浦添市から通えるフリースクール5選|市内・宜野湾・那覇まで【2026年版】

浦添市の公的な支援は、教育相談室「くくむい」・こども支援教室「いまぁじ」・自立支援室「ひなた」の3つに分かれていて、入口はすべて「くくむい」に集約されています。⚠️ その「くくむい」について、市は要望への回答で「令和6年8月29日から教育相談室『くくむい』の新規定期相談受け入れの休止をすることになりました」と述べ、相談員を増員しても「追い付いていない状況にあります」としています(市公式・2025年2月公開)。公的な入口が混み合うときほど、民間の選択肢を並行して知っておく意味があります。
この記事でわかること
  • 浦添市の公的支援3つ(くくむい・いまぁじ・ひなた)の違いと、⚠️ 入口が休止した経緯
  • 沖縄県の通学費支援の要件(⚠️ 在籍校の出席扱いが先、支援があと/対象は中高生)
  • 📌 浦添市にはモノレールの駅が3つ。市外に通う前提と、県の支援がかみ合う市です
  • 近くに合う場所がないときの3つ目の選択肢と、オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
この記事について

掲載しているのは、浦添市・沖縄県の公式サイトおよび各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月13日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。

目次

浦添市で先に押さえたいのは、公的な入口と県の通学費支援です

浦添市が独自にフリースクールの利用料を補助する制度は、市の公式サイト上では確認できませんでした(2026年9月13日時点)。こども青少年課の業務として挙げられているのは、学校配置支援・教育相談・こども支援教室の運営・自立支援室の運営の4つで、民間施設への補助は含まれていません。

⚠️ そのうえで知っておきたいのが、入口の混み具合です。浦添市は教育相談室「くくむい」で相談を始め、そこから「いまぁじ」(小集団の通級)や「ひなた」(ひきこもり・遊び非行傾向への支援)につながる設計になっています。その入口である「くくむい」について、市は要望への回答で「令和6年8月29日から教育相談室『くくむい』の新規定期相談受け入れの休止をすることになりました」と説明し、「昨年度、今年度と相談員を増員して対応しておりますが、追い付いていない状況にあります」と述べています。2026年9月時点で受け入れが再開しているかは、市の公式サイトからは確認できませんでした。かならず電話(098-876-1296)で今の状況を確認してください。

費用の支援は県の制度になります。沖縄県の「在籍校が出席扱いとするフリースクールへの通学費支援」は補助を受け取るのが保護者(世帯)で、要件は2つ。①所得(住民税所得割が非課税/児童扶養手当または母子父子家庭等医療費助成の受給/離職等による家計急変のいずれか)と、②「フリースクール(通所区域がない施設に限る)で恒常的に相談・指導等を受けており、在籍校が指導要録上の出席扱いとされている中高生」であること。⚠️ 出席扱いが先で、支援はあとという順番です。支援は現金ではなくバス・モノレールで使えるオキカ等の交付で、上限額はページに書かれていません。毎月5日までに申請すれば翌月1日から使える形です。

📌 浦添市は、この制度と相性のいい市です。市内には沖縄都市モノレールの駅が経塚・浦添前田・てだこ浦西の3つあり、たとえばてだこ浦西駅から県庁前駅までは大人360円・24分(モノレール公式)。市外の施設に通うことが現実的な選択肢になります。⚠️ ただし対象は中高生で、所得の要件と出席扱いの要件の両方を満たす必要があります。窓口は在籍校が国公立なら県教育庁 教育支援課(098-866-2116)、私立なら総務私学課(098-866-2074)です。

浦添市から通えるフリースクール5選(比較一覧)

