「山梨市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
山梨市(人口32,054人・世帯数14,904世帯・2026年10月1日現在、市公式)には、市の教育支援センター「With」があり、フリースクール等利用料助成事業補助金の記載もあります。民間は、市内の「WakuWaku Mate」と、隣の甲州市にある牧丘わくわく学園・フリースクール山稜を、公式サイトに書かれたことだけで整理しました。
この記事でわかること
- 市の教育支援センター「With」の場所・時間・申込の流れ・問い合わせ先
- 市内と隣の甲州市の民間3か所の、公式サイトに書かれた時間・料金
- 山梨市の「フリースクール等利用料助成事業補助金」の有無と、確認できなかったこと
- どれも合わないときの選択肢(オンライン)と、相談窓口
この記事は、山梨市・山梨県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。
山梨市の今の状況を、数字と場所で確かめる
山梨市は山梨県にある市で、市公式のトップページには、人口32,054人、世帯数14,904世帯と載っています(2026年10月1日現在)。
市内の不登校の児童生徒数は、今回確認した市の資料では、見つかりませんでした。市は、令和8年4月から、民間施設(フリースクール等)を利用した場合の「指導要録上の出席扱い」に関するガイドラインを施行していると、公式ページに書いています。
市内の公的な場所は、教育支援センター「With」(上神内川の夢わーく山梨3階)です。民間は、市内ではWakuWakuの家のフリースクール部門が確認できました。
全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。山梨県では、県教育委員会の資料で、令和5年度の公立小・中学校の不登校が小学校788人(前年度686人)、中学校1,401人(同1,213人)で、合計2,189人でした。令和6年度の県の小・中別の人数は、今回確認した範囲では、県の一次資料で数字を確認できませんでした。山梨市の人数は、市の公表資料で確認できた範囲を、次の節に書いています。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、山梨市ならではの事情です。
01
市内の民間は、確認できたのが1か所
市内で公式サイトに情報があった民間は、WakuWakuの家のフリースクール部門でした。隣の甲州市にある牧丘わくわく学園とフリースクール山稜を加えて、3か所を載せています。
02
WakuWakuは移転中
WakuWakuの家は、耐震補強工事のため山梨市万力3200に一時移転していると、公式サイトに書かれています。通う前に、今の場所を確認してください。
03
市の助成は、金額や条件が準備中
市の補助金一覧に「フリースクール等利用料助成事業補助金」の名前がありますが、説明のページは「準備中」で、金額・条件・申請方法は確認できませんでした。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
山梨市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)
山梨市内の民間は、確認できたWakuWaku Mate1か所です。隣の甲州市の2か所を加えて3か所を載せています。甲州市の施設は、山梨市からの交通手段が確認できていないので、通い方を先に確かめてください。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは各施設の公式サイトや市の資料に書かれた金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| WakuWakuの家「WakuWaku Mate」 (山梨市北/仮移転先は万力) | 小学1〜6年・中学1〜3年 | 月〜金(主な活動は10:00〜14:30、受け入れ9:00〜) | 月額11,000〜25,000円+年会費5,000円 | 公式サイトに最寄り駅の記載なし/職員の車での送迎(公式ブログ) |
| 牧丘わくわく学園 (甲州市塩山上井尻) | 小学生 | 週4日開校(曜日・時間は公式サイトに記載なし) | 体験は3回まで1回2,000円(登録料なし) | 公式サイトにJR駅の記載なし |
| フリースクール山稜 (甲州市塩山下萩原) | 中学生が中心(小学生は相談) | 10:00〜15:00頃(公式) | 1日3,000円 | JR塩山駅から徒歩15分(公式) |
3か所を並べると、確認できたことの量が違います。WakuWaku Mateは週ごとの月額が公式ブログに書かれ、フリースクール山稜は1日3,000円、牧丘わくわく学園は体験3回まで1回2,000円と書かれています。牧丘わくわく学園は、体験のあとの費用が公式サイトで確認できませんでした。
フリースクール山稜は、公式サイトにJR塩山駅から徒歩15分と書かれています。WakuWaku Mateは、職員の車での送迎が無料と公式ブログに書かれています。牧丘わくわく学園は、最寄り駅やバスの案内を確認できませんでした。山梨市からの所要時間は、3か所とも公式には書かれていないので、通う手段を決めてから見学してください。

3か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、3か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. WakuWakuの家「WakuWaku Mate」(山梨市北/仮移転先は万力)|古民家で過ごす、山梨市のNPOのフリースクール部門
