南アルプス市から通えるフリースクールと学びの場|市内1か所と甲府市の3か所【2026年版】

南アルプス市から通えるフリースクールと学びの場のアイキャッチ

「南アルプス市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
南アルプス市(人口71,768人・世帯数31,066世帯・2026年10月1日現在、市公式)には、市の教育支援センター「あるぷす教室Wing」が2か所あります。民間は、市内の「みんなのおうち」と、甲府市にある3か所を、公式サイトに書かれたことだけで整理しました。

この記事でわかること

  • 市の教育支援センター「あるぷす教室Wing」(北・南の2か所)の場所・時間・申込の流れ
  • 市内の「みんなのおうち」と、甲府市の3か所の、公式サイトに書かれた時間・料金
  • 南アルプス市にフリースクール利用料の補助があるか(確認できた範囲)
  • どれも合わないときの選択肢(オンライン)と、相談窓口

この記事は、南アルプス市・山梨県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。

目次

南アルプス市の今の状況を、数字と場所で確かめる

南アルプス市は山梨県にある市で、市公式のトップページには、人口71,768人、世帯数31,066世帯と載っています(2026年10月1日現在)。

市内の不登校の児童生徒数は、今回確認した市の資料では、年度別の数字が見つかりませんでした。市は、民間施設(フリースクール等)を利用した場合の出席扱いのガイドラインを公式ページで公開していますが、施設の一覧は載っていません。

市の教育支援センター「あるぷす教室Wing」は、北Wing(榎原)と南Wing(下宮地)の2か所にあります。

全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。山梨県では、県教育委員会の資料で、令和5年度の公立小・中学校の不登校が小学校788人(前年度686人)、中学校1,401人(同1,213人)で、合計2,189人でした。令和6年度の県の小・中別の人数は、今回確認した範囲では、県の一次資料で数字を確認できませんでした。南アルプス市の人数は、市の公表資料で確認できた範囲を、次の節に書いています。

南アルプス市で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、南アルプス市ならではの事情です。

01

市内の民間は、確認できたのが1か所

市内で公式サイトに情報があった民間は、「みんなのおうち」1か所でした。甲府市にあるKAI高等学院 中学生部・つくば開成高等学校山梨校 中等部・ステップアップくらぶの3か所を加えて、4か所を載せています。

02

公式サイトの時間が、ページによって違う

みんなのおうちは、公式のページによって開所の時間の記載が違います(9:30〜17:30と10:00〜17:00)。電話で確かめてください。

03

市の教室は、費用が書かれていない

「あるぷす教室Wing」の費用は、市の公式ページにもチラシにも書かれていませんでした。市のフリースクール利用料の補助も、確認できませんでした。

3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。

南アルプス市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)

南アルプス市内の民間は、確認できたみんなのおうち1か所です。甲府市の3か所を加えて4か所を載せています。甲府市の施設は、南アルプス市からの交通手段や所要時間が公式には書かれていないので、通い方を先に確かめてください。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは各施設の公式サイトや市の資料に書かれた金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。

施設名(場所)対象開所日費用の目安最寄駅・アクセス(公式)
体験型フリースクール「みんなのおうち」
(南アルプス市在家塚)
不登校や学校になじめない6〜15歳(公式の入校案内。県の紹介資料は7〜15歳)火〜金(公式のページによって9:30〜17:30と10:00〜17:00の記載があり、要確認)無料(公式の料金ページ。2025年4月から)白根ICから車で約5分(公式)
KAI高等学院 中学生部
(甲府市・北口本部教室)
中学生毎週火・木 13:00〜15:30受講料無料(公式)公式サイトに最寄り駅の記載なし
つくば開成高等学校山梨校 中等部
(甲府市北口)
中学生公式は10:10開始、週1回から利用可(県の資料は月〜金10:10〜14:50)入会金11,000円+システム登録料1,100円+月謝30,000円甲府駅北口から徒歩2分(県の資料)
甲府フリースクール ステップアップくらぶ
(甲府市美咲)
小学3年〜高校3年月〜金 8:15〜13:00(出入り自由)月額29,000円(税込)、入会金なし公式サイトに最寄り駅の記載なし

4か所を並べると、費用の幅が大きく違います。みんなのおうちとKAI高等学院 中学生部は、公式サイトに無料と書かれています。ステップアップくらぶは月額29,000円、つくば開成高等学校山梨校 中等部は月謝30,000円(入会金11,000円とシステム登録料1,100円が別)です。

