アラブ首長国連邦(UAE)で日本の教育課程に沿う日本人学校を探すなら、まず住む首長国を決めてください。文部科学省の認定一覧にはアブダビ日本人学校とドバイ日本人学校の2校が載っています。どちらも小学部・中学部のある通学制の学校です。補習授業校やオンラインの日本語学習とは役割が異なります。
にじいろは株式会社NIJINが運営しています。この記事で紹介するともだちじゃぱんも同社の事業です。学校選びに役立つよう、NIJINの事業も、対象・場所・頻度・費用・開始時期と向き不向きを同じ軸で示します。
掲載候補は、文部科学省の認定一覧に載り、2026年度の入学案内を公式サイトで確認できるUAEの2校と、通学先とは別に検討できるオンラインのともだちじゃぱんです。掲載順はアブダビ、ドバイ、オンラインという地域と利用形態の順で、評価順位ではありません。出典は末尾にまとめ、学校・事業の案内は2026年10月21日に確認しました。
アラブ首長国連邦の日本人学校一覧:まず居住地で候補を絞る
アブダビ日本人学校とドバイ日本人学校は、文部科学省が日本の小・中学校と同等の課程を持つと認定する日本人学校です。通学を選ぶなら住所からの移動、入学時期、学年、日本語で授業を受ける準備を確認します。一方、ともだちじゃぱんは8人制クラスがまだ開校前です。現行の1対1専任サポート体験は、通学制学校への在籍と同じ扱いにはなりません。
| 候補・種別と場所 | 対象・学び方 | 頻度・内容 | 費用と追加費用 | 見学・体験、利用開始 |
|---|---|---|---|---|
| アブダビ日本人学校 認定日本人学校・アブダビに通学 | 小学部・中学部(G1~G9)。日本語で日本の教育課程に沿って学ぶ | 平日の通学を前提とする学校。登校日・授業時刻は現行カレンダーを確認 | 学校掲載の2026年度授業料は年38,160 AED。入学時費用、教材、保護者運営のバス料金などは要確認 | 入学・編入は学校に連絡。G9は1学期末の7月31日までに手続きが必要。見学と空席は要問い合わせ |
| ドバイ日本人学校 認定日本人学校・ドバイのAl Waslに通学 | 小学部・中学部(G1~G9)。日本の教育課程に基づく授業。学校所定の入学資格あり | 平日の通学を前提とする学校。現行の年間予定と時間割を確認 | 2026年度案内では年32,400~33,600 AED、編入時の入学金2,700~2,800 AED。入学金にはVAT、バス・用品等は別に確認 | 編入書類と資格審査あり。見学・空席・開始日は学校に要問い合わせ |
| ともだちじゃぱん オンライン日本語学習・居住地と時差を相談 | 日本語で学びたい子ども。現行は先生による1対1専任サポート体験。将来の8人制クラスは未開校 | 体験の時間・内容は個別に確認。将来の集団クラスの頻度を現在の提供内容と混同しない | 現行体験は月16,500円(税込)、このプランの入会金0円。開校後の学費は別で要確認 | 無料相談・体験あり。8人制クラスの開始日は確定していない |
アブダビ日本人学校を探している家庭がドバイ日本人学校も候補にするなら、毎日の通学が成り立つ住所かを先に確かめます。通学が難しい、または現地校に在籍しながら日本語で話す時間を足したい家庭にはオンラインも選択肢です。今すぐ集団の8人制クラスを必要とする家庭には、現時点のともだちじゃぱんは合いません。
アブダビ日本人学校の入学条件とバス
アブダビ日本人学校の入学・編入案内は、希望する学年と開始時期を学校へ相談する入口です。学校の公式サイトには幼稚園の案内もありますが、この記事の比較は小学部・中学部です。年齢、前籍校、授業言語への適応、提出書類、空席を個別に確認してください。
特に中学部3年に相当するG9は、2学期以降の入学を認めず、1学期末の7月31日までに所定の手続きが必要と明記されています。UAEへの転居が学年の途中になる場合は、出発前に学校へ確認する価値があります。進級や帰国後の高校入学を考えているなら、必要な在籍期間と証明書類を、転出元・入学希望先にも確認しましょう。
通学バスは学校の直接運営ではなく、利用する保護者の組織が運営しています。学校の案内には運行範囲、料金、規則を確かめ、バス会に申し込む手順が載っています。ルート調整で利用開始まで1~2週間かかる場合があるため、利用予定日の約2週間前に申込むよう案内されています。住まい選びの時点でバス路線に入るか、送迎を続けられるかを確認してください。
ドバイ日本人学校の入学資格と提出書類
