愛川町から通えるフリースクール5選|バスで本厚木・海老名へ。相模原の3か所も比較【2026年版】

愛川町のフリースクール5選(青空と川辺の風景)

「愛川町で、学校のかわりに通える場所はありますか」
愛川町の交通案内は、すべて町の外の駅からバスで来る形で書かれています。神奈川県が紹介しているフリースクール等の一覧にも、愛川町の団体は載っていません。町には、町の相談指導教室「絆」と、各学校の別室で支援する「校内支援センター」があり、2026年2月には「愛川町不登校対策基本方針」も策定されました。この記事では、バスで通える本厚木・海老名・相模原の5か所と、町の窓口でわかっていること・わからないことを、公式の記載だけをもとに整理しました。

この記事でわかること

  • 愛川町から通えるフリースクール5か所の場所・対象・開所日・費用(公式サイトと県の資料で確認できた範囲)
  • バスで本厚木・海老名・相模原に出る場合の通い方
  • 町の相談指導教室「絆」と校内支援センター、教育相談の窓口
  • 2026年2月策定の「愛川町不登校対策基本方針」に書かれていること
  • 補助が確認できなかったことと、費用の抑え方
  • 「通える場所がない」と感じたときに残る選択肢と、自宅から毎日「登校」できるNIJINアカデミーのメタバース校舎の特徴

この記事は、町・県の公式ページと各施設の公式サイト(公式に記載がない場合は神奈川県の団体シート)に書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年9月時点)。

目次

愛川町の今の状況を、数字と場所で確かめる

まず、愛川町という町の形を公式の資料で確かめます。愛川町は「都心から50キロメートル圏内、横浜から30キロメートル圏内」にある町で、首都圏最大級の宮ヶ瀬ダムや、町の中心を流れる中津川がある自然の豊かな町です。人口は38,911人(令和8年9月1日現在)で、町立の学校は小学校6校・中学校3校、児童生徒数は2,381人(令和8年5月1日)です。

町の広報では、外国籍の町民の人口比率が「8.44%で県内で最も高く、ペルー、ベトナム、ブラジルなどを中心に 43 の国や地域の外国籍の皆さんが生活しています」と紹介されていて(2023年時点の記載)、町の教育でも日本語指導教室の充実などが進められています。

交通について、町の交通案内は「小田急小田原線『本厚木』駅下車、バスで約40分」「JR相模線、相模鉄道、小田急小田原線『海老名』駅下車、バスで約50分」「JR相模線『上溝』駅下車、バスで約35分」と、すべて町外の駅からバスで来る形で書かれています。愛川バスセンター周辺からは、本厚木駅方面に5系統、海老名駅方面に3系統、相模原方面に2系統の路線バスが出ていると町は案内しています。

愛川町の不登校の人数は、町の公表資料では確認できませんでした。ただ、町は2026年2月に「愛川町不登校対策基本方針」を策定しています。方針では「不登校対策は第一に未然防止であり」としたうえで、民間施設で学習指導を受けている場合の出欠の扱いについて、国の通知を「参考に」すると書いています。つまり、民間のフリースクールに通うことも、町の方針の中で想定されているということです。

神奈川県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は24,250人(小学校10,192人・中学校14,058人)で、前年度から621人増えています。

学校の外の居場所については、神奈川県が公開している「フリースクール等の紹介」(令和8年度)に、愛川町の団体は掲載されていませんでした。近いところでは、厚木市に1団体、相模原市に3団体、海老名市に3団体が載っています。

愛川町で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、愛川町ならではの事情です。

01

町外へはバスが前提

町の交通案内はすべて町外の駅からのバスの案内です。本厚木駅まではバスで約40分と書かれています。

02

町の教室の情報が少ない

相談指導教室「絆」の開室時間・費用は町のページで確認できず、所在地も資料によって書き方が違います。

03

補助が確認できない

保護者向けのフリースクール利用料の補助は、町の公式サイトで確認できませんでした。

3つとも「電話で確かめれば前に進める」壁です。窓口の番号はこの記事の後半にまとめています。

愛川町から通えるフリースクール5選(比較一覧)

