「清川村で、学校のかわりに通える場所はありますか」
清川村は、宮ヶ瀬湖と東丹沢の山にかこまれた、神奈川県でただ一つの村です。村の生涯学習センターの中には、村の教育支援センター「スマイルルーム」があります。一方で、村には鉄道の駅がなく、民間のフリースクールは本厚木駅(厚木市)や海老名駅の周りに集まっています。この記事では、清川村から通える5か所と、村の窓口でわかっていること・わからないことを、公式の記載だけをもとに整理しました。
この記事でわかること
- 清川村から通えるフリースクール5か所の場所・対象・開所日・費用(公式サイトと公的な資料で確認できた範囲)
- バスで本厚木駅に出てから通う、清川村ならではの通い方
- 村の教育支援センター「スマイルルーム」と、毎月の教育相談
- 補助が確認できなかったことと、費用の抑え方
- 「通える場所がない」と感じたときに残る選択肢と、自宅から毎日「登校」できるNIJINアカデミーのメタバース校舎の特徴
この記事は、清川村・神奈川県(一部は小田原市・静岡県)の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年9月時点)。
清川村の今の状況を、数字と場所で確かめる
まず、清川村という村の形を公式の資料で確かめておきます。村の概要ページによると、清川村は「県内北西部の東丹沢山麓に位置し、北東は仏果連山を境に愛甲郡愛川町、厚木市、北西は、丹沢山塊を境に相模原市、足柄上郡山北町、南は秦野市、厚木市に接して」いて、総面積は71.24平方キロです。村はこのページで自らを「神奈川県唯一の村」と紹介しています。
村のトップページでは、2026年7月31日現在の住民基本台帳人口は2,622人、世帯数は1,259世帯です。村の概要には「面積の89%が山林で占められており、煤ヶ谷には小鮎川、宮ヶ瀬には中津川と早戸川がそれぞれ渓谷美や清流をつくっています」とあります。宮ヶ瀬には「日本最大級のクリスマスツリー」が飾られることでも知られています。
村の交通案内には、電車は「小田急小田原線本厚木駅」までの案内があり、村へはそこから神奈中バスを使う形です。村立の学校は緑小学校と緑中学校です。村の不登校の人数は、村の公式資料では確認できませんでした。
神奈川県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は24,250人(小学校10,192人・中学校14,058人)で、前年度の23,629人から増えています。清川村のように学校の数が少ない村では、同じ学年に同じ立場の子が見つかりにくく、「うちだけかもしれない」と感じやすいかもしれません。でも、県全体では2万人を超える子が学校以外の過ごし方を選んでいます。
知っておきたい3つの壁
公式の記載から見えてきた、清川村ならではの事情です。
01
村内に駅がない
村には鉄道の駅がなく、民間の施設へは、まずバスで本厚木駅に出る必要があります。
02
同じ立場の子が見つかりにくい
小学校・中学校が1校ずつの小さな村なので、同じ学年に同じ立場の子が見つかりにくいことがあります。
03
補助が確認できない
フリースクールの利用料の補助は、村の公式サイトで確認できませんでした。県の補助事業の実施自治体にも清川村は入っていません。
3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。
清川村から通えるフリースクール5選(比較一覧)
厚木市の3か所(本厚木駅周辺2・愛甲石田1)と、海老名市の2か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは神奈川県の団体シート(県シート)・小田原市や静岡県の資料の金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。
| 施設名(場所) | 対象 | 開所日 | 費用の目安 | 最寄駅・アクセス(公式) |
|---|---|---|---|---|
| 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール (厚木市中町) | 小4〜中3 | 月・水・金 10:20〜15:20(県シート) | 週1日 17,000円+3,000円〜(県シート) | 本厚木駅 徒歩7分 |
| トライ式中等部 本厚木キャンパス (厚木市中町) | 中学1〜3年生 | 対面・オンラインから選択 | 公式に記載なし(要問い合わせ) | 本厚木駅北口 徒歩約2分 |
| 家庭塾のミライ 厚木愛甲石田校 (厚木市愛甲) | 小・中・高校生 | 10:00〜15:00 | グループ 週1 23,000円〜(税込) | 公式に記載なし |
| IDEAコミュニティカレッジ (海老名市めぐみ町) | 小学4年生以上 | 平日 10:00〜14:00 | 通い放題+講座 44,000円〜(県シート) | 海老名駅 徒歩すぐ |
| フリースクール SACHI station (海老名市上今泉) | 小・中学生 | 平日毎日 9:00〜15:50 | 1回3,500円/週2回 30,000円〜(県シート) | 記載なし |
一覧にすると、「駅からの近さ」「費用のわかりやすさ」「通える日数」で5か所の性格がかなり違うことがわかります。本厚木駅から歩いて行けるのはチャレンジスクールとトライ式中等部、税込の料金がはっきりしているのは家庭塾のミライ、平日毎日1回単位で使えるのはSACHI stationです。
清川村からは、神奈中バスで本厚木駅に出ると、チャレンジスクール(徒歩7分)とトライ式中等部(北口から徒歩約2分)に歩いて行けます。愛甲石田駅・海老名駅へは本厚木駅から小田急線で向かえます。バスの所要時間や本数は村の公式ページに載っていないため、村の案内どおり神奈中バスの時刻表で確かめてください。

5か所を1か所ずつ紹介します
ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。
1. 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール(厚木市中町)|出席状況を毎月、在籍校へ送っている
厚木市中町3-16-8(星槎国際高等学校 厚木学習センター内)にあるフリースクールで、神奈川県の「フリースクール等の紹介」一覧に載っています。県のNPO紹介ページには「本厚木駅」下車徒歩7分とあります。
- 対象:小学4年〜中学3年まで(1クラス10名)
- 活動日時(県シート):月・水・金 10:20〜15:20(火・金の登校は要相談)。県のNPO紹介ページでは終了時刻を15時30分と記載
