鈴鹿市から通えるフリースクールと学びの場|市の教室と民間4か所【2026年版】

鈴鹿市から通えるフリースクールと学びの場のアイキャッチ

「鈴鹿市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
鈴鹿市(人口191,889人・世帯数91,061世帯・2026年9月30日現在、市公式)には、市の教育支援センター「けやき教室・さつき教室」があります。民間は、市内の3か所と、隣の四日市市の1か所を、公式サイトに書かれたことだけで整理しました。

この記事でわかること

  • 市の教育支援センター「けやき教室・さつき教室」と、小・中学校の校内の居場所
  • 市内の「フリースクールけやき」「ラピュタすずか」「ワンダーYOU」と、隣の四日市市の「もるとれがーと」の時間・料金
  • 鈴鹿市にフリースクール利用料の補助があるか(確認できた範囲)
  • どれも合わないときの選択肢(オンライン)と、相談窓口

この記事は、鈴鹿市・三重県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。

目次

鈴鹿市の今の状況を、数字と場所で確かめる

鈴鹿市は三重県の北部にある市で、市公式のトップページには、人口191,889人、世帯数91,061世帯と載っています(2026年9月30日現在)。市制は昭和17年(1942年)12月です。

市内の不登校の児童生徒数は、令和6年度で小学校218人(2.29%)、中学校316人(6.32%)と、市議会だより(2026年6月号)に書かれています。

市の教育支援センター「けやき教室・さつき教室」のほか、小学校10校の「ほっとルーム」と、中学校10校の校内教育支援センターがあります。

全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。三重県では、県教育委員会が令和7年10月30日に公表した資料で、令和6年度の公立小・中学校の不登校が小学校1,936人(前年度1,769人)、中学校2,823人(同2,799人)で、合計4,759人でした(前年度は4,568人)。鈴鹿市の人数は、市町の公表資料で確認できた範囲を、次の節に書いています。

鈴鹿市で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、鈴鹿市ならではの事情です。

01

市の教室は、時間・費用が市公式に書かれていない

けやき教室・さつき教室の開室の曜日と時間、対象学年、費用、入室の手続きは、市の公式ページには載っていませんでした。電話(教育支援課 059-382-9055)での確認が必要です。

02

民間は、公式サイトと県の一覧で金額が違う施設がある

ワンダーYOUは、公式サイトと県の一覧で、月謝などの金額が違います。ラピュタすずかも、初月の料金の書き方が違います。最新の費用は問い合わせで確かめてください。

03

市独自の補助は、確認できなかった

市の公式ページでは、フリースクール利用料への市独自の補助は確認できませんでした。県の補助(利用料の2分の1、月15,000円まで)は、対象施設を使い、条件に当てはまる場合に使えます。

3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。

鈴鹿市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)

鈴鹿市内の民間は、確認できたけやき・ラピュタすずか・ワンダーYOUの3か所です。隣の四日市市のもるとれがーとを加えて4か所を載せています。FACEは、公式サイトのトップで確認できたのが発達支援の紹介が中心だったため、詳しくは載せていません。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは各施設の公式サイトや市・県の資料に書かれた金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。

施設名(場所)対象開所日費用の目安最寄駅・アクセス(公式)
フリースクールけやき
(鈴鹿市算所)
小学4〜6年と中学生の、不登校・不登校ぎみの子(公式)月〜金の10:00〜15:00(市立小・中学校の休校日に準じて休み)入学金30,000円、月額は週1日7,500円〜週5日36,000円(公式)公式には最寄り駅の記載なし(登下校は公共交通機関か家庭の送迎)
みんなの居場所 ラピュタすずか
(鈴鹿市道伯町・NPO法人shining)
学校に行きづらい子・不登校の子と保護者(公式)。県の一覧は小学生〜高校生月・金の13:30〜18:00。水の13:30〜18:00は中学生以上の部・保護者相談(祝日は原則休み)年会費3,000円、月謝は週1回8,000円・週2回15,000円、スポット利用1時間600円(公式)公式には最寄り駅の記載なし
子どもの学び舎 ワンダーYOU
(鈴鹿市南若松・特定労働者協同組合コモンウェーブ)
学校生活に困難を感じている子ども(公式)。県の一覧は小学生〜高校生の不登校火〜金の10:00〜14:45(公式)入会金20,000円、月謝33,000円など(公式。県の一覧は金額が違う)公式には最寄り駅の記載なし
もるとれがーと
(隣の四日市市塩浜)
小・中学生(6〜15歳)で、登校に困難のある子(公式サイトの要約)月・火・木の10:00〜15:00、水・金の9:00〜17:00入会金22,000円、月額は週1日全日22,000円など(公式)近鉄名古屋線の塩浜駅の西口から西へ約4分(公式)

