神戸市灘区から通えるフリースクール5選|認定施設は市内最多の6か所、助成は月2万円まで【2026年版】

神戸市灘区で、学校に行けない日が続いているお子さんのために、平日に通える場所を探している方へ。灘区は、六甲山のふもとから海までJR・阪急・阪神が東西に走る区です。神戸市の「フリースクール等利用料助成制度」の認定施設の一覧(2026年9月9日時点)には、灘区の施設が6か所載っていて、区ごとに数えると市内で最も多い区です。この記事では、そのうち公式サイトで今の活動を確認できた区内4か所と、東灘区との境に近い1か所の計5か所を比べます。
この記事でわかること
  • 神戸市の認定施設一覧で、灘区は6か所と区別で最多(東灘区・中央区は5か所)
  • 今回の5か所はすべて市の認定施設。条件を満たせば利用料の半額(月2万円まで)の助成の対象
  • 料金を公式サイトで確認できたのは2か所で、1回1,500円〜月64,000円
  • くすのき教室の「なだ分室」は、名前は「なだ」でも所在地は中央区(なぎさ小学校内)。申込は在籍校を通す
  • 全国の小中学校の不登校は令和6年度に計353,970人(文部科学省)
編集部より

この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。記事の最後に自社のオンラインスクールを選択肢のひとつとして挙げていますが、5か所の紹介には広告費を受け取っていません。施設の情報は2026年9月22日に神戸市の資料と各施設の公式サイトで確認したもので、料金や曜日は変わることがあります。通う前に、必ず各施設に確かめてください。

目次

灘区の現状|認定施設は市内最多の6か所、公的な分室は区外に

全国の小中学校の不登校は、令和6年度に小学校137,704人・中学校216,266人(計353,970人)でした(文部科学省の調査)。神戸市・灘区の人数は、今回調べた範囲の公表資料では確認できませんでした。

神戸市の「認定施設の一覧」(2026年9月9日時点)を区ごとに数えると、灘区は6か所で、東灘区・中央区(各5か所)を上回ります。所在地は五毛通・篠原南町・桜ケ丘町・日尾町・六甲町・赤坂通で、どれも区内の住宅地の中にあります。

ただし、6か所のうち2か所は今回の記事に載せていません。1か所は運営会社が児童発達支援も運営していて、フリースクール部分の料金や対象を公式サイトで確かめられなかったため、もう1か所は公式サイトの住所(中央区)が市の一覧の住所(灘区)と違っていたためです。公的な受け皿の「くすのき教室」は、「なだ分室」という名前ですが、所在地は中央区脇浜海岸通(なぎさ小学校内)で、灘区の中にはありません。

灘区でつまずきやすいところ

施設は多い。それでもつまずく3つ

市内でいちばん認定施設が多い区でも、迷いやすいところがあります。

01

料金が見えない

今回の5か所で、料金を公式サイトで確認できたのは2か所だけでした。見学のときに内訳まで聞く必要があります。

02

形がばらばら

全日制の学校型、回数制の居場所、個別授業の塾と、同じ「認定施設」でも中身がかなり違います。

03

分室は区外

くすのき教室の「なだ分室」は中央区にあります。公的な窓口を使う場合は、区外へ通うことになります。

1と2は見学で、3は在籍校との相談で整理できます。まずは5か所を並べてみます。

灘区から通えるフリースクール5選(比較一覧)

スクール名エリア・最寄り対象形態費用の目安
オルタナティブスクール「あーる」灘区五毛通/阪急「六甲」小学生・中学生オルタナティブスクール公式サイトで確認できず
ラーンネット・エッジ灘区篠原南町小5〜中3全日制のオルタナティブスクール公式サイトで確認できず
オルタナティブプレイス ItoshikI灘区桜ケ丘町公式サイトで確認できず回数制の居場所・学びの場月22,000円(週1)〜64,000円(週4)
オーダーメイド学習塾セカンドホーム灘区日尾町/JR「六甲道」・阪急「六甲」徒歩7分小学生・中学生個別授業の学習塾公式サイトで確認できず
フリースペース kaohare東灘区御影塚町/阪神「石屋川」徒歩3分公式サイトで確認できず居場所(平日週2日程度・9時〜14時)1回3,000円・半日1,500円(入会金5,500円)

