取手市から通えるフリースクール・学びの場まとめ|市のひまわりルームと、志徳館・牛久のSONORA・つくばの2校【2026年版】

取手市から通えるフリースクール|青空と住宅街の道

「取手市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
取手市(人口105,603人・世帯数53,316世帯・2026年9月1日、市公式)には、市の教育支援センター「ひまわりルーム」があります。民間は、市内の「チャレンジスクール志徳館」と、隣の牛久市・つくば市・我孫子市の施設を、公式サイトや県の資料で確認できたことだけで整理しました。

この記事でわかること

  • 取手市の教育支援センター「ひまわりルーム」の場所・時間・相談の入り口
  • 市内の志徳館と、牛久市・つくば市・我孫子市のフリースクールの開所日と、公式に書かれた料金
  • 市の利用料補助は確認できない一方、県には所得要件つきの補助があること
  • どれも合わないときの選択肢(オンライン)と、市の相談窓口

この記事は、取手市・茨城県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。

目次

取手市の今の状況を、数字と場所で確かめる

取手市は茨城県の南部にある市で、住民基本台帳の人口は105,603人(うち外国人3,798人)、世帯数は53,316世帯です(2026年9月1日現在、市公式)。

市内の不登校の児童生徒数は、市の第4次教育振興基本計画と教育委員会の議事録(令和7年5月分)には数字の記載がなく、市の公表資料では確認できませんでした。計画には、各小中学校に「校内サポートルーム等」を設置していると書かれていますが、設置している学校の数や使い方までは確認できていません。

通える場所は、市の教育総合支援センター内の「ひまわりルーム」と、市内の民間1か所、そして隣の牛久市・つくば市・我孫子市にあります。取手市は常磐線沿いで、隣の市へ出やすい一方、通う場所までの時間と交通費は、家庭ごとに確かめる必要があります。

全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。茨城県の人数は、県教育委員会の調査のページで確認できた最新が令和3年度(小・中学校の合計6,411人、前年度は4,552人)で、令和6年度の数字は、県の公式ページでは確認できませんでした。取手市の人数は、市の公表資料で確認できた範囲を、次の節に書いています。

取手市で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、取手市ならではの事情です。

01

市内の民間は1か所。ほかは隣の市へ通う形

公式サイトで確認できた取手市内の民間は、藤代駅近くのチャレンジスクール志徳館の1か所です。ほかは、牛久市のこどもの SONORA、つくば市の2校、我孫子市のNIJINアカデミー我孫子校など、隣の市の施設になります。

02

料金は月25,000円〜35,000円の幅(公式の金額があるもの)

公式サイトに金額があるのは、志徳館(月25,000円)、こどもの SONORA(月30,000円)、つくば空(月30,000〜35,000円)です。学びの杜学園は、公式サイトに金額がなく、県の一覧に別の金額が載っています。

03

市の補助は確認できない。県の補助は所得要件つき

取手市の公式ページで、フリースクールの利用料補助は確認できませんでした。県には、住民税非課税・要保護・準要保護の世帯が対象の補助(月15,000円まで)があります。

3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。

取手市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)

取手市内の民間は、公式サイトで確認できた1か所です。ほかに、隣の牛久市・つくば市・我孫子市の施設を、確認できた範囲で載せています。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは各施設の公式サイトに書かれた金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。