みんなのおうちは、公式サイトに白根ICから車で約5分と書かれています。つくば開成高等学校山梨校 中等部は、県の紹介資料に甲府駅北口から徒歩2分とあります。そのほかの施設は、最寄り駅やバスの案内を確認できませんでした。南アルプス市からの所要時間は、公式には書かれていないので、通う手段を決めてから見学してください。

夏の光が差し込む、森の小道

4か所を1か所ずつ紹介します

ここからは、4か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。

1. 体験型フリースクール「みんなのおうち」(南アルプス市在家塚)|南アルプス市内で、無料で通えると公式に書かれている体験型の場所

南アルプス市在家塚1409-2にある、体験型のフリースクールです。公式サイトには、モットーは「答えはその子の中にある」で、自然体験・調理・学習・職業体験などをして過ごすと書かれています。

  • 対象(公式):不登校や学校になじめない6〜15歳(入校案内ページ)
  • 開所日(公式):火〜金。時間は、アクセスのページで10:00〜17:00、入校案内のページで9:30〜17:30と、書かれているページが違います。通う前に、電話で確かめてください
  • 費用(公式):料金のページに「2025年4月より無料でご利用いただけます」と書かれています
  • 入校の流れ(公式):問い合わせ→面談→無料体験→申込書類→会員証の発行
  • アクセス(公式):白根ICから車で約5分、道の駅しらね農産物直販所の真裏。最寄り駅やバスの記載は確認できませんでした
  • 電話:055-244-6482

山梨県の紹介資料には、月額39,800円という金額と、7〜15歳という対象が書かれていますが、公式サイトの記載と食い違っています。この記事では公式サイトの記載を優先しました。現在の費用と対象は、問い合わせで確認してください。出席扱いについては、県の紹介資料に「一部の児童で出席扱いあり」とあるだけで、公式の入校案内では確認できませんでした。

2. KAI高等学院 中学生部(甲府市・北口本部教室)|受講料が無料と公式に書かれている、甲府市の中学生向けの場

甲府市の北口本部教室で開かれている、中学生のためのフリースクールです。公式サイトには、毎週火曜日・木曜日の13:00〜15:30で、受講料は無料と書かれています。

  • 対象(公式):中学生
  • 時間(公式):毎週火・木 13:00〜15:30
  • 費用(公式):受講料無料
  • 電話:055-251-5560

公式サイトには、番地までの所在地の記載が確認できませんでした。山梨県の紹介資料には甲府市武田1-2-19と書かれていますが、公式の「北口本部教室」と同じ場所かどうかは確認できていません。見学の前に、電話で場所を確かめてください。

3. つくば開成高等学校山梨校 中等部(甲府市北口)|甲府駅北口から歩ける、週1回から使える中学生向けの場

公式サイトには、所在地は甲府市北口2-15-4(西東京予備校内)、中学生が対象で、10:10に始まり、週1回から利用できると書かれています。

  • 対象(公式):中学生
  • 時間(公式):10:10開始。週1回から利用可。県の紹介資料には、月〜金の10:10〜14:50と書かれています
  • 費用(公式):月謝30,000円(税込)。初回のみ入会金11,000円とシステム登録料1,100円
  • アクセス(県の紹介資料):甲府駅北口から徒歩2分
  • 電話:055-251-4325(平日9:00〜17:00)

高校の名称がついていますが、ここで紹介するのは中学生向けの「中等部」です。出席扱いについては、公式サイトで確認できなかったので、在籍校に相談する際に確かめてください。

4. 甲府フリースクール ステップアップくらぶ(甲府市美咲)|午前中を中心に、出入り自由で過ごせる甲府市の場所

甲府市美咲2-14-17にある、小学3年から高校3年までを対象にしたフリースクールです。公式サイトによると、月曜日から金曜日の8:15〜13:00に、出入り自由で利用できます。

  • 対象(公式):小学3年〜高校3年
  • 時間(公式):月〜金 8:15〜13:00(出入り自由)
  • 費用(公式):月額29,000円(税込)、入会金なし。県の紹介資料には、所得に応じた減免があると書かれています
  • 支援(公式):公認心理師による支援があり、出席扱いの認定へのサポートをすると書かれています。無料のLINE相談と、1週間の体験があります
  • 電話:055-207-8128

公式サイトには、併設の子ども食堂が毎週日曜日にあることも書かれています。山梨県の紹介資料の金額・時間と、公式サイトが一致していました。通う前に、最新の金額を問い合わせで確かめてください。

南アルプス市から通う場合の費用相場と、補助の有無

4か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。

施設名入会金月額の目安出典
みんなのおうち公式に記載なし「2025年4月より無料」と公式の料金ページに記載公式サイト
KAI高等学院 中学生部公式に記載なし受講料無料(公式)公式サイト
つくば開成高等学校山梨校 中等部11,000円(初回のみ。ほかにシステム登録料1,100円)月謝30,000円(税込)公式サイト
ステップアップくらぶなし(公式)月額29,000円(税込。県の資料には所得に応じた減免あり)公式サイト・県の資料