バスで出られる本厚木(厚木市)・海老名市と、相模原市の5か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは神奈川県の団体シートの金額を「県シート」として載せています。

スクール名エリア・最寄り対象開所費用の目安
星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール厚木市中町
本厚木駅 徒歩7分(公式)
小4〜中3月・水・金 10:20〜15:20(県シート)年会費18,000円+週1日 月20,000円〜(県シート)
フリースクール SACHI station海老名市上今泉
最寄りは海老名駅・座間駅
小学生以上平日(県シートは9:00〜15:50)1日3,500円/月9回〜30,000円〜月16回〜40,000円(公式)
フリースクール鈴蘭学園相模原市中央区矢部
JR横浜線 矢部駅 徒歩1分(公式)
小学生〜18歳くらい(公式)月〜金 10:00〜16:00(公式)週1日 月21,000円〜週5日 月33,000円(公式)
フリースクール太陽の学園(太陽の村)相模原市中央区(清新・横山)小学生〜中学生教室により平日 10:00〜14:00(公式)週1コース 月18,000円〜(公式)
TOS高等学院中等部フリースクール相模原市南区相模大野
相模大野駅南口 徒歩2分(公式)
中学生平日 10:00〜18:00(公式)週1回 月18,000円〜週5回 月26,000円(税込・公式)

表の見方のポイントは3つです。1つ目は、愛川町からいちばん出やすいのは本厚木駅(バス約40分・町の案内)で、星槎のチャレンジスクールは駅から徒歩7分だということ。2つ目は、平日毎日通えて費用もおさえめなのが相模原市の鈴蘭学園(週5日で月33,000円)とTOS(週5回で月26,000円)だということ。3つ目は、出席の扱いについて公式に書いている施設が多い(星槎・鈴蘭学園・太陽の学園)ことです。

厚木市・海老名市の施設については、厚木市から通えるフリースクール10選|市が公開した「出席扱いになった13施設」から選ぶ【2026年版】と海老名市から通えるフリースクール5選|市内3か所・座間・泉区【2026年版】でも紹介しています。

鉛筆と鉛筆削り

5か所を1か所ずつ紹介します

1. 星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール(厚木市中町)|出席状況を毎月在籍校へ

本厚木駅の近く(厚木市役所の横)にある、星槎グループのフリースクールです。愛川町からは、バスで本厚木駅まで出て(町の案内では約40分)、そこから歩いて向かえます。星槎国際高校厚木のアクセスページでは「『本厚木駅』下車 徒歩7分」と案内されています。

対象は小学4年生から中学3年生で、1クラスの定員は10名。公式サイトには「チャレンジスクールでの出席状況は毎月末、在籍校へ送っています。」と書かれています。

公式サイトには曜日・時間・費用の記載がありませんでした。神奈川県の団体シートでは、開所は月・水・金の10:20〜15:20(火・金の登校は要相談)、費用は年会費18,000円に加えて、週1日で授業料17,000円+施設費3,000円、週2日で29,000円+6,000円、週3日で31,000円+9,000円(月額)、体験入学は1日3,500円となっています。

  • 所在地:厚木市中町3-16-8/本厚木駅 徒歩7分(県の紹介ページ)
  • TEL:046-296-5788(厚木相談室)
  • 対象:小学4年生〜中学3年生(定員10名)
  • 開所:月・水・金 10:20〜15:20(県シート)
  • 費用:年会費18,000円+月20,000円(週1日)〜40,000円(週3日)(県シート)
  • 出席扱い:出席状況を毎月末に在籍校へ送付(公式)

2. フリースクール SACHI station(海老名市上今泉)|平日毎日、使った分だけの料金

海老名市上今泉にある、平日毎日開いているフリースクールです。愛川町からは、バスで海老名駅まで出て(町の案内では約50分)向かう形になります。

公式サイトによると、開所は「基本、平日毎日 9時から15時50分」で、対象は小学生以上です(県の団体シートでは小・中学生)。最寄駅として海老名駅と座間駅の名前が挙がっていますが、徒歩の分数は確認できませんでした。

