寒川町から通えるフリースクール5選|町内・隣の2市は0か所。相模線1本の海老名に3か所【2026年版】

寒川町のフリースクール5選(青空と川辺の風景)

「寒川町で、学校のかわりに通える場所はありますか」
神奈川県が紹介しているフリースクール等の一覧に、寒川町の団体は載っていません。隣の茅ヶ崎市・平塚市にもありません。いちばん近くに集まっているのは、JR相模線で乗り換えなしで行ける海老名駅の周り(3か所)です。町内には、町の「相談指導教室」(寒川小学校の北側)があり、通う曜日や時間を相談して決められます。この記事では、寒川町から通える5か所と、町の窓口でわかっていること・わからないことを、公式の記載だけをもとに整理しました。

この記事でわかること

  • 寒川町から通えるフリースクール5か所の場所・対象・開所日・費用(公式サイトと県の資料で確認できた範囲)
  • 相模線沿線の海老名市の3か所と、藤沢市・厚木市の2か所の違い
  • 町の相談指導教室の場所・通い方・申込の6つの手順
  • 町の教育振興基本計画での不登校の位置づけ
  • 補助が確認できなかったことと、費用の抑え方
  • 「通える場所がない」と感じたときに残る選択肢と、自宅から毎日「登校」できるNIJINアカデミーのメタバース校舎の特徴

この記事は、町・県の公式ページと各施設の公式サイト(公式に記載がない場合は神奈川県の団体シート・県のNPO紹介ページ)に書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年9月時点)。

目次

寒川町の今の状況を、数字と場所で確かめる

まず、寒川町という町の形と、不登校をめぐる状況を公式の資料で確かめます。

町の公式サイトによると、寒川町は「相模川の河口から上流約6kmの左岸に位置し、湘南地域の一角を占めて」いる町です。面積は13.42平方キロメートルで、東西2.9km・南北5.5kmと南北に長く、東は藤沢市、東と南は茅ヶ崎市、西は相模川を隔てて平塚市・厚木市、北は海老名市に接しています。標高は約5〜27mで、おおむね平坦な地形です。人口は48,160人(2026年9月1日現在)、町立の小学校は5校、中学校は3校です。

寒川町単独の不登校の人数は、町の公表資料では確認できませんでした。ただ、町の総合教育会議の資料(令和6年10月)には、「中1ギャップ」と呼ばれる「中学校入学後に新しい環境での学習や生活に不適応を起こし、不登校となる児童・生徒の増加傾向」という記述があります。また、町の「第2次寒川町教育振興基本計画」の実施計画では、施策の1つとして「不登校児童生徒に対し、その実態に配慮して相談指導教室の設置及び通室指導など、不登校児童生徒に対する多様で適切な教育機会の確保を推進します」と書かれています。

神奈川県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は24,250人(小学校10,192人・中学校14,058人)で、前年度から621人増えています。

では、学校の外の居場所はどうでしょうか。神奈川県が公開している「フリースクール等の紹介」(令和8年度・2026年7月2日更新)を確認したところ、寒川町の団体は掲載されていませんでした。隣の茅ヶ崎市・平塚市の団体もありません。近いところでは、北隣の海老名市に3団体、東隣の藤沢市に2団体、厚木市に1団体が載っています。

寒川町ならではの事情は、「JR相模線が町の南北をつないでいる」ことです。町内には寒川駅・宮山駅・倉見駅の3駅があり、町の公式サイトでは東京方面からの行き方として「JR東海道線 約60分→茅ヶ崎駅で乗り換え→JR相模線 約10分→寒川駅で下車」と案内されています。そして同じ相模線を北へ向かえば、乗り換えなしで海老名駅に着きます。海老名駅の周りに集まる3つの施設が、寒川町の子にとって現実的な通い先になります。

寒川町で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、寒川町ならではの事情です。

01

町内・隣の2市に施設がない

県の一覧に、寒川町・茅ヶ崎市・平塚市の団体は載っていません。通い先は海老名・藤沢・厚木になります。

02

町の教室の費用が書かれていない

相談指導教室は月〜金に開いていますが、費用と出席の扱いは町の公式ページに記載がありません。

03

補助が確認できない

保護者向けの利用料補助は、町の公式サイトで確認できませんでした。交通費も自己負担です。

3つとも「電話で確かめれば前に進める」壁です。窓口の番号はこの記事の後半にまとめています。

寒川町から通えるフリースクール5選(比較一覧)

