不登校でも学べる?オンラインインターナショナルスクール比較|Nisai・JOI・Crimson・NGAの費用と特徴

学びの選択肢・国際教育
不登校でも学べる?オンラインインターナショナルスクール比較|Nisai・JOI・Crimson・NGAの費用と特徴

「うちの子は、日本の学校の一斉授業がどうしても合わない」「でも、英語や国際的な学びの機会は諦めさせたくない」——そう感じている保護者は、決して少なくありません。この記事では、不登校や発達特性のある子どもにも対応をうたうオンラインインターナショナルスクールを、実在する学校の公式情報にもとづいて比較します。あわせて、2027年9月に開校を予定している新しい選択肢「NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)」も紹介します。

学びの選択肢 執筆 にじいろ編集部 最終更新 2026.09.04

この記事の結論

  • 不登校・発達特性のある子への対応をうたうオンラインインターナショナルスクールには、Nisai British Online School・インターナショナルスクールJOI・Crimson Global Academyなど複数の選択肢があります。
  • 費用は学校によって差が非常に大きく、年間20万円台の入門プランから、フルタイムで200万円を超える進学特化型まで幅があります。必ず各校の公式情報で総額を確認してください。
  • 2027年9月開校予定の「NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)」は、入学試験・英語要件なしで、学校に行けていない・合わない子も想定した設計を掲げています。
  • 在籍している学校での出席の扱いは学校・自治体ごとの判断によるため、通う前に必ず在籍校・教育委員会へ相談しておくと安心です。
  • 「今の学校を辞めずに併用する」ダブルスクール型という通い方もあります。不登校かどうかにかかわらず、学びの場を増やすという考え方です。

不登校でも学べる?オンラインインターナショナルスクールという選択肢

文部科学省の調査では、令和6年度の小・中学校の不登校児童生徒数は全国で約35万4千人(353,970人)と過去最多を更新しました(文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」より)。学校に行けない・行きたくない理由は一人ひとり違い、「集団の空気が苦しい」「発達特性への配慮が学校では難しい」「海外生活が長く、日本の学校の一斉授業のスタイルに馴染めない」など様々です。

そうした家庭の選択肢の一つが、自宅からインターネットで参加できるオンラインインターナショナルスクールです。校舎に毎日通う必要がなく、英語やCEFR(外国語運用能力の国際基準)に沿った授業を、自分のペースで受けられる学校が増えてきています。フリースクールや教育支援センターとあわせて検討する家庭も少なくありません(地域のフリースクールの探し方はフリースクールとは?費用・種類・出席扱いと全国の探し方もご覧ください)。

ただし、「インターナショナルスクール」と一言でいっても、対話重視の少人数制もあれば、進学実績を前面に出す学校もあり、費用も設計思想も学校ごとにまったく異なります。次の章から、公式サイトで内容が確認できた学校を具体的に比較していきます。

不登校・発達特性に対応するオンラインインターナショナルスクール比較【一覧表】

まず、公式サイトで内容が確認できたオンラインインターナショナルスクールを比較します。費用は変更される可能性があるため、必ず各校の公式ページで最新情報をご確認ください。

不登校・発達特性に対応するオンラインインターナショナルスクール比較
学校名対象年齢費用の目安(年額・出典年月)特徴
Nisai British Online School小学生〜高校生約20万円台〜150万円台(レベル・学年により幅が大きい/2026年時点・公式で確認)英国式カリキュラム、Cambridge IGCSE/A-Level対応。「積極的不登校」を選ぶ生徒向けの設計
インターナショナルスクールJOI小学生〜高校生要問い合わせ(公式ページに記載なし)不登校・積極的不登校の生徒のグローバル人材育成を明記。カメラオフ受講が可能で発言のハードルを下げる設計
Crimson Global Academy小学生〜高校生科目・プランにより年間20万円台〜200万円超(フルタイムは特に高額/公式で確認)海外トップ大学への進学実績を重視。IGCSE・A-Level・APなど進学特化型
NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)6〜18歳(小学生〜高校生相当)開校情報メール登録者に案内予定(既存インターより抑えた価格を明言)脱偏差値・対話重視の8名クラス。2027年9月開校予定、無料体験クラスは2026年9月から。学校に行けていない・合わない子も想定
世界地図と地球儀を前に並ぶ、さまざまな国籍の子どもたちのイメージ

