「北杜市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
北杜市(人口44,530人・世帯数22,561世帯・2026年10月1日現在、市公式)には、市の教育支援センター「エール」があり、フリースクール利用支援の補助金もあります。民間は、県の一覧に載る市内の施設のうち、不登校の小中学生が対象になりうる3か所を、県の紹介資料と各施設の公式サイトに書かれたことだけで整理しました。
この記事でわかること
- 市の教育支援センター「エール」の場所・時間・費用・問い合わせ先
- 市内の民間3か所(ひなたぼっこ・みんなの街・八ヶ岳まあるい学校)の、時間・料金
- 北杜市の「フリースクール利用支援補助金」の有無と、確認できなかったこと
- どれも合わないときの選択肢(オンライン)と、相談窓口
この記事は、北杜市・山梨県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。
北杜市の今の状況を、数字と場所で確かめる
北杜市は山梨県にある市で、市公式のトップページには、人口44,530人、世帯数22,561世帯と載っています(2026年10月1日現在)。市の教育支援センター「エール」は、長坂町長坂下条にあります。
市内の不登校の児童生徒数は、今回確認した市の資料では、見つかりませんでした。
山梨県の一覧ページには、北杜市の民間として4つの施設が載っています。そのうち「グッドライフジャパン」は、対象が15歳以上のため、この記事では取り上げていません。小中学生が対象になりうる3か所を、次の節から整理します。
全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。山梨県では、県教育委員会の資料で、令和5年度の公立小・中学校の不登校が小学校788人(前年度686人)、中学校1,401人(同1,213人)で、合計2,189人でした。令和6年度の県の小・中別の人数は、今回確認した範囲では、県の一次資料で数字を確認できませんでした。北杜市の人数は、市の公表資料で確認できた範囲を、次の節に書いています。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、北杜市ならではの事情です。
01
民間の情報は、県の紹介資料が中心
市内の3施設のうち、公式サイトで時間や費用まで確認できたものは多くありません。県の紹介資料と公式サイトで、曜日が食い違う施設もあります。
02
番地や電話が載っていない施設がある
八ヶ岳まあるい学校は、県の紹介資料に「森の中のため、正確な住所なし」と書かれています。3施設の電話番号は携帯電話のため、この記事には載せていません。
03
市の補助は、金額と条件を確認できなかった
北杜市には「フリースクール利用支援補助金」があると市の公式ページに書かれていますが、補助額・上限・所得の要件は、今回確認できませんでした。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
北杜市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)
北杜市内の民間は、県の一覧に載る4か所のうち、小中学生が対象になりうる3か所を載せています。どの施設も、見学の前に問い合わせて、通う曜日と費用を確かめてください。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは各施設の公式サイトや市の資料に書かれた金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| NPO法人ひなたぼっこ (北杜市長坂町中丸) | 小学生以上(未就学児は保護者同伴) | 火・水 10:00〜16:00(月曜の時間は公式と県の資料で食い違い) | 参加費1日500円(県の資料) | 公式サイトに最寄り駅の記載なし |
| NPO法人みんなの街(Beyond自然塾) (北杜市明野町小笠原) | 4〜18歳 | 毎週金曜と不定期(県の資料) | 自然育児は子ども1人500円、2人以上1,000円(各回・県の資料) | 公式サイトに最寄り駅の記載なし |
| オルタナティブスクール 八ヶ岳まあるい学校 (北杜市大泉町西井出東原) | 小学生〜高校生 | 月・火・木・金(県の資料) | 年額420,000円(兄弟割あり・県の資料) | 番地の記載なし(県の資料) |
3か所を並べると、費用の幅が大きく違います。ひなたぼっこは1日500円、みんなの街は各回500円〜1,000円、八ヶ岳まあるい学校は年額420,000円で、いずれも県の紹介資料の金額です。公式サイトでは金額を確認できなかったので、年度や最新の金額は、問い合わせで確かめてください。
3か所とも、最寄り駅やバスの案内は、公式サイトにも県の紹介資料にも確認できませんでした。市の教育支援センター「エール」も、駅やバスの案内は確認できていません。通う手段と所要時間は、見学の前に調べてください。

3か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、3か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. NPO法人ひなたぼっこ(北杜市長坂町中丸)|元事務所の一軒家で過ごす、北杜市長坂の居場所
