- 浜松市内で確認できた4校(ハグミー・インターナショナルスクール、ムンド・デ・アレグリア学校など)の対象と費用
- 浜松市が旧北小学校に誘致しているインターナショナルスクールの、公表されている内容
- 英語の保育施設・帰国子女向け教室・南米系外国人学校の違い
- 各種学校と認可外保育施設で、就学義務と卒業資格がどう変わるか
- 2026年10月から月額40,300円に上がった、認可外保育施設の無償化の上限額
結論:浜松市で選べる学校(早見)
先に全体像です。市内の4校と開校予定の1校を、対象と費用の目安だけに絞って並べました。
| 学校名 | 場所 | 対象 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| ハグミー・インターナショナルスクール | 浜松市中央区平田町 | 満1歳〜5歳児、小学生の放課後 | 月71,000〜100,500円 |
| ファーストラーニング浜松 | 浜松市中央区上島 | 幼児・子ども | 公式サイトで確認できませんでした |
| Hamamatsu International School | 浜松市中央区鴨江 | 帰国子女など | 公式サイトで確認できませんでした |
| ムンド・デ・アレグリア学校 | 浜松市 | 幼児〜中高等部(南米系の子ども) | 公式サイトで確認できませんでした |
| 市が誘致中のインターナショナルスクール(開校前) | 浜松市中央区山下町(旧北小学校) | 未公表 | 未公表 |
| NIJIN GLOBAL ACADEMY(オンライン・2027年9月開校予定) | 通学不要 | 6〜18歳 | 未公表 |
比べる軸は3つだけ
同じ「インターナショナル」でも、浜松では中身がまったく違います。
01
何語で学ぶ学校か
英語で保育する施設と、ポルトガル語・スペイン語と日本語で学ぶ南米系の外国人学校があります。目的に合う言語かどうかを最初に確かめます。
02
対象の年齢
英語の保育施設は未就学児が中心です。小学生以降は放課後クラスになります。全日制で通える年齢の幅を見ます。
03
法的な位置づけ
ムンド・デ・アレグリア学校は各種学校、英語の保育施設は認可外保育施設です。就学義務と卒業資格の扱いが変わります。
この3つを、次の章から学校ごとに確かめていきます。
浜松市のインターナショナルスクール事情【2026年】
浜松市の事情は、ひと言でいえば「英語の全日制インターはこれから。今あるのは、英語の保育施設と南米系の外国人学校」です。
浜松市は、ブラジルやペルーにルーツを持つ住民が多い街です。ムンド・デ・アレグリア学校は、南米系の子どもたちに母語と日本語の両方で教える学校で、公式サイトによると南米系外国人学校として日本で初めて学校法人の認可を得ています。
一方で、近年はインドなどからの高度人材が増えています。浜松市の資料によると、市内に住むインドの高度人材は2025年12月1日時点で331人で、2022年と比べて約5倍になりました。家族を連れてくる人のあいだで「子どもに英語を主とした教育を受けさせたい」という需要があり、市は旧北小学校を使ってインターナショナルスクールを誘致する事業を進めています。
費用は、公式に金額を確認できた範囲で次のとおりです。
- 幼児(未就学):ハグミー・インターナショナルスクールが入園金150,000円、保育料は1歳児 月100,500円、2歳児 月95,500円、年少・年中 月90,500円、年長 月71,000円
- 小学生以降:英語で通える全日制の学校は、今回調べた範囲では市内に確認できませんでした

浜松市のインターナショナルスクール早見表【市内4校+開校予定1校】
公式サイトと浜松市の資料で確認できた内容だけを載せています。空欄を推測で埋めることはしていません。
| 学校名 | 所在地 | 対象 | 特徴 | 費用(確認できた実額) | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|---|
| ハグミー・インターナショナルスクール | 浜松市中央区平田町108 | 満1歳〜5歳児(定員は1歳児12人、2歳児16人)。アフタースクールあり | 1歳からの英語保育。英語カリキュラム「GrapeSEED」を採用 | 入園金150,000円(きょうだいは50,000円引き)。保育料 月71,000〜100,500円。延長は1時間600円 | 認可外保育園(保育料の一部補助の対象と公式に記載) |
