東村山市の私立高校の学費はいくら?3校の初年度納付金と、支援金を引いた実負担【2026年度】

東村山市の私立高校 学費は平均約95万円
東村山市で高校から入れる私立高校は3校です。東京都が2025年12月に公表した最新の調査では、都内私立高校(全日制)の初年度納付金は平均1,007,549円。東村山市の3校の平均は951,333円で、都内平均より約5.6万円低い水準です。3校とも授業料は支援の上限の範囲内で、施設費もかかりません。それでも、支援金を引いたあとに初年度44万〜53.2万円が残ります。何が残るのかを、3校を1校ずつ計算して確かめます。
この記事でわかること
  • 東村山市の私立高校3校の初年度納付金の実額(2026年度)
  • 3校とも授業料は支援の範囲内、施設費は0円
  • 支援後に手元から出る額は44万〜53.2万円
  • 総額の差2,000円が、支援後は14,000円に広がる2校
  • 埼玉県の私立高校に通う場合も、東京都の助成が使えるか
  • 多摩地域の都立通信制・砂川高校と、サポート校の金額との比べ方
この記事の前提

金額は、東京都が2025年12月18日に公表した「令和8年度 都内私立高等学校(全日制)の学費の状況」の学校別データに基づく2026年度のものです。この資料は「非募集校を除く」一覧なので、中高一貫で高校からの募集がない学校は含まれていません。この記事の「東村山市の私立高校」は、資料で東村山市に所在地がある3校(日本体育大学桜華・明治学院東村山・明法)を指します。支援制度の金額は、文部科学省・東京都・東京都私学財団の公表内容(2026年9月29日確認)によります。

目次

東村山市の私立高校3校の初年度納付金【2026年度】

まず実額から見ます。学科やコースによって金額が違う学校は、行を分けています。表は初年度納付金が低い順です。初年度納付金とは、入学した年に学校へ納めるお金の合計で、授業料(年額)・入学金・施設費・その他(教材費や行事費、諸会費など)の4つでできています。

学校(学科・コース)男女授業料(年額)入学金施設費その他初年度納付金
日本体育大学桜華女子校480,000円200,000円0円240,000円920,000円
明法共学468,000円250,000円0円204,000円922,000円
明治学院東村山共学480,000円280,000円0円252,000円1,012,000円

いちばん低いのは日本体育大学桜華の920,000円、いちばん高いのは明治学院東村山の1,012,000円です。その差は92,000円。同じ東村山市の私立高校でも、選ぶ学校とコースによって初年度の金額はこれだけ変わります。

3校の平均は95.1万円。都内平均と比べると

3校はいずれも1行なので、そのまま平均すると、3校の初年度納付金の平均は951,333円(約95.1万円)です。都内233校の平均1,007,549円と費目ごとに並べると、どこで差がついているかが見えてきます。

費目東村山市3校の平均都内233校の平均差
授業料(年額)476,000円512,882円約37,000円低い
入学金243,300円254,599円約11,000円低い
施設費0円34,386円約34,000円低い
その他232,000円205,805円約26,000円高い
合計951,300円1,007,549円約56,000円低い

授業料の差は支援金でほとんど消えますが、入学金・施設費・「その他」の差は消えません。どの費目で差がついているかを先に見ておくと、このあとの「支援後の金額」が読みやすくなります。

施設費は3校とも0円、差がつくのは入学金と「その他」

東村山市の3校は、いずれも施設費が0円です。授業料も468,000〜480,000円とほぼそろっています。差がつくのは入学金(200,000〜280,000円)と「その他」(204,000〜252,000円)で、どちらも支援金の対象外です。3校の「その他」の平均は232,000円で、都内平均(205,805円)より約2.6万円高くなっています。

3校とも、八坂駅に近い富士見町

東村山市のページで高校の一覧を見ると、明法・明治学院・日体桜華の3校は、いずれも所在地が富士見町、最寄り駅が八坂駅と案内されています。同じ地域に3校が集まっているので、通学のしやすさで差がつきにくく、金額と学校の中身で比べやすい市です。なお、学校名は東京都の資料では「明治学院東村山」「日本体育大学桜華」と表記されています。