北杜市長坂町中丸1994-22にある、NPO法人の居場所です。県の紹介資料によると、元JA梨北事務所の一軒家で、4つの部屋を使って過ごします。
- 対象:小学生以上。未就学児は保護者の同伴
- 開所日:公式サイトには月・火・水の10:00〜16:00と、第2土曜13:30〜15:30の保護者向けの「親カフェ」が書かれています。県の紹介資料では、月曜は13:00〜16:00(中学生以上)とされていて、月曜の時間が食い違っています
- 費用(県の紹介資料):参加費は1日500円。公式サイトには費用の記載を確認できませんでした
- 見学:事前の連絡が必要です。連絡先は、公式サイトに載っているメールアドレスです
電話番号は携帯電話のため、この記事には載せていません。月曜の時間と費用は、見学の前に問い合わせて確かめてください。
2. NPO法人みんなの街(Beyond自然塾)(北杜市明野町小笠原)|田畑と古民家で自然の中で遊ぶ、北杜市明野町の場所
北杜市明野町小笠原3562にある、NPO法人みんなの街の「Beyond自然塾」です。県の紹介資料によると、耕作放棄地や田畑、古民家を使って、自然の中で遊ぶ活動をしています。
- 対象(県の紹介資料):4〜18歳
- 開所日(県の紹介資料):毎週金曜日と、不定期の日
- 費用(県の紹介資料):自然育児は、子ども1人500円、2人以上1,000円(各回)
公式サイトには、曜日と費用の記載を確認できませんでした。電話番号は携帯電話のため、この記事には載せていません。公式サイトの問い合わせページから、日程と費用を確かめてください。
3. オルタナティブスクール 八ヶ岳まあるい学校(北杜市大泉町西井出東原)|ゲルの校舎で過ごす、週4日のオルタナティブスクール
県の紹介資料によると、北杜市大泉町西井出東原にあるオルタナティブスクールで、ゲルの校舎で過ごし、サドベリー(子どもが自分で決める)の考え方をもとにしています。資料には「森の中のため、正確な住所なし」と書かれていて、番地は確認できませんでした。
- 対象(県の紹介資料):小学生〜高校生
- 開所日(県の紹介資料):月・火・木・金(週4日)
- 費用(県の紹介資料):年額420,000円(兄弟割あり)
公式サイトは、今回取得できなかったので、県の紹介資料だけを根拠にしています。電話番号は携帯電話のため、この記事には載せていません。県の一覧ページに載っている施設ですが、金額・場所・日程は、見学の前に必ず公式の連絡先で確かめてください。
北杜市から通う場合の費用相場と、補助の有無
3か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| ひなたぼっこ | 記載なし | 1日500円(県の資料。公式サイトに費用の記載なし) | 県の資料 |
| みんなの街(Beyond自然塾) | 記載なし | 各回 子ども1人500円/2人以上1,000円(県の資料) | 県の資料 |
| 八ヶ岳まあるい学校 | 記載なし | 年額420,000円(兄弟割あり・県の資料) | 県の資料 |
費用は、県の紹介資料の金額で並べました。ひなたぼっこは参加費が1日500円、みんなの街(Beyond自然塾)は自然育児が子ども1人500円・2人以上1,000円(各回)、八ヶ岳まあるい学校は年額420,000円(兄弟割あり)です。市の「エール」は、「基本的に無料(体験活動等の経費は別途徴収)」と市の公式ページに書かれています。
補助については、北杜市に「フリースクール利用支援補助金」があると、市の公式ページに書かれています。対象は、フリースクールを利用する不登校の児童生徒のうち、経済的な支援が必要な家庭と書かれています。補助額・上限・所得の要件は、今回確認できた範囲では分かりませんでした(問い合わせ先は教育総務課 0551-42-1371)。山梨県には、「フリースクール利用支援事業費補助金」の交付要綱があります(令和7年4月施行、令和8年4月に改正)。実施するのは市町村や市町村教育委員会で、対象は在籍校が指導要録上の出席扱いを認めたフリースクールを使う、生活困窮世帯・ひとり親世帯・多子世帯(22歳までの就学中の子が3人以上)です。補助は対象経費の2分の1以内で、1人あたり月額15,000円が上限と書かれています。この枠組みを北杜市が実施しているかどうかは、北杜市の公式ページでは確認できませんでした。民間に通う場合は、通う日数や曜日を決めて始めると、月々の負担を調整しやすくなります。補助を使う予定があれば、通い始める前に教育総務課へ確認してください。
費用をおさえる方法としては、①市の教育支援センター「エール」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、北杜市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。
教育支援センター「エール」
市の公式ページには、次のように書かれています。
- 場所:北杜市長坂町長坂下条1295-3(長坂保育園日野春分園の東隣)
- 対象:原則として小学5年〜中学3年。教育相談と訪問支援は全学年
- 開室:適応指導教室は月〜金の9:00〜16:00、教育相談・訪問支援は月〜金の8:30〜17:00
- 費用:基本的に無料(体験活動等の経費は別途徴収)
- 申込:在籍校に申し出るか、センターへ直接電話
- 電話:0551-45-8235
