西伊豆町から通えるフリースクール5選|田子の教育支援センターと沼津・伊豆の国の学び場を比較【2026年版】

西伊豆町のフリースクール5選(青空と海辺の風景)

「西伊豆町で、学校のかわりに通える場所はありますか」
静岡県賀茂郡の西伊豆町は、堂ヶ島と「水平線に沈む美しい夕陽」で知られる、伊豆半島の西海岸の町です。町には鉄道がなく、修善寺駅・三島駅・沼津方面とは東海バスで結ばれています。町には、田子公民館内に教育支援センター(適応指導教室)の田子出張所があります。一方で、静岡県が公表している「フリースクール等民間施設情報」(令和8年6月29日現在)には、賀茂郡・伊豆市の施設が1つも載っていません。この記事では、西伊豆町から通える5か所と、町の窓口でわかっていること・わからないことを、公式の記載だけをもとに整理しました。

この記事でわかること

  • 西伊豆町から通えるフリースクール・学び場5か所の場所・対象・費用(公式サイト・公的な資料・報道で確認できた範囲)
  • 東海バスで沼津・三島方面、修善寺方面、下田方面に出る場合の考え方
  • 町の教育支援センター(田子出張所)と教育相談
  • 静岡県の補助制度(運営団体向け)と、保護者向けの補助が確認できなかったこと
  • 「通える場所がない」と感じたときに残る選択肢と、自宅から毎日「登校」できるNIJINアカデミーのメタバース校舎の特徴

この記事は、西伊豆町・静岡県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。下田市の「よろづ処まごのて」は公式サイトが見当たらないため、報道(伊豆下田経済新聞)の内容をそのように明記して紹介しています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年9月時点)。

目次

西伊豆町の今の状況を、数字と場所で確かめる

まず、西伊豆町という町の形を公式の資料で確かめておきます。町の概要ページによると、西伊豆町は「北は伊豆市、南は松崎町、東は河津町に接し」、面積は105.41平方キロです。「西側は駿河湾に、東側は急峻な山並みの天城山系が連なり」、町は「水平線に沈む美しい夕陽はまちの誇り」と紹介しています。町の人口は令和8年9月1日現在6,235人、世帯数は3,390世帯です。

町の総合計画には、「町内に鉄道がなく、道路は国道136号が、北は三島・伊豆市方面へ、南は松崎町へ」と書かれています。町の案内では、修善寺駅から東海バスで約1時間15分、三島・沼津から特急バスで約2時間です。堂ヶ島の天窓洞は、洞窟の天井が丸く抜け落ちて「天窓」になっている名所です。

町立の学校は、小学校2校(仁科小・賀茂小)と中学校1校(西伊豆中)です。西伊豆中学校は令和3年に賀茂中学校と統合して宇久須で始まり、今は松崎町と中学校の統合を協議していて、新しい統合中学校の稼働は令和12年の予定とされています。町の不登校の人数は、公式資料では確認できませんでした。

全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。西伊豆町のように学校の数が少ない地域では、同じ学年に同じ立場の子が見つかりにくく、「うちだけかもしれない」と感じやすいかもしれません。でも、全国では30万人を超える子が学校以外の過ごし方を選んでいます。

西伊豆町で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、西伊豆町ならではの事情です。

01

町内に鉄道がなく、どこへも遠い

町の外の学び場へは、東海バスで修善寺駅(約1時間15分)や沼津・三島(約2時間)まで出る必要があります。

02

県の一覧に近くの施設がない

静岡県の民間施設情報には、賀茂郡・伊豆市の施設が載っていません。近くの民間の場は、公式サイトや報道で一つずつ確かめる必要があります。

03

補助が確認できない

保護者向けのフリースクール利用料の補助は、町の補助金一覧にも静岡県の公式ページにも見当たりませんでした。

3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。

西伊豆町から通えるフリースクール5選(比較一覧)

沼津市の1か所、伊豆の国市の2か所、下田市の2か所です。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは静岡県の資料や報道の金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。

