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  3. イタリアの日本人学校一覧|ローマ・ミラノの全日制2校と補習校・通学の選び方【2026年】

イタリアの日本人学校一覧|ローマ・ミラノの全日制2校と補習校・通学の選び方【2026年】

2026 10/21
学びの選択肢
2026年10月14日2026年10月21日
イタリアの日本人学校一覧。ローマ・ミラノの全日制校と補習校
海外の日本語・学校選び

イタリアの日本人学校一覧|ローマ・ミラノの全日制2校と補習校・通学の選び方【2026年】

イタリア赴任や移住が決まり、「イタリア 日本人学校」と調べている方へ。全日制の日本人学校はローマとミラノにあり、地域によっては週末の補習授業校や日本語学習の場も選べます。大切なのは、学校名だけでなく、住む都市・通学時間・授業日数・お子さんの日本語環境を合わせて比べることです。

にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介する「ともだちじゃぱん」も同社の事業です。候補は公式情報で確認できる学校・学習先を掲載し、掲載順はおすすめ順位ではありません。

情報確認日:2026年10月14日|学校の募集・費用・通学方法は変更されることがあります。申込前に各校へご確認ください。

目次

1. イタリアの日本人学校はローマとミラノに2校。まずは通学地で選ぶ

イタリアで日本の小中学校に近い全日制の教育を探す場合、最初に確認したいのはローマ日本人学校とミラノ日本人学校です。文部科学省の認定した在外教育施設一覧には、この2校がイタリアの日本人学校として掲載されています。どちらも平日通う学校ですが、ローマとミラノは別の都市圏です。家から毎日通える距離かどうかを、赴任先や住居候補と一緒に確かめましょう。

「イタリアならどこからでも通える学校」ではなく、ローマ圏と北イタリアのミラノ圏に拠点が分かれています。そのため、フィレンツェ、トリノ、ボローニャ、ヴェネツィアなどに住む場合は、全日制校への毎日の通学が現実的かを個別に検討する必要があります。週末の補習校、日本語学習のプログラム、現地校や国際学校との併用も候補になります。

先に押さえたい3点

  • 平日に日本の学習指導要領に沿って学ぶなら、ローマかミラノの全日制校が候補。
  • 土曜のみの補習校は、現地校・インターナショナルスクールなどとの併用を前提にする。
  • 学校が遠い、曜日が合わない、日本語を話す友達を増やしたい場合は、オンラインの学びも比較する。

この記事では全日制2校に加え、大使館・総領事館が案内するローマ、フィレンツェ、ミラノ、トリノの週末校などを整理します。学校の種類や対象年齢は同じではありません。最新の募集状況や学費が公表されていない場合は、推測せず「要問い合わせ」として示します。

ともだちじゃぱんの公式ブランド画像自宅から学ぶ日本語の選択肢を比べる開校予定、対象年齢、授業の進め方、最新の費用と体験条件を公式サイトで確認できます。ともだちじゃぱんの公式案内を見る

2. 「日本人学校」と補習授業校、現地校は何が違う?

「日本人学校」と名前に入る施設が、すべて月曜から金曜まで通う全日制とは限りません。文科省の説明では、日本人学校は日本の小学校・中学校に相当する教育を行う全日制の施設です。補習授業校は、在留家庭が子どもの国語などの学力維持を目的に設立する施設で、一般には週末に開かれます。イタリア大使館も両者を分けて案内しています。

学校名より、「何曜日に何時間通い、どの教科を学ぶか」を先に確認すると、入学後の行き違いを防げます。補習校は平日の学校の代わりになるとは限りません。週1回数時間の授業で国語を続ける形、幼児の日本語や文化活動を中心にする形など、学校ごとに目的と対象が異なります。

種類 通う頻度 主な学び 考えるときの確認点
日本人学校(全日制) 平日・毎日 日本の小中学校に相当する教育課程 通学圏、学年、入学条件、授業料、スクールバス
補習授業校 多くは土曜日など週1回 国語を中心とする日本語・教科・文化学習 現地校との両立、家庭学習、募集時期、保護者の役割
日本語クラス・学習プログラム 運営団体による 会話、読み書き、幼児活動など 在籍証明や進級制度の有無、授業内容、修了の扱い
現地校・国際学校 平日・毎日 イタリア語または学校の教育課程 入学時期、言語支援、日本語を続ける別の場

