- 世田谷区のほっとスクール4施設の場所・定員・開設時間・電話番号
- 見学の申し込み方法と、最初の連絡で聞いておきたいこと
- 区独自のオンライン支援「ほっとルームせたがYah!オンライン」と出席扱いの扱い
- 区内の不登校児童・生徒数(令和4年度1,540人)という数字の意味
- ほっとスクールが合わなかったとき・定員で入れないときの選択肢
この記事は、全国から900名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。まずお住まいの自治体の公的支援を確認することを前提に、それだけでは足りなかった場合の選択肢まで含めて整理しました。
世田谷区の教育支援センター「ほっとスクール」全4施設
世田谷区の教育支援センター(適応指導教室)は、「ほっとスクール」という名称で区内4か所に設置されています。城山・尾山台・希望丘・北沢の4施設で、いずれも平日の9時30分から15時まで開室しています。
4施設は定員が大きく異なります。希望丘が50名程度、城山と北沢が35名程度、尾山台が10名程度です。「近いから」だけで選ぶと定員の状況で入れないこともあるため、複数の施設を見学対象に入れておくと選択肢が広がります。
ほっとスクール「城山」
体験活動やスポーツなどの集団生活を通して、社会性や協調性を育み自立心を養うことを目的としています。4施設のなかでは中規模で、若林駅・梅ケ丘駅の両方から歩ける立地です。
- 対象
- 公式サイトに対象学年の記載なし
- 所在地
- 東京都世田谷区若林5丁目38番1号
- アクセス
- 東急世田谷線「若林」駅徒歩9分/小田急線「梅ケ丘」駅徒歩12分
- 開設日時
- 月曜日〜金曜日 9:30〜15:00(土日祝・夏休み・冬休み・春休みを除く平日)
- 定員
- 35名程度
- 費用
- 公式サイトに記載なし(要問い合わせ)
- 申込
- 見学は施設ごとの申込みフォームで受付。通室決定までの経路(学校経由か教育委員会直接か)は公式サイトに記載なし。
- 出席扱い
- 施設ページに記載なし
- 在住・在学要件
- 公式サイトに記載なし
- 見学・体験
- 見学申込フォームにて受付
- 電話
- 03-6453-1527
出典:世田谷区公式ホームページ/2026年9月6日 時点の情報です。最新の状況は必ず公式ページまたは電話でご確認ください。
ほっとスクール「尾山台」
定員10名程度と、4施設のなかで最も小規模です。大人数の場が負担になりやすいお子さんにとっては、この規模感が判断材料になります。
- 対象
- 公式サイトに対象学年の記載なし
- 所在地
- 東京都世田谷区尾山台3丁目19番3号
- 開設日時
- 月曜日〜金曜日 9:30〜15:00
- 定員
- 10名程度
- 費用
- 公式サイトに記載なし(要問い合わせ)
- 申込
- 見学は申込みフォームで受付。通室決定までの経路は公式サイトに記載なし。
- 出席扱い
- 施設ページに記載なし
- 在住・在学要件
- 公式サイトに記載なし
- 見学・体験
- 見学申込フォームにて受付
- 電話
- 03-5706-5631
出典:世田谷区公式ホームページ/2026年9月6日 時点の情報です。最新の状況は必ず公式ページまたは電話でご確認ください。
ほっとスクール「希望丘」
定員50名程度と4施設で最大です。見学の前に保護者説明会への参加が案内されている点が、ほかの3施設と異なります。
- 対象
- 公式サイトに対象学年の記載なし
- 所在地
- 東京都世田谷区船橋6丁目25番1号
- 開設日時
- 月曜日〜金曜日 9:30〜15:00
- 定員
- 50名程度
- 費用
- 公式サイトに記載なし(要問い合わせ)
- 申込
- 保護者説明会に参加したうえで、電話で見学を申し込む。通室決定までの経路は公式サイトに記載なし。
- 出席扱い
- 施設ページに記載なし
- 在住・在学要件
- 公式サイトに記載なし
- 見学・体験
- 保護者説明会に参加後、電話で見学申込
- 電話
- 03-6304-6808
出典:世田谷区公式ホームページ/2026年9月6日 時点の情報です。最新の状況は必ず公式ページまたは電話でご確認ください。
ほっとスクール「北沢」
4施設のなかで最も新しい施設です。所在地は、2026年4月に開校した学びの多様化学校「北沢学園中学校」と同じ住所になっています。
- 対象
- 公式サイトに対象学年の記載なし
- 所在地
- 東京都世田谷区北沢4丁目32番20号
- 開設日時
- 月曜日〜金曜日 9:30〜15:00
- 定員
- 35名程度
