「熱海市に、学校のかわりに通える場所はありますか」
静岡県教育委員会の民間施設の一覧には、熱海市内のフリースクールは載っていませんでした。伊東市・伊豆市・下田市・賀茂郡の町も同じく0件です。いちばん近いのは、峠を越えた伊豆の国市。車でおよそ35分のところにあります。市内には市の「あすなろ教室」と「教育相談室」がありますが、公開されている情報の量にはっきりした差があります。この記事では、熱海市から通える5か所と、市の窓口でわかっていること・わからないことを、公式サイトの記載だけをもとに整理しました。
この記事でわかること
- 熱海市から通えるフリースクール5か所の場所・対象・費用(公式サイトで確認できた範囲)
- 市の「あすなろ教室」は、市の公式サイトに専用ページがないこと
- そのかわり「教育相談室」は電話・面談・Eメールで相談できると公表されていること
- 費用のいちばん安い形といちばん高い形の差
- 「通える場所がない」ときに残る選択肢
この記事は、市・県の公式ページと各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年9月時点)。
熱海市の今の状況を、数字と場所で確かめる
静岡県教育委員会の「フリースクール等民間施設情報」(令和8年2月5日現在)を、所在地の欄を1行ずつ確認しました。熱海市に所在する施設はありませんでした。同じく伊東市・伊豆市・下田市・東伊豆町・河津町・南伊豆町・松崎町・西伊豆町にも1件もありません。この一覧に載っている伊豆半島の施設は、伊豆の国市の2か所と田方郡函南町の1か所(こちらは放課後等デイサービス)だけです。
ただし、この一覧には但し書きがあります。PDFの冒頭に「この様式を用いての施設紹介は任意となっており、名簿登載している団体すべての情報が掲載されているわけではありませんので、御承知おきください。」と書かれています。掲載は施設側の任意なので、「一覧にない=市内に1つもない」とは言い切れません。この記事でも「一覧には載っていませんでした」という書き方にとどめています。
不登校の人数について、熱海市が市単独で公表している数字は、市の公式資料では確認できませんでした。教育振興基本計画(令和7年改訂版)に「全体の不登校児童生徒は増加傾向にある」という定性的な記述があるだけです。静岡県全体では、令和6年度の公立小学校5,112人・中学校6,792人(合計11,904人)という数字が県の資料に出ています。
市の公的な受け皿は、教育支援センター「あすなろ教室」と「教育相談室」の2つです。ただし、この2つは公開されている情報の量がまったく違います。後半でくわしく書きます。
半島の東側は、民間の施設が丸ごと空白
熱海市の難しさは「市内にない」ことだけではありません。市の窓口についても、公開されている情報が少ないことが、最初の一歩を重くしています。
01
半島に2か所
県の一覧で伊豆半島に載っている民間のフリースクールは、伊豆の国市の2か所だけです。熱海市からは峠を越えて車でおよそ35分から40分かかります。
02
坂と峠
熱海市は市街地そのものが坂の多い地形で、そこから伊豆の国市や御殿場市へは峠を越える道になります。冬の朝や雨の日の送迎をどうするかは、先に考えておきたい問題です。
03
情報が少ない
あすなろ教室は、市の公式サイトに専用ページがありません。所在地・開室時間・費用・申込方法のいずれも、市の公式ページでは確認できませんでした。
この3つのうち03は、電話1本で解けます。熱海市の場合、教育相談室のほうは連絡先も時間も公開されているので、そこがいちばん入りやすい入口です。
熱海市から通えるフリースクール5選(一覧)
熱海市からおおむね1時間以内で通える範囲で、公式サイトで現在の活動が確認できた5か所をまとめました。放課後等デイサービス・児童発達支援は、フリースクールとは制度が違うため入れていません。
| スクール名 | エリア・熱海市からの距離 | 対象 | 形態 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| MOAスクール大仁校 | 伊豆の国市浮橋1601-1(車で約35分) | 小1〜中3(高校生以上は要相談) | 通所 | 入会金なし・月14,000円(給食付きで週1回の場合) |
| オルタナティブスクールあおぞら学校 | 伊豆の国市(伊豆長岡駅から車6分・約40分) | おおむね6〜18歳(4歳からビジター) | 通所(月〜木) | 入学金30,000円+月30,000円/ビジターは週1回12,000円〜 |
| ふりースペース にこはぴ | 御殿場市竈838-1(車で約55分) | 小1〜高3(県一覧) | 通所・オンライン | 週1回5,000円〜週5回18,000円(月額) |