※5か所とも、神戸市の「認定施設の一覧」(2026年9月9日時点)に載っている施設です。料金は各公式サイトの記載です。「公式サイトで確認できず」は、2026年9月22日時点で記載を見つけられなかったという意味です。

白い紙の上の色鉛筆

5か所を1か所ずつ紹介します

学校のように毎日通う形から、週1回の居場所、個別の学習まで、形がかなり違います。お子さんの今の体力や気持ちに合いそうなものから見てみてください。

1. オルタナティブスクール「あーる」(灘区五毛通)|阪急六甲が最寄り

小学生・中学生を対象にしたオルタナティブスクールです。具体的な学年は個別に相談と公式サイトに書かれています。料金と開いている曜日・時間は公式サイトで確認できなかったので、事前相談のフォームか電話で確かめてください。

所在地神戸市灘区五毛通1丁目2-6(公式サイト)
最寄り駅阪急「六甲」駅(公式サイト)
対象小学生・中学生(学年は個別に相談)
費用公式サイトで確認できませんでした
問い合わせ078-778-6213(公式サイト)

2. ラーンネット・エッジ(灘区篠原南町)|小5〜中3の全日制オルタナティブスクール

小学5年生〜中学3年生を対象にした、全日制のオルタナティブスクールです。探究と教養の授業を組み合わせる形と紹介されています。料金は、今回確認したページでは見つけられませんでした。

所在地神戸市灘区篠原南町6-1-10(神戸市の認定施設一覧)
対象小学5年生〜中学3年生(公式サイト)
形態全日制のオルタナティブスクール
費用公式サイトで確認できませんでした

3. オルタナティブプレイス ItoshikI(灘区桜ケ丘町)|週1回から選べる月額制

今回の5か所で、月額の料金表を公式サイトで公開していた唯一の施設です。週1回(月4回)から週4回(月16回まで)まで選べるので、「まずは週1回から」という始め方がしやすい形です。公式サイトには、神戸市在住で在籍校の出席認定を受けた場合は利用料の補助がある、という案内もあります。

所在地神戸市灘区桜ケ丘町16-40(神戸市の認定施設一覧)
費用(税込・月額)週1回(月4回)22,000円/週2回(月8回)40,000円/週3回(月12回)54,000円/週4回(月16回上限)64,000円。入会金の記載はなし
対象公式サイトで確認できず

4. オーダーメイド学習塾セカンドホーム(灘区日尾町)|個別授業で学習を取り戻す

小学生・中学生の個別授業を行う学習塾で、神戸市の認定施設一覧に載っています。JR「六甲道」と阪急「六甲」から、どちらも歩いて7分です。平日の午前(10時〜12時)も開いているので、昼間の時間に通えます。料金は公式サイトで確認できませんでした。

所在地神戸市灘区日尾町2-2-11 六甲第2ビル2階南(公式サイト)
行き方JR「六甲道」駅・阪急「六甲」駅から各徒歩7分
日時平日10時〜12時/15時〜21時、土曜9時〜17時
費用公式サイトで確認できませんでした

5. フリースペース kaohare(東灘区御影塚町)|1回3,000円の居場所

灘区の東どなり、東灘区御影塚町にある居場所です。阪神「石屋川」駅から歩いて3分で、1回ごとの料金と、午前だけの半日利用があります。利用の前に予約制の親子面談があります。

所在地神戸市東灘区御影塚町2丁目13-5 GSビル2-2
行き方阪神「石屋川」駅から徒歩3分(公式サイト)
日時9時〜14時、平日週2日程度(開所日は予約時に確認)
費用入会金・登録費5,500円、1回3,000円、半日1,500円(いずれも税込)

灘区から通う場合の費用相場と、神戸市の助成

料金を公式サイトで確認できた2か所は、1回1,500円(半日)〜月64,000円(週4回)と幅があります。週1回なら、ItoshikI で月22,000円、kaohare で月12,000円ほど(1日利用を月4回とした場合)です。