費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。

スクール名 エリア 対象 形態 費用の目安
沖縄オルタナティブスクール らしく 浦添市宮城6-12-6-301 小学生・中学生 平日5日 9:00〜16:00 入学金40,000円/週1日16,000円〜週5日45,000円/1日利用4,000円
Kleine Schule -小さな学校- 宜野湾市上原1丁目2-3(203) 小1〜中3/高卒認定試験の受験希望者 月〜金 9:00〜15:00(定員 最大15名) 入会金15,000円/月額27,500円(税込)/日額2,750円(税込)+年会費5,000円・教材費10,000円・保険代744円(各年額)・施設代1,000円/月
フリースクール星槎那覇 ちゅら星★教室 那覇市大道130 中学1年生〜3年生 日程は本人・保護者と相談のうえ確定(週2〜6コマ/1コマ50分) 月謝は登校コマ数によって異なる(金額の記載なし)
中高生の居場所 kukulu 那覇市牧志3-6-41 島商会ビル2F 中高生(概ね20歳まで/学生であれば利用可能) 10:00〜17:00(水曜は13:00〜)/土日祝・年末年始は休み 公式サイトに記載なし(要確認)
NIJINアカデミー メタバース校舎 オンライン(自宅から) 小1〜中3(就学前も入学可/高校段階は別組織) 平日毎日開校。月100コマ以上の授業から選んで受講 月25,443円(税込)/入学金33,000円

5校を1校ずつ紹介します

1. 沖縄オルタナティブスクール らしく(浦添市宮城・市内で唯一)

運営:公式サイトに法人名の記載なし。代表者名のみ掲載(要確認)

浦添市内で、公式サイトに費用と開所時間まで書かれている唯一のフリースクールです。通う日数で料金が変わります。

浦添市内で公式サイトまで確認できた民間フリースクールは、今回の調査ではここだけでした。所在地は宮城6丁目。開校は平日5日(基本的にカレンダーどおり)の9時から16時で、学校の時間帯とほぼ重なります。対象は小学生・中学生です。

費用は入学金40,000円に加え、週1日コース16,000円/週2日コース27,000円/週3・4日コース40,000円/週5日コース45,000円。1日利用は4,000円で、この場合は入学金がかかりません。「週に1日だけ試す」から「平日毎日」まで、同じ場所のまま段階を上げ下げできる作りです。いきなり月額の契約を結ばずに始められる点は、体調や気持ちに波がある時期にはそれ自体が条件になります。

⚠️ 定員・出席扱い・最寄りの駅やバス停については、公式サイトに記載がありません。とくに出席扱いは県の通学費支援の前提条件でもあるので、見学のときに「これまで何人が在籍校で出席扱いになったか」を必ず聞いてください。

  • 所在地:浦添市宮城6-12-6-301
  • 時間:平日5日(基本的にカレンダーどおり)9:00〜16:00
  • 費用:入学金40,000円/週1日16,000円・週2日27,000円・週3,4日40,000円・週5日45,000円/1日利用4,000円(入学金なし)
  • 対象学年:小学生・中学生
  • 定員:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
  • アクセス:最寄り駅・バス停の記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:090-6865-1163

出典:沖縄オルタナティブスクール らしく(2026年9月13日確認)

2. Kleine Schule -小さな学校-(宜野湾市上原・日額2,750円から)

運営:公式サイトに法人名の記載なし(要確認)

1日だけの利用が日額で用意されています。定員は最大15名と明記されています。

浦添市の北隣、宜野湾市上原にあります。開校は月〜金の9時から15時。対象は小学1年生から中学3年生で、高等学校卒業程度認定試験の受験を希望する生徒も受け入れています。中学卒業後の進路まで視野に入っている点は、市外まで足を延ばす理由になりえます。

費用は入会金15,000円(入学時のみ)、月額27,500円(税込)、日額2,750円(税込)。⚠️ このほかに年会費5,000円・教材費10,000円(コピー代含む)・保険代744円(いずれも年額)・施設代1,000円/月・延長料金1,000円/1時間がかかります。公式サイトには「週4日は小学校で週1日はSchuleに通う」という使い方も紹介されていて、学校に通う日と併用する前提が最初から想定されています。定員は最大15名と明記されています。

スタッフについては「臨床心理士、公認心理師が子ども達のメンタルケアを致します。学習指導員は中高の教員免許を持った指導員です」と書かれています。⚠️ 一方で「出席扱い」「在籍校」という言葉は公式サイトに出てきませんので、ここも見学時の確認事項です。

