【2026年版】姫路市から通えるフリースクール5選|補助金・費用・出席扱いで比べる

姫路市には、保護者が直接申請できるフリースクール利用料の補助金があります。補助額は利用料の2分の1、1人あたり月10,000円まで。まずこの制度を前提に、姫路市とその周辺で実際に通える4校と、通所が難しい時期の第三の選択肢を1つ、公式サイトで確認できた情報だけでまとめました。
この記事でわかること
  • 姫路市から通える民間フリースクール4校の対象学年・費用・出席扱いの実際
  • 姫路市フリースクール等利用支援補助金の対象・上限・申請先(月10,000円まで)
  • 神戸市の助成は姫路市民には使えない理由と、加古川市・明石市との違い
  • 通所がまだ難しい時期に、オンラインという第三の選択肢をどう見極めるか
編集部より

この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。5校目に自社のスクールを紹介していますので、その前提でお読みください。掲載している他校の情報は各施設の公式サイトと姫路市・兵庫県の公式ページから引用し、編集部で確認したものです。

目次

姫路市には、保護者が直接使える補助金があります

フリースクールを探し始めると、費用の壁にぶつかります。姫路市にお住まいなら、まずここを知っておいてください。

姫路市フリースクール等利用支援補助金は、フリースクール等の利用料を支払っている不登校の小中学生の保護者が申請する制度です。補助額は対象経費の2分の1(1,000円未満切り捨て)で、児童生徒1人につき1か月10,000円が上限。申請先は姫路市立総合教育センター 育成支援課で、メール・郵送・持参のいずれでも受け付けています。

対象になるのは、姫路市教育委員会のガイドラインに基づく施設、または校長が指導要録上の出席扱いを認めた施設です。ここで実務上とても大事な一点があります。姫路市のガイドラインには、出席扱いは「保護者からの申請日以降」認められると明記されています。さかのぼっては認められません。通い始めたら、できるだけ早く在籍校へ申し出てください。

⚠️ 補助金の対象施設一覧は公表されていません。「この施設は対象ですか」は、施設と姫路市立総合教育センターの両方に確認するのが確実です。

姫路市から通えるフリースクール5選(比較一覧)

公式サイトで確認できた情報だけを載せています。「記載なし」は、編集部が公式サイトで確認できなかったという意味です。推測では埋めていません。

スクール名 エリア 対象 形態 費用の目安
学び舎とまり木 姫路市内4教室(手柄・西飾磨・花北・飾西) 小学生(中学生は要相談) 少人数の学習支援+オンライン 記載なし(要問い合わせ/教材費は月額に込み)
播磨西小中等部 姫路市本町・姫路駅 徒歩10分/加古川校あり 小学生・中学生 学習型・登校回数を選ぶ 入学金20,000円+2,000円×登校回数
SQHOOFree 姫路市北今宿/高砂・高岡にも教室 中学1〜3年生 通学型と在宅型を選ぶ 通学27,500円/在宅11,000円(月・税込)
フリースクールひまわり 加古川市・JR東加古川駅前 小学生・中学生 個別指導型・定員制 記載なし(要問い合わせ)
NIJINアカデミー メタバース校舎 オンライン・全国どこからでも 小学生・中学生 オンライン・少人数の学級制 公式サイトに掲載

5校を1校ずつ紹介します

1. 学び舎とまり木(姫路市内4教室)

運営:学び舎とまり木

出席扱いについて、この記事のなかで最もはっきりと書いている施設です。

公式サイトには「姫路市の学校では、とまり木・学校・保護者様との連携により、とまり木での学びが指導要録上の『出席扱い』となっております」と書かれています。「なる場合があります」ではなく断定している点は、姫路市で探すうえで大きな材料になります。

学び方は無学年方式のさかのぼり学習。分からなくなった地点まで戻ってやり直す形なので、学校を離れていた期間が長い子でも入りやすい設計です。メンタルケアとカウンセリングを併設し、感覚過敏や繊細さのある子への配慮も明示しています。

