「学校に行きたくないと言われて、どう声をかけたらいいか分からない」
「八戸市で相談できる場所はあるのだろうか」
「フリースクールって費用や送迎はどうなっているの」
そんな不安を抱える保護者の方に向けて、八戸市内で利用できる公的な支援機関と民間フリースクールの情報をまとめました。
八戸市には、市が設置する「こども支援センター」のほか、学習支援とコーチングを組み合わせた民間フリースクール「エデュコ」など、お子さんの状態や希望に合わせて選べる複数の居場所があります。この記事では、それぞれの特徴や相談窓口、就学援助制度について詳しく紹介します。
📝 この記事で分かること
- 八戸市で利用できるフリースクール・支援施設の比較
- 各施設の対象年齢・料金・相談方法
- 八戸市の相談窓口と就学援助制度
- 支援先を選ぶときに確認したいポイント
- フリースクール利用が「出席扱い」になるかどうか
八戸市のおすすめフリースクール・支援施設比較一覧
八戸市内でお子さんの居場所を探す際は、公的機関と民間フリースクールの両方を比較検討することをおすすめします。まずは主な3つの選択肢を一覧で確認してみましょう。
| 名称 | 主な対象 | 特徴 | 相談先 |
|---|---|---|---|
| こども支援センター | 市内在住の子ども(発達・教育・適応相談) | 公的機関・無料で利用可能。適応相談や適応指導を実施 | 八戸市教育委員会 |
| 個別指導塾Educo(エデュコ)フリースクール | 小学4年生〜中学3年生 | 5教科対応の個別指導+コーチング・カウンセリング | Educo事務局 |
| キズキ共育塾(オンライン校) | 小中学生・高校生・既卒者 | 全国対応のオンライン個別指導。自宅から学習サポートを受けられる | キズキ共育塾 |
八戸市で利用できる支援施設3選
1. こども支援センター
八戸市が設置する公的な相談機関で、子どもの発達や教育に関する相談、適応相談・適応指導を行っています。八戸市総合保健センター内に設置されており、不登校の状態や登校しぶりなど、幅広い相談に対応しています。
所在地:八戸市田向三丁目6-1 八戸市総合保健センター内
対象:八戸市内在住の子どもとその保護者
開所時間:平日9:00〜16:00
費用:公的機関のため無料
問い合わせ:電話 0178-38-0724
まずは電話で状況を相談し、利用方法を確認することから始めましょう。
2. 個別指導塾Educo(エデュコ)フリースクール
八戸市根城にある学習塾併設型のフリースクールです。5教科(数・英・国・理・社)に対応した個別指導に加え、コーチングやカウンセリングを組み合わせているのが特徴です。元生徒指導主事・特別支援教育コーディネーターの経験を持つスタッフが、在籍校との連携や「出席扱い」に向けたアプローチも提案してくれます。
所在地:〒039-1166 青森県八戸市根城5丁目2-8(根城小学校前)
対象:小学4年生〜中学3年生
学習時間:10:30〜14:30を原則に週1回・週2回・通い放題から選択可(応相談)
料金:週1回13,200円、週2回25,600円、通い放題33,000円(すべて税込)+入会金16,500円+月額管理費3,300円、1日単位のチケット制(1日3,300円)にも対応
問い合わせ:電話 0178-79-0731(受付 月〜金15:00〜20:00)
個別の学習計画を相談しながら決められるので、通塾のペースに不安がある方も相談してみましょう。
3. キズキ共育塾(オンライン校)
全国的に展開するオンライン個別指導塾で、八戸市内からもインターネット環境があれば利用できます。近隣に希望に合う施設が見つからない場合や、自宅からじっくり学習に取り組みたい場合の選択肢として検討されることが多い支援先です。
八戸市の相談窓口と就学援助制度

相談窓口
| 相談先 | 相談内容 | 日時 |
|---|---|---|
| こども支援センター | 発達・教育に関する相談、適応相談・適応指導 | 平日9:00〜16:00(電話 0178-38-0724) |
| 少年相談センター(教育委員会教育指導課内) | 非行・不登校・いじめ等に関する相談 | 平日10:00〜17:00(電話 0178-43-2142) |
| 学校教育課 | 就学・学校生活に関する相談 | 平日8:15〜17:00(電話 0178-43-9457) |
就学援助制度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 八戸市内の小中学校に在籍し、経済的理由により就学が困難な家庭。生活保護の廃止・停止、市町村民税非課税、児童扶養手当の全額支給など、いずれかの理由に該当する世帯 |
| 援助の内容 | 学用品費・通学用品費(新入学児童生徒学用品費を含む)、校外活動費、修学旅行費、通学費(片道4km以上の小学生・6km以上の中学生が対象)。なお給食費は令和6年10月から無償化されています |
