田方郡函南町で、「学校以外に通える場所はないだろうか」と探している方へ。
静岡県の一覧に函南町の施設は1件載っていますが、それは放課後等デイサービスで、フリースクールではありません。そのかわり函南町には、開室時間まではっきり公表している「函南町教育支援センター」と、無料の学習支援や子ども食堂を含む4つの居場所があります。この記事では、それらと、隣の伊豆の国市などまで足をのばせば通えるフリースクール5か所を並べて紹介します。
この記事でわかること
- 函南町内に民間のフリースクールがない、という事実の根拠(県の一覧の1件は放課後等デイサービス)
- 「函南町教育支援センター」の場所・開室時間・対象・申込方法
- 町が公表している4つの子どもの居場所(にじっこ・あんど・このゆびとまれ・みやっち)
- 町外もあわせて、通える範囲の5か所を1枚の表で比較
- 函南町・静岡県にフリースクール利用料の補助があるかどうか
この記事は、函南町の公式ページ・静岡県教育委員会の資料・各施設の公式サイトを直接開いて確認して書いています。公式サイトに書かれていないことは「確認できませんでした」とそのまま書きました。推測では埋めていません。
函南町の「いま」をまず数字で
静岡県教育委員会の令和6年度の調査によると、静岡県内の公立学校で不登校とされた子どもは小学校5,112人・中学校6,792人、あわせて11,904人でした。前の年度は小4,679人・中6,845人なので、小学校で大きく増えたことになります。この資料には「1,000人あたり何人」という出現率が印刷されていないため、この記事では実数だけを使っています。函南町だけの人数は、町の公表資料では確認できませんでした。
民間の受け皿のほうを見ると、静岡県教育委員会「フリースクール等民間施設情報」(令和8年2月5日現在)に載っている函南町の施設は1件だけで、それは「パステルスクール」(間宮332-11)です。ただしこれは放課後等デイサービスで、費用の欄も「障害者受給者証月額負担額に準ずる」となっています。障害福祉のサービスであってフリースクールではないため、この記事では紹介していません。つまり、県の一覧に載っている函南町の民間フリースクールは0か所ということになります。
この県の一覧には冒頭に「この様式を用いての施設紹介は任意となっており、名簿登載している団体すべての情報が掲載されているわけではありません」と書かれています。「載っていない=存在しない」ではありません。この記事でも「函南町には0か所です」とは断定せず、「県の一覧には載っていませんでした」と書いています。
そのうえで、函南町には公的な受け皿と地域の居場所の情報が、県東部のなかではよく整理されて公表されています。教育支援センターは開室時間まで書かれていますし、町の子育て部門のページには4つの居場所が一覧になっています。次の章から順に見ていきます。
民間の場所はない。でも入口は4つある
「町内にフリースクールがない」と分かったあと、どこでつまずきやすいかを3つにまとめました。
01
日中の通所先がない
町内の居場所はいずれも夕方や週末・月1回の開催で、平日の日中ずっと過ごせる民間の場所ではありません。日中の通所先は、町の教育支援センターか、町外のフリースクールになります。
02
費用が公表されていない
函南町教育支援センターは開室時間まで書かれているのに、費用の記載だけがありません。「無料かどうか」は電話で確かめる必要があります。
03
補助がない
函南町にも静岡県にも、保護者向けのフリースクール利用料の補助は見あたりませんでした。県の補助は施設を運営する側に出るしくみです。
このうち02は、電話1本で埋められます。まずは通える5か所を見てから、町の窓口の話に進みます。
函南町から通えるフリースクール5選(比較一覧)
函南町から行きやすい順に並べました。費用の出典は、各施設の公式サイト(にこはぴ・あおぞら学校・コスモスクール未来)と、静岡県の一覧(MOAスクール大仁校・こどもカレッジ)です。
| スクール名 | エリア・最寄り | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| オルタナティブスクール あおぞら学校 | 伊豆の国市 (伊豆長岡駅から車6分) | おおむね6〜18歳 | 通所 | 入学金30,000円 月12,000〜30,000円 |
| MOAスクール大仁校 | 伊豆の国市浮橋 (大仁瑞泉郷内) | 小1〜中3 (高校生以上は要相談) | 通所 | 入会金なし 月14,000円 (給食付き・週1回) |
| ふりースペース にこはぴ | 御殿場市竈 (南御殿場駅まで送迎) | 小1〜高3 | 通所 +オンライン | 月5,000〜18,000円 単発1,500円 |
