ポーランドで日本人学校を探すなら、まずワルシャワ日本人学校の小学部・中学部を確認します。在ポーランド日本国大使館が案内する全日制の日本人学校です。学校の令和8(2026)年度入学資料には、授業料が保護者の日本人会・商工会の会員区分により月3,000または3,200 PLN、入学金も同額と明記されています。一方、現地校や日本語講座、オンライン日本語学習は役割が違います。この記事では、まず通学と学費を確かめ、その後に別の学び方を比較します。
にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するともだちじゃぱんも同社の事業です。候補は、ポーランドで利用を検討できる公式情報があり、学校の種類や学び方が異なるものを選びました。全日制の日本人学校、ワルシャワの現地校、日本語講座、オンライン日本語学習の順に、平日の在籍先から補助的な学びへ並べています。順位や優劣ではありません。費用・募集・所在地などは2026年10月21日に各運営元の一次情報を確認しました。
ポーランドの日本人学校はどこ?まず平日の在籍先を決める
在ポーランド日本国大使館の子女教育案内は、ポーランドの日本人学校としてワルシャワ日本人学校を示しています。同校は日本の小学校・中学校に相当する学びを平日行う学校です。別の平日校へ在籍しながら日本語を補いたい家庭とは、学校選びの出発点が異なります。
この記事で紹介するKOTONOHAの子ども向けコースは日本語を週1回学ぶ講座で、日本人学校や補習授業校の全課程ではありません。ITSWは現地の三言語インターナショナルスクールで、日本語を言語の一つとして選べる案内があります。ともだちじゃぱんはオンライン日本語スクールで、現在は8人制クラスの開校前です。「日本語を学べる」ことと「平日に在籍できる学校」であることは分けて確認しましょう。
転居予定の住所、子どもの学年、現地校と日本人学校のどちらを平日の中心にするかを先に決めると、問い合わせ先が絞れます。ワルシャワ以外の都市から日本人学校へ毎日通う前提は置かず、住居候補から実際の所要時間を調べます。日本語の会話や同世代との交流を別に加えたい家庭にはオンラインも選択肢ですが、今すぐ集団クラスが必要なら開校中の別の場も探してください。
ワルシャワ日本人学校の2026年度学費は月3,000/3,200 PLN
学校公式の入学・聴講ページから、令和8年度の小学部・中学部の入学・編入学案内(PDF)を確認できます。旧記事では現行額を確定できないとしていましたが、この資料は入学金と月額授業料を明記しています。
| 区分 | 入学金 | 授業料 | 支払い方と確認点 |
|---|---|---|---|
| 日本人会・商工会の会員等 | 3,000 PLN | 月3,000 PLN | 授業料1か月分を入学金に充当。入会見込みの場合の扱いも資料で確認 |
| 非会員 | 3,200 PLN | 月3,200 PLN | 同じく入学金は授業料1か月分 |
学校資料では授業料を3か月分ずつ、4月・7月・10月・1月に案内し、PLNで振り込むとしています。年度途中に入る場合は、開始月と請求期を学校に確認します。入学金+授業料だけで費用全体を示したことにはなりません。通学費、昼食、学用品、行事などを別に見積もり、適用区分も学校に確かめます。為替で円換算した固定額を示すと変動するため、ここでは公式のPLN額を掲載します。
入学資格は校長の許可が必要です。特別な事情では学校運営理事会の承認が必要とされます。対象は小学部・中学部で、希望学年の空きや日本語での授業への適応、年度途中の受け入れについては、公式の現在の回答を得てください。学校代表電話は公式ページに +48 22 643 5474 とあります。
入学・編入と「聴講」は別の手続き
正規の入学・編入を希望する保護者は、学校へ直接申し出て所定の願書を提出します。令和8年度の案内では、編入時に前籍校から厳封した指導要録の写し、健康診断票・歯科検査票、在籍証明書、教科書給与証明書の4種類を持参するよう記されています。書類の発行に時間がかかるため、転居日が決まった段階で前籍校とワルシャワ日本人学校の両方へ確認しましょう。
