「学校には行きづらいけれど、英語や海外のカリキュラムを学びたい」「自宅で続けられるオンラインインターナショナルスクールはある?」と探していませんか。オンライン校には、英国式・米国式の学習や国際資格を目指すコース、日本の学校と併用する学び方などがあります。一方、学校の種類や資格、費用、在籍校との関係はサービスごとに異なります。
にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN GLOBAL ACADEMYも同社の事業です。NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校予定のため、現在利用できる学校と開校前の事業を区別して紹介します。
この記事では、各サービスの公式情報と文部科学省の資料を確認し、オンラインで学ぶ方法、費用の見方、不登校の小中学生が在籍校と相談するときのポイントをまとめました。情報確認日:2026年10月23日。
結論:不登校でも学べるオンラインインターナショナルスクールはある。まず「今の学び方」と「資格」を分けて確認
不登校の子どもが利用できるオンラインの国際教育サービスはあります。ただし、どのサービスも同じ学校制度や支援内容ではありません。ライブ授業の参加が中心か、国際資格を目指すか、日本の学校に在籍したまま併用するかを先に整理しましょう。
- 英語で学ぶ授業を続けたい場合は、カリキュラム・年齢・参加時間・費用を比較する
- 日本の学校の出席や成績に関する扱いは、オンライン校が決めるものではない。在籍校と教育委員会に相談する
- NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校予定。すぐに利用できるサービスと分けて検討する
出席扱いについて、文部科学省は学校外施設での相談・指導や自宅でのICT学習について一定の要件を示しています。個別の状況を踏まえて学校が判断するため、利用先だけで「出席になる」と決めることはできません。制度の条件は、文部科学省「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」でも確認できます。
オンライン校を比べる前に、子どもに合う条件を整理する
「オンラインインターナショナルスクール」という言葉だけで選ぶと、授業の受け方や資格の違いが見えにくくなります。まずは次の項目を家族で確認し、学校との面談や資料請求で同じ質問を各サービスに尋ねてください。
- 今必要なもの:教科学習、英語環境、同年代との交流、生活リズム、個別支援のどれを優先するか
- 受講の形:毎日のフルタイム、科目単位、放課後の併用、録画や自習を含むか
- 資格・在籍:どの機関が成績や資格を発行するのか、日本の学校の在籍を続けるのか
- 支援の具体性:欠席時の連絡、課題量、カメラ・マイクの扱い、学習相談、家庭の見守り方
- 費用の総額:授業料に入学金、教材、試験、為替・送金手数料などが加わるか
発達障害や不安、感覚過敏などがある場合は、「対応可能」という言葉だけで決めず、本人の困りごとをどの場面でどう支援するかを個別に相談します。診断の有無だけで適否を判断せず、授業への参加方法、休憩、連絡手段、緊急時の対応まで確認しましょう。
インターナショナルスクールの制度上の位置付けや日本の学校との違いは、インターナショナルスクールとは?学校の種類・就学義務・学費で整理しています。
オンラインの国際教育サービスを、公式情報で比較
以下は、英国式カリキュラムをオンラインで学ぶNisai、Nisai Global Schoolのプログラムを日本語で案内するJOI、英国式・米国式を扱うCrimson Global Academy(CGA)、開校準備中のNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)です。NIJIN GLOBAL ACADEMYを含め、掲載順は優劣や人気順ではありません。現在の利用可否と学び方が分かるよう、既存のオンラインプログラム、国内向け案内、開校予定の順に並べています。各カードの項目は公式情報で確認できた内容に限っています。
なお、JOIは公式サイトでNisai Global Schoolのインターナショナルスクールと説明しています。別資本の学校として単純に数えるのではなく、日本語で提供するコースと料金案内を確認するために、Nisaiの概要と分けて記載します。
Nisai Global School:英国式カリキュラムをオンラインで学ぶ
施設・サービス概要|Nisai Global School
- 受講場所
- オンライン。安定したインターネット環境と端末を使い、世界各地から参加できます。
- 対象・学年
