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ゲームが好きな子は「作る側」に回れる|小中学生が作品を発表するまでの道のり

2026 11/02
ゲーム・スマホ 好きを力に変える方法 学びの選択肢 放課後の居場所
2026年9月16日2026年11月2日
ゲームが好きな子は「作る側」に回れる|作品を発表するまでの道のり
ゲームの時間を減らしてほしい。そう思いながらも、取り上げるだけでは何も変わらないと感じている保護者に向けた記事です。遊ぶ側から作る側に回るのに、特別な才能も高価な機材も要りません。ゲーム産業の規模、無料で始められるツールの公式条件、小中学生が実際に応募できるコンテスト、そして最初の1作を完成させるまでの順番を、一次資料にあたってまとめました。
この記事でわかること
  • ゲーム産業はいまどれくらいの規模なのか(CESAの公表値)
  • 「作る側」に回った子に何が起きるか
  • 無料で使えるゲーム制作ツール5つと、公式が定める年齢・利用条件
  • 小中学生が応募できるコンテスト(2026年時点で確認できたもの)
  • 最初の1作を完成させるまでの5ステップ
  • 途中で止まる子に、家庭ができること
  • 「ゲームクリエイターになりたい」は、学年が上がるとどう変わるか
編集部より

コンテストの情報は2026年9月17日時点で各主催者の公式サイト・プレスリリースを確認したものです。応募要項は年度ごとに変わるため、参加を検討するときは必ず最新の公式情報をご確認ください。公式サイトで確認できなかった項目は、その旨を明記しています。

目次

まず、産業としての大きさを知っておく

「ゲームなんかで」と思われるかもしれませんが、数字を見ると印象が変わります。一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の「ゲーム産業レポート2025」(2025年12月15日発行・2024年データ)によると、次のとおりです。

項目数字
世界のゲームコンテンツ市場規模(2024年)31兆42億円(前年比5.0%増)。「過去4年間で5割増」
うちモバイル18兆4,334億円(前年比6.0%増)
国内ゲーム人口5,475万人(モバイル4,278万人/PC1,452万人/家庭用2,951万人)
日本のコンテンツ産業輸出額(2023年)5.8兆円。うちゲームが62%(アニメ30%、出版6%、映画2%)

日本のコンテンツ輸出の6割以上がゲームです。アニメの倍を超えています。国内でゲームをする人は5,475万人——人口の4割以上という計算になります。

もちろん、市場が大きいことと、その子が食べていけることは別の話です。ただ、「ゲームは遊びであって仕事ではない」という前提は、数字の上では成り立っていません。

NIJIN放課後プロジェクトスクールの学び
作ったゲームを、全国の子に遊んでもらう

NIJIN放課後プロジェクトスクールでは、作った作品を全国の子に遊んでもらい、感想をもとに改良していくScratchゲーム制作が紹介されています。この記事の「ステップ4・5」を、家庭の外に用意できる形です。今の学校に通いながら、放課後に参加できます。

無料体験を見てみる

遊ぶ側から作る側に回ると、何が変わるか

ゲームを作り始めた子が最初にぶつかるのは、「面白くならない」という壁です。作った本人は手順を知っているので簡単にクリアできますが、初めて遊ぶ人にはルールが伝わらない。ここで初めて、「相手にどう見えているか」を考える必要が生まれます。

これは、遊んでいるだけでは起きないことです。そして、学校の探究学習で言えば「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」にあたる作業を、自分のやりたいことのために自然にやっている状態でもあります。

ゲームを1本作るときに実際にやっていることを分解すると、こうなります。

やること近い教科・力
ルールを決める、勝敗条件を考える論理・条件設計
難易度を調整する数値バランス・算数
操作説明を書く国語(説明する力)
キャラクターや背景を描く図画工作・美術
音を入れる音楽
遊んでもらって直す仮説検証・ユーザー視点
タイトルと紹介文を考える企画・広報