| ファーストラーニング浜松 | 浜松市中央区上島2-16-14 | 1歳からの親子英語、幼児、子ども | インターナショナルプリスクールと子ども英語教室 | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした |
| Hamamatsu International School | 浜松市中央区鴨江1-10-3 | 帰国子女など | 25年の歴史がある、帰国子女を対象とした英語のイマージョンクラス | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした |
| ムンド・デ・アレグリア学校 | 浜松市(番地は公式サイトで確認してください) | 幼児部・小学部・中高等部 | ブラジル・ペルーにルーツを持つ子どもに、母語と日本語の両方で教える | 公式サイトで確認できませんでした | 各種学校(学校法人) |
| 市が誘致中のインターナショナルスクール | 旧北小学校(浜松市中央区山下町192) | 未公表 | 運営候補者はグローバル・インディアン・エデュケーション株式会社 | 未公表 | 未公表 |
浜松市内のインターナショナルスクール・外国人学校4校
ここからは1校ずつ、内容・対象・向いている家庭を見ていきます。
1. ハグミー・インターナショナルスクール(Hug Me International School)
内容:1歳からの英語保育を行う認可外保育園です。4〜12歳の子どもが「話せる英語」を身につけるためのカリキュラム「GrapeSEED」を取り入れています。小学生向けのアフタースクールもあります。
対象:満1歳から5歳児。定員は1歳児クラス12人、2歳児クラス16人です。
費用:入園金は全年齢150,000円(きょうだいは2人目から50,000円引き)。保育料は1歳児が月100,500円、2歳児が月95,500円、年少・年中が月90,500円、年長が月71,000円です。延長保育は1時間600円。保育料は年度ごとに変わる可能性があると注記されています。
こんな家庭に:1歳から英語の環境に入れたい家庭。公式サイトが無償化の新しい上限額(2026年10月以降)を明記しているので、自己負担の見通しを立てやすい園です。
2. ファーストラーニング浜松
上島にあるインターナショナルプリスクールと子ども英語教室です。1歳からの親子英語、幼児英語、子ども英会話のクラスがあります。毎日通う全日型なのか、週に数回のクラスなのかはコースによって違うので、通える日数と時間を問い合わせて確かめてください。費用は公式サイトで確認できませんでした。
3. Hamamatsu International School
鴨江にある、帰国子女を対象にした教室です。公式サイトは、25年の歴史を持つ浜松で初めての帰国子女向けスクールだと説明し、帰国後に英語力を保てるようイマージョンクラスを設けています。名前は「スクール」ですが、全日制の学校ではなく、英語力を維持するためのクラスです。海外から戻ってきた子どもが、地元の学校に通いながら英語を続ける場として考えてください。
4. ムンド・デ・アレグリア学校
内容:ブラジルやペルーにルーツを持つ子どもたちのための学校です。まず母語をしっかり育て、そのうえで日本語を教える「ダブルアドバンテージ」を掲げています。公式サイトは、日本の公立学校になじめない子どもの受け皿になることも目的に挙げています。
位置づけ:静岡県から各種学校の認可を受け、その後、南米系外国人学校として日本で初めて学校法人となりました。幼児部・小学部・中高等部があります。
こんな家庭に:ポルトガル語やスペイン語を母語とし、母語と日本語の両方で学ばせたい家庭。英語で学ぶ学校ではない点に注意してください。授業料は公式サイトで確認できなかったので、学校に問い合わせてください。
浜松市が誘致するインターナショナルスクール——公表されていること
浜松市は「インターナショナルスクール誘致推進事業」として、市有財産を民間の事業者に貸し付け、インターナショナルスクールを誘致しようとしています。市の資料で確認できた内容は次のとおりです。
場所と運営候補者
貸付の対象は旧北小学校(浜松市中央区山下町192番地)の校舎・体育館・グラウンド・駐車場です。市は2025年8月7日に、運営候補者をグローバル・インディアン・エデュケーション株式会社(東京都江戸川区)に特定したと発表しました。運営母体のグローバル・スクールズ・グループはシンガポールに拠点を置き、世界11か国・64キャンパスで学校を運営しています。日本では東京都江戸川区、大阪市、茨城県つくば市に実績があります。