| こどもカレッジ | 御殿場市神山 | 小1〜中3 (高校生は応相談) | 通所 | 入会金3,300円 1回1,650円 |
| コスモスクール未来 富士校 | 富士市松岡 | 小学生〜高校生 | 通所 +訪問 | 月10,000〜18,000円 お試し1日3,000円 |
費用は2026年9月24日時点で公式サイト等に公表されていた金額です。金額が変わっていることがあるので、申し込みの前に必ずご自身で確認してください。

5か所を1か所ずつ紹介します
1. MOAスクール大仁校(伊豆の国市浮橋1601-1)|農場や牧場のある広い敷地で過ごせる
函南町から近い2か所のうちの1つです。函南町の南側は伊豆の国市と接しています。浮橋は山あいなので、伊豆箱根鉄道駿豆線の大仁駅からは車での移動になります。送迎の可否は問い合わせのときに確認してください。
2005年4月に開講したスクールで、MOA大仁瑞泉郷の敷地内にあります。公式サイトによると、これまでに130人以上の子どもを受け入れてきました。
敷地のなかに体験農場・牧場・体育館・プールなどがあり、机に向かう時間だけでなく、外で体を動かしたり作物を育てたりする時間を組み立てられるのが、この場所のいちばんの特徴です。同じ敷地内に提携の医療機関(内科・心療内科)があることも公式サイトに書かれています。
対象は小学1年生から中学3年生まで(高校生以上は要相談)、料金は入会金なし・月額14,000円(給食付きで週1回受講の場合)です。ただしこの対象と料金は、静岡県教育委員会の「フリースクール等民間施設情報」に載っている数字で、公式サイトには対象学年・開所曜日・料金の記載が見あたりませんでした。週2回以上通う場合にいくらになるのかは、電話(0557-84-2030)で確かめてください。
2. オルタナティブスクールあおぞら学校(伊豆の国市)|時間割をつくらない、サドベリーの考え方の学校
函南町からいちばん近いフリースクールの1つです。三島駅で伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換えて伊豆長岡駅へ。公式サイトには「伊豆長岡駅から車で約6分」と書かれています。
2019年4月に「伊豆サドベリースクール」として開校し、現在の名前になりました。決められた時間割や課題がなく、その日に何をするかを子ども自身が決める「サドベリー」の考え方で運営されています。
公式サイトには開所は月曜から木曜(祝日も含む)の10:00〜16:00、対象はおおむね6歳から18歳(4歳からビジターとして参加可)と書かれています。料金は正規生徒(週4日)が入学金30,000円+月額30,000円(きょうだい2人目からは月額10,000円)、ビジター生徒が入学金30,000円+週1コース月12,000円/週2コース月18,000円/週3コース月24,000円、体験入学は1日3,000円です。
所在地について1つ注意があります。公式サイトは詳しい住所を公開しておらず、説明会に申し込んだ方にお伝えする運用になっています(最寄りは伊豆長岡駅から車で約6分と案内されています)。一方、静岡県の一覧には「伊豆の国市天野304-5」と記載されています。見学の前に、電話(090-9371-0530)で集合場所を確認しておくと確実です。
3. ふりースペース にこはぴ(御殿場市竈838-1)|送迎があり、オンラインも同じ料金
函南町からは、三島駅か下土狩駅からJR御殿場線で御殿場方面へ。南御殿場駅まで送迎してもらえるので、電車で通う場合はそこが待ち合わせ場所になります。
開所は月曜から金曜の9:00〜15:00。公式サイトには「9:00〜15:00内であれば時間は自由です」と書かれていて、毎日同じ時間に着かなくてよいことが明記されています。オンラインの利用は9:15〜14:45です。
料金は週5コース18,000円/週4コース15,000円/週3コース10,000円/週2コース8,000円/週1コース5,000円/単発1,500円(いずれも月額。単発のみ1日あたり)で、リモート(オンライン)も同じ料金と案内されています。公式サイトには「※変更の可能性あり」の注記があるので、申し込み前に最新の金額を確認してください。静岡県の一覧に載っている金額(週5コース20,000円など)は改定前のもののようです。
送迎は片道100円・往復150円、電車で通う場合は南御殿場駅まで迎えに来てもらえると書かれています。昼食は1食350円(現在は中止)。自宅への訪問による説明・同伴は無料です。「非課税世帯や諸事象により、利用料のお支払いが難しい方はご相談ください」という一文もあります。
対象学年は公式サイトに記載がなく、静岡県の一覧では「小学1年生から高校3年生まで」となっています。なお、運営会社は放課後等デイサービス(ゆーもぁ/ゆーもぁ+)も運営しています。フリースクールとしての利用に受給者証が必要かどうかは、問い合わせのときに確かめておくと安心です。