施設名(場所)対象開所日費用の目安最寄駅・アクセス(公式)
チャレンジスクール志徳館(志徳館)
(取手市藤代南1-5-15 千葉ビル1階)
小学生〜高校生(公式)活動は10:00〜15:00。受付は月〜土の10:00〜17:00(公式)。県の一覧は月〜金入学金10,000円+月25,000円(授業料20,000円+設備費5,000円・公式)藤代駅南口から徒歩1分(県の一覧)
フリースクール こどもの SONORA(一般社団法人こどものSONORA)
(牛久市柏田町1030)
主に小学生〜中学生。未就学児や高校生以上も利用可(公式)火〜金 9:30〜16:30。月曜は予約制の個別相談・家庭訪問(公式)月30,000円(登録料含む)。日利用は1口500円以上×3口以上+登録料10,000円(3か月)(公式)牛久駅から徒歩約15分(1.3km)。大岡山バス停から徒歩4分(公式)
NIJINアカデミー 我孫子校(千葉県我孫子市)
(「たべるのcooking」内)
小・中・高生(公式)毎週火曜 10:00〜15:00(公式)校の案内ページに金額の記載なし(学費ページで確認)JR我孫子駅から徒歩8分。無料駐車場9台(公式)
サドベリースクール つくば空(一般社団法人サドベリースクール つくば空)
(つくば市春日4-1-15-100)
小2〜中3が在籍中。高校生も可(公式)月・水・木・金 10:00〜15:00(火曜は休校・公式)入会金10,000円+月謝30,000〜35,000円。保険料は年800円(公式)最寄り駅は公式に記載なし(県の一覧は「つくば駅からバス16分」)
TSUKUBA学びの杜学園(学びの杜学園)
(つくば市吾妻3-11-5 ヴェルンハイムK103)
小・中学生(フリースクール小中等部・公式)月〜金。公式は10:00〜15:00、県の一覧は10:00〜17:00公式サイトに金額の記載なし(県の一覧は入学100,000円+月46,000円)つくば駅から徒歩15分(公式のアクセスページ)

5か所を並べると、公式サイトで確認できたことの量に差があります。志徳館・こどもの SONORA・つくば空は、対象・時間・料金まで公式に書かれています。学びの杜学園は、公式サイトに金額がなく、時間も県の一覧と食い違っています。NIJINアカデミー我孫子校は、開校日・時間は分かりますが、金額は校の案内ページに載っていません。通う前に、問い合わせで最新の内容を確かめてください。

通い方は、志徳館がJR藤代駅南口から徒歩1分(県の一覧)、こどもの SONORAが牛久駅から徒歩約15分(公式)、NIJINアカデミー我孫子校がJR我孫子駅から徒歩8分(公式)です。つくば空は最寄り駅が公式に書かれておらず、県の一覧には「つくば駅からバス16分」とあります。市の教育支援センター「ひまわりルーム」は、戸頭の教育総合支援センター(旧戸頭西小学校)内にあります。

日の差す窓辺に置かれた観葉植物と木の小さな家、ノート

5か所を1か所ずつ紹介します

ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。

1. チャレンジスクール志徳館(志徳館)(取手市藤代南1-5-15 千葉ビル1階)|取手市内の民間。小学生から高校生までが通える

取手市藤代南1-5-15の千葉ビル1階にある「チャレンジスクール志徳館」は、取手市の民間のフリースクールです。同じ場所で、通信制高校のサポート校「志徳館学園」も運営しています。

  • 対象(公式):小学生から高校生まで
  • 時間(公式):活動は10:00〜15:00。受付は月〜土の10:00〜17:00
  • 費用(公式):入学金10,000円、授業料20,000円(月)、設備費5,000円(月)。2年目以降は、4月1日に登録更新費10,000円
  • アクセス:JR常磐線の藤代駅南口から徒歩1分(茨城県の民間施設一覧による)
  • 電話:0297-79-5311

茨城県の民間施設一覧では、開所は月〜金の10〜15時と書かれていて、土曜の扱いが公式サイトと食い違っています。通える曜日は、問い合わせで確かめてください。サポート校と同じ場所なので、高校生の進路についても相談したいときは、フリースクールの利用とサポート校の利用が別の契約になるかどうかを、あわせて聞いておくと安心です。

2. フリースクール こどもの SONORA(一般社団法人こどものSONORA)(牛久市柏田町1030)|牛久市にある。学校に行きづらい小・中学生が中心

牛久市柏田町1030にある「フリースクール こどもの SONORA」は、一般社団法人こどものSONORAが運営しています。茨城県の民間施設一覧にも載っています。公式サイトには、学校になじめない・行きづらい・行けない小学生から中学生が主な対象と書かれています。

  • 開所(公式):火〜金の9:30〜16:30。月曜は、予約制の個別相談と家庭訪問
  • 費用(公式):月利用は30,000円(登録料を含む)。日利用は、1口500円以上を3口以上(最低1,500円)と、登録料10,000円(3か月)。保険は年2,000円
  • アクセス(公式):牛久駅から徒歩約15分(1.3km)。バスの場合は、大岡山バス停から徒歩4分
  • 電話:029-874-8351