- 公式案内では8〜18歳。Key Stage 2・Key Stage 3からInternational GCSE、A-Levelへ進む学習経路が紹介されています。
- 授業・支援
- 教師によるライブ授業、録画・学習教材、学習・生活面のサポート。学習進度は年齢だけでなく知識・技能に応じて配置する方針です。
- 相談窓口
- 公式ページの相談・アポイントフォーム
出典:Nisai Learning International、Online School(2026年10月23日確認)
Nisaiの公式ページは、オンラインでのライブ授業、録画、学習サポートや特別な教育的ニーズへの調整を案内しています。料金は年齢・学年・科目・時間割・支援内容で異なるため、比較する際は希望する学年と科目数を伝え、授業料以外の試験費用や教材費も含む見積もりを確認しましょう。資格試験を受ける場合、受験会場や受験料が授業料と別になることがあります。
JOI:日本語で相談しながら受講コースを選びたい家庭向け
施設・サービス概要|じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOI
- 受講場所
- オンライン。自宅で授業を受講できます。
- 対象・コース
- 公式サイトに小学生・中学生・高校生向けの案内があります。英語コース、インターナショナルスクールコース、国内受験対策との組み合わせなど、コース別に内容が異なります。
- 授業・支援
- ネイティブ講師のライブ授業、録画授業、英語力・学力に合わせたクラス編成。ホームスクールと日本の学校の放課後利用を案内しています。
- 費用例
- 中学生向けNSは1科目月22,000円、IGCSEは1科目月24,200円。いずれも生徒管理・サポート費月9,900円が別途必要で、初期費用は33,000〜52,800円と掲載されています。科目追加、コース、オプションにより総額は変わります。
- 相談・体験
- ホームスクールコースの相談窓口。無料体験学習は問い合わせまたは個別相談後に案内されます。
出典:JOIホームスクールコース、中学生コース・料金(2026年10月23日確認)
JOIはコースにより、英語学習、国際資格を目指す授業、日本の高校・大学受験を見据えたカリキュラムを組み合わせています。費用例は中学生ページに掲載されたコースのものです。小学生・高校生、別コースにそのまま当てはまる金額ではありません。入学時には英語力・学力に応じた相談や評価があるため、本人の現在の力と目標を伝え、必要科目と受講条件を確かめてください。
Crimson Global Academy:英国式・米国式カリキュラムを選ぶ
施設・サービス概要|Crimson Global Academy(CGA)
- 受講場所
- オンライン。ライブ授業を中心に、グループ授業や1対1指導などの形式があります。
- 対象・学年
- 公式案内では7〜18歳。学年・コースにより受講条件は異なります。
- カリキュラム
- 英国式と米国式を案内。International GCSE、A-Level、Advanced Placement、US Diplomaの経路があります。
- 費用例
- 米国カリキュラムのFull Time Enrollment Feesとして、公式料金ページは学年別にUSDで価格を掲載しています。料金は学年・科目・グループ/1対1の方式により異なります。
- 相談窓口
- 学校概要・料金と奨学金の公式案内
出典:About Crimson Global Academy、Fees and Scholarships(2026年10月23日確認)
CGAの公式料金ページは地域・カリキュラム・学年別の価格をUSDで表示しています。日本から申し込む場合の請求通貨、支払い時期、税・送金手数料、為替の扱い、教材や試験にかかる費用は、見積もりの時点で確認してください。成績や進学を重視する家庭は、オンライン授業の時間帯、欠席時の学び方、受験資格・試験会場も合わせて尋ねると比較しやすくなります。
NIJIN GLOBAL ACADEMY:2027年9月開校予定のオンラインスクール
施設・サービス概要|NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)
NGAは現在の通学先をすぐに切り替えるための運営中の学校ではなく、公式案内で2027年9月開校予定です。開校前の計画や募集案内と、すでに授業を提供している学校を同じ条件で比べないようにしてください。学費の案内は開校情報メールで受け取れると公式FAQに案内されています。英語資格を必修とせず、英語を使った学びを計画していますが、日本の学校の在籍・出席・成績や高卒資格は別に確認が必要です。
不登校のオンライン学習は、在籍校の出席扱いになる?