4. こどもカレッジ(御殿場市神山416-2)|曜日ごとにテーマが変わる
こちらも御殿場市内で、御殿場線で向かえる範囲です。函南町からは乗り換えが入るので、週3コースより、週2以下のチケットコースのほうが現実的かもしれません。
「みんカレくすのき」を会場に開かれているスクールで、曜日ごとにコンセプトが違うのが特徴です。公式サイトでは月曜がレジリエンス(心の回復力)、火曜が基礎学習、金曜が探求と説明されていて、金曜はギフテッドへの対応をうたい、定員5名で音楽・英会話・プログラミングやSEL(社会性と情動の学習)を扱うと書かれています。
コースは「週3コース」と「週2以下のチケットコース」。入会までの流れは個別説明会(または個別LINE)→体験→保護者面談→入会です。入退室すると保護者にメールが届くチェックインの仕組みがあることも書かれています。2022年から市民のボランティア活動として始まり、NHK静岡でも紹介されたとあります。
料金は公式サイトに記載がありません。静岡県の一覧には「入会金3,300円・回数制1回1,650円」とあるので、この記事ではその数字を出典つきで載せています。また、開校曜日が食い違っています。静岡県の一覧は「月火木金(週4回)」ですが、公式サイトで説明されているのは月・火・金の3日だけです。電話(050-1721-3090)で、いまの開校曜日と料金を確かめてください。
5. NPO法人コスモスクール未来 富士校(富士市松岡1515-17)|出席の扱いを公式に明記している
函南町からは、三島駅か沼津駅からJR東海道線で富士方面へ。週2日(水・金)だけの開所なので、ほかの曜日をどう過ごすかとセットで考える場所です。
開所は水曜と金曜の10:00〜15:00の週2日です。料金は週1回で月10,000円、週2回で月18,000円。ほかにお試しコース1日3,000円(週1〜2日・1回120分・最長2か月)と、訪問学習1回90分3,000円(静岡市内・富士市内限定)があります。入学金は別途と書かれていますが、金額の記載は見あたりませんでした。
今回の5か所のなかで、出席の扱いをいちばんはっきり書いているのがここです。公式サイトのトップに「出席カウント 在籍している小中学校と連携し、出席にカウントできます。」とあります。ただし出席扱いを最終的に決めるのは在籍校の校長なので、「必ずそうなる」と読まないでください。
なお静岡県の一覧の富士校の料金は「入会金無し/月額8,000円〜18,000円(週2回)」となっていて、公式サイトの金額と合いません。この記事では公式サイトの数字を採用しています。電話は0545-60-7030です。
函南町から通う場合の費用相場と、補助の有無
今回の5か所を並べると、月あたりの費用は5,000円から30,000円のあいだに収まります。いちばん低いのはにこはぴの週1コース(月5,000円)、いちばん高いのはあおぞら学校の正規生徒(月30,000円)です。回数制のこどもカレッジは1回1,650円なので、月4回なら6,600円という計算になります。
月額のほかに、入会金・入学金がかかるところがあります。あおぞら学校が30,000円、こどもカレッジが3,300円、コスモスクール未来は「別途」とあるものの金額の記載がありません。MOAスクール大仁校とにこはぴは入会金なしです。はじめの月にいくら必要かを、必ず先に確認してください。
補助についてです。函南町の公式サイトでは、フリースクールの利用料や交通費に対する保護者向けの補助を見つけることができませんでした。静岡県の「フリースクール等支援事業費補助金」は、施設を運営する民間の団体に出る補助で、補助率は対象経費の2分の1以内、1運営主体あたり年間1,000千円が上限です。保護者が直接受け取れる補助は、県にも町にも見あたりませんでした。
費用をいちばん抑えたい場合、町内の無料の選択肢から組み立てる方法もあります。町が公表している「にじっこ」(保健福祉センター2階・毎週木曜の学習支援)は無料です。ただし夕方の時間帯で、利用に一定の要件があると書かれているので、平日の日中の居場所の代わりにはなりません。日中は教育支援センター、夕方はにじっこ、という組み合わせが現実的です。

函南町の公的な窓口と、町内の4つの居場所
函南町教育支援センター(適応指導教室)は、函南町上沢81番地「函南町文化センター」の2階にあります。対象は「心理的・情緒的要因等からくる不登校の子ども」と書かれています。
開室日は「町内小中学校の学業日に準ずる」、開室時間は午前9時00分から午後2時30分(水曜日のみ午前11時30分まで)です。水曜だけ早く閉まる点は、予定を組むうえで押さえておいてください。申し込みは「見学、入級については、保護者の方が在籍している学校へ申し出てください。」と明記されていて、在籍校を通す形です。電話は055-979-5541です。
