NIJINアカデミーが福岡・太宰府で実施した課外活動レポート
「このゆるさが心地いいです」
そんな声が聞こえてきた一日でした。
2025年12月6日、NIJINアカデミーは福岡県太宰府市にて
「太宰府天満宮散策&梅ヶ枝餅づくり体験」 という課外活動を実施しました。
このイベントは、不登校や学校に行きづらさを感じている子どもたちが、
安心して“外に出る一歩”を踏み出せる機会として企画されたものです。
当日はお天気にも恵まれ、
初めて顔を合わせる 3組のご家族 が集まり、
太宰府のまちをゆったりと散策しながら、学びと体験を重ねる時間となりました。

不登校の子どもにとって「外出」は大きな挑戦
不登校の子どもたちにとって、
「知らない場所へ行く」「初めての人と会う」という体験は、
想像以上に大きなハードルになることがあります。
「行ってみたい気持ちはあるけれど、当日になると不安になる」
「人が多い場所は疲れてしまう」
そんな声は、保護者の方からもよく聞かれます。
NIJINアカデミーでは、
そうした子どもたちの気持ちを尊重しながら、
無理をさせず、でも“やってみよう”と思える場づくり を大切にしています。
今回の太宰府での課外活動も、
「できるかどうか」よりも
「安心して参加できるかどうか」を軸に企画されました。

「はじめまして」から始まる太宰府さんぽ
集合場所は、西鉄太宰府駅。
少し緊張した様子で集まった子どもたちと保護者の皆さん。
「はじめまして」
その一言から始まった今回の課外活動は、
寒さもあり「カイロどうぞ」と手渡すところから交流がうまれ、少しずつ空気がやわらいでいきました。
同じ景色を見て、
同じ空気を吸って、
同じ時間を共有する。
それだけで、言葉が多くなくても、
自然と“一緒にいる安心感”が生まれていきます。

梅ヶ枝餅づくりは「食べる体験」で終わらない
今回のメイン体験は、
太宰府名物として知られる 梅ヶ枝餅づくり でした。
生地に触れ、あんこを包み、
鉄板の上で焼き上げる、実際にやってみることでしか分からないことがあります。
また、出来立てをその場で味わうだけでなく、
今回は お持ち帰り用に包む工程 まで体験しました。
実はこの「包む作業」にも、
・形が崩れにくいようにする工夫
・冷めてもおいしさを保つための工夫
がたくさん詰まっています。
「どうしてこの包み方なんだろう?」
「お店の人って、こんなことまで考えてるんだね」
そんな気づきが、自然と会話の中から生まれていきました。

歴史を知ることで、学びは深まる
梅ヶ枝餅づくりの合間には、
なぜ梅ヶ枝餅が太宰府の名物になったのか
その歴史や背景についても教わりました。
太宰府天満宮との関わり、
参拝客とともに広がっていった文化。
ただ「おいしいから有名」なのではなく、
土地の歴史と人の営みが積み重なって生まれた名物 であることを知ることで、
体験はより深い学びへと変わっていきます。
これは、NIJINアカデミーが大切にしている
「体験 × 学び」を組み合わせたオルタナティブな学習の一例です。

人との関わりが、自然に生まれる瞬間
梅ヶ枝餅づくりの時間は、
子どもたち同士の関わりを自然に生み出しました。
「次、貸してほしい」
「もう焼けたかな?」
無理に会話を促さなくても、
同じ作業をすることで、関係性は少しずつ育っていきます。
不登校の子どもたちにとって、
こうした “目的のある関わり” は、
安心して人とつながるきっかけになります。

