佐久市から通えるフリースクール5選|利用料無料の認証施設が市内にあります【2026年版】

佐久市には、利用料が無料のフリースクールがあります。長野県の「信州型フリースクール」に認証されているフリースクール佐久で、県のポータルサイトの料金欄は「無料。ただし、年2,000円の通信費をお願いいたします」。活動開始は1995年11月1日で、30年以上続いています。この記事では、この施設を起点に、佐久市から通える5つを比較します。
この記事でわかること
  • 佐久市内に、利用料が無料で県の認証を受けている施設があること(年2,000円の通信費のみ)
  • ⚠️ 佐久市に保護者向けのフリースクール利用料補助は確認できず、松本市の制度を佐久市から使えるとは考えないほうがよいこと
  • 「信州型フリースクール」の認証の型(学び支援型・居場所支援型)と、県のポータルで料金まで確認できること
  • 近くに合う場所がないときの3つ目の選択肢と、オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
この記事について

掲載しているのは、長野県・佐久市・小諸市の公式サイト、長野県のポータルサイト「kikka☆link」および各施設の公式サイトで実在を確認できた場所だけです(2026年9月13日確認)。掲載は推薦や保証ではありません。NIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。その前提でお読みください。費用や開設日は変わることがあるので、最終的にはかならず各施設に直接ご確認ください。

目次

佐久市には、利用料が無料の認証フリースクールがあります

先に、いちばん効く事実からお伝えします。フリースクール佐久(佐久市猿久保185-1)は、長野県のポータルサイト「kikka☆link」の料金欄が「無料。ただし、年2,000円の通信費をお願いいたします」です。対象は「小・中学生の不登校生及び保護者 年齢: 6歳~15歳」、開所は月曜日~金曜日の12:30~16:30、アクセスは「JR北中込駅より徒歩15分 県立武道館の西隣」。活動開始は1995年11月1日と記載されています。

長野県には「信州型フリースクール認証制度」があります。県のページの説明は「県内のフリースクール等民間施設を認証し、財政支援等を実施する」。認証には学び支援型と居場所支援型があり、認証を受けた施設は県のポータルサイト「kikka☆link」に掲載され、所在地・活動日時・料金まで公開されます。費用を調べるうえで、これはとても使いやすい一次情報です。問い合わせは長野県 県民文化部こども若者局 次世代サポート課(026-235-7207)。

⚠️ ここで注意したいのが補助金です。佐久市に、保護者がフリースクール利用料の補助を受けられる制度は、今回の調査では確認できませんでした。市の「不登校支援」のページは4本だけで補助金のページがなく、市の「補助金等一覧」にも教育の分類自体がありません。県のページも、認証制度の「財政支援等」が施設向けか保護者向けかを明記していません。制度がないと断定はできないので、佐久市教育委員会 学校教育部 学校教育課(0267-62-3478)に確認してください。

⚠️ そして取り違えやすいのが、長野県内でも市によって制度が違うことです。松本市には「フリースクール等利用児童生徒支援事業補助金」があり、「各月の補助対象経費の2分の1以内の額で、1か月あたり上限15,000円(1,000円未満切捨て)」。対象は「長野県の『信州型フリースクール認定制度』の認定を受けているフリースクール等」で、申請は4~7月利用分が令和8年7月24日(金)必着、8月以降は「利用開始からおおむね30日以内」、年度末は令和9年3月19日(金)必着です。これは松本市の制度で、ページに居住や在籍の要件は明記されていません。佐久市から使えるかどうかは、松本市教育委員会 学校教育課(0263-33-9846)に確認が必要です。

佐久市から通えるフリースクール5選(比較一覧)

