不登校で学校の健康診断を受けられなかったら、まず在籍校へ相談
学校の健康診断日に登校できなかった場合は、まず在籍校へ「未受診の場合に利用できる方法」を尋ねましょう。学校で別日を設ける、学校医等と相談して医療機関で受ける、近隣校で受けるなど、学校や自治体によって対応例があります。家庭で医療機関を予約する前に、学校の健康診断として扱われる方法か、費用や提出書類はどうなるかを確認してください。
文部科学省が2025年に示した資料では、健康診断を受けられなかった児童生徒に受診機会を確保する必要があると説明しています。受け方は一律ではありません。子どもの状態を責めず、まず学校の養護教諭・担任・管理職のうち連絡しやすい相手へ、メールなど記録が残る方法で相談して大丈夫です。
学校への連絡の書き方や、子どもが「学校に行きたくない」と話したときの初期対応は、保護者の対応ガイドも参考になります。小学生の行き渋りで連絡帳の書き方を知りたい場合は、小学校の行き渋りと学校への連絡方法をご覧ください。
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対象:小学1年生〜中学3年生
学び方:自宅から参加するメタバース通学、地域のリアル教室と組み合わせるハイブリッド通学
費用:メタバース通学は月額25,443円(税込)、入学金33,000円(税込・初月のみ)。ハイブリッド通学は月額41,943円〜(税込)
確認先:公式の学費・プラン(2026年10月25日確認)
NIJINアカデミーは健康診断や医療相談を行う機関ではありません。学校の健康診断の受け方は、在籍校へご確認ください。リアル教室の費用や開催日は教室ごとに異なります。
文部科学省資料でわかる、欠席後の健康診断の考え方
学校保健安全法施行規則では、児童生徒等の健康診断を毎学年6月30日までに行うことを定めています。また、疾病その他やむを得ない事由により期日までに受けられなかった場合は、その事由がなくなった後、速やかに健康診断を行う規定があります。文部科学省の2025年の検討資料は、受けられなかった子どもに健康診断を受ける機会を確保する必要があると説明しています。
この規定から、保護者が希望する日に特定の医療機関で受けられる、費用が必ず無料になる、または任意の健康診断書が学校健診の代わりになる、とまでは言えません。まず学校に個別の手順を確認し、必要に応じて学校医・教育委員会と調整してもらいましょう。体調上の心配がある場合は、学校の手続きとは別に、医療機関へ健康相談をしてください。
| 確認すること | 資料で確認できる内容 | 家庭での次の行動 |
|---|---|---|
| 毎学年の健康診断 | 原則として毎学年6月30日までに実施する規定があります。 | 期日後でも、未受診の場合の学校の案内を確認します。 |
| 期日までに受けられなかった場合 | 疾病その他やむを得ない事由がなくなった後、速やかに実施する規定があります。 | 登校再開を急がせず、別日や場所などの相談をします。 |
| プライバシーや心情への配慮 | 事前説明や、必要な場合の時間・場所の工夫など個別対応が示されています。 | 子どもが難しいと感じる検査や環境を、可能な範囲で具体的に伝えます。 |
出典は学校保健安全法施行規則、文部科学省「学校における持続可能な保健管理の検討について」です。規則や学校の実施計画は改正・更新されることがあるため、公開日現在の情報を確認しています。
欠席後に学校で案内される受け方は一つではありません
文部科学省の2026年の検討会資料に掲載された日本学校保健会の調査では、受けられなかった児童生徒への対応例として、学校での別日実施、欠席者への案内、学校医等の医療機関での受診、予備日や近隣校での実施などが報告されています。複数回答の調査結果であり、各家庭が必ず同じ方法を選べるという意味ではありません。
| 調査資料で報告された対応例 | 学校回答の割合 | 家庭が確認する点 |
|---|---|---|
| 実施日が複数ある場合、学校で別日に実施 | 62.6% | 日程、利用できる検査項目、予約方法 |
| 欠席者へ案内を配り受診を促す | 60.2% | 案内文の有無、次に連絡する担当 |
| 学校医等と相談の上、医療機関で受診(保護者引率) | 53.3% | 受診先、学校健診として扱う条件、費用、提出物 |
| 予備日を設ける | 16.3% | 予備日の予定と、欠席時の再調整先 |
| 近隣校で実施する健診を受ける | 17.8% | 学校間の調整が可能か、保護者の移動方法 |
