、居住地ベースの奨学金
費用は、保護者が最も気にする点でしょう。ただし、2026年10月28日時点で公式サイトの学費ページに金額が載っているのは開校前の「専任サポート体験プラン」だけです。通常の月額、入会金、きょうだい割引は、無料の学校案内(資料)でのみ案内される形です。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 専任サポート体験プラン | 月額16,500円(税込)。先生が1人、専任で担当。開校前の特別プラン。8人制クラスとは形式が異なり、開校後の学費とは別 |
| 入会金 | このプランから始めると0円。1期生は登録と入学を条件に0円(2027年3月31日までの申込) |
| 通常の月額・入会金・きょうだい割引 | 学費ページに金額の記載なし。学校案内(資料)で案内 |
| 基本料金に含まれるもの | 8人制の少人数クラス、月約100コマのライブ授業、通い放題、朝の会、担任、週1回のクラス会議、日本の子との交流、同好会、保護者向けサポート(やさしい日本語・英語) |
| オプション | 部活・サークル、初心者専任サポート(日本語ゼロの子向け)、指名担任。金額は資料で案内 |
| 支払い方法 | クレジットカードまたは銀行振込。海外は現地の決済手段に順次対応予定 |
| 返金・解約・退会時の扱い | 学費ページに記載なし |
奨学金(スカラシップ)の考え方
公式サイトの説明によると、世界共通の定価から、居住地に応じた割引が自動で適用されます。申請書や所得証明は不要で、判定基準は「今どこに住んでいるか」です。国籍、パスポート、住民票では判定しないとされています。海外では日本より高くなる国も低くなる国もあるとも書かれています。
引っ越した場合は次の更新時に見直され、同じ期の途中で変わることはないとされます。日本への帰国や他国への転勤後も継続できるとの記載もあります。各国の奨学金価格は公式サイトに載っていないため、自分の国でいくらになるかは、学校案内で確かめる必要があります。
専任サポート体験プランは、体験として始めやすい一方で、そのまま8人制クラスの学費の目安にはならないことを、もう一度強調しておきます。学校案内を受け取ったら、「体験プランの金額」と「通常の学費」を別々に書き出して比べるのが安全です。
お金について、体験で聞いておきたいこと(編集部の整理)
- 通常の月額(居住国に適用される金額)と、奨学金適用後の金額
- オプション(部活・初心者専任サポート・指名担任)の金額
- 体験プランから通常クラスへ移るタイミングと、その手続き
- 解約や退会の条件、返金の有無
- 支払い通貨と、海外の決済手段の対応状況
入学までの流れ:資料請求から無料体験、そして「あとで決める」まで
入学案内ページは、入学までの流れを4つのステップで説明しています。大きな特徴は、体験の場で決断を迫られない設計になっていることです。
無料。メールアドレスだけで学校案内を受け取れる。中学生・高校生本人が登録することもでき、その場合は届いた学校案内を保護者にも見せるよう求められている
先生のページで空き枠を選び、名前とメールアドレスを入力して申し込む。当日は申し込み後に届くリンクから入る。日本語のレベル、困っていること、目指す姿を話す。準備は不要
その場で決める必要はなく、家族で持ち帰って検討できる。合わなければ、そう伝えれば終わり。体験後に入学する義務はない
始めたくなったら、学校が手続きと開始日を案内する。開校前は専任サポート体験プランから始める
資料請求ページには、しつこい勧誘や電話営業は行わず、配信はいつでも停止できると明記されています。登録後すぐに、学校案内と「続け方ガイド」をダウンロードできるとも書かれています。メールでの問い合わせ先として、tomodachijapan@nijin.co.jp も案内されています。
一方で、無料体験の所要時間は、公式サイトに明記が見つかりませんでした。先生ごとの空き枠から選び、合う枠がなければ先生に日時の相談ができる(相談を受け付けている先生もいる)と書かれています。海外在住の場合は、自分の時間帯で枠があるかを、先に確認してください。

