- COCOLOプランの正式名称と、まとめられた時期
- 3つの重点方針が、それぞれ何を意味するか
- 「学びの多様化学校300校」という目標の中身
- 校内教育支援センターの整備が、学校の日常をどう変えるか
COCOLOプランとは
COCOLOプランは、令和5年(2023年)3月に文部科学省がまとめた不登校対策のパッケージです。法律ではなく、国の政策プランにあたります。
背景として資料に挙げられているのは、小中高の不登校児童生徒が急増して約30万人になったこと、そして90日以上欠席していながら、学校内外で相談・指導等を受けていない小中学生が4.6万人いたことです。「支援につながっていない子がこれだけいる」という認識が出発点になっています。
3つの重点方針
| 方針 | 意味していること |
|---|---|
| 1. 学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える | 学校に戻ることを前提にせず、学校以外も含めて選べる場を増やす。学びの多様化学校と校内教育支援センターが柱 |
| 2. 心の小さなSOSを見逃さず、「チーム学校」で支援する | 担任ひとりで抱えず、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーを含めた体制で早く気づく |
| 3. 学校の風土の「見える化」を通して、みんなが安心して学べる場所にする | 不登校になってから対応するのではなく、学校そのものを居心地のよい場に変える |
保護者に直接関係する2つの施策
学びの多様化学校を全国300校へ
COCOLOプランは、学びの多様化学校(旧・不登校特例校)を分教室型も含めて全国300校を目指すとしています。学びの多様化学校は、授業時数や内容を通常の学習指導要領によらずに組める学校で、在籍したまま自分のペースで学べます。
ただし、目標の300校に対して現状はまだ大きく下回っています。お住まいの地域にあるかどうかは、学びの多様化学校の一覧で確認してください。
校内教育支援センターを学校の中に置く
プランの文言はこうです。
「自分のクラスに入りづらい児童生徒が、落ち着いた空間の中で自分に合ったペースで学習・生活できる環境を学校内に設置します。」
これが、いま各地の学校で「スペシャルサポートルーム」などの名前で増えている部屋の根拠です。従来は保健室や空き教室を場当たり的に使っていたものが、制度として位置づけられました。くわしくは校内教育支援センターのページにまとめています。
COCOLOプランのあとに起きたこと
プランのあと、文部科学省は令和5年11月17日に「不登校の児童生徒等への支援の充実について(通知)」を出し、校内教育支援センターを設置できていない自治体に対して設置や教職員研修を求めています。校内教育支援センターは、令和6年7月時点で全国の公立小中学校の46.1%にあたる12,712校に設置されています。
一方で、不登校児童生徒数は令和6年度調査で353,970人と、プラン策定時よりさらに増えています。学校内外で相談・指導等を受けていない児童生徒は135,724人(38.3%)でした。
よくある質問
NIJINアカデミーは、自宅から参加できるオルタナティブスクールです。朝の会から授業まで全国の子どもたちと一緒に過ごせて、在籍校への出席の相談にも対応しています。まずは様子を見てみたい、という段階からご相談いただけます。
