桐生市から通えるフリースクール・学びの場まとめ|市のあぷろーちと、市内2か所+太田市のあおばを比較【2026年版】

青空の下に広がる田園風景(桐生市のフリースクール記事のアイキャッチ)

「桐生市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
桐生市には、市の教育支援センター「あぷろーち」と、民間の「NEXTAGE SCHOOL」「Free school あんしゃ」があります。この記事では、市や県の公式資料と各施設の公式サイトで確認できた範囲だけを、通い方・費用・補助の有無まで整理しました。

この記事でわかること

  • 桐生市の教育支援センター「あぷろーち」の場所・開室日・申込の流れ
  • 桐生市内の民間2か所(NEXTAGE SCHOOL・あんしゃ)と、太田市のフリースクールあおばの開所日と費用
  • 群馬県の補助金は「運営団体向け」で、保護者の利用料補助ではないこと(桐生市独自の補助も確認できず)
  • どこも合わないときの選択肢(オンライン)と、見学で聞いておきたいこと

この記事は、桐生市・群馬県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。県の資料に載っている金額は、掲載時期が分からないものがあるため、「県資料」と書いて公式サイトの金額とは分けています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。

目次

桐生市の今の状況を、数字と場所で確かめる

桐生市は、1921年(大正10年)3月1日に市制を施行した市です(市公式)。2005年6月13日に新里村・黒保根村と合併し、この2つの地区は、間にみどり市をはさむ飛び地になっています。鉄道は、JR両毛線の桐生駅、東武桐生線の新桐生駅・相老駅、上毛電鉄の西桐生駅、わたらせ渓谷線などがあります(市公式)。

桐生市の不登校の人数は、今回確認できた公式資料では見つかりませんでした。市教育委員会の資料(2025年3月14日・教育環境課)には、「小・中学校ともに5年間増加している」「中学校の増加率のほうが大きい」と書かれていますが、人数は載っていません。

市の教育支援センター「あぷろーち」は、西桐生駅から歩いて約4分の桐生市小曾根町にあります。民間は、群馬県総合教育センターの一覧(2026年5月11日現在)に載っている桐生市内のフリースクールが2か所です。

群馬県全体では、令和6年度(2024年度)の公立小・中学校の不登校は4,731人(小学校1,783人・中学校2,948人)で、前年度の4,700人から31人増えました(県教育委員会の公表)。小学校は12年連続で増えています。桐生市で学校に行きづらい子を育てていると、同じ立場の家庭が身近に見つかりにくく、「うちだけかもしれない」と感じやすいかもしれません。でも、県全体では4,700人を超える子が、学校に行きづらさを抱えています。

桐生市で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、桐生市ならではの事情です。

01

市内の民間は2か所。開く時間帯が違う

NEXTAGE SCHOOLは小学1年〜中学3年で平日の午後(13:30〜15:30)、あんしゃは月〜木の日中(9:00〜15:30)と、開く時間帯が違います。お子さんの生活リズムに合うかどうかが分かれ目になります。

02

利用料の補助は市にも県にもない

群馬県の補助金は運営団体向けで、保護者の利用料補助ではありません。桐生市独自の補助も、市公式では確認できませんでした。費用は家庭の負担になる前提で考えます。

03

金額は公式と県資料で時期がずれる

NEXTAGE SCHOOLとあんしゃの金額は、公式サイトには読み取れず、掲載時期が分からない県資料の数字です。あんしゃは2025年10月に新里駅前へ移転しており、場所の確認も必要です。

3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。

桐生市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)

桐生市内の民間は2か所で、そのほかに太田市のフリースクールあおばも県の一覧で確認できました。桐生市からの通いやすさは交通手段で変わるので、場所と通う日数を一緒に確かめてください。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは群馬県の補助金対象施設の資料(県が公表したPDF)に書かれた金額を、掲載時点と出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。