NPO法人WakuWakuの家が運営する、フリースクール部門「WakuWaku Mate」です。公式サイトには、所在地は山梨市北676で、耐震補強工事のため、現在は山梨市万力3200に一時移転していると書かれています。放課後事業など、ほかの事業も運営している団体です。ここで紹介するのは、フリースクール部門だけです。
- 対象(公式ブログ):小学1〜6年・中学1〜3年
- 時間(公式ブログ):月〜金。受け入れ9:00〜、主な活動10:00〜14:30、お迎え18:30
- 費用(公式ブログ):月額は週5日25,000円、週4日23,000円、週3日20,500円、週2日16,500円、週1日11,000円。都度利用は1回3,000円、年会費5,000円。ブログの投稿日は確認できなかったので、最新かどうかは問い合わせで確かめてください
- 送迎(公式ブログ):職員の車での送迎が無料と書かれています
- 電話:050-8883-6260(公式サイト)
公式ブログには、築100年を超える古民家と約600坪の敷地で、学習・創作・調理・野外活動をして過ごすと書かれています。移転中は場所が変わっているため、見学の前に、今の所在地と通い方を電話で確認してください。
2. 牧丘わくわく学園(甲州市塩山上井尻)|みいづ保育園内にある、甲州市の小学生向けの場
公式サイトには、所在地は甲州市塩山上井尻692-1(みいづ保育園内)、令和4年4月1日に開設された、小学生を対象にした場で、週4日開いていると書かれています。
- 対象(公式):小学生
- 開校日(公式):週4日。曜日と時間は、公式サイトで確認できませんでした
- 体験(公式):3回まで、1回2,000円で利用でき、登録料はかかりません。4回目から登録が必要と書かれています
- 電話:0553-33-6842(公式サイト)
山梨県の紹介資料には、山梨市牧丘町の所在地や、月額の金額が載っていますが、公式サイトの所在地・開校日・費用と食い違います。この記事では、公式サイトに書かれたことだけを載せています。山梨市から通う場合は、場所が甲州市であることを、見学の前に確かめてください。
3. フリースクール山稜(甲州市塩山下萩原)|JR塩山駅から歩いて通える、中学生が中心の場所
公式サイトには、所在地は甲州市塩山下萩原2170-1と書かれています。県の紹介資料では、個人宅で運営している少人数の場所とされています。
- 対象(公式):中学生が中心。小学生は相談とされています
- 時間(公式):10時〜15時頃
- 費用(公式):1日3,000円。出席扱いのための書類を作る場合は200円と書かれています
- アクセス(公式):JR塩山駅から徒歩15分
電話番号は携帯電話のため、この記事には載せていません。見学の申し込みは、公式サイトに書かれた連絡先から行ってください。曜日と開所日は、公式サイトでは確認できなかったので、見学の前に問い合わせてください。
山梨市から通う場合の費用相場と、補助の有無
3か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| WakuWaku Mate | 年会費5,000円 | 週1日11,000円/週3日20,500円/週5日25,000円/1回3,000円 | 公式ブログ・県の資料 |
| 牧丘わくわく学園 | 体験のあいだは登録料なし | 体験3回まで1回2,000円。4回目以降の費用は公式に記載なし | 公式サイト |
| フリースクール山稜 | 記載なし | 1日3,000円(出席扱いの書類作成は200円) | 公式サイト |
費用は、公式サイト・公式ブログの金額で並べました。WakuWaku Mateは月額が週1日11,000円〜週5日25,000円、1回3,000円、年会費5,000円です。フリースクール山稜は1日3,000円(出席扱いの書類作成は200円)、牧丘わくわく学園は体験3回まで1回2,000円で、登録料はかかりません。市の「With」の費用は、市の公式ページに書かれていませんでした。
補助については、山梨市の補助金一覧に「フリースクール等利用料助成事業補助金」があります。就学援助を受けている世帯の児童生徒がフリースクールに通うときの料金を補助するものと書かれていますが、説明のページは準備中で、金額・要件・申請方法は確認できませんでした(担当は学校教育課)。山梨県には、「フリースクール利用支援事業費補助金」の交付要綱があります(令和7年4月施行、令和8年4月に改正)。実施するのは市町村や市町村教育委員会で、対象は在籍校が指導要録上の出席扱いを認めたフリースクールを使う、生活困窮世帯・ひとり親世帯・多子世帯(22歳までの就学中の子が3人以上)です。補助は対象経費の2分の1以内で、1人あたり月額15,000円が上限と書かれています。この枠組みを山梨市が実施しているかどうかは、山梨市の公式ページでは確認できませんでした。通い始める前に、学校教育課に、対象の施設と金額を確認してください。
費用をおさえる方法としては、①市の教育支援センター「With」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、山梨市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。
教育支援センター「With」
市の公式ページには、次のように書かれています。
- 場所:山梨市上神内川1348 夢わーく山梨(働く婦人の家・勤労者福祉センター)3階
- 対象:市内の公立小中学校に在籍し、学校に通うのが難しい児童生徒、および教育委員会が必要と認める生徒