日本人学校と補習校は、日本語の時間数だけで比較できません。全日制校では毎日の学校生活、同学年の集団、行事や学級活動まで日本語で経験できます。補習校は現地校などに通いながら、日本語を使う時間を確保しやすい一方、授業の前後に家庭での学習や送迎が必要です。どちらが向くかは、帰国予定だけでなく、お子さんがどの言語で友達と過ごしたいかによっても変わります。

3. イタリアの学校分布|全日制2校と、地域の補習・日本語学習先

文科省の認定一覧にある全日制日本人学校は、ローマとミラノの2校です。一方、在イタリア日本大使館はローマ日本語補習授業校とフィレンツェ日本語補習授業校を案内し、在ミラノ日本総領事館はミラノ補習授業校、ミラノ・グローバル・ラーニング・アカデミー、トリノ補習授業校を掲載しています。都市によって、通える施設の種類が異なります。

全日制2校と週末の日本語教育機関を同じ「日本人学校」として数えず、学ぶ日数と教育課程を分けて一覧にしました。以下は公館・各校が公開する情報を照合した地理的な入口です。学校の統合・休止や募集条件の変更もあるため、申込み直前に公式窓口へ確認してください。

ローマ・中部ローマ日本人学校
ローマ補習授業校
北部・ミラノミラノ日本人学校
ミラノ補習校・GLA
北部の周辺都市トリノ補習授業校
フィレンツェ補習校
地域 施設名 種類・確認できる対象 授業の目安
ローマ ローマ日本人学校 全日制・小学部/中学部 平日。公館案内は8:30〜15:00
ミラノ ミラノ日本人学校 全日制・初等部/中等部 平日。時程・通学方法は学校へ確認
ローマ ローマ日本語補習授業校 土曜の補習校 大使館案内は毎週土曜14:30〜17:30
フィレンツェ フィレンツェ日本語補習授業校 土曜の補習校 開講日・対象学年は運営先へ確認
ミラノ ミラノ補習授業校 4歳児〜高等部相当まで 土曜15:00〜18:00
ミラノ/トリノ ミラノ・グローバル・ラーニング・アカデミー/トリノ補習授業校 公館掲載の幼稚部・小学部/幼稚部・小学部・中等部 開講日・運営形態は要問い合わせ

表に載せた「確認できる対象」は、公館や学校が公開した設置学級・対象年齢の情報です。学校が正式に認定された全日制日本人学校かどうかを示す列ではありません。ミラノ補習校などは小中高相当の学年を置いていても、毎日の在籍校とは異なる週末の補習授業校です。

出典:文部科学省「認定した在外教育施設の一覧」、在イタリア日本国大使館「日本人学校・日本語補習授業校」、在ミラノ日本国総領事館「補習授業校」。

ローマの住宅街を親子が歩く通学のイメージ

4. ローマ日本人学校|平日8:30〜15:00、スクールバスあり

ローマ日本人学校は文科省の認定一覧に掲載される全日制校です。小学部と中学部があり、日本の学校に相当する教育課程を基本に、イタリアの環境で学びます。在イタリア日本大使館の教育案内では、授業時間を月曜日から金曜日の8:30〜15:00、スクールバスを「あり」と案内しています。出発地、停留所、乗車枠、費用、年度ごとの運行は、入学相談の際に学校へ確かめてください。

ローマ校は通学バスの有無だけでなく、どの地区から何時に乗れるかが住まい選びに直結します。学校の2026年案内では、編入学フォームや年間行事が更新され、所在地としてVia di Monte Cucco, 127, 00148 Romaが掲示されています。以前の案内ページには所在地を非公開としていた記述も残るため、訪問や住所の利用は必ず最新の学校公式情報に従ってください。

現在の学校ページは、スクールバスを希望する家庭に保護者会の担当者を案内し、保護者から直接連絡する方法を掲載しています。これは路線の公開一覧を見て選ぶ方式ではありません。赴任先の候補住所が決まったら、学校事務局に連絡して通える停留所や乗降条件を確認し、通学時間を見込んでから住居を決めると安心です。

ローマ校に相談するときの質問例

  • 希望する学年に空きがあり、転入できる時期はいつか。
  • スクールバスの最寄り停留所、乗車時間、運行日、費用はどうなっているか。
  • 送迎車を利用する場合、校内への乗り入れや駐車のルールは何か。
  • 2026年度の授業料・入学金・警備費などの最新金額と支払い時期はどうなっているか。