相模線で行ける海老名市の3か所と、隣の藤沢市の1か所、厚木市の1か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは神奈川県の団体シートの金額を「県シート」として載せています。

スクール名エリア・最寄り対象開所費用の目安
フリースクール SACHI station海老名市上今泉
最寄りは海老名駅・座間駅
小学生以上(公式)平日 9:00〜15:50(公式)1日3,500円/月9回〜30,000円〜月16回〜40,000円(公式)
フリースクール plaisir海老名市国分北
海老名駅 徒歩18分程度
小1〜中3(原則・県シート)月〜金 10:00〜15:00(県シート)1回3,000円(10回以上は月30,000円)(県シート)
IDEAコミュニティカレッジ海老名市めぐみ町
海老名駅 徒歩すぐ
公式は中学生/県シートは小4以上平日(県シートは10:00〜14:00)通い放題+講座 月44,000円〜(県シート)
森の仔じゆうがっこう藤沢市亀井野(六会本部)/大庭教室小学生〜高校生(本部)月・水・金(公式)週1日 月16,000円〜(税別・公式)
星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール厚木市中町
本厚木駅 徒歩7分(県の紹介ページ)
小4〜中3月・水・金 10:20〜15:20(県シート)年会費18,000円+週1日 月20,000円〜(県シート)

表の見方のポイントは3つです。1つ目は、海老名市の3か所は相模線1本で行けること。海老名駅は小田急線・相鉄線も乗り入れる大きな駅で、IDEAは駅のすぐそばです。2つ目は、平日毎日開いているのはこの海老名市の3か所で、藤沢市の森の仔と厚木市の星槎は週3日だということ。3つ目は、少ない回数から始めやすいのはplaisir(1回3,000円・初回無料)とSACHI station(1日3,500円)だということです。

海老名市の施設については、海老名市から通えるフリースクール5選|市内3か所・座間・泉区【2026年版】でも紹介しています。

サボテンの鉢と地球儀

5か所を1か所ずつ紹介します

1. フリースクール SACHI station(海老名市上今泉)|平日毎日、使った分だけの料金

海老名市上今泉にある、平日毎日開いているフリースクールです。寒川町からは相模線で海老名駅まで出て向かう形になります。「食事代が含まれて」いる料金体系なので、昼食の準備が負担なご家庭にも使いやすい施設です。

公式サイトによると、開所は「基本、平日毎日 9時から15時50分」で、対象は小学生以上です(県の団体シートでは小・中学生)。最寄駅として海老名駅と座間駅の名前が挙がっていますが、徒歩の分数は確認できませんでした。

料金は公式サイトの料金ページに細かく書かれています。1日利用3,500円、半日(食事あり)2,500円、半日(食事なし)1,500円。月の利用回数が多い場合は月9回〜30,000円、月12回〜35,000円、月16回〜40,000円で、「利用した分だけのご請求です」「食事代が含まれております」とあります。ほかに入会金10,000円(1人)と年会費5,000円(1家庭)がかかります(税込・税別の表記なし)。

県の団体シートでは「週2回コース30,000円、週3回35,000円、週4回以上40,000円」と書かれていて、公式の回数制の料金表と区分が違います。この記事では公式の料金を採用しました。出席扱いについての記載は、公式サイトにありませんでした。

  • 所在地:海老名市上今泉2-3-19/最寄りは海老名駅・座間駅(徒歩分数の記載なし)
  • TEL:070-8955-1305
  • 対象:小学生以上(公式)
  • 開所:平日 9:00〜15:50(公式)
  • 費用:1日3,500円/月9回〜30,000円・月12回〜35,000円・月16回〜40,000円(食事代込み)+入会金10,000円・年会費5,000円(公式)
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし

2. フリースクール plaisir(海老名市国分北)|1回3,000円、初回は無料で体験

海老名市国分北にあるフリースクールです。寒川町からは相模線で海老名駅まで行き、そこから歩くかバスを使います(県の紹介ページでは、神奈中バス海10ルート「弥生神社前」から徒歩4分)。

運営はNPO法人grand-mere。フリースクールの時間は月曜〜金曜の10:00〜15:00で、夕方には学習支援(16:00〜18:00)の時間もあります。運営法人の開所案内では「小田急線海老名駅より徒歩18分程度」とされています。