東村山市の私立高校を3つの数字で

表を見る前に押さえたい3つの数字

細かい表に入る前に、東村山市の特徴を3つの数字でつかんでおきます。

01

市内に3校

高校から入れる市内の私立は3校。女子校が日本体育大学桜華、共学が明治学院東村山と明法です。

02

施設費0円

3校とも施設費はかかりません。授業料も支援の上限の範囲内に収まっています。

03

約47.5万円

支援金で授業料が消えても、入学金とその他は残ります。3校の平均で、初年度に約47.5万円が手元から出ていきます。

授業料はすべて支援でまかなえる。それでも残るお金を、支援金の仕組みから見ていきます。

「無償化」で、授業料はどこまで下がるのか

2026年度(令和8年度)から、国の就学支援金は所得制限が撤廃されました。私立高校の全日制で年457,200円。これに東京都の私立高等学校等授業料軽減助成金が年43,800円加わり、合わせて年501,000円まで、授業料が支援されます。東京都の助成も所得制限はありません。制度の変更点は就学支援金が2026年度に変わった3つの点にまとめています。

東村山市の3行を、この501,000円に当てはめてみます。

  • 日本体育大学桜華…授業料480,000円 → 全額が支援の範囲内
  • 明法…授業料468,000円 → 全額が支援の範囲内
  • 明治学院東村山…授業料480,000円 → 全額が支援の範囲内

3行すべてで、授業料の自己負担はゼロになります。3校とも授業料は468,000〜480,000円で、支援の上限(501,000円)を下回っています。

なお、支援金は授業料の実額までしか出ません。授業料が上限より低い学校で、その差額がほかの費目に回ることはない点に注意してください。

支援金について押さえておく3つ
  • 国と都は別々の申請です(2026年度は国が6月、都が7月)。どちらか一方だけ出して終わらないように
  • 都の助成は、保護者と生徒がともに都内に住んでいることが条件です。通う学校が都外でも対象になります(通信制課程は除く)
  • 支援されるのは授業料に対してだけ。東京都私学財団の案内にも「授業料には施設費や積立費等は含まれません」とあります
電卓の横でノートに書き込む手元

支援を引いたあとに残るお金|3校の実負担

支援金が使えるのは授業料だけなので、入学金・施設費・その他はそのまま手元から出ていきます。3行それぞれについて、初年度に実際に出ていく額を計算しました。表は手元から出る額が低い順です。

学校(学科・コース)初年度納付金授業料の自己負担入学金+施設費+その他初年度に手元から出る額
日本体育大学桜華920,000円0円440,000円440,000円
明法922,000円0円454,000円454,000円
明治学院東村山1,012,000円0円532,000円532,000円

3校の基本のコースで平均すると、初年度に手元から出るのは約475,000円(約47.5万円)です。都内平均の費目(入学金・施設費・その他)で同じ計算をすると約495,000円なので、東村山市の3校は支援後の負担が都内平均より約2万円低い水準です。しかもここに制服代や修学旅行の積立、通学定期代は入っていません。減ったのは授業料の部分だけで、入学時にまとまって出ていくお金は、以前とほとんど変わっていないのです。

総額の差「2,000円」が、支援後は「14,000円」に

総額でいちばん低い日本体育大学桜華(920,000円)といちばん高い明治学院東村山(1,012,000円)の差は92,000円。支援後に手元から出る額で比べても、日本体育大学桜華(440,000円)と明治学院東村山(532,000円)の差は92,000円のままです。2校は授業料が同じ480,000円なので、差は入学金と「その他」の分がそのまま残ります。

注目したいのは、総額では2,000円しか違わない日本体育大学桜華(920,000円)と明法(922,000円)が、支援後は440,000円と454,000円で、14,000円の差になることです。明法は授業料が468,000円と3校でいちばん低く、支援で消える部分が小さいぶん、残る部分が大きくなります。総額が近い学校どうしでも、支援後の金額は費目の配分で変わります。