参加者の声|佐賀から参加されたご家族
佐賀から参加されたご家族からは、
帰宅後すぐに、こんなメッセージが届きました。
駅に着きました🚃✨
今日は楽しい一日を過ごさせて頂きありがとうございました😊
娘も喜んでます😆
元気に帰ります🚗またこのような機会がありましたらよろしくお願い致します😊😊
遠方からの参加にも関わらず、
「また参加したい」と感じていただけたことは、
私たちにとって何よりの励みです。
告知を見て、勇気を出して当日参加したご家族も
今回のイベントには、
告知を見て 勇気を出して当日参加 してくださったご家族もいました。
また九州でのイベントがあると嬉しいです☺️
いつか娘と東京でのイベントに行きたいと思います。
今日はありがとうございました🙏
さらに、
梅ヶ枝餅を自分で作る貴重な体験ができて、
娘も楽しかったと話しています。
という感想も寄せられました。
「行ってみようかな」
その気持ちを大切にできる場があること。
それが、不登校支援においてとても重要だと、私たちは考えています。
NIJINアカデミーが目指す「居場所」と「学び」
NIJINアカデミーは、
不登校の子どもたちにとっての 安心できる居場所 であり、
同時に 多様な学びが広がるオルタナティブスクール です。
オンラインとリアルを組み合わせ、
全国の子どもたちとつながってきたNIJINアカデミーですが、
今回のように 九州・福岡での課外活動 も大切にしています。
地域に根ざした体験を通して、
「ここにも、安心して参加できる場所がある」
そう感じてもらえることが、不登校を希望に変える場所を知ってもらうことにつながると考えています。
「外に出る一歩」は、特別なことじゃなくていい
太宰府で過ごした一日は、
決して派手なイベントではありませんでした。
けれど、
・初めての場所に行けた
・人と一緒に何かを作れた
・学びを深める体験ができた
それら一つひとつが、
子どもたちにとって確かな「一歩」になっています。
NIJINアカデミーは、これからも
不登校の子どもたちが
自分のペースで、安心して挑戦できる場 を
全国、そして九州にも広げていきます。
▶ NIJINアカデミーについて
不登校・学校に行きづらさを感じる子どもたちのための
オルタナティブスクール。
子ども一人ひとりの個性とペースを大切にした学びと居場所づくりを行っています。