| こどもカレッジ | 御殿場市神山416-2(車で約1時間) | 小1〜中3(高校生応相談) | 通所(月・火・金) | 公式に記載なし(県一覧に入会金3,300円・1回1,650円) |
| NPO法人コスモスクール未来 富士校 | 富士市松岡1515-17(車で約1時間) | 小学生〜高校生 | 通所(水・金) | 週1回10,000円/週2回18,000円(月額) |
距離はあえて書きました。現実的に毎週通うことを考えるなら、熱海市からは伊豆の国市の2か所が候補になります。御殿場市・富士市の3か所は片道1時間前後なので、週1回でも家族の負担はかなり大きくなります。

5か所を1か所ずつ、わかっていることだけ書きます
1. MOAスクール大仁校(伊豆の国市浮橋1601-1)|熱海市からいちばん近い
MOA大仁瑞泉郷という広い敷地の中にあるスクールです。熱海市からは車でおよそ35分、今回の5か所の中でいちばん近い1か所です。2005年4月開講で、130人以上を受け入れてきたと公式サイトに書かれています。
敷地の中に体験農場・牧場・体育館・プールがあり、提携の医療機関(内科・心療内科)も同じ敷地内にあります。体を動かしたい子、外で過ごしたい子には合う可能性のある環境です。
いっぽうで、対象学年・開所曜日・開所時間は公式サイトに記載がありませんでした。静岡県の一覧では「小学1年生から中学3年生まで(高校生以上は要相談)」「入会金なし・月14,000円(給食付きで週1回受講の場合)」となっています。週2回以上通う場合の料金も公式サイトでは確認できませんでした。電話は0557-84-2030です。見学の前に、曜日と料金の両方を確認してください。
2. オルタナティブスクールあおぞら学校(伊豆の国市)|料金・曜日・対象が公式に全部書いてある
2019年4月に「伊豆サドベリースクール」として開校し、名前が変わったスクールです。サドベリーモデルといって、時間割を大人が決めるのではなく、子どもたちが自分たちで決めていく形をとっています。熱海市からは車でおよそ40分です。
今回の5か所の中で、料金・開所曜日・対象年齢のすべてを公式サイトに書いているのはここだけでした。開所は月曜から木曜(祝日を含む)の10時00分から16時00分。対象はおおむね6歳から18歳まで、4歳からビジターとして参加できます。料金は、正規(週4日)が入学金30,000円+月額30,000円(2人目以降は月10,000円)。ビジターは入学金30,000円+週1回コース月12,000円、週2回18,000円、週3回24,000円。体験入学は1日3,000円です。
ただし所在地には注意が必要です。静岡県の一覧には「伊豆の国市天野304-5」と書かれていますが、公式サイトは所在地を公開しておらず、説明会の申し込みのときに案内する形をとっています。公式には「伊豆長岡駅から車で約6分」とだけあります。見学に行く前に、集合場所を電話(090-9371-0530)で確認してください。ブログは2026年9月18日にも更新されており、現在も活動しています。
3. ふりースペース にこはぴ(御殿場市竈838-1)|オンラインでも同じ料金
御殿場市にあるフリースペースです。熱海市からは車でおよそ55分。公式サイトに料金が全部出ていて、週5回18,000円/週4回15,000円/週3回10,000円/週2回8,000円/週1回5,000円(いずれも月額)、単発は1,500円です。ただし公式に「※変更の可能性あり」と注記があるので、必ず確認してください。
この施設の特徴は、オンラインでも同じ料金で参加できると公式に書いていることです。熱海市から片道55分の通所は現実的ではなくても、オンラインという形なら距離は関係なくなります。オンラインの時間は9時15分から14時45分です。
開所は月曜から金曜の9時00分から15時00分(「9:00〜15:00内であれば時間は自由です」)。南御殿場駅までの送迎があり、片道100円・往復150円です。「非課税世帯や諸事象により、利用料のお支払いが難しい方はご相談ください」という記載もあります。運営会社は放課後等デイサービスも運営しているので、問い合わせのときはフリースペースのほうだと伝えてください。電話は0550-70-9343です。
4. こどもカレッジ(御殿場市神山416-2)|曜日ごとに内容が変わる
熱海市からは車でおよそ1時間。公式サイトでは月曜・火曜・金曜の開講で、月曜はレジリエンス、火曜は基礎学習、金曜は探求(ギフテッド対応・定員5名)と、曜日ごとに内容が分かれています。対象は小学1年生から中学3年生(高校生は応相談)。
