栗東市から通えるフリースクール・学びの場まとめ|市の「あいあい」と、守山市のコトバラボ・草津市の施設【2026年版】

黄金色の田んぼと小屋が見える景色

「栗東市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
栗東市(人口70,362人・世帯数31,001世帯・2026年9月1日、市公式)には、市の教育支援センターに当たる子ども成長支援教室「あいあい」と、市立の全小・中学校の校内教育支援センターがあります。民間は、市内で県の資料に載る居場所と、隣の守山市・草津市の施設を、公式サイトや市・県の資料で確認できたことだけで整理しました。市内の民間で、公式サイトまで確認できた場所は見つかりませんでした。

この記事でわかること

  • 市の「あいあい」と、校内教育支援センターの場所・時間・申込の入り口
  • 県の資料に載る市内の居場所と、隣の守山市・草津市の4か所の開所日と、書かれた料金
  • 市の補助(月1万円または経費の2分の1・入会金や交通費は対象外)の条件と窓口
  • どれも合わないときの選択肢(オンライン)と、市・県の相談窓口

この記事は、栗東市・滋賀県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。

目次

栗東市の今の状況を、数字と場所で確かめる

栗東市は滋賀県南部の市で、市公式の人口は70,362人(男34,967人・女35,395人)、世帯数は31,001世帯です(2026年9月1日現在)。2001年10月1日に市制を施行し、面積は52.69平方キロメートルです。JR琵琶湖線(東海道本線)の栗東駅から京都までは約30分、大阪までは約60分と、市公式に書かれています。

市内の不登校の児童生徒数は、市の資料に、令和5年度は小学校98人(在籍率2.29%)、中学校156人(在籍率7.65%)、合わせて254人と載っています。令和元年度から5年度の推移は、小学校が43人・49人・62人・89人・98人、中学校が87人・73人・114人・142人・156人です。5年の間に、小学校は2倍あまりに増えています。

通える場所は、市の子ども成長支援教室「あいあい」、市立の全小・中学校にある校内教育支援センター、そして隣の守山市や草津市の民間施設です。市には、フリースクール等の利用者への補助もあります。

全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。滋賀県では、県教育委員会が県議会に提出した資料で、令和6年度の県内の小学校の不登校は1,702人(在籍率2.22%)、中学校は2,603人(同6.40%)と示されています(国立・公立・私立の合計)。栗東市の人数は、市の公表資料で確認できた範囲を、次の節に書いています。

栗東市で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、栗東市ならではの事情です。

01

市の補助は「月1万円まで」で、入会金や交通費は対象外

栗東市の補助は、月額1万円または対象経費の2分の1の、低いほうの額です。入会金・交通費・寮費・教材費・体験利用費は対象外と書かれています。ほかに、過去1年間におおむね30日以上欠席していること、原則週1回以上の利用、出席扱いなどの条件があります。

02

市内の民間は、公式サイトまで確認できた場所が見つからなかった

市内の居場所は、県の資料に載るものが中心です。公式サイトを確認できた通える場所は、隣の守山市のコトバラボと、草津市のアットスクール・HOPE・トライ式中等部でした。通う前に、見学で最新の内容を確かめてください。

03

市の「あいあい」は、先に面接相談と体験利用がある

「あいあい」は、直接申し込むのではなく、先に児童生徒支援室との面接相談と体験利用を経る形です。費用は市の公式ページに書かれていません。電話番号は、県の資料と市の公式で違いがあるので、市の公式のものを使ってください。

3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。

栗東市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)

栗東市内の民間は、県の資料に載る「スキニシー学校」を、公式の確認が取れていない点を示して載せています。ほかに、栗東市の補助の対象になると公式に書かれた、守山市のコトバラボと、草津市の3か所を選んで載せています。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは各施設の公式サイトや市の資料に書かれた金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。