割合は文部科学省の検討会に提出された調査資料の図表から転記しました。選択肢を複数選べる調査のため、割合を足して100%になるものではありません。全国の傾向を知る参考として使い、あなたの学校の対応を予測する数字としては扱わないでください。資料には「学校医と相談の上、学校医等の医療機関で受ける」例も挙がっていますが、個人で先に予約するよう求めているわけではありません。
参考:日本学校保健会「保健教育・保健管理に関する調査 速報(抜粋)」、文部科学省「学校における持続可能な保健管理の在り方に関する調査検討会(第5回)」資料。調査期間は2025年10月24日〜11月28日、資料公表は2026年3月です。調査結果資料を確認する(2026年10月25日確認)。
学校へ相談するときに聞いておきたい8項目
一度にすべてを決めなくても構いません。まず「何をすればよいか」を学校とすり合わせるため、次の項目から必要なものを選んで尋ねましょう。
- 学校で別日に受けられるか:別日、予備日、保健室など、学校内でできる方法があるか。
- 学校医や教育委員会と調整するか:学校が学校医等へ相談して受け先を決めるのか。
- 受診先の指定があるか:保護者が予約する前に、学校が指定・案内する場所があるか。
- 学校健診として必要な項目:受ける検査、学校へ提出する結果、様式が何か。
- 費用負担:費用が発生する場合の負担者、支払い方法、領収書の扱い。
- 子どもへの配慮:時間・場所・待ち方・説明の仕方・同席者について相談できるか。
- 保護者の同行:同行や引率が必要か、学校・医療機関内で待てるか。
- 再調整の連絡先:子どもが当日難しくなった場合、誰へいつ連絡するか。
特に費用は、調査資料に出てくる受け方から無料・有料を判断できません。「学校健診として扱われる検査なのか」と「費用は誰が負担するのか」を分けて確認してください。学校医の診療と学校で行う健診は目的や方法が同一とは限らないと、文部科学省・日本医師会の留意点にも示されています。
子どもが検査や集団の場を不安に感じるとき
健康診断を受けにくい理由は、登校の難しさだけとは限りません。待ち時間、他の児童生徒の視線、着替え、身体に触れられること、検査の内容が分からないことなど、本人が負担に感じる点を一緒に整理してみましょう。子どもが話したくないときは、保護者から「集団の場が難しい」「説明を先に聞きたい」など、家庭で把握している範囲だけ伝えて構いません。
文部科学省・日本医師会の「学校健康診断実施上の留意点」は、検査・診察の内容や方法、プライバシーや心情への配慮を事前に説明し、特に配慮が必要な子どもには時間や場所を工夫するなど個別対応を行うよう示しています。たとえば、別の時間にする、待合場所を調整する、保護者が同席できるかを相談する方法が考えられます。ただし、希望がすべて実現するとは限らないため、学校と実施側に事前相談してください。
不登校の事情を詳しく説明したくないときは、必要な範囲で伝えることから始められます。「現在は集団登校が難しいため、未受診時の方法を教えてください」のように、具体的な困りごとと質問を短く分けると、学校も次の対応を返しやすくなります。
出典:文部科学省・日本医師会「学校健康診断実施上の留意点」(2024年9月、2026年10月25日確認)。
学校へ送る相談文の例
電話で話すことが難しければ、連絡帳や学校指定の連絡アプリ、メールなど、学校が受け付けている方法で短く尋ねます。家庭で分かる情報だけを書き、必要な受診方法や費用を学校に確認する文面です。
健康診断について相談です。子どもは当日の登校が難しく、今年度の学校健康診断を受けられていません。未受診の場合に利用できる方法を教えてください。学校で別日に受けられるか、学校医等と調整する必要があるか、受ける項目・費用・提出書類・保護者の同行についても確認したいです。本人が不安に感じているため、時間や場所など事前に相談できる配慮があれば教えてください。連絡しやすい方法があればお知らせください。
費用や検査の内容、子どもの状態を一度にすべて書く必要はありません。まず相談を始め、学校から必要な項目を聞いてから追加で伝える進め方もできます。返信がない場合は、学校の窓口に確認し、必要に応じて校長・養護教諭・教育委員会のどこへつなげばよいか尋ねます。
家庭だけで先に受診先を決めないための確認点
学校から医療機関での受診を案内された場合も、予約前に確認しておくと行き違いを減らせます。検査項目が学校の健診に対応するか、学校医等との調整が済んでいるか、費用は誰が負担するか、結果をどの形式で学校へ伝えるかを、学校から書面または連絡アプリで教えてもらいましょう。
