- 苫小牧市内3か所・千歳市1か所の所在地・対象・費用・開所時間(公表されていない項目は「記載なし」と明記しています)
- ⚠️ 苫小牧市・北海道とも、フリースクール利用料の保護者向け補助は今回の調査では確認できませんでした
- 市内3か所の適応指導教室の時間・お弁当・交通費の扱いと、通いはじめるまでの4ステップ
- 近くに合う場所がないときの3つ目の選択肢と、オンラインを選ぶときに確認したい4つのこと
掲載しているのは、苫小牧市・北海道の公式サイトおよび各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月12日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。
苫小牧市は「出席扱いの要件を満たす施設」を市が名指しで配っています
苫小牧市教育委員会は「学びの居場所さがし」というリーフレットを作っています。市の説明によると、載っているのは教育支援センターと、指導要録上出席扱いの要件を満たすフリースクール等民間施設、それに不登校・いじめなどの悩みごと相談窓口の一覧です(令和8年4月改訂)。
多くの自治体は「出席扱いになるかどうかは校長の判断です」と書くところで止まります。要件を満たす民間施設を名指しで配っている市は、そう多くありません。苫小牧市で探しはじめるなら、まずこのリーフレットを手に入れるのが近道です。
一方で、北海道教育委員会が公表している民間施設一覧に苫小牧市の住所で載っているのは2か所です。市のリーフレットと道の一覧は、同じものではありません。どちらか一方だけを見ていると、選択肢を取りこぼします。
この記事では、公式サイトか公的な一覧で所在地を確認できた4か所を並べました。⚠️ 書かれていない項目は「記載なし」のままにしています。苫小牧市の施設は料金と開所時間を公表していないところが多く、そこは電話で埋めるしかありません。
苫小牧市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。
| スクール名 | エリア | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| みんなの教室 ココスタ・ラボ | 苫小牧市日新町1丁目10-10 | 小学生・中学生 | 公式サイトは「平日16時〜21時」/よくある質問のページは16時〜20時(要確認) | 金額の記載なし(相談・見学時に説明) |
| リスタート学習塾 昼の部 | 苫小牧市日吉町3-16-27 | 小学6年生・中学1〜3年生 | 昼の部=不登校対応(時間の記載なし) | 公式サイトに金額の記載なし |
| ガクノバスクール | 苫小牧市柳町4丁目6-6 | 記載なし(要確認) | 記載なし(要確認) | 記載なし(要確認) |
| フリースクールBeAT | 千歳市北斗3丁目13-2 | 小4〜中3、高1〜高3 | 月〜木 8:30〜15:00/16:00〜19:00(金は事務処理日) | 記載なし(要確認) |
| ★NIJINアカデミー メタバース校舎 | オンライン・全国 | 小1〜中3 | 平日毎日 | 月25,443円(税込)/初月のみ入学金33,000円 |
5校を1校ずつ紹介します
1. みんなの教室 ココスタ・ラボ(苫小牧市日新町・通い放題コースがある)
運営:代表 畠山俊彦(公式サイトに運営法人の記載なし)
北海道教育委員会の民間施設一覧に、苫小牧市の住所で載っている2か所のうちの1つです。公式サイトでは「個別指導塾・フリースクール」と名乗っています。
特徴は回数の決め方です。小学生は月8回コースか通い放題コース、中学生は月12回コースか通い放題コース。通い放題については「通う回数も利用時間も無制限。毎日、何時間でもご利用いただけます」と書かれています。
⚠️ 開いている時間の記載が、資料によって違います。公式サイトの表記は「平日16時〜21時」、よくある質問のページには「月曜日から金曜日までの16時から20時まで営業しています」とあります。学校のある時間帯に通えるかどうかは、必ず電話で確認してください。
料金は公式サイトに金額が書かれておらず、「料金等につきましては、ご相談・ご見学の際に詳しくご説明いたします」とあります。
- 所在地:苫小牧市日新町1丁目10-10
- 時間:公式サイト「平日16時〜21時」/よくある質問のページ「16時から20時まで」(記載に食い違いあり・要確認)
- 費用:金額の記載なし(相談・見学のときに説明)
- 対象:小学生クラス・中学生クラス(「小学生から高校生までの幅広いニーズに対応」とも記載)
- コース:小学生 月8回/中学生 月12回/どちらも通い放題コースあり
- 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
- 公的な一覧:北海道教育委員会の民間施設一覧(令和8年9月11日現在)に掲載
- 問い合わせ:050-8888-0293
出典:ココスタ・ラボ(クラス・料金)/ココスタ・ラボ(教室紹介・代表挨拶)/ココスタ・ラボ(よくある質問)/北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」(2026年9月12日確認)
2. リスタート学習塾 昼の部(苫小牧市日吉町・出席扱いを公式に明記)
運営:代表 田中正志
夜は学習塾、昼は不登校の子の受け入れという二部構成の教室です。出席扱いについて、今回調べた苫小牧市内の施設のなかでもっともはっきり書いています。
公式サイトの原文は「苫小牧市教育委員会から認可を受け、不登校児童生徒の皆さんが本塾昼の部(不登校対応校)へ通うと学校と同じく出席扱いになります」です。⚠️ 出席扱いを最終的に判断するのは在籍校の校長なので、在籍校にも並行して相談してください。
