帯広市から通えるフリースクール5選|十勝で道の一覧に載るのは帯広の7か所だけ【2026年版】

北海道教育委員会が公表している「フリースクールなど民間の相談・指導施設一覧」(令和8年9月11日現在・66施設)で、十勝管内から載っているのは帯広市の7か所だけです。音更町・芽室町・幕別町など近隣の町村の掲載はありません。いっぽうで、月額いくらかを公式サイトに書いている施設はほとんどありません。帯広でのスクール探しは「比べてから行く」ではなく「行って聞く」から始まります。
この記事でわかること
  • 道の一覧に十勝管内で掲載されているのは帯広市の7施設だけ、という現実と、その読み方
  • ⚠️ 費用を金額で公表している民間施設がほとんどない。見学と電話が事実上の必須ステップになる理由
  • 市の「ひろびろ」と「ひろびろチョイス」は、出席扱いの書き方が違う
  • 近くに合いそうな場所がないときの3つ目の選択肢と、オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
この記事について

NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。5つ目に自社の事業を挙げているので、その前提でお読みください。比較のための観点は、どのサービスにも当てはまる形で書いています。

目次

帯広は「施設が少ない市」ではなく「費用が表に出ていない市」です

まず、数の話から整理します。

北海道教育委員会の一覧は、掲載されている市町村が17しかありません。十勝管内ではその1つが帯広市で、帯広市だけで7施設が載っています。音更町・芽室町・幕別町・士幌町・鹿追町といった近隣の町村からの掲載はゼロです。人口16万人ほどの市に、十勝の民間の受け皿が集まっている形になります。

ただし、この一覧は北海道教育委員会が「報告のあった施設を掲載しています。フリースクールの活動は任意で行われているものであり、これらはすべての施設を把握しているものではありません」と明記しています。載っていない=存在しない、ではありません。逆に、載っているからといって内容が保証されているわけでもありません。名称・所在地・電話の3項目だけの一覧です。

そのうえで、帯広の難しさは数ではなく費用の不透明さにあります。今回7施設すべての公式サイトを開いて確認しましたが、月額の金額を数字で公開している施設は見つかりませんでした。費用表を画像で載せている施設、親サービスの料金ページが開けない施設、そもそも料金の記載がない施設に分かれます。だから帯広では「サイトで比較してから1か所に絞る」という進め方が成立しません。最初から見学と電話を前提に、2〜3か所を回る計画にしておくほうが早いです。

帯広市から通えるフリースクール5選(比較一覧)

費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。

スクール名 エリア 対象 形態 費用の目安
星槎適応指導教室 えみな 帯広市西5条南10丁目37番地 小学4年生〜中学3年生 毎日通えるようになりました、午前・午後のみも可と明記 公式サイトの費用表が画像のため金額を確認できず(要問い合わせ)
十勝eスポーツ教育センターフリースクール チルノ 帯広市西3条南6丁目20-1(道の一覧の表記) 公式サイトに学年の記載なし 毎日10時〜20時まで開校 十勝eスポーツ教育センターのスターコースに含まれる。金額のページは現在開けず(要問い合わせ)
みんなの居場所ひので(NPO法人 地域子育てネットすくさぽ) 帯広市東11条南9丁目1番地 市民活動プラザ六中3F 小学4年生〜中学3年生(一部の時間帯限定で小1〜3年生も受け入れる場合あり) 火〜土。午前10:15〜12:15/午後14:30〜17:30(学校のない日は時間が変わります) 受給者証にもとづく自己負担。非課税世帯0円/一般世帯 月額上限4,600円または37,200円。冷暖房費200円/1回、年会費3,000円
フリースクール・フリースペース くるみの森(WEWとかち) 帯広市西2条南8丁目20 帯広まちなか「商」学校内(道の一覧の表記) 公式サイトに記載なし(要確認) 帯広市のNPO紹介ページに「当面の間は毎週木曜日」と記載 「それぞれの活動により違います。お問い合わせください」と記載(金額なし)
NIJINアカデミー メタバース校舎 オンライン(全国どこからでも) 小学1年生〜中学3年生 平日毎日 月25,443円(税込)/初月のみ入学金33,000円