Nisai British Online School(ホームスクールコース)

英国の教育プログラムをベースにしたオンラインスクールで、小学生から高校生までを対象としています。Cambridge国際プログラム(IGCSE・A-Level)に対応し、批判的思考力やプレゼンテーション力を重視した授業が特徴です。学年ではなく英語力(CEFR)に応じてクラスを選べる柔軟さがある一方、費用はレベルが上がるほど高額になり、中学生相当のクラスでは年間150万円を超えるプランもあります(Nisai公式・コースページ/2026年時点・公式で確認)。「まずは英語力から」という家庭より、本格的な英語イマージョン教育を求める家庭向けの色合いが強い学校です。

  • 向いている家庭|英語である程度やり取りができ、将来的に海外の大学や国際バカロレア系の進路も視野に入れている。
  • 確認したいこと|受講するレベル・科目数によって年間の総額が大きく変わります。「今の学年・英語力だと年間いくらか」を必ず個別に見積もってもらいましょう。

インターナショナルスクールJOI(ホームスクールコース)

「不登校・積極的不登校の生徒をグローバル人材へ育成する」ことを公式に掲げているのが特徴です。パソコン1台で受講でき、あえて「顔が見えないシステム」を採用することで、発言のハードルを下げ授業への集中力を高める設計になっています。平日昼・夕方・夜と時間帯も選べます。ただし、月謝・入会金などの費用は公式ページに明記されておらず、問い合わせが必要です(JOI公式・コースページ/2026年時点・公式で確認)。「まず顔出しなしで試したい」家庭に向いています。

  • 向いている家庭|人前で話すこと・顔を見られることが強いストレスになり、まずは負荷の低い形で学びを再開したい。
  • 確認したいこと|費用が公式ページに明記されていないため、入会金・月謝・教材費を含めた総額と、休会・退会の条件を最初の問い合わせで確認しておくと安心です。

Crimson Global Academy

海外トップ大学への合格実績を前面に打ち出す、進学特化型のオンラインインターナショナルスクールです。IGCSE・A-Level・Advanced Placementなど、学年やコースごとに細かく学費が設定されており、フルタイムで複数科目を受講する場合は年間200万円を超えるプランも存在します(Crimson Global Academy公式・学費ページ/2026年時点・公式で確認)。学力を伸ばし難関大学を目指したい家庭には強力な選択肢ですが、費用のハードルは高めです。

  • 向いている家庭|学習意欲や学力は十分にあり、日本の学校の集団生活だけが合わない。海外大学進学という明確なゴールがある。
  • 確認したいこと|進学実績を重視する設計のため、学習のペースを落としたい時期にどこまで柔軟に調整できるかを、体験や面談で確かめておきたいところです。
自宅でノートパソコンを使ってオンライン学習に取り組む子どものイメージ

費用相場と選ぶときの注意点

上の比較のとおり、オンラインインターナショナルスクールの費用は施設によって非常に幅が大きく、年間20万円台の入門プランから、フルタイムで200万円を超える進学特化型まで様々です。入会金・教材費・検定料などが別途かかる場合も多いため、必ず「総額でいくらか」を公式ページや問い合わせで確認しましょう。

また、多くの学校が「英語力ゼロからでも始められる」ことを謳っていますが、実際にはレベルが上がるほど費用も授業の英語比重も上がっていく設計が一般的です。「今の英語力でも無理なく参加できるか」「合わなかったときに調整・退会できるか」を見学や説明会で必ず確認することをおすすめします。

在籍校での出席の扱いについて

オンラインインターナショナルスクールでの学びが、在籍している学校の「出席」として自動的に扱われるわけではありません。判断は在籍校の校長によるため、通う前に担任や教育委員会へ早めに相談しておくと安心です。制度面の詳しい整理は姉妹記事「インターナショナルスクールとは?」もあわせてご覧ください。