公式サイトのフリースクールのページは画像中心で、料金と対象を文字で確認できませんでした。神奈川県の団体シートでは、対象は「小学校1年生から中学3年生まで(原則)」、費用は「1回3,000円(10回以上は月額30,000円)」、そして「全て1回目無料体験可能」とされています。通う回数が少ないうちは1回ごとの支払いで済み、たくさん通っても月30,000円が上限になる形です。

出席扱いについてははっきりした記載はありませんが、県シートには「在籍校や関係支援諸機関と密に連携を図ります」とあります。

  • 所在地:海老名市国分北1-21-23/海老名駅 徒歩18分程度
  • TEL:046-206-7273
  • 対象:小1〜中3(原則・県シート)
  • 開所:月〜金 10:00〜15:00(県シート)
  • 費用:1回3,000円(10回以上は月30,000円)、1回目は無料体験(県シート)
  • 出席扱い:明記なし(在籍校と連携すると記載)

3. IDEAコミュニティカレッジ(海老名市めぐみ町)|海老名駅すぐ、出席日数へのカウントを案内

海老名駅すぐの商業ビル(ViNA GARDENS PERCH)5階にある学びの場です。相模線の海老名駅に着けばすぐなので、寒川町の中学生が1人で通う場合にもわかりやすい場所です。

公式サイトでは「不登校・学校が合わない中学生のための平日毎日通える学びの場」と紹介されていて、在籍学校長の許可のもとで登校日時と学習内容を報告し、在籍小中学校の出席日数にカウントされることを案内しています。

費用は、公式サイトでは講座が60分7,000円(税別)などと書かれていますが、月謝はパンフレットで案内する形で、金額を公式のページで確認できませんでした。県の団体シートでは「コラーニングスペース通い放題+講座:44,000円〜」、開所は平日10〜14時です。対象は公式が中学生、県シートが小学4年生以上と書き方が違うので、小学生の場合は受け入れの可否を確認してください。

  • 所在地:海老名市めぐみ町3-1 ViNA GARDENS PERCH 5階/海老名駅 徒歩すぐ
  • TEL:070-1514-2022(県シート)
  • 対象:中学生(公式)/小学4年生以上(県シート)
  • 開所:平日(県シートは10:00〜14:00)
  • 費用:通い放題+講座 月44,000円〜(県シート)
  • 出席扱い:在籍校長の許可のもと出席日数にカウント(公式)

4. 森の仔じゆうがっこう(藤沢市亀井野・大庭)|小学生から高校生まで、料金を公式に明記

寒川町の東隣、藤沢市にあるNPO法人のフリースクールです。六会の本部と、大庭の教室の2か所があります。寒川町から通う場合は、車での送迎か、茅ヶ崎・藤沢方面の駅を経由することになります(最寄駅と徒歩分数は公式サイトで確認できませんでした)。

公式サイトによると、六会本部(藤沢市亀井野2丁目21番9号)は小学生〜高校生が対象で、月曜10:30〜16:30、水曜10:30〜14:00、金曜10:30〜16:30に開いています。料金は税別で週1日16,000円、週2日30,000円、週3日40,000円(月額)です。大庭教室(藤沢市大庭5404-3)は主に中学生向けで、火・木の11:30〜14:00と土曜15:00〜17:00。ほかに入会金6,500円・年会費6,000円(いずれも税別)がかかります。

料金・曜日・対象が公式サイトにはっきり書かれているので、比べやすい施設です。出席扱いについての記載は、公式サイトにありませんでした。

  • 所在地:藤沢市亀井野2-21-9(六会本部)/藤沢市大庭5404-3(大庭教室)
  • TEL:0466-86-7100(本部)/0466-86-7239(大庭)
  • 対象:小学生〜高校生(本部)/主に中学生(大庭)
  • 開所:月・水・金(本部)/火・木・土(大庭)(公式)
  • 費用:週1日 月16,000円〜週3日 月40,000円(税別)+入会金6,500円・年会費6,000円(税別・公式)
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし

5. 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール(厚木市中町)|出席状況を毎月在籍校へ

本厚木駅の近くにある、星槎グループのフリースクールです。寒川町からは、相模線で海老名駅に出て小田急線に乗り換える経路になります。出席の扱いについての記載がはっきりしているので候補に入れました。