講師は「小中高元教員10名が教える」と書かれています。対象は小学6年生と中学1〜3年生で、小学5年生以下の受け入れについては記載がありません。
⚠️ 昼の部の開いている時間と料金は、公式サイトに記載がありませんでした。夜の学習塾は小学6年生が18時から、中学生が19時からです。
- 所在地:苫小牧市日吉町3-16-27
- 時間:昼の部=不登校対応(時間の記載なし・要確認)/夜の学習塾は小6が18時〜、中学生が19時〜
- 費用:公式サイトに金額の記載なし(要確認)
- 対象:小学6年生、中学1・2・3年生
- 講師:小中高の元教員10名
- 出席扱い:「本塾昼の部(不登校対応校)へ通うと学校と同じく出席扱いになります」と記載
- 公的な一覧:北海道教育委員会の一覧には掲載なし
- 問い合わせ:080-4128-8193
出典:リスタート学習塾(公式サイト)(2026年9月12日確認)
3. ガクノバスクール(苫小牧市柳町・道の一覧に掲載)
運営:公表資料に記載なし
北海道教育委員会の民間施設一覧に、苫小牧市の住所で載っているもう1つの施設です。
⚠️ 今回調べた範囲では、公式サイトを開くことができませんでした。そのため、対象学年・開所している曜日と時間・料金・出席扱いの扱いは、いずれも確認できていません。はっきりしているのは、道の一覧に載っている名称・所在地・電話番号だけです。
一覧に載っているという事実は、道が把握している施設だという意味であって、日中に通えることや料金が分かることを意味しません。問い合わせのときは、この記事の「見学のときに聞くこと」の6項目をそのまま使ってください。
- 所在地:苫小牧市柳町4丁目6-6
- 時間:記載なし(要確認)
- 費用:記載なし(要確認)
- 対象:記載なし(要確認)
- 出席扱い:記載なし(要確認)
- 公的な一覧:北海道教育委員会の民間施設一覧(令和8年9月11日現在)に掲載
- 今回確認できたこと:名称・所在地・電話番号のみ
- 問い合わせ:090-6214-0137
出典:北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」(2026年9月12日確認)
4. フリースクールBeAT(千歳市北斗・平日の日中に開いている)
運営:代表 加藤真章(公式サイトに運営法人の記載なし)
苫小牧市の外になりますが、日中の開所時間をはっきり公表している点で、比較の軸になる施設です。
開いているのは月曜日から木曜日で、8:30〜15:00と16:00〜19:00の2部制。金曜日は事務処理日と明記されています。学校のある時間帯にまるごと開いていることを公表しているのは、今回並べたなかではここだけでした。
対象は小学4年生〜中学3年生と高校1年生〜3年生。学習塾BeAT、BeAT高等学院などが併設されています。
⚠️ 料金は、公式サイトの費用のページが現在開けず、確認できませんでした。出席扱いについても記載が見つかりませんでした。苫小牧市からは距離があるので、通うとなれば送迎の負担も含めて考える必要があります。
- 所在地:千歳市北斗3丁目13-2
- 時間:月曜日〜木曜日 8:30〜15:00/16:00〜19:00(金曜日は事務処理日)
- 費用:記載なし(要確認)
- 対象:小学4年生〜中学3年生、高校1年生〜3年生
- 併設:学習塾BeAT/BeAT高等学院
- 出席扱い:記載なし(要確認)
- 公的な一覧:北海道教育委員会の民間施設一覧に千歳市の施設として掲載
- 問い合わせ:080-5714-1478
出典:フリースクールBeAT(公式サイト)/北海道教育委員会「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」(2026年9月12日確認)
5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)
家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。
ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、苫小牧市のどこに住んでいても条件は変わりません。
メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。
費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。
- 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
- 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
- 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
- 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
- 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
- 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
- サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
- 体験:オンラインの無料体験会あり
出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)