公式トップページには「2026年4月3日時点」の表記があります。牛久市から取手市など隣の市町までの所要時間は、公式サイトに書かれていないので、お住まいの場所から実際の移動時間を確かめてください。

3. NIJINアカデミー 我孫子校(千葉県我孫子市)(「たべるのcooking」内)|隣の我孫子市にある、毎週火曜の教室

千葉県我孫子市の「たべるのcooking」内にある「NIJINアカデミー 我孫子校」は、この「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの教室です。2026年5月に開校したと、公式の校ページに書かれています。

  • 開校日・時間(公式):毎週火曜の10:00〜15:00
  • 対象(公式):小・中・高生
  • アクセス(公式):JR我孫子駅から徒歩8分。無料駐車場が9台

取手市の隣にある我孫子市の教室ですが、取手市からの所要時間は公式に書かれていません。金額も校の案内ページにはないので、公式の学費・プランのページか、問い合わせで確かめてください。運営元が当サイトと同じNIJINのため、他の施設と同じ基準で、公式に書かれたことだけを載せています。

4. サドベリースクール つくば空(一般社団法人サドベリースクール つくば空)(つくば市春日4-1-15-100)|つくば市にある、サドベリー型のスクール

つくば市春日4丁目1-15-100にある「サドベリースクール つくば空」は、一般社団法人サドベリースクール つくば空が運営しています。茨城県の民間施設一覧にも載っています。

  • 対象(公式):小学2年から中学3年が在籍中。高校生も利用できます
  • 開所(公式):月・水・木・金の10:00〜15:00(火曜は休校)
  • 費用(公式):入会金10,000円、保険料は年800円。月謝は、小学1〜3年が35,000円、小学4年〜中学生が30,000円。高校生は、週1回10,000円・週2回20,000円・週3回以上30,000円
  • アクセス:最寄り駅は公式サイトに書かれていません。茨城県の一覧には「つくば駅からバス16分」とあります

通う曜日と時間が決まっているので、まずは見学と体験で、お子さんが自分のペースで過ごせるかを確かめるのがよさそうです。

5. TSUKUBA学びの杜学園(学びの杜学園)(つくば市吾妻3-11-5 ヴェルンハイムK103)|つくば市にある、平日に通える小中学生向けのフリースクール

つくば市吾妻3-11-5のヴェルンハイムK103にある「TSUKUBA学びの杜学園」は、フリースクールの小中等部を設けています。公式サイトのアクセスのページには、つくば駅から徒歩15分と書かれています。

  • 開所:月〜金。公式サイトでは10:00〜15:00、茨城県の一覧では10:00〜17:00と書かれていて、時間が食い違っています
  • 費用:公式サイトには金額の記載がなく、電話・資料請求での案内です。茨城県の一覧には、入学100,000円+月46,000円とあります(県の資料の記載で、公式サイトでは確認できていません)
  • 電話:029-898-9905

金額と時間が資料によって違うので、通う前に、学園へ直接確かめてください。

取手市から通う場合の費用相場と、補助の有無

5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。

施設名入会金月額の目安出典
チャレンジスクール志徳館10,000円(公式)月25,000円(授業料20,000円+設備費5,000円)。2年目以降は4月に登録更新費10,000円(公式)公式サイト
フリースクール こどもの SONORA登録料10,000円(日利用の場合・3か月)月30,000円(登録料含む)。日利用は1口500円以上×3口以上。保険は年2,000円(公式)公式サイト(2026年4月3日時点の表記)
NIJINアカデミー 我孫子校公式の校ページに記載なし公式の校ページに金額の記載なし(学費・プランの公式ページで確認)公式サイト
サドベリースクール つくば空10,000円(公式)月30,000円(小4〜中学生)/35,000円(小1〜3年)。高校生は週1回10,000円・週2回20,000円・週3回以上30,000円(公式)公式サイト
TSUKUBA学びの杜学園県の一覧:100,000円(公式サイトには記載なし)県の一覧:月46,000円(公式サイトには記載なし)茨城県の民間施設一覧(令和7年7月)