費用や開設日は変わることがあります。最終的にはかならず各施設の公式サイト・電話でご確認ください。

スクール名 エリア 対象 形態 費用の目安
フリースクール佐久 佐久市猿久保185-1(JR北中込駅より徒歩15分) 小・中学生の不登校生及び保護者/6歳~15歳 月曜日~金曜日 12:30~16:30 無料(年2,000円の通信費のみ)※県ポータル出典
フリースクール未来 佐久校 佐久市岩村田1158-13 2F 公式の料金・時間割ページに記載なし(要確認) 火曜~金曜日 10時30分~14時30分 入会金33,000円/利用料33,000円/月(オプション講座は別料金)
こもろ まなびの森 小諸市(小諸駅から徒歩30秒・聖尋ゼミナール小諸本校内) 中学生 月・水・木・金 10:30~14:30 入会金 不要/月額11,000円から
おもがえっコ 大星クラス 北佐久郡御代田町大字面替 小・中学生(⚠️ 2026年度の入会募集なし) 毎週月・火・木・金 10:00~15:00くらい/隔週 水曜(不定期) 入会金なし/年会費20,000円(スポーツ保険料込み)/参加費 子ども1人一回1,000円
NIJINアカデミー メタバース校舎 オンライン(自宅から) 小1〜中3(就学前も入学可/高校段階は別組織) 平日毎日開校。月100コマ以上の授業から選んで受講 月25,443円(税込)/入学金33,000円(初月のみ)

5校を1校ずつ紹介します

1. フリースクール佐久(佐久市猿久保・利用料無料)

運営:フリースクール佐久(長野県「信州型フリースクール」認証・学び支援型)

利用料が無料で、年2,000円の通信費だけ。1995年から30年以上続いている場所です。

県のポータルサイトの料金欄は「無料。ただし、年2,000円の通信費をお願いいたします」。この記事のなかで、費用がここまで低い選択肢はほかにありません。行けた日数で金額が変わらないので、「今月は行けなかった」ことが金銭的な負担にならないという点も、行き渋りの段階では大きな意味を持ちます。

開所は月曜日~金曜日 12:30~16:30。午前ではなく午後からの開所なので、朝に起きられない時期でも予定を組みやすい形です。対象は「小・中学生の不登校生及び保護者 年齢: 6歳~15歳」。保護者も対象に含まれているのは、支援分野に「不登校学習支援居場所保護者支援」と並んでいることと対応しています。アクセスは「JR北中込駅より徒歩15分 県立武道館の西隣」、駐車場ありと記載されています。

長野県の「信州型フリースクール」に認証された「学び支援型」の施設で、県のポータルに掲載されています。認証施設であることは、松本市のように認証施設だけを補助の対象にしている自治体で意味を持ちます。活動の説明には「ゆったりした時間の中で、自由に一日を過ごし」と書かれています。

⚠️ 確認が必要な点もあります。この施設は独自の公式サイトを持っていません。この記事の情報は長野県のポータルサイト(県ポータル出典)に載っているものです。見学や体験の手順の記載もないため、電話(0267-67-8986)かメール(h-haru05@ab.auone-net.jp)で直接たずねてください。出席扱いについての明示的な記載も見当たりませんでした。

  • 所在地:〒385-0011 佐久市猿久保185-1(JR北中込駅より徒歩15分・県立武道館の西隣・駐車場あり)
  • 開所:月曜日~金曜日 12:30~16:30
  • 対象:小・中学生の不登校生及び保護者/年齢 6歳~15歳
  • 費用:無料。ただし、年2,000円の通信費(⚠️ 県ポータルの料金欄の全記載)
  • 認証:信州型フリースクール「学び支援型」
  • 支援分野:不登校・学習支援・居場所・保護者支援
  • 活動開始:1995年11月1日
  • 出席扱い:明示的な記載なし(要確認)
  • 問い合わせ:0267-67-8986

出典:長野県フリースクール等情報ポータルサイト kikka☆link「フリースクール佐久」(県ポータル出典)(2026年9月13日確認)

2. フリースクール未来 佐久校(佐久市岩村田・佐久平駅のある岩村田エリア)

運営:学習塾「さくらぼ」の系列校(⚠️ 運営法人名の記載なし・要確認)