対象は小学4年生から中学3年生で、1クラスの定員は10名。公式サイトには「チャレンジスクールでの出席状況は毎月末、在籍校へ送っています。」と書かれています。

公式サイトには曜日・時間・費用の記載がありませんでした。神奈川県の団体シートでは、開所は月・水・金の10:20〜15:20(火・金の登校は要相談)、費用は年会費18,000円に加えて、週1日で授業料17,000円+施設費3,000円、週2日で29,000円+6,000円、週3日で31,000円+9,000円(月額)、体験入学は1日3,500円となっています。

  • 所在地:厚木市中町3-16-8/本厚木駅 徒歩7分(県の紹介ページ)
  • TEL:046-296-5788(厚木相談室)
  • 対象:小学4年生〜中学3年生(定員10名)
  • 開所:月・水・金 10:20〜15:20(県シート)
  • 費用:年会費18,000円+月20,000円(週1日)〜40,000円(週3日)(県シート)
  • 出席扱い:出席状況を毎月末に在籍校へ送付(公式)

寒川町から通う場合の費用相場と、補助の有無

5か所の費用を、同じ条件で並べ直してみます。ここでは「週2回くらい通う」場合の月額で比べました。

スクール週2回くらいの月額最初にかかるお金たくさん通う場合
SACHI station月9回〜30,000円(食事代込み・公式)入会金10,000円・年会費5,000円月16回〜40,000円
plaisir1回3,000円×回数(県シート)記載なし10回以上は月30,000円
IDEAコミュニティカレッジ通い放題+講座 月44,000円〜(県シート)記載なし通い放題に含まれる
森の仔じゆうがっこう週2日 月30,000円(税別・公式)入会金6,500円・年会費6,000円(税別)週3日 月40,000円(税別)
星槎 チャレンジスクール月35,000円(授業料29,000円+施設費6,000円・県シート)年会費18,000円(県シート)週3日 月40,000円

こうして並べると、週2回で月24,000円〜44,000円ほどが中心で、平日毎日通うと月3万〜4万円台になります。寒川町の場合はこれに相模線の運賃が加わります。町の地形はおおむね平坦で、町の相談指導教室には自転車での通室の申請もあるので、町内の移動は自転車が使いやすい地域ですが、海老名・藤沢・厚木まで毎日となると交通費の見積もりも必要です。

補助について。寒川町の公式サイトで、保護者向けのフリースクール利用料や交通費の補助を探しましたが、確認できませんでした。神奈川県は、フリースクール等に通う子どもの保護者を支援する市町村に補助する事業を行っていますが、県のページで実施市町として挙がっているのは相模原市・鎌倉市・海老名市・藤沢市・葉山町・二宮町の6市町で、寒川町は含まれていません(茅ヶ崎市・平塚市も含まれていません)。県は「保護者の方に直接補助する制度ではございません。お住まいの市町村が事業を実施している必要があります。」と説明しています。

通う先が海老名市や藤沢市でも、その市の補助はその市の住民向けの制度なので、寒川町民が使えるとは考えにくいです。費用をできるだけ抑えたいときは、①町の相談指導教室(費用は電話で確認)→②1回ごとに払えるplaisir・SACHI stationで様子を見る→③必要に応じて通う日数を増やす、という順番で考えると無理がありません。

パステルカラーの紙と鉛筆

その前に確認したい、寒川町の公的な窓口

民間のフリースクールを探す前に(あるいは同時に)、町の窓口も確認しておきましょう。寒川町では、町の教育委員会の教育研究室が不登校の相談を受けていて、学校に行きづらい子が通う「相談指導教室」を運営しています。

寒川町相談指導教室(通う場所)

町の公式ページでは、相談指導教室について「不登校についての相談を受け付けています。相談のほか、通室による指導も行っています」と説明されています。教室の公式サイトによると、対象は「登校に不安があったり、人間関係で悩みがあったりして、学級などの集団の中に入りづらい児童・生徒」です。毎日から週1回程度まで通えて、私服で通えます。