「学校に合わない」その子にこそ知ってほしいこと

「英語が好きなのに、学校の一斉授業では発言できない」「海外生活が長く、日本の学校の空気にどうしても馴染めない」——そうした子どもたちは、単に頑張りが足りないわけではありません。教室という一つの環境と、その子の特性が噛み合っていないだけ、というケースは珍しくないのです。

だからこそ知ってほしいのは、「学校に行く・行かない」の二択ではなく、学びの場そのものを選べるという視点です。校舎に毎日通わなくても、自宅から少人数の対話型授業に参加し、世界の同世代とつながりながら学べる場が、少しずつ増えてきています。

自宅からオンラインで先生とビデオ通話をしながら学ぶ子どものイメージ

新しい選択肢|NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)とは

ここまで紹介した3校と並ぶ新しい選択肢が、日本最大級のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を母体に生まれるNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)です。「学校に行けない子のための代替」ではなく、アジア・オセアニアの子どもが同じ教室で学ぶ、脱偏差値のインターナショナルスクールとして設計されている点が、これまでの選択肢と大きく違うところです。

偏差値でも、順位でもなく。「自分と世界を好きになる」学校へ。

アジア・オセアニアの6〜18歳(小学生〜高校生相当)を対象にした、脱偏差値のオンラインインターナショナルスクール。1クラス8名の少人数制で、順位をつけない対話型の授業を行います。入学試験・英語要件はなし。英語が話せないお子さんには日英バイリンガルのメンターが伴走します。2027年9月開校予定で、無料体験クラスは2026年9月から毎月開催予定です(出典:NIJIN GLOBAL ACADEMY公式サイト/2026年9月時点)。

NGAが生まれた背景|不登校の子ども1,000名超と向き合ってきた学校が母体

NGAの母体であるNIJINアカデミーは、公立小学校の教員だった星野達郎氏が「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」という言葉を原点に立ち上げた、オルタナティブスクールの小中一貫校です。不登校・発達特性のある子ども1,000名超が在籍し、在籍している学校での出席認定率は97%(2026年4月時点)という実績があります(出典:nijinglobal.academy/academy.nijin.co.jp)。

運営する株式会社NIJIN(2022年4月創業・代表取締役 星野達郎)は、JCI JAPAN TOYP 2025グランプリ内閣総理大臣奨励賞、Forbes JAPAN「世界を救う希望100人」選出、キッズデザイン賞(内閣府後援)など、社会的な評価も受けています(出典:nijinglobal.academy/nijin.co.jp)。NGAは、その国内での知見をアジア・オセアニアの子どもたちに広げるプロジェクトとして立ち上がりました。

「世界がひとつの教室」8名クラスという設計

NGAのクラスには、日本の子どもだけでなく、アジア・オセアニア各国の子どもが同じ画面に集まります。海外赴任・駐在で現地校になじめなかった子、帰国後に日本の学校に戻れなかった子、日本にいながら国際的な学びを求める子が、同じ教室で学ぶという設計です。

1クラス8名という規模には理由があります。40人学級では「手を挙げなければ発言できない」のに対し、8名なら全員に必ず順番が回ってくる。声を出すことにハードルがある子でも、少しずつ場に慣れていける規模だという考え方です。

NGAの学びの中身|4層の学びと1日の流れ

NGAのカリキュラムは、「多層的な心理的安全性 × ZPD(最近接発達領域)× 自己決定理論 × 具体と抽象の往還」という独自の教育モデルを土台に、4つの層で構成されています(出典:NGA公式・カリキュラムページ/2026年9月時点)。

