- 東大阪市・大阪府ともに保護者向けの利用料補助が確認できないこと
- ⚠️ 大阪市の習い事・塾代助成(月1万円)は大阪市在住が要件。東大阪市民は使えません
- 4校のうち費用を公開しているのは2校だけ。月1万円台から始められる選択肢があります
- 東大阪市の公的支援には「ふれあいオンラインルーム」があり、家から出られない段階でも使えます
この記事は、オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を運営する株式会社NIJINが編集しています。5校目に自社のスクールを紹介していますので、その前提でお読みください。掲載している他校の情報は各施設の公式サイトと東大阪市・大阪府の公式ページから引用し、編集部で確認したものです。
東大阪市に補助はありません。大阪市の塾代助成も使えません
先に、誤解の多いところをはっきりさせておきます。
編集部で東大阪市の公式サイトを確認しました。市の「不登校支援」カテゴリーに載っているページは「教育センターが行っている不登校支援」の1本だけで、フリースクール利用料の補助・助成に関するページは存在しません。
大阪府も保護者向けではありません。府の「不登校等対策支援事業費」は、校内教育支援ルームの設置や市町村の教育支援センターの機能充実を支援する事業で、補助先は市町村です。保護者に現金が届く制度ではありません。
⚠️ よく話題になるのが大阪市の「習い事・塾代助成事業」(月額1万円上限)です。対象は「市内在住の小学5年生〜中学3年生を養育する方」——大阪市在住が要件なので、東大阪市のご家庭は使えません。なお、フリースクールがこの助成の対象になるかどうかも市の公式ページには明記されていません。
近隣も見ました。八尾市・大東市・寝屋川市・箕面市のいずれも、保護者向けのフリースクール利用料補助は公式サイトで確認できませんでした。
一方で、大阪府は別のかたちで情報を出しています。府が公開している『不登校児童生徒への支援と取組み』別添資料(令和8年2月版)には、公立小中学校が連携しているフリースクール等の一覧が載っていて、東大阪市内ではフリースクールTANE、トライ式中等部 新石切キャンパス、フリースクール スタートライン、トライ式中等部 布施キャンパスの4施設が掲載されています。ただしこれは「連携している」という事実の記載であって、出席扱いを府が保証するものではありません。
東大阪市から通えるフリースクール5選(比較一覧)
公式サイトと大阪府の公式資料で確認できた情報だけを載せています。東大阪市内の2校はどちらも費用を公開していません。「記載なし」は編集部が確認できなかったという意味で、推測では埋めていません。
| スクール名 | エリア | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| NPO法人 輝(かがやき) | 八尾市光町・LINOAS 7階 | 小学生・中学生(障がいのある子も) | 平日スクーリング+夜間+土曜の居場所 | スクーリング 月15,000円/かがやきの森 月3,000円 |
| 八尾高等学院 フリースクールコース | 八尾市山城町 | 中学1〜3年生 | 週1〜5回を選ぶ。13:00〜17:00 | 入学金50,000円+月10,000円または20,000円 |
| スタートライン 新石切校/永和校 | 東大阪市西石切町/高井田元町 | 未就学児・小学生・中学生・高校生 | 週5日(月〜金)10:00〜17:00 | 記載なし(要問い合わせ) |
| トライ式中等部 布施キャンパス | 東大阪市足代・布施駅 徒歩1分 | 中学生 | すべて1対1の個別指導。自宅学習も可 | 記載なし(要問い合わせ) |
| NIJINアカデミー メタバース校舎 | オンライン・全国どこからでも | 小学生・中学生 | オンライン・少人数の学級制 | 月25,443円(初月のみ入学金33,000円) |
5校を1校ずつ紹介します

1. 特定非営利活動法人 輝(八尾市光町・LINOAS 7階)
運営:特定非営利活動法人 輝
月15,000円。しかも平日・夜間・土曜と、時間帯の選択肢がいちばん多い施設です。
この記事で費用がいちばん抑えられていて、かつ時間帯の選択肢が多いのがここです。