- 費用
- 公式サイトに記載なし(要問い合わせ)
- 申込
- 見学は申込みフォームで受付。通室決定までの経路は公式サイトに記載なし。
- 出席扱い
- 施設ページに記載なし
- 在住・在学要件
- 公式サイトに記載なし
- 見学・体験
- 見学申込フォームにて受付
- 電話
- 03-6416-8864
出典:世田谷区公式ホームページ/2026年9月6日 時点の情報です。最新の状況は必ず公式ページまたは電話でご確認ください。
世田谷区の公式サイトには、ほっとスクールの対象学年・費用・在住要件・出席扱いの明記がありません。この記事でも、記載のない項目は「記載なし」とだけ書き、推測で埋めていません。実際に検討する段階では、教育総合センター 教育相談課(03-6453-1511)または不登校支援窓口(03-6453-1523)に直接確認してください。

NIJINアカデミーは、全国から900名を超える子どもたちが通うオンラインのオルタナティブスクールです。在籍校と連携し、出席として認められるケースもあります(最終判断は学校によります)。まずは説明会で、どんな場所か見てみてください。
数字で見る世田谷区の不登校
世田谷区教育委員会の「不登校支援ガイドライン」によると、区立小中学校の不登校児童・生徒数は令和4年度で1,540人(小学校725人・中学校815人)でした。平成30年度は825人だったので、4年間で約1.9倍に増えています。
割合で見ると、小学校は1.88%(53人に1人)、中学校は6.92%(14人に1人)です。中学校では1クラスに2人前後という計算になります。
| 区分 | 令和4年度の人数 | 在籍に対する割合 |
|---|---|---|
| 小学校 | 725人 | 1.88%(53人に1人) |
| 中学校 | 815人 | 6.92%(14人に1人) |
| 合計 | 1,540人 | — |
出典:世田谷区教育委員会「不登校支援ガイドライン」(PDF)。令和5年度以降の区独自の公表値は、確認した範囲では見つかりませんでした。
一方で、ほっとスクール4施設の定員を合計しても130名程度です。区内の不登校児童・生徒数と比べると、教育支援センターだけで受け止められる人数ではないことが数字からわかります。区が学びの多様化学校やオンライン支援を並行して整備しているのは、この差を埋めるためです。
世田谷区独自の不登校支援|オンラインと学びの多様化学校
ほっとルームせたがYah!オンライン
区内在住で不登校またはその傾向がある小学1年生〜中学3年生を対象に、タブレット端末を使ったオンライン支援を行っています。学習支援・居場所支援・個別相談支援・体験プログラム・保護者支援が内容です。
実施は毎週月曜・金曜の11時〜15時、水曜の10時30分〜16時30分。利用に係る費用は無料と明記されています。WEB入力フォームからの申込 → オンライン説明会への参加 → 申込み手続き → 教育相談課の確認 → 利用決定通知 → 面接 → 利用開始、という流れです。
このオンライン支援については、区が「学期毎に教育相談課より在籍学校あてに出席日等を報告することにより、在籍学校での出席扱いといたします」と明記しています。通所型のほっとスクールについては同様の記載が見当たらないため、出席の扱いに関しては在籍校と教育相談課への確認が必要です。
学びの多様化学校(不登校特例校)
世田谷区は、令和4年4月に「世田谷中学校分教室ねいろ」(世田谷区弦巻3-16-8)を、令和8年4月に「北沢学園中学校」(世田谷区北沢4-32-20)を設けています。不登校の生徒に応じた特別の教育課程を編成できる学校で、教育支援センターとは制度上の位置づけが異なります。
校内ほっとルーム(別室登校)
会議室やパソコン室などの空きスペースを活用した校内の居場所です。学校生活サポーターを15校に配置しており、全校への展開を進めるとされています。「学校の建物には入れるが教室には入れない」段階では、まずここが選択肢になります。
なお、世田谷区独自のフリースクール利用料補助制度は、区の支援メニュー一覧・相談案内・不登校支援ガイドラインを確認した範囲では見つかりませんでした。東京都の事業を含めた補助制度はフリースクールの補助金・助成金 全国まとめで確認できます。
申し込みの流れ
世田谷区のほっとスクールは、見学の申込みが施設ごとの申込みフォームで受け付けられています。希望丘のみ、保護者説明会に参加したうえで電話で見学を申し込む形です。