料金は公式サイトに記載がありませんでした。静岡県の一覧には「入会金3,300円・回数制1回1,650円」とあります。また県の一覧は開校曜日を「月火木金(週4回)」としていて、公式サイトの「月・火・金」と食い違っています。この記事では公式サイトの記載を採用しました。電話は050-1721-3090です。申し込みは、個別説明会(または個別LINE)→体験→保護者面談→入会という流れです。
5. NPO法人コスモスクール未来 富士校(富士市松岡1515-17)|出席の扱いを公式に書いている
熱海市からは車でおよそ1時間、富士市にあるスクールです。公式サイトのトップに「出席カウント 在籍している小中学校と連携し、出席にカウントできます。」と書かれています。今回の5か所の中で、出席の扱いについて公式サイトに書いているのはここだけです。
開所は水曜と金曜の10時00分から15時00分。料金は週1回10,000円、週2回18,000円(月額)、お試しコースが1日3,000円です。入学金は別途かかると書かれていますが、金額の記載はありませんでした。訪問学習(1回90分3,000円)は静岡市内・富士市内限定なので、熱海市からは使えません。県の一覧には「入会金無し/月額8,000〜18,000円」とあり、公式サイトと食い違っています。この記事では公式サイトを採用しています。電話は0545-60-7030です。

熱海市から通う場合の費用の相場と、補助があるかどうか
5か所を並べると、いちばん安い形で月5,000円、いちばん高い形で月30,000円という幅になります。現実的な候補である伊豆の国市の2か所で見ると、月12,000円から30,000円くらいが目安です。あおぞら学校は入学金30,000円が別途かかります。
そして熱海市の場合は、ここにガソリン代と送迎の時間が大きく乗ります。片道35分を週2回なら、月に往復16回・10時間前後の運転です。金額だけでなく、この時間を誰がどう負担するかを最初に決めておくほうが、続けやすくなります。
保護者向けの、フリースクールの利用料や交通費の補助について、熱海市の公式サイトでは確認できませんでした。「制度がない」と断定はできませんが、少なくとも2026年9月時点で公表されている情報の中には見当たらない、というのが正確なところです。
静岡県の補助は、保護者ではなく運営者に向けたものです。「静岡県フリースクール等支援事業費補助金」は、対象が「学校以外の場において行われる学習活動、教育相談、体験活動等の事業を行う民間の団体」で、補助率は補助対象経費の2分の1以内、上限は1運営主体あたり年1,000千円です。家庭の月謝が直接安くなる制度ではありません。
熱海市の公的な窓口でわかっていること
熱海市には、不登校に関わる窓口が2つあります。ただし、公開されている情報の量にはっきりした差があります。正直に書きます。
1つめは、教育支援センター「あすなろ教室」です。静岡県教育委員会の「市町教育支援センター一覧」(令和7年8月現在)には、所在地が「熱海市中央町1-1(市役所内)」と書かれています。いっぽうで、熱海市の公式サイトには「あすなろ教室」の専用ページがありませんでした。名前が出てくるのは、市の自己点検・評価報告書と令和8年度の教育行政の基本方針だけです。
そこに書かれているのは、たとえば「不登校に関して、教育支援センター(あすなろ教室)やフリースクール(民間)の活用が、支援の一助となっている。」「別室登校やあすなろ教室を活用し、学習する場を確保する機会が増えてきている。」といった文です。令和8年度の予算では「教育支援センターあすなろ経費2,537千円(うち指導員配置経費(3名)2,418千円)」と書かれており、指導員が3名配置されていることはわかります。
逆に言うと、そこまでしかわかりません。開室曜日・開室時間・費用・申込方法・出席の扱い・直通の電話番号は、いずれも市の公式ページでは確認できませんでした。この記事では推測で埋めていません。
2つめの「教育相談室」は、情報が公開されています。場所は市役所第3庁舎1階の生涯学習課内。開設時間は午前9時から午後4時30分で、土日・祝祭日・年末年始は休みです。相談できる内容は「原則として教育に関すること」で、「家庭生活(子育て・親子関係・お子様の気になる癖など)」「学校生活(学習・友達関係・不登校・いじめ・集団不適応など)」「進路(進学・就職・進級)」と具体的に挙げられています。
申し込みについては「電話相談や面談、Eメールによる相談を受け付けています」と書かれています。在籍校を通さなければ相談できない形にはなっていません。電話は0557-81-8080(ハーイ・ハレバレ)、メールは shakaikyoiku@city.atami.lg.jp です。費用の記載はありませんでした。