メニューは3本立て。平日のスクーリング(月〜金 10:30〜15:30)が月15,000円、夜の「かがやきの森」(月・金 18:00〜19:00)が月3,000円、そして土曜の「ほっとな居場所でマナビング」(小学生13:30〜15:30/中学生16:00〜18:00)は初回のみ500円。
この構成が効くのは、昼間に外へ出るのがまだ難しい段階です。夜だけ、あるいは土曜だけ、月3,000円や500円から始められる。いきなり平日の昼に通う前に、踏める段階が用意されています。
掲げているのは「個に応じた学習支援の充実、地域での交流活動、保護者や児童生徒の心に寄り添った支援活動」。障がいのある児童・生徒も対象に含んでいます。八尾市教育委員会の「学びの場・居場所」一覧、大阪府の連携先一覧のどちらにも掲載されています。
⚠️ 出席扱いについては公式サイトに記載がありません。入会金・年会費・施設維持費の記載もありません。最寄駅・徒歩分数の記載もないので、アクセスは事前に確認してください(072-943-0695)。
- 所在地:八尾市光町2丁目60 LINOAS 7階(最寄駅・徒歩分数の記載なし)/072-943-0695
- 対象:小学生・中学生(障がいのある児童・生徒を含む)
- 費用:スクーリング 月15,000円/かがやきの森 月3,000円/土曜マナビング 初回500円
- 開所:スクーリング 月〜金 10:30〜15:30/かがやきの森 月・金 18:00〜19:00/土曜あり
- 出席扱い:記載なし
2. 八尾高等学院 フリースクールコース(八尾市山城町)
運営:星槎国際高等学校 八尾キャンパス
午後からの開所。中学生専門で、高卒資格取得まで同じ場所で続けられます。
開所が月〜金の13:00〜17:00と午後からなのが、この施設の実務的な強みです。朝起きるのがつらい時期でも間に合います。
対象は中学1〜3年生の不登校の生徒。通う頻度は週1回から5回まで選べます。費用は入学金50,000円と、月額が10,000円または20,000円(いずれも週1〜5回・税込)の2プラン制。週1回でも週5回でも同じ月額という料金設計なので、通える日が増えても費用は変わりません。
⚠️ ただし入学金50,000円はこの記事で最も高額です。月額が安いぶん初期費用が重いので、1年で見ていくらになるかで比べてください。
ここは大阪府教育委員会指定の技能教育施設で、フリースクールコースと高等学校普通科取得コースの2本立て。中学段階から高卒資格の取得まで同じ拠点で接続できます。各種検定試験の対策やスキル講座も実施しています。
⚠️ 出席扱いについては公式サイトに記載がありません。大阪府の連携先一覧には掲載されていますが、これは連携の事実であって出席扱いを保証するものではありません。最寄駅・徒歩分数の記載もありません(072-992-9336)。
- 所在地:八尾市山城町1丁目2番35号 丸十第一ビル2階(最寄駅・徒歩分数の記載なし)/072-992-9336
- 対象:中学1〜3年生
- 費用:入学金50,000円+月10,000円または20,000円(週1〜5回・税込)
- 開所:月〜金 13:00〜17:00
- 出席扱い:記載なし
3. スタートライン 新石切校/永和校(東大阪市)
運営:スタートライン
東大阪市内で週5日・10時から17時まで開いています。未就学児から高校生まで。
東大阪市内に2拠点を持ち、公式サイトに「東大阪初の不登校児童向けフリースクール」と記載しています。
開所は月〜金の週5日、10:00〜17:00。この記事のなかでいちばん長く開いています。午後5時までなので、ゆっくり起きて昼から行く、という使い方もできます。
対象の幅も広く、未就学児・小学生・中学生・高校生。きょうだいで年齢が離れていても相談しやすい構成です。
月1回の家族面談で「現在の様子から進路相談まで個別で対応」すると明記しています。個別教育相談のほか、教職員向けの相談室も設置。2024年6月からは放課後等デイサービス(福祉事業)も開設しています。
⚠️ 費用は公式サイトに一切記載がありません。入会金・月額・年会費・施設維持費のいずれも非公開です。出席扱いについての記載もありません(大阪府の連携先一覧には掲載)。最寄駅・徒歩分数の記載もありません。新石切校 072-942-6300/永和校 06-7651-9797で確認してください。
