不登校の子どもの学び先を探すと、フリースクール、インターナショナルスクール、学びの多様化学校、オンラインスクールが候補に挙がります。似て見えても、目的や法的な位置づけ、費用、在籍校との関係はそれぞれ異なります。違いを整理して、お子さんと家庭に合う選択肢を考えましょう。
不登校の学び方4つを比較|フリースクールとインターナショナルスクールの違い
にじいろは株式会社NIJINが運営し、この記事で紹介するNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)も同社の事業です。運営主体を明らかにしたうえで、制度と選択肢を整理します。
ここでは順位づけではなく、目的と制度の違いで比較します。フリースクールと学びの多様化学校は不登校の子どもの学び・支援に関わります。インターナショナルスクールは国際的な教育を行う学校の呼称で、オンラインスクールは提供方法を指す場合があります。呼び名だけで出席扱いや卒業資格を判断せず、運営主体と学校としての位置づけを確認することが出発点です。
| 選択肢 | 主な目的・形 | 学校制度上の確認 | 在籍校との関係 | 費用を確認する項目 |
|---|---|---|---|---|
| フリースクール | 居場所、相談、学習や体験など。内容は施設ごとに異なる | 運営主体、施設の性格、在籍先との関係 | 出席扱いは一定要件と校長判断。自動ではない | 入会金、月謝、利用回数、教材費、交通費 |
| インターナショナルスクール | 英語等を用いた国際的な教育。カリキュラムも学校ごと | 一条校、各種学校、無認可等の別を確認 | 就学義務との関係は国籍や学校の位置づけに注意 | 授業料、入学金、施設費、教材費、通学関連費 |
| 学びの多様化学校 | 不登校児童生徒の実態に配慮した教育課程 | 文部科学大臣が指定する学校 | 在籍校そのものとしての在籍・転入手続を確認 | 公立・私立、課程、教材等に応じて確認 |
| オンラインスクール | 自宅等から授業・交流・教材に参加する学び方 | 運営元ごとに学校・民間サービス等の位置づけが違う | 在籍校での扱いはサービス名で決まらず個別相談 | 月額、入会金、機器・通信費、教材費 |
比較表は入口です。実際の学び方や費用は施設・学校ごとに差があります。お子さんが「安心して過ごせること」「学びたい内容」「人と関わる量」「通学の負担」「在籍校とのつながり」のうち何を優先したいかを、本人の言葉も聞きながら整理しましょう。
英語・国際教育をオンラインで検討したいご家庭へ対象年齢や開校予定、学び方、費用の最新情報は公式案内でご確認ください。
フリースクールとは?不登校の子どもが確認したい支援内容と費用
フリースクールは、主に不登校の子どもが過ごす居場所や学びの場として使われる名称です。学校教育法上の学校と同じ制度ではなく、運営主体や活動内容は施設ごとに異なります。少人数での活動、個別学習、相談、体験活動など、名称から一律のサービスを想定せず、見学や説明で具体的な内容を確かめてください。
見学で確かめたいこと
- 対象年齢・学年と、現在の欠席状況に関する受け入れ方
- 開室日、利用頻度、滞在時間、通学方法
- 学習支援と居場所・交流の割合
- 本人が話さない日や参加しない活動がある日の過ごし方
- 入会金、月謝、教材費、行事費、交通費を含む年間負担
- 在籍校との情報共有や出席扱いの相談に協力できる範囲
「出席扱いに対応」と書かれていても、結果が約束されるわけではありません。施設側が学校との連携に協力できるかを聞き、利用を決める前に在籍校へ相談しましょう。料金は利用日数や支援内容で変わることがあるため、初期費用と継続費用を分けた見積もりを確認すると比較しやすくなります。

インターナショナルスクールとは?不登校から検討するときの入学条件・就学制度
「インターナショナルスクール」は単一の法令上の学校種を示す名称ではありません。文部科学省は、一般に英語などで授業を行う外国人児童生徒向けの教育施設として説明し、その中には学校教育法第1条の学校として認められた学校もある一方、多くは各種学校または無認可の施設と説明しています。名称だけでは日本の就学義務を履行する学校かどうか判断できません。
出願条件は学校ごとに確認する
年齢・学年の決め方、使用言語、英語力の確認、面接・体験、前籍校の記録の扱い、サポート体制は学校ごとの募集要項で確かめます。不登校を理由に一律に入学できる/できないとは言えません。見学や相談では、本人が話すことやカメラを使うことに不安がある場合の方法も具体的に尋ねてください。
就学義務と卒業後の進路を混同しない
日本国籍の学齢児童生徒が通う場合、学校が一条校として認められているかを確かめることが重要です。文部科学省は、一条校ではないインターナショナルスクールへの就学が、日本の就学義務の履行にならない場合を案内しています。高校段階では、卒業資格を出す学校、カリキュラム認定、進学先が受け付ける資格を別々に確認してください。国際認定や海外資格があっても、日本の高校卒業資格と同じとは限りません。