一方、費用については記載がありませんでした。開室時間まで細かく書かれているのに費用だけ書かれていないので、「無料です」と書きたいところですが、公表されていないことを無料と書くわけにはいきません。ここは電話で確かめてください。通室した日の出席の扱いについても記載がありませんでした。
あわせて、函南町は「こどもの居場所」を公式ページで一覧にしています。いずれも日中ずっと過ごす場所ではありませんが、家の外に出る練習としては入りやすい場です。
・にじっこ(学習支援/函南町保健福祉センター2階/毎週木曜・小学生16:00〜17:30、中学生18:00〜19:30/無料/利用に一定の要件あり/080-9665-4204)
・あんど(学習支援・居場所/塚本158-1「まちの縁側まほろば」/毎月第4木曜14:30〜16:30/函南町西小学校区の児童/055-944-6247)
・このゆびとまれ(こども食堂・居場所/間宮公民館/毎月第1土曜11:00〜14:00/子ども無料・大人300円/要予約・函南町民優先)
・みやっち(こども食堂・居場所/畑毛たべものがかり農園/毎月第4日曜11:00〜14:00/子ども無料・大人300円)
なお、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)は、静岡県内では静岡市の2校(静岡学園なごみ中学校=本校型/末広中学校=分教室型)だけです。函南町の子どもは対象になりません。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「5か所ともうちの子には遠い」「開いている曜日が合わない」と感じた方もいると思います。函南町のように通える範囲の施設が限られている地域では、それは珍しいことではありません。選択肢の3つ目として、自宅から参加するオンラインのスクールも並べて比べてみてください。
通所・函南町の公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 函南町の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 町内に場所がある | × 県の一覧の1件は 放課後等デイサービス | ○ 教育支援センター (文化センター2階) | ○ 自宅から |
| 費用が公表されている | △ 5か所のうち2か所は 公式サイトに記載なし | × 町の公式ページに 記載なし | ○ 事前に確認できる |
| 出席扱いになるか | △ 校長の判断 コスモスクール未来は 公式に明記 | △ 記載なし 在籍校経由なので 相談はしやすい | △ 校長の判断 事前の相談が必要 |
| 通うまでの時間 | △ すべて町外 乗り換えが入る | ○ 町内(上沢) | ○ 移動なし |
| 対面で人と 直接会える | ○ 毎回会える | ○ 毎回会える | × 画面ごしが基本 |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※函南町の公式ページ・静岡県教育委員会の資料(令和8年2月/令和7年8月)・各施設の公式サイトをもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。
オンラインが向いているとき
朝の身支度や移動そのものに負担を感じている、送迎できる大人が家にいない、人の多い場所に長時間いるのがつらい、体調の波が大きくて「行ける日」が読めない——こうした事情があるときは、通所よりオンラインのほうが続きやすいことがあります。今回の5か所のうち、にこはぴはオンラインの利用も用意していて、料金は通所と同じです。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席扱いになるか。文部科学省の通知に沿った運用でも、最終的に判断するのは在籍校の校長です。申し込む前に学校に相談しておくと、あとで食い違いません。
- 1日の流れが決まっているか。時間割のあるタイプと、好きな時間に入れるタイプでは、生活のリズムへの影響がまったく違います。
- 画面の向こうに「同じ学年の子」がいるか。人数が少ないと、学年が大きく離れた子どもばかりになることがあります。
- 体を動かす時間・人と直接会う時間をどこで確保するか。ここはオンラインがいちばん苦手なところです。地域のイベントや、月に1回の通所と組み合わせる家庭もあります。
見学のときに聞いておきたいこと
今回調べていて強く感じたのは、公式サイトに書いていないことがとても多いということです。だからこそ、見学や電話のときに次の6つを聞いておくと、あとで「思っていたのと違う」が起きにくくなります。