4か所を並べると、費用の幅が大きく違います。けやきは週1日7,500円から、ラピュタすずかは週1回8,000円、ワンダーYOUは月謝33,000円、もるとれがーとは週1日全日で22,000円です。入会金は、けやき30,000円、ワンダーYOU20,000円、もるとれがーと22,000円で、ラピュタすずかは年会費3,000円です。

もるとれがーとは、公式サイトに近鉄名古屋線の塩浜駅の西口から約4分と書かれています。市の公式サイトの交通案内には、近鉄の鈴鹿市駅(市役所の最寄り)・白子駅・伊勢若松駅と、伊勢鉄道の鈴鹿駅が載っています。近鉄の案内では、白子駅から津駅まで約11分、近鉄名古屋駅まで約41分(特急)です。そのほかの民間施設は、公式サイトに最寄り駅の記載を確認できませんでした。通う手段を決めてから見学してください。

木漏れ日が差し込む、緑の小道

4か所を1か所ずつ紹介します

ここからは、4か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。

1. フリースクールけやき(鈴鹿市算所)|市内の民間

鈴鹿市算所3-9-50の近藤ビル5階にある、不登校の子のためのフリースクールです。公式サイトには、教職経験者を中心に個別指導をすると書かれています。

  • 対象(公式):小学4〜6年と中学生の、不登校・不登校ぎみの子のうち、「自分のために学ぼうとする子」
  • 開所(公式):月〜金の10:00〜15:00。鈴鹿市立小・中学校の休校日に準じて休みになります
  • 費用(公式):入学金30,000円。月額は、週1日コース7,500円、週2日コース15,000円、週3日コース22,000円、週4日コース29,000円、週5日コース36,000円
  • 出席扱い(公式):「学んだ日は、学校での出席となるように、学校長に依頼します」と書かれています(最終的に決めるのは在籍校の校長です)
  • 見学(公式Q&A):まず電話で、平日の9:00〜17:00に連絡する形です
  • 電話:059-389-5651

公式のQ&Aには、開校から令和5年5月までに34名が利用し、13名が小・中学校に復帰、10名が希望の高校に進学したと書かれています(令和5年5月時点の記載)。三重県の令和7年度の補助対象施設の一覧にも載っています。

2. みんなの居場所 ラピュタすずか(鈴鹿市道伯町・NPO法人shining)|市内の民間

鈴鹿市道伯町2329-3にある、NPO法人shiningの居場所です。公式サイトには、「自分らしく安心して過ごせる居場所」で、前半は言語力・身体力・生活スキルを育てる時間、後半は自由活動の時間と書かれています。保護者向けの相談・交流の場もあります。

  • 対象(公式):学校に行きづらい子ども、不登校の子ども、保護者。県の一覧には「小学生から高校生の不登校生徒および保護者」とあります
  • 開所(公式):月曜日・金曜日の13:30〜18:00。水曜日の13:30〜18:00は中学生以上の部と保護者相談で、中学生以上は月・水・金のうち週に2回まで参加できます。祝日は原則休みです
  • 費用(公式):年会費3,000円、月謝は週1回8,000円・週2回15,000円、スポット利用は1時間600円
  • 見学・体験(公式):前日までに連絡が必要です
  • 電話:059-389-5002

県の一覧には「初回1か月は1回500円+年会費3,000円」とあり、公式サイトとは書き方が違います。出席扱いについては、公式のページに記載を確認できませんでした。