- 所在地:新石切校=東大阪市西石切町5丁目2-17 ルクソール石切602/永和校=東大阪市高井田元町2丁目10-16
- 対象:未就学児・小学生・中学生・高校生
- 費用:記載なし(要問い合わせ)
- 開所:月〜金 10:00〜17:00
- 出席扱い:記載なし(大阪府の連携先一覧には掲載)
4. トライ式中等部 布施キャンパス(東大阪市足代・布施駅 徒歩1分)
運営:トライ式中等部
布施駅から徒歩1分。すべての授業が1対1の個別指導です。
近鉄「布施駅」東南出口より徒歩約1分。この記事で唯一、駅からの徒歩分数が公式に書かれている施設です。送り迎えの負担がいちばん読みやすい。
特徴はすべての授業が1対1の個別指導であること。集団に入ること自体がしんどい段階では、この形が合うことがあります。自宅学習と通学を選べるとも明記されています。
一方で、ひとりで完結しない工夫もあります。小集団ゼミ(声優・英会話・PCスキルなど)に参加でき、興味のあるものだけ人と関わるという使い方ができます。提携通信制高校(鹿島学園高等学校・日本航空高等学校)への進学コースもあります。
出席扱いについては断定していません。公式の原文は「中学校長の判断により、中学校の出席日数として認めてもらうこともできます」。校長判断であることを正直に書いているタイプです。
⚠️ 費用は公式に記載がありません。「費用、転校手続きなどに関して詳しくはお問い合わせください」とのみ書かれています。通学頻度の明記もありません。なお東大阪市内にはもう1拠点、新石切キャンパス(西石切町1-11-30)もあります(0120-919-439)。
- 所在地:東大阪市足代2丁目3-6 橋本ビル2F(近鉄 布施駅 東南出口 徒歩約1分)/0120-919-439
- 対象:中学生
- 費用:記載なし(要問い合わせ)
- 開所:記載なし(自宅学習と通学の選択が可能)
- 出席扱い:「中学校長の判断により、出席日数として認めてもらうこともできます」
5. NIJINアカデミー メタバース校舎(オンライン・全国どこからでも)
運営:株式会社NIJIN(このサイト「にじいろ」の運営会社です)
家から出ることそのものが難しい段階のための選択肢。運営元は当サイトと同じ株式会社NIJINです。
ここまでの4か所が「距離」や「合うかどうか」で難しかった場合の、第三の選択肢です。自宅からオンラインで通うタイプで、東大阪市のどこに住んでいても条件は変わりません。
メタバース校舎は平日毎日開いています。授業は月100コマ以上あり、アーカイブが500本以上。全教科・領域をカバーしていて、そのなかから選んで受ける形です。カメラオフ・チャットのみ・見ているだけでも参加できると明記されているので、「話すのがつらい」段階でも席に着けます。授業は録画で後から見ることもできます。
費用は月25,443円(税込/メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)、初月のみ入学金33,000円。在籍校の籍はそのままで、転校の手続きも学校への申請も要りません。出席扱いについては、希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表されています(2026年4月時点)。毎週の「学びのポートフォリオ」と毎月の出席証明書の発行、在籍校や教育委員会とのやりとりを担当がサポートする体制です。ただし出席認定の基準は地域や在籍校によって違うので、そこは確認が必要です。なお、この記事を書いているのは同じ株式会社NIJINです。その前提でお読みください。
- 形態:オンライン(メタバース校舎)。平日毎日開校
- 対象:小学1年生〜中学3年生(就学前のお子さんも入学可能/高校段階はNIJIN高等学院)
- 授業:月100コマ以上のオンライン授業+アーカイブ500本以上。全教科・領域をカバー
- 参加の仕方:カメラオフ・チャットのみ・見るだけでも参加可。授業は録画で後から視聴可
- 費用:月25,443円(税込)=メタバース料23,760円+施設利用料1,683円/初月のみ入学金33,000円(税込)
- 在籍校との関係:転校・申請は不要。籍はそのまま。出席扱いは希望した生徒の97%が認定(2026年4月時点/基準は地域・在籍校により異なる)