施設名(場所)対象開所日費用の目安最寄駅・アクセス(公式)
静岡アカデミー高等学院
(静岡県沼津市上土町)
小4〜高3記載なし入学金5,000円、月額10,000円(県資料)記載なし
MOAスクール大仁校
(静岡県伊豆の国市浮橋)
小1〜中3(高校生以上は要相談)記載なし月額14,000円〜(週1回・給食付き)熱海駅から車で約30分
オルタナティブスクール あおぞら学校
(静岡県伊豆の国市天野)
4歳〜18歳記載なしビジター 週1 月12,000円〜(県資料)記載なし
よろづ処まごのて
(下田市)
賀茂地域の小学生〜高校生(報道)火・水・金 9:00〜12:00(報道)月16,500円〜、1日4,000円(報道)—
加藤塾 不登校支援
(下田市吉佐美)
小学生〜高校生昼間も対応(曜日は要相談)80分 3,000円記載なし

一覧にすると、「方向」「費用」「通い方」で5か所の性格がかなり違うことがわかります。費用をおさえたいなら沼津市の静岡アカデミー高等学院(月1万円)、学校型の場所なら伊豆の国市のMOAスクールとあおぞら学校、南の下田方面なら「よろづ処まごのて」と加藤塾の不登校支援が候補になります。

西伊豆町からは、東海バスで修善寺駅(約1時間15分)、特急バスで三島・沼津(約2時間)に出られます。南は松崎町を経て下田方面にもバスでつながっています。所要時間や本数は、実際に通う時間帯の時刻表で確かめてください。

白い壁と小さな鉢植え

5か所を1か所ずつ紹介します

ここからは、5か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。

1. 静岡アカデミー高等学院(静岡県沼津市上土町)|東海バスの特急・快速で沼津方面へ。月1万円から

沼津市上土町6 第一ビル2Fにある学び場で、静岡県の「フリースクール等民間施設情報」(令和8年6月29日現在)に載っています。県の資料では、通信制高校のサポート校として、小中学生のフリースクールも行っていると紹介されています。

  • 対象:小学4年生から高校3年生まで
  • 費用(静岡県の資料・税表記なし):入学金5,000円、授業料 月額10,000円
  • 電話:055-954-5188

入学金5,000円・月1万円と、費用の負担が小さいのが特徴です。伊豆半島の西側からは、東海バスの特急・快速バスで沼津・三島方面に出る形になります。開所日と出席扱いは県の資料に書かれていないので、電話で確認してください。

2. MOAスクール大仁校(静岡県伊豆の国市浮橋)|修善寺方面へ出れば近づく、森の中のフリースクール

伊豆の国市浮橋1601-1にあるフリースクールで、静岡県の「フリースクール等民間施設情報」(令和8年6月29日現在)に載っています。県の資料には「熱海駅から車で約30分、伊豆の国市の自然豊かな森の中にあるフリースクールです。2005年の開校から20年間に130名ほどの児童生徒の自立を支援してきました。」と紹介されています。

  • 対象:小学1年生から中学3年生まで(高校生以上は要相談)
  • 費用(静岡県の資料・税表記なし):入会金なし、月額14,000円(給食付きで週1回受講の場合)
  • 電話:090-8209-5144

入会金がなく、週1回・給食付きで月14,000円から通えます。伊豆半島の南部からは距離があるので、通い方(送迎の有無など)を問い合わせで確認してください。出席扱いについては記載がありませんでした。

3. オルタナティブスクール あおぞら学校(静岡県伊豆の国市天野)|「個性を生きる」を理念にした、4歳から通える学校

伊豆の国市天野304-5にあるオルタナティブスクールで、静岡県の資料に載っています。県の資料には「当校は「個性を生きる」を理念とし、2019年4月に開校した新しいタイプの学校です。」と紹介されています。

  • 対象:4歳〜18歳まで
  • 費用(静岡県の資料・税表記なし):正規生徒 入学金30,000円・学費 月30,000円(兄弟姉妹2人目からは月1万円)。ビジター生徒 入学金30,000円・週1コース 月12,000円/週2コース 月18,000円/週3コース 月24,000円
  • 電話:080-5455-5829

ビジター(週1〜3日)から通えるので、在籍校に籍を置いたまま、週に何日かだけ通う形も考えられます。伊豆半島の南部からは距離があるので、通い方を問い合わせで確認してください。出席扱いについては記載がありませんでした。

4. よろづ処まごのて(下田市)|南へ下田まで。賀茂地域の子を受け入れると報じられた学び場

下田市の旧岡方村で2024年4月に開いたと報じられた「自律型フリースクール」です。公式サイトは見当たらず、情報の発信はSNSが中心のため、以下は伊豆下田経済新聞(2024年5月9日)の記事に書かれている内容です。