- 開室:月〜金の9:00〜16:00(土日祝は休み。長期休業期間は閉設)
- 費用:市の公式ページには書かれていませんでした
- 申込の流れ:電話で予約→保護者と本人が見学・入室相談→2〜3回の体験通室→申込書を在籍校の校長に提出→教育委員会が審査→入室承認の通知
電話番号は、市の公式ページでは携帯電話のため、この記事には載せていません。学校教育課に問い合わせてください。
教育委員会の窓口
学校教育課は、山梨市小原西843の市役所3階で、電話は0553-22-1111(代表)の内線2320です。教育相談は、生涯学習課(本庁舎西館3階)で青少年育成カウンセラーが対応し、事前に連絡して日時を調整します(内線2327)。受付時間は、市の公式ページでは確認できませんでした。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
通える場所が近くにあっても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 山梨市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 対面で人と直接会える | ○ 3か所とも対面で過ごす場所 | ○ 「With」は対面の教室 | × 画面越し(対面の時間はない) |
| 少ない日数から始めやすい | ○ 週1日11,000円のコースや、1回3,000円の利用がある | △ 「With」は2〜3回の体験通室のあとに入室を決める | △ 平日毎日の授業が基本 |
| 費用を抑えやすい | △ 1日3,000円〜週5日月25,000円。牧丘は体験1回2,000円 | △ 「With」の費用は、市の公式ページに記載なし | △ 月25,443円(メタバース通学) |
| 天候・移動に左右されにくい | △ WakuWakuは送迎あり。甲州市の2か所は移動が必要 | △ 「With」は通う手段の確認が必要 | ○ 自宅から参加できる |
| 学校の出席扱いにつなげやすい | △ 出席扱いは在籍校長の判断。市のガイドラインは令和8年4月から | △ 「With」の出席扱いは、市の公式ページで確認できなかった | △ 在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記) |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと山梨県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。
オンラインが向いているとき
山梨市から通うときは、WakuWaku Mateのほかは甲州市への移動が必要になり、毎日の移動や人の多い環境が、まだ負担になる段階があります。「まず生活のリズムを戻したい」「外に出るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の都合に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。山梨市の場合は、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に1日は市の「With」やWakuWaku Mateへ」という組み合わせも考えられます(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、山梨県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|山梨市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、リアル教室は、公式サイトの「リアル教室情報」で都道府県ごとに探せます(山梨県内には「山梨甲府校」があり、公式サイトの教室ページでは、対象地域が「甲府市・甲斐市・南アルプス市・笛吹市周辺」と書かれています。山梨市は含まれていません。オンライン(メタバース)の校舎なら、山梨県からでも参加できます)。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週単位で通う場合より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、市の「With」や市内の居場所と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
通える場所が合わなくても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。
外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。山梨市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【山梨市ならでは】WakuWakuの移転と、隣の甲州市までの通い方。WakuWaku Mateは一時移転中なので今の場所を確かめる。牧丘わくわく学園とフリースクール山稜は甲州市にあるので、通う手段と所要時間を先に決める
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。山梨市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の「With」や助成との併用を考えている場合は、在籍校と学校教育課にも、同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