神戸市には、フリースクール等の利用料の半額を助成する制度があります(通所型は月2万円まで、オンライン型は月1.5万円まで)。対象になるのは、神戸市立の小学校・中学校・義務教育学校・特別支援学校に在籍していること、フリースクール等での活動が出席認定(出席扱い)されていること、神戸市が認定した施設を利用していること、などをすべて満たす保護者です。入会金・教材費・交通費・食事代などは対象外です。

申請は神戸市のオンライン申請(e-KOBE)で行います。2026年4月〜12月の利用分は、2026年12月15日〜2027年1月末に申請受付の予定と市のページに書かれています。領収書や契約書が必要なので、通い始めた月から保管しておくと安心です。

ItoshikI の週1回(月22,000円)なら、助成が認められれば半額の11,000円が戻る計算です。週4回(月64,000円)の場合は、上限の月2万円までになります。

本と眼鏡と柔らかい布

公的な窓口|くすのき教室の「なだ分室」は中央区にある

神戸市の教育支援センター「くすのき教室」は、本館(中央区楠町の青少年育成センター)と8つの分室があります。灘区の子が使いやすいのは「なだ分室」で、灘教育相談所(なぎさ小学校内)に併設されていますが、所在地は中央区脇浜海岸通2-4-1です。

  • 対象:神戸市立の小・中学校に在籍する児童生徒(原則として小学4年生〜中学3年生)
  • 申込:本人・保護者が在籍している学校に連絡し、学校が教室へ申し込みます。そのあと面談があります
  • 見学:学校に相談するか、センターや各分室に直接連絡してもよいと書かれています
  • 出席扱い:利用案内に「くすのき教室の出席を学校長は出席扱いとすることができます」とあります
  • 費用:市のページと利用案内に記載がなく、確認できませんでした

中学生の場合は、2025年4月に開校した学びの多様化学校「湊翔楠中学校分校(みらいポート)」(中央区橘通3丁目・あすてっぷKOBE3階)も選択肢になります。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

灘区は選択肢の多い区ですが、「対象学年が合わない」「毎日は通えない」「まだ外に出るのがしんどい」ということもあります。そのときは、通所・公的な窓口・オンラインを並べて考えてみてください。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
神戸市の
くすのき教室
オンライン
(自宅から)
灘区内に
場所がある
○
認定施設
6か所
×
なだ分室は
中央区
○
自宅から
費用△
1回1,500円〜
月64,000円
(公表2か所)
△
記載なし
(確認できず)
△
サービスによる
対象学年○
施設により
小学生から
△
原則
小4〜中3
○
小学生から
選べるものが多い
申込の窓口○
保護者から
直接
△
在籍校を通す
○
保護者から
直接(民間)
対面で人と
直接会える
○○×
画面越し

○=対応 △=一部・条件あり ×=非対応 / ※神戸市の公式ページと各施設の公式サイトをもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。

オンラインが向いているとき

朝の体調に波があって決まった時間に家を出にくいとき、人の多い場所がまだしんどいとき、通える距離に合う場所が見つからないときは、自宅から参加できるオンラインのスクールを候補に入れてもよいと思います。神戸市の助成は、市が認定したオンライン型の施設も対象で、上限は月1.5万円です(通所型は月2万円)。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  1. 神戸市の認定施設か:助成を受けるには、市の「認定施設の一覧」に載っている施設であることが条件です
  2. 出席扱いの実績:出席扱いを決めるのは在籍校の校長です。学校と施設の間でどんな報告をしているかを聞いておきます
  3. 先生と直接話す時間:教材を配るだけか、画面越しに先生や仲間と話す時間があるか
  4. 通所との組み合わせ:週に数日だけ通所して、残りをオンラインにする使い方ができるか

見学で聞いておきたいこと

見学や体験では、次のことを聞いておくと、あとで比べやすくなります。

  1. 神戸市の認定施設かどうか(2026年9月9日時点の一覧に載っているか。載っていない施設は助成の対象外です)
  2. 出席扱いのために、学校へどんな報告をしているか(出席扱いを決めるのは在籍校の校長です)
  3. 月の費用の内訳(助成の対象は利用料だけで、入会金・教材費・交通費・食事代などは対象外です)
  4. 対象学年と、同じ年ごろの子がどれくらい通っているか
  5. 開いている曜日・時間と、急に休んだときの扱い
  6. 送迎が必要か、ひとりで通えるか