教育委員会の窓口
教育委員会事務局 教育総務課(須玉町大豆生田961-1)は、電話0551-42-1371、月〜金の9:00〜16:30(祝日・年末年始を除く)です。フリースクール利用支援補助金の問い合わせ先もここです。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
通える場所が近くにあっても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 北杜市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 対面で人と直接会える | ○ 3か所とも対面で過ごす場所(通う手段の確認が必要) | ○ 「エール」は対面の教室 | × 画面越し(対面の時間はない) |
| 少ない日数から始めやすい | ○ ひなたぼっこは1日500円、みんなの街は各回の参加 | △ 「エール」は在籍校への申し出か、直接電話 | △ 平日毎日の授業が基本 |
| 費用を抑えやすい | △ 1日500円〜年額420,000円と幅が大きい | ○ 「エール」は基本的に無料(体験活動等の経費は別) | △ 月25,443円(メタバース通学) |
| 天候・移動に左右されにくい | △ 3か所とも通う手段の確認が必要 | △ 「エール」も通う手段の確認が必要 | ○ 自宅から参加できる |
| 学校の出席扱いにつなげやすい | △ 出席扱いは在籍校長の判断。施設ごとに確認が必要 | △ 「エール」の出席扱いは、市の公式ページで確認できなかった | △ 在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記) |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと山梨県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。
オンラインが向いているとき
北杜市から通うときは、市の教育支援センター「エール」を含め、通う手段を先に決める必要があります。「まず生活のリズムを戻したい」「外に出るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の都合に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。北杜市の場合は、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に1日は市の「エール」や市内の居場所へ」という組み合わせも考えられます(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、山梨県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|北杜市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、リアル教室は、公式サイトの「リアル教室情報」で都道府県ごとに探せます(山梨県内には「山梨甲府校」があり、公式サイトの教室ページでは、対象地域が「甲府市・甲斐市・南アルプス市・笛吹市周辺」と書かれています。北杜市は含まれていません。オンライン(メタバース)の校舎なら、山梨県からでも参加できます)。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週単位で通う場合より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、市の「エール」や市内の居場所と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
通える場所が合わなくても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。
外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。北杜市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【北杜市ならでは】通う手段の確認と、県の資料と公式サイトの食い違い。3か所とも最寄り駅やバスの案内が確認できないので、通う手段を先に決める。ひなたぼっこの月曜の時間など、県の資料と公式サイトで食い違う項目は、問い合わせで確かめる
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。北杜市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の「エール」や補助金との併用を考えている場合は、在籍校と市の窓口にも、同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
北杜市に、市が運営するフリースクールはありますか。
市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センター「エール」があります。北杜市長坂町長坂下条1295-3にあり、適応指導教室は月〜金の9:00〜16:00に開いています。電話は0551-45-8235です。
「エール」の対象や費用は?