NGAの「4層の学び」
中身
① 心理的安全性の土台クラス会議、校舎ホームルーム・全校ホームルーム、週3回のホーム体育、日英バイリンガルメンターの伴走。まず「ここにいていい」と思えることを最優先にする層。
② コア・ラーニングCEFRレベル別(Pre-A1〜B2+)の選択式授業。フォニックス、読み聞かせ、スピーキング、シャドーイング、リーディングなどから選び、学期ごとにCEFRを測定。希望者はCambridge IGCSE/A-Levelにも挑戦できる。
③ ソーシャル・ラーニング企業・自治体と組む「社会共創PBL(プロジェクト型学習)」を週2回。月1回の国際交流、年1〜2回の修学旅行、学園祭(11月・東京)、体育祭(4月・大阪)。学園祭と体育祭はメタバース参加も可能。
④ 好きでつながる放課後サークル(料理・Scratch・将棋・写真・自然生き物など/有料オプション)。学年や国を越えて「好き」でつながる時間。

フルスクール型の1日の流れ

NGAをメインの学校にする「フルスクール型」は、平日の昼が中心です。公式サイトで公開されている1日のモデルスケジュールは次のとおりです。

フルスクール型の1日(NGA公式サイトのモデルスケジュールより)
時間内容
9:30AI単語アプリ+チェックイン(今日の調子を共有する時間)
10:00ホーム体育/朝読書(週3回、教師3名の輪番制)
10:30〜12:30選択授業(コア・ラーニング)/クラス会議
12:30ランチ(金曜は「世界の食卓」クッキング)
13:30社会共創PBL(週2回)/全校ホームルーム(木13:00〜14:00)/専任1on1(有料)
14:30振り返りジャーナル
15:00〜放課後サークル(有料オプション)

コアのライブ授業は週2回、選択授業は標準で週2コマ〜。担任と相談しながら自分で時間割を設計するのがNGAのスタイルです(出典:NGA公式・よくある質問)。毎日フルで参加しなければならない設計ではないため、体調や気持ちの波がある子でも組み立てやすい構造になっています。

ダブルスクール型|今の学校を辞めなくていい

もう一つの通い方がダブルスクール型です。今在籍している学校をやめずに、平日の放課後16:00〜17:45土曜10:00〜13:00だけNGAに参加します。社会共創PBL、月1回の国際交流、選択授業が中心です。

「不登校になってから」でなくてもいい

ダブルスクール型は、学校に行けている子にも開かれています。「今の学校に大きな不満はないけれど、物足りなさや違和感がある」「英語や国際的な学びを増やしたい」という段階で、学びの場を”増やす”という選択ができます。学校が合わなくなってから慌てて探すのではなく、先に居場所を複数持っておくという考え方です。

学びの証明は「学力」と「人となり」の2本立て

NGAが用意している”証明”は2種類あります。ひとつは学力の証明——Cambridge IGCSE/A-Level(任意選択)とCEFRのレベル判定です。もうひとつが人となりの証明——米国の400校を超える先進校が導入し、StanfordやMITなどの大学も参照するとされるコンピテンシー(資質・能力)評価です(出典:nijinglobal.academy)。

テストの点数だけでは測れない、対話の姿勢・粘り強さ・協働のしかたといった部分を記録に残す仕組みで、「偏差値では自分を説明できない」と感じてきた子にとっては、もう一つのものさしになり得ます。

ノートを広げて一対一で対話しながら学ぶ生徒とメンターのイメージ

NGAの学費・入学の流れと、正直に押さえておきたい注意点

学費の考え方

NGAは校舎を持たないオンライン型のため、対面のインターナショナルスクールと比べて学費を大きく抑えた価格設定にすることを公式に明言しています。教材費は月謝に含まれ、入学金・施設費・制服代といった「隠れ費用」はなし。きょうだい割引も予定されています(出典:NGA公式・よくある質問/2026年9月時点)。

ただし、具体的な金額は2026年9月時点では公表されていません。「開校情報メールに登録した家庭に最初に案内する」という段階です。この記事の比較表でNGAの費用欄が「案内予定」となっているのは、そのためです。任意で受験するIGCSEなどの資格試験料は別途かかる場合があります。