ドバイ日本人学校の2026年度編入学のしおりによると、学校はドバイとUAE北部の日本人会によって設立された現地認可の私立学校です。日本の学習指導要領に基づき、小学部・中学部で学びます。校舎はドバイのAl Waslにあり、居住エリアからの毎日の移動を見積もる必要があります。
入学資格には、帰国後も日本の教育を継続する意向、保護者の日本人会会員資格、現地滞在ビザ、日本語で年齢相応の授業を受けられることなどが含まれます。日本語力や集団生活に不安がある場合は、学校が事前相談を求めています。要件の一部だけで入学できると判断せず、家庭の事情を伝えて学校に確認してください。
初回の申込には入学願、直近の通知票、児童生徒理解資料などが必要です。初登校時に求められる在籍校の証明、指導要録、健康診断書、予防接種記録などは転出元や編入元によって異なります。ドバイのインターナショナルスクールから編入する場合はKHDA Transfer Certificateの記載もあります。提出物を一般化せず、学校の配布文書から自分のケースのチェックリストを入手しましょう。

アブダビとドバイ、毎日の通学負担を比べる
UAEをひとつの通学圏として扱わないことが重要です。アブダビ日本人学校はアブダビ、ドバイ日本人学校はドバイにあります。地図上の距離だけでなく、朝の出発時刻、学校の終了時刻、交通状況、送迎担当者の予定で毎週続けられるかを判断します。
アブダビでは、学校のバス会が公表するルートに住所が含まれるかを確認します。ドバイでは、学校のしおりに通学バス利用希望者は運行会社へ直接申し込むとあります。どちらも学校の授業料だけで送迎費用を見積もらず、住所候補ごとに運行範囲・停留場所・費用・空き・利用開始日を照会してください。
通勤先と子どもの学校が別の首長国になる家庭は、平日の生活時間を実際の時刻表に落としてみましょう。体験や見学が可能なら、往復を一度試すと負担が見えます。現地校やインターナショナルスクールも比較する場合は、その学校の授業言語と将来の転校先を同時に考えます。
2026年度の学費は学年別と追加費用まで確認
両校ともUAEディルハム(AED)建てで費用を案内します。下表は学校の公式掲載資料にある2026年度の授業料です。納付時期と含まれるものが異なるため、年額だけで家庭の総支出を決めないでください。
| 学校・学年 | 2026年度の授業料 | 入学時と別途確認する費用 | 公式資料 |
|---|---|---|---|
| アブダビ日本人学校・G1~G9 | 年38,160 AED。学校掲載の学期別額は12,720/15,900/9,540 AED | 入学時費用、教材、行事、保護者運営バス料金などは学校・バス会へ要問い合わせ | 学校の入学・編入案内 |
| ドバイ日本人学校・G1~G3 | 年32,400 AED | 編入時入学金2,700 AED+VAT。バス、用品、書類関係は別に確認 | 2026年度編入学のしおり |
| ドバイ日本人学校・G4~G6 | 年33,000 AED | 編入時入学金2,750 AED+VAT。バス、用品、書類関係は別に確認 | 同上 |
| ドバイ日本人学校・G7~G9 | 年33,600 AED | 編入時入学金2,800 AED+VAT。バス、用品、書類関係は別に確認 | 同上 |
ドバイの資料は2026年2月28日時点の費用と明記し、学期ごとの支払額、銀行送金、返金はKHDAの規定に沿うことを説明しています。アブダビの学校ページは学期別の授業料を掲載していますが、入学時費用や送迎を含む家計全体の額は、この資料だけでは確定できません。希望学年・入学日を伝え、適用年度の請求内訳を学校から受け取るのが確実です。
日本円に換算するときは為替レートと送金手数料が変わります。会社の教育費補助が使える家庭でも、補助対象が授業料だけか、入学金やバス・制服・教材も含むかは勤務先へ確認してください。
日本からの転入、現地校からの編入で準備する書類が違う
編入までの日数を左右するのは、空席と書類です。日本の学校から来る家庭は、在学・成績・健康に関する書類や教科書の扱いを転出元へ確認します。ドバイの学校案内では、転出元によって初登校時に持参する書類が違い、現地インターナショナルスクールからの場合はKHDA関連の書類が必要です。
- 希望校に学年と日付を伝える。生年月日、現在の学校、転居予定日、日本語で授業を受けた経験、ビザの状況を整理します。
- 学校ごとの現行チェックリストを受け取る。在学証明、成績、健康・予防接種の記録、翻訳が必要な書類を確かめます。
- 通学手段を別に申し込む。学校の入学手続きとバス利用の手続きは同じではありません。住所が決まり次第、運行先へ問い合わせます。