学校は2026年度の体験入学や進路情報も案内しています。体験入学は通常の入学資格や編入枠と同じものではありません。学校見学・体験・正式な編入のどれを希望しているのかを最初に伝え、必要書類や面談の有無を確認しましょう。連絡先は公式ページと大使館の案内のどちらも参照し、古いウェブページの電話番号だけに頼らないようにします。

5. ミラノ日本人学校|北イタリアの全日制候補

ミラノ日本人学校は、在ミラノ日本国総領事館が全日制日本人学校として案内し、文科省の認定一覧にも掲載されている学校です。公開案内で確認できる設置学級は初等部・中等部。連絡先は電話(+39)02 415 0291、メール info@mngitalia.net です。校舎所在地、通学区域、スクールバスの路線や費用、定員は、現在確認できる公館ページには詳しい記載がないため、直接問い合わせてください。

「ミラノ市内に住む」だけで通学できるとは限らず、実際の校舎位置と移動手段を確認してから住まいを決める必要があります。総領事館管轄地域はロンバルディア州を含む北イタリア8州に広がりますが、管轄地域に住むことと、毎日学校へ通えることは別です。通学バスがあるか、利用できる住所か、保護者送迎が必要かを学校に確認してください。

2026年2月にはスポーツ庁長官がミラノ日本人学校を訪問し、授業参観と生徒との交流を行った記録が総領事館から公表されています。これは学校が現在活動していることを示す公的な情報ですが、在籍人数や募集枠、授業料の案内にはなりません。学年ごとの受入状況は、帰国・転入の予定が決まった段階で事務局に問い合わせましょう。

ミラノを拠点にする家庭は、全日制校と土曜日のミラノ補習授業校を混同しないことも大切です。後者は現地校・国際学校などと併用する学校で、入学条件や家庭での日本語支援を確認する選考があります。平日毎日日本語で学ぶ必要があるか、現地校で学びながら週末に国語を補う形でよいかを家族で話し合ってください。

出典:文部科学省の認定一覧、在ミラノ日本国総領事館「全日制日本人学校」、同「ミラノ日本人学校訪問」。

6. ローマ・フィレンツェの補習校|土曜日に日本語を続ける

ローマ日本語補習授業校は、在イタリア日本大使館の案内で毎週土曜日14:30〜17:30の授業とされています。連絡先は開校時(土曜日午後)の電話 +39 351 524 5712、メール rmhoshu@tiscali.it。公式サイトには学習や行事の情報が掲載されています。全日制校のように月曜から金曜まで通う施設ではなく、平日の在籍校と家庭学習に加えて日本語を学ぶ場所として検討します。

土曜校は「日本の学校の授業を週1日で全部置き換える場」ではなく、在籍校と家庭をつなぐ日本語学習の機会です。申込み前には、対象学年、国語の到達目標、宿題、学期中の欠席や振替、入学面談の条件を問い合わせてください。ローマ校の時間は公館の案内に載っていますが、学年別の現在の募集状況は運営校に確認が必要です。

フィレンツェ日本語補習授業校も、在イタリア日本大使館が土曜日の補習授業校として紹介しています。連絡先は info@firenzehoshuko.org、公式案内は「日本語であそぼう」などの活動を掲載するサイトです。2026年にはローマ日本人学校、ローマ補習校、フィレンツェ補習校と現地校・国際学校が共同で、ローマを題材にした多言語かるた制作に関わった記録もあります。

ただし、フィレンツェ校の現在の授業時間、学年、費用、入学時期を公館ページだけからは特定できません。問い合わせでは「子どもの年齢と学年」「家庭で使う言語」「現在の学校」「住む地域」「希望する曜日」を伝え、今期の受け入れと会場を確認しましょう。紹介記事や過去年度の行事情報だけで、2026年度の募集継続を決めつけないことが大切です。

ミラノの住まいで日本語の本を読みながら学ぶ子どものイメージ

7. ミラノ補習授業校・GLA・トリノ補習校を比べる

北イタリアでは、ミラノ補習授業校、ミラノ・グローバル・ラーニング・アカデミー(GLA)、トリノ補習授業校が総領事館の案内に載っています。ミラノ補習授業校の公式サイトは、ミラノ市内・近郊の現地校や国際学校に通う子どもの日本語維持を目的に、毎週土曜日15:00〜18:00に授業を行うとしています。2026年度の募集案内では、満4歳からの「あそんでまなぼう!にほんごクラス」、5歳児の幼稚部、小学部・中学部・高等部、継承語クラスが確認できます。