施設名(場所)対象開所日費用の目安最寄駅・アクセス(公式)
NEXTAGE SCHOOL
(桐生市錦町1-8-3 TCビル2-B)
小学1年〜中学3年(公式)平日 デイスクール13:30〜15:30/アフタースクール16:00〜21:00(公式)入会金10,000円/月30,000円(県資料・掲載時期不明)駅からの距離は確認できず(電話で問い合わせ)
Free school あんしゃ(un chat)
(2025年10月に新里駅前へ移転)
小学生・中学生・高校生(県資料)月〜木 9:00〜15:30(県資料)入会金35,000円/週4回33,000円・1日4,000円(県資料)新里駅前(公式。移転後の住所は確認できず)
太田フリースクールあおば
(太田市石橋町856-1 強戸ふれあいセンター2階)
小学生・中学生・高校生(公式)週1〜2回 10:00〜15:00(公式)入会金なし/通常開室1回3,000円・個別1コマ2,000円・管理維持費月1,500円(公式)桐生市からの所要時間は確認できず

3か所を並べると、開く頻度と費用のかたちが違います。NEXTAGE SCHOOLは月30,000円(県資料)、あんしゃは入会金35,000円のあと週4回で33,000円・1日4,000円(県資料)、あおばは入会金なしで1回3,000円(公式)です。体験料・交通費・昼食代などは別にかかることがあります。

通い方は、あぷろーちが西桐生駅から徒歩約4分(市公式)。民間3か所のうち、NEXTAGE SCHOOLの住所は桐生市錦町、あんしゃは新里駅前(移転後の住所は未確認)、あおばは太田市石橋町です。駅からの距離や所要時間は公式では確認できなかったので、通う手段を決めてから、見学の前に調べてください。

窓辺に置かれた開いた手帳とペン

3か所を1か所ずつ紹介します

ここからは、3か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。

1. NEXTAGE SCHOOL(桐生市錦町1-8-3 TCビル2-B)|平日の午後に通う、桐生市錦町のフリースクール

桐生市錦町1-8-3 TCビル2-Bにある、小学1年から中学3年までのための場所です。公式サイトには、「多くの在籍校より出席認定をしていただいております」と書かれています。

  • 開所日・時間(公式):平日のデイスクールが13:30〜15:30、アフタースクールが16:00〜21:00
  • 電話(公式):0277-88-9302
  • 費用(県資料):入会金10,000円・月30,000円。ただし掲載時期が分からない資料の数字で、公式サイトのトップや料金のページ(PDFへのリンクのみ)には金額が読み取れませんでした

金額は必ず問い合わせで確かめてください。出席扱いは公式に書かれていますが、学校ごとに状況が違うことがあるので、在籍校への相談もあわせて行ってください。

2. Free school あんしゃ(un chat)(2025年10月に新里駅前へ移転)|教育委員会と連携し、出席扱いに対応と公式に記載

NPO法人が運営するフリースクールです。公式サイトによると、2025年10月1日に新里駅前へ移転しました。県の一覧には「桐生市新里町鶴ヶ谷124-5」と載っていますが、移転後の住所は公式サイトで確認できなかったため、行く前に必ず問い合わせで場所を確かめてください。

  • 開所日・時間(県資料):月〜木の9:00〜15:30。小学生・中学生・高校生が対象
  • 費用(県資料):入会金35,000円。週4回で33,000円、1日だけなら4,000円
  • 出席扱い(公式):「教育委員会との連携により、多くの学校に出席扱いとしてカウント頂いております」と書かれています

開所日・費用は、掲載時期が分からない県資料の内容で、公式サイトには金額の記載がありません。今の料金・曜日は、問い合わせで確かめてください。

3. 太田フリースクールあおば(太田市石橋町856-1 強戸ふれあいセンター2階)|太田市内にある、週1〜2回開く居場所

太田市石橋町856-1の強戸ふれあいセンター2階で開いている、小学生・中学生・高校生のためのフリースクールです。桐生市内の施設ではなく、太田市内にあります。

  • 開所日・時間(公式):週1〜2回、10:00〜15:00
  • 費用(公式):入会金なし。通常開室は1回3,000円、個別の学習は1コマ2,000円、管理維持費が月1,500円
  • 出席扱い:公式サイトに記載がありません

桐生市からの所要時間や交通手段は確認できていないので、通えるかどうかは、見学の前に調べてください。週1〜2回の開所なので、他の居場所や「あぷろーち」と組み合わせる使い方も考えられます。