向いている家庭、別の選択肢が合う家庭:補習校・1対1指導・学習アプリとの違い
公式サイトは、向いている家庭と、別の選択肢が合う家庭の両方を書いています。売り込みだけでなく、合わない場合も示している点は、判断材料として役立ちます。
| 向いているとされる家庭 | 別の選択肢が合う可能性があるとされる家庭 |
|---|---|
| 点数より、日本語で通じ合えた経験を重視する | JLPTの級取得を最優先する(短期間での合格が目的) |
| 日本の同世代と継続的な関係を持ってほしい | 点数と順位による厳しい評価を求める |
| 転勤や帰国があっても、学びを途切れさせたくない | 1対1の個別指導だけを希望する |
補習校・1対1指導・学習アプリとの比較(公式の整理)
Aboutページは、ともだちじゃぱんを補習校、1対1のオンライン指導、独学アプリと比較しています。強みとして挙げているのは、同世代の友達が毎日できること、放課後の居場所があること、送迎が不要なことです。補習校との併用も歓迎すると明記されています。次の表は、その主張を、この記事が確認できた範囲で整理したものです。
| 選択肢 | 得意なこと(一般的な傾向) | ともだちじゃぱんの公式の主張 |
|---|---|---|
| 現地の日本語補習校 | 学校としての枠組み、教科学習、現地の日本人コミュニティ | 現地の補習校とは違い、校舎に通わず世界のどこからでも受講。併用も可能 |
| 1対1のオンライン指導 | 個別のペース調整、特定の課題の集中的な対策 | 1対1だけを希望する家庭は別の選択肢が合う可能性があると公式が記載。ただし開校前は専任の1対1形式の体験プランがある |
| 独学アプリ | 手軽さ、費用の低さ、自分のペース | 同世代の友達と毎日話す点が違いと説明 |
表の中央の列は、一般論としての傾向であり、個々の補習校やサービスの内容を保証するものではありません。実際の優劣は、お子さんの年齢・性格・目標・居住地によって変わります。この記事は、どれが良いかを決めるものではなく、「どの観点で比べるか」を示すための整理です。
比べるときの観点としておすすめしたいのは、お子さんが日本語を話す相手の数と頻度です。家庭内の会話だけで日本語を使っている子は、使う場面や相手が限られがちです。オンラインでも、同世代と毎日話す環境があるかどうかは、学びの継続に影響しうる論点です。ともだちじゃぱんは、まさにそこを設計の中心に置いています。
お子さんの状況別に考える:日本語ゼロ、幼児、小学生、中高生、帰国予定のご家庭
ここからは、公式サイトの記載をもとに、状況別に何を確認するとよいかを整理します。以下は編集部の考え方であり、ともだちじゃぱんが特定の効果を約束するものではありません。
日本語がほとんど話せない・ひらがなが読めない場合
公式は、日本語ゼロ、ひらがなが読めなくても始められるとしています。母語で支える先生が付き、初心者専任サポートのオプションもあります。確認したいのは、母語が何語の場合にどの先生が担当できるのか、そしてオプションの金額です。「母語のサポートが、日本語を話す時間を減らしすぎないか」という視点で、先生がどう配分するかを聞いてみるのもよいでしょう。
年長〜小学校低学年の場合
年長から対象です。小さな子にとって、オンラインで長時間集中するのは簡単ではありません。1コマの長さや、保護者がどの程度そばにいる必要があるかは、公式サイトでは確認できませんでした。体験で、画面の前でどんなふうに過ごすのかをイメージできるよう、具体的に聞いてみてください。
小学校高学年〜中学生の場合
公式が「小学生から中学生が中心」と書く層です。この年代は、日本語で考えを話す場面が増える一方、現地校の宿題や活動が忙しくなる時期でもあります。通い放題なので、「週に何コマなら続けられるか」を先に決めておくと、使い方が定まります。放課後の同好会や探究プロジェクトは、友達づくりの入口になりえますが、参加するかどうかは本人の意思が大切です。
