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ダブルスクールとは?小中学生が学校とオンラインを両立する方法・費用・注意点

2026 10/22
学びの選択肢 オンラインスクール 放課後の居場所
2026年9月8日2026年10月22日
学びの選択肢・ダブルスクール

ダブルスクールとは?小中学生が学校とオンラインを両立する方法・費用・注意点

ダブルスクールとは、在籍中の学校に通いながら、別の学びの場も利用することを指して使われる言葉です。小中学生の場合、放課後や週末にオンラインスクールなどを加える形があります。英語や探究活動、学校以外の仲間との学びを求める一方、時間・費用・子どもの負担も気になります。にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)も同社の事業です。この記事では、習い事や塾との違い、続け方、出席の扱い、NGAの公開情報を整理します。紹介順は優劣を表すものではなく、学びの目的と使い方の違いで説明します。

学びの選択肢
執筆 にじいろ編集部
最終更新 2026.10.22

目次

  1. 「ダブルスクール」という言葉を整理する
  2. なぜいま、小中学生の「学校+オンライン」が現れたのか
  3. どんな家庭が「今のうちに」もう一つ持とうとしているのか
  4. 学校外の学びに期待できることと、確認したい点
  5. ダブルスクールを検討するときの5つの確認点
  6. 週何コマまでなら無理がないか——生活時間から逆算する
  7. 子どもに決めさせる範囲と、「やめどき」の見極め
  8. オンラインで「もう一つの学校」を持つ例
  9. 行き渋りが出はじめた家庭へ——「備え」としてのダブルスクール
  10. よくある質問

この記事の結論

  • ダブルスクールはもともと大学生や高校生が「本業の学校+専門学校・予備校」を並行する意味で使われてきた言葉で、近年これが小中学生の「今の学校+オンラインスクール」という形にも広がってきました。
  • この選び方の中心にあるのは学力の上乗せではなく、居場所と評価のものさしを「1つ」から「2つ」に増やしておくことです。
  • 追加の活動は、時間、費用、課題や休息との重なりが生じることがあります。始める前に条件を確認し、本人の様子を見て見直してください。
  • 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月)は、必要な睡眠時間を小学生9〜12時間、中学・高校生8〜10時間としています。ここを削る設計になるなら、それは足しすぎのサインです。
  • 学校に行けなくなってからでは、選択肢を落ち着いて比べる余裕が持ちにくくなります。行けているうちに触れておくという意味での「備え」としても検討する価値があります。

「ダブルスクール」という言葉を整理する

ダブルスクールという言葉は、もともと小中学生向けの言葉ではありませんでした。長く使われてきたのは、大学に在籍しながら専門学校やスクールにも通って資格取得を目指す大学生や、高校に通いながら予備校に通う受験生、私立中高に通いながら塾にも通う生徒を指す使い方です。共通しているのは、「本業の学校の外に、目的の違う学びの場をもう一つ持つ」という形です。

ここ数年、この言葉が小学生・中学生の家庭でも使われはじめています。きっかけは、オンラインで「学校のような場」が成立するようになったことです。一人一台の端末が学校で当たり前になり、家庭にも配信環境が整ったことで、放課後や土曜に自宅から少人数のクラスに参加する、という形が現実的な選択肢になりました。

塾・習い事と、ダブルスクールは何が違うのか

「それって習い事と何が違うの?」——ここがいちばん誤解されやすいところです。ざっくり言えば、習い事や塾は「特定のスキル」を身につける場、ダブルスクールで持つのは「もう一つの学校生活」です。クラスがあり、同じ顔ぶれの仲間がいて、担任のような大人がいて、時間割がある。だから、子どもにとっては「習い事に行く」ではなく「もう一つの学校に行く」という感覚に近くなります。