- 費用(県シート・税表記なし):年会費18,000円。週1日 17,000円+3,000円/週2日 29,000円+6,000円/週3日 31,000円+9,000円(授業料+施設費)。体験入学は1日3,500円
- 申し込み:電話・メールで受付。体験入学(1か月間)のあとに入会
- 電話:046-296-5788(フリースクール直通)
公式には「チャレンジスクールでの出席状況は毎月末、在籍校へ送っています。」と書かれています。学校との連携を大事にしたいご家庭にとって、安心できる点です。
2. トライ式中等部 本厚木キャンパス(厚木市中町)|本厚木駅から徒歩約2分、中学生の学び直し
厚木市中町2丁目1-24 柳田ビル3Fにあるキャンパスで、公式には「小田急小田原線「本厚木駅」北口より徒歩約2分」とあります。
- 対象:中学1〜3年生
- 学び方:「授業の実施方法は、対面・オンラインで選ぶことができ」る(公式)
- 出席扱い:公式ブログに「中学校へ報告。出席や活動記録として認めてもらえるシステムです」
- 費用:「学費を知りたい方はお問い合わせをお願いいたします」(金額の記載なし)
- 電話:0120-919-439
対面とオンラインを選べるので、バスで本厚木まで出られる日は教室へ、難しい日は家から、という通い方が考えられます。費用は公式に載っていないので、問い合わせで総額を確かめてください。
3. 家庭塾のミライ 厚木愛甲石田校(厚木市愛甲)|入学金なし、税込の料金が公開されている
厚木市愛甲2-20-23にあるフリースクール型の塾です。活動時間は「10:00~15:00」で、公式には「小学生・中学生・高校生いずれのコースも入学金はございません」と書かれています。
- 対象:小学生・中学生・高校生
- グループコース(1日3限):週1 23,000円/週2 34,000円/週3 39,500円(いずれも月額・税込)
- 個別プラン(1日1時間):週1 23,000円/週2 45,000円(税表記なし)
- 電話:090-1351-1019
入学金がなく、税込の料金がはっきりしているので、家計の見通しを立てやすい場所です。公式に「相模原市補助金対象施設です」とありますが、相模原市の補助は相模原市民が対象です。最寄駅からの徒歩分数と出席扱いは公式に記載がありませんでした。
4. IDEAコミュニティカレッジ(海老名市めぐみ町)|海老名駅すぐ、講座と自習スペースの学び場
海老名市めぐみ町3-1 ビナガーデンズパーチ5階にある学び場で、神奈川県の「フリースクール等の紹介」一覧に載っています。県の団体シートには「海老名駅徒歩すぐ」とあります。
- 対象:小学校4年生以上
- 活動日時:平日10〜14時(土日は不定期でイベント等)
- 費用(県シート):コラーニングスペース通い放題+講座 44,000円〜、個別授業 60分6,000円〜、個別相談 60分7,000円
- 電話:070-1514-2022
海老名駅から近く、講座を選んで学べるのが特徴です。本厚木駅から小田急線で向かえます。費用は5か所の中では高めなので、個別授業だけ使うなど、組み合わせ方を相談してみてください。出席扱いについては記載がありませんでした。
5. フリースクール SACHI station(海老名市上今泉)|平日毎日、食事も含めて過ごせる居場所
海老名市上今泉2-3-19にあるフリースクールで、神奈川県の「フリースクール等の紹介」一覧に載っています。
- 対象:小・中学生
- 活動日時:「平日毎日9時~15時50分まで居場所として利用可、活動は9時30分~15時」
- 費用(県シート・税表記なし):1回3,500円(食費含む)、週2回コース 30,000円、週3コース 35,000円、週4以上コース 40,000円
- 電話:070-8955-1305
平日毎日開いていて、1回単位でも使えるので、「まず1回だけ行ってみる」という始め方ができます。最寄駅と出席扱いについては記載がありませんでした。
清川村から通う場合の費用相場と、補助の有無
5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。
| 施設名 | 入会金 | 月額の目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| チャレンジスクール | 年会費18,000円 | 週1日 17,000円+施設費3,000円〜週3日 31,000円+9,000円 | 県シート(税表記なし) |
| トライ式中等部 | 記載なし | 記載なし(要問い合わせ) | 公式 |
| 家庭塾のミライ | なし(公式) | グループ 23,000円(週1)〜39,500円(週3) | 公式・税込 |
| IDEAコミュニティカレッジ | 記載なし | 通い放題+講座 44,000円〜 | 県シート |
| SACHI station | 記載なし | 1回3,500円(食費込み)/週2回 30,000円〜週4以上 40,000円 | 県シート(税表記なし) |
金額がわかるものに限ると、5か所の月額は月2万円〜4万円台が中心です。清川村の場合は、施設の費用に加えて本厚木駅までのバス代もかかるので、両方を合わせて比べておくと安心です。
補助については、清川村の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。神奈川県の補助事業を使って独自の補助をしている自治体(相模原市・鎌倉市・海老名市・藤沢市・葉山町・二宮町)にも、清川村は入っていません。なお、家庭塾のミライは「相模原市補助金対象施設」と書いていますが、相模原市の補助は相模原市民が対象です。
費用をおさえる方法としては、①村の教育支援センターを中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

その前に確認したい、清川村の公的な窓口
民間のフリースクールを探す前に、村の窓口も知っておくと選択肢が広がります。
清川村教育支援センター「スマイルルーム」(通う場所)
神奈川県の「教育支援センター等一覧」(令和8年4月1日現在)では、「清川村教育支援センター『スマイルルーム』 清川村煤ヶ谷2216 清川村生涯学習センター内」、電話は046-288-1215です。
開室日や時間、対象、申し込み方法、費用、出席扱いは、村の公式サイトでは確認できませんでした。まずは電話(046-288-1215)か在籍校に、見学や相談ができるか聞いてみてください。
村の教育相談(毎月第4水曜日)
村の公式ページによると、生涯学習センター「せせらぎ館」で教育相談を受けています。
- 相談できること:学校生活(「不登校・いじめ・人間関係・学習の遅れ・進路など」)や、発達・学習・言葉の発達など