| 申請窓口 | 在籍校を通じて市教育委員会へ提出 |
| 問い合わせ | 教育委員会 学校教育課 学務グループ 電話 0178-43-9457 |
⚠️ フリースクール利用交通費補助について
2026年8月時点で、八戸市が公表している情報の中に、フリースクール利用にかかる交通費を直接補助する制度は確認できませんでした。交通費の負担が心配な場合は、学校教育課やこども支援センターに直接問い合わせて、利用できる支援がないか確認することをおすすめします。
八戸市で支援先を選ぶポイント3つ
1. お子さんが安心して過ごせるか
施設の雰囲気やスタッフとの相性は、実際に見学しないと分からないことが多くあります。お子さんが「ここなら通えそう」と感じられるかどうかを一番大切にしましょう。
2. スタッフが親子の話を聞いてくれるか
保護者の不安や悩みにも丁寧に向き合ってくれるかどうかは、長く付き合っていく上で重要なポイントです。面談時の対応をよく見ておきましょう。
3. 出席扱いや進路につながる関わりがあるか
在籍校との連携や、出席扱いの申請サポートをしてくれるかどうかも、事前に確認しておきたいポイントです。
見学・相談前に確認しておきたいチェックリスト
- 自宅からの距離・通いやすさ
- 開室日・開室時間が生活リズムに合うか
- 料金体系(入会金・月謝・教材費など)
- 体験利用や見学が可能か
- 在籍校との連携や出席扱いの実績があるか
- スタッフの人数や専門性(カウンセラーの有無など)
- 学習支援の内容(教科学習・体験活動のバランス)
- 緊急時の対応や連絡体制
フリースクールは出席扱いになる?申請・相談先も解説
文部科学省の通知では、一定の要件を満たす民間施設等での学習活動を、在籍校の校長の判断により「出席扱い」とすることができるとされています。実際に出席扱いとするかどうかは在籍校の校長の判断によるため、利用を検討する施設が決まったら、早めに在籍校や八戸市教育委員会学校教育課に相談しておくと安心です。
動画で見る|不登校・引きこもり・発達障害など学校に合わないすべての子どもが輝く教育機関
学校以外にも、その子に合う学びの場があります
「ALL HAPPY」を掲げる小中一貫のオルタナティブスクール。不登校・発達特性のある子どもたちが全国から通っています。在籍校と連携した97%の出席認定率を公表しています。
NIJINアカデミー
「ALL HAPPY」を掲げる小中一貫のオルタナティブスクール。累計1,000名以上が入学し、在籍校と連携した97%の出席認定率を公表しています。
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学校以外の学びの場は、この10年で制度が大きく変わりました。いまは「学校復帰だけがゴールではない」というのが国の公式な立場です。選択肢の全体像と、それぞれが制度上どう扱われるかを押さえておくと、進路の話が現実的になります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」 | 全国84校。旧・不登校特例校の全リスト |
| 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」 | 高校に通わずに大学受験資格を得る制度 |
| 文部科学省「就学援助」 | 学用品費・給食費などの経済的支援 |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
八戸市で使える公的な支援と相談窓口
民間の教室やスクールを探す前に、八戸市で公的に使える支援を知っておくと、費用も選択肢の幅も変わります。市区町村の教育委員会が運営する教育支援センター(適応指導教室)は利用料が原則無料で、通った日は在籍校の出席扱いにできます。
青森県の小中学校の不登校児童生徒数は2,869人(令和6年度・文部科学省調査)。在籍者に占める割合は約3.63%で、全国平均は約3.86%です。ひとりで抱えている家庭が、それだけ多くあるということでもあります。
八戸市の公式窓口
文部科学省が公開している八戸市の公式窓口です。まずここから確認してください。
| 窓口・施設名 | リンク |
|---|---|
| 教育相談(お問い合わせ先) | 公式ページを見る |
青森県全体の相談窓口
| 窓口 | リンク |
|---|---|
| 市町村における相談窓口・公的機関に関する情報 | 公式ページを見る |
| 24時間子供SOSダイヤル(全国共通・無料) | 0120-0-78310 |
青森県内10市区町村の窓口をまとめた一覧は、青森県の教育支援センター(適応指導教室)一覧にあります。掲載しているリンクはすべて実際にアクセスして到達を確認済みです。
八戸市で相談を始めるときの進め方