以下では、学校外の選択肢を「何を学ぶか」「学校との関係」「生活に加わる時間」の軸で整理します。施設やサービスの優劣を示す順位表ではありません。

学校の外に学びの場を持つときの選択肢の比較
選択肢 主な目的 子どもにとっての位置づけ 今の学校をどうするか
習い事 特定のスキル・技能(音楽・スポーツ・プログラミングなど)を伸ばす 「好きなことをする時間」。学校生活とは別枠 そのまま通う
学習塾 教科の学力を上げる・受験対策 「学校の勉強の続き」。評価のものさしは学校と同じ方向 そのまま通う
ダブルスクール
(オンラインスクール併用)
もう一つのクラス・仲間・評価のものさしを持つ 「もう一つの学校生活」。学校とは違う関係と役割ができる そのまま在籍し、放課後・週末に参加
フリースクール・
オルタナティブスクールへの移行
学校に代わる日中の居場所と学びを確保する 「主たる居場所そのものの置き換え」 在籍は残しつつ、日中の通学先が変わることが多い

フリースクールやオルタナティブスクールは日中の居場所・学びを担うことがあり、放課後や週末に加えるスクールとは利用時間も目的も異なります。今の学校に在籍したまま活動を加えるのか、日中の過ごし方も含めて相談したいのかを分けて考えると、候補を比べやすくなります。すでに登校が難しい場合は、フリースクールの種類や費用、出席の扱いを整理した記事もご覧ください。

NIJIN GLOBAL ACADEMYのオンラインインターナショナルスクール今の学校に在籍しながら国際教育も検討したい家庭は、NGAのダブルスクールの考え方や開校情報を公式ページで確認できます。NGAのダブルスクール案内を見る

なぜいま、小中学生の「学校+オンライン」が現れたのか

文部科学省の答申では、学校で「個別最適な学び」と「協働的な学び」を充実させる方針が示されています。これは学校教育の方針であり、特定の民間サービスを認定したり、参加を出席扱いにしたりするものではありません。

「個別最適な学び」と「協働的な学び」という考え方

中央教育審議会が令和3年1月26日にまとめた答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」は、これからの学校教育の柱として「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を掲げています。答申の総論解説では、それぞれ次のように説明されています。

  • 指導の個別化…「子供一人一人の特性・学習進度・学習到達度等に応じ、教師は必要に応じた重点的な指導や指導方法・教材等の工夫を行う」
  • 学習の個性化…「子供一人一人の興味・関心・キャリア形成の方向性等に応じ、教師は一人一人に応じた学習活動や課題に取り組む機会の提供を行う」
  • 協働的な学び…「子供一人一人のよい点や可能性を生かし、子供同士、あるいは地域の方々をはじめ多様な他者と協働する」

注目したいのは、協働的な学びが「子供同士」だけでなく「地域の方々をはじめ多様な他者」まで含めて書かれていることです。学びの相手が教室の中だけに限られるとは書かれていません。さらに、小学校学習指導要領(平成29年告示)の前文にも、「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会とが共有し(中略)社会との連携及び協働によりその実現を図っていくという、社会に開かれた教育課程の実現が重要となる」という一節があります。

校外の活動を追加する場合は、在籍校での学習や生活と両立できるかを確認します。出席扱いや成績評価を相談する場合は、制度の要件に沿って在籍校に確認してください。

数字が示していること、示していないこと

文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(令和7年10月29日公表)によれば、小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人(約35万4千人)で過去最多となりました。一方で、増加率は令和5年度の15.9%から令和6年度は2.2%に低下しています。また、学校内外の機関等で相談・指導等を受けていない児童生徒は約13万6千人と報告されています。

この数字の読み方について

この調査は不登校の児童生徒数や相談・指導の状況を示すもので、ダブルスクールの増減や家庭が情報を探すときの事情を示す資料ではありません。数字を個々の家庭の理由に結びつけず、学校外の活動を検討するときは、在籍校や自治体の相談先も確認しましょう。

