「渋川市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
渋川市(人口70,699人・2026年8月31日、市公式)には、市の教育支援センター「かけはし」教室と、民間の「ぱれっと渋川校」があります。この記事では、市や県の公式資料で確認できた範囲だけを、費用・通い方・補助の有無まで整理しました。
この記事でわかること
- 渋川市の不登校の人数(令和6年度は小学校55人・中学校69人)と、市の教育支援センター「かけはし」の使い方
- 渋川駅から徒歩5分の「ぱれっと渋川校」と、県の資料で確認できた前橋市内の2か所の費用・開所日
- 群馬県の補助金は「運営団体向け」で、保護者の利用料補助ではないこと(渋川市独自の補助も確認できず)
- どこも合わないときの選択肢(オンライン)と、見学で聞いておきたいこと
この記事は、渋川市・群馬県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。前橋市の2か所は、県教育委員会が公表した補助金対象施設の資料に載っている内容で、各施設の公式サイトで確認できなかった部分は「県資料」と書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。
渋川市の今の状況を、数字と場所で確かめる
渋川市は、2006年2月20日に旧渋川市・伊香保町・小野上村・子持村・赤城村・北橘村が合併して発足した市で、人口は70,699人・33,127世帯です(2026年8月31日、市公式)。市内の中心の最寄り駅は渋川駅です。
市教育委員会の資料「不登校対策と居場所づくり」によると、不登校の児童生徒は、令和5年度が小学校54人・中学校79人、令和6年度が小学校55人・中学校69人でした(令和7年3月のデータまで掲載。作成日の記載はありません)。同じ資料では、市の教育支援センター「かけはし」に通った子は令和元年度の18人から、令和6年度は7人(小学生2人・中学生5人)に減っています。不登校の子の人数に比べると、教育支援センターに通う子は少数で、多くの家庭がそれ以外の過ごし方を探していることがうかがえます。
校内の居場所は、小学校・中学校に各1校(計2校)の校内教育支援センターがあり、令和6年度の利用は延べ175人と書かれています。このほか、ウォームアップティーチャーが小学校4校・中学校4校に配置されています。
群馬県全体では、令和6年度(2024年度)の公立小・中学校の不登校は4,731人(小学校1,783人・中学校2,948人)で、前年度の4,700人から31人増えました(県教育委員会の公表)。小学校は12年連続で増えています。渋川市で学校に行きづらい子を育てていると、同じ立場の家庭が身近に見つかりにくく、「うちだけかもしれない」と感じやすいかもしれません。でも、県全体では4,700人を超える子が、学校に行きづらさを抱えています。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、渋川市ならではの事情です。
01
市内の民間は1か所だけ
県総合教育センターの一覧(2026年5月11日現在)で、渋川市内に載っている民間のフリースクールは「ぱれっと渋川校」の1か所です。選べる場所が少ないので、前橋市など市外も候補に入れて考える必要があります。
02
利用料の補助は市にも県にもない
群馬県の補助金は運営団体向けで、保護者の利用料補助ではありません。渋川市独自の補助も、市公式では確認できませんでした。費用は家庭の負担になる前提で考えます。
03
「かけはし」は条件を先に確かめたい
月〜金の9:30〜15:30に開いていますが、費用の記載は確認できず、申込は教育相談室への電話と案内されています。令和6年度に通ったのは7人でした。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
渋川市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)
市内の民間は「ぱれっと渋川校」の1か所で、そのほかは県の資料で確認できた前橋市内の2か所です。「通える」かどうかは通う手段で変わるので、場所と通う日数を一緒に確かめてください。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは群馬県の補助金対象施設の資料(県が公表したPDF)に書かれた金額を、掲載時点と出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| フリースクールぱれっと 渋川校 (渋川市渋川1816-22) | 小学生・中学生・高校生 | 月・火・水・金 9:00〜15:00頃 | 入会金なし/週単位 8,800〜44,000円(県資料) | 渋川駅から徒歩5分(県資料) |
| フリースクールぱれっと 前橋校 (前橋市泉沢町705-2) | 小学生・中学生・高校生 | 月〜金 9:00〜15:00頃(祝日休み) | 入会金なし/週単位 8,800〜44,000円 | 大胡駅から約10分(県資料) |
| フリースクールこらんだむ 前橋校 (前橋市表町2-3-6) | 小学4年生以上(県資料) | 平日(水曜日を除く)10:00〜15:00 | 入会金50,000円/月37,000円(全日)・16,000円(週1) | 前橋駅北口から徒歩4分 |
3か所を並べると、費用のかたちが違います。ぱれっとは入会金なしで、授業料が週単位で決まります。こらんだむは入会金50,000円のあと、月謝が全日37,000円・週1で16,000円です。金額は県資料や公式サイトに書かれたもので、体験料・交通費・昼食代などは別にかかることがあります。