どこに何を聞けばいいか分からないまま電話すると、たらい回しになりがちです。順番を決めておくと、1本の電話で話が進みます。
相談の順番
① 在籍校か、市区町村の教育相談窓口に連絡する
担任・スクールカウンセラーに伝えるか、八戸市の教育委員会(教育相談室)に保護者から直接電話します。多くの自治体が保護者からの直接相談を受け付けています。
② 「今すぐ通えますか」「対象は何年生からですか」を最初に聞く
教育支援センターは定員があり、小4以上を対象とする自治体が多いです。ここを最初に確認すると、次の手を早く打てます。
③ 見学・体験から始める
保護者だけの見学から始めても構いません。部屋の雰囲気と、指導員との相性を見てください。
④ 出席扱いの扱いを学校と確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
費用の負担を軽くする制度
- 教育支援センターは利用料が原則無料(教材費・昼食・交通費は自己負担の場合あり)
- 就学援助(学用品費・給食費などの補助)は、八戸市の教育委員会が窓口です
- フリースクール利用料の補助制度を設けている自治体も増えています。八戸市に制度があるか、教育委員会に直接お問い合わせください
八戸市に関するよくある質問
Q. 八戸市の教育支援センターは無料ですか?
A. 利用料は原則無料です。市区町村の教育委員会が運営する公的機関のためです。ただし教材費・体験活動の材料費・昼食・交通費は自己負担になることがあります。給食がない施設が多く、弁当持参が一般的です。
Q. 八戸市で通える場所がない場合はどうすればいいですか?
A. ①在籍校の校内別室(保健室登校を含む)を確認する、②訪問型支援があるか窓口で聞く、③自宅でのICT学習を出席扱いにする道(別記2)を学校と相談する、④オンラインを検討する——の順で当たるのが現実的です。青森県の状況によっては、通える範囲に施設がないこともあります。
Q. 学校を休ませてもいいのでしょうか?
A. 教育機会確保法の第13条は、「個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ」と条文で明記しています。休むことは制度の外側にある逸脱ではなく、法律が想定している状態です。文部科学省の通知も「『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく」と述べています。

Q. 公的機関と民間フリースクールはどちらを選べばいいですか?
A. まずは無料で利用できる「こども支援センター」に相談してみるのも一つの方法です。学習面のサポートを重視したい場合は、Educoのような民間フリースクールも合わせて検討してみましょう。
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
A. 公的な相談機関は無料ですが、民間フリースクールは施設によって入会金・月謝が異なります。Educoの場合、入会金16,500円に加え、通塾頻度に応じて月額13,200円〜33,000円程度が目安です。
Q. 遠方に住んでいても利用できますか?
A. 八戸市内在住であることが前提の公的支援もありますが、民間フリースクールやオンライン校であれば、居住地の制約が少ない場合もあります。事前に施設へ確認しましょう。
Q. 相談だけでも受け付けてもらえますか?
A. はい。多くの施設や窓口では、利用を決める前の相談のみでも対応しています。まずは電話で気軽に問い合わせてみることをおすすめします。
まとめ|八戸市でお子さんに合う支援先を探そう
八戸市には、公的な「こども支援センター」と、学習支援に強みを持つ民間フリースクール「エデュコ」など、お子さんの状況に合わせて選べる複数の支援先があります。
- まずは市の相談窓口に連絡し、お子さんの状況を共有する
- 気になる施設は見学や体験を通じて、お子さんに合うか確認する
- 出席扱いや就学援助制度についても早めに相談しておく
焦らず、お子さんのペースに合わせて、安心して過ごせる居場所を見つけていきましょう。
この記事は2026年8月時点で確認できた情報をもとに作成しています。制度や施設の詳細は変更される場合がありますので、最新情報は各施設・八戸市への問い合わせにてご確認ください。
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つらい気持ちを今すぐ話したいとき(全国共通・24時間)
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310
お子さんからでも、保護者の方からでも相談できます。お住まいの地域の教育相談センターにつながります。
参考にした公的資料
本記事は公開資料と教育現場での実践をもとにした情報提供であり、診断・治療の代わりになるものではありません。(にじいろの編集方針・監修について)