まず動くなら、この教育相談室に電話するのがいちばん早いです。あすなろ教室のことも、そこで聞けます。なお、校内の教育支援センター(校内の別室)の名称・設置校数は市の公式サイトでは確認できませんでした(「別室登校」という言葉は資料に出てきます)。学びの多様化学校についても市の公式サイトに記載は見当たりませんでした。
それでも「通える場所がない」と思ったときに
ここまで読んで、「峠を越えて片道35分を毎週は無理だ」と感じた方もいると思います。熱海市の場合、それは考えすぎではありません。伊豆半島の東側には、県が把握している民間のフリースクールがそもそも存在しないからです。
その前提で、通所・市の窓口・オンラインの3つを、同じ物差しで並べてみます。どれかがいちばん優れているという話ではなく、熱海市という場所ではどこが効きにくいのかを、正直に出しておきたいからです。
通所・市の窓口・オンラインを5つの観点で
| フリースクール (通所) | 熱海市の 公的な窓口 | オンライン (自宅から) | |
|---|---|---|---|
| 熱海市内に場所がある | × 県の一覧に 市内は0か所 | ○ 市役所内と 第3庁舎1階 | ○ 自宅から |
| 送迎がいらない | × 峠を越えて 片道35分〜1時間 | ○ 市内 | ○ 移動なし |
| 開室時間が公表されている | △ 5か所中3か所は 公式に記載あり | △ 相談室は公表 あすなろは不明 | ○ 時間割が公開 |
| 費用が事前にわかる | △ 5か所中1か所は 公式に記載なし | × どちらも費用の 記載なし | ○ 料金表が公開 |
| 対面で人と直接会える | ○ 同じ部屋で過ごす | ○ 同じ部屋で過ごす | × 画面ごしになる |
○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトの記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年9月時点。
オンラインが向いているとき
熱海市のように近隣にも通所先がない地域では、「まず生活のリズムを戻す」段階にオンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、峠を越える送迎のことを考えずに毎日続けられます。人が多い場所が苦手な子にとっても、最初の一歩としてハードルが低いことがあります。
逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。熱海市の場合は、市の教育相談室と組み合わせるという形も考えられます。
オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと
①出席扱いになるかどうかは在籍校の校長の判断です。オンラインのスクール側が決めることではないので、先に在籍校に相談してください。②同じ時間に集まる形か、録画を見る形か。生活リズムを整えたいなら前者です。③1日のうち何時間、画面の前にいることになるか。④体験のときに、子ども自身が「もう一回やってみたい」と言ったかどうか。この4つ目がいちばん大事だと思います。

見学のときに聞いておきたいこと
熱海市から通う場合、聞くべきことは距離と費用に集中します。先に市の教育相談室(0557-81-8080)に電話しておくと、あすなろ教室のことも含めて整理できます。
費用について:「入会金・月謝のほかに、年会費や教材費、施設維持費はかかりますか」「途中で回数を減らしたときに月謝はどうなりますか」「金額は税込ですか、税別ですか」。MOAスクール大仁校は週2回以上の料金が公式にないので、ここは必須です。
距離について:「何時までに着けばいいですか」「遅れて行ってもいいですか」「送迎はありますか」。峠を越える道は、冬の朝や雨の日に時間が読みにくくなります。遅刻が許される雰囲気かどうかは、続けられるかを左右します。
出席の扱いについて:「これまでに、在籍校で出席として扱われた例はありますか」「学校とのやりとりはどこまでしてもらえますか」。コスモスクール未来のように公式に書いている施設でも、熱海市の学校がどう判断するかは別の話です。在籍校にも同じことを聞いてください。
よくある質問
熱海市内にフリースクールはありますか。
静岡県教育委員会の「フリースクール等民間施設情報」(令和8年2月5日現在)を確認したところ、熱海市に所在する施設は掲載されていませんでした。伊東市・伊豆市・下田市・賀茂郡の5町も同じく0件です。ただしこの一覧は施設側の任意掲載なので、「市内に1つもない」と断定することはできません。市内にあるのは、市の「あすなろ教室」と「教育相談室」です。