①学校の正式名称と設置者 ②一条校・各種学校等の区分 ③現在の在籍校・教育委員会に必要な手続 ④修了時に得られる資格 ⑤希望する進学先の出願資格、の順に確認すると、制度の混同を防ぎやすくなります。
学びの多様化学校(旧・不登校特例校)とは
学びの多様化学校は、不登校児童生徒の実態に配慮して特別な教育課程を編成する学校です。文部科学省の制度ページで、指定の考え方や学校一覧が公表されています。学校教育法上の学校として設置されるため、民間施設であるフリースクールとは制度上の扱いが異なります。
検討時には、対象学年、通学区域、選考・転入の手続、教育課程、校舎までの通学方法を設置自治体・学校の最新案内で確認してください。公立か私立かなど学校ごとに条件が異なるため、費用や募集時期を一括りにしないことが大切です。近くに学校がない場合は、教育支援センターや民間のフリースクール、在籍校での別室登校、家庭での学習なども含めて相談できます。

オンラインスクールは制度名ではなく学び方。運営元を確認する
オンラインスクールには、学校が提供する授業、民間の学習サービス、フリースクールのオンライン活動などがあります。ネットで授業を受けられることと、在籍校の出席や卒業資格が得られることは別の話です。サービスの案内で次を確認しましょう。
| 確認すること | 質問の例 |
|---|---|
| 運営・学校制度 | 運営法人、学校設置者、在籍先、認可・指定の区分は何か |
| 授業の形 | ライブ授業、録画、個別学習、交流活動の割合はどうか |
| 参加方法 | 顔出し・発言の選択肢、欠席時の代替、端末・通信条件は何か |
| 在籍校との連携 | 学習記録や活動報告を作成するか、学校との連絡に協力するか |
| 費用 | 月額以外に初期費用、教材費、機器費、解約条件があるか |
自宅でICT学習を行ったときの出席扱いは、国の要件を踏まえて在籍校の校長が判断します。授業の出席証明を出すサービスでも、在籍校での扱いを保証するものとは限りません。契約前に、学習内容や記録の形式を在籍校と共有し、必要な手続きを相談してください。
出席扱いを希望するなら、利用を決める前に在籍校へ相談
フリースクールなど学校外の施設で相談・指導を受ける場合と、自宅でICT等を活用して学習する場合とで、文部科学省が示す考え方は異なります。いずれも、サービスを利用しただけで出席扱いになる仕組みではなく、保護者と学校の連携や学習状況などを踏まえた校長の判断が関わります。
- 希望を共有する:本人がどのように学びたいか、何が負担かを在籍校へ伝える。
- 活動内容を確認する:施設の指導・相談内容、オンライン学習の計画や記録方法を説明資料で確認する。
- 教育委員会にも聞く:自治体の運用や相談窓口、必要書類を確認する。
- 開始後の連携方法を決める:報告頻度、面談、学習記録の受け渡し方法を話し合う。
「出席扱いになるか」だけを先に決めようとせず、本人の休息、安心して過ごせる環境、学習を再開する負担も一緒に考えましょう。すでに医療機関や相談機関と関わっている場合は、本人の同意とプライバシーに配慮しながら、必要な範囲で学校と連携します。

家庭に合う選択肢を見つける7つの確認ポイント
- 本人の希望:学びたい内容や、今できそうな参加方法を聞く。
- 安心できる環境:人との距離、集団の大きさ、静かな場所、休憩の取り方を見る。
- 学習の目的:教科学習、英語・国際教育、交流、生活リズム、進路のどれを重視するか。
- 通学・時差:移動時間や起床時刻、ライブ授業の時間帯が日常に合うか。
- 在籍・資格:在籍校との関係、就学義務、修了・卒業資格を確認する。
- 費用の総額:初期費用と月額、追加費用、休会・退会の条件を同じ期間で比べる。
- 始め方:見学、相談、体験の方法と、合わなかった場合の切り替えを聞く。
資料だけで決めきれないときは、本人が参加しなくても保護者だけで相談できるかを聞いてみましょう。候補を一つに絞る前に、在籍校や教育委員会にも制度上の確認を行うと、選択後の手戻りを減らせます。
オンラインで国際教育を探す家庭向け|NIJIN GLOBAL ACADEMY
NGAは、株式会社NIJINが運営するオンラインのインターナショナルスクールです。ここでは、公式サイトで確認できる情報に限って概要をまとめます。開校予定、対象、学費、募集内容は変更されることがあるため、問い合わせ前に最新の案内を確認してください。
NIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)概要
- 施設・サービス名
- NIJIN GLOBAL ACADEMY
- 対象