料金は公式サイトの料金ページに細かく書かれています。1日利用3,500円、半日(食事あり)2,500円、半日(食事なし)1,500円。月の利用回数が多い場合は月9回〜30,000円、月12回〜35,000円、月16回〜40,000円で、「利用した分だけのご請求です」「食事代が含まれております」とあります。ほかに入会金10,000円(1人)と年会費5,000円(1家庭)がかかります(税込・税別の表記なし)。

県の団体シートでは「週2回コース30,000円、週3回35,000円、週4回以上40,000円」と書かれていて、公式の回数制の料金表と区分が違います。この記事では公式の料金を採用しました。出席扱いについての記載は、公式サイトにありませんでした。

  • 所在地:海老名市上今泉2-3-19/最寄りは海老名駅・座間駅(徒歩分数の記載なし)
  • TEL:070-8955-1305
  • 対象:小学生以上(公式)
  • 開所:平日 9:00〜15:50(公式)
  • 費用:1日3,500円/月9回〜30,000円・月12回〜35,000円・月16回〜40,000円(食事代込み)+入会金10,000円・年会費5,000円(公式)
  • 出席扱い:公式サイトに記載なし

3. フリースクール鈴蘭学園(相模原市中央区矢部)|駅から1分、平日毎日で月33,000円

相模原市中央区にある、NPO法人のフリースクールです。公式サイトでは「JR横浜線矢部駅下車 徒歩1分」と案内されています。愛川町からは、バスで相模原方面に出て、JR相模線・横浜線を使う経路になります。

対象は小学生・中学生から18歳くらいまで。昼間のフリースクールは月〜金(祝祭日休園)の10:00〜16:00で、夕方のフリースクール(16:00〜18:00頃)もあります。

公式の料金表(2026年4月から)では、入会金10,000円、施設維持費 年10,000円、通園は週1日 月21,000円、週2日 24,000円、週3日 27,000円、週4日 30,000円、週5日 33,000円です(税込・税別の表記なし)。月2回までの訪問(月19,000円)もあります。週5日通っても月33,000円というのは、平日毎日通える施設としてはおさえた金額です。

出席については、公式サイトに「在籍校の校長の判断により出席扱いとなります。」と書かれています。なお、同じ法人が放課後等デイサービスも運営していますが、フリースクールとは別の事業です。

  • 所在地:相模原市中央区矢部3-1-8/JR横浜線 矢部駅 徒歩1分(公式)
  • TEL:080-6577-1545(10:00〜17:00、土日祝除く)
  • 対象:小学生・中学生から18歳くらいまで(公式)
  • 開所:月〜金 10:00〜16:00(公式)
  • 費用:週1日 月21,000円〜週5日 月33,000円+入会金10,000円・施設維持費 年10,000円(公式)
  • 出席扱い:「在籍校の校長の判断により出席扱いとなります。」(公式)

4. フリースクール太陽の学園(相模原市中央区)|出席への振替率100%と公式に明記

NPO法人太陽の村が、相模原市中央区の2か所(清新・横山)で開いているフリースクールです。最寄駅と徒歩の分数は公式サイトで確認できませんでした。

対象は小学生〜中学生。公式サイトでは、清新が火曜常時・水金は予約制、横山教室が月〜金で、どちらも10:00〜14:00です。費用は週1コース 月18,000円、週2〜3コース 月23,000円〜28,000円、事務手数料2,000円・入学金12,000円・施設維持費 年12,000円、食材費は別途です(税込・税別は今回確定できませんでした)。

公式サイトには「出席を学校の出席に振替可能」「振替率 100%」と書かれています(担任を通じた学校長の許可が必要)。県の団体シートでは所在地・料金・時間の書き方が公式と違うので、この記事では公式の情報を採用しました。同じ法人が放課後等デイサービスも運営していますが、フリースクールとは別の事業です。

  • 所在地:相模原市中央区清新6-7-3/横山3-31-4-202(公式)
  • TEL:042-707-0160
  • 対象:小学生〜中学生
  • 開所:教室により平日 10:00〜14:00(公式)
  • 費用:週1コース 月18,000円・週2〜3コース 月23,000円〜28,000円+入学金12,000円ほか(公式)
  • 出席扱い:「振替率 100%」(公式)