- 初期費用と返金条件を確認する。請求書の対象年度、学期、入学金、VAT、教材・用品、退学時の扱いを確認します。
- 子ども本人の負担を聞く。日本語の読み書き、現地の友人関係、帰国予定を家族で共有し、必要な支援を学校に相談します。
ドバイのしおりには、一部の在籍証明の翻訳証明に関する費用も記載されています。ただし対象者により要否が違うため、全員の必須費用として合計に入れません。転出元と編入元の双方に書類名を確認してから手配します。

中学3年相当の編入は、両校の期限を混同しない
転居時期が中学部3年に重なる家庭は、通常の転入より早く確認します。アブダビ日本人学校は、G9の2学期以降の入学を認めず、1学期末の7月31日までに所定の手続きが必要としています。ドバイ日本人学校の2026年度しおりは、G9の2学期当初までの転入を認め、それ以降は原則認めないとします。二つの学校で期限が同じではありません。
さらに、希望する学校の空席、在籍期間、帰国先の高校入試の条件は別の問題です。日本の高校への進学を考える場合は、出願資格や必要な証明書を志望校や教育委員会に確認してください。文部科学省の認定は学校の課程についての情報であり、個々の生徒の受入れや進路を保証するものではありません。
日本人学校が合う家庭と別の選択肢が合う家庭
日本への帰国を想定し、日本語で日本の教科を継続したい家庭には、通学制の日本人学校が候補になります。現地での生活や言語を学ぶ活動も両校の案内にありますが、日々の授業の中心は日本の教育課程です。子どもが日本語での授業に安心感を持てるか、住居からの往復が無理なく続くかが重要です。
一方、現地の学校で友人関係を続けたい、授業言語を英語などにしたい、住所や学年のために日本人学校への通学・編入が難しい家庭もあります。その場合は、現地校またはインターナショナルスクールと、日本語の家庭学習・補助的なオンライン学習を分けて考えます。オンライン日本語スクールの参加は、日本人学校の在籍や出席の代わりにはなりません。
判断に迷うときは、①平日の在籍先、②日本語で伸ばしたい力、③子どもが過ごしやすい相手と環境、④費用と送迎の持続性、の順に家族で話します。学校見学やオンライン相談で、本人が質問できる機会を設けましょう。
ともだちじゃぱんは今できる体験と将来のクラスを分ける
ともだちじゃぱんの入学案内は、8人制クラスがまだ開校していないことを明記しています。現在案内されているのは、先生が一人ひとりを専任で受け持つ体験プランと無料相談です。公式の料金ページは体験プランを月16,500円(税込)、このプランから始める人の入会金を0円としています。将来の8人制クラスの学費や開始日を、この金額と同一視しないことが大切です。
通学先が遠い、現地校に在籍したまま日本語で話す機会を足したい、先生との相性を確かめたい家庭には相談できます。一方、すぐに日本の同世代との集団活動が必要な家庭、学校の在籍資格や日本の小・中学校の出席を必要とする家庭、時差で参加時刻が合わない家庭には現在の体験プランが合わない場合があります。
UAEから相談するときは、子どもの年齢、現地の平日の在籍先、希望する時間帯、必要な日本語の学び、現在利用できるプランを伝えます。無料体験・相談で内容と継続条件を確認してから判断できます。

UAEの日本人学校についてよくある質問
アブダビとドバイの日本人学校は補習校ですか?
いいえ。文部科学省の認定一覧に載る日本人学校で、平日の通学先として検討する学校です。週末だけ日本語を学ぶ補習授業校とは学校の役割が異なります。
2026年度の学費はどちらが安いですか?
公式資料の授業料年額だけならドバイの32,400~33,600 AEDとアブダビの38,160 AEDです。ただし、入学金、VAT、送迎、教材、学年、住居費が異なるので、年額の差だけで実際の負担は決まりません。両校から自分の学年・入学時期の見積もりを得てください。
中学3年から編入できますか?
時期に制限があります。アブダビはG9の1学期末までの手続きを求め、ドバイはG9の2学期当初までの転入を認めています。空席と書類も必要なので、転居が決まったら各校へ直接確認してください。
ともだちじゃぱんに入れば、日本人学校を卒業できますか?
できません。ともだちじゃぱんはオンラインの日本語学習サービスで、日本人学校への在籍・卒業に代わるものではありません。現行の8人制クラスも開校前です。
確認した公式情報
以下の一次情報を2026年10月21日に確認しました。募集状況、学費、バスの運行、開始時期は変わるため、申込前に最新の学校・事業の案内を開いてください。