3. 子どもの学び舎 ワンダーYOU(鈴鹿市南若松・特定労働者協同組合コモンウェーブ)|市内の民間

鈴鹿市南若松476にある、特定労働者協同組合コモンウェーブが運営するフリースクールです。

  • 対象(公式):学校生活に困難を感じている子どもと、独自の教育方針に魅力を感じる子ども・保護者
  • 開所(公式):火曜日〜金曜日の10:00〜14:45
  • 費用(公式):入会金20,000円、年会費12,000円(初年度は無料)、月謝33,000円、ランチ300円/回、一時利用4,000円/回。体験入会は2,000円+ランチ300円/回(初回から1か月間、最大5回まで)
  • 出席扱い(公式):支援シートを出すと、小・中学校から出席として認定できると書かれています
  • 県の補助(公式):三重県の補助事業の対象施設で、県が認定した世帯には、月謝の半額分(上限15,000円)が県から返金されると書かれています

県の令和7年度の対象施設一覧には、年会費3,000円(初年度無料)、月謝25,000円+ランチ代4,000円(週4回)、一時利用3,000円と、公式サイトと違う金額が載っています。どちらが新しいかは確認できなかったため、この記事では公式サイトの金額を書き、最新の費用は問い合わせで確かめてください。

4. もるとれがーと(隣の四日市市塩浜)|隣の四日市市

四日市市塩浜437-1にある、フリースクールです(鈴鹿市の隣の市です)。公式サイトには、居場所としての過ごし方と学習を組み合わせる形で、プログラミングなども取り入れていると書かれています。

  • 対象(公式):小・中学生(6〜15歳)で、登校に困難のある子
  • 開所(公式):月・火・木は10:00〜15:00、水・金は9:00〜17:00
  • 費用(公式):入会金(初回のみ)は、通学プラン22,000円、スポット・相談のみ5,500円。月額は、週1日全日22,000円、週2日全日(水・金)41,800円、週2日半日22,000円、火・木の定期通学6,600円〜11,000円。スポット利用は登録料3,300円/月+利用料2,200円/時間です
  • アクセス(公式):近鉄名古屋線の塩浜駅の西口から西へ約4分、駐車場あり
  • 電話:059-340-8697

三重県の補助対象施設の一覧にも載っています。鈴鹿市から通う場合の所要時間は公式には書かれていないので、通う手段を決めてから見学してください。

鈴鹿市から通う場合の費用相場と、補助の有無

4か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。

施設名入会金月額の目安出典
フリースクールけやき入学金30,000円週1日7,500円/週2日15,000円/週3日22,000円/週4日29,000円/週5日36,000円公式サイト
ラピュタすずか年会費3,000円週1回8,000円/週2回15,000円(スポット利用1時間600円)公式サイト
ワンダーYOU入会金20,000円(公式)月謝33,000円・年会費12,000円(初年度無料)・ランチ300円/回(公式。県の一覧は月謝25,000円)公式サイト
もるとれがーと入会金22,000円週1日全日22,000円/週2日全日(水・金)41,800円/週2日半日22,000円公式サイト

費用は公式サイトの金額で並べました。けやきは入会金30,000円、月額は週1日7,500円〜週5日36,000円です。ラピュタすずかは年会費3,000円、月謝は週1回8,000円・週2回15,000円です。ワンダーYOUは入会金20,000円、月謝33,000円(県の一覧は25,000円で食い違い)、もるとれがーとは入会金22,000円で、週1日全日22,000円です。市の教育支援センターの費用は、市の公式ページに書かれていませんでした。

補助については、鈴鹿市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。三重県には、令和8年度の「フリースクール利用料支援事業」があります。利用料の2分の1(100円未満は切り捨て)を、児童生徒1人につき月額15,000円を上限に補助する仕組みで、県内の公立小・中学校などに在籍し、生活保護・就学援助・住民税所得割の非課税・児童扶養手当のいずれかに当てはまる世帯が対象です。令和8年5月12日から申請の受付が始まり、オンライン形式の利用は対象外と書かれています。対象施設は22施設(令和8年9月29日更新)で、問い合わせは県教育委員会の生徒指導課 不登校支援班(059-213-6611)です。鈴鹿市独自の補助は、鈴鹿市の公式ページでは確認できませんでした(「ない」とは断定できません)。市議会だより(2026年6月号)には、令和7年度に市内のフリースクール4団体とフリースクール連絡協議会を立ち上げたことと、令和8年度の予算に総合支援コーディネーターの配置を計上したことが書かれています。利用料の補助については、市の公式ページでは確認できなかったため、教育支援課に確認してください。