  • 対象:「賀茂地域に在住する全ての小学生~高校生」
  • 開校:火曜・水曜・金曜の9時〜12時
  • 過ごし方:自分の決めた教科を学習する「自学」と、自分の「好き」や興味を突き詰める「自活」を、1日3コマの中で自由に組み合わせる
  • 費用(報道・税表記なし):月16,500円〜。単発で1日4,000円の受け入れプランもあり

賀茂地域の子を広く受け入れると報じられた、地元の数少ない学び場です。ただし報道から2年以上たっているので、今も同じ形で開いているか、料金が変わっていないかを必ず確認してください。

5. 加藤塾の不登校支援(下田市吉佐美)|昼間の時間に、1回80分から学べる

下田市吉佐美1556の学習塾です。公式サイトには「加藤塾では不登校支援も行なっております。小学生から高校生まで。昼間の時間でも対応できます。」と書かれています。フリースクールではなく、学習塾の中の支援です。

  • 対象:小学生から高校生までの不登校の子
  • 費用(公式パンフレット・税表記なし):基本 勉強時間80分 3,000円。「勉強以外のことでもOK」
  • 電話:0558-23-5967/0558-23-1451

1回単位で、昼間に大人と1対1に近い形で過ごせるのが強みです。曜日と出席扱いについては公式に記載がないので、問い合わせで確認してください。

西伊豆町から通う場合の費用相場と、補助の有無

5か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。

施設名入会金月額の目安出典
静岡アカデミー高等学院5,000円授業料 月額10,000円静岡県資料(税表記なし)
MOAスクール大仁校なし14,000円(週1回・給食付き)静岡県資料(税表記なし)
あおぞら学校30,000円正規 月30,000円/ビジター 週1 12,000円〜週3 24,000円静岡県資料(税表記なし)
よろづ処まごのて—月16,500円〜、単発1日4,000円報道(2024年5月・税表記なし)
加藤塾 不登校支援記載なし80分 3,000円公式(税表記なし)

金額がわかるものに限ると、5か所の費用は1回3,000円〜月3万円ほどです。西伊豆町の場合は、施設の費用よりもバス代と移動時間のほうが大きな負担になることもあります。通う回数を無理のない範囲にして、ほかの日は町の教室やオンラインで過ごす、という組み合わせも考えてください。

補助については、西伊豆町の公式サイトではフリースクールの利用料の補助を確認できませんでした。静岡県には、フリースクールを運営する団体向けの助成制度(補助対象経費の2分の1以内、1運営主体あたり年100万円が上限)がありますが、保護者への利用料の補助は県の公式ページには書かれていません。

費用をおさえる方法としては、①町の教育支援センター(田子出張所)を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

水彩絵の具と白い画用紙

その前に確認したい、西伊豆町の公的な窓口

民間の場所を探す前に、町の窓口も知っておくと選択肢が広がります。

教育支援センター 田子出張所(通う場所)

静岡県教育委員会の「不登校児童生徒への支援ガイド」(令和7年度版)では、西伊豆町の教育支援センターは「教育支援センター 田子出張所」(電話0558-56-0212)です。町の教育委員会の会議録(令和7年6月)には、「田子公民館内に開設している適応指導教室(教育支援センター)では、学校とも連携を図りつつ、学校とは違ったアプローチもしながら支援を行い、よりきめ細やかな対応を心がけた」と書かれています。

開室日や時間、対象学年、申し込み方法、費用は、県の資料にも町の公式サイトにも載っていませんでした。まずは学校教育係(0558-56-0212)か在籍校に、見学や相談ができるか聞いてみてください。同じ会議録には、令和6年度に「静岡バーチャルスクール」の試験運用があり、1人の生徒が参加したという報告も載っています。

教育相談(相談の入り口)

支援ガイドでは、西伊豆町の教育相談の電話は0558-56-0212(学校教育係、対象は小・中学生)です。高校生の発達などの相談は健康福祉課福祉係(0558-52-1961)が窓口とされています。学校の中の居場所(校内教育支援センター)については、公式の資料では確認できませんでした。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

ここまで読んで、「バスで1時間以上かけて毎日通うのは難しい」と感じた方もいると思います。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
西伊豆町の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
町内に場所がある×
町内は
確認できず
○
田子公民館内の
教育支援センター
○
自宅から
送迎・移動がいらない×
バスで
1時間以上
△
町内だが
移動は必要
○
移動なし
平日毎日通える△
施設によって
週1〜
△
公式に
記載なし
○
時間割が公開
費用が事前にわかる△
報道の情報
のみの場所も
△
公式に
記載なし
○
公式に金額を公開
同じ部屋で人と会える○
スタッフ・
仲間と対面
○
先生・
仲間と対面
×
画面越し