「ゲームばかり」を心配して取り上げる前に、作る側の入り口があることを知らせるだけで、時間の使い方が変わる子はいます。

ヘッドセットをつけてゲーム画面に向かう様子

無料で始められるツールと、公式が定める条件

ツール無料の範囲(公式表記)年齢・保護者に関する条件
Scratch完全無料。「学校でも家庭でも、どこで使うのにもライセンスは必要ありません」特に8〜16歳向けに設計。利用規約上、18歳未満は保護者が先に規約に同意する必要がある
Roblox StudioWindowsとMacで使える無料アプリ。利用にRobloxアカウントが必要プライバシーポリシーに「13歳未満は保護者の許可を得ること」。9歳未満はゲームチャット、13歳未満はダイレクトチャットの有効化に保護者の同意が必要
Unity(Personal)「Free」「No credit card required」。直近12か月の収益または調達額が20万米ドル未満の個人・小規模組織は無料規約上、18歳未満は本人と法定後見人の双方が規約を読み理解し同意していることが前提
Unreal Engine年間総収益100万米ドル未満は無償。ソースコードと全プラットフォームが利用可。超えると5%のロイヤリティ年齢に関する記載は当該ページで確認できず
GameMaker非商用ライセンスは「永久に無料」。商用のProfessionalは99.99米ドル年齢に関する記載は当該ページで確認できず

どれも、家庭にあるパソコンで始められます。迷ったらScratchからで構いません。すでにScratchで作れている子は、Roblox StudioやUnityに進むと世界が広がります。

注目したいのは、プロが使う道具がそのまま無料で手に入るという点です。UnityもUnreal Engineも、商業タイトルの開発に使われているものと同じです。子ども向けの簡易版ではありません。

パソコンでゲームを制作する小学生

最初の1作を完成させる5ステップ

ステップ1|作りたいゲームを1行で言う。「敵から逃げるゲーム」「迷路を抜けるゲーム」。この時点で凝りすぎると完成しません。1行で言えない企画は、たいてい大きすぎます。

ステップ2|遊ぶ時間を決める。1回30秒で終わるものにします。短いほど完成します。長編を作りたがる子には、「まず30秒版を作って、続きは次の作品で」と伝えてください。

ステップ3|動くものを最優先で作る。絵や音は後回しでいい。「触れる状態」に一度することが何より大事です。四角が動くだけでも、それは遊べるゲームです。

ステップ4|家族に遊んでもらう。説明せずに渡し、どこで詰まるかを黙って見ます。ここで口を出さないのが、いちばん難しくていちばん大事なところです。ここで出てくる改善点が、いちばん価値のある情報になります。

ステップ5|直して、もう一度遊んでもらう。この往復が1回でもあれば、その子はもう「作る人」です。

ここが大切

完成の定義を、先に低く置いてください。「バグがない」「絵がきれい」は完成の条件ではありません。最後まで遊べれば完成です。完成品が1つあるかないかで、次の作品への向き合い方がまるで変わります。

小中学生が応募できるコンテスト

締め切りがあると、作りかけが完成品に変わります。公式サイトで実在と応募資格を確認できたものを挙げます。

大会主催応募資格時期(確認時点)
Tech Kids Grand Prix 2026株式会社CA Tech Kids/株式会社テレビ朝日小学生(日本在住・在学、もしくは日本国籍)2026年7月1日〜9月30日
全国選抜小学生プログラミング大会後援:文部科学省、経済産業省、デジタル庁、日本学術会議日本在住の小学生(大会年度の3月卒業の小6まで)。「個人、団体ともに可。団体の場合は1チーム4名まで」都道府県ごとに予選を実施
ゲームクリエイター甲子園—(主催名は公式サイトで確認できず)「小学生以上の学生であればどなたでも応募することができます。」エントリー8月1日〜10月31日。実績「応募者数3400名超え、全1001作品」
ゼロワングランドスラム一般社団法人ジュニアプログラミング推進機構小学生/参加費無料2026年度はWEB予選5月15日〜6月14日で受付終了
テック甲子園(旧・アプリ甲子園)ライフイズテック株式会社/株式会社丸井グループ中学生・高校生(小学生は対象外)2026年回は審査段階
PCN こどもプログラマーフェアPCN(主催の詳細は確認できず)「小学1年生から高校3年生までの児童生徒学生」募集2026年11月2日〜2027年1月11日