5校を1校ずつ紹介します

1. 星槎適応指導教室 えみな(帯広市西5条南10丁目・小4〜中3)

運営:学校法人 国際学園(星槎グループ)

道の一覧では「星槎フリースクール えみな」、公式サイトでは「星槎適応指導教室 えみな」と表記されています。同じ施設ですが、名前が2通りあるので検索のときに戸惑わないでください。

対象は小学4年生から中学3年生。時間割は「毎日通えるようになりました、午前・午後のみもOK」と書かれていて、通う量を選べる形です。基礎学習だけでなく体育・英会話・パソコン・芸術・科学・SST(ソーシャルスキルトレーニング)まで並んでいます。

出席扱いについては「在籍校の学校長の判断により、フリースクールに登校した日数を、正式な登校日数に振り替えることもできます」という書き方です。「できます」ではなく「学校長の判断により」「こともできます」なので、在籍校との相談が前提になります。

⚠️ 費用は「諸費用(対象:小4〜中3)」という見出しと表があるものの、表が画像で入っているため金額を読み取れませんでした。支払い方法だけが本文にあり、月々の振込か3か月ごとの振込を選べると書かれています。金額は電話で確認してください。

  • 所在地:〒080-0015 帯広市西5条南10丁目37番地
  • 対象学年:小学4年生〜中学3年生
  • 開所:時間割に「毎日通えるようになりました(午前・午後のみもOK)」と記載。曜日・時間の明記はなし(要確認)
  • 費用:公式サイトの費用表が画像のため金額を確認できず(要問い合わせ)
  • 定員:記載なし(要確認)
  • 出席扱い:「在籍校の学校長の判断により、フリースクールに登校した日数を、正式な登校日数に振り替えることもできます」と記載
  • 問い合わせ:0155-22-3830

出典:星槎国際高等学校帯広 フリースクール/北海道教育委員会 民間の相談・指導施設一覧(2026年9月12日確認)

2. 十勝eスポーツ教育センターフリースクール チルノ(帯広市西3条南6丁目・毎日10時〜20時)

運営:十勝eスポーツ教育センター

帯広で唯一、開いている時間をはっきり公表している施設です。毎日10時から20時まで開校で、「朝の調子が良くないときは昼から」「早く家に帰っても誰もいない場合は最大20時まで滞在できる」と書かれています。

この時間設計は、朝が動かない子と、放課後の時間が長すぎてつらい子の両方を想定したものです。1日最長10時間まで預けられるとも書かれていて、保護者の時間を確保する狙いも明示されています。

⚠️ 費用は「十勝eスポーツ教育センターのスターコースに含まれています。追加料金不要」という説明で、スターコースそのものの金額を載せたページは今回開くことができませんでした。支払いはクレジットまたは銀行振込と書かれています。金額は電話かLINEで聞くことになります。

🌟 見落とされやすいのが、1つ目に挙げた星槎適応指導教室えみなと連携しているという記載です。「追加料金無しで、えみなの教室を利用できます」と書かれていて、出席扱いの説明もえみなと同じ文言が載っています。2か所を別々に検討するのではなく、セットで聞いてみる価値があります。

  • 所在地:道の一覧の表記は「帯広市西3条南6丁目20-1」。公式サイトの本文には住所の記載がないため、番地は要確認
  • 対象学年:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 開所:毎日10:00〜20:00と明記
  • 費用:十勝eスポーツ教育センターのスターコースに含まれる。金額のページは取得できず(要問い合わせ)。支払いはクレジットまたは銀行振込
  • 連携:星槎適応指導教室えみなと連携し、追加料金なしでえみなの教室を利用できると記載
  • 見学:「いつでも可能」と記載
  • 問い合わせ:0155-65-0693(代表携帯 080-6019-1926)