2025年秋に開校した新しい施設です。5教科の教材とオプション講座がそろっています。

費用は入会金33,000円と利用料33,000円/月(プレ開校期間は22,000円と記載)。開所は火曜~金曜日 10時30分~14時30分で、時間割まで公開されています。10:30~10:35 朝の会、10:35~11:15 教科学習1、11:25~12:10 教科学習2、12:15~12:55 お昼のじかん、13:00~13:45 教科学習3、13:50~14:00 清掃、14:05~14:30 帰りの会。1日の流れが分単位で決まっているので、予定が見えないと不安になるタイプのお子さんには合いやすい形です。

オプション講座が別料金であります。プログラミング講座(9,900円/月)、速読講座(4,400円/月)、オンライン英会話(4,400円/月)。⚠️ 月額33,000円に加えてかかるお金なので、全部つけると月5万円を超えます。月謝ではなく1年間の総額で見積もってください。

⚠️ 確認したい点が2つあります。ひとつは対象学年。料金・時間割のページには学年の記載がありません。もうひとつは認証です。施設のよくある質問のページには「信州型フリースクール認証制度」に認証されているという記載があり、トップページには「信州型フリースクール認証・学び支援型」の基準を満たす運営を行い「活動の一部が出席扱いとなる可能性を追求」という記載があります。ところが長野県のポータルサイトの佐久エリアの一覧には、この施設は掲載されていません(掲載は2施設のみ)。認証を前提に補助を考える場合は、必ず施設と県の両方に確認してください。

相談から入会までの流れは、お問い合わせ→個別説明会(無料、60分程度)→プレ期間の体験→正会員入会と案内されています。連絡は電話(0267-88-7861)またはLINE公式アカウント。開校にあたって「佐久市チャレンジ教室、フリースクール佐久など」と連携する旨も書かれています。

  • 所在地:〒385-0022 長野県佐久市岩村田1158-13 2F
  • 開所:火曜~金曜日 10時30分~14時30分(月曜・日曜・祝日は定休)
  • 対象:公式の料金・時間割ページに記載なし(要確認)
  • 費用:入会金33,000円/利用料33,000円/月(プレ開校期間は22,000円)/オプションは別料金
  • オプション:プログラミング9,900円/月・速読4,400円/月・オンライン英会話4,400円/月
  • 認証:⚠️ 施設は認証済みと記載。長野県ポータルの佐久エリア一覧には未掲載のため要確認
  • 問い合わせ:0267-88-7861

出典:フリースクール未来 佐久校「時間割・料金」(2026年9月13日確認)

3. 学び支援型フリースクール こもろ まなびの森(小諸市・小諸駅から徒歩30秒)

運営:学習塾「聖尋ゼミナール」(⚠️ 運営法人の正式名称の記載なし・要確認)

駅から徒歩30秒。中学生を対象にした、学習中心の場です。月額11,000円からと書かれています。

まず対象を確認してください。公式の記載は「対 象: 中学生」です。小学生についての記載はありませんので、小学生のお子さんの場合はこの記事のほかの選択肢を先に見てください。開所は月・水・木・金 10:30~14:30で、「14:30以降はご相談」とも書かれています。

通いやすさがこの記事のなかで最も分かりやすい形です。アクセスは「JR、しなの鉄道「小諸駅」から、徒歩30秒」。電車で通える距離にあるフリースクールは、佐久地域ではそれほど多くありません。佐久平から小海線・しなの鉄道の乗り継ぎで通える範囲にあるかどうかは、実際のダイヤで確認してください。

費用は「入 会 金:不要」と「料 金:月額11,000円から」。入会金がかからないのは、始めるときの負担が軽くなります。⚠️ ただし「11,000円から」という下限の書き方なので、コースによって上限がいくらになるのかは記載がありません。ここは必ず確認してください。教材費・年会費・保険代・施設利用料についての記載も見当たりません。

⚠️ 認証についても確認が必要です。施設名に「学び支援型フリースクール」と入っていますが、長野県のポータルサイトの佐久エリアの一覧には掲載されていません。認証の型を施設サイト側で明記している箇所も見当たりませんでした。無料見学・相談の予約は問い合わせページから、電話は塾全体の代表番号(0267-23-8191)です。