高校生の場合
対象は高校3年生までです。ただし、高校生の学習内容や進路への対応(日本の大学受験、帰国生入試など)に関する記載は、公式サイトでは確認できませんでした。進学を見据えた日本語力が必要な場合は、体験で具体的に相談する必要があります。また、公式は級の取得を最優先する家庭には別の選択肢が合う可能性があるとしています。
駐在・国際結婚・永住のご家庭、帰国予定のご家庭
FAQは、駐在、国際結婚、永住のご家庭も歓迎しているとし、不安があれば相談できると書いています。帰国予定のご家庭には、オンラインで友達とのつながりを持ち運べる点が、公式の主な訴求です。帰国後に日本の学校へ通うとき、日本語の会話に慣れていることは心理的な支えになりうると考えられます。ただし、これは一般論であり、個別の効果は保証されません。
無料体験・ご相談で確認したい質問リスト:公式サイトで確認できなかったこと
公式サイトを丁寧に読んでも、確認できなかった事項がいくつかあります。開校前の段階では自然なことですが、判断のためには欠かせません。体験・相談の場でそのまま使える質問をまとめました。
| 分野 | 質問の例 |
|---|---|
| クラス・時間 | 私の住む国で通える時間帯はどれか。1コマの長さはどれくらいか。クラスの人数が8人に満たない場合はどうなるか |
| レベル確認 | 入学前の会話レベルの確認は、どのような方法で、どのくらいの時間か |
| 学習内容 | 読み書き・国語は、どのくらいの頻度で、どんな教材で扱うか。学年相当に近づいているかを、どう保護者に伝えてくれるか |
| 先生 | 担任は固定か、入れ替わるか。母語で支える先生の言語は何か |
| 安全 | メタバース校舎で、保護者はどのように子どもの様子を確認できるか。使うサービスの年齢設定は |
| 費用 | 通常の月額、奨学金適用後の金額、オプションの金額、解約・返金の条件 |
| 開校後 | 体験プランから通常クラスへの移行方法。パイロット開校後の運営の見通し |
質問は、全部を聞く必要はありません。お子さんの年齢と状況に合わせて、優先順位をつけてください。最初は「今の日本語の状況と困りごと」を話すことが、先生の側の提案も具体的にしてくれます。

読む前に知っておきたい注意点:確認できなかった事項と実績の見方
最後に、この記事で「書かなかったこと」を整理します。公式サイトに根拠が見つからなかった事項は、推測で補っていません。
- 通常の月額・入会金・きょうだい割引・各国の奨学金額:金額の記載なし
- 返金・解約・退会時の扱い:記載なし
- 1コマの長さ、時間割の詳細、科目の一覧、日本の学年との対応:記載なし
- 会話レベルの確認方法、評価方法、使用教材:記載なし
- 1期生の定員人数:記載なし
- メタバース校舎の具体的な機能、使用プラットフォーム:記載なし
- 体験・相談の所要時間:記載なし
- スマートフォンのみでの参加可否:記載なし
実績についても、読み方に注意が必要です。公式サイトには、内閣総理大臣奨励賞、キッズデザイン賞、日経ピッチ グランプリの受賞や、NHK・テレビ朝日での紹介が書かれています。また、NIJINアカデミーの累計入学者が1,000名超、NIJINが育てた先生が1,200名超とも記載されています。これらは、運営元の過去の事業に関する自己申告の情報で、ともだちじゃぱんの教育成果を直接示すものではありません。パイロット開校前の事業である点を踏まえて、評価してください。
開校前のサービスを選ぶときは、「いま見えている情報」と「これから決まる情報」を分けて考えることが大切です。内容・料金は変更になる場合があると、公式自身が書いています。変更があっても納得できるか、体験で確かめられる範囲で確かめられているかを、決める前に自分に問いかけてみてください。
ともだちじゃぱんについてよくある質問(FAQ)
Q1. 何歳から何歳まで通えますか?