ミラノ補習授業校は、年齢だけでなく日本語でのコミュニケーション力と家庭の支援体制を面接・試験で確認しています。公式案内は、一斉授業に参加できる国語・日本語の理解が最低条件と説明し、学年相当の日本語が難しい場合の「継承語クラス」も設けています。日本語が十分に身についていない子に、一般の補習クラスが必ず合うとは限らないため、事前相談が重要です。

選択肢 公開情報で確認できる内容 連絡・確認先
ミラノ補習授業校 4歳児〜高等部、毎週土曜15〜18時。2026年度の授業料・入学金案内あり。 milanohoshuko10@gmail.com/公式サイト
ミラノ・グローバル・ラーニング・アカデミー 総領事館掲載の設置学級は幼稚部・小学部。授業日や費用の詳細は公開案内から確認できず。 milano.gla2020@gmail.com/公式サイト
トリノ補習授業校 総領事館掲載の設置学級は幼稚部・小学部・中等部。授業時間等は要確認。 hoshukotorino@gmail.com

ミラノ補習授業校の2026年度案内では、入学金200ユーロ、通常クラスの10か月分授業料は幼稚部5歳児700ユーロ、小・中学部600ユーロ、高等部650ユーロ。教材費75ユーロ、傷害保険18ユーロ、年会費30ユーロが別記されています。4歳児向け日本語クラスは月額70ユーロに教材費45ユーロ、保険18ユーロ、年会費30ユーロ、入学金200ユーロという案内です。年度更新や支払い条件が変わる場合があるため、最新の請求額を確認してください。

GLAとトリノ補習校については、総領事館ページに学級区分と連絡先が掲載されていますが、授業時間・対象の詳しい日本語レベル・料金は「掲載が見つからない」状態です。公式窓口へ問い合わせてから候補に加えましょう。公館に名前が載っていることだけで、日本人学校の認定や全日制授業を意味するわけではありません。

8. 通学圏は「市名」より住む住所と送迎手段で決まる

イタリアでは、同じ地域内に見える町でも、学校の通学に毎日使える公共交通や自家用車の所要時間は違います。ローマ校・ミラノ校はそれぞれ都市圏の家庭が中心の候補です。フィレンツェやトリノの補習校も、授業が土曜日の数時間であれば、平日の全日制校とは送迎の頻度も負担も異なります。地図上の距離だけで決めず、通学開始・終了時刻に合わせて実際の経路を調べてください。

住居契約より先に学校の停留所・登下校の条件を確かめると、毎日の送迎が続けられるか見通せます。ローマ日本人学校はスクールバスを案内していますが、利用希望者は担当者に個別連絡する形です。バスの路線図や停留所の一覧は公開情報では確認できないため、「職場から近い」「地名が同じ」という理由だけで乗車できるとは判断できません。

1. 住居候補を決める都市名・地区・最寄り駅を整理
2. 学校へ照会する停留所・送迎・開始時刻を確認
3. 平日の動きを試算保護者の勤務ときょうだいの予定も加える

ローマとミラノの全日制校は都市間移動を前提にした学校ではありません。高速鉄道が走っていても、学校の登下校に合わせて別の都市から往復し続けるのは現実的ではありません。フィレンツェやトリノなどに住む家庭が全日制日本人学校を希望するときは、転居の可能性、週末校、現地校との併用、オンライン学習を並べて検討しましょう。

ミラノの補習授業校は、土曜午後に日本人学校の校舎を借りて授業を行うと公式に説明しています。ここでも、会場の住所・最寄り交通・保護者の活動当番などを確認しておきたいところです。学校のために住居を移すか、週末の送迎を続けるか、家族の働き方と子どもの疲労を含めた比較が必要です。

「近い/遠い」は距離だけでは決まりません。バスの待ち時間、駅からの徒歩、交通渋滞、通学に使う車の有無、冬季や雨天の移動も含め、平日一週間と土曜日の一日を具体的に書き出すと、候補の現実味が見えてきます。