  • 所在地:小諸市(JR・しなの鉄道「小諸駅」から徒歩30秒/聖尋ゼミナール小諸本校内・自習室完備)⚠️ 番地の記載なし(要確認)
  • 開所:月・水・木・金 10:30~14:30(14:30以降はご相談)
  • 対象:中学生(⚠️ 小学生についての記載なし)
  • 費用:入会金 不要/月額11,000円から(⚠️ 上限・教材費・保険代などの記載なし・要確認)
  • 見学:無料見学・相談あり(問い合わせページから予約)
  • 認証:⚠️ 長野県ポータルの佐久エリア一覧には未掲載(要確認)
  • 問い合わせ:0267-23-8191(聖尋ゼミナール代表)

出典:学び支援型フリースクール こもろ まなびの森(聖尋ゼミナール)(2026年9月13日確認)

4. おもがえっコ 大星クラス(御代田町面替・⚠️ 2026年度の新規募集なし)

運営:一般社団法人おもがえっコ(長野県「信州型フリースクール」認証・学び支援型)

県の認証を受けた施設ですが、2026年度の入会募集はありません。それでも知っておく価値があります。

⚠️ 先にお伝えします。公式サイトには「2026年度の入会募集はございません。大変申し訳ございません。」と書かれています。いますぐ入れる先ではありません。それでもこの記事に載せているのは、①長野県の認証を受けた佐久エリア2施設のうちの1つであること、②保護者と同伴での「おもがえっコ」(居場所の事業)への参加は可能と書かれていること、③来年度以降の選択肢として名前を知っておく価値があること、の3つの理由からです。

費用の形が独特です。入会金はなし、年会費20,000円/1人(スポーツ保険料込み)、参加費は子ども1人一回・1,000円。保険料が年会費に含まれているのは、この記事のなかでここだけです(ほかの施設は保険が別立てか、記載がありません)。開所は「毎週 月・火・木・金 10:00~15:00くらい 隔週 水曜(不定期)」。「15:00くらい」という書き方そのものが、この場の性格を表しています。

長野県の「信州型フリースクール」に認証された「学び支援型」として県のポータルに掲載されています。施設側は「2024年4月開設」と記載。⚠️ なお県のポータルの一覧では所在市町村が読み取れませんが、施設の公式サイトの住所は「〒389-0205 長野県北佐久郡御代田町大字面替」です(番地の記載はありません)。連絡は電話ではなくメール(omogaekko22@gmail.com)とお問い合わせフォームです。出席扱いについての記載は見当たりませんでした。

  • 所在地:〒389-0205 長野県北佐久郡御代田町大字面替(⚠️ 番地の記載なし)
  • 開所:毎週月・火・木・金 10:00~15:00くらい/隔週 水曜(不定期)
  • 対象:小・中学生
  • 費用:入会金なし/年会費20,000円/1人(スポーツ保険料込み)/参加費 子ども1人一回1,000円
  • 募集状況:⚠️ 2026年度の入会募集はございません(保護者と同伴での居場所事業への参加は可能と記載)
  • 認証:信州型フリースクール「学び支援型」
  • 連絡:omogaekko22@gmail.com(⚠️ 電話番号の記載なし)

出典:おもがえっコ 大星クラス(一般社団法人おもがえっコ)(2026年9月13日確認)

5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)

運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)

家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。

ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、佐久市のどこに住んでいても条件は変わりません。

メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。

費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。

  • 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
  • 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
  • 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
  • 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
  • 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
  • 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
  • サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
  • 体験:オンラインの無料体験会あり

出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)

その前に。無料で使える公的な窓口も確認してください

佐久市の教育支援センターは「佐久市チャレンジ教室」という名前で、市内2か所にあります。中込チャレンジ教室=佐久市中込1-19-2(サングリモ中込2階)/0267-63-3794、浅科チャレンジ教室=佐久市塩名田570(浅科保健センター内)/0267-58-2520。「活動日は月曜日から金曜日までです。(祝日は休み)」「活動時間は、午前9時から午後3時までです。」⚠️ 費用については市のページに記載がないため、上の番号で確認してください。