施設名(場所)対象開所日費用の目安最寄駅・アクセス(公式)
スキニシー学校
(栗東市荒張1545-18)
0歳から200歳まで(県の資料)月・水・金 8:30〜17:30。出入り自由(県の資料)参加1,000円/人+施設使用料100円/人(県の資料)最寄り駅は資料に書かれていません
オルタナティブスクール コトバラボ
(守山市梅田町7-16)
小学生(定員5名)(公式)月〜金 9:30〜15:30(公式)週2日20,000円/週3日30,000円/週4日40,000円(月額)。1回2,500円(公式)JR守山駅西口から徒歩約5分(公式)
アットスクール(フリースクール「A-COLORS」)
(草津市大路1-18-28 藤井ビル2階)
小3〜高校生(公式)火・木 10:30〜14:30。少人数(最大6名)(公式)週1回 19,800円/週2回 31,680円(公式)。入会金は公式ページに記載なしJR草津駅東口から徒歩6分(公式)
フリー&アフタースクールHOPE
(草津市大路1-19-13・認定NPO法人くさつ未来プロジェクト)
小学生〜高校生(公式)フリースクール:火・木 10:00〜14:00(公式)1回4,000円。月5回以上で月20,000円(公式)出会い広場の近く(公式)。最寄り駅は公式に書かれていません
トライ式中等部 草津キャンパス
(草津市西大路町1番28号 KENTPLAZA 1階)
中学1〜3年生(公式)9:00〜16:00(日・祝は休み)(公式)金額は公式ページに記載なしJR草津駅西口から徒歩1分(公式)

5か所を並べると、確認できたことの量に差があります。コトバラボ・アットスクール・HOPEは、開所日や料金まで公式に書かれています。トライ式中等部は、開所時間は分かりますが、金額が公式に載っていません。スキニシー学校は、県の資料の内容で、公式サイトは今回確認できませんでした。通う前に、最新の内容を確かめてください。

通い方は、コトバラボがJR守山駅西口から徒歩約5分、アットスクールがJR草津駅東口から徒歩6分、トライ式中等部が草津駅西口から徒歩1分(いずれも公式)です。HOPEは出会い広場の近くと公式に書かれていますが、最寄り駅の記載はありません。スキニシー学校は栗東市荒張にあると県の資料に書かれていますが、最寄り駅は書かれていません。市の「あいあい」は、栗東市安養寺三丁目1番1号の学習支援センター内にあります。

色えんぴつが差さった黒いペン立て

5か所を1か所ずつ紹介します

ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。

1. スキニシー学校(栗東市荒張1545-18)|栗東市内の居場所。県の資料に載っている

栗東市荒張1545-18の「スキニシー学校」は、県の民間施設の紹介(2026年3月時点)に、「フリースクール、居場所」として載っています。滋賀県フリースクール等連絡協議会の登録団体の一覧にも名前があります。

  • 対象(県の資料):「0歳から200歳まで」
  • 開所(県の資料):月・水・金の8:30〜17:30。出入り自由
  • 費用(県の資料):子どものみの参加は1人1,000円、ほかに施設使用料が1人100円

公式サイトは今回取得できず(アクセスが拒否されました)、内容は県の資料に書かれていることだけです。連絡先は携帯電話のため、この記事には載せていません。通う前に、県の資料の連絡先や公式サイトで、いまの開所日と費用を確かめてください。

2. オルタナティブスクール コトバラボ(守山市梅田町7-16)|守山駅から徒歩約5分。定員5名の少人数

守山市梅田町7-16にある「オルタナティブスクール コトバラボ」は、少人数(定員5名)の小学生向けのスクールです。法人の形態は公式に書かれていません。

  • 対象(公式):小学生
  • 開所(公式):月〜金の9:30〜15:30
  • 費用(公式):週2日20,000円、週3日30,000円、週4日40,000円(月額)。1回の利用は2,500円(運営者の令和8年9月の募集記事)
  • アクセス(公式):JR守山駅西口から徒歩約5分
  • 連絡(公式):LINEとInstagram(電話番号の記載はありません)

公式サイトには、守山市・草津市・栗東市のフリースクール等の助成の対象である旨が書かれています。守山市の公式ページでは、市内で認定されている民間施設は、このコトバラボの1か所です。

3. アットスクール(フリースクール「A-COLORS」)(草津市大路1-18-28 藤井ビル2階)|草津駅から徒歩圏。株式会社が運営する少人数のフリースクール

草津市大路1-18-28の藤井ビル2階にある「アットスクール」は、株式会社アットスクールが運営する、フリースクール(A-COLORS)と個別指導の教室です。公式サイトでは、小学3年生から高校生までのフリースクールとして案内されています(別のページには「18歳まで」の記載もあります)。