出典:十勝eスポーツ教育センターフリースクール チルノ/北海道教育委員会 民間の相談・指導施設一覧(2026年9月12日確認)

3. みんなの居場所ひので(NPO法人 地域子育てネットすくさぽ)(帯広市東11条南9丁目・火〜土)

運営:特定非営利活動法人 地域子育てネットすくさぽ

7施設のなかで、費用の仕組みを最後まで公開している唯一の場所です。ただし仕組みそのものが、ほかのフリースクールとは違います。

公式サイトには「当施設のご利用料金は、市区町村発行の受給者証に基づき算定されます」と書かれています。原則としてサービス提供費用の1割負担で、生活保護・市民税非課税世帯は0円、一般世帯は月額上限4,600円(年収約890万円まで)または37,200円。冷暖房費が1回200円、NPOの年会費が3,000円です。月に7回利用した場合の合計6,000円という計算例まで載っています。

⚠️ つまり受給者証があることが前提の料金表で、いわゆる月謝制のフリースクールとは入口が違います。受給者証を持っていない場合にどうなるかは公式サイトに書かれていないので、問い合わせが必要です。

時間は火曜から土曜。午前10:15〜12:15(学校のない日は10:00〜13:00)が不登校生対応枠、午後14:30〜17:30(学校のない日は14:00〜17:00)です。送迎範囲も公表されていて、北は十勝大橋の手前まで、西は西17条まで、東は幕別本町まで、南はフレスポ近辺まで。ここまで具体的に書いている施設は多くありません。

  • 所在地:〒080-0811 帯広市東11条南9丁目1番地 市民活動プラザ六中3F
  • 対象学年:小学4年生〜中学3年生(一部の時間帯限定で小1〜3年生も受け入れる場合あり)
  • 開所:火〜土。午前10:15〜12:15/午後14:30〜17:30(学校のない日は午前10:00〜13:00/午後14:00〜17:00)
  • 費用:受給者証にもとづき算定。原則1割負担(非課税世帯0円/一般世帯 月額上限4,600円または37,200円)+冷暖房費200円/1回+年会費3,000円
  • 送迎:北は十勝大橋の手前、西は西17条、東は幕別本町、南はフレスポ近辺まで
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:050-8884-1098(道の一覧の掲載。公式サイトは問い合わせフォーム)

出典:NPO法人 地域子育てネットすくさぽ ひのでのご利用・見学/北海道教育委員会 民間の相談・指導施設一覧(2026年9月12日確認)

4. フリースクール・フリースペース くるみの森(WEWとかち)(帯広市西2条南8丁目・当面の間は毎週木曜日)

運営:WEWとかち(代表 若菜順)

2008年から若者の相談支援、その後に不登校の保護者支援や子どもの学習支援を続けてきた市民団体の活動のひとつです。週1日から始められる場所として見ると位置づけがはっきりします。

帯広市のNPO紹介ページには、活動内容として「不登校を語る親の会 時熟(市教育委員会の後援)1〜2か月に1回」「学習支援の居場所 歩歩(ぽぽ)毎週水曜日」「フリースクール・フリースペース くるみの森 当面の間は毎週木曜日」「若者の居場所支援 群々かふぇ 月に1回」と並んでいます。子ども本人の居場所と、保護者が話せる場が同じ団体のなかにあるのが特徴です。

⚠️ 会費は「それぞれの活動により違います。お問い合わせください」と書かれていて、金額の記載はありません。対象学年・時間も公表されていません。

⚠️ 帯広市のページに載っている団体のホームページのURLは、現在アクセスすると教育とは関係のない内容が表示されます。ドメインが手放されたあとに別の用途で使われている可能性が高いので、この記事では団体のサイトへのリンクは載せていません。連絡は電話でしてください。また市のページの更新日は2020年12月17日です。道の一覧(令和8年9月11日現在)には掲載が続いていますが、活動曜日は変わっている可能性があります。