スケジュール
市の2026年度予算の資料では、旧北小学校の修繕工事を2026年7月に始め、2027年8月に完了する予定とされています。開校の時期、対象の学年、学費は、今回確認した市の資料には書かれていませんでした。市は、運営候補者・地元の自治会・市の三者で協議と調整を進めるとしています。
いま検討している家庭へ
開校前の学校は、予定が変わることがあります。入学を前提に引っ越しや進路を決める前に、浜松市 産業部 労働政策課の最新の発表を確認してください。

英語保育・帰国子女クラス・外国人学校——4校の違いを整理する
| 英語の保育施設(ハグミーなど) | 帰国子女向けクラス(Hamamatsu International School) | 南米系外国人学校(ムンド・デ・アレグリア学校) | |
|---|---|---|---|
| 主な言語 | 英語 | 英語 | ポルトガル語・スペイン語と日本語 |
| 対象 | 未就学児が中心 | 海外から戻った子どもなど | 幼児〜中高等部 |
| 通い方 | 毎日(保育) | 地元の学校に通いながら | 毎日(全日制) |
| 位置づけ | 認可外保育施設 | 公式サイトで確認できませんでした | 各種学校 |
「英語で、毎日、小学校以降も通える学校」は、今の浜松市にはまだありません。その空白を埋めようとしているのが、市の誘致事業です。
浜松市のエリア別に探す
| エリア | 市内の学校 | 補足 |
|---|---|---|
| 中央区平田町 | ハグミー・インターナショナルスクール | 最寄りは公式サイトで確認してください |
| 中央区上島 | ファーストラーニング浜松 | 最寄りは公式サイトで確認してください |
| 中央区鴨江 | Hamamatsu International School | 最寄りは公式サイトで確認してください |
| 中央区山下町 | 市が誘致中の学校(旧北小学校) | 修繕工事は2027年8月完了予定 |
インターナショナルスクールの「各種学校」とは——就学義務と卒業資格
学費と同じくらい大切なのが、制度の話です。インターナショナルスクールには、法律上の特別な定義がありません。文部科学省は、多くが「各種学校」か無認可であると説明しています。
| 区分 | 浜松市・周辺の例 | 就学義務 | 日本の卒業資格 |
|---|---|---|---|
| 一条校 | 市内の公立・私立の小中学校 | 果たしたことになる | 出る |
| 各種学校 | ムンド・デ・アレグリア学校 | 果たしたことにならない | 出ない |
| 認可外保育施設・無認可 | ハグミー・インターナショナルスクールなど英語の保育施設 | 小中学生の場合、果たしたことにならない | 出ない |
就学義務:文部科学省のQ&Aは、日本国籍の子どもを一条校でないインターナショナルスクールに通わせても、保護者は就学義務を果たしたことにならないとしています。一条校でないインターの小学部を終えた子どもが一条校の中学校への入学を希望しても、制度上は認められないとも説明しています。実際の扱いは自治体と話し合うことになるので、入学を決める前に浜松市教育委員会に相談してください。
大学入学資格:日本の高校卒業資格が出なくても、WASC・CIS・ACSIなど国際的な評価団体の認定を受けた学校の12年の課程を修了するか、国際バカロレア資格を取得すれば、日本の大学の入学資格が得られます。
高等学校等就学支援金:文部科学省は、就学支援金の対象となる外国人学校を一覧で公表しています。高校段階の学校を検討するときは、その学校が一覧に載っているかを確認してください。
制度の基本をもう少し詳しく知りたい方は、インターナショナルスクールとはで全体像を解説しています。
プリスクールの費用と、幼児教育・保育の無償化
認可外保育施設の利用料は、市から保育の必要性の認定を受けると、上限額まで無償化の対象になります。この上限額は、2026年10月から引き上げられています。
- 3〜5歳児クラス:月額40,300円まで(2026年9月までは37,000円)
- 0〜2歳児クラス:住民税非課税世帯のみ、月額45,700円まで(同42,000円)
対象になるのは、市が確認した施設だけです。施設の公式サイトに古い上限額のまま書かれていることもあります。入園を決める前に、その施設が対象かどうかと現在の上限額を、浜松市の窓口で確認してください。ハグミー・インターナショナルスクールの年少クラス(月90,500円)であれば、上限まで使っても毎月5万円ほどは自己負担として残ります。