5. TOS高等学院中等部フリースクール(相模原市南区相模大野)|駅から2分、週5回で月26,000円

相模原市南区の相模大野駅の近くにある、中学生向けのフリースクールです。公式サイトでは「相模大野駅南口より徒歩2分」と案内されています。愛川町からは、バスで本厚木駅に出て、小田急線で相模大野駅へ向かう経路が考えられます。

対象は中学生(県の団体シートでは、小学生・高校生は応相談)。公式サイトでは平日10:00〜18:00に開いていて、費用は税込で、初期費用15,000円(初月のみ)、週1回 月18,000円、週2回 20,000円、週3回 22,000円、週4回 24,000円、週5回 26,000円です。週5回通っても月26,000円で、今回の5か所の中で毎日通う場合の費用がいちばん低い施設です。

県の団体シートでは「週1回14,850円〜週5回25,850円(税込)」と公式と違う金額になっているので、この記事では公式の金額を採用しました。出席扱いについての記載はありませんでした。

  • 所在地:相模原市南区相模大野8-2-6 第一島ビル4F/相模大野駅南口 徒歩2分(公式)
  • TEL:0120-30-5897
  • 対象:中学生
  • 開所:平日 10:00〜18:00(公式)
  • 費用:週1回 月18,000円〜週5回 月26,000円+初期費用15,000円(税込・公式)
  • 出席扱い:記載なし

愛川町から通う場合の費用相場と、補助の有無

5か所の費用を、同じ条件で並べ直してみます。ここでは「週2回通う」場合と「平日毎日通う」場合の月額で比べました。

スクール週2回の月額平日毎日の月額最初にかかるお金
星槎 チャレンジスクール月35,000円(授業料29,000円+施設費6,000円・県シート)開所は月・水・金(週3日 月40,000円)年会費18,000円(県シート)
SACHI station1日3,500円×回数(公式)月16回〜40,000円(公式)入会金10,000円・年会費5,000円
鈴蘭学園月24,000円(公式)週5日 月33,000円(公式)入会金10,000円・施設維持費 年10,000円
太陽の学園月23,000円〜(公式)確認できず事務手数料2,000円・入学金12,000円ほか
TOS高等学院中等部月20,000円(税込・公式)週5回 月26,000円(税込・公式)初期費用15,000円(税込)

こうして並べると、週2回で月2万〜3万円台が中心で、平日毎日なら月26,000円(TOS)〜40,000円が目安です。相模原市の施設は、平日毎日通っても費用がおさえめな一方、愛川町から通うにはバスと電車を乗り継ぐ交通費と時間がかかります。

補助について。愛川町の公式サイトで、保護者向けのフリースクール利用料や交通費の補助を探しましたが、確認できませんでした。神奈川県は、フリースクール等に通う子どもの保護者を支援する市町村に補助する事業を行っていますが、県のページで実施市町として挙がっているのは相模原市・鎌倉市・海老名市・藤沢市・葉山町・二宮町の6市町で、愛川町は含まれていません。相模原市の補助は相模原市民向けの制度なので、相模原市の施設に通っても愛川町民が使えるとは考えにくいです。

費用をできるだけ抑えたいときは、①町の相談指導教室「絆」(費用は電話で確認)→②1日ごとに払えるSACHI stationや、週1回から通えるTOS・太陽の学園で様子を見る→③必要に応じて通う日数を増やす、という順番で考えると無理がありません。

本と観葉植物が並ぶ読書コーナー

その前に確認したい、愛川町の公的な窓口

民間のフリースクールを探す前に(あるいは同時に)、町の窓口も確認しておきましょう。愛川町には、町の相談指導教室「絆」、各学校の校内支援センター、そして教育開発センターの教育相談があります。

愛川町相談指導教室「絆」(通う場所)

町の公式ページ(「愛川町相談指導教室【学校以外での学びの場】」)では、絆について「心理的、情緒的な要因など、様々な要因で学校に登校することが困難な児童・生徒に対し、社会的自立を目指して相談・指導(学習指導を含む)を行います」と説明されています。町の不登校対策基本方針では、活動として「教科学習やスポーツ、農作業、人間関係作り等の工夫を凝らしたプログラムによる体験授業」が挙げられています。