オンラインインターナショナルスクールに登録しただけで、日本の在籍校の出席になるわけではありません。文部科学省は、不登校の児童生徒が学校外の施設で相談・指導を受ける場合や、自宅でICTを活用して学ぶ場合について一定の要件を示し、学校が出席扱いや成績評価を行える枠組みを設けています。
自宅でICT学習をする場合は、保護者と学校の連携、本人への定期的・継続的な対面指導、計画的な学習プログラム、学校による学習状況の把握などが条件として示されています。利用するオンラインスクールが文科省の要件を満たすと一律に決められるものではありません。利用前に、担任・管理職・教育委員会へ、学習計画・活動記録・面談・報告書の内容を具体的に相談しましょう。
参考:文部科学省「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」(2026年10月23日確認)。
子どもに合うオンラインインターナショナルスクールを選ぶ手順
- 希望を一つに絞りすぎない:「英語を学ぶ」「英語で教科学習をする」「国際資格を目指す」「安心できる同年代の場を作る」を分けて考える。
- 授業の様子を確かめる:ライブ授業の曜日・時差、カメラや発言の扱い、録画の有無、宿題、欠席時のフォローを確認する。
- 支援内容を具体的に伝える:疲れやすさ、対人不安、読み書きの得意不得意などを伝え、授業中の配慮や相談先を確認する。
- 費用の総額をそろえて比べる:入学金、授業料、科目追加、教材費、試験・会場費、為替や決済手数料を分けて見積もる。
- 在籍校と資格を確認する:出席扱い・成績評価の相談方法、日本の小中学校在籍、卒業資格の発行主体、国内外の進学要件を別々に確認する。
子ども本人が説明会や体験に参加しづらい場合は、保護者だけで質問をしても構いません。申し込み前に結論を急がず、「まずは見学・相談だけ」「一科目から試せるか」など、負担を抑えた入り方も相談してください。現在すぐ支援が必要なら、在籍校の相談窓口や自治体の教育支援センターなど、すぐに相談できる機関も並行して検討しましょう。
よくある質問
利用できるサービスはありますが、対象年齢・入学条件・授業の形は各校で異なります。JOIはホームスクールコースを案内し、Nisaiは学習上のニーズに合わせた支援を説明しています。CGAは年齢やコースごとに条件があり、NGAは2027年9月開校予定です。今の困りごとと希望する学びを各校に伝えて確認してください。
一律ではありません。JOIは英語力に応じたクラス編成や初学者向けコースを案内しています。NGAは公式FAQで入学時の英語要件なしとしています。NisaiやCGAもコース・学年で条件が異なるため、希望する科目と現在の英語力を伝えて相談しましょう。
登録しただけで自動的に出席扱いになるわけではありません。文部科学省は学校との連携や学習状況の把握などの要件を示しており、個々の扱いは在籍校が判断します。契約前に担任や管理職へ学習計画・報告方法を相談してください。
併用を案内するサービスがあります。JOIは放課後利用、NGAはダブルスクール型を紹介しています。CGAの一部のパートタイム案内では高校卒業資格を得るために別の学校へフルタイムで通う必要があると説明されています。時間割と在籍校の扱いを両方確認してください。
診断名だけで利用の可否は決まりません。Nisaiは特別な教育的ニーズへの支援を公式に案内しています。ほかのサービスも、カメラ・マイク、休憩、課題量、相談先など、本人に必要な配慮が可能か個別に確認してください。医療・心理的な支援が必要な場合は、専門機関との連携も検討しましょう。
コースによって異なります。JOIの中学生向け料金例では、NSが1科目月22,000円、IGCSEが1科目月24,200円で、生徒管理・サポート費や初期費用が別にあります。CGAは学年・カリキュラムごとの料金をUSDで掲載し、Nisaiは科目や時間割に応じた相談を案内しています。教材・試験・決済費用を含む総額で比較してください。
国際資格と日本の高校卒業資格は別のものです。NGAは日本の高校卒業資格そのものを発行しないと公式FAQで案内しています。ほかのコースも、資格の発行主体、試験を受ける条件、日本の学校への在籍状況を個別に確かめてください。
録画や学び直しの方法はサービスで異なります。Nisaiは録画授業や学習教材、JOIは授業録画を案内しています。CGAやNGAでは、選択するコースの授業形式と欠席時の扱いを事前に確認し、ライブ参加が必要な授業を把握してください。
JOIは問い合わせや個別相談後の無料体験学習を案内し、Nisaiも無料の体験授業を案内しています。実施時期や対象コースは変わるため最新情報を確認してください。CGAは公式窓口で相談でき、NGAは開校前の案内を受け取る方法を公開しています。
まず、英語を学びたいのか英語で教科を学びたいのか、ライブ授業が必要か、日本の学校と併用したいのかを整理します。そのうえで年齢・入学条件、支援、時間割、資格の発行主体、総費用を同じ項目で比較し、可能なら本人が相談や体験に参加して負担を確かめてください。
確認した公式情報・公的資料
費用、対象、募集時期、制度は変更されることがあります。最終更新日に近い公式案内を確認し、申し込み前に条件を各校へ確認してください。