その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください
苫小牧市の適応指導教室は3か所あります。あおば学級・トピリカ学級・山なみ学級。どれも月曜日から金曜日の午前10時から午後2時までが活動時間です。山なみ学級は令和5年4月に開いた新しい教室です。
トピリカ学級(苫小牧市北栄町3丁目3番3号/080-8807-4765)の案内には、条件がはっきり書かれています。対象は「小学校1年生から通うことが可能です。※自学自習できることが前提となります。」。午前は自学自習を退職した先生などがサポートし、午後はグループ活動・体験的活動や体育的活動を行います。
⚠️ 給食はありません。「お弁当をもたせてください。」と明記されています。交通費については「交通費は、保護者の負担となります。ただし、一定の条件があれば交通費の補助を受けることができます。」とあります。条件までは書かれていないので、ここは聞く価値があります。
通いはじめるまでの流れは4段階です。通っている学校の先生に相談する → 見学する → 通級するかどうか学校と話し合う → 通級を開始する。相談だけなら、教育委員会教育部指導室の教育相談(0144-32-6111 内線3890/月〜金 8時45分〜17時15分・無料)と、子ども支援室「あかり」の就学相談(0144-32-6745・無料)があります。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。
そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。苫小牧市の民間施設は、道の一覧に載っているのが2か所という規模です。隣の白老町や登別市には道の一覧に載っている施設がなく、市外に出るなら千歳市まで足をのばすことになります。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。
そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。
オンラインが向いているのは、こういうときです
- 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
- 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
- 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
- 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
- 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい
とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。
オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと
ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。
- ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
- ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
- ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
- ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します
③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。
⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。苫小牧市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。
見学で聞いておきたいこと
見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。苫小牧では特に、料金と開所時間が公式サイトに書かれていない施設が多いので、そこを埋めることが目的になります。
- 学校のある時間帯(午前中)に通えますか。何時から何時までですか
- 入会金と月額はいくらですか。休んだ月の扱いはどうなりますか
- これまで何人が在籍校で出席扱いになりましたか
- 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
- うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
- 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか
よくある質問
まとめ
苫小牧市は、出席扱いの要件を満たす民間施設を市が名指しで配っているという点で、探しやすい自治体です。まず「学びの居場所さがし」を手に入れてください。
ただし、施設の側の情報公開はそろっていません。今回並べた4か所のうち、日中の開所時間をはっきり公表していたのは千歳市のBeATだけ、料金を公表していたところはひとつもありませんでした。書かれていないことは、この記事でも「記載なし」のままにしています。
そして、市内3か所・市外1か所を見て、どれも合いそうにないと感じたとしても、それは選び方の問題ではありません。次の章では、家から通う以外の3つ目の選択肢について書いています。