費用は公式サイトの金額で並べました。みんなのおうちは、2025年4月から無料と書かれています。KAI高等学院 中学生部は受講料無料です。ステップアップくらぶは月額29,000円(税込)で入会金はなく、つくば開成は月謝30,000円(税込)、入会金11,000円、システム登録料1,100円です。市の「あるぷす教室Wing」の費用は、市の公式ページに書かれていませんでした。

補助については、南アルプス市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。山梨県には、「フリースクール利用支援事業費補助金」の交付要綱があります(令和7年4月施行、令和8年4月に改正)。実施するのは市町村や市町村教育委員会で、対象は在籍校が指導要録上の出席扱いを認めたフリースクールを使う、生活困窮世帯・ひとり親世帯・多子世帯(22歳までの就学中の子が3人以上)です。補助は対象経費の2分の1以内で、1人あたり月額15,000円が上限と書かれています。この枠組みを南アルプス市が実施しているかどうかは、南アルプス市の公式ページでは確認できませんでした。市の「学費の手当・助成」のページには、幼児教育無償化・教育保育給付・就学援助費が載っていましたが、フリースクール利用料の補助は載っていませんでした。「ない」とは断定できないので、学校教育課に確認してください。

費用をおさえる方法としては、①市の「あるぷす教室Wing」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

木のテーブルでノートをめくる手元

その前に確認したい、南アルプス市の公的な窓口

民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。

教育支援センター「あるぷす教室Wing」

市の公式ページと、令和8年度のチラシには、次のように書かれています。

  • 場所:北Wingは榎原794-16(八田児童センター内)、南Wingは下宮地521-3
  • 対象:市内に住み、市内の小中学校に在籍する小学3年〜中学3年(小学1・2年は体験入室ができます)
  • 開室:月〜金(祝祭日等を除く)の午前9:30〜12:00、午後1:00〜3:00
  • 費用:市の公式ページとチラシには書かれていませんでした
  • 申込の流れ:保護者が学校に相談→学校が教室と見学の日程を調整→見学(本人・保護者・教員)→体験入室(目安は5回程度)→保護者が学校へ入室申込書を出す→教育委員会が承認
  • 連絡先:学校教育課 055-282-7776、南Wing 055-282-7306(北Wingの電話は携帯電話のため載せていません)

相談の窓口

教育相談の「ふれあいダイヤル」は、電話055-267-5338、月〜金の9:00〜17:00(土日祝は休み)です。市内の小中学生とその保護者が対象で、学校生活の悩み、いじめ、学習、発達の特性、思春期の悩みなどを相談できると書かれています。学校教育課は、鮎沢1212の甲西支所内にあり、電話055-282-7776、9:00〜16:30です。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

通える場所が近くにあっても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
南アルプス市の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
対面で人と直接会える○
4か所とも対面で過ごす場所(通う手段の確認が必要)
○
「あるぷす教室Wing」は対面の教室
×
画面越し(対面の時間はない)
少ない日数から始めやすい○
つくば開成は週1回から利用できる
△
「Wing」は見学と体験入室(目安5回程度)のあとに入室
△
平日毎日の授業が基本
費用を抑えやすい○
みんなのおうちとKAIは無料。ステップアップは月29,000円
△
「Wing」の費用は、市の公式ページに記載なし
△
月25,443円(メタバース通学)
天候・移動に左右されにくい△
みんなのおうちはICから車で約5分。甲府市の3か所は移動が必要
△
「Wing」は北と南の2か所で、通う手段の確認が必要
○
自宅から参加できる
学校の出席扱いにつなげやすい△
出席扱いは在籍校長の判断。市がガイドラインを公開している
△
「Wing」は、入室申込書を学校に出す形
△
在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと山梨県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。

オンラインが向いているとき

南アルプス市から甲府市の施設に通うには、移動が必要になり、毎日の移動や人の多い環境が、まだ負担になる段階があります。「まず生活のリズムを戻したい」「外に出るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の都合に左右されずに続けられます。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。南アルプス市の場合は、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に1日は市の「あるぷす教室Wing」や、みんなのおうちへ」という組み合わせも考えられます(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、山梨県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|南アルプス市の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、NIJINアカデミーには、山梨県内に「山梨甲府校」があります。公式サイトの教室ページには、山梨県立青少年センター内(甲府市)で、毎週木曜日の10:00〜15:00、対象地域は「甲府市・甲斐市・南アルプス市・笛吹市周辺」と書かれています。オンライン(メタバース)の校舎なら、山梨県のどこからでも参加できます。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週単位で通う場合より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、市の「あるぷす教室Wing」や、みんなのおうちと組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