ゲームクリエイター甲子園の「応募者数3400名超え、全1001作品」という規模は、子どもに見せる価値のある数字だと思います。1,000本の中の1本になるという経験は、学校のクラスでは得られません。

ハードウェアが必要な作品を受け付けない大会もあります(Tech Kids Grand Prixは「ロボットや電子工作等、特殊なハードウェアを必要とする作品は不可」と明記)。応募前に作品条件も確認してください。

確認できなかったこと

2014年から続く「全国小中学生プログラミング大会(JJPC)」は、公式サイトで確認できる最新回が2024年度(第九回)で「終了しました」と表示されており、今回の取材では2026年度の募集を確認できませんでした。毎年必ず開かれる前提で計画を立てないほうが安全です。
また、よく並べて紹介される「U-22プログラミング・コンテスト」は応募資格が「22歳以下」で小学生も形式上は応募できますが、実質は高校生以上が中心です。小中学生の目標として並べるのは現実的ではありません。

発表会でマイクを持って話す子ども

途中で止まる子に、家庭ができること

作り始めたのに完成しない。これはとても普通のことです。原因はだいたい3つに分かれます。

やりたいことが大きすぎる。この場合、「今週は敵が1匹動くところまで」と範囲を切ります。全部作らせようとしないでください。

技術的に詰まっている。調べ方が分からない状態です。「そのブロックの名前で検索してみよう」「同じことをしている作品を探して中を見てみよう」と、調べる手順そのものを一緒にやります。Scratchなら他の人の作品をリミックスして中を見ることが公式に推奨されています。

誰も見てくれないので、張り合いがない。これがいちばん多い原因です。遊んでくれる相手がいるかどうかで、完成率はまったく変わります。家族で足りなければ、同じことをしている同年代がいる場所を探す価値があります。

作ったゲームを、全国の子に遊んでもらう

NIJIN放課後プロジェクトスクールでは、作った作品を全国の子に遊んでもらい、感想をもとに改良していくScratchゲーム制作が紹介されています。この記事の「ステップ4・5」を、家庭の外に用意できる形です。今の学校に通いながら、放課後に参加できます。

無料体験を見てみる

「ゲームクリエイターになりたい」は、学年が上がるとどう変わるか

興味深いデータがあります。一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の「学生のゲームクリエイターに関する調査 2022年」(小中学生900名、高校生・高専生700名、大学生1,285名ほか計3,785名が対象)の結果です。

対象結果
男子小中学生「ゲームクリエイター」がなりたい職業1位(13.8%)
男子高校生・高専生「ゲーム業界」が働きたい業界1位(22.6%)
男子大学生「ゲームクリエイター」は10位(6.6%)

小中学生で1位だったものが、大学生では10位まで下がります。この落差をどう読むかです。

ひとつの読み方は「現実を知って諦める」。でも、もうひとつの読み方があります。途中で「作る経験」をしないまま、憧れのままで終わっているのではないか。実際に作ってみた子は、面白さも大変さも分かったうえで進路を選びます。作らなかった子は、選択肢としてそもそも検討できません。

なお、これは業界団体の調査であり政府統計ではないこと、女子学生では傾向が大きく異なることに留意が必要です。また、ゲーム業界の就業者数や、情報系学科の進学者数といった公的統計は、今回の取材では確認できませんでした。

パソコン教室で学ぶ子どもたち

「作る」が続く子の共通点

取材してきた中で共通しているのは、うまい子ではなく、見せる相手がいる子が続いているということです。にじいろでは、マインクラフトのコンテストで優勝した小学生や、企業と組んで施設を建築した子を取材してきました。どの子も、作ったものが誰かに届いた経験を持っています。