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9. 学費・入学条件を比べるときは「年度」と別費用も見る

海外の学校費用は、授業料だけで比較すると総額を見誤ります。入学金、施設維持費、警備費、教材費、保険、バス代、校外学習の負担、現地通貨での支払い方法を分けて確認します。年額か学期払いか、途中編入時に月割りになるか、休学時に授業料が発生するかも学校ごとに異なります。

ネットで確認できる金額には年度が古いものが混ざるため、表の年次と学校の最新案内を必ず見比べてください。ローマ日本人学校の公式ページに掲載されている授業料表は2024年度のもので、2026年10月時点の現行料金としては扱えません。2026年の学校お知らせは、2027年度の校納金を翌年4月の保護者総会で知らせるとしています。現年度の金額は学校へ問い合わせるのが確実です。

同じローマ校の過年度ページには小学部・中学部の年間授業料や入学金、施設維持費の記載がありますが、その金額を現在の請求額と受け取らないでください。ミラノ日本人学校についても、総領事館が掲載する全日制校の案内には連絡先と設置学級はあるものの、現行授業料の明細は確認できませんでした。両校とも通学バス代や初期費用を合わせて見積もってください。

確認項目 学校に聞く内容
授業料 年度、年額・学期額、支払い通貨、値上げ予定
初期費用 入学金、登録料、施設費、制服や指定用品
毎月の負担 バス、昼食、教材、保険、行事・校外学習費
転入・転出 年度途中の授業料、返金、休学、帰国時の書類
週末校 年会費、教材費、保険、保護者当番、欠席時の扱い

ミラノ補習授業校については、2026年度の公式授業料案内が公開されているため、年度を明記したうえで比較できます。ローマやトリノの補習校、GLAは同じ形で現行費用を確認できない情報があるため、未掲載分は問い合わせ欄に残します。「公表されていない」を無料と受け取らず、入会前に総額を確認しましょう。

10. 現地校・インターナショナルスクールと日本語を両立する方法

全日制の日本人学校を選ぶことだけが、イタリアでの学び方ではありません。イタリア語で学ぶ現地校や英語等で授業を行う国際学校に平日通い、週末の補習校、家庭での読書や作文、オンラインの日本語スクールを組み合わせる家庭もあります。どの組み合わせが成り立つかは、在留資格、地域の学校制度、入学時期、日本語力、家庭の勤務時間によって変わります。

平日に使う言語と、家庭・週末に使う日本語をどう結びつけるかが、現地校と日本語学習を両立する鍵です。週末校の授業が国語中心なら、毎週の宿題や読書時間を確保できるかを確認します。幼児クラスや会話中心のクラスなら、友達と遊びながら日本語を使う機会が増える一方、読み書きの練習は家庭で補う必要があるかもしれません。

学校を二つ掛け持ちすると、子どもは平日の学校、習い事、宿題に加えて土曜日にも通うことになります。毎週休める時間があるか、通学に何時間かかるか、子ども自身が日本語の場を楽しめるかを聞いてみましょう。週末校に通い始めても、家庭の負担や子どもの疲れが大きくなったら、受講日数や学習方法を見直す余地があります。

現地の学校制度に関する手続きや義務教育の扱いは、居住地の学校当局や専門窓口へ確認してください。日本人学校やオンライン学習を選んだだけで、イタリア側の在籍・就学手続きが自動的に完了するとは限りません。住所が決まったら、在イタリア大使館・総領事館、各校、必要に応じて現地の学校担当窓口へ相談し、入学書類と日程を整理しましょう。

家庭では、授業の回数だけでなく「日本語を使う相手」がいるかも見てください。週末に会う友達、オンラインで継続して会う同世代、家族以外の先生など、子どもが自然に話したくなる相手がいると、学習を続けるきっかけになります。日本語をどのくらい保ちたいかを家族で決め、無理のない予定に落とし込みましょう。

イタリアの地域教室で子どもたちが工作をする学びのイメージ

11. イタリアの日本人学校・補習校を選ぶ比較表

候補がいくつか見つかったら、全日制か週末校か、住所から通えるか、受け入れ条件に合うかを同じ物差しで見ます。費用を一つの列にまとめるよりも、現在公表されている金額と問い合わせが必要な部分を分けると、見積もりが揃ったときに比較しやすくなります。