ただし、見学のあと実際に通室が決まるまでの経路(学校を通すのか、教育委員会が判断するのか)は公式サイトに書かれていません。この点は自治体によって大きく違い、たとえば名古屋市は学校経由と明記、大阪市は学校・教育委員会のどちらからでも可、福岡市は電話相談が入口です。世田谷区の場合は、教育総合センター 教育相談課(03-6453-1511)に「学校を通す必要があるか」を最初に聞いておくと、その後の動きが決めやすくなります。
- 学校を通す必要があるか、保護者から直接申し込めるか
- 対象学年と、在住・在学の要件
- 費用(教材費・昼食代などの実費があるか)
- 通室した日が在籍校で出席扱いになるか、その手続き
- 見学から通室開始までにかかる期間と、現在の空き状況
費用について
教育支援センターは公的機関のため、通室そのものは無料であるのが一般的です。ただし世田谷区の公式サイトには費用の記載がありません。この記事では「無料」と断定していません。
他の自治体では、通室費は無料でも教材費や昼食代が実費というケースがあります。たとえば大阪市の教育支援センターは「給食はありません。お弁当・水筒をご持参ください」と明記しています。世田谷区でも、昼食や教材の扱いは見学時に確認しておくと安心です。
不登校にかかる費用全体の見取り図はフリースクールの費用・料金完全ガイドで整理しています。
出席扱いになるのか
教育支援センターに通った日を指導要録上の出席として扱うかどうかは、最終的には在籍校の校長の判断です。多くの自治体が「校長の判断で出席扱いにすることができます」と案内しています。
世田谷区の場合、ほっとスクールの施設ページ・一覧ページ・相談案内ページのいずれにも出席扱いの明記が見当たりませんでした。一方で、前述の「ほっとルームせたがYah!オンライン」については出席扱いとする旨がはっきり書かれています。同じ区の事業でも案内の書き方が異なるため、通室を検討する段階で在籍校と教育相談課の双方に確認してください。
出席扱いの要件や申請の進め方は不登校の「出席扱い」完全ガイドにまとめています。
ほっとスクールが合わなかったとき・定員で入れないときの選択肢
公的な支援がまず最初の選択肢であることは変わりません。そのうえで、見学してみて合わなかった、定員がいっぱいだった、集団の場そのものが負担だった——という場合に、次の選択肢を知っておくと動きやすくなります。
民間のフリースクール
世田谷区内には民間のフリースクールが複数あります。費用や運営方針は施設ごとに大きく違うため、比較したうえで見学するのがおすすめです。世田谷区のフリースクール一覧で、公的支援・費用・助成金とあわせて整理しています。
自宅から参加できるオンラインの学び
「外に出ること自体がまだ難しい」「送迎の時間が取れない」という段階では、自宅から参加できるオンラインという選択肢もあります。世田谷区自身も「ほっとルームせたがYah!オンライン」を用意しているのは、通所だけでは届かない層があるからです。区の事業には定員や実施曜日の制約があるため、民間のオンラインスクールを並行して見ておく家庭もあります。
「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。学校に行けない状態が続くと、子ども本人も保護者も「うちだけが特別なのでは」と感じやすくなります。世田谷区だけで1,540人という数字は、決してそうではないことを示しています。
よくある質問
まとめ
世田谷区の教育支援センター「ほっとスクール」は城山・尾山台・希望丘・北沢の4施設で、定員は10名程度から50名程度まで幅があります。見学は施設ごとの申込みフォームから申し込めますが、対象学年・費用・在住要件・出席扱いについては区の公式サイトに記載がなく、この記事でも推測では埋めていません。実際に検討する段階では、教育総合センター 教育相談課(03-6453-1511)に、学校を通す必要があるか・費用・出席の扱いをまとめて確認するのが確実です。区は通所型のほっとスクールに加えて、費用無料で出席扱いも明記されたオンライン支援や、学びの多様化学校、校内ほっとルームも用意しています。通所という形が合わなかったとしても、選べる道はひとつではありません。
NIJINアカデミーは、全国から900名を超える子どもたちが通うオンラインのオルタナティブスクールです。在籍校と連携し、出席として認められるケースもあります(最終判断は学校によります)。まずは説明会で、どんな場所か見てみてください。
「〇〇市から通えるフリースクール5選」もあります
駅を起点に「実際に通えるか」で選びたい方は、駅ごとにまとめた記事もあわせてご覧ください。