2年目以降は、入学金がなくなる

入学金は初年度だけのお金です。2年目以降は、「その他」にあたる費用が中心になります。ただし「その他」に入る費目(教材費・行事費・諸会費・積立金など)が毎年同じ額かどうかは、学校によって違います。修学旅行の積立をいつ、いくら納めるかも学校ごとに違うため、3年間の総額は説明会で聞いておきましょう。何を聞けば漏れがないかは、説明会で必ず聞きたい「お金」の7項目に整理しています。

授業料以外を支える制度もあります(所得要件あり)

東京都には「私立高等学校等奨学給付金」があり、教科書代・教材費・学用品費など、授業料以外の教育費に使えます。こちらには所得要件があり、住民税の所得割額で段階的に判定されます。全日制の場合、住民税非課税相当の世帯で年152,000円、所得割額105,500円未満の世帯で年50,670円、182,500円未満の世帯で年38,000円です。支援金と違って「全員が対象」ではないので、対象になりそうな家庭は忘れずに申請してください。

東村山市ならではの事情|埼玉県の私立も候補に入る

東村山市は北側で埼玉県の所沢市と接していて、埼玉県の私立高校も通学圏に入る家庭があります。そのときに気になるのが、支援制度の扱いです。

東京都の授業料軽減助成金は、生徒と保護者が都内に住んでいれば、都外の学校に通う場合も対象です。東京都生活文化局の案内にも「都外の学校に通学する場合も対象となります」と書かれています(通信制課程は除く)。国の就学支援金は住んでいる場所を問わないので、埼玉県の私立高校に通っても、国と都を合わせた支援の考え方は変わりません。ただし東京都私学財団の案内では、都の助成金の支払いは都内校が10月・12月・翌年3月、都外校は12月・翌年3月のいずれかで、都外校のほうが立て替える期間が長くなりやすくなります。

市内には私立の3校のほかに、都立の東村山高校(恩多町)と東村山西高校(富士見町)もあります。市のページの一覧では、都立2校・私立3校の計5校が案内されています。私立3校で比べるだけでなく、都立との差も見ておくと判断しやすくなります。

都立高校と比べると、入学金だけで大きな差

比較のために、都立高校の金額も確認しておきます。東京都教育委員会によると、都立高校の全日制の授業料は年118,800円(月9,900円)で、就学支援金の受給が認定されれば授業料は無料になります。入学料は5,650円です。

比べる項目東村山市の私立3校(平均)都立高校(全日制)
授業料(年額)476,000円118,800円
支援後の授業料0円0円
入学金・入学料243,300円5,650円
施設費・その他232,000円学校ごとの徴収金(教材費など)
初年度に手元から出る額約475,000円入学料+学校ごとの徴収金

授業料はどちらも支援でゼロに近づきますが、入学金だけで23.8万円ほどの差があります。「私立も無償化されたから、都立と同じくらい」という理解は、授業料に限った話だと考えておくのが安全です。

机に向かってプリントに書き込む生徒

私立の全日制が合わないとき|通信制という選択肢

ここまでは、毎日通う全日制の話です。学費を調べていくうちに「そもそも毎日通う前提でいいのだろうか」と考え始める方もいます。体調のこと、人間関係のこと、あるいは中学校で登校が難しかった時期があった場合はなおさらです。東村山市内の居場所や学びの場については、東村山市から通えるフリースクールでも紹介しています。

金額の面だけを見ると、通信制は全日制と大きく違います。

都立の通信制は、多摩地域の砂川高校が候補

東京都立高校の通信制課程は、一橋高校(千代田区)・新宿山吹高校(新宿区)・砂川高校(立川市)の3校です。東村山市内にはないため、多摩地域にある唯一の都立通信制、立川市の砂川高校が現実的な候補になります。砂川高校は立川市泉町にあり、多摩モノレールの泉体育館駅から徒歩3分です。スクーリングの日だけ通う形なので、毎日の通学より負担は小さくなります。

都立通信制の授業料は1単位につき336円、入学料は500円です。仮に年25単位を履修しても授業料は8,400円で、入学料と合わせて初年度は約9,000円。授業料は就学支援金の対象にもなります。