  • 所在地:道の一覧の表記は「帯広市西2条南8丁目20 帯広まちなか「商」学校内」
  • 対象学年:記載なし(要確認)
  • 開所:帯広市のNPO紹介ページに「当面の間は毎週木曜日」と記載(同ページの更新日は2020年12月17日)
  • 費用:「それぞれの活動により違います。お問い合わせください」と記載(金額なし)
  • あわせて:不登校を語る親の会「時熟」(市教育委員会の後援)を1〜2か月に1回開催
  • 出席扱い:記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:090-6993-3449(道の一覧の掲載)

出典:帯広市 NPO・ボランティア団体の紹介 WEWとかち/北海道教育委員会 民間の相談・指導施設一覧(2026年9月12日確認)

5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)

家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。

ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、帯広市のどこに住んでいても条件は変わりません。

メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。

費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。

  • 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
  • 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
  • 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
  • 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
  • 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
  • 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
  • サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
  • 体験:オンラインの無料体験会あり

出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)

その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください

帯広市には、対面の「帯広市教育支援センター ひろびろ」と、オンラインの「ひろびろチョイス」の2つがあります。どちらも対象は「帯広市内の小・中学校及び義務教育学校に在籍し、主に心理的要因や集団不適応等によって、不登校の状態にある児童生徒」です。市のページからパンフレットが公開されています。

🌟 この2つは出席扱いの書き方が違います。対面の「ひろびろ」のパンフレットは「『教育支援センターひろびろ』を利用した日は、学校での『出席扱い』となります」と言い切っています。いっぽうオンラインの「ひろびろチョイス」は「『出席扱い』の要件を満たせば、出席となります」という条件つきの書き方で、さらに「学校へ通学できない状態が継続的・断続的に30日以上の児童生徒」という利用の要件があります。同じブランド名なので混同しやすいところです。

「ひろびろ」の申込は、保護者が学校へ相談・申込み、学校から教育支援センターへ申込み、教育相談を実施、そのうえで保護者が利用開始を判断、という順に進みます。入口が学校経由である点は先に知っておいてください。「ひろびろチョイス」は保護者が説明動画を見たうえで申込フォームを送信し、2日程度で学校から連絡が来る形です。

相談の入口は帯広市教育相談センター(市庁舎8階)0155-25-2595、月〜金の9時〜17時(祝日、年末年始を除く)。いじめ、不登校、非行、友人関係、進学の相談を受け付けています。⚠️ なお「ひろびろ」の電話番号は、市のパンフレットと北海道教育委員会の資料で異なる番号が載っています。迷ったら上の教育相談センターか、在籍校に聞くのが確実です。市は令和6年度の不登校を小学校134人・中学校279人と公表しています。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。

そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。帯広市は面積619.34平方キロメートルで、市の説明によれば東京23区とほぼ同じ広さがあります。市街地に施設が集まっているぶん、郊外から毎日通うと移動だけで負担になります。さらに冬は、市が「10〜15センチメートルの降雪を目安に出動します」としている除雪が夜間から早朝に行われ、朝の通所時間帯は道路の状況が読みにくくなります。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。

そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。

オンラインが向いているのは、こういうときです

オンラインを検討したほうがいいサイン
  • 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
  • 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
  • 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
  • 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
  • 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい

とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。

  • ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
  • ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
  • ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
  • ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します

③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。

⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。帯広市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。帯広では特に、公式サイトに出ていない「お金」の話を最初に聞いてください。

見学のときに聞く6つ
  • 月にいくらかかりますか。入会金、月額、教材費、冷暖房費、行事費を分けて聞く(帯広はここが公表されていません)
  • 受給者証は必要ですか。必要な場合、取得からどれくらいで通い始められますか
  • 在籍校への報告は、どなたが、どのくらいの頻度で出してくれますか
  • 出席扱いになった実績は、この1年で何人くらいありますか
  • 冬の悪天候の日は開いていますか。送迎の範囲はどこまでですか
  • 週1日だけ、午前だけ、といった通い方はできますか