桐生市から通う場合の費用相場と、補助の有無

3か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。

施設名入会金月額の目安出典
NEXTAGE SCHOOL10,000円(県資料)30,000円(県資料・掲載時期不明)県資料/公式サイト(公式に金額の記載なし)
あんしゃ35,000円(県資料)週4回 33,000円/1日 4,000円(県資料)県資料(掲載時期不明)/公式に金額の記載なし
あおばなし(公式)1回3,000円/管理維持費 月1,500円(公式)公式サイト(ota-aoba.com)

費用の幅は、通う頻度で決まります。目安にすると、あおばは1回3,000円(月1,500円の管理維持費つき)、NEXTAGE SCHOOLは月30,000円(県資料)、あんしゃは週4回で月33,000円(県資料)です。県資料の金額は掲載時期が分からないものがあるので、今の料金は各施設に確かめてください。

補助については、桐生市の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。群馬県の「フリースクール等支援事業補助金」は、フリースクールを運営する団体向けの補助(補助率は2分の1、基本枠は上限100万円)で、保護者への利用料の補助ではありません。県の公式ページで、保護者向けの利用料補助は確認できませんでした。県の補助金は令和6年度に桐生市の施設2か所が採択されたと、県の公表資料にあります。施設の運営を支える補助で、保護者の月謝が安くなる仕組みかどうかは資料からは分かりません。

費用をおさえる方法としては、①市の教育支援センター「あぷろーち」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

お茶と本が置かれた、落ち着いた静物

その前に確認したい、桐生市の公的な窓口

民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。桐生市には、市の教育支援センター「あぷろーち」と、教育相談の窓口があります。近隣の学び場は、前橋市から通えるフリースクールや、太田市のフリースクール・行政支援まとめでも紹介しています。

教育支援センター「あぷろーち」

桐生市の教育支援センターです。市の公式ページと案内PDFには、次のように書かれています。

  • 所在地:桐生市小曾根町3番30号(西桐生駅から徒歩約4分)
  • 開室:月〜金の9:30〜15:00(火曜日は12:00まで)
  • 電話:0277-46-6314
  • 申込の流れ:在籍校、または直接の相談から。見学・体験のあとに面談をして、通所申請書を出します
  • 対象学年・費用:案内に書かれておらず、確認できませんでした

校内教育支援センターやスクールカウンセラーの窓口は、今回確認した市の資料には載っていませんでした。

教育相談と、県の窓口

  • 桐生市教育研究所:0277-46-6327(月〜金9:30〜16:30)
  • 教育環境課:0277-46-6408(8:30〜17:00)
  • 群馬県総合教育センターの子ども教育相談:0270-26-9200(月〜金9:00〜17:00、第2・第4土曜9:00〜15:00)
  • 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(通話料無料)

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

市内の民間は2か所、市の教室は週5日開いていても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
桐生市の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
対面で人と直接会える○
同じ場所で人と過ごせる
○
教室で職員や仲間と過ごせる
×
画面越し(対面の時間はない)
少ない日数から始めやすい○
週1〜2回や1日だけの施設あり
△
開室は月〜金(火曜は午前のみ)。通い方は相談で決める
△
平日毎日の授業が基本
費用を抑えやすい△
入会金・月額が必要(施設で幅)
△
費用の記載は確認できず(要問合せ)
△
月25,443円(メタバース通学)
天候・移動に左右されにくい△
電車や車などで通う必要がある
△
教室まで通う必要がある
○
自宅から参加できる
学校の出席扱いにつなげやすい△
公式に出席扱いの記載がある施設あり
△
学校・教育研究所と相談
△
在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと群馬県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。

オンラインが向いているとき

桐生市内の民間は2か所で、そのほかは太田市など市外に出ることになります。「まず生活のリズムを戻したい」「電車に乗るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の仕事の都合に左右されずに続けられます。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。桐生市の場合は、市に教育支援センター「あぷろーち」があるので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは市の教室や近くの対面の場所へ」という組み合わせも考えられます。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、群馬県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|桐生市の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国各地にリアル教室があり、群馬県内の教室は、今回確認した範囲では見つかりませんでした(教室は公式サイトの「リアル教室情報」で都道府県ごとに探せます)。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週1〜2回の通所より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、市の「あぷろーち」や、市内のフリースクールと組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