実務面で効くのが市内4教室という体制です。手柄・西飾磨・花北・飾西にあり、最寄りは手柄駅・西飾磨駅・野里駅・余部駅。自宅から一番近い教室を選べるので、送り迎えの負担が読みやすくなります。オンライン授業にも対応しています。

⚠️ 月額は公式サイトの記載が途中で切れており、確定できませんでした。教材費が月額に含まれることは明記されています。初回面談料は3,000円(1時間程度)、マンツーマンコースは+5,000円(2時間)。金額は必ず面談で確認してください。

  • 所在地:姫路市内4教室(手柄・西飾磨・花北・飾西)
  • 対象:小学生(中学生は要相談)
  • 費用:記載なし(要問い合わせ)/初回面談料3,000円・教材費は月額に込み
  • 開所:週5日運営。13時半までの預かりの記載あり。面談は月〜土 9:30〜
  • 出席扱い:姫路市の学校で出席扱いとなっていると明記

2. 播磨西小中等部(姫路市本町・姫路駅 徒歩10分)

運営:F.S.播磨西高等学院

料金がこの記事でいちばん明朗です。回数で決まるので、総額が事前に計算できます。

費用は入学金20,000円と、授業料2,000円×登校回数。月4回なら8,000円、月8回でも16,000円です。多くのフリースクールは「通えても通えなくても月額」ですが、ここは回数で決まるので、体調に波がある時期でも家計の見通しが立ちます。

開所は木曜と金曜の9:30〜16:00で、この2日のなかから登校日を選ぶ形。昼からの登校も認められています。週5日の通所がまだ重い段階で、「まず週1日から」を試しやすい設計です。

少人数授業で、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)やパソコンを使った学習を取り入れています。基礎の学び直しと高校受験対策の両方をカバーし、「無理せず、楽しく」を原則に掲げています。姫路駅から徒歩10分、加古川校は加古川駅から徒歩5分と、どちらも駅近です。

⚠️ 「出席扱いになる」という明示はありません。公式サイトにあるのは「在籍小中学校に毎月報告し、学校の先生と連携する」という記載までです。出席扱いを希望するなら、在籍校の校長判断になる点を前提に、早い段階で学校と施設の両方に相談してください。

  • 所在地:姫路市本町68-170 大手前第1ビル2階(姫路駅 徒歩10分)/加古川校=加古川市加古川町寺家町656(加古川駅 徒歩5分)
  • 対象:小学生・中学生
  • 費用:入学金20,000円+授業料2,000円×登校回数(教材費等の記載なし)
  • 開所:木曜・金曜 9:30〜16:00
  • 出席扱い:在籍校へ毎月報告との記載。出席扱いの明示はなし

3. SQHOOFree(姫路市北今宿・中学生専門)

運営:SQHOOFree(姫路高等学院に併設)

中学生に的を絞り、通学と在宅を選べます。中学卒業後の進路が地続きなのが特徴です。

対象は中学1〜3年生。小学生は対象外なので、そこだけ先に確認してください。費用は通学型27,500円、在宅型11,000円(いずれも月・税込)と明示されています。在宅型が用意されているので、家から出るのがまだ難しい時期でも籍を持って始められます。

通学は平日10:00〜15:30の自由登校で、週5日でも、週1回の午前だけでも構いません。AI教材を使い、24時間タブレットで学習できる仕組みを持っています。運営しているのは元公立学校教員で、発達障害やHSPへの対応をうたっています。

中学卒業後を見据えると、通信制高校サポート校「姫路高等学院」に併設されている点が実務的です。中学期に慣れた場所と人のまま高校期へ移れる選択肢を持てます。補助金についても「フリースクール等利用支援補助金にも対応しています」と記載があります。

⚠️ 入会金と教材費は公式サイトに記載がありません。「入会金なし」ではなく「記載なし」です。出席扱いも「在籍校との連携により、出席扱いになるケースがあります」という書き方で、断定ではありません。2026年4月開校の新しい施設なので、運用の実績についても直接聞いてみてください。