「通える」「学年に合う」「家計に続けられる」の3条件がそろってから、学校の優先順位をつけましょう。学校の教育内容に魅力を感じても、毎日の送迎が難しければ継続できません。反対に、週末校の授業内容が希望に近くても、家庭学習の時間が確保できなければ力を保ちにくくなります。

候補 通学頻度・地域 向きやすい家庭の例 申込み前に確認したいこと
ローマ日本人学校 平日毎日/ローマ圏 日本の小中学校に近い教育課程を平日に受けたい 希望学年の受入、バスの停留所・費用、最新の校納金
ミラノ日本人学校 平日毎日/ミラノ圏 北イタリアで全日制の日本語環境を希望する 現住所からの通学方法、募集枠、授業料、入学条件
ローマ/フィレンツェ補習校 週末/各都市圏 現地校などを主な在籍先にし、日本語の時間を確保したい 開講曜日、対象、教材、費用、欠席時の扱い
ミラノ補習授業校 毎週土曜/ミラノ近郊 現地校や国際学校と併用し、国語・文化を継続したい 日本語力の面接・試験、通学会場、保護者活動
GLA/トリノ補習授業校 運営先へ要確認 幼児・小中学年の日本語学習先を探している 今期の開講、授業形式、対象、費用、在籍証明の有無

比較表は選択肢を絞るための出発点です。学校が公開する学級区分と、実際に今期募集する学年が異なる場合があります。メールで問い合わせるときは、子どもの生年月日、現在の学年、これまでの在籍校、希望する入学時期、住居候補を記載すると、受け入れ可否と必要書類の回答を得やすくなります。

12. 通える日本人学校が合わない家庭に「ともだちじゃぱん」

ローマ・ミラノから遠い地域に住む、平日の全日制校を希望しない、土曜日の送迎が難しい、あるいは日本語で話す同世代の友達が近くにいない。こうした条件がある家庭は、現地校やインターナショナルスクールに在籍しながら利用できるオンラインの学びも比較候補になります。そこで選択肢の一つになるのが、海外で育つ子ども向けの「ともだちじゃぱん」です。

ともだちじゃぱんが力を発揮しやすいのは、物理的な通学先を増やすのではなく、日本語で会話する仲間と先生につながりたい場面です。公式サイトは、日本の同世代との対話、8人制の少人数クラス、担任制、月約100コマのライブ授業、放課後のメタバース校舎、プロジェクト活動などを掲げています。イタリアの都市を問わず自宅から参加できるため、学校までの移動や保護者の送迎を組みにくい家庭に検討しやすい形式です。

ここで大切なのは、役割を混同しないことです。ともだちじゃぱんは文科省の認定を受けた日本人学校ではなく、ローマ・ミラノ校のような日本の小中学校相当の教育課程を修了するための在外施設でもありません。オンラインの日本語スクールとして、現地校・国際学校・補習校との併用、あるいは日本語を話す相手を増やす目的に合うかを見ます。

現時点の公式案内では、2026年12月のパイロット開校を予定しています。一方、入学案内ページは、まだ開校前の準備段階であり、クラスが整うだけの人数が集まり次第進める旨を記載しています。したがって、開校日や提供形態を確定事項として受け取らず、検討する時点の公式案内で、開始時期・対象学年・時間割を確かめてください。

ともだちじゃぱんの公式ブランド画像自宅から学ぶ日本語の選択肢を比べる開校予定、対象年齢、授業の進め方、最新の費用と体験条件を公式サイトで確認できます。ともだちじゃぱんの公式案内を見る

13. ともだちじゃぱんのカリキュラム|8人制・対話・プロジェクト

ともだちじゃぱんの設計上の特徴は、授業を動画で視聴するだけではなく、同世代の子どもたちとライブで話すことに置いています。公式の学びの案内では、朝の会で気持ちを言葉にする、対話中心の授業から参加する、放課後にメタバース校舎で過ごす、好きなテーマをプロジェクトにする、週末イベントに参加するといった一週間の流れが紹介されています。

日本語を「勉強する科目」だけで終わらせず、友達に考えを伝え、好きなものを一緒に形にする言葉として使う設計です。クラスは8人制で担任が伴走し、会話レベルに応じたクラス分けや、時差を考慮した複数の時間帯を用意すると案内されています。人前で話すことに慣れていない子や、家庭以外で日本語を使う相手が少ない子にとって、参加しやすい場になる可能性があります。