  • 開所(公式):火・木の10:30〜14:30。最大6名の少人数。教室の受付は火〜金10:00〜20:00、土10:00〜18:00(日・月・祝は休み)
  • 費用(公式):週1回 19,800円、週2回 31,680円。個別指導を併用すると20%割引になる旨の記載があります。入会金は、公式ページには書かれていません(県の資料には22,000円とあります)
  • アクセス(公式):JR草津駅東口から徒歩6分
  • 電話:077-565-7337

公式サイトには、出席扱いは学校長の判断である旨と、県内の一部の市町で月最大4万円を限度に一部補助がある旨が書かれています。草津市と守山市の、補助の対象になる施設の一覧にも載っています(各市の公式ページ)。

4. フリー&アフタースクールHOPE(草津市大路1-19-13・認定NPO法人くさつ未来プロジェクト)|認定NPO法人が運営。草津市の認定施設

草津市大路1-19-13にある「フリー&アフタースクールHOPE」は、認定NPO法人くさつ未来プロジェクトが運営しています。公式サイトでは、出会い広場の近くと案内されています。

  • 対象(公式):小学生から高校生まで
  • 開所(公式):フリースクールは火・木の10:00〜14:00。アフタースクールは月・水・金の15:00〜18:00
  • 費用(公式):フリースクールは1回4,000円で、月5回以上は月20,000円。入会金10,000円は「現在無料」と書かれています。アフタースクールは1回2,000円、5回券8,000円、10回券15,000円

公式サイトには、草津市・大津市・守山市で補助の対象になる旨が書かれています。草津市の補助の認定施設一覧(令和8年7月9日現在)にも載っています。電話番号は公式に書かれておらず、連絡はメールやフォームです。

5. トライ式中等部 草津キャンパス(草津市西大路町1番28号 KENTPLAZA 1階)|全国チェーンの中学生向けキャンパス。草津駅西口から徒歩1分

草津市西大路町のKENTPLAZA 1階にある「トライ式中等部 草津キャンパス」は、全国展開する株式会社が運営する、中学生向けのキャンパスです。

  • 対象(公式):中学1年生から3年生まで
  • 時間(公式):9:00〜16:00(日・祝は休み)。自習室は22:00まで
  • アクセス(公式):JR草津駅西口から徒歩1分
  • 電話(公式):0120-919-439
  • 費用:公式ページには具体的な金額が書かれていません

公式ブログ(2025年4月17日)には、草津市・守山市・甲賀市の認定施設になっている旨の記載があります。草津市の補助の認定施設一覧にも「トライ式中等部草津キャンパス」が載っています。金額は、問い合わせで確かめてください。

栗東市から通う場合の費用相場と、補助の有無

5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。

施設名入会金月額の目安出典
スキニシー学校記載なし参加1,000円/人+施設使用料100円/人(県の資料)県の資料(公式サイトは確認できず)
コトバラボ公式に記載なし週2日 20,000円/週3日 30,000円/週4日 40,000円(月額)。1回2,500円公式サイト・運営者のnote
アットスクール公式ページに記載なし(県の資料は22,000円)週1回 19,800円/週2回 31,680円(公式)公式サイト・県の資料
フリー&アフタースクールHOPE10,000円(公式に「現在無料」と記載)1回4,000円。月5回以上で月20,000円(公式)公式サイト
トライ式中等部 草津キャンパス公式ページに記載なし公式ページに金額の記載なし公式サイト

費用は、公式サイトの金額を並べました。コトバラボは週2日20,000円・週3日30,000円・週4日40,000円、アットスクールは週1回19,800円・週2回31,680円、HOPEは1回4,000円(月5回以上で月20,000円)です。スキニシー学校は、県の資料に、子どものみの参加は1人1,000円と施設使用料100円と書かれています。トライ式中等部は、公式ページに金額が載っていません。「あいあい」の費用も、市の公式ページには書かれていません。