通い方は、渋川市内の「ぱれっと渋川校」が渋川駅から徒歩5分(県資料)。前橋市内の2か所は、こらんだむが前橋駅北口から徒歩4分、ぱれっと前橋校が大胡駅から約10分と書かれています。渋川駅から前橋駅・大胡駅への所要時間や運賃は、この記事では確認できていないので、乗り換えを含めて事前に調べてください。

3か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、3か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. フリースクールぱれっと 渋川校(渋川市渋川1816-22)|渋川駅から歩ける、県の一覧に載る市内の民間フリースクール
渋川市渋川1816-22にある、小学生・中学生・高校生のためのフリースクールです。運営は一般社団法人ポータルで、県の資料には渋川駅から徒歩5分と書かれています。この施設は運営者の独自サイトを確認できなかったため、以下は群馬県教育委員会生涯学習課の資料(2025年8月22日更新)に書かれていることです。
- 開所日・時間(県資料):月・火・水・金の9:00〜15:00頃
- 費用(県資料):入会金なし。授業料は週単位で8,800円〜44,000円。体験は2回無料
- 出席扱いにつながる取り組み(県資料):在籍校へ月1回の報告書を出し、学期ごとに学校を訪問する、と書かれています
通う量に合わせて授業料が変わるしくみなので、少ない日数から始める相談もしやすそうです。ただし、料金表の区分(週何時間・何日でいくらか)は資料の書き方だけでは分からないので、見学のときに確かめてください。金額と開所日は県資料の掲載時点(2025年)のものです。渋川市の学校での出席扱いの実績は資料にないので、在籍校とのやり取りも聞いておくと安心です。
2. フリースクールぱれっと 前橋校(前橋市泉沢町705-2)|同じ運営の前橋市内の教室。大胡駅から約10分
前橋市泉沢町705-2にある、渋川校と同じ運営のフリースクールです。県の資料には、大胡駅から約10分と書かれています。小学生・中学生・高校生が対象で、月〜金の9:00〜15:00頃(祝日休み)に開き、料金の考え方は渋川校と同じ週単位です。
- 費用:入会金なし。授業料は週単位で8,800円〜44,000円、体験2回無料(県資料・前橋市の記事で確認した範囲)
- アクセス(県資料):大胡駅から約10分
渋川校と前橋校のどちらが通いやすいかは、家から駅までの距離と、乗る路線で変わります。渋川駅・大胡駅それぞれからの所要時間と運賃は、この記事では確認できていないので、事前に調べてください。前橋市の施設の詳しい紹介は、前橋市から通えるフリースクールでもまとめています。
3. フリースクールこらんだむ 前橋校(前橋市表町2-3-6)|前橋駅北口から徒歩4分。県資料に「ほとんどの学校で出席認定」
前橋市表町2-3-6の前橋第一ビル4階にある、小学4年生以上のフリースクールです。県の資料によると、平日(水曜日を除く)の10:00〜15:00に開き、前橋駅北口から徒歩4分です。
- 費用(県資料):入会金50,000円。月謝は全日の正会員で37,000円、週1の準会員で16,000円
- 出席扱い(県資料):「ほとんどの学校で出席認定」と書かれています
公式サイトには金額や出席扱いの記載が見当たらなかったため、上は県資料に書かれた内容です。金額は2025年時点のもので、体験料などは変わっていることがあります。渋川市の学校での実績があるかも、見学のときに聞いておくと安心です。
渋川市から通う場合の費用相場と、補助の有無
3か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| ぱれっと 渋川校 | なし(県資料) | 週単位 8,800〜44,000円(体験2回無料) | 県の補助金対象施設の資料(2025年8月更新) |
| ぱれっと 前橋校 | なし | 週単位 8,800〜44,000円(体験2回無料) | 県の補助金対象施設の資料/ぱれっと公式 |
| こらんだむ 前橋校 | 50,000円 | 月37,000円(全日)/16,000円(週1) | 県の補助金対象施設の資料(2025年) |
費用の幅は、通う頻度で決まります。県資料の金額で目安を出すと、ぱれっとは授業料が週単位で月8,800円〜44,000円(入会金なし)、こらんだむは週1回の準会員で月16,000円・全日の正会員で月37,000円(入会金50,000円)です。県資料の金額は2025年時点のものなので、今の料金は各施設に確かめてください。
補助については、渋川市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。群馬県の「フリースクール等支援事業補助金」は、フリースクールを運営する団体向けの補助(補助率は2分の1、基本枠は上限100万円)で、保護者への利用料の補助ではありません。県の公式ページで、保護者向けの利用料補助は確認できませんでした。渋川市議会は2023年6月16日に、国へフリースクール等への経済的支援制度の確立を求める意見書を出しています(市公式)。市が利用料を補助する制度ではありませんが、費用の負担が市議会でも課題として取り上げられていることがわかります。
費用をおさえる方法としては、①市の教育支援センター「かけはし」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、渋川市の公的な窓口
民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。渋川市には、市の教育支援センター「かけはし」教室と、学校の中の居場所があります。近隣の学び場は、前橋市から通えるフリースクールや高崎市から通えるフリースクールでも紹介しています。