- サポート:毎週「学びのポートフォリオ」発行/毎月の出席証明書発行/在籍校・教育委員会とのやりとりを担当がサポート
- 体験:オンラインの無料体験会あり
出典:NIJINアカデミー「学費・プラン」(2026年9月12日確認)
⚠️ NIJINアカデミーのリアル教室は、2026年9月時点で公式サイトで確認できる範囲では大阪府内に大阪茨木校と大阪吹田校の2校がありますが、どちらも通学圏の案内に東大阪市は含まれていません(茨木校=茨木市・吹田市・箕面市/吹田校=吹田市・豊中市・大阪市・茨木市)。いずれも北摂エリア向けです。東大阪市から使えるのはメタバース校舎(オンライン)です。
東大阪市のフリースクール費用相場と、使える補助制度
公式に金額を出しているのは4校のうち2校だけで、しかもその2校はどちらも八尾市です。東大阪市内の2校(スタートライン・トライ式中等部)は費用を公開していません。「東大阪の相場はいくら」と言える状態ではないので、市内で探すなら問い合わせが前提になります。
確認できた数字は、月15,000円(NPO法人 輝のスクーリング)と月10,000円または20,000円+入学金50,000円(八尾高等学院)。さらに輝には月3,000円の夜間と初回500円の土曜があります。月3,000円から踏める段階があるのは、この地域の良いところです。
月謝以外で公式に確認できたのは八尾高等学院の入学金50,000円だけでした。4校とも年会費・施設維持費・教材費・保険料の記載がありません。「無い」のではなく「書かれていない」だけの可能性があります。問い合わせのときは「1年間の総額でいくらか」を聞いてください。
補助制度は住んでいる自治体のものしか使えません。整理します。
| 自治体 | 制度 | だれが対象か | 上限 |
|---|---|---|---|
| 東大阪市 | 保護者向けの補助は公式に確認できませんでした | — | — |
| 大阪府 | 不登校等対策支援事業費。補助先は市町村で、保護者への給付ではありません | — | — |
| 大阪市 | 習い事・塾代助成事業(フリースクールが対象かは市公式に明記なし) | 大阪市在住の小5〜中3を養育する方 | 月10,000円 |
| 八尾市・大東市・寝屋川市・箕面市 | いずれも保護者向けの補助は公式に確認できませんでした | — | — |
⚠️ 大阪市の塾代助成は「市内在住」が条件です。東大阪市にお住まいなら、大阪市内の施設に通っても使えません。なおフリースクールがこの助成の対象になるかどうかも、大阪市の公式ページには明記されていません。施設側が「利用可能」と案内していることはありますが、それは大阪市民の場合の話です。
補助が無いぶん、次の章の公的な選択肢を先に確認してください。東大阪市には、この地域では珍しい仕組みがあります。
その前に。無料かもしれない公的な窓口も確認してください
民間のフリースクールを検討する前に、東大阪市の公的な支援を見ておいてください。
東大阪市の教育支援センターは「ふれあいルーム」で、東大阪市教育センター内(永和二丁目15番25号)にあります。近鉄奈良線「河内永和駅」から南東へ700m、JRおおさか東線「JR河内永和駅」から南東へ700m、近鉄大阪線「俊徳道駅」から北東へ500m。駐車場11台、エレベーター・多目的トイレ・AEDを備えています。開館は月〜金と第2・第3土曜(来所相談のみ)の9:00〜17:30。対象は東大阪市立小・中学校の不登校児童生徒です。
🔴 そして東大阪市には「ふれあいオンラインルーム」があります。ICTを活用した学習支援で、対象は市立小中の不登校等児童生徒。家から出るのがまだ難しい段階でも、公的な支援につながれるという点で、これは大きい。この記事で扱う地域のなかでも、公的支援がオンラインに対応している自治体は多くありません。
ほかに職場体験の「そばにいるよ」(職場体験を通じての居場所づくり)と、保護者向けの「ふれあいの会」(月1回)もあります。中学卒業後を見据えた体験や、親の側の居場所まで用意されている構成です。
⚠️ ふれあいルームの費用は市の公式ページに記載がありません。無料と思い込まずに確認してください。申し込みは「在籍されている市立小・中学校へご相談ください」とされているので、まず学校に話すところから始まります。