  • 所在地:宜野湾市上原1丁目2-3(203)
  • 時間:月〜金 9:00〜15:00
  • 費用:入会金15,000円(入学時のみ)/月額27,500円(税込)/日額2,750円(税込)/⚠️ 別途 年会費5,000円・教材費10,000円(コピー代含む)・保険代744円(いずれも年額)・施設代1,000円/月・延長料金1,000円/1時間
  • 対象学年:小学1年生〜中学3年生、高等学校卒業程度認定試験の受験希望者
  • 定員:最大15名
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
  • スタッフ:臨床心理士・公認心理師、中高の教員免許を持つ学習指導員
  • 問い合わせ:080-3996-9201

出典:Kleine Schule -小さな学校-(2026年9月13日確認)

3. フリースクール星槎那覇 ちゅら星★教室(那覇市大道・中学生向け)

運営:NPO法人 星槎教育研究所

週2コマから週6コマまで、コマ単位で通い方を決められます。対象は中学生です。

那覇市大道。ゆいレールでいえば浦添市内の各駅から県庁前方面へ向かう線上にあり、てだこ浦西駅から県庁前駅までが大人360円・24分(モノレール公式)という距離感の中にあります。対象は中学1年生〜3年生で、「不登校及び不登校傾向のある生徒」「学校には行きたいがさまざまな事情で行けない生徒」と書かれています。

通い方は日程を本人・保護者と相談のうえ確定し、週2コマ〜週6コマ(1コマ50分)から選ぶ形です。月謝も登校コマ数によって異なると書かれていて、⚠️ 具体的な金額は公式サイトに掲載されていません(料金表が画像で置かれているため、本記事では金額を書きません)。健康診断・校外の体験学習・各種検定は実費負担と明記されています。

在籍校との関係については「在籍校の担任の先生との連携を密にとり、フリースクールでの様子を報告します」「在籍校への復帰:希望すればいつでも復帰可能です」と書かれています。⚠️ 「出席扱い」という言葉は使われていません。報告はするが認定を約束するものではない、という位置づけです。

  • 所在地:那覇市大道130
  • 運営:NPO法人 星槎教育研究所
  • 時間:日程は本人・保護者と相談のうえ確定(週2〜6コマ/1コマ50分)
  • 費用:月謝は登校コマ数によって異なる(⚠️ 金額は公式サイトに記載なし)。健康診断・校外体験・検定は実費
  • 対象学年:中学1年生〜3年生
  • 定員:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 出席扱い:「在籍校の担任の先生との連携を密にとり、フリースクールでの様子を報告します」と記載
  • 問い合わせ:098-917-0501

出典:フリースクール星槎那覇 ちゅら星★教室(2026年9月13日確認)

4. 中高生の居場所 kukulu(那覇市牧志・中学卒業後も使える)

運営:NPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい

学校に在籍していない期間も含めて、概ね20歳まで使える居場所です。開いている時間がはっきり公開されています。

那覇市牧志の島商会ビル2階。学習の場というより「居場所」として作られている点が、ここまでの3つとは性格が違います。対象は「上限は概ね20歳ですが、基本的には学生(学校に行きたいが在籍していない中退、未入学状態も)であれば通えます」と書かれていて、中学を卒業したあとや、どこにも在籍していない期間も含まれます。

開いているのは10:00〜17:00(水曜日は13:00〜)、土・日・祝日・年末年始は休み。📌 居場所型の施設は開所日時が曖昧なことが多いなかで、ここは時間がはっきり書かれているので予定が立てやすい部類です。

⚠️ 利用料と定員、出席扱いについては公式サイトに記載がありません。在籍中の小中学生が出席扱いを前提に通う場所として設計されているわけではない点は、あらかじめ理解しておいたほうがよいところです。まずは電話(098-851-8170)で、今の年齢と状況で使えるかを確認してください。

  • 所在地:那覇市牧志3-6-41 島商会ビル2F
  • 運営:NPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい
  • 時間:10:00〜17:00(水曜日は13:00〜)/定休日 土・日・祝日・年末年始
  • 費用:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 対象:中高生。上限は概ね20歳、学生であれば中退・未入学の状態でも利用可
  • 定員:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:098-851-8170