費用は、公式サイトの金額を並べました。志徳館は入学金10,000円+月25,000円、こどもの SONORAは月30,000円(登録料を含む)、つくば空は入会金10,000円+月30,000〜35,000円です。学びの杜学園と我孫子校は、公式サイトに金額がなく、確認できませんでした。市の「ひまわりルーム」の費用も、市の公式ページと条例施行規則に書かれていません。

補助については、取手市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。茨城県には「民間フリースクール連携推進事業(授業料等補助)」があります(令和8年度)。県内に住む不登校の小・中学生の保護者のうち、住民税非課税世帯・要保護世帯・準要保護世帯が対象で、授業料等の2分の1以内、1人あたり月15,000円(年18万円)までです。申請は3期制で、第Ⅲ期は令和9年3月31日必着です。ただし、対象は県の要件を満たす施設への通所で、この記事で紹介する施設が補助の対象かどうかは確認できていません。使いたいときは、通う前に県教育委員会 生徒支援・いじめ対策推進室(029-301-5229)に確認してください。「ひまわりルーム」の利用料も、市の公式ページには書かれておらず、確認できませんでした。

費用をおさえる方法としては、①市の「ひまわりルーム」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

窓辺に置かれた本と紅茶と野の花

その前に確認したい、取手市の公的な窓口

民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。隣の市の学び場は、つくば市から通えるフリースクールや、龍ケ崎市から通えるフリースクール、我孫子市から通えるフリースクール、茨城のフリースクール一覧でも紹介しています。

教育支援センター「ひまわりルーム」

市の公式ページ(更新日は2025年7月14日)には、次のように書かれています。

  • 場所:取手市戸頭8-10-1(取手市教育総合支援センター内・旧戸頭西小学校)
  • 開室時間:10:00〜15:00(開室の曜日は、市のこのページに明記なし。県の紹介ページには月〜金とあります)
  • 対象:不登校の児童生徒の学校復帰への支援
  • 申し込み:まず教育総合支援センターに相談する形で、在籍校を通すのか直接なのかは明記がありません
  • 電話:ひまわりルーム 0297-63-4756/教育総合支援センター 0297-63-4755
  • 費用・出席扱い:市の公式ページと条例施行規則に記載がなく、確認できませんでした

教育相談と青少年センター

  • 教育総合支援センターの教育相談:来所は月〜金の9:00〜16:30。電話は、月・水・金が9:00〜19:30、火・木が9:00〜16:30(土日祝と年末年始は休み)。電話は0297-63-4755
  • 青少年センター:取手市西二丁目35-3(市役所分庁舎2階)。月〜金の9:00〜16:30で、おおむね18歳未満の子どもと保護者の悩みを受けます。電話は0297-73-6868、「こどもの電話」は0297-72-8080(市公式・更新日は2026年5月31日)

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

通える場所が近くにあっても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
取手市の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
対面で人と直接会える○
小さな場所で、人と過ごせる
○
ひまわりルームで、職員と会える
×
画面越し(対面の時間はない)
少ない日数から始めやすい△
日利用のある場所(SONORA)もあるが、多くは曜日が決まっている
△
開室の曜日は市のページに明記なし
△
平日毎日の授業が基本
費用を抑えやすい△
月25,000〜35,000円(公式の金額があるもの)
△
費用の記載は確認できず(要問合せ)
△
月25,443円(メタバース通学)
天候・移動に左右されにくい△
藤代駅近く/牛久・つくば・我孫子へ移動が必要
△
戸頭の教育総合支援センターまで通う必要がある
○
自宅から参加できる
学校の出席扱いにつなげやすい△
出席扱いの記載は今回確認できず(在籍校に確認)
△
出席扱いの記載は確認できず(在籍校に確認)
△
在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと茨城県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。

オンラインが向いているとき

取手市内の民間は、志徳館の1か所です。ほかは隣の市まで移動する形になるので、「毎日の移動がまだ負担」「まず家で学びのリズムを作りたい」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の仕事の都合に左右されずに続けられます。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。取手市の場合は、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは志徳館などの居場所へ」という組み合わせも考えられます(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、茨城県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|取手市の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、リアル教室は、公式サイトの「リアル教室情報」で都道府県ごとに探せます(茨城県内には、公式の教室ページに阿見校(毎週金曜)・潮来校(毎週木曜)・下妻校(毎週水曜)があります。お住まいの場所からの所要時間は、今回確認できていません)。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週単位で通う場合より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、ひまわりルームや、志徳館・SONORAなどの居場所と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