費用をおさえる方法としては、①市の「けやき教室・さつき教室」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

開いた本が置かれた、木のテーブル

その前に確認したい、鈴鹿市の公的な窓口

民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。

教育支援センター「けやき教室・さつき教室」

市の公式ページと、県の一覧(令和8年5月現在)には、次のように書かれています。

  • 場所:市の公式ページには、市役所西館1階(神戸一丁目18番18号)が載っています。県の一覧では、けやき教室が神戸1丁目18番18号、さつき教室が高塚町1843-10です
  • 対象:市の公式ページには「不登校のこども」、県の一覧には「鈴鹿市在住の児童生徒」と書かれています
  • 活動:学習・創作・スポーツ・園芸・調理などの活動を通して、学校生活への復帰と社会的自立を支援する、と書かれています。見学・体験通室ができます
  • 開室の曜日と時間・費用・入室の手続き:市の公式ページには書かれていませんでした
  • 連絡先:教育支援課 059-382-9055

学校の中の居場所

教育要覧2025には、小学校10校に「ほっとルーム(校内教育支援センター)」があり、令和4年度から順次設置されたと書かれています。中学校10校にも、校内教育支援センターが設置されています。まずは在籍校に、使えるかどうかを聞いてみてください。

相談の窓口

「こども教育相談」は、電話059-382-9140、月〜金の8:30〜17:15です。面談は電話での事前予約制で、不登校・いじめ・発達などの相談に、臨床心理士・保健師・保育士・教員が対応すると書かれています。県の「みえ不登校支援ネットワーク」(059-213-1116、平日10:00〜17:00、相談無料)でも、相談できます。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

通える場所が近くにあっても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
鈴鹿市の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
対面で人と直接会える○
4か所とも対面で過ごす場所(通う手段の確認が必要)
○
教育支援センターは対面の教室
×
画面越し(対面の時間はない)
少ない日数から始めやすい○
けやきは週1日7,500円から、ラピュタすずかは週1回から
△
見学・体験通室ができる(開室の曜日と時間は市公式に記載なし)
△
平日毎日の授業が基本
費用を抑えやすい△
月額7,500円(週1日)〜41,800円まで幅がある
△
費用は市公式に記載なし
△
月25,443円(メタバース通学)
天候・移動に左右されにくい△
電車・送迎など、通う手段の確認が必要
△
市役所西館(神戸)と高塚町の2か所。通う手段の確認が必要
○
自宅から参加できる
学校の出席扱いにつなげやすい○
けやきは学校長に依頼、ワンダーYOUは支援シートの提出と公式に書かれている
△
出席扱いの取り扱いは市公式に記載なし
△
在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと三重県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。

オンラインが向いているとき

市内の場所に通うにも、四日市市のもるとれがーとに通うにも、移動が必要になり、毎日の移動や人の多い環境が、まだ負担になる段階があります。「まず生活のリズムを戻したい」「外に出るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の都合に左右されずに続けられます。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。鈴鹿市の場合は、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に1日は市の教育支援センターや、けやき・ラピュタすずかへ」という組み合わせも考えられます(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、三重県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|鈴鹿市の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、NIJINアカデミーには、三重県内に「菰野・四日市校」があります。公式サイトの教室ページ(2026年10月5日更新)には、菰野町千草851の個人古民家で、毎週木曜日(祝日を除く)の9:30〜14:30、定員は最大4人、対象は小学生と書かれています。鈴鹿市から通えるかどうかや所要時間は、公式には書かれていないので、気になる場合は問い合わせてください。オンライン(メタバース)の校舎なら、三重県のどこからでも参加できます。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週単位で通う場合より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、市の教育支援センターや、市内の民間と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