体験説明会から3日以内の入会で無料授業特典付き!
満席日も多数。お早めのご予約がおすすめです。
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動画で見る|不登校・引きこもり・発達障害など学校に合わないすべての子どもが輝く教育機関
この記事の内容を確かめるための一次資料
学校以外の学びの場は、この10年で制度が大きく変わりました。いまは「学校復帰だけがゴールではない」というのが国の公式な立場です。選択肢の全体像と、それぞれが制度上どう扱われるかを押さえておくと、進路の話が現実的になります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」 | 全国84校。旧・不登校特例校の全リスト |
| 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」 | 高校に通わずに大学受験資格を得る制度 |
| 文部科学省「就学援助」 | 学用品費・給食費などの経済的支援 |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
太宰府市で使える公的な支援と相談窓口
民間の教室やスクールを探す前に、太宰府市で公的に使える支援を知っておくと、費用も選択肢の幅も変わります。市区町村の教育委員会が運営する教育支援センター(適応指導教室)は利用料が原則無料で、通った日は在籍校の出席扱いにできます。
福岡県の小中学校の不登校児童生徒数は19,602人(令和6年度・文部科学省調査)。在籍者に占める割合は約4.72%で、全国平均は約3.86%です。ひとりで抱えている家庭が、それだけ多くあるということでもあります。
太宰府市の公式窓口
文部科学省が公開している太宰府市の公式窓口です。まずここから確認してください。
| 窓口・施設名 | リンク |
|---|---|
| 太宰府市教育支援センター | 公式ページを見る |
福岡県全体の相談窓口
| 窓口 | リンク |
|---|---|
| 福岡県不登校児童生徒支援リーフレットについて | 公式ページを見る |
| 24時間子供SOSダイヤル(全国共通・無料) | 0120-0-78310 |
福岡県内28市区町村の窓口をまとめた一覧は、福岡県の教育支援センター(適応指導教室)一覧にあります。掲載しているリンクはすべて実際にアクセスして到達を確認済みです。
太宰府市で相談を始めるときの進め方
どこに何を聞けばいいか分からないまま電話すると、たらい回しになりがちです。順番を決めておくと、1本の電話で話が進みます。
相談の順番
① 在籍校か、市区町村の教育相談窓口に連絡する
担任・スクールカウンセラーに伝えるか、太宰府市の教育委員会(教育相談室)に保護者から直接電話します。多くの自治体が保護者からの直接相談を受け付けています。
② 「今すぐ通えますか」「対象は何年生からですか」を最初に聞く
教育支援センターは定員があり、小4以上を対象とする自治体が多いです。ここを最初に確認すると、次の手を早く打てます。
③ 見学・体験から始める
保護者だけの見学から始めても構いません。部屋の雰囲気と、指導員との相性を見てください。
④ 出席扱いの扱いを学校と確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
費用の負担を軽くする制度
- 教育支援センターは利用料が原則無料(教材費・昼食・交通費は自己負担の場合あり)
- 就学援助(学用品費・給食費などの補助)は、太宰府市の教育委員会が窓口です
- フリースクール利用料の補助制度を設けている自治体も増えています。太宰府市に制度があるか、教育委員会に直接お問い合わせください
家庭でいまできること
制度や相談先が分かっても、明日からどう過ごすかは別の話です。うまくいかない日があって当たり前という前提で、いま無理なくできそうなものだけを選んでください。全部やろうとしないことが、いちばん大事なコツです。
いま家庭で確かめておきたいこと
睡眠のリズムが崩れていないか(起きる時間より、寝る時間を先に整えるほうがうまくいきます)
食事が極端に減っていないか。体重の変化はないか
頭痛・腹痛・立ちくらみなど、体の訴えが続いていないか(続く場合は受診を検討してください)
「学校の話」以外で笑える時間が、1日に少しでもあるか
保護者自身が眠れているか。抱え込んでいないか
学校との連絡窓口が、担任1人に集中していないか
声のかけ方で迷ったときは
「なんで行けないの」と理由を問うと、子ども自身も説明できないことが多く、答えられない自分を責めてしまいます。理由を聞くより、いまの状態を言葉にして返すほうが伝わります。「しんどそうだね」「今日はゆっくりでいいよ」——それだけで十分な日があります。
逆に、避けたほうがよい言葉もあります。「みんな行ってるよ」「そんなことでどうするの」「甘えてるだけでしょ」。どれも本人がすでに自分に言っている言葉なので、外から重ねると逃げ場がなくなります。
相談先の選び方|どこに何を聞けるか
相談先はひとつではありません。それぞれ役割が違うので、聞きたい内容で選ぶと早く進みます。
| 相談先 | 聞けること | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 在籍校(担任・スクールカウンセラー) | 出席の扱い、校内の別室、学習の進め方 | 無料 | まず学校での配慮を相談したいとき |
| 教育支援センター(市区町村) | 学校外の公的な居場所、通所と出席扱い | 原則無料 | 学校の外に一歩を踏み出したいとき |
| フリースクール(民間) | 体験活動中心の居場所、少人数の学び | 月1〜5万円程度 | 興味や「やってみたい」から入りたいとき |
| オンライン | 自宅から参加できる学び、出席扱いの実務 | スクールにより異なる | 外に出るのが難しい/近くに選択肢がないとき |
| 医療機関(小児科・児童精神科) | 体の不調の背景、診断と治療 | 保険診療 | 睡眠・食事・体の症状が続くとき |
| 24時間子供SOSダイヤル | 子ども本人・保護者どちらの相談も | 無料・24時間 | いますぐ誰かに聞いてほしいとき(0120-0-78310) |
どこから始めればいいか迷ったら
この記事のテーマについて、よく寄せられる質問
同じような状況の方から実際によく届く質問をまとめました。あてはまるものから読んでください。
Q. 欠席が多いと高校に行けませんか?
A. 行けます。出席日数を選抜に使わない高校は増えており、通信制高校では欠席日数を問わないところがほとんどです。中学校卒業程度認定試験や高等学校卒業程度認定試験という道もあります。
Q. フリースクールに通うと出席扱いになりますか?
A. 要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできます。ただし文部科学省の通知では教育支援センター等の公的機関が第一に想定されており、民間施設は「公的機関に通えない場合」に考慮される位置づけです。詳しくは教育支援センターとはをご覧ください。
Q. 費用が心配です
A. 教育支援センターは原則無料です。民間のフリースクールについては、利用料の補助制度を設けている自治体が増えています。就学援助もあわせて教育委員会に確認してください。
Q. 学校に戻ることを目標にしなくていいのですか?
A. はい。文部科学省の通知が「『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく、社会的に自立することを目指す」と明記しています。学校復帰は選択肢のひとつであって、唯一のゴールではありません。
Q. 近くに通える場所がありません
A. ①校内の別室、②教育支援センターの訪問型支援、③自宅でのICT学習を出席扱いにする道(別記2)、④オンライン——の順で確認するのが現実的です。地域に選択肢がないことは、家庭の責任ではありません。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
Q. 太宰府市の教育支援センターは無料ですか?
A. 利用料は原則無料です。市区町村の教育委員会が運営する公的機関のためです。ただし教材費・体験活動の材料費・昼食・交通費は自己負担になることがあります。給食がない施設が多く、弁当持参が一般的です。
Q. 太宰府市で通える場所がない場合はどうすればいいですか?
A. ①在籍校の校内別室(保健室登校を含む)を確認する、②訪問型支援があるか窓口で聞く、③自宅でのICT学習を出席扱いにする道(別記2)を学校と相談する、④オンラインを検討する——の順で当たるのが現実的です。福岡県の状況によっては、通える範囲に施設がないこともあります。
Q. 学校を休ませてもいいのでしょうか?
A. 教育機会確保法の第13条は、「個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ」と条文で明記しています。休むことは制度の外側にある逸脱ではなく、法律が想定している状態です。文部科学省の通知も「『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく」と述べています。