家庭の中だけでそれを用意し続けるのは、正直に言って大変です。きょうだいは何度も遊んでくれませんし、親は忙しい。だからこそ、締め切りと観客がセットで用意されている場に一度出てみる価値があります。

NIJIN放課後プロジェクトスクールという選択肢

「締め切りと観客を、家庭の外にどう用意するか」。ここでひとつの選択肢として、NIJIN放課後プロジェクトスクールを紹介します。運営はにじいろと同じ株式会社NIJINです。

「遊んでもらって、直す」がそのまま活動になっている

公式サイトのプロジェクト紹介に、Scratchゲーム制作プロジェクトがあります。説明はこうです。

「作ったゲームを全国の子に遊んでもらい、感想をもとに改良。このように、ものづくりとユーザー視点が身につきます。」

この記事の5ステップのうち、家庭でいちばん続けにくいのがステップ4(遊んでもらう)とステップ5(直してもう一度)でした。その2つが活動の中身として設計されているということです。

プロジェクトは、子ども自身が立ち上げる

もうひとつ知っておきたいのが、このスクールのプロジェクトが大人の用意したコースに子どもを当てはめるものではなく、子ども自身が立ち上げるものだという点です。いま動いている3つ(マインクラフト/Vtuber/沖縄観光課題解決)は、いずれも公式サイトに「〜が好きな子どもたちが立ち上げたプロジェクト」と書かれています。

体験会の入口として公式が挙げているのも「ゲームをつくりたい」「絵やVtuberに挑戦したい」「地元をよくしたい」「宇宙を調べたい」の4つです。ゲームを作りたい子は、まさに想定されている入口のひとつということになります。

発表の場が、毎月2回ある

この記事で「締め切りがあると作りかけが完成品になる」と書きました。このスクールでは、進行中のプロジェクトの成果を月2回の発表会でプレゼンし、それがYouTubeで生配信されます。さらに月1回以上のイベント・コンテストにも参加でき、参加費は月謝に含まれています。

年1回のコンテストを目指すのもいいのですが、2週間に1度、人に見せる予定があるという環境は、作り方そのものを変えます。「大きすぎる企画を立てて止まる」が起きにくくなるからです。

本物の大人に、本気で見てもらえる

共創してきた企業・クリエイターは10社以上とされています。分かりやすい実績がJTBとの共創企画です。子どもたちがマインクラフトで「田舎のホテル」をテーマに作品を制作し、JTB社員や旅行ライターなど旅行業界のプロが審査員として参加。小学6年生のるかさんが2連覇のグランプリを受賞しました。

また、アイビスペイントとの共創では、中学2年生の生徒がイラストコンテストの企画・実行まで主体的に推進し、40名以上の応募を集めています。コンテストに出る側だけでなく、開く側にも回れるということです。

用意されているもの

内容詳細
週1回のクラス会議担任の先生と少人数の仲間でプロジェクトを進める。あおたりクラス(毎週月曜17:00〜18:00・クリエイティブ系)/せれてぃクラス(毎週水曜17:00〜18:00・地方創生やイベント企画)
月2回の発表会YouTubeで生配信。保護者も見届けられる
メタバース校舎oviceを使った校舎に平日毎日いつでも入れる。金曜は自由活動デー
Slack作品のURLを、思い立ったときに先生や仲間へ共有できる
リアル校舎千葉・東金校(毎週木曜15:30〜17:30)/神奈川・武蔵新城校

公式FAQには、向いている子として「ゲームや動画に多くの時間を使っている子」が明記され、続けて「こうした姿は、決して『苦手』なのではなく、伸び方がまだ見つかっていないだけかもしれません」と書かれています。この記事の立場とほぼ同じです。

費用と、確認しておきたいこと

メタバース校舎リアル校舎
月謝12,683円/月(税込)23,683円/月(税込)
入学金22,000円(税込・初回のみ)
対象小学生・中学生

月謝に含まれるのは、週1回のプロジェクト活動、メタバース校舎の使い放題、企業・地域と連携したプロジェクトへの参加、イベント・発表会の参加費、教材費、保護者からの相談・面談です。学習に使うPCまたはタブレットとインターネット環境は必要です。