山梨市に、市が運営するフリースクールはありますか。
市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センター「With」があります。山梨市上神内川1348の夢わーく山梨3階にあり、月〜金の9:00〜16:00に開いています(長期休業期間は閉設)。
「With」にはどうやって入りますか。
市の公式ページには、電話で予約→保護者と本人が見学・入室相談→2〜3回の体験通室→申込書を在籍校の校長に提出→教育委員会が審査→入室承認の通知、という流れが書かれています。費用は、公式ページでは確認できませんでした。
山梨市に民間のフリースクールはありますか。
公式サイトで確認できた市内の民間は、WakuWakuの家のフリースクール部門「WakuWaku Mate」です。隣の甲州市に、牧丘わくわく学園とフリースクール山稜があるので、あわせて載せています。
WakuWaku Mateの料金はいくらですか。
公式ブログには、月額が週5日25,000円、週4日23,000円、週3日20,500円、週2日16,500円、週1日11,000円、1回3,000円、年会費5,000円と書かれています。ブログの投稿日は確認できなかったので、最新の金額は問い合わせで確かめてください。
牧丘わくわく学園は、山梨市にありますか。
公式サイトには、所在地は甲州市塩山上井尻692-1(みいづ保育園内)と書かれています。山梨県の紹介資料には山梨市牧丘町の所在地が載っていますが、公式サイトと食い違うため、この記事では公式サイトの記載を載せています。
山梨市で、フリースクールの費用への補助はありますか。
市の補助金一覧に「フリースクール等利用料助成事業補助金」があり、就学援助を受けている世帯の児童生徒が対象と書かれています。説明のページは準備中で、金額・要件・申請方法は確認できませんでした。担当は学校教育課です。
フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。
出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍校の校長です。山梨県は、令和6年8月に「指導要録上の出席扱い」等に関するガイドラインを出しています。県の一覧ページにも、出席扱いは個別の対応で、出席扱いとなることを保障するものではないと書かれています。通う前に、在籍校に相談してください。
「山梨市」の不登校の子は、どのくらいいますか。
山梨市の人数は、今回確認した市の資料では見つかりませんでした。県全体では、令和5年度の公立小・中学校で、小学校788人・中学校1,401人です(県教育委員会の資料)。令和6年度の県の小・中別の人数は、今回、県の一次資料で確認できませんでした。
最初に、どこに相談すればよいですか。
まずは在籍校の先生か、山梨市の教育委員会の窓口です(本文の公的な窓口の節に書きました)。山梨県総合教育センターの相談支援センターには、「やまなし子どもSOSダイヤル」(電話相談 0120-0-78310、24時間365日)と、予約制の面接相談(055-267-5887、月〜金の9:00〜17:00)があります(県の資料・令和7年度)。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
山梨市から通える場所は、市の教育支援センター「With」と、市内のWakuWaku Mate、隣の甲州市の牧丘わくわく学園・フリースクール山稜が候補になります。
- 「With」は月〜金の9:00〜16:00。費用は市の公式ページに書かれていない
- 民間は市内に1か所と、甲州市に2か所。1日3,000円〜週5日月25,000円
- 市の「フリースクール等利用料助成事業補助金」は、就学援助世帯が対象。金額と条件は確認できなかった
- 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります
山梨市には、市の教室と助成の記載がありますが、金額や費用の情報は多くありません。まず学校教育課に相談し、見学で通い方と最新の金額を確かめることが大切です。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 山梨市:教育支援センター「With」
- 山梨市:学校教育課
- 山梨市:教育相談(生涯学習課)
- 山梨市:指導要録上の出席扱いに関するガイドライン
- 山梨市:補助金一覧(フリースクール等利用料助成事業補助金)
- 山梨市:人口と世帯数(2026年10月1日現在)
- WakuWakuの家:公式ブログ(WakuWaku Mate)
- NPO法人WakuWakuの家 公式サイト
- 牧丘わくわく学園 公式サイト
- フリースクール山稜 公式サイト
- 山梨県:フリースクール利用支援事業費補助金交付要綱
- 山梨県:教育支援センター・フリースクール等(県の一覧ページ)
- 山梨県教育委員会:不登校児童生徒の状況(令和6年11月の県教育委員会資料)
- 山梨県:不登校児童生徒の「指導要録上の出席扱い」等に関するガイドライン(令和6年8月)
- 山梨県総合教育センター:相談機関のご案内(令和7年度)
- 文部科学省:令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等調査(抜粋)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年10月7日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年10月7日 / 最終更新:2026年10月7日