自宅の机でノートパソコンに向かい、オンラインの授業に集中している小学生の女の子

どんな家庭が「今のうちに」もう一つ持とうとしているのか

家庭が学校外の学びを考える理由は一つではありません。ここでは、候補を探し始めるときに整理しやすい4つの関心を例として挙げます。

① 学校生活は回っているが、興味の幅に学校が追いついていない

「うちの子、恐竜と宇宙の話なら何時間でもしているのに、学校では『変わってる子』で終わってしまう」。学校の授業や活動の中で興味を深められることもありますが、学校外に同じ関心を持つ仲間や活動が見つかる場合もあります。校内外のどちらで続けやすいか、本人が試したい内容から考えます。

② 教室の人間関係が「一本」しかないことが不安

クラス替えが年に一度、部活も限られる。その中で人間関係がうまくいかなかったとき、子どもには逃げ場がありません。学校以外にも同じ興味を持つ相手と出会える場を持つことで、関係先が増える家庭もあります。ただし、新しい集団が本人に合うかどうかは、体験や短期間の参加で確かめる必要があります。この点は オンラインで「居場所」や「友だち」は本当につくれる? でも詳しく扱っています。

③ 行き渋りが出はじめている

「月曜の朝だけお腹が痛い」「日曜の夜になると口数が減る」。まだ休んではいないけれど、サインが出ている段階です。欠席が続く前でも、休む日が出たときに相談できる相手や選択肢を知っておくことはできます。学校への相談、自治体の窓口、民間の学びの場を分けて調べ、本人に今必要な支援を優先します。

④ 数年後の進路を、今から見ておきたい

中学受験や高校受験を控え、「このまま偏差値だけの物差しで進路を決めていいのか」と迷いはじめる家庭も少なくありません。学校外の活動を進路選びにどう生かすかは、本人の関心や目的によって異なります。関連して 偏差値や順位がしんどい子の進路 もあわせてご覧ください。

学校外の学びに期待できることと、確認したい点

ダブルスクールだけで学力が上がる、不登校を防げると断定することはできません。ここでは成果を約束するのではなく、学校外に別の活動を加えるときに、時間や関係、費用の面で起こり得る変化を整理します。本人の様子を見ながら、続け方を調整してください。

  • 学びの内容が増える場合があります。何を扱い、子どもが何をしたいのかを事前に確認します。
  • 学校外の仲間と交流できる場もあります。交流の頻度や方法、本人に合うかは体験や説明で確認します。
  • 放課後や週末の予定が増えるため、睡眠、学校の課題、休息と両立できるかを見直します。
  • 学校外のサービスを利用しても、在籍校の出席や成績評価が自動で変わるわけではありません。必要な相談は学校と教育委員会に行います。

逆に、期待しすぎないほうがいいこと

「オンラインスクールに入れば学校が楽しくなる」「性格が明るくなる」といった変化を目的にすると、うまくいかなかったときに子どもが責められる構造ができてしまいます。ダブルスクールは子どもを変えるための道具ではなく、環境の選択肢を増やす手段です。ここを取り違えないことが、いちばんの失敗予防になります。

ダブルスクールを検討するときの5つの確認点

ここでは、ダブルスクールを検討する際に家庭で確認したい5つの点を整理します。実際の負担や相性は子どもとサービスによって異なるため、あらかじめ起きると決めつけず、体験や相談で確かめてください。

確認1:空き時間をすべて活動で埋めない

注意したいのは、空いている時間をすべて活動で埋めることです。

確認2:学校のあとにさらに負担が重ならないか

参加時間が短くても、学校後の疲れ方は子どもによって違います。しかし子どもにとっては、集団の中で気を張る時間が2回になるということです。学校で6時間、人に合わせて過ごしたあとに、もう一度クラスに参加する。 疲れるのは頭ではなく、対人的な緊張のほう です。特に、人の顔色を読むことに敏感な子ほど、この負荷は大きくなります。