市内の民間が2か所でも、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。ほかの3か所とは違う役割を持つ選択肢です。

外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。桐生市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【桐生市ならでは】開く時間帯と、場所。平日の午後に開くNEXTAGE SCHOOL、日中に開くあんしゃ(新里駅前に移転)、太田市のあおばのどれが、家族の送迎や通勤の方向と合うかを確かめる
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。桐生市立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市の「あぷろーち」との併用を考えている場合は、在籍校と教育研究所にも同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

木のテーブルに並んだ色鉛筆

よくある質問

桐生市に、市が運営するフリースクールはありますか。

市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センター「あぷろーち」があります。桐生市小曾根町3番30号にあり、月〜金の9:30〜15:00(火曜日は12:00まで)に開いています。対象学年と費用は市の案内に書かれていないので、電話(0277-46-6314)で確認してください。

桐生市に民間のフリースクールはありますか。

群馬県総合教育センターの一覧(2026年5月11日現在)に載っている桐生市内の民間フリースクールは、「NEXTAGE SCHOOL」と「Free school あんしゃ」の2か所です。

桐生市で、フリースクールの費用への補助はありますか。

桐生市の公式サイトでは、保護者向けの利用料補助を確認できませんでした(「ない」と断定はできません)。群馬県の補助金は運営団体向けで、保護者への補助ではありません。

フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。

出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍校の校長です。NEXTAGE SCHOOLの公式サイトには「多くの在籍校より出席認定」、あんしゃの公式サイトには「教育委員会との連携により、多くの学校に出席扱い」と書かれています。実際の扱いは学校ごとに違うことがあるので、まず在籍校に相談してください。

あんしゃは移転したと聞きました。今の場所はどこですか。

公式サイトに、2025年10月1日に新里駅前へ移転したと書かれています。県の一覧には移転前とみられる「桐生市新里町鶴ヶ谷124-5」が載っており、移転後の住所は公式サイトで確認できませんでした。行く前に、問い合わせで場所を確かめてください。

太田市のフリースクールには、桐生市から通えますか。

太田フリースクールあおばは太田市石橋町(強戸ふれあいセンター2階)にあり、週1〜2回の開所です。桐生市からの所要時間や交通手段は確認できていないので、見学の前に調べてください。

桐生市の不登校の子は、どのくらいいますか。

桐生市の人数は、今回確認できた公式資料には載っていませんでした。市教育委員会の資料には、小・中学校ともに5年間増えていると書かれています。群馬県全体では、令和6年度に4,731人で、前年度より31人増えました。

群馬県に、学びの多様化学校(不登校特例校)はありますか。

藤岡市が2027年(令和9年)4月に、旧日野小学校の校舎で小・中学校を開校する予定だと、藤岡市の公式ページで案内されています。県内で開校済みの学校は、今回の確認では見つかりませんでした。対象は藤岡市内の児童生徒と書かれており、市外からの通学ができるかは確認できませんでした。

相談できる窓口はどこですか。

まずは桐生市教育研究所(0277-46-6327、月〜金9:30〜16:30)です。県の窓口は、総合教育センターの子ども教育相談(0270-26-9200)と、24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)があります。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

まとめ

桐生市から通える場所は、市の教育支援センター「あぷろーち」と、市内の民間2か所(NEXTAGE SCHOOL・あんしゃ)、太田市のフリースクールあおばが候補になります。

  • 「あぷろーち」は月〜金に開き、申込は在籍校または直接の相談から
  • 民間は市内に2か所。金額は県資料と公式サイトで時期がずれるので、問い合わせで確かめる
  • 保護者向けの利用料補助は、市も県も確認できませんでした
  • 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります

桐生市ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

木々に囲まれた静かな公園の小道

この記事の内容を確かめるための一次資料

NIJINアカデミー|不登校オルタナティブスクール小中一貫校(メタバース校舎とリアル教室の様子)

桐生市の自宅から、毎日「通える」学校を。

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年10月6日 / 最終更新:2026年10月6日

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