入学までの流れ

1

開校情報メールに登録する

公式サイトの「開校の最新情報を受け取る」からメールアドレスを登録します。学費・入学・無料体験クラスの情報が、ここから優先的に届きます。

2

オンライン説明会・対話に参加する

学校の考え方を聞き、家庭の願いや不安を伝える場です。入学試験ではなく「まず一度、対話から」という位置づけになっています。

3

無料体験クラスに参加する(2026年9月から毎月開催予定)

実際の授業の雰囲気を、子ども自身が体験できます。8名クラスの空気感が合うかどうかは、ここで確かめるのが確実です。

4

2027年9月、1期生として入学

1期生は100名の募集予定。入学試験・選考・英語力要件はありません。

正直に押さえておきたい3つの注意点

にじいろ編集部として、良い面だけでなく、検討前に知っておくべき点もあわせてお伝えします。

検討前に確認しておきたいこと

① 開校は2027年9月です。「今すぐ学びの場が必要」という状況には間に合いません。その場合は、先に紹介した3校や、地域のフリースクール・教育支援センターを並行して検討してください。無料体験クラスは2026年9月から始まる予定なので、まず体験だけ先に参加しておく、という使い方はできます。

② 日本の「一条校」ではありません。そのため、NGAに通うことで日本の高校卒業資格が得られるわけではありません。Cambridge IGCSE/A-Levelなどの国際資格を使って、海外大学や国内大学の帰国生入試等に出願する設計です。日本の高卒資格が必要な場合は、通信制高校との併用など別の組み立てが必要になります。

③ 在籍校での「出席扱い」について、NGA公式サイトに明示的な記載は確認できませんでした。母体のNIJINアカデミー(国内フリースクール事業)の出席認定率97%という実績は、あくまでNIJINアカデミーの数値です。出席扱いの可否は最終的に在籍校の校長判断となるため、必ず事前に在籍校・教育委員会へご相談ください。

NIJINの他のスクールとの使い分け

株式会社NIJINは複数の学びの場を運営しており、「英語・国際教育が軸かどうか」「日本国内の在籍校と接続するかどうか」で役割が分かれています。

NIJINが運営するスクールの使い分け(2026年9月時点)
スクールこんな家庭に
NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)英語・国際教育を軸にしたい/海外在住・帰国子女/将来の進路を海外も含めて考えたい(6〜18歳・2027年9月開校予定)
NIJINアカデミー日本国内で、まず安心して通える居場所と在籍校との接続(出席扱い)を重視したい小中学生
NIJIN高等学院通信制高校に在籍しながら、孤立せず卒業後のキャリアまで見据えたい高校生
NIJIN放課後プロジェクトスクール学校には通えているが、放課後にプレゼン・アート・ITなど非認知能力を伸ばしたい
ともだちじゃぱん外国ルーツの子ども、海外在住で日本語を学び直したい・保ちたい子ども

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。偏差値や順位という物差しに苦しんできた子どもたちにも、同じことが言えるのかもしれません。NGAは、その言葉をアジア・オセアニアの子どもたちに届けるための、新しい挑戦です。

NIJINアカデミーの保護者からは、こんな声が寄せられています。「NIJINアカデミーに入学し、多くの仲間がいるんだと思えました。社会とのつながりを感じられて、親子共にNIJINを選んで本当に良かったと思っています」(出典:academy.nijin.co.jp)。

NGAは他の3校とどう違う?「不登校×国際教育」で選ぶなら

ここまで紹介した4校は、同じ「オンラインインターナショナルスクール」でも設計思想がまったく違います。どれが優れているかではなく、お子さんが今いちばん必要としているものはどれかという視点で見比べてみてください。

設計思想でくらべる4校
学校いちばん重視しているもの今こういう状態の子に
Nisai British Online School英国式カリキュラムでの学力形成英語である程度やり取りができ、学習そのものは続けたい
インターナショナルスクールJOI参加のハードルを下げること顔出し・声出しが強い負担で、まず参加すること自体が課題
Crimson Global Academy海外トップ大学への進学実績学力も意欲も十分で、明確な進学ゴールがある
NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)心理的安全性と対話、自己肯定感まず「自分は自分でいい」と思える場を必要としている