教育支援センター「かけはし」教室
渋川市教育研究所が運営する、不登校の児童生徒のための教室です。市の公式ページ(2026年9月1日更新)には、次のように書かれています。
- 所在地:渋川市渋川2536番地2(市のページの郵便番号は377-0007、県のページは377-0008と食い違いがあるため、行く前に電話で確認してください)
- 開室:月〜金の9:30〜15:30(土日祝、8月10日〜16日、12月29日〜1月3日は閉所)
- 電話:0279-24-2226
- 対象:市内の不登校の児童生徒本人と保護者
- 申込:教育相談室(0279-25-8980)への電話。在籍校を通す必要があるかは、公式ページに書かれていませんでした
- 費用:公式ページに記載がなく、確認できませんでした
校内教育支援センター
市教育委員会の資料では、小学校・中学校に各1校(計2校)の校内教育支援センターがあり、令和6年度の利用は延べ175人です。どの学校に置かれているかは資料に書かれていないので、在籍校に確認してください。
市の教育相談と、県の窓口
- 渋川市教育研究所の教育相談室:0279-25-8980(月〜金9:30〜16:30)。令和6年度の相談は、来所378件・電話247件・訪問10件
- 群馬県総合教育センターの子ども教育相談:0270-26-9200(月〜金9:00〜17:00、第2・第4土曜9:00〜15:00)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(通話料無料)
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
市内の民間は1か所、市の教室は週5日開いていても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 渋川市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 対面で人と直接会える | ○ 同じ場所で人と過ごせる | ○ 教室で職員や仲間と過ごせる | × 画面越し(対面の時間はない) |
| 少ない日数から始めやすい | ○ 週単位・1回ごとの料金の施設あり | △ 通い方は教室との相談で決める | △ 平日毎日の授業が基本 |
| 費用を抑えやすい | △ 入会金・月額が必要(施設で幅) | △ 費用の記載は確認できず(要問合せ) | △ 月25,443円(メタバース通学) |
| 天候・移動に左右されにくい | △ 電車などで通う必要がある | △ 教室まで通う必要がある | ○ 自宅から参加できる |
| 学校の出席扱いにつなげやすい | △ 施設ごとに異なる(報告書を出す施設あり) | △ 学校・教育研究所と相談 | △ 在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記) |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと群馬県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。
オンラインが向いているとき
渋川市内の民間は1か所で、そのほかは前橋市方面に出ることになります。「まず生活のリズムを戻したい」「電車に乗るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の仕事の都合に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。渋川市の場合は、市に教育支援センター「かけはし」があるので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは市の教室や近くの対面の場所へ」という組み合わせも考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、群馬県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|渋川市の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国各地にリアル教室があり、群馬県内の教室は、今回確認した範囲では見つかりませんでした(教室は公式サイトの「リアル教室情報」で都道府県ごとに探せます)。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週1回の通所より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、市の「かけはし」教室や、渋川駅近くのぱれっとと組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
市内の民間が1か所でも、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。ほかの3か所とは違う役割を持つ選択肢です。
外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。渋川市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【渋川市ならでは】渋川駅の近くに通うか、前橋方面に出るか。渋川駅から徒歩5分のぱれっと渋川校と、前橋駅北口・大胡駅から歩く前橋市の施設とで、家族の送迎や通勤の方向に合う方を確かめる