相談の窓口は3つ。来所相談(予約専用)06-6727-0113(月〜金 9:00〜17:30/第2・3土曜も同時間)、保護者・市民向けの子どもの悩み相談 06-6720-7867、子ども向けのいじめ・悩み110番 06-6732-0110(いずれも月〜金 9:00〜17:30)。
府の窓口は大阪府教育センター「すこやか教育相談」。保護者向けはさわやかホットライン 06-6607-7362(月〜金 9:30〜17:30)、24時間対応のすこやか教育相談24 は 0120-0-78310。いずれも無料と明記されています。
⚠️ 学びの多様化学校(不登校特例校)は大阪府内に2校。中学生が対象なのは大阪市立心和中学校(大阪市)だけで、もう1校は高校(大阪府教育センター附属高等学校 窓明分校)です。東大阪市内にはありません。心和中学校は大阪市立のため、市外在住者が入学できるかどうかは要問い合わせです。なお豊中市が令和9年4月に市立彩葉中学校を開校予定ですが、こちらは豊中市内在住かつ豊中市立学校在籍が条件なので東大阪市民は対象外です。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「どれもうちの子には難しそう」と感じた方もいると思います。距離、費用、開いている曜日、本人の状態。どれか一つが引っかかるだけで、選択肢は一気に減ります。
そう感じるのは、選び方が悪いからではありません。東大阪市独自の補助は確認できず、隣の宇部市の補助も市内居住が要件で東大阪市民は使えません。フリースクールの数と性格は地域によって大きく違い、都市部と同じ前提で探すと必ず行き詰まります。
そのときに検討したいのが、3つ目の選択肢としてのオンラインです。「通えないから仕方なく」ではなく、条件によっては最初から合理的な選択になります。
| 観点 | オンライン(例:NIJINアカデミー) | 通所フリースクール |
|---|---|---|
| 通いやすさ | 自宅から参加でき、近所の目が気にならない | 通える距離と、体調の良い日に限られる |
| 費用 | 月25,443円(税込・初月のみ入学金33,000円)。交通費はかからない | 公開しているのは八尾市の2校(月3,000〜20,000円+入学金50,000円)。市内2校は非公開 |
| 補助金 | 東大阪市・大阪府ともに保護者向けの補助は確認できませんでした | 同じくありません。大阪市の塾代助成は大阪市在住が条件です |
| 公的支援との併用 | 東大阪市にはふれあいオンラインルームがあり、公的支援もオンラインで受けられます | ふれあいルームは在籍校を通した申し込みが必要です |
| 出席扱い | 希望した生徒の97%が在籍校に認められたと公表(2026年4月時点) | 断定している施設はありません。1校が「校長判断により認めてもらうこともできる」と記載 |
| 向いている時期 | 外に出ること自体がまだ難しい段階 | 外に出られて、場所や人に慣らしていきたい段階 |
オンラインが向いているのは、こういうときです
- 近くに施設はあるが、そこまで行く体力・気力が今はない
- 家から出ること自体が、今いちばんの壁になっている
- 人が多い場所や、初めての場所が苦手で、通所のハードル自体が高い
- 送り迎えができる大人が家にいない、または毎日は難しい
- 学年の途中で、まず学習が止まらない状態をつくりたい
とくに2つ目が大きいです。施設が合わないのではなく、家から出られないことが壁になっているなら、施設をいくら探しても解決しません。問題の場所が違うからです。この場合は、まず家の中に学びと人とのつながりを戻すほうが順番として先になります。
オンラインを選ぶとき、必ず確認したい4つのこと
ただし、オンラインなら何でもいいわけではありません。次の4つは、どのサービスを見るときにも同じように聞いてください。
- ① 開いている日数:週1回だけなのか、平日毎日なのか。「オンラインだから毎日」とは限りません
- ② カメラオフでも参加できるか:顔出しが必須だと、通所と同じハードルが別の形で戻ってきます。チャットのみ・見るだけの参加が認められているかを確認してください
- ③ 出席扱いの実績:「できます」ではなく「希望した人の何%が認定されたか」を数字で聞いてください。制度上は可能でも、実績がなければ手続きは手探りになります