通える場所が合わなくても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。

外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。鈴鹿市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【鈴鹿市ならでは】市内の民間3か所に、市の「けやき教室・さつき教室」と、小・中学校の校内の居場所。市の教室は開室の曜日・時間・費用が市の公式ページに書かれていないので、教育支援課に電話で確認する。民間は、公式サイトと県の一覧で金額が違う施設があるので、見学のときに最新の費用を聞く
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。鈴鹿市立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の教育支援センターや校内のほっとルームとの併用を考えている場合は、在籍校と教育支援課にも、同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

窓辺に置かれたコーヒーカップ

よくある質問

鈴鹿市に、市が運営するフリースクールはありますか。

市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センター「けやき教室・さつき教室」があります。市役所西館1階(神戸一丁目18番18号)が市の公式ページに載っており、県の一覧では、さつき教室は高塚町1843-10です。見学・体験通室ができると書かれています。

けやき教室・さつき教室の時間や費用、入り方は?

開室の曜日と時間、対象学年、費用、入室の手続きは、市の公式ページには載っていませんでした。教育支援課(059-382-9055)に電話で確認してください。県の一覧には、対象は鈴鹿市在住の児童生徒と書かれています。

学校の中に、教室以外の居場所はありますか。

教育要覧2025には、小学校10校に「ほっとルーム(校内教育支援センター)」、中学校10校に校内教育支援センターがあると書かれています。どの学校にあるかは、在籍校に確認してください。

鈴鹿市に民間のフリースクールはありますか。

公式サイトで内容を確認できた市内の民間は、フリースクールけやき、みんなの居場所ラピュタすずか、子どもの学び舎ワンダーYOUの3か所です。隣の四日市市の「もるとれがーと」も載せました。FACEは、公式サイトで確認できたのが発達支援の紹介が中心だったため、詳しくは載せていません。

ワンダーYOUの料金が、ページによって違うのはなぜですか。

公式サイトは入会金20,000円・年会費12,000円(初年度無料)・月謝33,000円、県の令和7年度の対象施設一覧は年会費3,000円(初年度無料)・月謝25,000円+ランチ代4,000円(週4回)と書かれています。どちらが新しいかは確認できなかったため、問い合わせで最新の費用を確かめてください。

鈴鹿市で、フリースクールの費用への補助はありますか。

市の公式ページでは、市独自の補助を確認できませんでした(「ない」とは断定できません)。三重県の「フリースクール利用料支援事業」(令和8年度)は、利用料の2分の1を月15,000円まで補助する仕組みで、生活保護・就学援助・住民税所得割の非課税・児童扶養手当のいずれかに当てはまる世帯が対象です。オンライン形式は対象外です。問い合わせは県の不登校支援班(059-213-6611)です。

フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。

出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍校の校長です。けやきは公式サイトに、学んだ日が出席となるよう学校長に依頼すると書かれ、ワンダーYOUは支援シートを出すと出席として認定できると書かれています。通う前に、在籍校に相談してください。

鈴鹿市の不登校の子は、どのくらいいますか。

令和6年度で、小学校218人(2.29%)、中学校316人(6.32%)です(鈴鹿市議会だより2026年6月号)。県全体では、令和6年度の公立小・中学校で、小学校1,936人・中学校2,823人です(県教育委員会)。

最初に、どこに相談すればよいですか。

まずは在籍校の先生か、市の教育支援課(059-382-9055)、こども教育相談(059-382-9140、月〜金の8:30〜17:15、面談は電話予約制)です。県の「みえ不登校支援ネットワーク」(059-213-1116、平日10:00〜17:00、相談無料)もあります。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

まとめ

鈴鹿市から通える場所は、市の「けやき教室・さつき教室」と、市内の民間3か所、隣の四日市市の1か所が候補になります。

  • 市の教育支援センターは2か所。開室の曜日・時間・費用は市の公式ページに記載なし
  • 民間は、市内に3か所と、四日市市に1か所(週1日7,500円〜)
  • 市独自のフリースクール利用料の補助は、公式ページで確認できなかった
  • 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります

鈴鹿市には、市の教室と、市内の民間の選択肢があります。まず教育支援課と在籍校に相談し、見学で通い方と最新の費用を確かめることが大切です。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

並木が続く、明るい公園の道

この記事の内容を確かめるための一次資料

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年10月7日 / 最終更新:2026年10月7日

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