私立の通信制は、支援金の計算方法が違う

私立の通信制高校には「年額制」と「単位制」があります。年額制なら就学支援金の上限は年337,200円。単位制の場合は1単位あたり13,668円で、年間30単位・通算74単位までという上限があります。履修する単位数が少ない年は支給額も少なくなるため、授業料が支援金の枠内に収まるかどうかは、学校の料金体系と履修単位数の両方で決まります。

さらに東京都には、都内に住んでいて、東京都以外の自治体が認可した私立通信制高校に通う生徒を対象にした「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」があります。国の就学支援金と合わせて、最大で年337,200円まで助成されます。全国から生徒を受け入れる広域通信制高校には都外で認可された学校が多いので、東村山市から通う場合も当てはまることがあります。

通信制に「サポート校」を足すと、いくらになるか

通信制高校を検討するとき、多くの家庭がもうひとつの費用に行き当たります。サポート校です。

通信制高校は、レポートを自分で進め、決められた回数のスクーリングに通って単位を取ります。自分のペースで進められる反面、「毎日の枠組みがない」ことが負担になる子もいます。レポートが溜まる、生活のリズムが崩れる、一日中誰とも話さない日が続く。サポート校は、そこを埋めるために通う場所です。仕組みと費用の考え方は通信制高校にサポート校を足すという選び方にまとめています。

サポート校の費用は、支援金の対象外

東京都の都認可外通信制向けの助成の案内には、対象外になるものがはっきり書かれています。「入学金、施設整備費、通学にかかる交通費、サポート校・技能教育施設等の受講料等は対象外です」。つまり、通信制高校の学費とサポート校の受講料が、それぞれ別に発生します。支援が効くのは通信制高校の授業料のほうだけです。

NIJIN高等学院(ニジ高)を例にすると、入学金55,000円・授業料 年398,000円(月39,800円)で、初年度は453,000円。これに提携する通信制高校の学費が別途かかり、そちらには就学支援金が適用されます。ニジ高の公式サイトでは、提携校としてワオ高等学校・鹿島山北高等学校・開志創造高等学校が案内されています。

選び方初年度に手元から出る額(目安)支援の対象
私立の全日制(東村山市3校の平均)約475,000円授業料のみ。入学金・施設費・その他は対象外
都立の全日制入学料5,650円+学校ごとの徴収金授業料(支援で無料)
都立の通信制(年25単位の場合)約9,000円授業料も支援の対象
私立の通信制+サポート校(ニジ高の場合)453,000円+通信制の自己負担分通信制の授業料のみ。サポート校の受講料は対象外

並べてみると、私立全日制の約47.5万円と、通信制+サポート校の約45万円+αは、それほど離れていません。違うのは、その金額に何が含まれているかです。全日制は「毎日通う校舎と、そこでの人間関係と、部活や行事」が含まれた金額。通信制+サポート校は「自分のペースで進める仕組みと、伴走してくれる人」が含まれた金額。金額で選ぶというより、何にお金を払うのかで選ぶことになります。

3つの選択肢を正直に比較

3つの道を5つの観点で比べる

私立の
全日制
都立の
通信制
通信制+
ニジ高
初年度の
手出し
△
約47.5万円
○
約9,000円
△
45.3万円+
通信制分
支援金で
まかなえる
△
授業料
のみ
○
授業料が
対象
×
受講料は
対象外
毎日通う
必要
×
毎日通学
○
自宅学習
中心
○
オンライン
中心
少人数で
関われる
△
学校
による
△
自分で
つくる
○
1クラス
8人
途中から
入れる
△
欠員募集
による
△
募集時期
による
○
転入学は
通年受付

○=対応 △=一部・条件つき ×=非対応 / ※東京都・東京都教育委員会・各校公式サイトの公表内容をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。

表のとおり、ニジ高には合わないかもしれない点もあります。サポート校の受講料は支援の対象外なので、都立の通信制だけで進めるより初年度の負担は大きくなります。また、オンライン中心の学び方なので、パソコンと通信環境が必要です。毎日同じ校舎に通い、大人数の部活や行事を経験したい子には、全日制のほうが合うでしょう。反対に、毎日の通学が負担で、それでも一人で進めるのは不安だという場合には、この組み合わせが現実的な選択肢になります。