よくある質問

帯広市にフリースクールの利用料を補助する制度はありますか。
2026年9月時点で、帯広市・北海道とも保護者向けの利用料補助は確認できませんでした。北海道内で見つかるのは札幌市の制度ですが、これは補助を受けるのが施設の設置者で、対象も札幌市内の施設に限られます。帯広市の保護者が受け取れるものではありません。「北海道は補助あり」と書いているまとめ記事がありますが、その多くはこの制度のことです。制度の新設は変わり得るので、帯広市教育委員会 学校教育指導課(0155-65-4205)に確認してください。
十勝の町に住んでいますが、帯広の施設に通えますか。
民間のフリースクールに住所の制限は基本的にありません。実際、道の一覧で十勝管内に掲載があるのは帯広市の7施設だけなので、近隣の町から帯広に通う前提になります。ただし市町村がやっている教育支援センターは、その市町村に在籍する児童生徒が対象です。音更町「ふれあい教室」、芽室町「ゆうゆう」などは各町の子どもが対象で、帯広市民は使えません。逆も同じです。
料金が公表されていない施設は、避けたほうがいいですか。
そうとは限りません。帯広では公表していないほうが多数派です。理由もさまざまで、利用の形が人によって違う、親サービスの料金体系に含まれている、受給者証にもとづく計算になる、などです。避ける理由にはなりませんが、聞かずに通い始める理由にもなりません。見学の最初に金額を聞き、口頭の説明を必ずメモに残してください。
「ひろびろ」と「ひろびろチョイス」は、どちらから相談すればいいですか。
どちらも入口は学校です。対面が難しい段階ならオンラインの「ひろびろチョイス」から、外に出られる段階なら対面の「ひろびろ」から、という考え方になります。ただしチョイスには30日以上という利用の要件があり、出席扱いも条件つきです。まず在籍校か教育相談センター(0155-25-2595)に、いまの状態で使えるのはどちらかを聞くところから始めてください。
帯広市に学びの多様化学校(不登校特例校)はありますか。
ありません。文部科学省の設置者一覧に載っている北海道内の学校は、星槎もみじ中学校と星槎国際高等学校 通信制課程リベラルアーツコース(いずれも札幌市)、釧路市立くしろ創明学園です。十勝管内にはありません。釧路市立の学校は市立なので、帯広市から通えるかどうかは釧路市教育委員会への確認が必要です。

まとめ

帯広でスクールを探すとき、最初につまずくのは「比較表が作れない」ことです。費用が公表されていないので、机の上では比べようがありません。これは探し方が悪いのではなく、この地域の情報の出方がそうなっているだけです。

だから順番を変えてください。まず無料で使える市の窓口(ひろびろ/ひろびろチョイス/教育相談センター)に相談して、いまの状態で何が使えるかを整理する。そのうえで民間を2〜3か所、見学と電話で回る。費用はその場で聞く。この順番なら、情報が出ていないことは障害になりません。

そして、4か所を回っても「どれも今は難しい」となることもあります。とくに家から出ることそのものが負担になっている段階では、施設を増やしても答えは出ません。そのときのための3つ目の選択肢として、オンラインを同じ土俵で比べてください。大事なのはどれを選ぶかではなく、子どもが1日のどこかで安心して過ごせる時間を取り戻すことです。

内容を確かめるための一次資料

NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

帯広市で「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、メタバース校舎に平日毎日通えるオルタナティブスクールです。全国どこからでも同じ条件で参加でき、出席扱いの申請も担当がサポートします。まずはオンラインの無料体験会から、様子だけ見てみてください。

文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月12日 / 最終更新:2026年9月12日
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