栗東市には、フリースクール等の利用者への補助があります。市の公式ページ(更新日は2025年10月14日)によると、「栗東市フリースクール等利用者支援補助金」は、月額1万円または補助対象経費の2分の1の、いずれか低い額が補助されます。対象は、フリースクール等を利用し、在籍校で出席扱いを受けている児童生徒の保護者で、交付要綱(2025年10月1日施行)には、過去1年間におおむね30日以上欠席していること、原則週1回以上の利用、市内に住んでいること、市税の滞納がないこと、ほかの公的な補助を受けていないことなどが書かれています。入会金・交通費・寮費・教材費・体験利用費は対象外です。申請は、様式第1号を在籍する学校または学校教育課に出す形です(学校教育課・児童生徒支援室 077-554-6104)。県には、市町が行う民間施設の利用料の助成を支える「フリースクール等民間施設利用者支援事業費補助金」があります(令和7年度の県の資料)。保護者への助成そのものは市町が行い、内容は市町ごとに違います。対象になる施設の一覧は、市の公式ページでは確認できませんでした。コトバラボは、公式に「守山市・草津市・栗東市のフリースクール等助成の対象」と書かれていますが、通う前に、栗東市の学校教育課に、通いたい施設が対象かを確かめてください。

費用をおさえる方法としては、①市の「あいあい」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

開いた本と、お茶の入ったカップが置かれた机

その前に確認したい、栗東市の公的な窓口

民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。隣の市の学び場は、草津市から通えるフリースクール、守山市から通えるフリースクールでも整理しています。

子ども成長支援教室「あいあい」

市の公式ページと市の資料には、次のように書かれています。

  • 場所:栗東市安養寺三丁目1番1号(学習支援センター内、児童生徒支援室)
  • 対象:不登校や学校不適応の児童生徒(設置要綱では、継続的に不登校の状態で、本人と保護者が登校復帰を望む小・中学生)
  • 開室:月〜金の9:00〜11:30・13:00〜15:30(水曜の午後を除く)。土日祝は休みです
  • 申込:先に面接相談と体験利用があり、保護者が児童生徒支援室に申し込む形です
  • 電話:077-554-6107(「あいあい」利用者専用)
  • 費用:公式ページには書かれていません

県のリーフレットには、「あいあい」の電話が077-554-6104と書かれていますが、市の公式では、6104は教育相談室「だんだん」の電話で、「あいあい」は6107です。

教育相談室「だんだん」

子育て・教育・不登校の相談を、月〜金の10:00〜12:00・13:00〜17:00に、面接(要予約)または電話で受けています。費用は無料と、市の公式に書かれています。電話は077-554-6104です。

校内教育支援センター

市の資料によると、令和6年9月末の時点で、小学校10校中10校、中学校3校中3校に設置されています。利用者は、小学校25人、中学校35人です。

相談の窓口

  • 教育委員会 学校教育課(児童生徒支援室):077-554-6104
  • 栗東市役所(代表):077-553-1234
  • 学びの多様化学校:市の公式ページでは確認できませんでした(「ない」とは断定できません)

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

通える場所が近くにあっても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
栗東市の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
対面で人と直接会える○
小さな場所で、人と過ごせる
○
あいあいで、職員と会える
×
画面越し(対面の時間はない)
少ない日数から始めやすい○
週2日・週1日から通える場所がある(コトバラボ・アットスクール・HOPE)
△
開室は月〜金。体験利用のあとに通い方を決める
△
平日毎日の授業が基本
費用を抑えやすい△
月19,800円〜。市の補助は月1万円まで(入会金・交通費は対象外)
△
費用の記載は確認できず(要問合せ)
△
月25,443円(メタバース通学)
天候・移動に左右されにくい△
守山市・草津市まで移動する場所が中心
△
安養寺の学習支援センターまで通う必要がある
○
自宅から参加できる
学校の出席扱いにつなげやすい△
市の補助は「出席扱い」が条件。扱いは在籍校長の判断
△
出席扱いの記載は確認できず(在籍校に確認)
△
在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと滋賀県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。