- 面談日:「毎月第4水曜日、午前9時~正午、午後1時~午後5時(1回の面談は1時間以内)」
- 申し込み:「前日までに電話またはメールで随時申込み」(電話 046-288-1215)
村の中で、予約をして落ち着いて話せる場があるのは心強い点です。学校の中の居場所(校内教育支援センター)については、村の公式サイトでは確認できませんでした。
それでも「合いそうな場所がない」と思ったら
ここまで読んで、「バスで本厚木まで毎日通うのはまだ難しい」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。
通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 清川村の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 村内に場所がある | × 村内は0件 | ○ スマイル ルーム | ○ 自宅から |
| 送迎・移動がいらない | × バス+電車が 前提 | △ 村内だが 移動は必要 | ○ 移動なし |
| 情報が公開されている | △ 施設によって 違う | × 村の公式に 記載なし | ○ 時間割・料金を公開 |
| 費用が事前にわかる | △ 公式に金額が ない施設も | △ 公式に 記載なし | ○ 公式に金額を公開 |
| 同じ部屋で人と会える | ○ スタッフ・ 仲間と対面 | ○ 先生・ 仲間と対面 | × 画面越し |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと神奈川県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。
オンラインが向いているとき
清川村には鉄道の駅がなく、民間の施設に通うにはバスで本厚木駅に出て、場所によってはさらに電車に乗ることになります。「まず生活のリズムを戻したい」「長いバスの移動がまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候やバスの時間に左右されずに続けられます。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。清川村の場合は、村にスマイルルームと毎月の教育相談があるので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは村の教室へ」という組み合わせも考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
- 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
- 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
- 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
- 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、神奈川県内のどこか
この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。
NIJINアカデミーのメタバース校舎|清川村の自宅から毎日「登校」する学校
オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。
NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。
「通えない」を前提につくったメタバース校舎
公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。
01
顔も声も出さなくていい
カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。
02
関わる人数を自分で選べる
担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。
03
学年も地域もこえて学べる
現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。
「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。
1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。
学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。
先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。
| 確認したいこと | NIJINアカデミーの場合(公式の記載) |
|---|---|
| 出席の扱い | 出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です |
| 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか | 朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります |
| 料金の総額 | メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり |
| 対面の機会 | 全国52か所にリアル教室があり、神奈川県内では座間市(グランワルツ相武台校)・横浜市(横浜反町校など)・川崎市(武蔵新城校)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる) |
合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額は家庭塾のミライの週1グループ(月23,000円・税込)と同じくらいで、バス代はかからない一方、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、村のスマイルルームや近くの居場所と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。
宮ヶ瀬湖と丹沢の山にかこまれた、神奈川県でただ一つの村・清川村。同じ年ごろの仲間と出会える場所まで距離があっても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、移動時間ゼロで毎日いろいろな人とつながれます。ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。