  • 所在地:寒川町宮山934番地。「寒川小学校北側」「町民センターの分室の中」にあり、「寒川小学校から入れませんので、気を付けてください」と注意書きがあります
  • 開室:毎週月曜日〜金曜日 9時〜17時(町の公式ページ)
  • 通う時間:「通室の時間は相談の中で決めていきます」。「開室の時間は、小・中学校の登校時間に重ならないよう配慮しています」
  • 通い方:遠方の場合は自転車通室の申請を受け付けています
  • 費用:公式ページに記載がなく、確認できませんでした
  • 出席の扱い:公式ページに記載がなく、確認できませんでした

登校時間と重ならないように時間をずらしてくれるというのは、「同じ学校の子と顔を合わせたくない」という子にとって大事な配慮です。申込までの流れは、教室の公式サイトに6つの手順で書かれています。

  • ① 学校、または教育研究室(0467-73-4639)へ相談する
  • ② 相談指導教室に電話(0467-73-4085)して面談を予約する
  • ③ 本人・保護者・専任教員の3人で面談する
  • ④ 仮通室(体験通室も可)
  • ⑤ 必要事項を記入して学校に提出する
  • ⑥ 本通室

最初の相談は、学校を通しても、教育研究室に直接電話しても大丈夫な書き方です。書類は最終的に学校に提出します。

心理士による教育相談(相談の入り口)

町の相談ページによると、心理士による教育相談が「毎週基本水曜日 9時から17時まで」あり、予約制で、申込は教育研究室(0467-73-4639)です。子どもの様子について専門家に話を聞いてほしいときは、まずここから始められます。電話のときに「相談指導教室の費用はかかりますか」「通った日は在籍校で出席扱いになりますか」の2つも聞いてみてください。

注意:町の相談ページの問い合わせ欄には「学校教育課教育研究室 0467-37-5787」という番号も載っていて、ページ本文の0467-73-4639と食い違っています。つながらないときは町の代表番号(0467-74-1111)から教育研究室につないでもらってください。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「海老名まで毎日通うのはまだ難しい」「町の教室は合わなかった」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
寒川町の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
寒川町内に場所がある×
県の一覧に
町内は0件
○
相談指導教室
(宮山)
○
自宅から
送迎・移動がいらない△
相模線で
海老名へ
△
町内・
自転車可
○
移動なし
平日毎日通える△
5か所中3か所が
平日5日
○
月〜金
(時間は相談)
○
時間割が公開
費用が事前にわかる△
公式に金額がない
施設もある
×
費用の記載なし
○
料金表が公開
対面で人と直接会える○
同じ部屋で
過ごせる
○
専任教員と
過ごせる
×
画面越し
(対面はない)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと神奈川県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。

表のとおり、オンラインは移動がいらない・時間割や料金が公開されている点で強い一方、同じ部屋で人と直接会うことはできません。どれか1つが正解というより、お子さんの今の状態に合わせて組み合わせるものだと考えてください。

オンラインが向いているとき

寒川町から平日に通える施設は町の外にあり、相模線で毎日海老名まで通うのは、子どもにとっても保護者にとっても負担が小さくありません。「まず生活のリズムを戻したい」「電車に乗るのがまだ怖い」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の仕事の都合に左右されずに続けられます。人が多い場所が苦手な子にとっても、最初の一歩としてハードルが低いことがあります。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。寒川町の場合は、町内に通う時間を相談で決められる相談指導教室があるので、「オンラインで毎日の生活を整えながら、週に何日か町の教室や海老名の施設へ」という組み合わせがしやすい地域でもあります。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、神奈川県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|寒川町の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、神奈川県内では座間市(グランワルツ相武台校)・横浜市(横浜反町校など)・川崎市(武蔵新城校)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額はplaisir(1回3,000円)などを少ない回数だけ使う場合より高いこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、町の相談指導教室や海老名の施設と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

それでも、「電車での通学がまだ負担」「同じ年ごろの友だちと毎日話したい」という段階を考えると、通学時間0分で毎日同じ仲間と過ごせるメタバース校舎は、ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。

電車に乗れない日も、
自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。寒川町から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【寒川町から通う場合に特に大事】相模線での行き帰り。海老名駅から施設までの道のり(IDEAは駅すぐ、plaisirは徒歩18分程度かバス)、行きと帰りの電車の本数、帰りが夕方になるかどうか。一度、実際に通う時間帯に親子で行ってみると安心です
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。寒川町立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。見学は1か所で決めず、できれば町の相談指導教室と、海老名の1か所の両方を比べてみてください。