  • 申込:「見学・入室を希望される方は、担任の先生または、各学校の教育相談の先生へご相談ください」
  • 電話:046-286-4588(直通)/046-285-2111(内線3619)
  • 所在地:町のページの問い合わせ先は愛川町角田251-1(役場・教育開発センター)。町の不登校支援リーフレット(2024年10月掲載)では「旧桜台南公民館」とされていて、今の場所は確認が必要です
  • 開室曜日・時間:町のページでは確認できませんでした
  • 費用:町のページに記載がなく、確認できませんでした
  • 出席の扱い:絆についての記載は確認できませんでした

校内支援センター(学校の中の居場所)

町のリーフレットでは、校内支援センターは「自分に合ったペースで学習が行えるよう、各学校の別室で支援を行」う場所とされています。不登校対策基本方針では、「教室に入ることができない児童生徒に、校内の別室等を活用した居場所をつくることで、すべての児童生徒が学びたいと思った時に学べる環境」を整え、支援員が個別の相談支援や学習の補填を行うと書かれています。「教室は無理だけど学校なら」という段階なら、まず在籍校に聞いてみてください。

教育相談(相談の入り口)

町の「学校が苦手な小中学生児童生徒・保護者の方へ」のページでは、教育開発センター(046-206-1061・平日9:00〜16:00)が「小・中学生の不登校に関する相談全般」を受けると案内されています。絆の今の場所・開室時間・費用・出席の扱いも、この電話で確認できます。

このほか、町は令和6年度の協働事業として、不登校の子どもに学校外の学びの場を提供する「寺子屋くすくすの木」(春日台センター・中津小学校)にも取り組んでいます。今の実施状況は町に確認してください。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「毎日バスで町の外まで通うのは難しい」「乗り継ぎがまだ不安」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
愛川町の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
愛川町内に場所がある×
県の一覧に
町内は0件
○
相談指導教室
「絆」
○
自宅から
送迎・移動がいらない×
町外へ
バスが前提
△
町内だが
移動は必要
○
移動なし
平日毎日通える△
5か所中4か所が
平日5日
△
開室時間は
確認できず
○
時間割が公開
費用が事前にわかる○
多くの施設が
公式に料金を公開
×
費用の記載なし
○
料金表が公開
対面で人と直接会える○
同じ部屋で
過ごせる
○
職員・仲間と
過ごせる
×
画面越し
(対面はない)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと神奈川県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。

表のとおり、バス移動が前提の愛川町では、オンラインの「移動がいらない」という強みが大きくなります。一方で、同じ部屋で人と直接会うことはできません。どれか1つが正解というより、お子さんの今の状態に合わせて組み合わせるものだと考えてください。

オンラインが向いているとき

愛川町から民間の施設に通うには、毎回バスで40分以上かけて町外の駅に出る必要があります。「まず生活のリズムを戻したい」「長い通学がまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の仕事の都合に左右されずに続けられます。人が多い場所が苦手な子にとっても、最初の一歩としてハードルが低いことがあります。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。愛川町の場合は、町内に相談指導教室「絆」と各学校の校内支援センターがあるので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは町内の対面の場所へ」という組み合わせがしやすい地域でもあります。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、神奈川県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|愛川町の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、神奈川県内では座間市(グランワルツ相武台校)・横浜市(横浜反町校など)・川崎市(武蔵新城校)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額はTOS(週5回で月26,000円・税込)と同じくらいで、交通費はかからない一方、対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、町の絆や校内支援センターと組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

外国につながる子どもが多い愛川町では、いろいろな背景の仲間と出会えることも大切です。42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎は、町の外の世界と毎日つながれる場所として、ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。

バスに乗れない日も、
自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。愛川町から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【愛川町から通う場合に特に大事】バスと電車での行き方と、かかる時間。愛川バスセンター周辺から本厚木駅・海老名駅・相模原方面へのバスの系統と本数、駅から施設までの道のり。片道1時間を超えることもあるので、実際に通う時間帯に一度行ってみると安心です
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。愛川町立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。見学は1か所で決めず、できれば本厚木の星槎と、相模原の1か所など、行き方の違う2か所を比べてみてください。