朝の会今日の気持ちを話す
ライブ授業対話しながら読み書き・ことばを使う
放課後同好会・雑談・居場所
プロジェクトマンガ・動画・工作・研究
週末イベント日本の季節や行事に触れる
担任の伴走一人ひとりの様子を見守る

この仕組みは、現地の日本人学校が行う毎日の教科授業、運動会、対面の学級活動をオンラインで再現するものではありません。通学しないため、教室で同じ地域の友達と過ごす経験や、体育・音楽・理科実験などの対面活動が必要な家庭には別の学校が向きます。ともだちじゃぱんでは、オンラインの同世代交流と継続的な日本語の使用に重点を置く点が比較上の特色です。

公式サイトは、日本の現役水準の教員が担任となること、採用時の選考率を約2%とすることも掲載しています。担当教員の経歴、クラス編成、サポート体制は個々の子どもにとって大切なので、案内資料や相談で確認しましょう。開校前の計画には変更の可能性があり、実際の授業時間や毎週の参加回数は最新の時間割で確認が必要です。

参照:ともだちじゃぱん「カリキュラム・1週間」、「学びのしくみ」。

14. 全日制校・補習校・ともだちじゃぱんの違い

選択肢を比べるときは、どれが一律に優れているかではなく、家庭が必要としている役割が何かを確認します。全日制日本人学校は日本の小中学校に相当する教育課程で平日を過ごすこと、補習校は現地校などと並行して日本語・国語の時間をつくること、ともだちじゃぱんはオンラインで日本の同世代と日本語を使う関係を続けることに、それぞれ重心があります。

ともだちじゃぱんの比較上の利点は、地理的に離れた場所から参加でき、日本語を話す同世代との接点を持ちやすい点です。全日制校が近くにあり、日本の学校と同じ教科課程や対面の学校生活を求める家庭では、全日制校が希望に近いでしょう。週末に集まる地域の友達や日本文化行事を重視するなら補習校が合う場合があります。

比較軸 全日制日本人学校 補習授業校 ともだちじゃぱん(公式計画)
通う場所・方法 ローマまたはミラノの校舎に通学 各地域の会場へ週末などに通学 オンライン。居住地の時間帯に合わせる計画
授業頻度 平日・毎日 多くは週1回。学校ごとに違う 月約100コマから選ぶ通い放題を案内
日本語を使う相手 同じ地域・学校の児童生徒 地域の子ども・先生 日本や各地の同世代、担任
主な学び 日本の小中学校に相当する教育課程 国語や日本語、文化など 対話、読み書き、プロジェクト等の日本語学習
資格・位置づけ 文科省の認定在外教育施設 週末の補習施設。全日制校とは別 オンライン日本語スクール。日本人学校の認定なし
向きやすい希望 平日の生活を日本語の学校で過ごしたい 現地校に通いながら週末に日本語を補いたい 通学が難しい地域で同世代との交流を続けたい

「日本語力を保つ」「日本の学校生活に近い環境」「イタリア語・英語の習得」「通学時間を短くする」「友達をつくる」のうち、優先したいものを二つか三つに絞ると、比較が進みます。複数を一つの学校だけで満たそうとせず、現地校と補習校、現地校とオンラインなどの組み合わせも含めて考えてください。

ミラノの街で親子が週末の日本語教室へ向かうイメージ

15. 相談前のチェックリスト|住所・学年・日本語力・予算

学校へ連絡する前に、家庭の希望を短くまとめておくと、入学相談や見積もりが具体的になります。駐在先がまだ決まっていない場合は、勤務先からの距離だけでなく、子どもが通える学校と交通手段を一緒に尋ねましょう。全日制校・補習校・オンラインでは、提出書類や日本語力の確認方法も違います。

学校に問い合わせる情報を先に揃えると、受入条件と費用を同じ条件で比べられます。各校の回答はメールで保管し、公式サイトの古い年度情報と混ざらないように、年度・回答日・担当窓口を書き添えます。

  • 居住予定の都市、地区、住所または住所候補
  • 子どもの生年月日、現在の学年、希望する入学・編入時期
  • 日本語で話す・読む・書く力と、家庭で使う言語
  • 現在の在籍校、イタリア到着日、帰国・転居の見込み
  • 希望する通学日数、現地校との併用、送迎できる曜日
  • 入学金・授業料・通学費・教材費を含む年間予算
  • 学習上の配慮やサポートについて事前に相談したい内容