特に、海外赴任・駐在中に現地校になじめなかったお子さんや、帰国後に日本の学校に戻れなかったお子さんの場合、学力より先に「安心して過ごせる場所」が必要な段階であることが少なくありません。その順番を間違えると、どれだけ良いカリキュラムでも続かなくなってしまいます。詳しくは姉妹記事「帰国子女が日本の学校になじめず不登校に…よくある原因と海外経験を活かせる学びの場」もあわせてご覧ください。

NIJIN GLOBAL ACADEMY NIJIN GLOBAL ACADEMY|6〜18歳

3校と比べてわかった、”学校に合わない子”への配慮

脱偏差値・対話重視のオンラインインターナショナルスクール。学校に行けていない・合わない子も想定した設計で、入学試験・英語要件はありません。2027年9月開校予定。

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比較するときに確認したい3つのポイント

1

費用の総額と、支払い方法の柔軟さ

年額の授業料だけでなく、入学金・教材費・検定料などを含めた総額を確認します。特にJOIのように費用が非公開の学校は、問い合わせ段階で必ず総額を聞きましょう。

2

対話重視か、進学実績重視かという設計思想

Crimson Global Academyのように進学実績を重視する学校もあれば、NGAのように対話や自己肯定感を重視する学校もあります。お子さんが今いちばん必要としているのはどちらかを軸に考えます。

3

顔出し・声出しなど、参加のしかたの柔軟さ

JOIのカメラオフ受講のように、声を出す・顔を出すことがハードルになる子への配慮があるかを確認します。見学や体験クラスで、実際の参加のしかたを試してみるのが確実です。

よくある質問

NGAはいつから入学できますか?

NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は2027年9月に開校予定です。無料体験クラスは2026年9月から毎月開催予定で、入学試験・英語要件はありません。まずは開校情報メールに登録すると、学費や日程などの最新情報を優先的に受け取れます(出典:nijinglobal.academy)。

不登校の子どもでも対応してもらえますか?

NGAは「学校に行けていない・合わないお子さんも」対応することを明言しています。母体であるNIJINアカデミーには不登校の小中学生が1,000名超(2026年時点)在籍し、在籍校の出席認定率は97%(2026年4月時点)という実績があります。対話を軸にした少人数クラスで、無理なく参加できるよう設計されています(出典:nijinglobal.academy、academy.nijin.co.jp)。他の3校についても、不登校・発達特性のある生徒への対応を公式に明言しているかを、比較表とあわせて確認してみてください。

英語が話せなくても大丈夫ですか?

学校によります。NGAは「英語が話せないお子さんも、バイリンガルメンターが支えます」と案内しており、入学時に英語力を問う試験はありません(出典:nijinglobal.academy)。一方、Nisai・Crimson Global Academyはレベルが上がるほど英語比重も費用も高くなる設計が一般的で、JOIは公式ページに費用と同様、英語要件の詳細が明記されていないため、いずれも見学・問い合わせの段階で確認することをおすすめします。

入学すると、在籍している今の学校の出席として扱われますか?

自動的に出席として扱われるわけではありません。オンラインインターナショナルスクールでの学びが在籍校の出席として認められるかどうかは、学校・自治体ごとの判断によります。通う前に、在籍している学校の担任や教育委員会に早めに相談しておくことをおすすめします。

NGAの学費はいくらですか?

2026年9月時点で、具体的な金額は公表されていません。公式には「校舎を持たない分、対面のインターナショナルスクールより大きく抑えた価格を予定」「教材費は月謝に含み、入学金・施設費・制服代などの隠れ費用はなし」「きょうだい割引を予定」と案内されており、金額そのものは開校情報メールの登録者に最初に案内される予定です(出典:nijinglobal.academy)。任意で受験するIGCSEなどの資格試験料は別途かかる場合があります。

NGAに通うと、日本の高校卒業資格はもらえますか?

もらえません。NGAは日本の学校教育法上の「一条校」ではないため、日本の高校卒業資格は発行されません。Cambridge IGCSE/A-Levelなどの国際資格を取得し、海外大学や国内大学の帰国生入試等に出願する設計になっています。日本の高卒資格が必要な場合は、通信制高校との併用など、別の組み立てを検討する必要があります(出典:nijinglobal.academy)。

今の学校を辞めずに通うことはできますか?