確認3:費用と退会条件を先に見る

追加活動には別途費用がかかる場合があります。月謝のほか、入会金、教材費、イベント費や退会条件を確認します。しかも厄介なのは、 費用をかけたこと自体が「やめられない理由」になってしまう 点です。「せっかく払ったんだから、もう少し続けてみようよ」——この一言が、子どもにとってどれほど重いか。始める前に、やめるときの条件まで決めておく必要があります(→ 7章 )。

確認4:学校と追加活動の優先順位を話し合う

学校行事や課題と追加活動の予定が重なる場合があります。どちらも中途半端になり、どちらの集団でも「あまり参加していない子」になってしまう。 2つ持つことのリスクは、2つとも薄くなることです。 これを避けるには、最初にどちらが主でどちらが副かを家庭の中ではっきりさせ、ぶつかったときにどちらを優先するかを決めておくことです。

確認5:親の期待が本人の希望を上回っていないか

本人が参加を望んでいるかを、継続して確かめます。最初は「合わなかったらやめていいよ」と言っていたのに、子どもが少し楽しそうにした途端、親のほうが熱心になる。発表会を楽しみにする、様子を毎回聞く、他の子と比べる。 子どもは親が期待していることに、驚くほど早く気づきます。 そして、期待に応えられないと感じた瞬間から、その場所は逃げ場ではなくなります。

始める前に、家族で一度だけ確認しておきたいこと

「これは誰のためにやることか」。この問いに親が即答できない状態で始めると、5つ目の失敗パターンに入りやすくなります。子どものためのはずが、いつのまにか 「何もしていない不安」を親が解消するための手段 になっていないか。始める前と、家庭で決めた振り返りの時期に、もう一度考えてみてください。

机の上のプリントに顔を伏せて目を閉じている、疲れた様子の小学生の女の子

週何コマまでなら無理がないか——生活時間から逆算する

「週に何コマまでなら大丈夫ですか」。これは本当によく聞かれる質問です。子どもによって違う、というのが正直な答えですが、削ってはいけない時間から逆算するという考え方なら、どの家庭でも使えます。

まず、削れない時間を確保する

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月)は、必要な睡眠時間の目安として小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を示しています。同じガイドは、こどもの睡眠を守るための行動として「朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜ふかしの習慣化を避ける」ことを挙げ、あわせて「小・中・高校生は1日当たり60分以上からだを動かし、スクリーンタイムは2時間以下にすること」を推奨しています。

睡眠や学校の時間は家庭ごとに違います。決まった残り時間を当てはめるのではなく、一週間の実際の予定を書き出して検討します。

一週間の予定を作るときの確認項目
項目 確認すること
睡眠 厚生労働省の睡眠ガイドが示す年齢ごとの目安を参考に、就寝・起床時刻を先に置く
学校・通学 登校時刻、下校後の予定、通学にかかる時間を実際の生活に合わせて書く
食事・入浴・身支度 急がず過ごせる時間や家族との時間も含める
宿題・学習 曜日による課題量の違いを含め、学校の学習時間を確保する
休息・遊び 何も予定を入れない時間を残す
追加する活動 上の予定と重ならず、本人が参加したい回から試す

睡眠ガイドは睡眠や身体活動に関する目安を示していますが、個々の家庭で平日に使える時間数を定めてはいません。予定表には宿題、食事、休息、遊びも書き込み、実際に無理なく使える時間を家族で見積もってください。