- いまの料金と、料金以外にかかるお金。入会金・教材費・昼食代・送迎代・行事費まで、1年間でいくらになるかを聞きます。今回の5か所のうち2か所は、公式サイトに料金の記載がありませんでした。
- いま開いている曜日と時間。こどもカレッジのように、行政の一覧と公式サイトで曜日が違っていることがあります。
- 受け入れている学年と、いま通っている子の学年の内訳。「小1から高3まで」と書いてあっても、実際は中高生が中心ということがあります。
- 在籍校とのやりとりを、どこまでしてもらえるか。報告書を出してもらえるか、学校の先生と直接話してもらえるかは、出席の扱いに直結します。
- 行けない日が続いたときの扱い。月額制の場合、休んだ月の費用がどうなるかを先に決めておくと気が楽です。
- 体験できるか、何回まで無料か。あおぞら学校は体験入学1日3,000円、コスモスクール未来はお試しコース1日3,000円など、金額が決まっているところもあります。

よくある質問
函南町にフリースクールはありますか。
静岡県教育委員会の「フリースクール等民間施設情報」(令和8年2月5日現在)に載っている函南町の施設は1件(パステルスクール)ですが、これは放課後等デイサービスです。フリースクールとして紹介できる施設は、県の一覧では確認できませんでした。ただしこの一覧は任意掲載なので、「載っていない=存在しない」ではありません。
函南町教育支援センターはお金がかかりますか。
費用については、町の公式ページに記載が見あたりませんでした。開室時間までは細かく書かれているのに費用だけ書かれていないので、055-979-5541にお問い合わせください。
函南町教育支援センターは何時から何時までですか。
午前9時00分から午後2時30分まで、水曜日のみ午前11時30分までと町の公式ページに書かれています。開室日は「町内小中学校の学業日に準ずる」とあります。
見学は学校を通さないとできませんか。
町の公式ページには「見学、入級については、保護者の方が在籍している学校へ申し出てください。」と書かれているので、在籍校を通す形になります。学校に言い出しづらい場合は、まず055-979-5541に電話で相談してみてください。
函南町にフリースクールの利用料の補助はありますか。
町の公式サイトでは見つけられませんでした。静岡県の補助も、施設を運営する団体に出るもので、保護者が直接受け取れるものではありません。
「にじっこ」はフリースクールですか。
いいえ。函南町が「こどもの居場所」として紹介している学習支援で、毎週木曜の夕方(小学生16:00〜17:30、中学生18:00〜19:30)に函南町保健福祉センター2階で開かれています。無料ですが、利用に一定の要件があると書かれています。日中の通所先の代わりにはなりません。
放課後等デイサービスとフリースクールは違うものですか。
違います。放課後等デイサービスは障害福祉のサービスで、多くの場合は受給者証が必要です。県の一覧に載っている函南町のパステルスクールも、費用の欄が「障害者受給者証月額負担額に準ずる」となっています。この記事では放課後等デイサービスは紹介していません。
まとめ
函南町には、県の一覧に載っている民間のフリースクールがありません。ただ、南側が伊豆の国市と接しているので、県東部で最も施設が多い伊豆の国市の2か所が、いちばん近い候補になります。
そして函南町は、公的な窓口と地域の居場所の情報を、県東部のなかではよく公表している町でした。教育支援センターは開室時間まで、こどもの居場所は曜日・時間・費用・連絡先まで一覧になっています。足りないのは、教育支援センターの費用の記載だけです。
まずは函南町教育支援センター(055-979-5541)に電話してみてください。費用と、いま何人くらいが通っているかを聞くだけでも、次に進めます。見学は在籍校を通す形になっているので、学校の担任か教頭先生に一言伝えておくと話が早くなります。
そして、どこにも通わない時期があっても、それで何かが決定的に遅れるわけではありません。まず子どもが安心して過ごせる場所を1つ確保すること。学習の話はそのあとで間に合います。

この記事の内容を確かめるための一次資料

函南町から民間のフリースクールに通うとなると、いちばん近い伊豆の国市でも乗り換えが入ります。「行ける場所はあるけれど、毎日そこまで連れて行けるだろうか」——そこで止まってしまう家庭は少なくありません。NIJINアカデミーは、自宅から参加するオンラインのオルタナティブスクールです。移動の時間がいらないぶん、朝の体調に波がある子でも参加しやすい形をとっています。まずはどんな1日を過ごすのかを見てみてください。
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年9月24日 / 最終更新:2026年9月24日