公式サイト内で記載が分かれている点

学費ページには「教材費・イベント参加費などの追加費用はいただきません」とありますが、よくある質問のページには「そのほか、備品・教材費や、希望選択制の特別行事(社会科見学など)で追加費用が必要になる場合があります」との記載もあります。実際にかかる費用は、無料体験や説明会の場で直接確認することをおすすめします。

なお、公式サイトの「累計入学者数900名超」「リアル教室52か所」は、母体であるNIJINアカデミーの実績です(公式サイト自身がそう注記しています)。

遊ぶ側から、作る側へ。そして届ける側へ

作ったゲームを全国の子に遊んでもらい、感想をもとに改良する。月2回のYouTube発表会でプレゼンする。企業のプロから本気の講評をもらう。プロジェクトは、その子自身が立ち上げるものです。まずは1回、実際のプロジェクトを見てみてください。

無料体験を見てみる
オンラインの画面越しに学ぶ子どもたち

初めての試遊を「次に直す一か所」につなげる

30秒のゲームが動いたら、家族に一度だけ試してもらいましょう。作った本人は操作の説明を急がず、相手がどこで止まるかを見ます。遊んだ人の感想を「面白い」「つまらない」だけで終わらせず、次の三つに分けると直す場所が見えます。

  1. 最初に何をすればよいか、画面を見て分かったか。
  2. 途中で迷った場所、もう一度試したくなった場面はどこか。
  3. 次の一回で変えるなら、文字、動き、難しさのどれを一つ変えるか。

試遊メモの例は「最初のボタンを見つけるまで時間がかかった。次は『スタート』の文字を大きくする」です。本人が好きな表現を変えるかどうかは、感想を聞いたあとに本人が選びます。一度に多く直すと何が効いたか分からないため、変更前と変更後を残して、同じ人か別の人にもう一度遊んでもらいましょう。

家族以外に見せる前には、作品に本名、学校名、居住地、友達の顔や声が入っていないか確認します。公開範囲やコメント機能、使用した画像・音の権利も、利用するサービスの最新の規約で確かめてください。公開を望まない子は家庭内の試遊だけでも十分に制作の一巡を経験できます。

本人が「同年代にも遊んでもらいたい」と希望するなら、NIJINアカデミー放課後PJの公式サイトにScratchでゲームを作り、全国の子に遊んでもらうプロジェクト例があります。体験時には、作品の共有方法、公開範囲、本人が見せたくない場合の扱いを確認し、自分の作り方に合うかを見てください。公式情報確認日:2026年11月2日。

よくある質問

親が全く分からないのですが、始められますか。
始められます。親に必要なのは技術ではなく、遊んで感想を言う役です。「ここが分からなかった」と正直に伝えることが、いちばん役に立ちます。むしろ知らない人に遊んでもらうほうが、説明の足りない箇所が見つかります。
高性能なパソコンが必要ですか。
Scratchはブラウザで動くため、一般的な家庭用パソコンで十分です。Roblox Studioは公式に最小要件(Windows 10またはmacOS 10.14/RAM 3GB)と推奨要件(Windows 11またはmacOS 14以上/RAM 8GB/1600×900以上)が示されています。UnityやUnreal Engineに進む段階になってから、機材を検討すれば間に合います。
ゲームを作れるようになると、遊ぶ時間は減りますか。
減るとは限りません。ただ、遊び方は変わります。「どうやって作っているんだろう」という目で見るようになる子が多く、その視点が次の作品につながります。時間の総量より、中身が変わることのほうが先に起きます。
「作りたい」と言うわりに、手をつけません。
企画が大きすぎることが多いです。「どんなゲーム?」と聞いて説明が5分を超えるなら、確実に大きすぎます。「その中で、いちばん最初に動かしたいものは何?」と聞いて、1つに絞ってください。30秒で終わるものから始めるのがコツです。
絵が下手なので作れない、と言います。
絵はゲームの一部にすぎません。四角と丸だけで作られた名作はたくさんあります。むしろ、絵にこだわると完成が遠のきます。「まず四角で作って、面白かったら絵を描こう」という順番を提案してみてください。絵が好きな友だちと組む、という道もあります。
コンテストで賞が取れずに落ち込んでいます。
ゲームクリエイター甲子園には1,000本を超える応募があります。賞を取らないほうが普通です。評価軸を「賞」ではなく「去年より何本作れたか」「遊んでくれた人が何人増えたか」に置き換えてください。数えられるものがあると、次に向かえます。
Robloxで課金してしまいそうで心配です。
Robloxには保護者向けの管理機能があり、公式に「Parental Controls」として案内されています。9歳未満はゲームチャット、13歳未満はダイレクトチャットの有効化に保護者の同意が必要とされています。支出制限やチャット設定を、始める前に確認してください。作る側に回る場合も、アカウント設定は同じです。
将来ゲーム会社に入れますか。
分かりません。ゲーム業界の就業者数に関する公的統計は確認できていません。ただ、この記事の表のとおり、ゲームを1本作る作業は論理・数値調整・説明・デザイン・音・検証・広報の集まりです。ゲーム会社に入らなくても残る力だという見方をしておくほうが、応援しやすくなります。
オンラインで仲間と話しながら作業する子ども