現実的な始め方の目安

1

本人が選んだ少ない頻度から試す

参加回数を決めるときは、まず本人が希望する回と既存の予定を照らし合わせます。慣れる前から頻度を増やさず、負担があれば減らせることも先に確認します。

2

翌日の予定と休息時間を確認する

連日参加する必要があるかを確かめ、翌日の起床や授業に支障が出ない時間帯を選びます。

3

始める前に見直す時期を決める

あらかじめ家庭で決めた時期に、本人の感想、睡眠、宿題、学校での過ごし方を振り返り、続けるか頻度を変えるか話し合います。

4

週末にも休める時間を残す

週末に活動を入れる場合も、休息や家族の予定と無理なく両立できるか確認します。

なお、睡眠ガイドが挙げる「スクリーンタイムは2時間以下」は、学習目的の利用をそのまま制限する趣旨のものではありません。ただし、就寝前に画面の光を浴びる負荷は、目的が学習でも遊びでも変わりません。同ガイドは「デジタル機器は寝室には持ち込まず、電源を切って、別の部屋に置いておきましょう」とも記しています。夜遅い時間帯のコマを選ぶときは、この点を織り込んで考えてください。

子どもに決めさせる範囲と、「やめどき」の見極め

決定を3つの層に分ける

「子どもに決めさせましょう」とだけ言われても、実際には難しいものです。全部を子どもに委ねると、子どもが責任を背負いすぎます。おすすめは、決定を3つに分けることです。

ダブルスクールに関する決定の分け方
誰が決めるか 内容
親が決める 費用の上限、週に使える時間の上限、安全面(夜の時間帯・機器の管理)。これは大人の責任として、子どもに背負わせない
一緒に決める どの候補にするか、いつ体験するか、いつまで様子を見るか。候補は親が2〜3に絞ってから見せると、子どもが選びやすくなる
子どもが決める 体験のあと「続けるかどうか」。ここだけは、子どもの答えを最終判断にする。断る自由がないと、子どもは正直に言えなくなる

「やめどき」を示す4つのサイン

続けるべきか迷ったときは、子どもの言葉より生活の変化を見てください。

  • 前日の夜に、体の不調の話が出るようになる/「お腹が痛い」「頭が重い」が特定の曜日の前夜に集中しはじめたら、はっきりしたサインです。
  • 学校の話も、そちらの話も減る/片方だけ減るなら調整で足りますが、両方の口数が減るのは全体の容量を超えているときです。
  • 「行きたくない」ではなく「別にいい」に変わる/嫌だと言えるうちはまだ余力があります。感情の起伏が消えたときのほうが心配です。
  • 親のほうが熱心になっている/子どもの様子より、自分が続けさせたい気持ちのほうが強くなっていないか。ここは定期的に自分で点検するしかありません。

やめ方も、始める前に設計しておく

始める前に「合わなかった場合はどうするか」も話し合っておくと、本人が相談しやすくなります。 やめる手続きを、始める前に具体的にしておく ことをおすすめします。

  • 体験・お試し期間の有無と長さを確認する
  • 休会制度があるか、その場合の費用はどうなるかを確認する
  • 家庭の中で「まず3か月」と期限を切り、その時点で必ず一度話し合うと決めておく
  • やめても否定的に扱わないことを、子ども本人に言葉で伝えておく

「やめる」は失敗ではありません

合わなかったとわかったのは、試したからです。やめた経験そのものが、次に選ぶときの精度を上げます。「合わないとわかってよかったね」と言える親でいることが、この選択肢をいちばん安全に使う方法です。

日の差し込むテーブルで、父親が子どもの宿題を横から見ながら一緒に話している様子

オンラインで「もう一つの学校」を持つ例

具体例として、この記事の運営会社と同じ株式会社NIJINが提供を準備しているNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)を紹介します。これは比較ランキングや市場全体から選んだ代表校ではなく、在籍校を続けながら国際教育を学ぶ形を説明する一例です。地域の習い事・塾・放課後活動も目的や利用時間を比べ、本人が希望する内容に合わせて検討してください。

NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)の「ダブルスクール型」

NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、アジア・オセアニアに住む6〜18歳と、日本から国際教育を希望する家庭を対象に案内しているオンラインインターナショナルスクールです。公式サイトは2027年9月の開校を予定し、日本の学校に在籍したまま放課後や週末に学ぶ「ダブルスクール」を一つの学び方として紹介しています。曜日や時刻を固定した確定時間割ではなく、公式の一週間例はモデルケースで、曜日・時間・回数は家庭の生活に合わせて調整できると案内されています。小人数のライブ授業、日英バイリンガルメンター、国際交流などを軸にした学びです。

NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)の概要

提供形態・所在地
オンライン(公式サイトは校舎を持たない形態と案内)
対象
6〜18歳。アジア・オセアニア在住者、日本在住で国際教育を希望する家庭
内容
少人数のライブ授業、日英バイリンガルメンター、国際交流など
開校予定
2027年9月
連絡先
公式お問い合わせフォーム

情報確認日:2026年10月22日。最新の案内は公式の開校情報をご確認ください。

出典:公式サイト/ダブルスクール案内/お問い合わせ

NGAは日本の一条校ではなく、日本の高校卒業資格を発行する学校ではありません。日本の学校に在籍しながら放課後等に利用する場合も、参加によって在籍校の出席扱いが自動で決まるわけではありません。文部科学省の2026年4月の保護者向け資料では、学校外の学習について一定の要件のもとで学校が判断するとされています。欠席中の学習の出席扱いや成績評価を相談したい場合は、在籍校と設置者である教育委員会に確認してください。

NGAは2027年9月の開校を予定しています。開校時期や募集などの最新情報は、公式の開校情報で確認できます。通学型の場を検討する場合は、オルタナティブスクールの一覧も比較の参考になります。

行き渋りが出はじめた家庭へ——「備え」としてのダブルスクール

最後に、いま少しだけ雲行きが怪しい家庭に向けて書きます。

文部科学省の調査は不登校児童生徒数や相談・指導等の状況を示していますが、個々の家庭が選択肢を探しにくい理由までは示していません。数字から家庭の事情を推測せず、必要な時点で相談先を探せるよう、在籍校や自治体の窓口も含めて情報を整理しておきましょう。

だからこそ、まだ行けている段階で、資料を取り寄せる・体験に一度出てみる・親だけ説明会を聞いてみる——その程度のことをしておく価値があります。入らなくてもいいのです。「もし今の学校がしんどくなっても、あそこがある」と親が知っているだけで、子どもに向ける言葉が変わります。

すでに休みがちになっている場合は

この記事で書いてきた「学校+もう一つ」という設計は、今の学校に通えていることを前提にしています。すでに休みが続いている場合は、まず日中の居場所と休養の確保が先で、放課後にもう一つ増やす形は負荷が大きすぎることがあります。その段階の選択肢はフリースクールとは?費用・種類・出席扱いと全国の探し方や発達障害・HSC・ギフテッドの子とホームスクールにまとめています。また、在籍校での出席の扱いや校内の支援については、担任・スクールカウンセラー・お住まいの教育委員会への相談が最も確実です。

学校を辞める決断も、学校だけで頑張り続ける決断も、どちらも大きなものです。その間に「もう一つ持っておく」という中間の選択肢があることを、頭の片隅に置いておいていただければと思います。

よくある質問(FAQ)

今の学校を辞めずに、オンラインスクールにも通えますか?

できます。放課後や週末に別の学びを加える形が「ダブルスクール」と呼ばれることがあります。利用頻度や時間は、在籍校の予定、宿題、睡眠、休息と合わせて決めます。NGAは、在籍校を続けながら学ぶ形を公式に案内しています。

小学生でもダブルスクールはできますか?

小学生向けの制度上の共通定義や一律の開始条件がある言葉ではありません。対象年齢や参加条件は各サービスで異なります。NGAは6〜18歳を対象として案内していますが、開校予定は2027年9月です。

週に何回くらいから始めると、子どもに負担が少ないですか?

全員に当てはまる回数はありません。先に睡眠、学校と通学、食事、宿題、遊びや休息の時間を予定に入れ、残った時間で本人が続けたい活動を試します。参加後に疲れや生活の変化を本人と一緒に振り返り、必要なら頻度を調整してください。

ダブルスクールを始めると、宿題や睡眠に影響しますか?