短期間だけ通う聴講は、正規入学と同じ制度ではありません。学校の令和8年度聴講案内(PDF)は、別の学校に在籍する子どもが休業中などに一定期間受講する仕組みを説明しています。学校運営と本人の日本語での日常会話に支障がないことなどを見て、随時受け入れを検討します。対象は本科生が在籍する学年で、学校との面談が必要になる場合もあります。
聴講料は保護者の会員区分に応じて1日180 PLNまたは240 PLNで、別途、海外学校傷害保険料として1人月12 PLNとあります。公式ページに残る「5月現在」の受入可能学級は、その時点の聴講情報です。今の空き、希望期間、受けられる教科、聴講中の行事、保険料を申込み時に聞き直してください。聴講できることから、そのまま長期在籍や進級が認められると推測しないようにします。

現地校・インターナショナルスクールを平日の在籍先にする場合
ポーランド政府の外国人児童の教育案内は、6〜18歳の子どもの就学について説明しています。現地校を選ぶ家庭は、居住予定住所をもとに自治体や学校へ対象校、学年配置、必要書類、ポーランド語支援を確認します。日本人学校へ通う場合と制度上の手続きは別です。オンライン日本語学習を追加しても、現地校での在籍手続きが完了するわけではありません。
英語や複数言語の学校生活を望むなら、インターナショナルスクールを別枠で検討します。たとえばITSWは三言語の学校で、日本語を言語選択肢の一つとして示しています。2026/27年度の小学1〜3年生の料金・入学ページでは、入学時2,670 PLN、返金対象とされる保証金2,950 PLN、月額授業料4,739 PLN、昼食1日20.60 PLNと案内しています。これらは小学1〜3年生の掲載額で、他学年に流用できません。希望する日本語の組合せ、キャンパス、空席、追加費用は学校へ確認します。
ほかにもAmerican School of WarsawやThe British School Warsawが平日の学校候補です。ただし「ワルシャワ」という名前だけでは同じ地域にあるとは限りません。British Schoolは年齢によって校舎が分かれ、学校公式の連絡先にはPrimary & Secondary CampusとEarly Years Centreが別住所で示されています。希望学年の校舎と住所からの通学を先に確認してください。これらの学校を日本語補習授業校と誤認しないよう、授業言語と日本語学習の必要量も聞きます。
ワルシャワの日本語講座は日本人学校の代わりになる?
KOTONOHAの子ども向け日本語コースは、7〜13歳を対象に、週1回60分、ゲームや活動を通じた語彙・文法・簡単な会話を案内しています。掲載会場はワルシャワ中心部のul. Jasna 1です。ただし同ページの時間割は2025/26年度の金曜16〜17時で、2026/27年度の実施曜日や空き枠を示すものではありません。現行の開講・料金・日本語経験別クラスは直接確認が必要です。
このコースは語学レッスンで、平日の在籍校や日本の教科課程を行う補習授業校ではありません。日本語をすでに家庭で使う子には、初級の外国語学習が簡単すぎる可能性もあります。逆に、ポーランド語や英語が中心の子には気軽に日本語を試す場所になるかもしれません。本人の日本語力と学習目標に合うか体験や講師への質問で確かめます。
週末に日本語を使う機会を探す場合も、学校名に「日本語」が入るだけで補習授業校と判断しません。授業曜日、教科書、対象学年、平日の在籍校との連携、見学、費用をそれぞれ確認します。公館の一覧に載る全日制校と、民間の語学講座は制度と学習時間が違います。
同じ項目で比較する|学校・講座・オンラインの違い
以下は順位を付けない条件別の一覧です。所在地とオンラインの可否、対象、頻度・内容、費用、体験、募集状況をすべて同じ列で整理しました。対象が異なるため、金額だけで安い・高いを決められません。未公表や現年度が確認できない箇所は「要問い合わせ」としています。
| 候補・種別 | 対象・場所 | 頻度・内容 | 費用・追加費用 | 体験・募集状況 |
|---|---|---|---|---|