子どもが「ここならいてもいい」と感じられるかどうかは、話を聞くだけではわかりません。体験を1回だけで決めず、2〜3回通ってから決める家庭も多いです。

青空と山並みが見える住宅街の道

よくある質問

灘区内にフリースクールはありますか?
神戸市の「認定施設の一覧」(2026年9月9日時点)には、灘区の施設が6か所載っています。この記事では、そのうち公式サイトで今の活動や住所を確認できた4か所(あーる、ラーンネット・エッジ、ItoshikI、セカンドホーム)を紹介しています。
くすのき教室の「なだ分室」は灘区にありますか?
いいえ。なだ分室は灘教育相談所(なぎさ小学校内)に併設されていて、所在地は中央区脇浜海岸通2-4-1です(神戸市のページ)。
神戸市の助成はいくらですか?
フリースクール等に払った利用料の半額で、通所型は月2万円、オンライン型は月1.5万円が上限です。神戸市立の学校に在籍していること、出席扱いになっていること、市の認定施設を使っていることなどが条件です。入会金・教材費・交通費・食事代は対象外です。
週1回だけ通える場所はありますか?
ItoshikI は週1回(月4回)22,000円のコースがあります。kaohare は1回ごとの料金なので、週1回から使えます。
学習塾でも助成の対象になりますか?
セカンドホームは学習塾ですが、神戸市の「認定施設の一覧」に載っています。助成の対象になるかどうかは、施設が認定されていることに加えて、在籍校で出席扱いになっていることなどの条件で決まります。
中学生だけの選択肢はありますか?
ラーンネット・エッジは小学5年生〜中学3年生が対象です。公立の中学校では、2025年4月に開校した学びの多様化学校「みらいポート」(中央区)もあります。
出席扱いは、誰が決めるのですか?
在籍している学校の校長が判断します。神戸市の助成も「出席扱いになっていること」が条件なので、通い始める前に学校へ相談しておくと安心です。

まとめ

灘区は、神戸市の認定施設が区別でいちばん多い6か所ある区です。全日制の学校型、週1回からの居場所、個別授業の塾まで形がそろっていて、認定施設なら条件を満たせば利用料の半額(月2万円まで)の助成の対象になります。一方で、公的な「なだ分室」は中央区にあり、料金を公開していない施設も多くあります。

まずは学校に出席扱いの相談をし、気になる施設を2〜3か所見学する、という順番でも遅くありません。

白い机の上のノートと文房具

この記事の内容を確かめるための一次資料

  1. 神戸市教育委員会「フリースクール等利用料助成制度」(リンク)
  2. 神戸市「認定施設の一覧」(2026年9月9日時点)(リンク)
  3. 神戸市「くすのき教室(教育支援センター)」(リンク)
  4. 神戸市「『くすのき教室』利用案内」(リンク)
  5. 神戸市教育委員会「学びの多様化学校『湊翔楠中学校分校』(みらいポート)」(2026年8月31日更新)(リンク)
  6. 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(リンク)
  7. オルタナティブスクール「あーる」(公式サイト)(リンク)
  8. ラーンネット・エッジ(公式note)(リンク)
  9. オルタナティブプレイス ItoshikI「利用料」(リンク)
  10. オーダーメイド学習塾セカンドホーム(公式サイト)(リンク)
  11. フリースペース kaohare「ご利用方法」(リンク)

※施設の情報は2026年9月22日に各公式サイトで確認しました。料金や曜日は変わることがあります。

NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校
「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

灘区には通える場所が多くありますが、毎日通える体力や気持ちがまだ戻っていないこともあります。NIJINアカデミーは、自宅から参加できるオンラインのオルタナティブスクールで、神戸市の「認定施設の一覧」(2026年9月9日時点)にもオンライン型の施設として載っています。週1回の居場所と組み合わせる使い方もできます。

文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月22日 / 最終更新:2026年9月22日
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