バスに乗れない日も、自宅から「登校」できる学校。
NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。
見学で聞いておきたいこと
通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。清川村から通う場合に特に大事なものに印をつけています。
- 【清川村ならでは】バスを含めた通い方。家の近くのバス停から本厚木駅まで、さらに施設までの片道の時間と、1か月のバス代・電車代を具体的に確かめる
- 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。清川村立の学校で実績があるか
- 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
- 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
- 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
- スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
- 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
- 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用
見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。バスの本数は時間帯で変わるので、見学の日は実際に通う時間帯で行ってみると、お子さんの負担がわかります。

よくある質問
清川村にフリースクールはありますか。
村内で民間のフリースクールは確認できませんでした。村には公的な教育支援センター「スマイルルーム」(生涯学習センター内)があり、民間の場所は本厚木駅の周り(厚木市)や海老名市にあります。
清川村の「スマイルルーム」はどこにありますか。
神奈川県の一覧(令和8年4月1日現在)では、清川村煤ヶ谷2216の清川村生涯学習センター内、電話は046-288-1215です。開室日や対象は村の公式サイトに書かれていないので、電話か在籍校で確認してください。
村で相談できる窓口はありますか。
村の教育相談が、毎月第4水曜日(9時〜正午、13時〜17時)に生涯学習センター「せせらぎ館」で開かれています。前日までに電話(046-288-1215)かメールで申し込みます。
清川村にフリースクールの費用の補助はありますか。
2026年9月時点で、村の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。神奈川県の補助事業の実施自治体(6市町)にも清川村は入っていません。
本厚木駅から歩いて行ける場所はありますか。
星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール(本厚木駅から徒歩7分)と、トライ式中等部 本厚木キャンパス(北口から徒歩約2分)があります。
出席扱いについて公式に書かれているのはどこですか。
チャレンジスクールは「出席状況は毎月末、在籍校へ送っています」、トライ式中等部は「中学校へ報告。出席や活動記録として認めてもらえるシステム」と公式に書いています。最終的に判断するのは在籍校の校長です。
1回ずつ使える場所はありますか。
SACHI station(海老名市)は1回3,500円(食費込み)で、平日毎日開いています。海老名市のplaisirも1回3,000円(月額上限30,000円)の料金を県の資料に載せています。
オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。
文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。
まとめ
清川村には村内の民間フリースクールはありませんが、村の教育支援センター「スマイルルーム」と毎月の教育相談があり、バスで本厚木駅に出れば、厚木市・海老名市の民間の選択肢に通えます。
- まず相談したいとき:村の教育相談(毎月第4水曜日・046-288-1215)、または在籍校
- 村内で通える場所を探すとき:教育支援センター「スマイルルーム」
- 学校との連携を大事にしたいとき:チャレンジスクール、トライ式中等部
- 1回ずつ試したいとき:SACHI station
- 移動がまだ難しいとき:自宅から「登校」できるオンラインのフリースクール
清川村ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、村の中にも、村の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 清川村 公式サイト(人口)
- 清川村「村の概要」
- 清川村「交通アクセス」
- 清川村「教育相談」
- 神奈川県「教育支援センター等一覧」(令和8年4月1日現在)
- 神奈川県 団体シート「星槎教育研究所 厚木相談室」
- 神奈川県 団体シート「plaisir」
- 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール
- トライ式中等部 本厚木キャンパス
- 家庭塾のミライ「コース・料金」
- 神奈川県 団体シート「IDEAコミュニティカレッジ」
- 神奈川県 団体シート「SACHI station」
- 神奈川県「フリースクール等の紹介」(令和8年度・2026年7月2日更新)
- 神奈川県「フリースクール等に通う子どもへの支援(市町村による取組を支援)」(2026年5月20日更新)
- 神奈川県「令和6年度 児童・生徒の問題行動・不登校等調査」(2025年10月29日発表)
- 文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)について」
- 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日・自宅でのICT等を活用した学習活動の出席扱い)
- NIJINアカデミー 公式サイト(累計入学者数・出席認定率・学費・メタバース校舎・教育モデル)
※確認日:2026年9月29日
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年9月29日 / 最終更新:2026年9月29日