- 6〜18歳(小学生・中学生・高校生相当)
- 対象地域
- アジア・オセアニア。公式入学案内ではインターネット環境があれば世界各地から参加できる旨を案内
- 学び方
- オンライン。英語・日本語のサポートや、仲間との対話を重視する方針
- 開校予定
- 2027年9月
- 連絡先
- 公式お問い合わせフォーム
- 公式情報
- 入学案内 / 公式サイト(確認日:2026年10月23日)
この情報だけで、お子さんに合うかや在籍校での扱いを判断することはできません。NGAはオンラインの国際教育を検討する家庭の選択肢の一つです。通学型の居場所を優先したい場合、国内の学校教育課程や日本の高卒資格を重視する場合などは、別の選択肢と条件を比較してください。
よくある質問
出願できるかは学校ごとの募集条件と選考によります。不登校の経験だけで一律に判断できるとは限らないため、対象年齢、前籍校の情報の扱い、英語力、面談方法を希望校へ確認してください。入学を受け入れるかどうかは各校が判断します。
自動的には認められません。文部科学省は、保護者と学校の連携など一定要件の下で、校長が指導要録上の出席扱いとできる場合を示しています。利用前に在籍校へ相談し、最終判断を確認してください。
学びの多様化学校は不登校児童生徒の実態に配慮した教育課程を編成する学校です。フリースクールは一般に民間の学び・居場所ですが、各施設の形態は異なります。設置者と学校としての法的位置づけを確認しましょう。
学校の法的位置づけによります。文部科学省は、一条校として認められていないインターナショナルスクールに日本国籍の子どもを通わせても、就学義務を履行したことにならない場合があると説明しています。個別校と自治体に確認してください。
オンラインスクールは主に学び方を表す言葉で、それだけで学校教育法上の位置づけが決まるわけではありません。運営主体、在籍関係、課程・資格、出席の扱いを別々に確認してください。
オンラインで学習しただけで自動的に出席扱いになるわけではありません。文部科学省の要件に照らして学校長が判断するため、学習計画、学校との連携、指導の方法などを在籍校と事前に相談してください。
学校、学年、通学形態によって異なり、一律の金額では示せません。授業料だけでなく、入学金、施設費、教材費、スクールバス、行事費、為替や支払時期も含めた年度ごとの見積もりを学校に確認してください。
学校ごとに異なります。NIJIN GLOBAL ACADEMYは公式入学案内で英語要件なしと案内しています。ほかの学校については、授業言語、英語支援、出願時の確認方法を個別に確認してください。
公式入学案内では6〜18歳を対象とし、2027年9月開校予定と案内しています。オンライン形式で、アジア・オセアニアを対象地域として示しています。募集状況や予定の変更は公式ページで確認してください。
公式の入学案内に、年齢・対象地域・開校予定・英語要件などが掲載されています。学費の具体額は開校情報メールへの登録者に案内するとされています。最新条件は公式入学案内またはお問い合わせで確認してください。
この記事の内容を確認した公式情報
- 文部科学省「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」(確認日:2026年10月23日)
- 文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)について」(確認日:2026年10月23日)
- 文部科学省「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」(確認日:2026年10月23日)
- 文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(確認日:2026年10月23日)
- NIJIN GLOBAL ACADEMY「入学案内」・公式サイト(確認日:2026年10月23日)
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まとめ
フリースクール、インターナショナルスクール、学びの多様化学校、オンラインスクールは、目的も制度も同じではありません。まず本人が安心して過ごせることを軸に、学校としての位置づけ、出席扱いの判断主体、費用の総額、通い方、修了後の進路を分けて確認しましょう。迷ったときは、見学・相談の前後で在籍校や教育委員会にも確認すると、家庭に必要な条件を整理しやすくなります。
制度や募集内容、費用は学校・自治体・年度によって異なります。最新の公式情報を確認し、在籍校・教育委員会にも個別に相談してください。出席扱い、入学、進路の結果を保証するものではありません。
英語・国際教育をオンラインで検討したいご家庭へ対象年齢や開校予定、学び方、費用の最新情報は公式案内でご確認ください。