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組み合わせによって金額は変わるので、数字を入れて確かめられるようにしてあります。通信制高校の学費シミュレーターで、実質の負担額を計算してみる

ノートと色鉛筆が置かれた白い机

学費を比べるときに、金額の外で見ておきたいこと

女子校1校・共学2校

3校のうち、日本体育大学桜華は女子校、明治学院東村山と明法は共学です。候補が3校と少ないぶん、男女別の学校を考えるかどうかで、比べる相手がほぼ決まります。近隣の市の私立や都立まで含めて比べると、選択肢が広がります。

「その他」は、2年目以降も確認を

東村山市の3校は施設費がない一方で、「その他」が204,000〜252,000円かかります。「その他」に入る費目が入学時だけなのか、毎年かかるのかは学校によって違い、都の資料からは読み取れません。3年間の総額で比べると、初年度だけの比較とは順位が変わることがあります。

説明会で聞いておきたいこと

  • 「その他」に何が含まれているか(教材費・行事費・諸会費・積立金の内訳)
  • 施設費や「その他」のうち、2年目以降も毎年かかるもの
  • 就学支援金が決まるまでの間、授業料をいったん全額納めるのかどうか
  • 制服・体操着・指定品の合計額と、購入の時期
  • 学校独自の奨学金や特待生制度、東京都私学財団の入学支度金貸付制度の有無

いつ、いくら出ていくのか|1年目のお金の流れ

総額と同じくらい大事なのが、お金が出ていく時期です。支援金はあとから入ってくるものなので、時期によっては一時的に立て替えが必要になります。

時期出ていくお金・手続きメモ
合格発表〜入学手続き入学金(東村山市の3校は200,000〜280,000円)支援の対象外。併願校の手続き期限もあわせて確認
入学前後制服・体操着・指定品、教材費など初年度納付金の表には入っていない費用
4月〜授業料(学校の定めた方法で納付)支援金の認定前は、いったん納める運用の学校もある
6月国の就学支援金の申請2026年度から所得制限なし。申請しないと受けられない
7月東京都の授業料軽減助成金の申請(通常申請)国とは別の申請。都内在住が条件
10月・12月・翌3月都の助成金の支払い(都内校)都外校は12月・翌3月のいずれか

入学時のまとまった支出には、都の無利息の入学支度金

入学金は支援の対象外で、しかも合格からの短い期間にまとめて必要になります。東京都私学財団には「入学支度金貸付事業」があり、都内に住んでいて、この制度のある都内の私立高校に入学する生徒の保護者に、25万円を無利息で貸し付けます。入学金のほか、授業料や施設設備費など入学時に学校へ払う費用に使え、3年間の在学中に返済します。申し込みは学校経由で、時期や方法は学校ごとに違います。

市の奨学金制度と、受験前の受験生チャレンジ支援貸付

東村山市には、市の「奨学金制度」があります(市の「教育関係」の制度一覧に掲載)。対象や金額、募集の時期は、市の「奨学金制度」のページで確かめてください。受験の前にかかるお金には、東京都の「受験生チャレンジ支援貸付事業」があります。東京都福祉局の案内(2026年4月1日更新)によると、所得の要件を満たす都内の世帯の中学3年生などを対象に、学習塾などの受講料を最高30万円、高校の受験料を2万7,400円まで無利子で貸し付け、高校に入学すれば返済が免除されます。東村山市の窓口は、市民センター1階の「東村山市くらし・しごとサポートセンター」です(市のページ、2026年6月2日更新)。