ローマ校やミラノ校へは、学年の空き、必要書類、編入日、通学バス、学校納付金、学校行事の費用を質問します。週末校へは、現在の募集学年、授業のレベル分け、家庭学習、振替、休会・退会の扱いを確認します。オンラインの選択肢には、実施開始日、参加できる現地時間、授業の形式、担任との連絡、クラス人数、学費と奨学金の条件を尋ねましょう。

公開情報に費用が見当たらない施設は「不明」ではなく「公式案内に現行額の記載が見当たらない」と捉え、見積もりを依頼してください。過去年度の金額を比較表に転記する場合は年度を併記し、現在の支払額と誤解されないようにします。

16. よくある質問|イタリアの日本人学校を探す家庭へ

イタリアに全日制の日本人学校はいくつありますか?

文部科学省の認定した在外教育施設一覧では、ローマ日本人学校とミラノ日本人学校の2校が掲載されています。小学部・中学部相当の教育を行う全日制校です。設置学級や募集状況は各校へ確認してください。

ローマやミラノ以外に住んでいても通えますか?

通学可否は居住地、通学手段、バスの運行範囲、学校の受入条件によって決まります。ローマ校にはスクールバスがありますが、路線や停留所の最新情報は問い合わせが必要です。ミラノ校も校舎位置・交通・募集枠を学校に確認してください。毎日の都市間通学を前提にしないで住居候補から検討しましょう。

補習授業校と日本人学校のどちらがいいですか?

平日を日本語の教育課程で過ごしたい場合は全日制校、現地校等に通いながら週末に日本語や国語を続けたい場合は補習校が候補になります。授業日数、教育課程、日本語力の条件、送迎、家庭学習の負担を比べてください。

イタリアの日本人学校の学費はいくらですか?

学校や年度で異なります。ローマ日本人学校の公開料金表は2024年度の金額が掲載されているため、2026年度の現行額としては使えません。ミラノ日本人学校の授業料も公館ページには明細が掲載されていません。最新の授業料、入学金、バス代、教材費を各校に尋ねてください。ミラノ補習授業校は2026年度の費用を公式に案内しています。

ともだちじゃぱんは、日本人学校の代わりになりますか?

全日制日本人学校ではありません。公式案内ではオンライン日本語スクールとして準備中で、同世代との対話や日本語学習を提供する計画です。現地校・国際学校・補習校との併用候補として、開始時期、内容、費用を確認してください。

学校を探すときの公式な確認先はどこですか?

全日制校の認定状況は文部科学省、ローマとフィレンツェの週末校は在イタリア日本国大使館、ミラノ・トリノ周辺の施設は在ミラノ日本国総領事館のページを入口にし、入学条件や時間割は各校へ直接確認します。

迷ったときは、文科省の認定一覧で全日制校を、公館ページで週末校を確認する順番が確実です。イタリアでの学校選びは、校名の一覧だけでは決まりません。住む都市と通学時間、平日に使う言語、日本語の授業頻度、入学条件、費用の五つを家庭の希望に合わせて整理してください。全日制の2校が生活圏に合わない場合も、地域の補習校やオンライン学習を組み合わせれば、日本語を使う場をつくれる可能性があります。

記事で参照した主な一次資料

  • 文部科学省:認定した在外教育施設の一覧
  • 在イタリア日本国大使館:日本人学校・日本語補習授業校
  • 在ミラノ日本国総領事館:全日制日本人学校
  • 在ミラノ日本国総領事館:補習授業校
  • ローマ日本人学校/ローマ日本語補習授業校/フィレンツェ日本語補習授業校
  • ミラノ補習授業校(ミラノ・グローバル・ラーニング・アカデミー)
  • ともだちじゃぱん:学びのしくみ/入学案内/料金案内

※本記事は2026年10月14日に各公式ページを確認して作成しています。学校の募集・授業料・時間割・所在地は変更される場合があります。申込前に最新の公式案内をお確かめください。

ともだちじゃぱんの公式ブランド画像自宅から学ぶ日本語の選択肢を比べる開校予定、対象年齢、授業の進め方、最新の費用と体験条件を公式サイトで確認できます。ともだちじゃぱんの公式案内を見る
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