時間の組み方によって影響することがあります。学校の宿題や睡眠時間を削らずに続けられるか、平日と週末の一週間の予定を書き出して確認します。厚生労働省の睡眠ガイドは子どもの睡眠時間の目安を示していますが、活動を追加できる時間数を定めたものではありません。

ダブルスクールの費用は、何を比べればいいですか?

月謝だけでなく、入会金、教材費、端末や通信環境、イベント費、支払い方法、休会・退会時の扱いを同じ期間で比べます。NGAの具体的な料金は開校情報で案内すると公式サイトに記載されています。金額の案内を受けたら、初年度と次年度の総額を分けて確認しましょう。

オンラインスクールに通うことを、今の学校に伝えたほうがいいですか?

放課後や週末に参加する活動と、欠席中の学習を出席扱いとして相談することは別です。学校生活や子どもの体調について相談中なら、活動の目的や時間を担任に共有すると予定を調整しやすくなります。出席や評価の相談をする場合は、早めに学校と教育委員会へ連絡してください。

ダブルスクールをすると、在籍校で出席扱いになりますか?

自動的に出席扱いになるわけではありません。文部科学省は、一定の要件を満たす場合に学校が判断できると案内しています。欠席中の学習について相談するときは、在籍校と設置者である教育委員会に、必要書類や確認手順を尋ねてください。

英語が苦手な子でも、NGAに参加できますか?

NGAの公式FAQは英語要件を設けておらず、日英バイリンガルのメンターによる日本語のサポートを案内しています。実際の授業言語や支援方法は学年やプログラムの案内で確認してください。

NGAのダブルスクール型は、いつから何歳の子が対象ですか?

NGAの公式サイトでは2027年9月開校予定、対象は6〜18歳と案内されています。現在の学校に在籍したまま学ぶ方法も紹介されています。開校時期や募集の最新情報は公式の開校案内で確認してください。

NGAの時間割や体験クラス、学費はもう決まっていますか?

公式サイトには一週間のモデル例が掲載され、曜日・時間・回数は家庭の生活に合わせて調整できると説明されています。モデル例を確定時間割として扱わず、体験クラスや学費を含む最新案内は公式の開校情報で確認してください。

この記事の内容を確かめるための一次資料

この記事で数値や制度として紹介した情報は、下記の公的資料とNGAの公式案内で確認できます。利用を検討するときは各公式ページの最新情報をご覧ください。

このテーマに関わる公的資料
資料 何がわかるか
文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」 小・中学校の不登校児童生徒数353,970人(過去最多)、増加率の推移、相談・指導等を受けていない児童生徒数(約13万6千人)
中央教育審議会答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」(令和3年1月26日) 「個別最適な学び」(指導の個別化・学習の個性化)と「協働的な学び」の定義、一体的な充実という国の方針
文部科学省「平成29・30・31年改訂 学習指導要領(本文、解説)」 学習指導要領前文に示された「社会に開かれた教育課程」の考え方
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月) 小学生9〜12時間・中学高校生8〜10時間という睡眠時間の目安、1日60分以上の身体活動、スクリーンタイム2時間以下の推奨
NGA公式「ダブルスクール」案内 対象、提供形態、開校予定、モデル時間割、学び方
NGA公式FAQ 対象年齢、英語要件、学費・体験クラスの案内
文部科学省「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」(保護者向け、2026年4月) 学校外の学習と出席扱い・成績評価の主な条件

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本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の学校への入学を推奨するものではありません。「ダブルスクール」は法令上の用語ではなく、公的な定義や統計はありません。NGAの内容・開校時期は変更される場合があります。在籍校での出席の扱いは学校が判断するため、個別の相談は在籍校とお住まいの教育委員会にご確認ください。情報確認日:2026年10月22日。
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