出典:中高生の居場所kukulu(NPO法人ちゅらゆい)(2026年9月13日確認)

5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)

家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。

ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、浦添市のどこに住んでいても条件は変わりません。

メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。

費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。

  • 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
  • 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
  • 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
  • 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
  • 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
  • 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
  • サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
  • 体験:オンラインの無料体験会あり

出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月13日確認)

その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください

入口は教育相談室「くくむい」です。浦添市仲間1-1-2 あかひらステーションビル3階(浦添市教育委員会 こども青少年課内)にあり、月曜日〜金曜日の9時〜16時30分(祝日は休み)。対象は浦添市内在住、または市内の小中学校に在籍する児童・生徒と保護者です。流れは電話で見学・問診の予約 → 見学・問診(教育相談員)→ 初回面談(臨床心理相談員)→ 定期相談 → いまぁじの体験通級(約2週間)→ いまぁじ入級。電話は098-876-1296です。

通う場所がこども支援教室「いまぁじ」で、くくむいと同じ建物にあります。「小集団の体験・学習活動を行い、登校復帰や社会的自立に向けた支援を行います」という位置づけで、📌 開所は月・水・金が9時〜15時、火・木が9時〜12時と曜日によって時間が違います。⚠️ 費用と定員については市の資料に記載がありません。

もうひとつ、自立支援室「ひなた」があります。浦添市安波茶1-31-1 伊波ビル2F。対象は「ひきこもり・遊び・非行傾向の不登校児童生徒」で、開所は月〜金の9時〜16時30分、受け入れ時間は10時〜12時と13時30分〜15時30分の各2時間。学習活動のほか、農業体験・職場体験・調理実習・スポーツ・キャリア教育などがあります。申込は「学校の先生に相談してください」という案内で、電話は080-2690-8692です。📌 浦添市は、状態によって行き先が3つに分かれている市だと理解しておくと、相談のときに話が早くなります。

⚠️ そして探すときの前提として、沖縄県は民間フリースクールの一覧を公表していません。県の一覧から施設にたどりつくという探し方が使えないということです。浦添市の公式サイトにも、学校以外の居場所を案内するページは見当たりませんでした。この記事で挙げた施設も、一つひとつ公式サイトを開いて確認したものです。ほかの相談先としては、学校教育課 098-876-1218、こども家庭センター 098-876-1707、保健相談センター 098-875-2100、24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310 があります。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。

そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。浦添市は人口115,094人・55,407世帯、面積19.44平方キロメートル(市公式・令和8年8月末現在)。決して小さな市ではありませんが、今回、市内で公式サイトまで確認できた民間フリースクールは1か所だけでした。かつて市内にあったデモクラティックスクールみぃちも、公式サイトに2022年3月の「スクールみぃち、運営終了のお知らせ」が掲示されたままです。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。

そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。

オンラインが向いているのは、こういうときです

オンラインを検討したほうがいいサイン
  • 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
  • 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
  • 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
  • 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
  • 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい

とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。

  • ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
  • ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
  • ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
  • ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します

③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。

⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。浦添市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。浦添では特に、県の支援に直結する最初の1つを必ず聞いてください。

見学のときに聞くこと
  • これまで何人が在籍校で出席扱いになりましたか(県の通学費支援の前提条件です)
  • 在籍校への報告は、誰がどの頻度で行っていますか
  • 通所区域の定めはありますか(県の支援は「通所区域がない施設」が対象です)
  • 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
  • うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
  • 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか

よくある質問

浦添市に、フリースクールの利用料を補助する制度はありますか。
市独自の制度は、市の公式サイト上では確認できませんでした(2026年9月13日時点)。使えるのは沖縄県の「在籍校が出席扱いとするフリースクールへの通学費支援」で、支援されるのは利用料ではなくバス・モノレールの通学費(オキカ等の交付)です。
「くくむい」には、今も相談を申し込めますか。
⚠️ 市の要望への回答には「令和6年8月29日から教育相談室『くくむい』の新規定期相談受け入れの休止をすることになりました」と書かれており、市は相談員を増員しても「追い付いていない状況にある」と述べています(2025年2月公開)。その後再開しているかどうかは、市の公式サイトからは確認できませんでした。電話(098-876-1296)で今の受付状況を確認してください。
浦添市内に、無料で通える場所はありますか。
こども支援教室「いまぁじ」(浦添市仲間1-1-2 あかひらステーションビル3階)が月・水・金 9時〜15時、火・木 9時〜12時に開いています。ただし利用までは「くくむい」の定期相談を経る設計です。ひきこもり・遊びや非行の傾向がある場合は自立支援室「ひなた」(080-2690-8692)が受け皿になります。⚠️ 費用はいずれも市の資料に記載がないため、確認が必要です。
モノレールで市外のフリースクールに通うのは現実的ですか。
📌 浦添市には経塚・浦添前田・てだこ浦西の3駅があります。モノレール公式の運賃・所要時間ではてだこ浦西駅から県庁前駅まで大人360円・24分、那覇空港駅まで390円・37分です。県の通学費支援がバス・モノレールで使えるオキカ等の交付である以上、市外に通うこと自体は制度も想定しています。ただし対象は中高生で、所得の要件と出席扱いの要件を満たす必要があります。
出席扱いになるフリースクールはどこですか。
今回調べた範囲では、「出席扱いになります」と公式サイトに明記している施設はありませんでした。星槎那覇ちゅら星★教室は「在籍校の担任の先生との連携を密にとり、フリースクールでの様子を報告します」という書き方です。出席扱いを判断するのは在籍校の校長なので、施設側が言い切らないのはむしろ正確な表現です。見学では「これまで何人が認定されたか」を数で聞いてください。

まとめ

浦添市は、公的な支援が「くくむい」「いまぁじ」「ひなた」の3つに分かれ、入口が1つに集約されている市です。⚠️ そしてその入口は、令和6年8月29日から新規の定期相談の受け入れを休止したと市自身が回答しています。今の受付状況を電話で確かめたうえで、民間の選択肢も並行して見ておくのが現実的です。

施設は性格が分かれます。市内で唯一、費用と時間が公開され、週1日から週5日まで通う日数で料金が変わる らしく。日額2,750円から使える Kleine Schule(宜野湾)。コマ単位で組み立てる 星槎那覇ちゅら星(那覇)。中学卒業後も概ね20歳まで使える居場所の kukulu(那覇)。📌 モノレール3駅があることは、市外の選択肢を現実的にします。

そして、どれも難しいと感じたなら、それは探し方の問題ではありません。開いている日数、参加のしかたの自由度、出席扱いの実績、学校とのやりとりを誰がやるのか。この4つを最初に聞いておけば、どの選択肢を選んでも判断の軸は変わりません。

内容を確かめるための一次資料

  1. 沖縄県「在籍校が出席扱いとするフリースクールへの通学費支援」(ページ)
  2. 浦添市「教育相談室くくむい・こども支援教室いまぁじ・自立支援室ひなた」(ページ)
  3. 浦添市「くくむい・いまぁじ」案内(PDF)
  4. 浦添市「こども支援教室いまぁじ」開室日時(PDF)
  5. 浦添市「自立支援室ひなた」案内(PDF)
  6. 浦添市 市民の声への回答(くくむいの新規定期相談受け入れ休止について)(ページ)
  7. 浦添市「人口・世帯数・面積」(ページ)
  8. 沖縄都市モノレール「てだこ浦西駅 運賃・所要時間」(ページ)
  9. 沖縄オルタナティブスクール らしく(公式サイト)
  10. Kleine Schule -小さな学校-(公式サイト)
  11. フリースクール星槎那覇 ちゅら星★教室(ページ)
  12. 中高生の居場所kukulu(NPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい)(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

浦添市で「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、メタバース校舎に平日毎日通えるオルタナティブスクールです。全国どこからでも同じ条件で参加でき、出席扱いの申請も担当がサポートします。まずはオンラインの無料体験会から、様子だけ見てみてください。

文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月13日 / 最終更新:2026年9月13日
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