対象は原則として小学5年〜中学3年(教育相談と訪問支援は全学年)です。費用は、基本的に無料で、体験活動等の経費は別途徴収と、市の公式ページに書かれています。申し込みは、在籍校に申し出るか、センターへ直接電話します。
北杜市に民間のフリースクールはありますか。
山梨県の一覧ページには、北杜市の民間として4つの施設が載っています。この記事では、小中学生が対象になりうるひなたぼっこ・みんなの街(Beyond自然塾)・八ヶ岳まあるい学校の3か所を載せています。グッドライフジャパンは、対象が15歳以上のため載せていません。
八ヶ岳まあるい学校の料金はいくらですか。
県の紹介資料には、年額420,000円(兄弟割あり)と書かれています。公式サイトは今回取得できなかったので、最新の金額は問い合わせで確かめてください。
ひなたぼっこやみんなの街は、費用がかかりますか。
県の紹介資料には、ひなたぼっこは参加費が1日500円、みんなの街(Beyond自然塾)は自然育児が子ども1人500円・2人以上1,000円(各回)と書かれています。どちらの公式サイトにも、費用の記載を確認できなかったので、見学の前に確かめてください。
北杜市で、フリースクールの費用への補助はありますか。
市の公式ページに「フリースクール利用支援補助金」があり、対象はフリースクールを利用する不登校の児童生徒のうち、経済的な支援が必要な家庭と書かれています。補助額・上限・所得の要件は確認できませんでした。問い合わせ先は教育総務課(0551-42-1371)です。
フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。
出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍校の校長です。山梨県は、令和6年8月に「指導要録上の出席扱い」等に関するガイドラインを出しています。県の一覧ページにも、出席扱いは個別の対応で、出席扱いとなることを保障するものではないと書かれています。通う前に、在籍校に相談してください。
「北杜市」の不登校の子は、どのくらいいますか。
北杜市の人数は、今回確認した市の資料では見つかりませんでした。県全体では、令和5年度の公立小・中学校で、小学校788人・中学校1,401人です(県教育委員会の資料)。令和6年度の県の小・中別の人数は、今回、県の一次資料で確認できませんでした。
最初に、どこに相談すればよいですか。
まずは在籍校の先生か、北杜市の教育委員会の窓口です(本文の公的な窓口の節に書きました)。山梨県総合教育センターの相談支援センターには、「やまなし子どもSOSダイヤル」(電話相談 0120-0-78310、24時間365日)と、予約制の面接相談(055-267-5887、月〜金の9:00〜17:00)があります(県の資料・令和7年度)。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
北杜市から通える場所は、市の教育支援センター「エール」と、県の一覧に載る市内の民間(ひなたぼっこ・みんなの街・八ヶ岳まあるい学校)が候補になります。
- 市の「エール」は適応指導教室が月〜金の9:00〜16:00。基本的に無料と市が書いている
- 民間は市内に3か所。県の紹介資料の金額は、1日500円〜年額420,000円
- 市の「フリースクール利用支援補助金」はあるが、金額と条件は確認できなかった
- 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります
北杜市には、市の教室と補助金があります。まず市の窓口に相談し、民間は見学で通い方と最新の金額を確かめることが大切です。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 北杜市:教育支援センター「エール」
- 北杜市:フリースクール利用支援補助金
- 北杜市:教育総務課
- 北杜市:人口と世帯数(2026年10月1日現在)
- 山梨県:民間施設の紹介資料(ひなたぼっこ)
- 山梨県:民間施設の紹介資料(みんなの街)
- 山梨県:民間施設の紹介資料(八ヶ岳まあるい学校)
- NPO法人ひなたぼっこ 公式サイト
- NPO法人みんなの街 公式サイト
- 山梨県:教育支援センター・フリースクール等(県の一覧ページ)
- 山梨県:フリースクール利用支援事業費補助金交付要綱
- 山梨県教育委員会:不登校児童生徒の状況(令和6年11月の県教育委員会資料)
- 山梨県:不登校児童生徒の「指導要録上の出席扱い」等に関するガイドライン(令和6年8月)
- 山梨県総合教育センター:相談機関のご案内(令和7年度)
- 文部科学省:令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等調査(抜粋)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年10月7日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年10月7日 / 最終更新:2026年10月7日