| ワルシャワ日本人学校 全日制 | 小学部・中学部/ワルシャワ、通学先詳細は学校確認 | 月〜金。2026年度案内は登校7:45〜8:10、下校15:30。日本の学習指導要領に準拠 | 入学金・月額とも会員等3,000 PLN、非会員3,200 PLN。送迎・学用品等は個別確認 | 正規入学は校長の許可。見学・希望学年の空きは要問い合わせ。別に聴講制度あり |
| ITSW 現地国際校 | 保育園〜8年生/ワルシャワ。学年でキャンパスが異なる | 平日の三言語教育。日本語を言語選択肢に含むが希望学年での提供を確認 | 小学1〜3年生の2026/27年度掲載例:入学2,670 PLN、保証金2,950 PLN、月4,739 PLN、昼食別。その他学年は公式料金を確認 | 小学1〜3年生は年間を通じ申請、空き状況次第。キャンパス訪問と日本語枠は要問い合わせ |
| KOTONOHA 日本語講座 | 7〜13歳/ul. Jasna 1、ワルシャワ | 週1回60分の子ども向け日本語。掲載曜日は2025/26年度の金曜 | 2026/27年度の授業料・教材以外の費用は要問い合わせ | 見学・現年度の開講・空きは要問い合わせ。平日の在籍校ではない |
| ともだちじゃぱん オンライン日本語 | 海外在住を含む子ども/オンライン。年齢・時差は相談 | 現在は先生による専任サポート体験プラン。構想中の8人制クラスは未開校 | 現在の体験プランは月16,500円(税込)、同プラン開始時の入会金0円。開校後の学費は別途確認 | 無料相談あり。8人制クラスの開校日は未確定。現在の集団交流は提供されていない |
表のワルシャワ日本人学校とITSWは平日の学校、KOTONOHAは短時間の日本語講座、ともだちじゃぱんは開校準備中のオンライン日本語スクールです。学校籍や卒業・進級に必要な手続きは、平日の在籍先で別に確認します。ともだちじゃぱんを日本人学校や現地校の代替として契約しないでください。

ワルシャワで通えるかは、住居から校門までの一週間で考える
ワルシャワ日本人学校の2026年度案内は、通常の登校を7:45〜8:10、下校を15:30としています。保護者による送迎を基本とし、中学部の生徒が一人で登下校する場合は保護者の許可が必要です。学校までの住所・経路、朝の交通状況、迎えを担当する人、勤務先への移動を一緒に計算します。学校公式の現行資料で校門の住所を確認できなければ、過年度の地図から推測せず直接学校へ聞きます。
ITSWは低学年と高学年で別キャンパスを案内しています。British SchoolもEarly YearsとPrimary & Secondaryで校舎が分かれます。まだ住居を決めていないなら、候補物件から希望学年のキャンパスまで、登校時刻に合わせた交通経路を複数試してください。「市内だから近い」と判断せず、乗換え、駐車、悪天候、迎えの重複まで考えると生活の見通しが立ちます。
日本語講座は週1回でも、現地校の宿題のあとに移動する負担があります。KOTONOHAのJasna 1は現行曜日が要確認です。オンラインの日本語学習は送迎を減らせますが、日本とポーランドの時差によって参加できる時間が限られます。各サービスの時間割をポーランド現地時間に直し、夏時間が変わる時期も確認しましょう。
初年度費用は入学金・授業料・生活費を分けて見積もる
ワルシャワ日本人学校は、2026年度の公式資料で月額と入学金が分かります。予算表では入学時に必要な額、毎月の額、学校外でかかる額の3段を作ると整理しやすくなります。日本人会・商工会の会員等なら入学金3,000 PLN+月額3,000 PLN、非会員なら各3,200 PLNが学校資料に示された基礎額です。支払いは3か月分ずつ案内されます。年度途中からの月数、退学時の扱い、教材や行事は学校へ問い合わせます。
ITSWは比較する学年によって金額が変わります。上の表にある月4,739 PLNなどは小学1〜3年生の2026/27年度例です。保証金がいつ返金されるか、昼食や送迎が追加か、兄弟姉妹割引の条件、休学時の扱いを公式の契約資料で確認します。KOTONOHAは2026/27年度の費用を子ども向けページで確認できなかったため、授業料・教材・欠席振替の有無を問い合わせます。