  • 所在地:姫路市北今宿2-4-52 北今宿ビル3F/高砂キャンパス・高岡教室あり
  • 対象:中学1〜3年生
  • 費用:通学型27,500円/在宅型11,000円(月・税込)。入会金・教材費は記載なし
  • 開所:平日10:00〜15:30
  • 出席扱い:連携により出席扱いになるケースがある、との記載

4. フリースクールひまわり(加古川市・JR東加古川駅前)

運営:個別指導塾 冠成館

個別指導塾が母体。定員制で、勉強の遅れを一人ずつ埋めたい家庭向けです。

姫路市外になりますが、JR東加古川駅前で、姫路からJRで通える範囲です。個別指導塾が運営しているため、定期テストや高校入試の対策に強いのが持ち味。定員制で「徹底した個別サポート」をうたっており、静かな環境で一人ずつ進めたい子に向きます。

出席扱いについては「小学校・中学校の出席と認定してもらうことが可能」と記載があり、学校と密に連携する体制を明示しています。「兵庫県初」とうたう脳トレ講座など、独自のプログラムも用意されています。

⚠️ 費用・開所日時・番地は公式サイトに記載がありません。問い合わせが前提になります。また、加古川市の補助制度は加古川市内在住の保護者が対象です。姫路市にお住まいなら、使えるのは姫路市の補助金のほうなので、そこを取り違えないでください。

  • 所在地:加古川市・JR東加古川駅前(番地の記載なし)
  • 対象:小学生・中学生
  • 費用:記載なし(要問い合わせ)
  • 開所:記載なし
  • 出席扱い:出席と認定してもらうことが可能との記載

5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)

家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。

ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、姫路市のどこに住んでいても条件は変わりません。

メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。

費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。

  • 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
  • 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
  • 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
  • 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
  • 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
  • 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
  • サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
  • 体験:オンラインの無料体験会あり

出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)

姫路市のフリースクール費用相場と、使える補助制度

費用は施設によって幅が大きく、上の比較表のとおりです。公式サイトで月額を公開している施設で見ると、月8,000円〜27,500円。ただし4校のうち2校は月額を公開していませんので、「相場はこのくらい」と決めつけず、候補ごとに問い合わせるのが前提になります。

参考になる公的な数字があります。兵庫県議会が国に提出した意見書(意見書第48号)は文部科学省の調査を引いて、入会金は約53,000円、利用料は月33,000円程度としています。これと比べると、姫路エリアの施設はむしろ抑えめだと言えます。

見落としやすいのが月謝以外の費用です。公式に確認できた範囲では、入学金(播磨西小中等部20,000円)、初回面談料(学び舎とまり木3,000円)、個別対応のオプション(SQHOOFree 3,300円/30分、とまり木のマンツーマン+5,000円/2時間)があります。教材費を月額に含むと明記しているのは学び舎とまり木だけで、他の3校は教材費・運営費・保険料についての記載がありません。見学のときは月謝ではなく「1年間の総額でいくらか」を聞いてください。

補助制度は、住んでいる自治体の制度しか使えません。ここを取り違える方が多いので、近隣4市を並べておきます。

自治体 制度 だれが対象か 上限
姫路市 フリースクール等利用支援補助金 保護者(姫路市の不登校の小中学生) 経費の2分の1・月10,000円
加古川市 フリースクール等利用支援補助制度 保護者。児童生徒と保護者の双方が加古川市内在住であること 経費の2分の1または10,000円の低い額
明石市 明石市フリースクール等利用助成金 保護者。明石市内に住所がある、または明石市立学校に学籍があること 支払額の2分の1・月10,000円
神戸市 フリースクール等利用料助成制度 保護者。神戸市立の学校に在籍していること 通所型 月20,000円/オンライン型 月15,000円

⚠️ 神戸市の助成額は大きいのですが、条件は「神戸市立の学校に在籍していること」です。神戸市の認定施設に姫路市から通っても、姫路市立の学校に通っている限り神戸市の助成は受けられません。まとめサイトに「神戸市認定施設一覧」として載っている表を見て期待してしまうケースがありますが、神戸市の認定施設一覧は公式には公開されていません(募集中との記載)。姫路市にお住まいなら、使えるのは姫路市の補助金です。