オンラインが向いているとき

栗東市内で公式サイトまで確認できた民間は見つからず、通うには隣の市まで移動する場合も多くなります。毎日の移動や人の多い環境がまだ負担、という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の仕事の都合に左右されずに続けられます。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。栗東市の場合は、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に1〜2日は市内や近くの居場所へ」という組み合わせも考えられます(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、滋賀県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|栗東市の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、リアル教室は、公式サイトの「リアル教室情報」で都道府県ごとに探せます(滋賀県内の教室は、今回、公式サイトで確認できませんでした。県の民間施設の紹介に載っているNIJINアカデミーは、オンラインの校舎です)。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週単位で通う場合より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、あいあいや、コトバラボ・アットスクール・HOPEなどの居場所と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

通える場所が合わなくても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。

外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。栗東市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【栗東市ならでは】補助の対象外経費と、あいあいの電話番号の確認。栗東市の補助は、入会金・交通費・教材費などが対象外です。見学のときに、月々の費用のうち対象になる部分を施設に聞いておく。「あいあい」の電話は、県の資料と市の公式で番号が違うので、市の公式にある077-554-6107にかける
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。栗東市立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。「あいあい」や校内教育支援センターとの併用を考えている場合は、在籍校と学校教育課にも、同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

クッションを置いた椅子と、机の上の小物

よくある質問

栗東市に、市が運営するフリースクールはありますか。

市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センターに当たる子ども成長支援教室「あいあい」が、栗東市安養寺三丁目1番1号の学習支援センター内にあります。月〜金の9:00〜11:30・13:00〜15:30(水曜の午後を除く)で、先に面接相談と体験利用があります。費用は市の公式ページに書かれていません。

「あいあい」の電話番号は、何番ですか。

市の公式ページでは、「あいあい」の利用者専用の電話は077-554-6107です。県のリーフレットには077-554-6104と書かれていますが、市の公式では、6104は教育相談室「だんだん」の電話です。

栗東市内に民間のフリースクールはありますか。

県の資料に「スキニシー学校」(栗東市荒張、月・水・金の8:30〜17:30)が載っています。ただし、公式サイトは今回確認できなかったので、通う前に最新の内容を確かめてください。公式サイトまで確認できた通える場所は、隣の守山市や草津市にあります。

栗東市の補助は、いくらまでですか。

月額1万円または補助対象経費の2分の1の、いずれか低い額です。入会金・交通費・寮費・教材費・体験利用費は対象外です(市公式・更新日は2025年10月14日)。

補助は、どこに申請しますか。

様式第1号を、在籍する学校または学校教育課(児童生徒支援室 077-554-6104)に出します。対象になる施設の一覧は、市の公式ページでは確認できませんでした。

コトバラボの料金はいくらですか。

公式サイトによると、週2日が月20,000円、週3日が月30,000円、週4日が月40,000円です。対象は小学生で、定員は5名、月〜金の9:30〜15:30に開いています。公式に「守山市・草津市・栗東市のフリースクール等助成の対象」と書かれています。

アットスクールの料金はいくらですか。

公式サイトには、フリースクールが月1回の週1日で19,800円、週2日で31,680円と書かれています。火・木の10:30〜14:30で、少人数(最大6名)です。

栗東市の不登校の子は、どのくらいいますか。

市の資料では、令和5年度は小学校98人(2.29%)、中学校156人(7.65%)で、合わせて254人です。令和元年度は、小学校43人、中学校87人でした。

校内教育支援センターはありますか。

市の資料によると、令和6年9月末の時点で、小学校10校中10校、中学校3校中3校に設置されています。利用者は、小学校25人、中学校35人です。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

まとめ

栗東市から通える場所は、市の「あいあい」と校内教育支援センター、県の資料に載る市内の居場所、隣の守山市・草津市の4か所が候補になります。

  • 「あいあい」は学習支援センター内(安養寺)。月〜金(水曜の午後を除く)で、先に面接相談と体験利用
  • 民間は、市内のスキニシー学校(県資料)と、守山市のコトバラボ(週2日20,000円〜)、草津市のアットスクール・HOPE・トライ式中等部
  • 市の補助は、月額1万円または経費の2分の1の低いほうで、入会金・交通費は対象外
  • 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります

栗東市には補助の制度がありますが、対象施設の一覧が公式に確認できないので、通う前に学校教育課へ対象かどうかを確かめておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

観葉植物とパソコンのある、日の差す部屋

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年10月6日 / 最終更新:2026年10月6日

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