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと静岡県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。

オンラインが向いているとき

西伊豆町から民間の施設に通うには、東海バスで1時間以上かけて修善寺・沼津・下田方面に出ることになります。「まず生活のリズムを戻したい」「長い移動がまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や交通の状況に左右されずに続けられます。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。西伊豆町の場合は、町に教育支援センター(田子出張所)があり、町ではバーチャルスクールの試験運用も行われたので、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に何日かは町の教室へ」という組み合わせも考えられます。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、静岡県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|西伊豆町の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、静岡県内では掛川市(NIJINアカデミー静岡掛川校・毎週火曜)に教室があります。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額は静岡アカデミー高等学院(月10,000円)より高い一方、バス代と移動時間はかからず、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、町の教育支援センターや町の外の学び場と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

夕陽の町・西伊豆町では、同じ年ごろの仲間と出会える場所まで、どうしても長い移動が必要です。42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、移動時間ゼロで毎日いろいろな人とつながれます。ほかの5か所とは違う役割を持つ選択肢です。

バスで1時間かけなくても、自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。西伊豆町から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【西伊豆町ならでは】移動時間と、町の教室との組み合わせ。バスでの片道の時間と1か月の交通費、町の教育支援センターと併用できるかを、電話や見学で確かめる
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。西伊豆町立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。町の外の施設を見学するときは、実際に通う曜日と時間帯で行ってみると、移動の負担がわかります。

観葉植物と風景画のある明るい机

よくある質問

西伊豆町にフリースクールはありますか。

静岡県の「フリースクール等民間施設情報」(令和8年6月29日現在)に西伊豆町の施設は載っておらず、町内で民間のフリースクールも確認できませんでした。町には公的な教育支援センター(田子出張所)があります。

西伊豆町の教育支援センターはどこにありますか。

町の教育委員会の会議録によると、田子公民館内です。静岡県の支援ガイドでは「教育支援センター 田子出張所」、電話は0558-56-0212です。開室日や対象は公式に書かれていないので、電話で確認してください。

相談だけしたいときは、どこに連絡すればいいですか。

西伊豆町教育委員会の学校教育係(0558-56-0212)に相談できます。高校生の発達などの相談は健康福祉課福祉係(0558-52-1961)が窓口です。

西伊豆町や静岡県に、フリースクールの費用の補助はありますか。

町の補助金一覧に、フリースクール関連の補助は見当たりませんでした。静岡県の制度は、フリースクールを運営する団体向けの助成(補助対象経費の2分の1以内、年100万円が上限)です。

西伊豆中学校が統合されると聞きました。

西伊豆町と松崎町は中学校の統合を協議していて、町の資料では新しい統合中学校の稼働は令和12年の予定です。設置場所は令和8年7月の時点で協議中です。

費用をいちばんおさえられるのはどこですか。

沼津市の静岡アカデミー高等学院は入学金5,000円・月額10,000円(静岡県の資料)です。加藤塾の不登校支援は80分3,000円、MOAスクール大仁校は週1回・給食付きで月14,000円です。

小学校低学年でも通える場所はありますか。

あおぞら学校(4歳〜18歳)、MOAスクール大仁校(小1〜中3)、加藤塾(小学生〜高校生)が小学生を受け入れています。静岡アカデミー高等学院は小学4年生からです。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

まとめ

西伊豆町には、静岡県の一覧に載っている民間の施設はありませんが、田子公民館内に教育支援センター(田子出張所)があります。東海バスで沼津・修善寺・下田方面に出れば、民間の学び場もあります。

  • まず相談したいとき:学校教育係(0558-56-0212)
  • 町内で通える場所を探すとき:教育支援センター 田子出張所(田子公民館内)
  • 費用をおさえたいとき:静岡アカデミー高等学院(沼津市・月10,000円)
  • 学校型の場所を探すとき:MOAスクール大仁校、あおぞら学校(伊豆の国市)
  • 移動がまだ難しいとき:自宅から「登校」できるオンラインのフリースクール

西伊豆町ではフリースクールの利用料の補助が公式に確認できないので、費用は家庭の負担になる前提で考えておく必要があります。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、町の中にも、町の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

スケッチと筆が置かれた木の机

この記事の内容を確かめるための一次資料

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年9月29日 / 最終更新:2026年9月29日

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