支援金で授業料がゼロに近づいても、入学時のまとまった支出は残ります。その部分をどう用意するかまで決めておくと、合格後に慌てずに済みます。

よくある質問

東村山市の私立高校は、何校ありますか?
東京都の「令和8年度 都内私立高等学校(全日制)の学費の状況」で東村山市に所在地があるのは、日本体育大学桜華・明治学院東村山・明法の3校です。この資料は非募集校を除いた一覧なので、中高一貫で高校からの募集がない学校は含まれていません。高校から入れる私立として比べられるのは、この3校です。
支援金を受けると、東村山市の私立高校の授業料は無料になりますか?
3校すべてで、授業料が国の就学支援金(年457,200円)と東京都の助成金(年43,800円)の合計501,000円の範囲に収まるので、授業料の自己負担はなくなります。
「無償化」なのに、なぜ初年度に40万円以上かかるのですか?
支援金が使えるのは授業料だけだからです。入学金(200,000〜280,000円)と施設費・「その他」は支援の対象外で、そのまま手元から出ていきます。東村山市の3校では、初年度に440,000〜532,000円が残ります。
東村山市の私立高校で、授業料の自己負担はありますか?
東京都の資料では、東村山市の3校の授業料は468,000〜480,000円で、国の就学支援金と都の助成金の合計501,000円の範囲に収まります。授業料の自己負担はなくなりますが、入学金(200,000〜280,000円)と「その他」(204,000〜252,000円)は支援の対象外で、初年度に440,000〜532,000円が残ります。
年収が高い家庭でも、支援金は受けられますか?
受けられます。2026年度から国の就学支援金は所得制限が撤廃され、東京都の授業料軽減助成金にも所得制限はありません。ただし、どちらも申請が必要で、国と都は別々に申し込みます。
入学金をすぐに用意できない場合、使える制度はありますか?
東京都私学財団の「入学支度金貸付事業」では、都内在住で、制度のある都内の私立高校に入学する生徒の保護者に25万円を無利息で貸し付けます(申し込みは学校経由)。また、受験前の塾代や受験料には東京都の「受験生チャレンジ支援貸付事業」(所得要件あり・高校に入学すれば返済免除)があり、東村山市の窓口は市民センター1階の「くらし・しごとサポートセンター」です。
就学支援金は、いつ手元に入りますか?
国の就学支援金は、生徒や保護者に直接支給されるのではなく、学校が受け取って授業料に充てる仕組みです。そのため、学校によっては認定までの間に授業料をいったん納め、あとで調整する運用になります。東京都の助成金は申請後に支払われ、都内校は10月・12月・翌年3月のいずれかです。
東村山市から通える都立の通信制高校はありますか?
東村山市内にはありません。都立の通信制は一橋高校(千代田区)・新宿山吹高校(新宿区)・砂川高校(立川市)の3校で、多摩地域にあるのは砂川高校だけです。多摩モノレールの泉体育館駅から徒歩3分です。授業料は1単位336円、入学料は500円です。
サポート校の費用に、就学支援金は使えますか?
使えません。東京都の案内でも「サポート校・技能教育施設等の受講料等は対象外」とされています。支援が適用されるのは、在籍する通信制高校の授業料のほうです。サポート校の受講料は、別に用意する必要があります。
全日制が合わなかったら、あとから通信制に移れますか?
高校に入学したあとでも、転入・編入という形で通信制に移ることはできます。受け入れの時期は学校によって違い、通年で受け付けているところもあります。それまでに取った単位の扱いも学校ごとに違うので、移る前に確認が必要です。仕組みは高校の転入と編入の違いで整理しています。

まとめ

東村山市で高校から入れる私立高校は3校で、初年度納付金は920,000〜1,012,000円、3校の平均は951,333円です。都内平均より約5.6万円低く、3校とも施設費は0円、授業料は支援の上限(年501,000円)の範囲内でした。2026年度から就学支援金の所得制限がなくなり、東京都の助成と合わせて、3校とも授業料の自己負担はなくなります。

それでも入学金と「その他」は対象外のまま残り、初年度に440,000〜532,000円、平均で約47.5万円が手元から出ていきます。総額が2,000円しか違わない2校でも、支援後は14,000円の差がつきます。支援後に手元から出る額で並べ直し、埼玉県の私立や都立、毎日通う形が合わないときの通信制・サポート校まで、同じ物差しで比べてみてください。

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文責:にじいろ編集部
公開日:2026年9月30日 / 最終更新:2026年9月30日

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