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。渋川市立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の「かけはし」教室との併用を考えている場合は、在籍校と教育相談室にも同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

よくある質問
渋川市に、市が運営するフリースクールはありますか。
市が運営する「フリースクール」ではなく、市の教育研究所が運営する教育支援センター「かけはし」教室があります。渋川市渋川2536番地2にあり、月〜金の9:30〜15:30(土日祝などは閉所)に開いています。費用は市の公式ページに書かれていないので、教育相談室(0279-25-8980)に確認してください。
渋川市に民間のフリースクールはありますか。
群馬県総合教育センターの一覧(2026年5月11日現在)に載っている渋川市内の民間フリースクールは、「ぱれっと渋川校」の1か所です。そのほか、前橋市内の施設も候補になります。
渋川市で、フリースクールの費用への補助はありますか。
渋川市の公式サイトでは、保護者向けの利用料補助を確認できませんでした(「ない」と断定はできません)。群馬県の補助金は運営団体向けで、保護者への補助ではありません。なお渋川市議会は2023年6月に、国に対して経済的支援制度の確立を求める意見書を出しています。
フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。
出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍校の校長です。県の資料では、ぱれっとは在籍校に月1回の報告書を出し学期ごとに学校を訪問すると書かれ、こらんだむは「ほとんどの学校で出席認定」と書かれています。渋川市の学校での実績は資料にないので、まず在籍校に相談してください。
「かけはし」教室とフリースクールは、両方使えますか。
両方を使えるかどうかは、市の公式ページには書かれていません。教育相談室(0279-25-8980)と在籍校に、同じ時期に相談するのが確実です。
渋川市の不登校の子は、どのくらいいますか。
渋川市教育委員会の資料では、令和6年度の不登校の児童生徒は小学校55人・中学校69人です(令和5年度は小学校54人・中学校79人)。群馬県全体では令和6年度に4,731人で、前年度より31人増えました。
群馬県に、学びの多様化学校(不登校特例校)はありますか。
藤岡市が2027年(令和9年)4月に、旧日野小学校の校舎で小・中学校を開校する予定だと、藤岡市の公式ページで案内されています。県内で開校済みの学校は、今回の確認では見つかりませんでした。対象は藤岡市内の児童生徒と書かれており、市外からの通学ができるかは確認できませんでした。
市外の施設に通うとき、交通費の補助はありますか。
渋川市の交通費補助は確認できませんでした。前橋市には、生活保護・就学援助世帯を対象に通所の交通費を月額上限1万円まで補助する制度があります(前橋市の公式資料)が、渋川市民が使えるかどうかは確認できませんでした。
相談できる窓口はどこですか。
まずは渋川市教育研究所の教育相談室(0279-25-8980、月〜金9:30〜16:30)です。県の窓口は、総合教育センターの子ども教育相談(0270-26-9200)と、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)があります。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
渋川市から通える場所は、市の教育支援センター「かけはし」教室と、渋川駅から歩けるぱれっと渋川校、県の資料で確認できた前橋市内の2か所が候補になります。
- 不登校の子は令和6年度に小学校55人・中学校69人。「かけはし」教室に通ったのは7人でした
- 民間は市内に1か所。費用は県資料で、ぱれっとが週単位8,800〜44,000円、こらんだむが月16,000〜37,000円
- 保護者向けの利用料補助は、市も県も確認できませんでした
- 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります
渋川市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 渋川市:教育支援センター「かけはし」教室(2026年9月1日更新)
- 渋川市教育委員会 学校教育課:不登校対策と居場所づくり
- 渋川市:人口・世帯数(2026年8月31日現在)
- 渋川市:合併の変遷
- 渋川市議会:経済的支援制度の確立を求める意見書(2023年6月)
- 群馬県総合教育センター:県内の教育支援センター
- 群馬県:補助金対象施設の資料(ぱれっと 渋川校)
- 群馬県:補助金対象施設の資料(ぱれっと 前橋校ほか)
- 群馬県:補助金対象施設の資料(こらんだむ 前橋校)
- 群馬県:令和6年度の不登校児童生徒数の公表(教育委員会)
- 群馬県総合教育センター:教育支援センター・フリースクール等の一覧
- 群馬県総合教育センター:教育相談(子ども教育相談・子供SOSダイヤル)
- 群馬県:フリースクール等支援事業補助金(令和8年度)
- 藤岡市:学びの多様化学校の開校予定(記者会見資料)
- 文部科学省:令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等の調査結果(全国)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年10月6日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年10月6日 / 最終更新:2026年10月6日