通える場所が合わなくても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。

外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。取手市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【取手市ならでは】市内と隣の市、どこまで通えるかの確認。志徳館は藤代駅から徒歩1分(県の一覧)でも、SONORA・つくば空・学びの杜学園は別の市です。取手駅・藤代駅・戸頭のどこから出るか、バスや電車の時間と交通費を、見学の前に調べておく
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。取手市立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の「ひまわりルーム」との併用を考えている場合は、在籍校と教育総合支援センターにも、同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

木漏れ日が差す公園の小道

よくある質問

取手市に、市が運営するフリースクールはありますか。

市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センター「ひまわりルーム」があります。取手市戸頭8-10-1の教育総合支援センター内にあり、開室時間は10:00〜15:00です(開室の曜日は市のページに明記がなく、県の紹介ページには月〜金とあります)。まず教育総合支援センター(0297-63-4755)に相談する形です。費用と出席扱いは、市の公式ページに書かれていません。

取手市内に民間のフリースクールはありますか。

今回確認した範囲では、公式サイトで確認できた市内の民間は、藤代南の「チャレンジスクール志徳館」です。取手市内の別の居場所が情報サイトに載っていますが、公式サイトを確認できなかったので、この記事には載せていません。

志徳館の料金はいくらですか。

公式サイトには、入学金10,000円、授業料20,000円(月)、設備費5,000円(月)、2年目以降の登録更新費10,000円(4月1日)と書かれています。月あたりでは25,000円です。

牛久市のこどもの SONORAは、取手市から通えますか。

牛久市柏田町1030にあり、牛久駅から徒歩約15分と公式サイトに書かれています。取手市からの所要時間は書かれていないので、お住まいの場所から実際の移動時間を確かめてください。月利用は30,000円(登録料を含む)、日利用もあります。

取手市に、フリースクールの利用料の補助はありますか。

市の公式ページでは、確認できませんでした(「ない」とは断定できません)。県には、住民税非課税・要保護・準要保護の世帯を対象に、授業料等の2分の1以内、月15,000円までの補助があります。対象は県の要件を満たす施設への通所なので、通う前に県へ確認してください。

取手市の不登校の子は、どのくらいいますか。

市の教育振興基本計画と教育委員会の議事録では、人数を確認できませんでした。全国では、令和6年度の小・中学校の不登校が35万3,970人と、文部科学省の調査で示されています。

フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。

出席扱いにするかどうかは、在籍する学校の校長が判断します。今回確認した施設の公式サイトには、出席扱いについての記載を確認できなかったので、通う前に在籍校と施設の両方に相談してください。

相談できる窓口はどこですか。

教育総合支援センターの教育相談(0297-63-4755、来所は月〜金の9:00〜16:30)と、青少年センター(0297-73-6868、月〜金の9:00〜16:30)があります。県の相談窓口一覧にも、取手市の窓口として青少年センターと家庭児童相談室が載っています。

高校のことも一緒に相談できますか。

志徳館は、同じ場所で通信制高校のサポート校「志徳館学園」も運営しています。フリースクールとサポート校の利用が、同じ契約なのか別なのかは公式サイトでは確認できなかったので、高校生活まで考えたいときは、見学のときに聞いてください。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

まとめ

取手市から通える場所は、市の「ひまわりルーム」、市内の志徳館、隣の牛久市・つくば市・我孫子市の施設が候補になります。

  • 「ひまわりルーム」は教育総合支援センター内にあり、まず教育総合支援センターに相談する形
  • 民間は、市内の志徳館(月25,000円)と、牛久市・つくば市・我孫子市の施設
  • 市の利用料補助は確認できず、県には所得要件つきの補助がある
  • 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります

取手市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

机の上でクレヨンを使って絵を描く子どもの手元

この記事の内容を確かめるための一次資料

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年10月6日 / 最終更新:2026年10月6日

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