ともだちじゃぱんの料金ページにある月16,500円(税込)は、開校前の専任サポート体験プランです。8人制クラスの学費として比較しないでください。異なる通貨の金額を比べる際は、支払日に使う為替と手数料、返金条件も家庭で確認します。
日本語の会話を補うなら、ともだちじゃぱんの現況を確認する
ともだちじゃぱんの公式入学案内は、2026年10月21日時点で学校はまだ開校していないと説明しています。将来の8人制クラスは、必要な人数が集まってから開始する方針で、開校日を確約していません。現在使えるのは、先生が個別に伴走する専任サポート体験プランと無料の体験・相談です。現時点で日本の同世代と毎日集団で学べるものとして紹介しません。
ワルシャワ日本人学校や現地校に在籍しながら、オンラインで日本語を話す機会を増やしたい家庭には、開校後の構想が検討材料になります。反対に、今すぐ同世代との集団活動が必要な子、画面越しより対面が合う子、時差で活動時間が合わない家庭は、地域の講座や現在開いている別の場も探してください。日本の学校の在籍・卒業資格や、ポーランドの就学義務をこれだけで満たすという意味ではありません。
相談では、子どもの年齢、日本語で話せる程度、ワルシャワの平日の在籍校、現地時間で参加できる時間、読み書きと会話のどちらを優先するかを伝えると、合うかどうかを確かめやすくなります。無料体験・相談は保護者だけでも可能と案内されています。開校後の学費とクラス編成は公式案内で確認してください。

渡航前後に確認する順番
- 渡航先と住居候補を絞る。平日の学校を日本人学校、ポーランドの現地校、国際校のどれで検討するか決め、希望学年の校舎を特定します。
- 学校へ直接問い合わせる。生年月日、現在の学年、希望開始日、転居先、授業言語、日本語の力を伝え、空席と入学条件、費用、見学を確認します。
- 前籍校に書類を依頼する。ワルシャワ日本人学校へ編入するなら、令和8年度資料にある4種類の書類を確認します。現地校・国際校なら提出書類と翻訳の要否を各校に聞きます。
- 一週間の時間割を組む。送迎、学習、宿題、休息、週1回の日本語講座、オンラインの時間帯を現地時間で書き出し、子どもが続けられるか見ます。
- 開始後に再評価する。学校に慣れてから日本語学習を追加してもかまいません。本人の疲れ、現地での友人関係、読み書きの負担を見て調整します。
ワルシャワの日本人学校は何校ありますか?
在ポーランド日本国大使館が案内する日本人学校は、ワルシャワ日本人学校です。小学部・中学部の全日制です。語学講座や国際校を同じ「日本人学校」の校数には含めません。
聴講と正規編入はどちらがよいですか?
別の学校に在籍したまま一定期間学ぶなら聴講、日々の在籍先として通うなら正規の入学・編入を相談します。聴講可能な学年と期間、料金は令和8年度の別資料に書かれており、長期在籍への切替えを保証しません。
日本語講座を受ければ、学校の手続きは不要ですか?
不要にはなりません。KOTONOHAの講座とオンライン日本語スクールは、ポーランドの現地校や日本人学校の在籍・進級を置き換えるものではありません。平日の在籍先について学校と関係機関に確認してください。
入学前に何を最優先で聞くべきですか?
希望学年の受け入れ、現行年度の適用料金、学校の住所と通学方法、開始日、必要書類です。この記事の公開情報だけで空きや契約条件を確定せず、学校から日付の入った回答を得てください。
確認した公式一次情報
以下は2026年10月21日に確認しました。年度の異なる資料は本文中でその年を明記しています。
- 在ポーランド日本国大使館「ポーランドでの子女教育について」
- ワルシャワ日本人学校「入学・聴講ご案内」/令和8年度入学・編入学案内PDF/令和8年度聴講案内PDF
- ポーランド外国人庁「外国人児童の教育」
- ITSW公式サイト/2026/27年度小学1〜3年生の入学・料金
- KOTONOHA「子ども向け日本語コース」
- American School of Warsaw「Admissions」/The British School Warsaw「Contact Us」
- ともだちじゃぱん「入学案内」/学費/無料体験・相談
日本人学校が通学圏にない場合は、日本語補習校が近くにないときの選択肢も参考にしてください。