できます。NGAには、平日の放課後16:00〜17:45と土曜10:00〜13:00に参加する「ダブルスクール型」が用意されています。今の学校に在籍したまま、社会共創PBLや国際交流、選択授業に参加する通い方です。不登校になってから探すのではなく、先に居場所を複数持っておきたいという家庭にも向いています(出典:nijinglobal.academy)。

海外に住んでいても参加できますか?時差はどうなりますか?

NGAはアジア・オセアニアを対象地域としており、インターネット環境があれば世界のどこからでも参加できるとされています。フルスクール型は日本時間の平日昼が中心のため、時差の大きい地域では参加しやすい時間帯かどうかを事前に確認してください。欠席時や時差参加時の録画視聴の可否については公式サイトで確認できなかったため、説明会で直接聞くことをおすすめします。

発達特性がある子どもでも大丈夫ですか?

NGAは「一人ひとりのペースや特性を尊重し、少人数で心理的に安全な環境づくりを最優先する」と公式に明言しています。1クラス8名という規模も、その方針にもとづくものです。ただし具体的な配慮の内容はお子さんによって異なるため、入学前の「対話」の段階で、これまでの経緯や必要な配慮を率直に伝えておくことが大切です(出典:nijinglobal.academy)。

保護者が英語を話せなくても大丈夫でしょうか。付き添いは必要ですか?

NGAでは日英バイリンガルのメンターが子どもに伴走するため、保護者がつきっきりになる必要はなく、保護者自身の英語力も求められないと案内されています(出典:nijinglobal.academy)。他校についても、保護者の関わり方(送迎不要でも、家庭でのフォローがどの程度必要か)は学校ごとに差があるため、体験や説明会で確認しておくと安心です。

いま学校に行けていません。2027年9月まで待てない場合はどうすればいいですか?

NGAの開校は2027年9月のため、すぐに学びの場が必要な場合は間に合いません。まずは在籍校のスクールカウンセラー、市区町村の教育支援センター(適応指導教室)、地域のフリースクールなど、いま利用できる場を並行して探すことをおすすめします。フリースクールの探し方は「フリースクールとは?費用・種類・出席扱いと全国の探し方」にまとめています。そのうえで、2026年9月から始まる予定のNGA無料体験クラスに先に参加しておく、という進め方もできます。

執筆|にじいろ編集部

「学校に合わない個性を応援する」教育情報サイト「にじいろ」の編集部。不登校・発達特性・オルタナティブな学びの選択肢について、公的機関や学校の公式情報など一次情報を確認しながら記事を作成しています。制度や費用に関する情報は変更されることがあるため、必ず該当する自治体・学校の最新の公式情報をご確認ください。

この記事の内容を確かめるための一次資料

オンラインインターナショナルスクールの費用や対応方針は変更される可能性があるテーマです。学校に問い合わせる際は、下記の一次資料もあわせてご確認ください。

このテーマに関わる公的資料・公式情報
資料何がわかるか
文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」不登校児童生徒数の最新統計(令和6年度・過去最多35万人超)
NIJIN GLOBAL ACADEMY公式サイト開校情報、無料体験クラスの案内、対応方針の詳細
NGA公式・カリキュラム4層の学びの構成、1日のモデルスケジュール、Cambridge IGCSE/A-Levelとコンピテンシー評価
NGA公式・よくある質問学費の考え方、入学要件、不登校・発達特性のある子への方針、一条校ではない旨
NGA公式・入学案内開校時期(2027年9月)、1期生の募集人数、無料体験クラスの開催予定
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本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の学校への入学を推奨するものではありません。学費・入学要件・在籍校での出席の扱いなどの情報は学校・自治体・年度によって異なり、変更される場合があります。実際の検討にあたっては、必ず各学校の公式サイトおよび在籍校・お住まいの自治体の教育委員会の最新の公式情報をご確認ください。