いちばん近いフリースクールはどこですか。
伊豆の国市浮橋のMOAスクール大仁校です。熱海市からは車でおよそ35分。もう1か所、同じ伊豆の国市のオルタナティブスクールあおぞら学校は車でおよそ40分です。それ以外は御殿場市・富士市になり、片道1時間前後かかります。
あすなろ教室はどこにありますか。何時から開いていますか。
静岡県教育委員会の「市町教育支援センター一覧」には「熱海市中央町1-1(市役所内)」と書かれています。ただし熱海市の公式サイトにはあすなろ教室の専用ページがなく、開室曜日・時間・費用・申込方法・直通の電話番号はいずれも確認できませんでした。市の教育相談室(0557-81-8080)にお問い合わせください。
学校に言わずに相談できますか。
熱海市の教育相談室のページには「電話相談や面談、Eメールによる相談を受け付けています」と書かれており、在籍校を通さなければ相談できない形にはなっていません。電話は0557-81-8080、メールは shakaikyoiku@city.atami.lg.jp です。開設は午前9時から午後4時30分(土日・祝祭日・年末年始は休み)です。
あすなろ教室や教育相談室は無料ですか。
どちらも市の公式ページに費用の記載がなく、無料かどうかは確認できませんでした。この記事では推測で「無料」とは書いていません。教育相談室(0557-81-8080)にお問い合わせください。
通うのが難しい場合、オンラインという手はありますか。
御殿場市の「ふりースペース にこはぴ」は、公式サイトにオンラインでも通所と同じ料金と書かれており、オンラインの時間は9時15分から14時45分です。熱海市から片道55分の通所が難しくても、この形なら距離は関係なくなります。ほかにも全国から参加できるオンラインのスクールがあります。
フリースクールの費用に、市の補助はありますか。
熱海市の公式サイトでは、保護者向けの利用料・交通費の補助は確認できませんでした。静岡県の「フリースクール等支援事業費補助金」は運営する民間団体が対象で、家庭の月謝が直接安くなる制度ではありません。
まとめ
熱海市には、県の一覧に載っている民間のフリースクールがありません。伊東市・伊豆市・下田市・賀茂郡の町にもありません。現実的な候補は、峠を越えた伊豆の国市の2か所。MOAスクール大仁校が車で約35分、あおぞら学校が約40分です。費用は月12,000円から30,000円くらいが目安になります。
市の窓口については、正直に書きました。あすなろ教室は、市の公式サイトに専用ページがなく、開室時間も費用も申込方法もわかりません。そのかわり教育相談室は、時間・連絡先・相談できる内容が公開されていて、電話でもメールでも相談できます。まず動くなら、ここへの1本の電話がいちばん早い一歩です。
そして、峠道の片道35分を見て「毎週は難しい」と感じたなら、それは正直な感想として大事にしてください。まず移動のいらない形で生活のリズムを戻して、行けそうになったら近いところに行ってみる。その順番でも遅くはありません。

この記事の内容を確かめるための一次資料
- 熱海市「教育相談室」
- 熱海市「令和8年度 教育行政の基本方針と主要施策」(あすなろ教室の経費・指導員3名)
- 熱海市「教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書」
- 静岡県教育委員会「フリースクール等民間施設情報」(令和8年2月5日現在)
- 静岡県教育委員会「市町教育支援センター一覧」(令和7年8月現在)
- 静岡県「フリースクール等支援事業費補助金」
- 静岡県「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
- MOAスクール 公式サイト
- オルタナティブスクールあおぞら学校 公式サイト
- ふりースペース にこはぴ 公式サイト
- こどもカレッジ 公式サイト
- NPO法人コスモスクール未来 公式サイト

熱海市だけでなく、伊東市・伊豆市・下田市・賀茂郡の町にも、県が把握している民間のフリースクールはありません。通うとなると峠を越えることになり、冬の朝や雨の日の送迎まで考えると続けにくい地域です。そういうときに、家から参加できるオンラインのスクールという道があります。NIJINアカデミーは、オンラインで同じ時間に同じ仲間と過ごす形をとっているスクールです。移動にかかる時間と負担がそのままなくなるので、半島のように選択肢が限られる地域では現実的な選択肢になります。
文責:にじいろ編集部
公開日:2026年9月24日 / 最終更新:2026年9月24日