なお兵庫県には、保護者向けの利用料補助は見当たりませんでした。兵庫県教育委員会の不登校対応ページにも、県独自の利用料補助の記載はありません。支援は市町単位で行われている、というのが2026年9月時点の姿です。

その前に。無料かもしれない公的な窓口も確認してください

民間のフリースクールを検討する前に、姫路市が設けている公的な窓口も見ておいてください。併用している家庭もあります。

姫路市の教育支援教室は、学校に行きにくい小中学生のための市の施設です。姫路市立総合教育センター(姫路市北条口三丁目29番地)を主施設として、4つの形があります。

  • 個別相談:日時は担当者と相談して決めます
  • きらぼし(小集団活動):月3回、水曜13:00〜14:30
  • ふれあい(集団活動):月・火・木・金 10:00〜14:20
  • すまいる(出張型):市内4か所(広畑・安富・大塩・香寺)10:00〜12:00

申し込みは総合教育センターへの電話相談(保護者のみ・約2時間)から始まります。電話は079-224-5843(育成支援課)。すまいるはオンラインフォームからも申し込めます。

⚠️ 費用について、姫路市の公式ページには記載がありません。教育支援センターは一般には無料の自治体が多いのですが、姫路市については確認が取れなかったため、電話のときに一緒に聞いてください。

学校とのやりとりで迷ったときの窓口は姫路市教育委員会 学校指導課 生徒指導係(079-221-2771)です。県の窓口としては、24時間つながるひょうごっ子相談ホットライン 0120-0-78310(通話料無料)、平日用のひょうごっ子悩み相談 0120-783-111(9:00〜17:00)があります。

学びの多様化学校(不登校特例校)を探している場合、兵庫県内は4校ですが、姫路市とその周辺にはありません。朝来市の生野学園、尼崎市立尼崎琴葉中学校、神戸市立湊翔楠中学校の分校みらいポートという内訳です(文部科学省の設置者一覧より)。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。

そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。姫路市独自の補助は確認できず、隣の宇部市の補助も市内居住が要件で姫路市民は使えません。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。

そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。

観点 オンライン(例:NIJINアカデミー) 通所フリースクール
通いやすさ 自宅から参加でき、近所の目が気にならない 通える距離と、体調の良い日に限られる
費用 月25,443円(税込・初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない 月8,000〜27,500円が中心。別途、交通費と送り迎えの負担
人とのつながり 学級制で毎日同じ顔ぶれ。カメラオフや見ているだけでも参加できる 同じ場所に集まるぶん、関係が深まりやすい
出席扱い 希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表(2026年4月時点) 施設ごとに実績の差が大きい。姫路市は申請日以降が対象
始めるまでの早さ 転校の手続きは不要。在籍校の籍はそのまま 見学と面談を経てから。空きがないこともある
向いている時期 外に出ること自体がまだ難しい段階 外に出られて、場所や人に慣らしていきたい段階

オンラインが向いているのは、こういうときです

オンラインを検討したほうがいいサイン
  • 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
  • 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
  • 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
  • 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
  • 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい

とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。

  • ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
  • ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
  • ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
  • ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します

③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。

⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。姫路市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。書いていないことを聞いてください。

見学のときに聞くこと
  • 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
  • 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
  • うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
  • 学習は何をどこまで見てもらえますか。教科の指導はありますか
  • 見学から実際に通い始めるまで、どのくらいかかりますか
  • 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか

よくある質問

姫路市に、フリースクール利用料の補助制度はありますか。
あります。姫路市フリースクール等利用支援補助金は保護者が申請する制度で、対象経費の2分の1、1人につき月10,000円が上限です。申請先は姫路市立総合教育センター 育成支援課(079-224-5843)。対象期間は半年ごとに区切られています。
姫路市のフリースクールの費用相場はどのくらいですか。
公式サイトで月額を公開している施設で見ると月8,000円〜27,500円です。ただし4校のうち2校は月額を公開していません。入学金や初回面談料、オプション費が別にかかることもあるため、月謝ではなく1年間の総額で確認してください。
神戸市の助成のほうが大きいようですが、姫路市から使えますか。
使えません。神戸市の助成は「神戸市立の学校に在籍していること」が条件です。姫路市立の学校に通っているお子さんは対象外で、使えるのは姫路市の補助金になります。加古川市・明石市の制度も同様に、その市に住んでいることが条件です。
フリースクールに通うと、いつから出席扱いになりますか。
姫路市のガイドラインには「出席扱いは保護者からの申請日以降認められる」と明記されています。さかのぼっては認められません。通い始めが決まったら、できるだけ早く在籍校へ申し出てください。最終的な判断は在籍校の校長が行います。
教育支援教室とフリースクールは何が違いますか。
教育支援教室(適応指導教室)は姫路市が設置する公的な施設で、総合教育センターを中心に「きらぼし」「ふれあい」「すまいる」などの形があります。フリースクールは民間施設で、費用も方針も施設ごとに違います。両方を併用している家庭もあります。
小学生でも通えますか。
通えます。学び舎とまり木は小学生を主な対象とし、播磨西小中等部とフリースクールひまわりも小学生を受け入れています。ただしSQHOOFreeは中学1〜3年生が対象で、小学生は対象外です。
発達特性のある子でも通えますか。
施設ごとに対応が異なります。学び舎とまり木は感覚過敏や繊細さのある子への配慮を、SQHOOFreeは発達障害やHSPへの対応を明示しています。見学のときに、お子さんの特性と配慮してほしい点を具体的に伝えて相談してください。
どの施設が補助金の対象になるか、一覧はありますか。
姫路市は対象施設の一覧を公表していません。対象になるのは、市のガイドラインに基づく施設か、校長が出席扱いを認めた施設です。気になる施設があれば、施設と姫路市立総合教育センターの両方に「補助金の対象になりますか」と確認するのが確実です。
兵庫県に、学びの多様化学校はありますか。
県内には4校ありますが、姫路市とその周辺にはありません。朝来市の生野学園中学校・高等学校、尼崎市立尼崎琴葉中学校、神戸市立湊翔楠中学校の分校「みらいポート」です(文部科学省の設置者一覧より)。

まとめ

姫路市は、保護者が直接使える補助金がある市です。月10,000円まで、利用料の半分。これは探し始めの前提として大きい材料になります。ただし対象施設の一覧は公表されていないので、候補が決まったら施設と市の両方に確認してください。

そして出席扱いは申請日以降です。さかのぼれません。通い始めが見えてきたら、その時点で在籍校へ申し出てください。この一手間の有無で、記録の残り方が変わります。

4校はそれぞれ強みが違います。出席扱いの確かさなら学び舎とまり木、費用の見通しやすさなら播磨西小中等部、中学生で在宅から始めたいならSQHOOFree、個別に勉強を埋めたいならフリースクールひまわり。まずは2〜3校を見学して、お子さんの反応を見てから決めるので十分です。

どこも合いそうにない、そもそも家から出るのが難しい——そういう段階なら、オンラインという第三の選択肢があります。焦らず、いまの状態から始められるところを選んでください。

内容を確かめるための一次資料

  1. 姫路市「フリースクール等利用支援補助金交付」(ページ)
  2. 姫路市「不登校児童生徒が相談・指導を受ける民間施設のガイドライン」(ページ)
  3. 姫路市「教育支援教室」(ページ)
  4. 姫路市「不登校相談リーフレット」(ページ)
  5. 加古川市「令和8年度フリースクール等利用支援補助制度」(ページ)
  6. 明石市「明石市フリースクール等利用助成金」(ページ)
  7. 神戸市「フリースクール等利用料助成制度」(ページ)
  8. 兵庫県教育委員会「不登校への対応」(ページ)
  9. 兵庫県議会「意見書第48号」(ページ)
  10. 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」(ページ)
  11. 学び舎とまり木 公式サイト(ページ)
  12. 播磨西小中等部 公式サイト(ページ)
  13. SQHOOFree 公式サイト(ページ)
  14. フリースクールひまわり 公式サイト(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月12日 / 最終更新:2026年9月12日
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