通える場所が合わなくても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。

外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。南アルプス市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【南アルプス市ならでは】市内は1か所で、残りは甲府市。市内で通えるのは、みんなのおうち(無料と公式サイトに記載)と、市の「あるぷす教室Wing」。甲府市の3か所に通うなら、通う手段と所要時間を先に決める。みんなのおうちは、時間が公式のページによって違うので、電話で確かめる
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。南アルプス市立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の「あるぷす教室Wing」との併用を考えている場合は、在籍校と学校教育課にも、同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

窓辺のテーブルに置かれた、コーヒーカップと観葉植物

よくある質問

南アルプス市に、市が運営するフリースクールはありますか。

市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センター「あるぷす教室Wing」があります。北Wing(榎原794-16)と南Wing(下宮地521-3)の2か所で、月〜金の午前9:30〜12:00、午後1:00〜3:00に開いています。

「あるぷす教室Wing」の対象や入室の流れは?

対象は、市内に住み、市内の小中学校に在籍する小学3年〜中学3年です(小1・2年は体験入室ができます)。保護者が学校に相談→見学→体験入室(目安5回程度)→入室申込書→教育委員会の承認、という流れが、令和8年度のチラシに書かれています。費用は書かれていませんでした。

南アルプス市に民間のフリースクールはありますか。

公式サイトで確認できた市内の民間は、体験型フリースクール「みんなのおうち」(在家塚)です。山梨県の一覧には、ほかに「森の学校」も載っていますが、公式サイトで時間や費用を確認できなかったため、載せていません。

みんなのおうちは、本当に無料ですか。

公式サイトの料金のページに「2025年4月より無料でご利用いただけます」と書かれています。山梨県の紹介資料には月額39,800円とありますが、公式サイトと食い違うため、現在の費用は問い合わせで確認してください。

甲府市の3か所の料金は、いくらですか。

公式サイトには、KAI高等学院 中学生部は受講料無料、ステップアップくらぶは月額29,000円(税込・入会金なし)、つくば開成高等学校山梨校 中等部は月謝30,000円(税込)・入会金11,000円・システム登録料1,100円と書かれています。

南アルプス市で、フリースクールの費用への補助はありますか。

市の公式ページでは、フリースクールの利用料の補助を確認できませんでした(「ない」とは断定できません)。山梨県には補助金の交付要綱がありますが、実施するのは市町村で、南アルプス市が実施しているかは確認できませんでした。学校教育課(055-282-7776)に確認してください。

フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。

出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍校の校長です。山梨県は、令和6年8月に「指導要録上の出席扱い」等に関するガイドラインを出しています。県の一覧ページにも、出席扱いは個別の対応で、出席扱いとなることを保障するものではないと書かれています。通う前に、在籍校に相談してください。

「南アルプス市」の不登校の子は、どのくらいいますか。

南アルプス市の人数は、今回確認した市の資料では、年度別の数字が見つかりませんでした。県全体では、令和5年度の公立小・中学校で、小学校788人・中学校1,401人です(県教育委員会の資料)。令和6年度の県の小・中別の人数は、今回、県の一次資料で確認できませんでした。

最初に、どこに相談すればよいですか。

まずは在籍校の先生か、南アルプス市の教育委員会の窓口です(本文の公的な窓口の節に書きました)。山梨県総合教育センターの相談支援センターには、「やまなし子どもSOSダイヤル」(電話相談 0120-0-78310、24時間365日)と、予約制の面接相談(055-267-5887、月〜金の9:00〜17:00)があります(県の資料・令和7年度)。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

まとめ

南アルプス市から通える場所は、市の「あるぷす教室Wing」と、市内のみんなのおうち、甲府市の3か所が候補になります。

  • 「あるぷす教室Wing」は北・南の2か所。月〜金の午前9:30〜12:00、午後1:00〜3:00
  • 民間は市内に1か所(無料と公式に記載)と、甲府市に3か所(無料〜月額30,000円)
  • 市のフリースクール利用料の補助は、公式ページで確認できなかった
  • 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります

南アルプス市には、市内の無料の居場所と、市の教室があります。まず学校教育課と在籍校に相談し、見学で通い方と最新の費用を確かめることが大切です。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

緑の並木が続く、公園の道

この記事の内容を確かめるための一次資料

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年10月7日 / 最終更新:2026年10月7日

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