| 予約前チェック | 質問例 |
|---|---|
| 学校健診としての扱い | 「この受け方と検査内容で、学校の健康診断として記録されますか」 |
| 受ける項目・期限 | 「必要な検査は何項目で、いつまでに受ければよいですか」 |
| 費用・書類 | 「受診料や文書料の負担、領収書・結果票の提出方法を教えてください」 |
| 当日の配慮 | 「子どもの不安が強い場合、時間や場所、保護者の同行を相談できますか」 |
学校健康診断は学校生活における健康状態の把握などを目的とし、かかりつけ医の通常診療とは目的や実施方法が異なることがあります。子どもの体調に気になる症状がある場合は、学校健診の調整を待たずに医療機関へ相談してください。症状の診断や治療の判断は、この記事では行いません。
よくある質問
在籍校へ未受診の場合の受け方を確認してください。学校で別日に受ける方法や、学校医等と調整して受ける方法などがあります。受診先を予約する前に、学校健診として扱う条件、費用、提出物を聞きましょう。
学校の実施日や自治体の調整によって異なります。文部科学省の調査資料には、学校で別日に実施した例や予備日を設けた例があります。利用できる日程を在籍校へ確認してください。
学校保健安全法施行規則には、毎学年6月30日までに行う規定と、疾病その他やむを得ない事由で受けられなかった人には事由がなくなった後すみやかに行う規定があります。未受診の場合は在籍校に今後の方法を尋ねてください。
自動的に代わりになるとは限りません。学校健診は学校医等が学校生活に関する健康状態を把握する目的で行うもので、通常の診療とは目的や方法が異なることがあります。受診前に学校へ検査項目、学校健診としての扱い、提出書類を確認しましょう。
費用負担を一律に定める情報は、この記事で参照した資料には示されていません。予約する前に、学校健診として調整済みの受診か、受診料や文書料の負担者、領収書の扱いを学校に確認してください。
保護者の同行方法は学校や受診先の調整によって異なります。文部科学省の資料に保護者引率で学校医等の医療機関を受診した例がありますが、全ての学校で同じ方法が使えるわけではありません。予約前に同行や待機場所を相談してください。
学校へ、本人が負担に感じる場面を伝えて相談してください。文部科学省・日本医師会の留意点では、必要な場合に時間や場所を工夫するなど個別に対応するよう示しています。実施できる方法は学校と実施側に確認してください。
まず「登校が難しく健診を受けられなかったため、未受診時の方法を知りたい」と、手続きに必要な範囲で伝えて構いません。検査や配慮に必要な情報を学校から尋ねられたら、家庭で分かる範囲を相談しながら伝えましょう。
学校へ再度連絡し、養護教諭、担任、管理職のうち誰が窓口になるか確認してください。学校医等との調整が必要な場合や学校内で判断が難しい場合は、教育委員会につないでもらえるか尋ねましょう。自治体ごとに窓口は異なります。
同じとは限りません。学校健康診断は学校生活上の健康状態の把握等を目的とし、かかりつけ医による通常診療とは目的や方法が異なると文部科学省・日本医師会の資料にあります。体調に気になる症状があれば、学校健診の調整とは別に医療機関へ相談してください。
まとめ:学校の案内を確認し、子どもに合う受け方を一緒に相談
不登校で学校の健康診断を受けられなかった場合、最初に行うことは、在籍校へ未受診時の方法を尋ねることです。学校での別日実施や学校医等との調整などが案内されることがあります。予約を先に取るのではなく、学校健診として扱われる条件、費用、検査項目、提出書類、子どもへの配慮を確認しましょう。
子どもが今すぐ受けられないときも、責めたり登校を急がせたりせず、学校と一緒にできる手順を探せます。健康診断の手続きとは別に、家庭での学び方や居場所も検討したい場合は、NIJINアカデミーの公式案内で対象や学び方を確認できます。
確認した一次情報
- 学校保健安全法施行規則(e-Gov法令検索)(2026年10月25日確認)
- 文部科学省「学校における持続可能な保健管理の検討について」(2025年5月19日資料、2026年10月25日確認)
- 文部科学省・日本医師会「学校健康診断実施上の留意点」(2024年9月資料、2026年10月25日確認)
- 文部科学省「保健教育・保健管理に関する調査 速報(抜粋)」(2026年3月公表、2026年10月25日確認)
- NIJINアカデミー公式サイト(2026年10月25日確認)/学費・プラン(2026年10月25日確認)