入り方がやわらかいのが特徴です。市のページには「学校に相談してください。直接チャレンジ教室に連絡したり、相談に来たりしていただいても結構です。」と書かれています。さらに「お子さんと一緒にチャレンジ教室を見学したり、試しに通室させたりすることも可能です」。通室が決まったあとに学校が「通室届」を教育委員会に提出する流れです。担当は佐久市教育委員会 学校教育課 学務係(0267-62-3478)。📌 市は「えらチャレ」推進事業として、受け皿であるチャレンジ教室等を「子ども達一人一人の性格や学び方、興味・関心に応じられるよう」段階的に増やしていく方針を示しています。

通うところを決める前に相談だけしたい、という段階なら「コスモス相談」があります。場所は佐久市役所南棟3階教育相談室または相談者の希望する場所、直通電話は0267-62-2918(または0267-62-3478)、受付は「平日(月曜~金曜日)8時30分~18時(祝日・年末年始を除く)」。対象は「小学生、中学生、ご家族の方、どなたでもお気軽にご相談下さい」。相談内容にはいじめ・不登校・情緒不安・学業不振・無気力・友達関係・家庭のこと・進路・就学などが並んでいます。受付が18時まであるので、仕事のあとでも間に合います。

小諸市の施設を検討する場合は、小諸市側の窓口も押さえておくと話が早くなります。小諸市 教育支援センター=小諸市大字諸26番地2(水明小学校プール隣)/0267-26-6717、開所時間は午前8時30分~午後5時15分、土曜・日曜、祝祭日、年末年始は休所。「不登校・ひきこもり児童生徒への自立・学習支援(中間教室併設)」で、入室手続きが必要と書かれています。⚠️ 費用の記載はありません。そして長野県はポータルサイト「kikka☆link」で認証施設の所在地・活動日時・料金まで公開しています。佐久エリアの掲載は2施設(おもがえっコ・フリースクール佐久/どちらも学び支援型)です。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。

そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。長野県のポータルサイトで佐久エリアに掲載されている認証施設は2か所だけで、しかもそのうち1つは2026年度の新規募集がありません。軽井沢町・佐久穂町・立科町・東御市には、平日の昼間に通える民間の場所を今回確認できませんでした。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。

そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。

オンラインが向いているのは、こういうときです

オンラインを検討したほうがいいサイン
  • 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
  • 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
  • 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
  • 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
  • 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい

とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。

オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと

ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。

  • ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
  • ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
  • ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
  • ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します

③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。

⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。佐久市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。

見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。長野では特に、認証に直結する1つを必ず聞いてください。

見学のときに聞くこと
  • 長野県の「信州型フリースクール」の認証を受けていますか。受けている場合は、学び支援型と居場所支援型のどちらですか(他市の補助では認証が条件になっています)
  • これまで何人が在籍校で出席扱いになりましたか
  • 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
  • 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
  • うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
  • 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか

よくある質問

佐久市に、フリースクール利用料の補助制度はありますか。
今回の調査では確認できませんでした(2026年9月13日時点)。佐久市の「不登校支援」のページには補助金の項目がなく、市の「補助金等一覧」にも教育の分類自体がありません。⚠️ 制度がないと断定はできないので、佐久市教育委員会 学校教育部 学校教育課(0267-62-3478)に確認してください。なお、費用の負担を抑える選択肢としては、この記事の1か所目(利用料無料・年2,000円の通信費のみ)があります。
「信州型フリースクール」の認証を受けていると、何が変わりますか。
長野県の説明は「県内のフリースクール等民間施設を認証し、財政支援等を実施する」というものです。認証施設は県のポータルサイト「kikka☆link」に掲載され、所在地・活動日時・料金まで公開されるので、費用を比べるときにとても役立ちます。⚠️ ただし認証は出席扱いを約束するものではありません(出席扱いの判断は在籍校の校長が行います)。また松本市のように、認証施設だけを補助の対象にしている市があります。
松本市の補助は、佐久市から使えますか。
松本市の「フリースクール等利用児童生徒支援事業補助金」は松本市の制度です。内容は「各月の補助対象経費の2分の1以内の額で、1か月あたり上限15,000円(1,000円未満切捨て)」、対象は「長野県の『信州型フリースクール認定制度』の認定を受けているフリースクール等」。⚠️ 市の公式ページに居住や在籍の要件は明記されていませんので、佐久市から使えるかどうかは松本市教育委員会 学校教育課(0263-33-9846)に直接確認してください。使えるものとして予算を立てないことをおすすめします。
小学生でも通えますか。
フリースクール佐久は「6歳~15歳」なので小学生から対象です。おもがえっコ 大星クラスは小・中学生が対象ですが、⚠️ 2026年度の入会募集がありません。⚠️ こもろ まなびの森は「対 象: 中学生」で、小学生についての記載はありません。フリースクール未来 佐久校は料金・時間割のページに対象学年の記載がないため要確認です。小学生の場合は、まずフリースクール佐久と佐久市チャレンジ教室の2つを見るのが現実的です。
佐久市チャレンジ教室とフリースクールは、何が違いますか。
設置者と入り方が違います。チャレンジ教室は佐久市教育委員会が設置している教育支援センターで、通室が決まると学校が「通室届」を教育委員会に提出します(⚠️ 費用は市のページに記載がなく要確認)。民間のフリースクールは運営主体がそれぞれで、費用がかかります。どちらか一方に決める必要はありません。チャレンジ教室は「直接チャレンジ教室に連絡したり、相談に来たりしていただいても結構です」と書かれているので、両方見てから選べます。

まとめ

佐久市は、利用料が無料の認証フリースクールが市内にあるという、全国的にもめずらしい条件を持った地域です。フリースクール佐久は1995年から30年以上続いていて、対象に保護者も含まれ、午後からの開所です。費用を理由に選択肢を狭めなくてよいのは、大きな意味があります。

一方で、選択肢の数は多くありません。長野県のポータルに佐久エリアで掲載されている認証施設は2か所だけ、そのうち1つ(おもがえっコ)は2026年度の新規募集がありません。⚠️ 保護者向けの市の補助も今回は確認できませんでした。松本市の制度を「県内だから使える」と考えないことが、この地域でいちばん大事な注意点です。

そして、どれも難しいと感じたなら、それは探し方の問題ではありません。開いている日数、参加のしかたの自由度、出席扱いの実績、学校とのやりとりを誰がやるのか。この4つを最初に聞いておけば、選び方を大きく間違えることはありません。

内容を確かめるための一次資料

  1. 長野県「信州型フリースクール認証制度」(ページ)
  2. 長野県フリースクール等情報ポータルサイト kikka☆link「フリースクール佐久」(ページ)
  3. 長野県フリースクール等情報ポータルサイト kikka☆link「佐久エリア」(ページ)
  4. 佐久市「佐久市教育支援センター(佐久市チャレンジ教室)」(ページ)
  5. 佐久市「コスモス相談」(ページ)
  6. 佐久市「「えらチャレ」推進事業」(ページ)
  7. 小諸市「教育支援センター」(ページ)
  8. 松本市「フリースクール等利用児童生徒支援事業補助金」(ページ)
  9. フリースクール未来 佐久校「時間割・料金」(ページ)
  10. 学び支援型フリースクール こもろ まなびの森(聖尋ゼミナール)(ページ)
  11. おもがえっコ 大星クラス(一般社団法人おもがえっコ)(ページ)
  12. NIJINアカデミー「学費・プラン」(ページ)
  13. NIJINアカデミー「NIJINアカデミーとは」(ページ)
NIJINアカデミー|オルタナティブスクール小中高一貫校

佐久市で「通える距離に見つからない」ときの、もうひとつの選択肢

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文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月13日 / 最終更新:2026年9月13日

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