A. 公式サイトでは、年長(5歳ごろ)から高校3年生までが中心で、小学生から中学生が多く在籍する想定と説明されています。年齢ではなく会話レベルでクラスを分けます。
Q2. 日本語が全くできなくても参加できますか?
A. 参加できるとされています。ひらがなが読めなくても始められ、日本語ゼロの子には母語で支えられる先生が付くと説明されています。日本語ゼロの子向けの「初心者専任サポート」はオプションで、金額は資料で案内されます。
Q3. もう開校していますか?
A. いいえ。2026年10月28日時点では準備期間で、2026年12月にパイロット開校を予定しています。入学案内ページには、十分な人数が集まった段階で開始するという趣旨の記載があります。開校日や詳細は変わる可能性があるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
Q4. どの国からでも参加できますか?
A. 時差が合えば、世界のどこからでも参加できるとされています。駐在、国際結婚、永住のご家庭も歓迎と書かれています。ただし、国ごとの時間帯の具体的な一覧は公式サイトでは確認できないため、体験・相談で確認してください。
Q5. 必要な機材は何ですか?
A. インターネットに接続できるパソコンまたはタブレットがあれば足りるとされています。特別な教材や高価な機材は不要で、カメラとマイクがあると、対話や交流がスムーズになると書かれています。
Q6. 授業はどのように進みますか?
A. 8人までの少人数で、対話を中心に進みます。1日は、朝の会、ライブ授業、放課後のメタバース校舎での部活・サークル、探究プロジェクトという流れで、週末には行事やオンライン遠足があります。時間割は月約100コマから選べて、通い放題とされています。
Q7. 現地の日本語補習校と併用できますか?
A. 併用を歓迎するとされ、放課後や週末だけの利用もできます。送迎は不要で、どの組み合わせが合うかは家庭ごとに一緒に考えると書かれています。
Q8. 学費はいくらですか?
A. 学費ページに金額が載っているのは、開校前限定の「専任サポート体験プラン」で、月額16,500円(税込)です。このプランから始めると入会金は0円です。通常の月額・入会金・きょうだい割引は、無料の学校案内(資料)で案内される形で、公式サイト上には金額の記載がありません。体験プランの金額が通常の学費と同じとは限りません。
Q9. 奨学金はありますか?
A. 世界共通の定価から、居住地に応じた割引が自動で適用される奨学金(スカラシップ)の案内があります。申請書や所得証明は不要で、判定は今どこに住んでいるかによります。各国の金額は公式サイトに記載がなく、学校案内で確認する必要があります。
Q10. 無料体験や資料請求をすると、しつこい勧誘がありますか?
A. 公式サイトには、登録は無料で、しつこい勧誘や電話営業は行わず、配信はいつでも停止できると明記されています。無料体験でも、無理にすすめられることはなく、合わなければそう伝えれば終わりとされています。体験後に入学する義務もありません。
まとめ:「日本語で友達になる」設計を、体験で確かめてから決める
ともだちじゃぱんは、海外で育つ子どもが、日本の同世代と毎日日本語で話すことを軸にした、開校前のオンライン日本語スクールです。8人制、会話レベル別、通い放題、メタバース校舎、補習校との併用可という設計が、公式サイトで確認できました。一方で、通常の学費、時間割、レベル確認や評価の方法など、判断に必要な項目の多くは、学校案内や体験で確かめる段階にあります。
決めるための順番は、次の3つで十分です。まず無料の学校案内を受け取る。次に、先生との無料体験・ご相談で、お子さんの状況と上の質問リストを話す。そして、その場では決めず、家族で持ち帰る。この流れは、公式の入学案内ページが示すものと一致しています。
なお、冒頭で述べたとおり、「にじいろ」とともだちじゃぱんは、同じ株式会社NIJINに関わる事業です。この記事は公式情報と公的資料の範囲で書いています。最新の内容は必ず公式サイトでご確認ください。