学費でも通学時間でも折り合わなかったときに
ここまで読んで、「英語で通える小学校が市内にない」「誘致中の学校がいつ開校するかわからない」と感じた家庭もあると思います。浜松市は、英語で学ぶ全日制の学校がこれから整う段階の地域です。
そのときの選択肢のひとつが、オンラインのインターナショナルスクールです。株式会社NIJINが2027年9月の開校を予定しているNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、6〜18歳を対象に、自宅から参加する形で学びます。公式サイトは、対面のインターナショナルスクールのおよそ5分の1の学費を目指すとし、日本語の支えを前提に英語が初めての子どもでも始められる設計だと説明しています。
ただし、正直に書いておくべき弱点があります。NGAはまだ開校しておらず、実績はこれからです。学費の金額も公表されていません。オンラインなので、校庭や施設での体験はできません。日本の小中学校・高校の卒業資格も出ません。下の表で、通学型・一条校と同じ物差しで比べてください。オンラインの弱点はオンラインインターナショナルスクールのデメリットにまとめています。
通学型インター・一条校の国際系・オンラインを5つの観点で
| 通学型 インター (開校予定校など) | 一条校の 国際系 (私立小中高) | オンライン (NGA) | |
|---|---|---|---|
| 日本の卒業資格 | × 各種学校・無認可 | ○ 一条校 | × 出ない |
| 学費が公表されているか | △ 学校による | ○ 募集要項に記載 | × 未公表 |
| 英語が初めてでも入れるか | △ 選考・学年による | △ 入試区分による | ○ 日本語の支えあり |
| 通学の負担 | △ バス・送迎 | △ バス・送迎 | ○ 通学不要 |
| 対面の施設・実績 | ○ 校舎がある | ○ 校舎がある | × 開校前 |
○=当てはまる △=条件による ×=当てはまらない。各校の公式サイトと文部科学省の資料をもとにした一般的な傾向です(2026年10月時点)。学校ごとの違いは必ず各校に確認してください。
見学・説明会で必ず聞きたい7つのこと
| 聞くこと | なぜ聞くのか |
|---|---|
| 来年度の授業料と、授業料以外にかかる費用の全項目 | ハグミー・インターナショナルスクールは入園金15万円のほか、延長保育などが別にかかります |
| この学校は一条校か、各種学校か、認可外か | 就学義務と卒業資格の扱いが変わります |
| 日本の公立小中学校の学籍はどうなるか | 学校だけでなく、浜松市教育委員会にもあわせて確認します |
| 英語が初めての子どもへのサポートと追加費用 | 学校によって、英語サポートが授業料とは別料金になります |
| 途中の学年から入れるか、空きはあるか | ハグミー・インターナショナルスクールは年齢ごとに定員があります |
| 卒業後の進路と、大学入学資格の根拠 | 評価団体の認定やIB資格の有無で変わります |
| 自宅から学校までの実際の所要時間(雨の日・朝の時間帯) | 何年も続くと、家族全体の生活に影響します |
英語にこだわらず、学校が合わない子どもの居場所を探している場合は、浜松市中央区から通えるフリースクールの記事も参考になります。
よくある質問
この記事の内容を確かめるための一次資料
- ハグミー・インターナショナルスクール「浜松校」(ページ)
- 同「入園案内」(ページ)
- ファーストラーニング浜松(ページ)
- Hamamatsu International School(ページ)
- ムンド・デ・アレグリア学校「理念・目標」(ページ)
- 同「歩み」(ページ)
- 浜松市「インターナショナルスクール誘致推進事業」(ページ)
- 浜松市「市有財産を活用したインターナショナルスクール運営候補者の特定について」(ページ)
- 文部科学省「就学事務Q&A 11. 学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」(ページ)
- 文部科学省「高等学校等就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧」(ページ)
- 文部科学省「大学入学資格について」(ページ)
- NIJIN GLOBAL ACADEMY 公式サイト(ページ)