緑が見える大きな窓のある学習スペース

よくある質問

寒川町内にフリースクールはありますか。

神奈川県の「フリースクール等の紹介」(令和8年度)には、寒川町の団体は掲載されていませんでした。隣の茅ヶ崎市・平塚市の団体もありません。町内にあるのは、町の「相談指導教室」(寒川町宮山934・寒川小学校の北側)です。民間の施設は、相模線で乗り換えなしで行ける海老名市に3か所あります。

寒川町の相談指導教室はどこにありますか。無料ですか。

寒川町宮山934番地、寒川小学校の北側の町民センター分室の中にあります(寒川小学校からは入れません)。開室は月〜金の9時〜17時で、通う時間は相談して決めます。費用は町の公式ページに記載がなく、確認できませんでした。この記事では推測で「無料」とは書いていません。

相談指導教室に通うには、どうすればいいですか。

教室の公式サイトでは、①学校または教育研究室(0467-73-4639)へ相談、②教室(0467-73-4085)に電話して面談を予約、③本人・保護者・専任教員の3人で面談、④仮通室(体験も可)、⑤必要事項を記入して学校に提出、⑥本通室、という流れが案内されています。最初の相談は、保護者から教育研究室に直接電話しても大丈夫です。

寒川町の不登校の人数はどれくらいですか。

寒川町単独の人数は、町の公表資料では確認できませんでした。町の総合教育会議の資料には、中学校入学後に不登校となる児童生徒の「増加傾向」という記述があります。神奈川県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は24,250人(前年度23,629人)です。

寒川町にフリースクールの利用料の補助はありますか。

寒川町の公式サイトでは、保護者向けのフリースクール利用料や交通費の補助は確認できませんでした。神奈川県が支援している市町村の補助事業の実施市町(相模原市・鎌倉市・海老名市・藤沢市・葉山町・二宮町)にも、寒川町は含まれていません。

フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。

出席扱いにするかどうかは、在籍している学校の校長が判断します。今回紹介した施設のうち、星槎の厚木相談室チャレンジスクールは「出席状況は毎月末、在籍校へ送っています」、IDEAコミュニティカレッジは在籍校長の許可のもと出席日数にカウントされる旨を公式に書いています。ほかの施設は記載がなかったので、見学のときに実績を聞いてください。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

寒川町から海老名の施設までは、どうやって行けばいいですか。

町内の寒川駅・宮山駅・倉見駅からJR相模線に乗れば、乗り換えなしで海老名駅に着きます。IDEAコミュニティカレッジは海老名駅のすぐそば、plaisirは海老名駅から徒歩18分程度(神奈中バス「弥生神社前」から徒歩4分)です。SACHI stationは最寄駅として海老名駅と座間駅が挙げられています。

高校生でも通える場所はありますか。

藤沢市の森の仔じゆうがっこう(六会本部)は、公式サイトで対象を小学生〜高校生としています。SACHI stationは「小学生以上」と案内しています。海老名市のplaisirは小1〜中3(原則)、星槎のチャレンジスクールは小4〜中3です。

まとめ

寒川町でフリースクールを探すときに押さえておきたいことを、もう一度まとめます。

  • 県の一覧に、寒川町・茅ヶ崎市・平塚市の団体は0件。町の資料には、中学校入学後の不登校の「増加傾向」が書かれている
  • 相模線で乗り換えなしの海老名駅の周りに、SACHI station・plaisir・IDEAの3か所がある。藤沢市の森の仔、厚木市の星槎も候補になる
  • 町の公的な受け皿は相談指導教室(寒川小学校の北側・月〜金)。通う時間は相談で決められ、登校時間と重ならないよう配慮されている。費用と出席の扱いは公式ページで確認できなかった
  • 保護者向けの利用料補助は確認できなかった。県の補助は6市町の事業が対象で、寒川町は含まれていない

最初の一歩としては、①教育研究室(0467-73-4639)に電話して、相談指導教室の費用と出席の扱い、面談の予約方法を聞く、②海老名市のplaisirの初回無料体験や、SACHI stationの1日利用で、相模線での通い方を試してみる、の2つを同じ週に進めるのがおすすめです。町の窓口と民間の施設を並べて比べられるので、お子さんに合う場所を選びやすくなります。焦らず、お子さんのペースで進めていきましょう。

木々に囲まれた穏やかな川辺

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年9月29日 / 最終更新:2026年9月29日

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