光の入る窓辺のベンチ

よくある質問

愛川町内にフリースクールはありますか。

神奈川県の「フリースクール等の紹介」(令和8年度)には、愛川町の団体は掲載されていませんでした。町内にあるのは、町の相談指導教室「絆」と、各学校の校内支援センターです。民間の施設は、バスで出られる厚木市・海老名市・相模原市にあります。

愛川町の相談指導教室「絆」はどこにありますか。無料ですか。

町のページの問い合わせ先は愛川町角田251-1(役場・教育開発センター)ですが、町の不登校支援リーフレット(2024年)では「旧桜台南公民館」とされていて、今の場所は確認が必要です。開室時間と費用は町のページで確認できませんでした。この記事では推測で「無料」とは書いていません。電話は046-286-4588です。

絆に通うには、どうすればいいですか。

町の公式ページでは「見学・入室を希望される方は、担任の先生または、各学校の教育相談の先生へご相談ください」とされています。学校に言いにくい場合は、教育開発センター(046-206-1061・平日9〜16時)で不登校の相談を受け付けています。

愛川町の不登校の人数はどれくらいですか。

愛川町の人数は、町の公表資料では確認できませんでした。神奈川県全体では、令和6年度の公立小・中学校の不登校は24,250人(前年度23,629人)です。町は2026年2月に「愛川町不登校対策基本方針」を策定しています。

愛川町にフリースクールの利用料の補助はありますか。

愛川町の公式サイトでは、保護者向けのフリースクール利用料や交通費の補助は確認できませんでした。神奈川県が支援している市町村の補助事業の実施市町(相模原市・鎌倉市・海老名市・藤沢市・葉山町・二宮町)にも、愛川町は含まれていません。

フリースクールに通うと、学校の出席扱いになりますか。

出席扱いにするかどうかは、在籍している学校の校長が判断します。町の不登校対策基本方針でも、民間施設での学習について国の出欠の取扱いの通知を参考にするとしています。今回紹介した施設では、星槎(出席状況を毎月在籍校へ送付)、鈴蘭学園(校長の判断により出席扱い)、太陽の学園(振替率100%)が公式に記載しています。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

愛川町からいちばん行きやすい施設はどこですか。

町の交通案内では、本厚木駅までバスで約40分です。本厚木駅から徒歩7分の星槎教育研究所 厚木相談室 チャレンジスクール(小4〜中3・月水金)が、乗り換えが少なく行きやすい施設です。

平日毎日通えて、費用をおさえられる場所はありますか。

公式の料金で比べると、相模原市のTOS高等学院中等部フリースクール(中学生・週5回で月26,000円・税込)と、鈴蘭学園(小学生〜18歳くらい・週5日で月33,000円)が、平日毎日通っても費用をおさえられる施設です。どちらも愛川町からはバスと電車の乗り継ぎが必要です。

まとめ

愛川町でフリースクールを探すときに押さえておきたいことを、もう一度まとめます。

  • 町の交通案内はすべて町外の駅からのバスの案内。県の一覧に町内の団体は0件
  • バスで出られる本厚木(星槎)・海老名(SACHI station)と、平日毎日通っても費用をおさえられる相模原(鈴蘭学園・太陽の学園・TOS)に選択肢がある
  • 町には相談指導教室「絆」と各学校の校内支援センターがある。絆の場所・開室時間・費用は公式ページで確認できなかった
  • 2026年2月の不登校対策基本方針で、民間施設での学習の出欠の扱いにも触れている
  • 保護者向けの利用料補助は確認できなかった

最初の一歩としては、①教育開発センター(046-206-1061)に電話して、絆の今の場所・開室時間・費用・出席の扱いを聞く、②本厚木の星槎か相模原の施設に、見学・体験の相談をする、の2つを同じ週に進めるのがおすすめです。町の窓口と民間の施設を並べて比べられるので、お子さんに合う場所を選びやすくなります。焦らず、お子さんのペースで進めていきましょう。

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この記事の内容を確かめるための一次資料

※確認日:2026年9月29日

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年9月29日 / 最終更新:2026年9月29日

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