まとめ

ゲームが好きな子が作る側に回るのに、高価な機材も特別な才能も要りません。Scratchは完全無料、Unityのパーソナルプランも無償、Unreal Engineも年間総収益100万米ドル未満なら無償です。プロが使う道具が、そのまま手に入ります。

小中学生が応募できるコンテストも実在します。ゲームクリエイター甲子園は「小学生以上の学生であればどなたでも応募することができます」とされ、応募者3,400名超・1,001作品という規模です。

大事なのは、最初の1作を小さく作りきること、そして誰かに遊んでもらうこと。この2つが回り始めると、子どもは自分から次を作り始めます。止まっているとしたら、たいてい難しすぎるか、見てくれる人がいないかのどちらかです。

そして、ゲームコンテンツ市場は31兆円、日本のコンテンツ輸出の62%はゲームです。「遊びであって仕事ではない」という前提は、数字の上では成り立っていません。

この記事の内容を確かめるための一次資料

  1. 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会「ゲーム産業レポート2025」(ページ)/「学生のゲームクリエイターに関する調査 2022年」(PDF)
  2. Scratch「Frequently Asked Questions」(ページ)/「Terms of Use」(ページ)
  3. Roblox「Studio Setup」(ページ)/「Parental Controls Overview」(ページ)
  4. Unity「プランの比較」(ページ)/「Terms of Service」(ページ)
  5. Unreal Engine「ライセンスオプション」(ページ)/GameMaker(ページ)
  6. 株式会社サイバーエージェント「Tech Kids Grand Prix 2026 応募受付開始」2026年7月1日(ページ)
  7. 全国選抜小学生プログラミング大会 公式サイト(ページ)
  8. ゲームクリエイター甲子園(ページ)
  9. ゼロワングランドスラム 公式サイト(ページ)/テック甲子園 公式サイト(ページ)
  10. PCN こどもプログラミングコンテスト(ページ)/全国小中学生プログラミング大会 応募規約(ページ)
  11. NIJIN放課後プロジェクトスクール 公式(トップ/プロジェクト一覧/学費/よくある質問)
NIJIN放課後プロジェクトスクール
「遊んでくれる人」が、毎週いる放課後へ

週1回のクラス会議で仲間とプロジェクトを進め、メタバース校舎には平日毎日いつでも入れます。月2回の発表会はYouTubeで生配信され、月1回以上のイベント・コンテストにも参加費なしで出られます。メタバース校舎は入学金22,000円・月額12,683円(税込)。

無料体験を見てみる
文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年9月16日 / 最終更新:2026年9月17日
ゲーム・スマホ 好きを力に変える方法 学びの選択肢 放課後の居場所

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