- ④ 学校とのやりとりを誰がやるか:保護者が毎回説明するのか、事業者側が資料を出して交渉まで担うのか。ここが家庭の負担を大きく左右します
③と④は特に見落とされます。オンラインで学ぶこと自体より、それを在籍校にどう認めてもらうかのほうが実務としては重く、そこを事業者がどこまで引き受けるかで家庭の消耗がまったく変わります。
⚠️ なお、この記事の5つ目に挙げたNIJINアカデミーは、このサイト「にじいろ」を運営する株式会社NIJINの事業です。だからこそ、上の4つの観点はどのサービスにも当てはまる形で書きました。東大阪市から使えるオンラインの選択肢は他にもあります。同じ4つの質問を並べて、比べたうえで選んでください。
東大阪市の場合、公的な「ふれあいオンラインルーム」があります。民間のオンラインを検討する前に、まず在籍校に「ふれあいオンラインルームを使いたい」と相談してみてください。費用の面でも、学校との連携の面でも、そちらが先に来ます。
見学で聞いておきたいこと

見学に行くとき、パンフレットに書いてあることを聞き直しても意味がありません。書いていないことを聞いてください。
- 今日みたいに気持ちが不安定な日に、途中で帰ることはできますか
- 在籍校への出席報告は、誰がどの頻度で行っていますか
- うちの子と年齢の近い子は、今何人くらい来ていますか
- 学習は何をどこまで見てもらえますか。教科の指導はありますか
- 見学から実際に通い始めるまで、どのくらいかかりますか
- 合わなかったときに、途中でやめる手続きと費用はどうなりますか
よくある質問
まとめ
東大阪市は、補助金の面では何もない地域です。市にも府にも保護者向けの制度はなく、大阪市の塾代助成は市外在住者には使えません。「近くに助成がある」という情報に期待しないでください。
ただし公的支援の中身は悪くありません。とくに「ふれあいオンラインルーム」があるのは大きい。家から出るのがまだ難しい段階でも、公的な支援につながれます。この地域で公的支援がオンラインに対応している自治体は多くないので、まず在籍校に「ふれあいオンラインルームを使いたい」と相談するのが順番として現実的です。
民間を選ぶなら、性格がはっきり分かれています。費用を抑えて夜間・土曜から試すならNPO法人 輝(月3,000円の夜間、初回500円の土曜)、午後から通いたい中学生なら八尾高等学院(13:00〜17:00・高卒資格まで接続)、市内で週5日・10時から17時まで開いているスタートライン、駅から徒歩1分で完全個別のトライ式中等部。
⚠️ ただし市内の2校は費用を公開していません。見学の前に電話で「1年間の総額」を聞いてください。八尾高等学院は月額が安いぶん入学金50,000円が重いので、1年で計算して比べるのが正確です。
どこも合いそうにない、そもそも家から出るのが難しい——そういう段階なら、オンラインという第三の選択肢があります。焦らず、いまの状態から始められるところを選んでください。
内容を確かめるための一次資料
- 東大阪市「教育センターが行っている不登校支援」(ページ)
- 東大阪市「教育センターが行っている相談支援」(ページ)
- 東大阪市「不登校支援」カテゴリー(ページ)
- 東大阪市「教育センター施設の概要」(ページ)
- 大阪府「不登校児童生徒への支援」(府ポータル出典)(ページ)
- 大阪府『不登校児童生徒への支援と取組み』別添資料(令和8年2月版)(ページ)
- 大阪府教育センター「すこやか教育相談」(ページ)
- 大阪府「学びの多様化学校について」(府ポータル出典)(ページ)
- 大阪市「習い事・塾代助成事業」(ページ)
- 八尾市「学びの場・居場所」一覧(ページ)
- 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」(ページ)
- 特定非営利活動法人 輝 公式サイト(ページ)
- 八尾高等学院 公式サイト(ページ)
- スタートライン 公式サイト(ページ)
- トライ式中等部 公式サイト(ページ)
NIJINアカデミーは、週4日のメタバース校舎と週1日のリアル教室を組み合わせて通えるオルタナティブスクールです。東京都内では南大沢駅のそばにリアル教室があり、毎週木曜に開いています。まずはオンラインの無料体験会から。

